配信日時:2024/04/08 05:00 新宿会計士 金融日銀「国債損失」限定的:ETFの含み益がそれを凌駕 「日銀の国債保有残高が問題だ」、「金利が上昇したら日銀が債務超過になり、円の信認が毀損する」、などとする言説を見かけたときは、是非ともマユにツバをつけ、冷静に考えてみてください。日銀が保有している国債の残高の年限を分析す […]
配信日時:2024/03/30 05:00 新宿会計士 RMB世界各国の外貨準備で日本円の金額と比率が過去最高に 恒例の「COFER」のデータが出てきました。世界各国が保有する外貨準備に占める米ドルの割合は低下の一途を辿っていますが、日本円の金額を計算すると約92兆円で、おそらくは過去最大となったようです。一方、人民元建ての資産は、 […]
配信日時:2024/03/22 05:00 新宿会計士 RMB国際送金通貨で日本円等躍進の一方「ユーロ一人負け」 ユーロ圏除外データだと日本円が3位に浮上! 世の中でSWIFTの国際送金ランキングに注目しているサイトはさほど多くないと思いますが、このランキングを眺めているだけでもさまざまな発見があります。こうしたなかでここ数ヵ月、な […]
配信日時:2024/02/26 12:00 (最終更新:2024/02/26 16:20) 新宿会計士 経済全般通貨論で読む「外国人にとっての日本旅行のしやすさ」 意外と知られていませんが、外国では現地通貨に両替しなくても、米ドル、ユーロといった国際的な通貨がそのまま通用する国があります。日本国内で外貨がそのまま使えるという店は決して多くありませんが、個人的にその理由は、日本が島国 […]
配信日時:2024/02/05 15:00 新宿会計士 日韓スワップ韓国の外貨準備高が再び減少基調 韓国と通貨スワップを再開してしまった日本にとっても「他人事」ではありません。韓国の外貨準備高が最近、再び減少傾向を見せているからです。韓国銀行が5日に発表した説明によれば、2024年1月の外貨準備のうち、前月比40億ドル […]
配信日時:2023/12/31 05:00 新宿会計士 RMB露銀行経営者「人民元は十年内にドルに取って代わる」 人民元決済に依存せざるを得ないロシアの苦しい内情 早いもので、本日で今年もお終いです。少し古い話題ですが、今年5月、中国・上海で開催された「中露ビジネスフォーラム」で、ロシアのVTB銀行の頭取が「露中貿易からは米ドルなど […]
配信日時:2023/12/22 12:00 新宿会計士 RMBSWIFTランキングで人民元が急伸し再び4位に浮上 国際送金における人民元の決済高が急増し、再び日本円と逆転しました。なぜ人民元決済が増えているのかについては、理由は明らかではありません。ロシア要因にしても、なぜこのタイミングで伸びるのか、説明がつかないからです。ただ、国 […]
配信日時:2023/11/24 12:00 新宿会計士 RMB一見急拡大の人民元決済、実情は「ユーロの一人負け」 国際的な送金市場で、中国の通貨・人民元の使用が拡大していることは間違いありません。ただ、それ以上に、米ドル、日本円などもその地位を密かに高めつつあります。SWIFTが24日までに発表した『RMBトラッカー』の最新レポート […]
配信日時:2023/11/21 12:00 新宿会計士 金融アルゼンチンで「ペソ廃止と経済ドル化」実現するのか アルゼンチンでこのほど行われた選挙で、中央銀行の廃止などを訴えたハビエル・ミレイ下院議員が勝利しました。アルゼンチンといえば政策金利133%で、通貨も米ドルなどに対し暴落している国です。また、経済が崩壊状態に陥った際、新 […]
配信日時:2023/11/03 05:00 新宿会計士 金融「円はアルゼンチン、トルコと同類」=欧州銀レポート これだけ前提条件が異なるものをよく同列に置けるものだ 悪い円安論の次に出てきたのは、「日本円はアルゼンチンペソやトルコリラと同類だ」、などという主張です。ブルームバーグの報道によると、これはドイツ銀行の顧客向けレポートで […]
配信日時:2023/09/28 12:00 新宿会計士 RMB人民元のSWIFT国際送金のシェアが過去最大水準に 人民元の決済通貨シェアが過去最大水準となりました。国際的な送金における人民元のシェアが高まっていることは間違いありません。ただ、もう少し詳細に分析してみると、これは人民元の地位が上昇しているからというよりはむしろ、ユーロ […]
配信日時:2023/08/25 05:00 新宿会計士 金融「米ドル決済が減り人民元決済が伸びている」は本当か 本稿は、最近はほぼ毎月のように紹介しているSWIFTの『RMBトラッカー』の最新データの紹介です。国際送金における2023年7月の人民元の決済シェアは過去2番目に高かったのですが、それは「人民元の利用が活発になっているか […]
配信日時:2023/07/14 11:30 新宿会計士 RMB外貨準備の世界では意外と広まっていない人民元の利用 外貨準備に関していえば、人民元の国際化は「足踏み状態」です。国際通貨基金(IMF)が四半期に1度公表する『COFER』と呼ばれる統計データによれば、世界の外貨準備に占める人民元の割合は2.58%で、金額は2881億ドルで […]
配信日時:2023/06/05 12:00 新宿会計士 金融韓国の外貨準備高がまた減少傾向 韓国の外貨準備高が57億ドル減少しました。おそらくは通貨防衛が原因でしょう。韓国の外貨準備のうち「現金預金+有価証券」の残高は、コロナ禍の最中の2020年4月から21年7月にかけて564億ドル増えましたが、そこから反落に […]
配信日時:2023/05/18 15:00 新宿会計士 RMB「人民元の利用急増」とする報道を「数字で」検証する 最近、「国際決済の世界で米ドルの利用が減り、人民元の利用が増えている」、などとする報道を目にすることが増えています。ただ、国際的な統計資料を見る限り、そのような事実は確認できません。SWIFTが18日に公表した『RMBト […]
配信日時:2023/04/25 12:00 新宿会計士 日韓スワップ韓国大統領は訪米で米韓通貨スワップ締結要請するのか 二国間通貨スワップ全体の3分の2が中国との人民元スワップ またしても、韓国ウォンの為替相場がウォン安に向かい始めているのでしょうか。こうしたなか、韓国では「韓日通貨スワップ待望論」と並んで、「韓米通貨スワップ待望論」など […]
配信日時:2023/04/23 05:00 新宿会計士 RMB英ポンドに肉薄:送金シェア急伸の日本円「真の実力」 2015年8月、人民元は史上初めて、国際送金の世界において、決済シェア、ランキングともに日本円を抜きました。当時は人民元がこのままシェアを伸ばし、いずれ英ポンド、ユーロ、そして米ドルまでも追い抜いて世界の基軸通貨になるの […]
配信日時:2023/04/17 16:00 新宿会計士 RMB韓国紙「徐々に勢力を伸ばす人民元」…その真相とは? 「ドル覇権の時代が終わり、これからは人民元の時代だ」――。そんなことが言われ始めてから、早くも10年ほどが経ちます。しかし、現実のデータで見ると、人民元はトレード・ファイナンスなどの一部分野でそれなりの存在感を示している […]
配信日時:2023/04/08 05:00 新宿会計士 金融BRICS「ドルを捨て去り共通通貨」構想の非現実性 今度はBRICS諸国による「デ・ドラリゼーション」、すなわち「米ドルやユーロを捨てて共通通貨を採用する」という与太話が出てきたようです。当たり前の話ですが、ある通貨が国際的に信頼され、通用するためには、通貨の使い勝手が良 […]
配信日時:2023/04/05 05:00 新宿会計士 RMB世界の外貨準備統計で人民元建ての資産は増えていない IMFはSDRから人民元を除外できるか 著者自身、ロシアが国際的な決済網から締め出されたことで、人民元の地位がさらに上昇するのではないか、などと軽く考えていたのですが、あれから1年以上が経過したにも関わらず、各市場などに […]
配信日時:2023/03/31 11:30 新宿会計士 日韓スワップ韓国からやっぱり出てきた「日韓通貨スワップ再開論」 日本にとってメリットは皆無どころかむしろ有害 日韓通貨スワップを含めた日韓経済協力は、多くの場合、日本には何ひとつとしてメリットをもたらさないばかりか、韓国通貨当局による為替操縦を通じた日本の輸出競争力低下、先端技術の流 […]
配信日時:2023/03/09 05:00 新宿会計士 RMB通貨論と統計データで見る「ペトロ人民元の非現実性」 またぞろ、「ペトロ人民元」、「ペトロルーブル」に関する報道が目に付くようになりました。ロイターによると対ロシア経済制裁を逃れるためにロシアのエネルギー企業が価格上限を超えた部分を米ドルではなく「その他の通貨で」決済するよ […]
配信日時:2023/02/17 17:00 新宿会計士 RMB中国人民元の国際送金シェアが日本円の3分の1に低下 2023年1月の人民元の国際送金におけるシェアが大きく低下していたことがわかりました。SWIFTが16日に公表した最新版の『RMBトラッカー』レポートによると、ユーロ圏を除外した国際送金市場における決済シェアは、人民元が […]
配信日時:2023/02/10 16:30 新宿会計士 RMB世界の人民元建ての外貨準備高は増えていない=IMF 「ロシアが日米欧から金融制裁を受けている影響で、世界の外貨準備に占める人民元の割合が増えていくに違いない」。こんな仮説を著者自身は持っていたのですが、現在のところ、その仮説を裏付ける事実は見当たりません。というよりも、I […]
配信日時:2023/02/08 05:00 新宿会計士 金融建国来70年ぶり外為改革、失敗なら通貨危機も=韓国 韓国はGDPで世界10位圏入りをうかがう「経済大国」のわりには、1948年の建国以来、外国の銀行等にウォン外為市場への参加を認めてこなかったという、非常に遅れた国でもあります。その韓国が外為市場規制を部分的に撤廃するのだ […]
配信日時:2022/10/14 05:00 新宿会計士 金融【総論】具体的な事例でみる「国際収支のトリレンマ」 本稿では以前から何度か説明してきた「国際収支のトリレンマ」について、おもに金融政策と為替相場という2つのデータを用いつつ、その具体的事例を確認しておきます。このトリレンマとは、3つの政策目標をすべて同時に達成することがで […]
配信日時:2022/10/12 08:00 新宿会計士 金融世界の外貨準備に占める日本円の地位「凋落」、本当? 国際通貨基金(IMF)が公表した2022年6月末時点の世界の外貨準備高の通貨別構成を見ると、日本円の地位がさらに下がりました。円安のためです。ただ、もう少し詳細に分析してみると、米ドル換算する前の日本円のベースでは、むし […]
配信日時:2022/10/11 07:00 新宿会計士 金融ECBが人民元スワップ延長も、なぜか韓国より小模規 昨日は欧州中央銀行(ECB)が中国人民銀行との通貨スワップ(もしくは為替スワップ?)協定の延長について発表しています。これについては金額は3500億元で据え置きですが、改めて中国が外国と締結しているスワップの一覧を作成し […]
配信日時:2022/09/30 10:30 新宿会計士 金融ドル高局面は形を変えた欧州危機 今回のドル高局面を確認してみると、日本円や韓国ウォンなどを除けば、欧州系通貨が売られていることがわかります。BISのデータをもとに集計してみたところ、特殊な事例(スリランカ、アルゼンチン、トルコ、ウクライナ)を除けば、年 […]
配信日時:2022/09/26 05:00 新宿会計士 金融香港とスイスの明暗を分けるもの 先週木曜日、日本が3連休に入る直前、財務省が唐突に為替介入を実施しました。これについては巨額の含み益を実現させたという経済効果があったのですが、この点を脇に置けば、そもそも論として「為替介入自体、有効なものなのか」という […]
配信日時:2022/09/21 12:10 新宿会計士 金融日本の外貨準備高に含まれる米国債の額を試算してみる 本稿は、久しぶりに「数値を使った検証」です。当ウェブサイトでは昨日、円安の恩恵を受けて日本の外貨準備高が円換算で史上最高額に達したとする話題を取りあげたのですが、これに関してふと気になったのが、その具体的な資産の内訳です […]
配信日時:2022/08/25 11:00 新宿会計士 金融南アジアを支援するクアッド通貨スワップ構想の現実性 昨今のドル高に加え、ウクライナ危機を受けた世界的インフレなどを受け、またしても、通貨スワップ議論が聞こえてきました。今度は「クアッド南アジア通貨スワップ構想」だそうです。米アジア・ソサエティ政策研究所のアキル・ベリー氏が […]
配信日時:2022/08/19 12:00 新宿会計士 金融国際決済でルーブルに代わって浮上した「意外な通貨」 SWIFT通貨別決済シェアランキングの最新版が本日、公表されています。これによると人民元の国際化は相変わらず進んでいないことに加え、ロシアの通貨・ルーブルが国際的な決済市場から完全に姿を消したことがわかります。また、特筆 […]
配信日時:2022/07/28 07:00 新宿会計士 金融韓国の債券発行が2年連続ゼロ…サムライ債市場の現状 韓国の企業・銀行などによる日本の債券市場での「サムライ債」の発行実績が、2020年から21年にかけての2年間、ゼロでした。日韓関係の「悪化」が公募サムライ債市場にも及んできたのか、それともほかに理由があるのかはわかりませ […]
配信日時:2022/07/26 11:11 新宿会計士 日韓スワップバングラデシュで「D8スワップ」構想=現地メディア 弱小国同士の通貨スワップは基本的に融通手形のようなものであり、通貨危機を却って世界に広めかねない代物でもある、というのが当ウェブサイトの長年の仮説です。こうしたなか、バングラデシュのメディアは先日、「D8スワップ構想」な […]
配信日時:2022/07/07 12:00 新宿会計士 日韓スワップ通貨安でも「米韓通貨スワップは期待できず」=韓国紙 グローバルなドル高という基調のなか、いくつかの通貨が対ドルで下落しています。こうしたなか、韓国メディアでは相変わらず「韓米通貨スワップ待望論」が出ているようです。ただ、本来であれば、韓国の金融当局が取り組まねばならないの […]
配信日時:2022/07/07 08:00 新宿会計士 金融ロシアの外貨準備資産等没収にスイス大統領が「異論」 凍結されているロシアの外貨準備などの資産を没収して、ウクライナの復興支援に充てるという構想を巡り、スイスの大統領から異論が出ました。「私有財産の侵害は法的根拠がなければこれを行ってはならない」という原則です。この見解自体 […]
配信日時:2022/06/24 08:00 新宿会計士 金融印メディア「米国はBRICSとスワップを締ぶべき」 今度は「BRICSスワップ」ですって。「米FRBがアジア・アフリカに冷たい姿勢を示しているならば、米ドルに代替する仕組みを我々は採用するぞ」、という脅しがインドのメディアに掲載されました。そのような仕組み、作れるものなら […]
配信日時:2022/06/14 11:00 新宿会計士 金融オフショア円債券発行額が28年ぶりに4千億ドル割れ 世界のオフショア債券市場では2022年3月末時点において、日本円での債券発行額が4000億ドルを割り込みました。4000ドル割れは1994年以来28年ぶりのことです。その一方で、相変わらず債券市場では米ドルとユーロが圧倒 […]
配信日時:2022/06/08 10:00 新宿会計士 金融20年ぶりの円安水準のメリットと、円安を恐れる韓国 20年ぶりの円安水準です。エネルギーや最終製品などの輸入が多い日本にとっては、急激な円安の進行は短期的に経済に大きな悪影響を与えかねませんが、それだけではありません。対外債権国である日本にとっては外貨建て資産の価値を押し […]
配信日時:2022/05/31 05:00 (最終更新:2022/05/31 06:30) 新宿会計士 日韓スワップSWIFTデータで見る「G20スワップ」の非現実性 その昔、とある国のメディアが「G20スワップ」なるものの待望論を掲載しているのを見かけたことがあります。ただ、冷静に列挙していくと、G20諸国も経済・金融の発展はさまざまであり、これらを強引に「G20」という括りでひとつ […]
配信日時:2022/05/29 08:00 新宿会計士 RMBSWIFTランキングに一度も登場したことがない通貨 あの国の通貨の決済シェアはタイバーツ・マレーシアリンギット以下 SWIFTがほぼ毎月公表している通貨別決済シェアランキングについて調べていくと、大変興味深いことが判明します。「あの国の通貨」が、過去にただの一度もランキン […]
配信日時:2022/05/02 14:00 新宿会計士 金融ノージャパンはどこへ?円安で日本円預金が急増=韓国 「韓国ウォンが値下がりしたから今のうちにウォンに両替しておこう」と考える日本人はほとんど耳にしませんが、逆ならばあるようです。韓国メディアの報道によれば、韓国の5大銀行における日本円預金の残高が3月だけで579億円も増え […]
配信日時:2022/04/09 08:00 新宿会計士 RMB外貨準備で人民元の存在感高まる一方で「落とし穴」も 人民元は意外と外貨準備の構成通貨として適している? 人民元が最近、ひそかに外貨準備の構成通貨としての重要性を高めつつあります。米ドルに対して価値が安定していること、ロシアに対する西側諸国の制裁に同調しなかったことなどが評 […]
配信日時:2022/04/06 08:00 新宿会計士 金融詳説・オフショア債券市場統計で「通貨の実力」を読む 世界中にはたくさんの通貨が存在していますが、それらの通貨の通用度は同じではありません。本稿では前半で「通貨の数」について議論し、後半では「オフショア債券市場」に関する統計をもとに、通貨の実力について眺めていきたいと思いま […]
配信日時:2022/03/01 05:00 新宿会計士 金融数字で読む:欧米金融制裁がもたらす「ルーブル不安」 ロシアのSWIFT除外措置、外貨準備凍結措置などで、ロシアの金融・経済が早速混乱しているようです。ロシアのATMでは長蛇の列ができ、政策金利は9.5%から一気に20%に引き上げられ、ルーブルは一時1ドル=100ルーブルの […]
配信日時:2022/02/24 08:00 新宿会計士 金融対ロシア制裁の本命は「ロシアのドル取引からの排除」 岸田文雄首相が昨日打ち出した対ロシア制裁のパッケージは、ロシア政府の国債等を日本で発行することを禁止する、などの措置です。どれも金額的にはほとんど影響がないなど、一見すると、実効性に乏しいものばかりですが、それでも米国の […]
配信日時:2022/02/18 05:00 新宿会計士 RMBイラン核合意再建なら韓国の外貨準備が減少する可能性 イランと韓国には、過去に「原油輸出代金のウォン資金決済」という、非常に異例な仕組みが存在していました。なぜ異例なのかといえば、韓国ウォンという通貨自体、国際的に広く通用する通貨ではないにも関わらず、イランがその通貨で石油 […]
配信日時:2022/02/17 12:00 新宿会計士 金融韓国紙、「双子の赤字に防波堤がない韓国経済」を懸念 韓国経済のリスクは、「双子の赤字」ではなく、「外貨資金流出リスク」である――。これが、現時点における著者自身の見解です。なぜこんなことを述べるのかといえば、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に本日、「双子の赤字」を懸念 […]
配信日時:2022/02/14 10:00 新宿会計士 RMB韓国経済団体「ウォンには国際通貨となる資格が十分」 韓国紙で今朝、「韓国ウォンはIMFのSDRに指定される資格がある」とする報告書に関する話題が取り上げられています。ただ、いろいろ勘違いしている人も多いのですが、「SDR指定されたら国際通貨になる」わけではありません。話は […]
配信日時:2022/01/07 08:00 新宿会計士 RMB「人民元通貨圏」は世界経済にとっての「脅威」なのか 中国の真の狙いは「人民元の国際化」ではなく「人民元経済圏」の確立である――。かつての東西冷戦時代、米ドルを中心とする西側諸国の経済と、ルーブルを中心とする東側諸国の経済は、完全に分断されていました。もしかすると、中国の真 […]
配信日時:2021/11/22 06:00 新宿会計士 RMB人民元は基軸通貨とならない①成長が止まった債券市場 中国の通貨・人民元が米ドルに代わって基軸通貨になることがあり得るのか。結論的には「NO」です。なぜならそもそも基本的なレベルで人民元が国際通貨として機能していないからです。人民元が国際的にどのように使われているかに関する […]
配信日時:2021/10/26 05:00 新宿会計士 RMB日銀、中国人民銀行との為替スワップをさらに3年延長 邦銀の中国本土における活動実態に照らし、3.4兆円もの為替スワップは必要なのか? 昨日、日銀は報道発表を出し、中国との人民元建ての為替スワップを3年延長したと述べました。当ウェブサイトとしては、日中為替スワップについては […]
配信日時:2021/10/25 12:30 新宿会計士 RMB「人民元が国際化指数で円、ポンドを抜いた」、本当? 日中為替スワップは本日で失効へ:更新はあるのか? 中国の通貨・人民元が「国際的な通貨である」と述べて良いものなのかどうかを巡っては、諸説あるようですが、当ウェブサイトとしては「人民元の国際化は道半ばで2015年に止まって […]
配信日時:2021/08/12 16:00 新宿会計士 日韓スワップトルコと韓国が「ローカル通貨建てのスワップ」を締結 韓国銀行が本日、なかなか興味深い報道発表を行いました。「あの」トルコ中央銀行とのあいだで、約20億ドル相当の通貨スワップ協定を結んだというのです。ただ、報道発表を委細に眺めてみると、正直、「締結していて何か意味があるのか […]
配信日時:2021/02/28 12:00 新宿会計士 RMB日中統一通貨・亜元は3047年以降に検討しましょう 自国通貨すら統合できない中国が「亜元」論じる不思議 昨日の『「勝手読者投稿」第一弾は「90年代ウルムチへの旅」』では、「名古屋の住人」様というコメント主の方から寄せていただいたコメントをもとに、1990年代の中国国内の旅 […]
配信日時:2021/02/19 07:00 新宿会計士 RMB資料集:最新のSWIFT人民元決済シェアランキング 本稿は「議論」というよりも単なる「資料集」です。国際決済電文システムを運営するSWIFTが毎月公表している『RMBトラッカー』、つまり「中国の通貨・人民元が国際送金の世界でどれほど使用されているか」に関するデータについて […]
配信日時:2021/01/03 05:00 新宿会計士 金融海外旅行とおカネの関係から見た「カジュアル通貨論」 年末年始休暇というタイミングもあり、また、昨年の『海外行くなら「トイペ」持参を!』に気をよくしたという事情もあって、本稿では過去に執筆した「海外旅行ネタ」をもう1つ掲載したいと思います。当ウェブサイトでは金融論・通貨論が […]
配信日時:2020/10/08 17:00 新宿会計士 日韓スワップ韓国銀行「中国との通貨スワップ延長で合意」 数日前の『中国の通貨外交:「人民元建通貨スワップ」の現状整理』で報告した、「中国の人民元建て通貨スワップ外交」に関連し、興味深い報道が出てきました。韓国メディア『中央日報』(日本語版)によると、韓国銀行関係者は本日、中国 […]
配信日時:2020/07/18 05:00 新宿会計士 RMB「発売記念」あらためてスワップについてまとめてみる 以前、『【総論】4種類のスワップと為替スワップの威力・限界』で通貨スワップや為替スワップなどのスワップ取引についていろいろと議論したのですが、あれから少し時間が経ってしまったことに加え、わが国が新たな為替スワップを締結し […]
配信日時:2020/05/28 05:00 新宿会計士 時事【速報】人民元が急落~いまや、中韓通貨は一蓮托生? オフショア人民元が昨日、史上最安値に近い水準にまで下落したようです。といっても、人民元は中国当局がある程度動きを管理しているのですが、その一方、アジア通貨について調べてみると、ASEAN各国通貨と韓国ウォンがとくに大きく […]
配信日時:2020/05/22 05:00 新宿会計士 金融「飛ばし報道」だけでトルコリラの暴落を防いだ日本円 昨日の『トルコとの100億ドルスワップ報道に「驚いた」日本』では、トルコ国内で「トルコ中央銀行が日銀と100億ドル規模の通貨スワップ締結で合意に至る直前である」などと報じられた、とする話題を紹介しました。いわば、一種の「 […]
配信日時:2020/03/30 05:00 新宿会計士 金融米国との為替スワップが存在しても為替は安定しない? 新型武漢コロナウィルスの蔓延により、米FRBを含めた世界中の中央銀行が危機対策を進めているのですが、当ウェブサイトがとくに注目しているのは、2008年のリーマンショック時と似たような対策である、FRBによる世界各国との為 […]
配信日時:2020/03/14 05:00 新宿会計士 金融日本で「トリプル安」発生、ヘッジファンド返り討ちも 昨日は日本で「トリプル安」が生じました。株価、債券価格、日本円という通貨が3つ同時に(しかも結構な割合で)下落したのです。これについて日経新聞はさっそく、「国債増発への懸念」などと報じているようですが、たしかに国債利回り […]
配信日時:2020/03/10 05:00 新宿会計士 日韓スワップ「韓国トリプル安」報道:キャピタルフライトとは何か すわ、韓国でキャピタルフライトが発生か――。昨日、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、「株価・通貨・債券のトリプル安」という記事を発見し、寝耳に水と驚いたのですが、何のことはない、記事を執筆した記者が「債券安」の概念 […]
配信日時:2020/01/25 10:00 新宿会計士 RMB国際通貨の円、ローカル通貨の人民元と韓国ウォン 本稿はちょっとした雑感です。昨日の『いったいなぜ、IMFは人民元をSDRに加えたのか』や先ほどの『韓国とマレーシアの通貨スワップはどうなったのか』で紹介したデータについて、補足論点(というよりも雑感)を紹介しておきたいと […]
配信日時:2019/12/15 10:00 (最終更新:2019/12/17 10:00) 新宿会計士 RMB怪しい通貨・人民元と「北朝鮮制裁の実効性」の関連性 本稿では久しぶりに、「通貨」について深く考えてみたいと思います。国際決済銀行(BIS)統計によれば、わが国の通貨・日本円は世界で3番目の取引高を誇り、また、国際通貨基金(IMF)の統計によれば、外貨準備に組み入れられてい […]
配信日時:2019/12/11 06:00 (最終更新:2019/12/11 08:30) 新宿会計士 RMBデジタル人民元と犯罪資金、そして最新BIS統計 最近、国際決済銀行(BIS)が非常に重要な統計をアップデートしました。これは3年に1回公表されている、国際的な外国為替・デリバティブ市場における取引量を調査したものであり、とくに外為市場においては、米ドル、ユーロ、日本円 […]
配信日時:2019/11/17 05:00 (最終更新:2019/11/18 10:30) 新宿会計士 数字で読む日本経済通貨の機能と外貨準備統計から見た日本円の実力とは? 『数字で読む日本経済』シリーズ、本稿ではいよいよ「お待ちかね(?)」の海外について言及していきたいと思います。2019年6月末時点において、さまざまな統計から見る限り、日本は世界最大の債権国であることが明らかですが、それ […]
配信日時:2019/09/27 09:00 (最終更新:2019/09/28 21:15) 新宿会計士 RMB韓国問題は日本問題 まずは経済の復活が大事 昨日の産経ニュースに、非常に興味深い記事が掲載されていました。産経新聞特別記者の田村秀男氏の講演会に関するレポートです。ごく大雑把にいえば、「米中貿易戦争などで中国経済が苦境に陥るなか、ウォン安と中国輸出を武器に成長して […]
配信日時:2019/06/05 13:45 (最終更新:2019/06/05 14:00) 新宿会計士 時事「為替変動」だけでは説明がつかない、韓国の外貨準備の減少 韓国の外貨準備高が2ヵ月連続で減少したようです。といっても、前月と比べた減少額は20億ドル少々で、率でいえば0.5%程度であり、このくらいであれば韓国の外貨準備高の変遷としては「異常に大きな変動」とは言えません。ただ、『 […]
配信日時:2019/06/02 05:00 (最終更新:2019/06/02 10:00) 新宿会計士 RMB東アジア共通通貨に対抗し得る円の国際化と通貨スワップ拡大 ロイターの報道によれば、マレーシアのマハティール・ビン・ムハンマド首相が先月30日、日本経済新聞社が主催する会合で「アジア共通通貨」構想を提唱したのだそうです。ただ、報道だけではマハティール首相の真意はよくわかりませんが […]
配信日時:2019/04/16 06:00 新宿会計士 日韓スワップ韓国は日本との通貨スワップをどう「利用」してきたのか? 今年もそろそろ韓国で「日韓スワップ待望論」が出てくる時期ではないでしょうか。といっても、昨日の『やっと中央日報が通貨スワップに言及 よほど都合が悪いのか』で触れたとおり、どうも韓国側では日韓通貨スワップなどの話題を抑制的 […]
配信日時:2019/04/06 07:00 (最終更新:2019/04/06 07:30) 新宿会計士 RMBASEAN「ローカル通貨」スワップ構想の続報と検討課題 昨日、『毎日新聞英語版「日中韓とASEANが新たなスワップ検討」』のなかで、水曜日に行われた「ASEANプラス3」の実務者会合で、ローカル通貨建ての通貨スワップ(あるいは為替スワップ)の議論が行われたらしい、という話題を […]
配信日時:2018/01/28 12:00 新宿会計士 時事【夕刊】580億円窃盗事件:暗号通貨を金商法の対象にせよ 580億円の現金の重さは5.8トンですが、これが電子データだったならば、重さは0グラムです。物理的に見て、盗むのが簡単なのは電子データであることは当然のことでしょう。