配信日時:2024/04/08 05:00 新宿会計士 金融日銀「国債損失」限定的:ETFの含み益がそれを凌駕 「日銀の国債保有残高が問題だ」、「金利が上昇したら日銀が債務超過になり、円の信認が毀損する」、などとする言説を見かけたときは、是非ともマユにツバをつけ、冷静に考えてみてください。日銀が保有している国債の残高の年限を分析す […]
配信日時:2024/03/30 05:00 新宿会計士 RMB世界各国の外貨準備で日本円の金額と比率が過去最高に 恒例の「COFER」のデータが出てきました。世界各国が保有する外貨準備に占める米ドルの割合は低下の一途を辿っていますが、日本円の金額を計算すると約92兆円で、おそらくは過去最大となったようです。一方、人民元建ての資産は、 […]
配信日時:2023/10/01 05:00 新宿会計士 RMB米誌「人民元の利用が徐々に広まっている」…本当に? 人民元の利用が米国の裏庭でもある南米で広まりつつある――。そんな話題を、米誌『ディプロマット』が報じています。実際、いくつかのデータで見ると、人民元の利用が拡大しているかのような兆候もあるのですが、これについてどう考える […]
配信日時:2023/08/28 07:00 新宿会計士 外交BRICSに6ヵ国が加盟:わけのわからない集合体に 名付けて「BRICSAEEISU」…ちょっとだけ反米色・イスラム色強め BRICSがBRICSAEEISU(?)に拡大したそうです。もはや、何の集合体なのか、わけがわかりません。というよりも、BRICS自体、もともと価値 […]
配信日時:2023/07/24 12:00 新宿会計士 RMB西側諸国は特別引出権からの人民元の除外を検討すべき 結論からいえば、そもそも利便性が高くない通貨が米ドルに代わって覇権を握るという可能性はありません。当ウェブサイトではしばしば取り上げてきたとおり、人民元は2016年にIMFのSDR構成通貨に指定されましたが、外貨準備通貨 […]
配信日時:2023/06/17 05:00 新宿会計士 RMB中国デタラメ記事「人民元重宝する動きが国際的拡大」 中国共産党の機関紙『人民日報』が先日、中国の通貨・人民元を巡って、「人民元を『重宝』する国際的動きが拡大中」だとする記事を配信したようです。アルゼンチンやブラジルなどで人民元決済などの動きが広がっており、一部では人民元建 […]
配信日時:2023/05/16 05:00 新宿会計士 RMBBRICS共通通貨はG7に対抗できっこない「空論」 「中国、ロシアなどが『BRICS』を軸にG7に対抗するのではないか」。「脱・米ドルを目指してBRICS共通通貨創設を目指すのではないか」。少なくとも金融評論家という立場からは、先進国的な通貨制度をまともに運用したこともな […]
配信日時:2023/04/08 05:00 新宿会計士 金融BRICS「ドルを捨て去り共通通貨」構想の非現実性 今度はBRICS諸国による「デ・ドラリゼーション」、すなわち「米ドルやユーロを捨てて共通通貨を採用する」という与太話が出てきたようです。当たり前の話ですが、ある通貨が国際的に信頼され、通用するためには、通貨の使い勝手が良 […]
配信日時:2023/04/07 08:00 新宿会計士 金融ロシア制裁参加国は48ヵ国だが金融面の影響力は絶大 ロシア制裁に参加している国はたった48ヵ国に過ぎませんが、この48ヵ国を「通貨」という観点から見ると、その支配力は90%を優に超えていることがわかります。とくに世界の外貨準備の構成通貨、オフショア債券市場の通貨別市場規模 […]
配信日時:2023/04/05 05:00 新宿会計士 RMB世界の外貨準備統計で人民元建ての資産は増えていない IMFはSDRから人民元を除外できるか 著者自身、ロシアが国際的な決済網から締め出されたことで、人民元の地位がさらに上昇するのではないか、などと軽く考えていたのですが、あれから1年以上が経過したにも関わらず、各市場などに […]
配信日時:2022/10/12 08:00 新宿会計士 金融世界の外貨準備に占める日本円の地位「凋落」、本当? 国際通貨基金(IMF)が公表した2022年6月末時点の世界の外貨準備高の通貨別構成を見ると、日本円の地位がさらに下がりました。円安のためです。ただ、もう少し詳細に分析してみると、米ドル換算する前の日本円のベースでは、むし […]
配信日時:2022/09/21 05:00 新宿会計士 金融韓国主要紙が相次いで「米韓通貨スワップ」締結を要求 韓国の主要紙が「5月の米国との約束に基づき、韓米通貨スワップを推進せよ」、などといっせいに騒ぎ出しました。このあたりはまったく予想どおりなのですが、その一方で韓国メディア『中央日報』には逆に、「脈絡のない通貨スワップ締結 […]
配信日時:2022/08/01 07:00 新宿会計士 日韓スワップ韓国外貨準備データと米財務省データの「大きな差額」 韓国の外貨準備高がどうも怪しいのではないか、といった仮説は、当ウェブサイトでもずいぶんと提示してきた論点のひとつですが、やはり調べるほどに怪しさは払拭できず、疑惑はさらに深まる格好です。IMFが公表する韓国の外貨準備高の […]
配信日時:2022/06/03 12:00 新宿会計士 金融IMF「人民元での外貨準備の保有は広まっていない」 IMFから「答え合わせ」が出てきました。世界の外貨準備に占める通貨別構成を見ると、最近、人民元の金額、割合が増えているのですが、その原因を作ったのはやっぱりロシアだったのです。IMFによると人民元建てで外貨準備を保有して […]
配信日時:2022/04/23 09:00 新宿会計士 RMB人民元の国際送金シェア急落:ロシア制裁との関係は? SWIFTが昨日公表した『RMBトラッカー』の2022年3月時点のデータに基づけば、人民元の決済比率が落ち込んだようです。ロシアの主要金融機関がSWIFTNetから除外された措置と、何らかの関係はあるのでしょうか?これに […]
配信日時:2022/04/09 08:00 新宿会計士 RMB外貨準備で人民元の存在感高まる一方で「落とし穴」も 人民元は意外と外貨準備の構成通貨として適している? 人民元が最近、ひそかに外貨準備の構成通貨としての重要性を高めつつあります。米ドルに対して価値が安定していること、ロシアに対する西側諸国の制裁に同調しなかったことなどが評 […]
配信日時:2022/03/01 05:00 新宿会計士 金融数字で読む:欧米金融制裁がもたらす「ルーブル不安」 ロシアのSWIFT除外措置、外貨準備凍結措置などで、ロシアの金融・経済が早速混乱しているようです。ロシアのATMでは長蛇の列ができ、政策金利は9.5%から一気に20%に引き上げられ、ルーブルは一時1ドル=100ルーブルの […]
配信日時:2021/11/23 05:00 新宿会計士 RMB人民元は基軸通貨とならない②外貨準備では「存在感」 人民元が米ドルに代替する国際的な基軸通貨とはなり得ないという点は、以前からしばしば当ウェブサイトにて言及しているとおりです。ただ、こうした当ウェブサイトの仮説とは反し、外貨準備高の世界においては、人民元は少しずつ、しかし […]
配信日時:2021/04/02 05:00 新宿会計士 韓国崩壊「韓国の外貨準備に多額の株式」疑惑に問題はないのか 通常の国だと、株式のようなリスク資産が外貨準備に含まれるとは考え辛いが… これまでの当ウェブサイトにおける仮説が「線でつながる」というのは、こういうことをいうのでしょうか。一昨日の『コロナ禍で韓国外貨準備「500億ドル増 […]
配信日時:2020/12/17 11:00 新宿会計士 日韓スワップ韓国メディア「韓日通貨スワップは再開もできず」 先ほどの『米FRBが為替スワップ・FIMAレポの再延長を発表』の「続報」(?)です。韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、『韓米通貨スワップ6カ月延長したが…韓日通貨スワップは再開もできず』という記事が掲載されたようで […]
配信日時:2020/12/10 07:00 新宿会計士 RMB数字で読む「人民元の国際化は2015年で止まった」 本稿は、昨日の『中国当局には人民元の国際化を容認する覚悟はあるのか』では取り上げ切れなかった統計データをまとめて収録しようというものです。昨日の議論に関連し、これまで当ウェブサイトで解説してきた内容を一気に紹介しています […]
配信日時:2020/10/13 05:00 新宿会計士 RMB国際的な債券市場と人民元:2015年を境に成長停止 当ウェブサイトでは「通貨」を切り口に、国際的なハード・カレンシー、ソフト・カレンシーなどの議論を続けてきました。こうしたなか、「自由で開かれたインド太平洋」などの構想に賛同していない国の通貨が、国際的な金融市場で大きな力 […]
配信日時:2020/05/01 11:11 新宿会計士 政治中国の外貨準備没収は可能か、そして新たな中国関係論 武漢コロナウィルスの蔓延を巡り、おもに米国で、中国政府に対して損害賠償を求めるという動きが相次いでいるようです。また、トランプ米大統領も記者会見で、そうした可能性に言及したそうです。こうしたなか、一部コラムニストは「主権 […]
配信日時:2020/03/05 05:00 新宿会計士 日韓スワップ外貨準備高に関する韓国銀行の説明は正しいのか? 当ウェブサイトではかなり以前から、韓国銀行が発表する外貨準備高について、同国の資金循環統計や米国政府が公表しているデータなどと比較して、どうも資産性が疑わしい部分があるのではないか、という仮説を抱いています。こうしたなか […]
配信日時:2020/01/16 05:00 新宿会計士 RMB人民元の台頭の本当のリスクは米国の金融制裁の無効化 米国時間の14日、米財務省は北朝鮮出身労働者をロシア、中近東諸国などに派遣するのに関わっていたとして、北朝鮮と中国の2つの会社を「SDNリスト」と呼ばれる資産凍結リストに付け加えました。いかに中国といえども、やはり、米ド […]
配信日時:2020/01/08 12:25 新宿会計士 日韓スワップ韓国の外貨準備における不整合と「本質的な問題点」 以前から当ウェブサイトでたびたび触れて来たのが、「韓国の外貨準備統計の怪しさ」です。数日前に韓国銀行が外貨準備統計を更新していますので、本稿では取り急ぎ、いつもの外貨準備に関する考察をしておきたいと思います。世の中のブロ […]
配信日時:2019/12/04 13:15 新宿会計士 日韓スワップ韓国の外貨準備高の増減の動向分析と「為替介入疑惑」 当ウェブサイトではときどき、隣国の外貨準備高の資産性が疑わしい、といった話題を紹介しています(『「行方不明の外貨準備」、やっぱり為替介入だった』等参照)が、これに加えて、同国が外貨準備を使って頻繁に為替介入を行っているの […]
配信日時:2019/11/17 05:00 (最終更新:2019/11/18 10:30) 新宿会計士 数字で読む日本経済通貨の機能と外貨準備統計から見た日本円の実力とは? 『数字で読む日本経済』シリーズ、本稿ではいよいよ「お待ちかね(?)」の海外について言及していきたいと思います。2019年6月末時点において、さまざまな統計から見る限り、日本は世界最大の債権国であることが明らかですが、それ […]
配信日時:2019/09/04 12:20 新宿会計士 時事韓国の外貨準備「行方不明の10億ドル」 韓国銀行が2019年8月の外貨準備高を公表したそうですが、これに関する韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)は「ドル高の影響でドル以外の外貨建て資産のドル換算額が目減りした」という韓国銀行の説明を報じています。はて、本 […]
配信日時:2019/08/05 11:30 新宿会計士 時事矛盾が解消しない、韓国の外貨準備統計 当ウェブサイトではときどき、韓国の外貨準備高についての分析、検証を実施しています。2019年7月の同国の外貨準備高は前月比微増となったそうですが、そのわりに為替市場を分析してみると、米ドル以外の通貨が下落しているため、為 […]
配信日時:2018/08/05 10:00 新宿会計士 日韓スワップ数字で見る外貨準備 韓国の外貨準備高の8割はウソなのか? 韓国の外貨準備高は4000億ドルを大きく上回り、過去最高となったのだそうです。しかし、米国財務省が発表する統計などと突き合わせれば、「4000億ドル」はウソではないかとの疑いを抱かざるを得ないのです。
配信日時:2017/12/14 00:00 新宿会計士 金融総論:通貨スワップと為替スワップとは? 本日は少し立ち止まって、ややマニアックな知識を提供しておきたいと思います。以前から執筆したいと思っていた、「通貨スワップと為替スワップの違い」について、できるだけ詳しく申し上げたいと思います。
配信日時:2017/06/15 00:00 新宿会計士 金融世界最強通貨・円の国際化 先週、当ウェブサイトに『「円の国際化」に向けたメガトン級のニュース』と題する記事を掲載しましたが、本日はその「続報」として、最新の統計と財務省が公表したワーキング・グループ資料をベースに、「円の国際化」という可能性を探っ […]