BRICSに6ヵ国が加盟:わけのわからない集合体に

名付けて「BRICSAEEISU」…ちょっとだけ反米色・イスラム色強め

BRICSがBRICSAEEISU(?)に拡大したそうです。もはや、何の集合体なのか、わけがわかりません。というよりも、BRICS自体、もともと価値観も人口・面積・GDP規模などもバラバラだった集合体でしたので、結局のところ、「拡大BRICS」は少しだけ反米色とイスラム色を加えたうえで、よりいっそうバラバラの度合いを強めただけの話ではないかと思えてなりません。

G7の特徴

半世紀近い歴史を持つG7

G7という集合体があります。

これは主要先進7ヵ国(米国、カナダ、日本、英国、ドイツ、フランス、イタリア)と欧州連合(EU)からなる協議体で、年1回の首脳会談(サミット)のほか、たとえば財相・中銀総裁会合や外相会合など、いくつかの閣僚級の会合も持たれています。

ちなみにこのG7の前身であるG6が初めて開催されたのは1975年のことであり、翌・76年にカナダが参加して現在のG7の形となり、そこから現在まで、じつに半世紀近くの間、続いています(※なお、98年から2014年まではロシアも加えて「G8」だった時期もあります)。

実際、このG7諸国を比較してみると、「経済大国である」という点に加え、「金融大国である」という共通点があります。

人口・面積では大したことはないが…経済規模では世界に存在感

人口で見れば、米国を別とすれば、どの国も世界10位圏には入っておらず、また、面積で見ても、米国・カナダを除けば、どの国も正直、本国のサイズ自体は世界的に存在感を示しているというものではありません。世界人口のうちG7に所属するのは10%弱です(図表1)。

図表1 G7諸国の人口・面積
人口(2021年)面積
米国3億3700万人(3位)983万㎢(3位)
日本1億2550万人(11位)38万㎢(61位)
ドイツ8341万人(19位)36万㎢(62位)
英国6728万人(21位)24万㎢(78位)
フランス6453万人(22位)55万㎢(48位)
イタリア5924万人(25位)30万㎢(71位)
カナダ3816万人(39位)998万㎢(2位)
G7合計【A】7億7512万人2165万㎢
世界全体【B】79億0930万人1億3009万㎢
A÷B9.80%16.64%

(【出所】総務省統計局『世界の統計2023』第2章データをもとに著者作成。なお、面積には海外領土等を含まない)

しかし、経済規模で見ると、(2020年のデータですが)どの国もGDPは1兆ドルを超えており、合計すれば世界経済の半分近くを占め、1人あたりGDPでも日本・イタリアの両国を除けばいずれも4万ドルを超えていることが確認できます(図表2)。

図表2 G7諸国の経済規模(2020年)
GDP1人あたりGDP
米国20兆8937億ドル(1位)62,195ドル
日本5兆0397億ドル(3位)39,951ドル
ドイツ3兆8464億ドル(4位)46,159ドル
英国2兆7642億ドル(5位)41,220ドル
フランス2兆6303億ドル(7位)40,793ドル
イタリア1兆8887億ドル(8位)31,742ドル
カナダ1兆6440億ドル(9位)43,391ドル
G7合計【A】38兆7071億ドル49,987ドル
世界全体【B】85兆3283億ドル10,882ドル
A÷B45.36%

(【出所】総務省統計局『世界の統計2023』第2章・第3章データをもとに著者作成)

金融面で特筆すべきG7の地位

さらに特筆すべきは、その「金融面」における存在感です。

G7通貨(※ドイツ、フランス、イタリアの3ヵ国は共通通貨・ユーロを使用しているため、事実上は5通貨)は、世界中で広く取引されている、いわゆる「ハード・カレンシー」です。

これらの通貨は貿易決済のみならず、国際的な資本取引における通貨としても選好されており、とりわけ米ドル、ユーロ、円、ポンドの4つは国際通貨基金(IMF)が指定する「自由利用可能通貨」で、特別引出権(SDR)構成通貨でもあります(※なぜか中国の通貨・人民元もSDR構成通貨ですが…)。

さらに、日米英欧加の5ヵ国・地域にスイスを加えた6つの中央銀行は、お互いの通貨を無制限に融通し合う、地球上で最強の「無制限常設型為替スワップ」を締結していますし、外貨準備の構成通貨としても、世界中から選好されています。

  • SDR構成通貨…米ドルユーロ、人民元、日本円英ポンド
  • 無制限常設型為替スワップ…米FRB、欧州中央銀行、日本銀行、イングランド銀行、カナダ銀行、スイス国民銀行の6中銀間で締結

図表3 世界の外貨準備資産通貨別構成内訳(2023年3月末時点)

通貨金額割合
内訳判明分11兆1505億ドル
 うち米ドル6兆5806億ドル59.02%
 うちユーロ2兆2047億ドル19.77%
 うち日本円6095億ドル5.47%
 うち英ポンド5411億ドル4.85%
 うち人民元2881億ドル2.58%
 うち加ドル2707億ドル2.43%
 うち豪ドル2211億ドル1.98%
 うちスイスフラン277億ドル0.25%
 うちその他通貨4071億ドル3.65%
内訳不明分8891億ドル
合計12兆0396億ドル

(【出所】International Monetary Fund, Currency Composition of Official Foreign Exchange Reserves をもとに著者作成)

すなわち、G7は経済・金融面で世界中に圧倒的な存在感を示しており、この存在感こそがG7の強さと結束の根源でもあるのでしょう。

G7は価値観の集合体

ただ、G7の特徴は、それだけではありません。

もっと根源的なところでいえば、「価値観」を共有しているのです。それが、自由主義、民主主義、法の支配、人権などの普遍的な価値です。

国際的な連携の枠組みはG7以外にもいくつか存在しますが(たとえばG20など)、やはりG7に参加している国は、これらの普遍的価値を共有している国に限られます(※個人的にはG20でも豪州あたりはG7に参加する潜在的な資格があるとは思いますが…)。

また、GDP「だけ」で見れば、すでに世界第2位の経済大国となった中国、世界第6位の経済大国となったインド、世界10位圏入りをうかがう韓国などは、G7に参加する潜在的な資格を有している、などと考える人もいるかもしれません。

しかし、こうした考え方は、大きく間違っています。中国もインドも韓国も、金融という意味では世界にまったく存在感を持っていないからであり、また、私たちG7諸国が大切にしている普遍的価値を完全に共有しているとは言い難いからです。

このうちインドは「世界最大の民主主義国」でもあり、「日米豪印クアッド」を構成していますが、インドの通貨・ルピーに国際的な金融市場において存在感がありませんし、インドが西側諸国と基本的価値を完全に共有しているとは言い難く、現にウクライナ戦争を受けたロシア制裁にも、インドは加わっていません。

また、韓国はGDPなどの指標を「数字だけで見たら」先進国水準に近づいていますが、やはり韓国の通貨・ウォンは国際的な金融市場において存在感がありませんし、また、米国と同盟関係にありながら中国に近づいたりするような国でもあります。

中国に至っては民主主義国ですらありません。それどころか世界第2位の経済大国の地位に上り詰めていながら、いまだに共産党一党独裁を放棄しておらず、国際法をないがしろにし、武力で国際社会の現状を変更しようと企てている国です。

このように考えていくと、G7諸国と経済・金融面などの条件が比較的が近い豪州などを除けば、近日中にG7が拡大される可能性があるとも考え辛いところです。逆に、このインナーサークルを大切にしてきたからこそ、G7が今日まで世界に影響力を持っているのかもしれません。

BRICSの特徴

BRICSというバラバラな連合体

こうした流れで、先日の『ユーロの例で考える「BRICS共通通貨」の非現実性』などでも取り上げたBRICSについて、改めて事実関係を列挙しておきましょう。

そもそもBRICS諸国はG7と異なり、基本的価値を共有しておらず、それどころか言語、宗教、民族などにおいて共通点がほとんどない、という特徴があります。

図表1や図表2をBRICSに関して書き改めたものが図表4図表5です。

図表4 BRICSの人口・面積
人口(2021年)面積
ブラジル2億1433万人(6位)851万㎢(5位)
ロシア1億4510万人(9位)1710万㎢(1位)
インド14億0756万人(2位)329万㎢(7位)
中国14億2589万人(1位)960万㎢(4位)
南アフリカ5939万人(24位)122万㎢(24位)
BRICS合計【A】32億5228万人3972万㎢
世界全体【B】79億0930万人1億3009万㎢
A÷B41.12%30.53%

(【出所】総務省統計局『世界の統計2023』第2章データをもとに著者作成。なお、面積には海外領土等を含まない)

図表5 BRICSの経済規模(2020年)
GDP1人あたりGDP
ブラジル1兆4447億ドル(12位)6,777ドル
ロシア1兆4835億ドル(11位)10,188ドル
インド2兆6647億ドル(6位)1,908ドル
中国14兆7228億ドル(2位)10,332ドル
南アフリカ3021億ドル(41位)5,138ドル
BRICS合計【A】20兆6179億ドル6,366ドル
世界全体【B】85兆3283億ドル10,882ドル
A÷B24.16%

(【出所】総務省統計局『世界の統計2023』第2章・第3章データをもとに著者作成)

人口で見れば世界の41%、面積で見れば世界の31%を占め、GDPは世界の約4分の1、といったところですが、経済規模だけだと、やはりG7と比べて圧倒的に見劣りがします。

金融面では存在感もなし:BRICSに共通性はない

また、金融、通貨などに関していえば、人民元が少し世界に存在感を示し始めているのを除けば、BRICS各国の通貨は世界にほとんど存在感はなく、また、中国を除けば、いわゆる「G-SIBs」(グローバルなシステム上重要な銀行)の本店は、BRICSには1つも存在しません。

図表6 G7とBRICSの違い
 G7BRICS
人口7億7512万人36億6034万人
面積2165万㎢4853万㎢
GDP38兆7071億ドル20兆6179億ドル
1人あたりGDP49,987ドル6,444ドル
通貨無制限常設為替スワップなどハード・カレンシーなし
G-SIB30行中22行30行中4行

(【出所】著者作成。ただし、G-SIBs30行については、HSBCとスタンダード・チャータードの本店については香港ではなく英国としてカウントしている)

すなわち、BRICSの共通点は「西側諸国ではないこと」くらいであり、人口も面積も一人あたりGDPもバラバラなら方向性もバラバラ。反米色が強い中露に対し、インドのように、米国と「クアッド」連携している事例もあるなど、同盟関係もバラバラです。

名付けて「BRICSAEEISU」?

さて、そんなBRICSですが、先日閉幕した、南アフリカでの首脳会合では、イラン、サウジアラビア、アルゼンチン、エジプト、エチオピア、アラブ首長国連邦の6ヵ国が2024年以降、BRICSの枠組みに加わることになったのだそうです。

BRICS CHAIR President Cyril Ramaphosa’s Media Briefing Remarks Announcing the Outcomes of the XV BRICS Summit, 24 August 2023

―――2023/08/24付 2023年BRICSサミット公式ウェブサイトより

公式声明文の記載は次の通りです。

We have decided to invite the Argentine Republic, the Arab Republic of Egypt, the Federal Democratic Republic of Ethiopia, the Islamic Republic of Iran, the Kingdom of Saudi Arabia and the United Arab Emirates to become full members of BRICS. The membership will take effect from 1 January 2024.

もはや「BRICS」でも何でもなくなってしまいました。強いて言えば「BRICSAEEISU」(?)、でしょうか。

しかも、この「BRICSAEEISU」(?)とやらに新たに加わる国のうち、アルゼンチンを除く5ヵ国が、中東・アフリカに偏っており、とりわけイランが加わることで、この「BRICSAEEISU」はより一層、反米色を強めたりしないでしょうか。

(※どうでも良いですがサウジアラビアとイランの首脳が今後の「BRICSAEEISU」会合で同席しても大丈夫なのでしょうか?他人事ながら少し心配です。)

BRICSAEEISUの共通点は…?

というわけで、早速にこの6ヵ国を加えた「BRICSAEEISU」の人口、面積、GDPなどについてまとめておきましょう(図表7図表8)。

図表7 BRICSAEEISUの人口・面積
人口(2021年)面積
ブラジル2億1433万人(6位)851万㎢(5位)
ロシア1億4510万人(9位)1710万㎢(1位)
インド14億0756万人(2位)329万㎢(7位)
中国14億2589万人(1位)960万㎢(4位)
南アフリカ5939万人(24位)122万㎢(24位)
アルゼンチン4528万人(33位)280万㎢(8位)
サウジアラビア3595万人(41位)221万㎢(12位)
エジプト1億0926万人(14位)100万㎢(29位)
エチオピア1億2028万人(12位)110万㎢(26位)
イラン8792万人(17位)163万㎢(17位)
アラブ首長国連邦937万人(97位)7万㎢(117位)
BRICSAEEISU合計【A】36億6034万人4853万㎢
世界全体【B】79億0930万人1億3009万㎢
A÷B41.12%30.53%

(【出所】総務省統計局『世界の統計2023』第2章データをもとに著者作成。なお、面積には海外領土等を含まない)

図表8 BRICSAEEISUの経済規模(2020年)
GDP1人あたりGDP
ブラジル1兆4447億ドル(12位)6,777ドル
ロシア1兆4835億ドル(11位)10,188ドル
インド2兆6647億ドル(6位)1,908ドル
中国14兆7228億ドル(2位)10,332ドル
南アフリカ3021億ドル(41位)5,138ドル
アルゼンチン3831億ドル(31位)8,506ドル
サウジアラビア7001億ドル(21位)19,449ドル
エジプト3693億ドル(32位)3,437ドル
エチオピア966億ドル(64位)824ドル
イラン9393億ドル(17位)10,761ドル
アラブ首長国連邦3589億ドル(35位)38,642ドル
BRICSAEEISU合計【A】23兆4652億ドル6,444ドル
世界全体【B】85兆3283億ドル10,882ドル
A÷B27.50%

(【出所】総務省統計局『世界の統計2023』第2章・第3章データをもとに著者作成)

…。

反米色とイスラム色を少し加えたくらい?

いかがでしょうか。

アルゼンチンが加わったため、面積は大きく増えましたし、エチオピアとエジプトという人口1億人超の国が加わったため、人口も少し増えましたが、GDPの規模は20兆6179億ドルから23兆4652億ドルへと、ほんの少し増えるくらいです。

ただ、それ以上にイスラム圏が5ヵ国も加わったため、このBRICS、一気に「イスラム同盟」色を強めてしまうことになりはしないでしょうか(ちなみにインドも中国もロシアも国内にイスラム教徒を抱えています)。

いずれにせよ、BRICSがBRICSAEEISU(?)に拡大したところで、もともと価値観も人口・面積・GDP規模などもバラバラだった集合体が、少しだけ反米色とイスラム色を加えたうえで、よりいっそうバラバラの度合いを強めただけの話ではないかと思えてなりません。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 引きこもり中年 より:

    BRICSは(G20ならぬ)G11になるのでしょうか。(全員一致すればともかく、一致できるかが問題ということです)

    1. 引きこもり中年 より:

      素朴な疑問ですけど、BRICS+6か国内での利害関係を誰が、どうやって調整するのでしょうか。(最も、G7も出来ているか、と言われれば、それまでですが)

  2. KN より:

    立憲民主党も真っ青の野合ですね。

  3. sqsq より:

    BRICS、「クラスの不良グループ」の様相を呈してきた。しかもグループ内は同床異夢。
    他のクラスメート(世界)は好奇の目で見ているがインドはしだいにいたたまれなくなる。
    誰かインドに言ってやらなくちゃ「君は将来のある身なんだから、あんな連中と付き合っちゃだめだよ」

  4. カズ より:

    そもそものBRICS自体が、どちらかと言えば「マネージされる側」としてG20に招集された国々です。
    「ルールメーカー足りえぬ国(自分ルールの国)の集まり」に何かができるとは思えないんですけどね・・。

  5. 農民 より:

     主要な親米国とBRICS以下略の、軍事費や兵力以外にも資源や地理など条件を加味しているというグローバルファイアパワーによる評価指数2023年版。0に近いほど高評価、()内は順位。

    アメリカ:0.0712 (1)
    日本:0.1711 (8)
    イギリス:0.1435 (3)
    フランス:0.1848 (9)
    オーストラリア:0.2567 (16)
    台湾:0.3639 (23)
    カナダ:0.3956 (27)

    B:0.2151 (12)
    R:0.0714 (2)
    I:0.1025 (4)
    C:0.0722 (3)
    S:0.4885 (33)

    A:0.4243 (28)
    E:0.2224 (11)
    E:0.7979 (49)
    I:0.2712 (17)
    S:0.3626 (22)
    U:0.8978 (56)

     ドイツさん(25)と韓国さん(6)はどうなんだかってところなので除外。またインドは軍事的にはアチラ寄りともコチラ寄りとも限らない感じですが。
     中東とアフリカ諸国の体制が経済規模の割に軍事寄りなのもあり、GDPの比較に対して意外と脅威に映るのではないでしょうか。
     まぁ別にBRICS以下略は軍事同盟ではありませんが、対米同盟として考えると関わってくる要素かと思います。アチラが所在や経済や宗教の共通性は無くとも、反米に加え「軍事寄りで軍事力使用の障壁が薄い」という価値観を共通している……と捉えると少し怖いかな。

     ただGFPの信頼性というのもしばしば疑問をもたれるものですし、ほぼ1位に同立の堂々2位のロシアが15位のウクライナ(今回の騒乱になる前の一般の方の感覚からしたら意外と高いと感じられるのでは)にここまで攻めあぐねている事などからも、あまり現実的な意味が無いのも否めません。また両陣営の合計値を比較する意味も薄いです。

    1. 農民 より:

      ✕イギリス (3)
      ◯イギリス (5)

  6. sqsq より:

    アルゼンチンの次期大統領候補首位を走っているミレイ氏は経済の完全米ドル化を政策目標にしている。この国をBRICSに入れてBRICS共通通貨なんてできるのかな?
    ちなみにミレイ氏は経済学者。

  7. sqsq より:

    世界はアメリカの貿易赤字でメシ食ってるんじゃないの?
    アメリカが残した汁をメシにかけて食ってるということ。
    その辺のところBRICSは心得違いをしている。

  8. naga より:

    G7(G8)に入りたい韓国はこちらに入れてもらえば良いと思います。こちらの方が大きい顔をできるし、ルールや法を守らなくても平気でしょう。そんな国ばかりですからね。

    1. カズ より:

      >G7(G8)に入りたい韓国はこちらに入れてもらえば良いと思います。
      そうですね。但し、彼らは「愚弄貼るサウス(グローハルサウス?)」枠で・・。

  9. sqsq より:

    反米ならなんでいい:ロシア、イラン
    世界一治安が悪い:南アフリカ
    デフォルト常習国:アルゼンチン
    国内で紛争中:エチオピア

    次の加盟候補はキューバと北朝鮮か

    1. たろうちゃん より:

      TPPへの対抗のつもりか?中国がはいっている時点で終わっている。大体インドとくめるのか?戦争中のロシアはどうなんだ?ま、どうでもいいがAIBBだっけな。中国、ロシアが名を連ねている時点で上手くはいかない。日本は中国、ロシアとは絶対に組んではならない。岸田のバカじゃ不安だけどな。カネ取られて終わり。ありゃ岸田のカネじゃない。税金なのだ!

  10. ちょろんぼ より:

    名称なんて、どうでもよい話です。
    グローバルサウスとか言うのもありますが
    結局みんな旧植民地国も集まりであり
    それを新しそうな名称で呼んでいるだけであり
    そう呼ぶとバカな投資家が銭を出すでしょ。
    ただ、そんなものでしかありません。
    古い酒を新しい皮袋に入れるという話だったかな?

    技術・資金を出せる国が無いところが、
    痛々しい。(口と武力だけは出せるけど)

  11. 元雑用係 より:

    引用記事のBRICS公式見ると、「グローバルサウス」がたくさん表れてます。

    「グローバルサウスとは我々のことだ!我々の意思はグローバルサウスの意思だ!」

    と位置づけたいんでしょう。
    グローバルサウスってのも一部の人々による呼び名のようですから、ここに入らない国で文句言う国も出てこないでしょうね。
    世界のマスコミはこういうのに振り回されるんでしょうね。

  12. 伊江太 より:

    >BRICSがBRICSAEEISU

    BRICSの中で、IとCはやや異質の存在と、前々から思ってたんですが、BRICSAEEISUとなると、グループとしての色合いがずいぶん分かりやすくなったように思えます。

    その共通項と言ったら、地上(食料)and/or 地下(鉱物)資源に恵まれた国々。ただし、その好条件をマイナスの共通項が足を引っ張る。何だと言えば、資源を実際に商品として産出するのに必要な技術、資材を、西側先進国に依存するがために、揚がりの相当部分が自分の懐に入らずに、経済発展が抑圧されているという事実。

    ひと頃喧伝されたグローバル経済、ボーダーレス世界が、世界秩序の混乱をもたらしただけという反省が拡がる中、結局世界は、主権国家それぞれがそれぞれの国益を追求する、旧来の姿こそが当然とする考えが強まっているように思えます、そしてそこで進んでいるのが、「価値観の共有」を軸にした西側先進国のブロック化。資源と生産能力の両方をもっている米国が、西側先進国のリーダーになるのは当然として、その輪の中にいることは、「勝ち組」の必須の条件と言えるんでしょう。

    BRICSAEEISUなるもの、揚がりを西側先進国に掠め取られれていう想いを共有する「不平不満同盟」とでも定義すれば、分かりやすいのでは? 故なしとはしないけど、この不平不満、根本のところで筋違いだと思うんですけどね、

    資源国としてのポテンシャルをフルに活かして、経済強国に上り詰めようとするなら、国内に多数いるはずの多様な能力を持った人材ひとりひとりを、有効活用できる体制でなければならないはず。自国発展のために他国が、必要な技術、人材を、気前よく提供してくれるなんて、期待する方が無理ですからね。だから自国発展のためには、個人活動の自由、民主主義の政治形態が欠かせない。それできなきゃ、いつまで経っても後続グループのまま。

    そこのところ理解せず(できず)、正反対の方向に突っ走ったのが、BRICSのC。資源と生産能力の両方をもってる(はずな)んだから、このまま行けば米国の座に取って代われるなどと、自己認識を膨らませに膨らませた挙げ句、現実との狭間で今や自我崩壊の淵に沈みそうに見えます。

    もひとつのBRICSのI。わが国はBRICSAEEISU諸国なんぞとつるんでるべき国じゃないと、サッサと見切りを付けた方がいいと思うんですけどね、

  13. 田舎の一市民 より:

    AlternativeGroupOf11
    AGイレブン、って響きだけはカッコいい感じでどうでしょうか

  14. 金融素人 より:

    下の動画ではBRICSをはじめ産油国が米ドル離れを志向しているので動向は注視すべきと解説しているようです。
    https://www.youtube.com/watch?v=R0DfQbkFdLw

    1. 匿名 より:

      素人のユーチューバーかと思った。ゴミ動画貼らないでもらえます?

      1. 金融素人 より:

        中東のアナリストとして見識を持っている著名な方のようですが。

        1. 匿名 より:

          中東だかなんだか知らないが金融に関しては完全な素人。このブログ主が常々指摘してるスイフトとか外貨準備、トリレンマの話とかも出てこない。DVPやPVPに対応してない通貨がドルに取って変わるとかあり得んだろ。

          1. sqsq より:

            私も動画見てそう思った。

            論考が甘い。
            騒ぎが大きけりゃそれでいいという感じ。

  15. 一之介 より:

    世間ではよく烏合の衆とか言いますよね。
    この集団、何かを決めるとしても何一つまともに決まらないように思えますね。
    それなりには何かを決めるのでしょうけれども。まあ、どうでもいいですが。

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