配信日時:2024/05/10 05:00 新宿会計士 金融日商会頭「政府は堂々と通貨操作を」発言の不見識ぶり 日商の小林健会頭といえば、三菱商事の社長を歴任した方だそうですが、『テレ朝news』の報道によれば、円安で中小企業から悲鳴が上がっているとしつつ、「堂々と通貨操作すればよい」と述べたそうです。不見識極まりない発言です。為 […]
配信日時:2024/04/17 05:00 新宿会計士 金融「日銀は円安止めるために金融緩和やめよ」論の間違い 国際収支のトリレンマを理解していない人が多いのは困りものです。というのも、「日銀は円安を止めるために金融緩和をやめるべきだ」、などとする記載を見かけることも多いからです。ただ、改めて指摘しておきますが、日銀の金融緩和は円 […]
配信日時:2023/10/30 11:00 新宿会計士 金融ロシア経済の苦境深まるなかロシア中銀がさらに利上げ トリレンマ理論の正しさを巡っては、ロシアも無縁ではいられないようです。ウクライナ戦争開始直後は1ドル=120ルーブル程度までに下落していたルーブルも一時は持ち直していたのですが、最近は再び1ドル=100ルーブル前後にまで […]
配信日時:2023/08/01 10:00 新宿会計士 読者投稿【読者投稿】武漢肺炎で若年層も含めて超過死亡拡大か あれでしょうか?結局のところ、「うがい、手洗い、マスク着用」を励行し、「集・近・閉(しゅう・きん・ぺい)」を回避し、普段から「早寝早起き・腹八分目」、「塩分・糖分・脂質控え目」、「積極的に体を動かす」を励行しなければなら […]
配信日時:2023/07/14 11:30 新宿会計士 RMB外貨準備の世界では意外と広まっていない人民元の利用 外貨準備に関していえば、人民元の国際化は「足踏み状態」です。国際通貨基金(IMF)が四半期に1度公表する『COFER』と呼ばれる統計データによれば、世界の外貨準備に占める人民元の割合は2.58%で、金額は2881億ドルで […]
配信日時:2023/04/10 08:00 新宿会計士 RMB「ドル覇権に亀裂」で人民元が国際化するわけではない 「人民元が米ドルを駆逐して世界の基軸通貨になる」と主張する人に欠落しているのは、「自身の全財産を人民元で持ちたいと思うかどうか」、という視点ではないでしょうか。要するに、自由主義国でもない国の通貨が信頼できるか、という話 […]
配信日時:2023/02/17 12:00 新宿会計士 金融やっぱり生じた韓国「利下げ圧力」:通貨危機再来も? 予想通り、「利下げ圧力」が生じているようです。韓国で家計債務の延滞率がジワリと拡大するなかで、尹錫悦(いん・しゃくえつ)政権側から韓国銀行側に対し、利下げ圧力を強めているとの報道がありました。ただ、米国で今月発表された各 […]
配信日時:2023/01/26 12:00 新宿会計士 金融ロシアが提示の「BRICS共通通貨」構想の非現実性 アルゼンチン、ブラジルに続き、今度はロシアです。タス通信によると、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は25日、今年8月に南アフリカで開催されるBRICSサミットで、「BRICS・ラテンアメリカ・カリブ海共通通貨」が話し合われ […]
配信日時:2022/12/03 05:00 新宿会計士 金融中立国スイスすら資産凍結:金融面で見たロシアの苦境 ウクライナ戦争を受けたロシアに対する金融制裁の異例さの証拠は、永世中立国であるスイスが制裁に参加したという点でしょう。こうしたなか、スイス当局は先日、ロシア関連で75億フランの資産が凍結されているほか、461億フラン相当 […]
配信日時:2022/11/30 15:00 新宿会計士 金融韓国で新規貸出金利が5%台突入:社債発行残高も急減 韓国の社債市場の資金調達環境悪化を受け、新規貸出金利が上昇するとともに、銀行の融資も伸びているのだそうです。その一方で、社債の発行残高は先月、3兆ウォンほど純減しているそうですが、こうした状況が長続きすれば、信用力が低い […]
配信日時:2022/10/14 05:00 新宿会計士 金融【総論】具体的な事例でみる「国際収支のトリレンマ」 本稿では以前から何度か説明してきた「国際収支のトリレンマ」について、おもに金融政策と為替相場という2つのデータを用いつつ、その具体的事例を確認しておきます。このトリレンマとは、3つの政策目標をすべて同時に達成することがで […]
配信日時:2022/09/21 05:00 新宿会計士 金融韓国主要紙が相次いで「米韓通貨スワップ」締結を要求 韓国の主要紙が「5月の米国との約束に基づき、韓米通貨スワップを推進せよ」、などといっせいに騒ぎ出しました。このあたりはまったく予想どおりなのですが、その一方で韓国メディア『中央日報』には逆に、「脈絡のない通貨スワップ締結 […]
配信日時:2022/09/14 05:00 新宿会計士 読者投稿【読者投稿】将来を食い潰す「某国のダンピング経済」 久しぶりに、大変な力作です。武漢肺炎シリーズでこれまで多くの玉稿を執筆して下さった読者の方が、今回は何と「専門外」であるはずの国際金融に関する興味深い「思考実験」を寄稿してくださいました。題して「自国の将来を食いつぶすダ […]
配信日時:2022/09/12 16:30 新宿会計士 経済全般髙橋洋一氏「マスコミは為替を理解していない」と指摘 日本にとって円安は間違いなく歓迎すべき経済事象です。輸出競争力が伸び、輸入代替効果も期待できるうえ、資産効果まで生じるからです。ただ、日本のメディアが垂れ流す「悪い円安」論は、こうした経済学の基本的な知見を踏まえていない […]
配信日時:2022/08/08 12:00 新宿会計士 日韓スワップ韓国「家計金融不均衡」、すでにリーマン時水準を超過 家計債務膨張と外貨準備急減:韓国経済の「ジレンマ」 どうも隣国の金融状況がきな臭くなってきました。韓国メディアの報道によると、「家計金融不均衡」という指標がリーマンショック時の水準を超えたのだそうです。こうしたなか、朝鮮 […]
配信日時:2022/08/01 15:00 新宿会計士 経済全般西側諸国の制裁がロシア経済に「壊滅的打撃」=米教授 米イェール大学のソンネンフェルド教授らのグループは、西側諸国による一致団結した経済制裁がロシア経済に「壊滅的な打撃」を与えているとする研究結果を発表したそうです。クレムリン側は「ロシア経済には打撃はない」と強調しています […]
配信日時:2022/07/14 07:00 新宿会計士 日韓スワップ利上げの韓銀が直面する家計債務と通貨防衛のジレンマ 韓国銀行が昨日、「史上初」となる0.5%の利上げに踏み切りました。背景には「米韓金利差が開くことでウォン安がさらに進む」ことへの警戒があったことは間違いないでしょう。ただ、この利上げ幅ではウォン安を防ぐには不十分かもしれ […]
配信日時:2022/06/23 05:00 新宿会計士 日韓スワップ韓国人教授「韓米は無条件でスワップ再開しなくては」 最近気づいた法則があります。1ドル=1300ウォンの大台に近づくと、韓国メディアにやたらと「韓米通貨スワップ」「韓日通貨スワップ」に関する記事が増え始めるのです。もちろん、米国も日本も、韓国と通貨スワップを締結する可能性 […]
配信日時:2022/06/08 10:00 新宿会計士 金融20年ぶりの円安水準のメリットと、円安を恐れる韓国 20年ぶりの円安水準です。エネルギーや最終製品などの輸入が多い日本にとっては、急激な円安の進行は短期的に経済に大きな悪影響を与えかねませんが、それだけではありません。対外債権国である日本にとっては外貨建て資産の価値を押し […]
配信日時:2022/04/27 11:30 新宿会計士 日韓スワップ通貨高のロシアと通貨安の韓国:韓国のロシア化とは? ロシア・ルーブルと韓国ウォン。かたや開戦前の1ドル=80ルーブル台を割り込む通貨高となる一方、かたやコロナ禍直後の1ドル=1260ウォンを超える通貨安となるなど、同じ新興市場諸国通貨でありながら、くっきりと明暗が別れた格 […]
配信日時:2022/04/15 12:00 新宿会計士 金融「ポンコツ」鈴木俊一財相、今度は「悪い円安」と失言 20年ぶりの円安水準で日本経済にも復活の希望が見えてきました。現在の日本にとっては、輸出競争力の上昇、輸入代替効果の促進を通じ、円安は日本に良い影響をもたらすからです。それだけではありません。日本は世界最大の債権国であり […]
配信日時:2022/04/10 09:00 新宿会計士 経済全般韓国メディアの報道記事から読み解く「円安メリット」 実際のところ、円安は日本経済にとって良い影響をもたらすのか、悪い影響をもたらすのか。この点を巡っては、世の中で大きな誤解があるようですので、改めて指摘しておくならば、「円安のメリットを生かすも殺すも日本次第」、というわけ […]
配信日時:2022/04/02 05:00 新宿会計士 金融人民元ブロック経済圏が対ロシア制裁の穴となる可能性 デジタル人民元がロシアに対する経済制裁の「穴」になるかもしれない、といった議論を発見しました。正直、執筆された方は金融市場の専門家というわけではなく、人民元自体、オフショア債券市場やデリバティブ市場が未成熟であるという点 […]
配信日時:2022/02/01 11:00 新宿会計士 RMB韓国紙「デジタル人民元はドル覇権にヒビを入れるか」 『月刊Hanada』3月号に掲載されたデジタル人民元に関する拙稿と同じような主張を、韓国メディア『ハンギョレ新聞』(日本語版)にも発見しました。ただし、拙稿との違いがあるとしたら、ハンギョレ新聞の記事の方では、デジタル人 […]
配信日時:2022/01/22 05:00 新宿会計士 RMBSWIFTランキングで日本円が再び人民元に抜かれる SWIFTが公表する『RMBトラッカー』で、日本円と人民元の国際送金シェアが再逆転しました。ユーロ圏を含む国際送金において、日本円のシェアが5位に落ち、人民元のシェアが4位に浮上したのです。ただ、このシェアの逆転は、人民 […]
配信日時:2021/11/22 06:00 新宿会計士 RMB人民元は基軸通貨とならない①成長が止まった債券市場 中国の通貨・人民元が米ドルに代わって基軸通貨になることがあり得るのか。結論的には「NO」です。なぜならそもそも基本的なレベルで人民元が国際通貨として機能していないからです。人民元が国際的にどのように使われているかに関する […]
配信日時:2021/04/01 11:30 新宿会計士 RMB多国間通貨スワップ「CMIM」改訂は「焼け石に水」 なぜか「支援する側」が「支援を受ける気マンマン」のCMIMとは? 日本銀行は昨日、「チェンマイ・イニシアティブ・マルチ化協定」(CMIM)と呼ばれる多国間の通貨スワップに関する契約書の改訂が発効したと発表しました。CMI […]
配信日時:2020/12/23 11:55 新宿会計士 日韓スワップ韓国経済:リーマン時との違いは日本スワップの有無 リーマン・ショック直後、日本は円高、韓国はウォン安となり、日本経済はリーマン・円高・民主党政権の3大要因で苦しむ一方で、韓国経済は空前のウォン安を受けた輸出産業主導で力強く復活しました。その背景にあるのは、なんといっても […]
配信日時:2020/07/10 05:00 新宿会計士 金融香港に対する制裁は「ドルペッグ外し」だけでは不十分 ここ数日、例の香港国家安全法を巡り、「米国が香港ドルの米ドルペッグを外してみたら、香港の金融システムが崩壊する」といった言説を見かけるのですが、これは正しいのでしょうか。結論から言えば、「米ドルペッグ」自体がなくなったと […]
配信日時:2019/11/29 05:00 新宿会計士 数字で読む日本経済日本経済を客観的な数字で読んでみた結果を総括します 『数字で読む日本経済』シリーズ、昨日の『貿易統計に見る「意外と貿易依存度が低い日本」の現状』で、当初自分自身が構想していた内容をひととおり書くことができたと考えています。ただし、途中で例の「GSOMIA騒動」の影響もあり […]
配信日時:2019/11/20 05:00 (最終更新:2019/11/21 01:13) 新宿会計士 数字で読む日本経済外貨準備と通貨スワップ 通貨危機を防ぐための仕組み 連日掲載している『数字で読む日本経済』シリーズ、本稿の「人気テーマ」のひとつである通貨スワップや為替スワップについても触れておきたいと思います。昨日はスイスの問題に触れたのですが、本来であれば為替介入には「売り介入」と「 […]
配信日時:2019/11/19 05:00 新宿会計士 数字で読む日本経済「国際収支のトリレンマ」に逆らった国・スイスの末路 連日掲載している『数字で読む日本経済』シリーズ、そろそろ終盤に近付いています。昨日はユーロ圏の問題について触れてみたのですが、本稿ではもうひとつ、「国際収支のトリレンマ」の議論についても触れておきたいと思います。本稿では […]
配信日時:2019/08/06 12:20 新宿会計士 時事為替介入とトリレンマの基礎知識を確認しておく 先ほどの『米財務省、中国を為替操作国に認定』を掲載した直後にいくつかのメディアを眺めてみて、改めて思ったのですが、そもそも「為替操作」「為替介入」について、きちんとした解説がなかなか掲載されていません。そこで、以前の『【 […]
配信日時:2018/11/23 06:00 新宿会計士 日韓スワップ利上げも利下げもできない韓国のジレンマとは? 当『新宿会計士の政治経済評論』は、「韓国専門サイト」ではありません。しかし、ここ数日、韓国に関する話題(慰安婦財団や徴用工判決)ばかりが続いてしまっていましたので、本日は少し毛色を変えて、金融政策について興味深い話題を紹 […]
配信日時:2018/10/22 05:00 新宿会計士 金融【総論】金融政策の基本と「絶対逆らえないトリレンマ」 普段、当ウェブサイトでは時事的な話題を提供することが多いのですが、本日は少し総論的な話題を提供してみたいと思います。それは、「金融政策と国際収支のトリレンマ」です。なにやら小難しく見えてしまうテーマですが、内容はあまり難 […]
配信日時:2018/08/15 05:00 新宿会計士 日韓スワップトルコ・ショックはアルゼンチン、韓国などに波及するのか? 数日で通貨が40%も下落するという、いわゆる「トルコ・ショック」が市場の話題となっています。ただ、トルコ・ショックのような新興市場(EM)通貨の暴落は、別に珍しいことではありません。世界には200近い通貨があり、歴史上も […]
配信日時:2018/08/13 12:00 新宿会計士 時事「国際収支のトリレンマ」から見るトルコ・ショックの本質 週末に話題となっているのが、ドナルド・J・トランプ米大統領によるトルコへの制裁関税発動を受けたトルコ・リラの急落です。ただ、私の見立てによれば、これは単なるきっかけに過ぎず、通貨急落の原因は、もともとトルコの中央銀行が「 […]