配信日時:2024/03/30 05:00 新宿会計士 RMB世界各国の外貨準備で日本円の金額と比率が過去最高に 恒例の「COFER」のデータが出てきました。世界各国が保有する外貨準備に占める米ドルの割合は低下の一途を辿っていますが、日本円の金額を計算すると約92兆円で、おそらくは過去最大となったようです。一方、人民元建ての資産は、 […]
配信日時:2023/12/13 12:00 新宿会計士 金融思考実験:ロシア領もウクライナの復興に充当しては? ロシアの外貨準備を、ウクライナに対する賠償金に充当すべきではないか――。これは当ウェブサイトだけでなく、世の中的にもよく議論されてきた話題のひとつです。ただ、これも一筋縄ではいきません。欧州連合(EU)や欧州中央銀行(E […]
配信日時:2023/10/01 05:00 新宿会計士 RMB米誌「人民元の利用が徐々に広まっている」…本当に? 人民元の利用が米国の裏庭でもある南米で広まりつつある――。そんな話題を、米誌『ディプロマット』が報じています。実際、いくつかのデータで見ると、人民元の利用が拡大しているかのような兆候もあるのですが、これについてどう考える […]
配信日時:2023/08/25 05:00 新宿会計士 金融「米ドル決済が減り人民元決済が伸びている」は本当か 本稿は、最近はほぼ毎月のように紹介しているSWIFTの『RMBトラッカー』の最新データの紹介です。国際送金における2023年7月の人民元の決済シェアは過去2番目に高かったのですが、それは「人民元の利用が活発になっているか […]
配信日時:2023/07/24 12:00 新宿会計士 RMB西側諸国は特別引出権からの人民元の除外を検討すべき 結論からいえば、そもそも利便性が高くない通貨が米ドルに代わって覇権を握るという可能性はありません。当ウェブサイトではしばしば取り上げてきたとおり、人民元は2016年にIMFのSDR構成通貨に指定されましたが、外貨準備通貨 […]
配信日時:2023/06/07 05:00 新宿会計士 RMB与信管理ができていない中華金融:カネ借りる側も狡猾 世界最大の債権国は「中国」ではなく「日本」です 中国のスワップ外交・金融外交は、はたしてうまくいっているのか――。これについて調べれば調べるほど、「あり得ない」と言わざるを得ません。とくにスワップを巡っては、いわゆる「与 […]
配信日時:2023/04/23 05:00 新宿会計士 RMB英ポンドに肉薄:送金シェア急伸の日本円「真の実力」 2015年8月、人民元は史上初めて、国際送金の世界において、決済シェア、ランキングともに日本円を抜きました。当時は人民元がこのままシェアを伸ばし、いずれ英ポンド、ユーロ、そして米ドルまでも追い抜いて世界の基軸通貨になるの […]
配信日時:2023/04/05 05:00 新宿会計士 RMB世界の外貨準備統計で人民元建ての資産は増えていない IMFはSDRから人民元を除外できるか 著者自身、ロシアが国際的な決済網から締め出されたことで、人民元の地位がさらに上昇するのではないか、などと軽く考えていたのですが、あれから1年以上が経過したにも関わらず、各市場などに […]
配信日時:2023/03/09 05:00 新宿会計士 RMB通貨論と統計データで見る「ペトロ人民元の非現実性」 またぞろ、「ペトロ人民元」、「ペトロルーブル」に関する報道が目に付くようになりました。ロイターによると対ロシア経済制裁を逃れるためにロシアのエネルギー企業が価格上限を超えた部分を米ドルではなく「その他の通貨で」決済するよ […]
配信日時:2023/02/17 17:00 新宿会計士 RMB中国人民元の国際送金シェアが日本円の3分の1に低下 2023年1月の人民元の国際送金におけるシェアが大きく低下していたことがわかりました。SWIFTが16日に公表した最新版の『RMBトラッカー』レポートによると、ユーロ圏を除外した国際送金市場における決済シェアは、人民元が […]
配信日時:2023/01/11 05:00 新宿会計士 外交韓国大統領をG7に呼ぶ意味を巡る鈴置論考の注意喚起 今回の鈴置論考に「関係者」は顔を真っ赤にして激怒か 「日本が韓国に譲歩する」式の「自称元徴用工問題解決策」を画策しているであろう者たちが読むと、顔を真っ赤にして怒りそうな記事が出てきました。韓国観察者である鈴置高史氏が、 […]
配信日時:2022/12/20 12:00 新宿会計士 経済全般鈴置氏、韓国不動産市況巡り「バブル崩壊に疑いなし」 待望の鈴置論考は、韓国の不動産市況について、「ここまで来ると、疑いようもない『バブル崩壊』だ」と指摘するものです。その論拠の詳しさもさることながら、生産年齢人口がピークを付けた韓国がこれからどうなっていくのかという見通し […]
配信日時:2022/10/21 08:00 新宿会計士 マスメディア論琉球新報の西村博之氏に対する取材が前日に取りやめに 西村博之氏のツイートによれば、西村氏が琉球新報からの取材を受ける条件として、「言った、言わない」を避けるために配信しながら取材を受けることにしようとしていたようですが、琉球新報側の都合で前日になって急遽取りやめとなったの […]
配信日時:2022/10/12 08:00 新宿会計士 金融世界の外貨準備に占める日本円の地位「凋落」、本当? 国際通貨基金(IMF)が公表した2022年6月末時点の世界の外貨準備高の通貨別構成を見ると、日本円の地位がさらに下がりました。円安のためです。ただ、もう少し詳細に分析してみると、米ドル換算する前の日本円のベースでは、むし […]
配信日時:2022/08/19 12:00 新宿会計士 金融国際決済でルーブルに代わって浮上した「意外な通貨」 SWIFT通貨別決済シェアランキングの最新版が本日、公表されています。これによると人民元の国際化は相変わらず進んでいないことに加え、ロシアの通貨・ルーブルが国際的な決済市場から完全に姿を消したことがわかります。また、特筆 […]
配信日時:2022/08/14 05:00 新宿会計士 外交政府高官が「米露断交」に言及するロシアの苦しい内情 ロシアというのはわかりやすい国です。米国でロシアをテロ支援国家に指定しようとする動きが生じていることを巡り、ロシア外務省の北米局長がタス通信のインタビューに対し、「西側諸国は国際法を踏みにじっている」、「もしテロ支援国家 […]
配信日時:2022/08/01 07:00 新宿会計士 日韓スワップ韓国外貨準備データと米財務省データの「大きな差額」 韓国の外貨準備高がどうも怪しいのではないか、といった仮説は、当ウェブサイトでもずいぶんと提示してきた論点のひとつですが、やはり調べるほどに怪しさは払拭できず、疑惑はさらに深まる格好です。IMFが公表する韓国の外貨準備高の […]
配信日時:2022/08/01 05:00 新宿会計士 金融米「TIC」で見る「日本が世界最大の米国債保有国」 外国人投資家が米国内に保有する有価証券の残高を示した「TIC」と呼ばれるデータセットがあります。現時点で入手できるのは2022年5月末時点のものですが、これを眺めていると、なにかと興味深いことが判明します。日本の米国債等 […]
配信日時:2022/05/06 05:00 新宿会計士 日韓スワップ韓国の外貨準備が急減:韓国でいま何が起きているのか これから韓国からの日韓通貨スワップ再開攻勢は強まる 韓国の外貨準備が前月比85億ドルのマイナスとなりました。「現金預金+有価証券」に限れば、マイナス幅はそれぞれ前月比で79億ドル、前年同月比で142億ドルにも達します。先 […]
配信日時:2022/04/23 09:00 新宿会計士 RMB人民元の国際送金シェア急落:ロシア制裁との関係は? SWIFTが昨日公表した『RMBトラッカー』の2022年3月時点のデータに基づけば、人民元の決済比率が落ち込んだようです。ロシアの主要金融機関がSWIFTNetから除外された措置と、何らかの関係はあるのでしょうか?これに […]
配信日時:2022/04/15 05:00 新宿会計士 RMB開戦準備の証拠?ロシア外貨準備でドルが急減していた 中露は金融の世界で「一蓮托生」の関係になってしまった ロシア中央銀行がつい先日公表したレポートを読んでいくと、中露両国が金融面で一蓮托生になってしまった可能性が浮かび上がりました。つまり、中国はロシアに対し、最大で125 […]
配信日時:2022/04/02 05:00 新宿会計士 金融人民元ブロック経済圏が対ロシア制裁の穴となる可能性 デジタル人民元がロシアに対する経済制裁の「穴」になるかもしれない、といった議論を発見しました。正直、執筆された方は金融市場の専門家というわけではなく、人民元自体、オフショア債券市場やデリバティブ市場が未成熟であるという点 […]
配信日時:2022/03/01 05:00 新宿会計士 金融数字で読む:欧米金融制裁がもたらす「ルーブル不安」 ロシアのSWIFT除外措置、外貨準備凍結措置などで、ロシアの金融・経済が早速混乱しているようです。ロシアのATMでは長蛇の列ができ、政策金利は9.5%から一気に20%に引き上げられ、ルーブルは一時1ドル=100ルーブルの […]
配信日時:2022/02/14 10:00 新宿会計士 RMB韓国経済団体「ウォンには国際通貨となる資格が十分」 韓国紙で今朝、「韓国ウォンはIMFのSDRに指定される資格がある」とする報告書に関する話題が取り上げられています。ただ、いろいろ勘違いしている人も多いのですが、「SDR指定されたら国際通貨になる」わけではありません。話は […]
配信日時:2021/10/25 12:30 新宿会計士 RMB「人民元が国際化指数で円、ポンドを抜いた」、本当? 日中為替スワップは本日で失効へ:更新はあるのか? 中国の通貨・人民元が「国際的な通貨である」と述べて良いものなのかどうかを巡っては、諸説あるようですが、当ウェブサイトとしては「人民元の国際化は道半ばで2015年に止まって […]
配信日時:2021/09/05 05:00 新宿会計士 韓国崩壊韓国の外貨準備「64億ドル減少」は為替介入の結果か 先日の『【速報】韓国の外貨準備、実質的に「64億ドル減少」』で「速報」的に紹介した論点が、韓国の外貨準備統計から見える「韓国の為替介入疑惑」です。これについて深く論じようと思っていたものの、AIIBの件や菅総理の件などの […]
配信日時:2021/06/15 06:00 新宿会計士 RMB一帯一路との連携もないAIIB、「コロナ特需」一巡 【悲報】日本が乗り遅れたバス、エンストで日本が運転するバスに牽引してもらう 当ウェブサイトで「定点観測」的に分析しているのが、中国が主導する国際開発銀行「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」の財務諸表です。そもそも中国が […]
配信日時:2021/04/16 05:00 新宿会計士 金融「韓国が高齢化で負債爆発」、本当のリスクは家計債務 むしろ韓国の場合、公的債務残残高GDP比率は低い方 以前から当ウェブサイトで何度となく、「国の借金論」がいかにデタラメでインチキであるかをしばしば説明してきたつもりです。ただし、この議論自体、前提条件が切り替われば、結論 […]
配信日時:2020/11/18 07:00 新宿会計士 RMBデータで読む、「人民元の日本への挑戦」のお寒い現状 昨日の『あらためて読み返す、「中国との通貨統合」の非現実性』では、大手ウェブ評論サイトに約5年前に掲載された「人民元国際化」なる論考をもとに、その「答え合わせ」を実施してみました。本稿はその補遺として、昨日紹介できなかっ […]
配信日時:2020/11/17 05:00 新宿会計士 RMBあらためて読み返す、「中国との通貨統合」の非現実性 当ウェブサイトではとある理由から、日中の経済関係についてアップデートを行っています。こうしたなか、今から5年前に大手ウェブ評論サイトに掲載された、「国際通貨・人民元による日本への挑戦」などと題する記事を再発見しました。な […]
配信日時:2020/04/17 05:00 (最終更新:2020/04/20 16:11) 新宿会計士 RMBIMFから垣間見る、ポストコロナ時代の米中通貨戦争 「ポストコロナ」の世界はどうなるのか――。そのヒントのひとつは、コロナ騒動で資金難にあえぐ国と、資金を提供する側の国との争いでしょう。ロイターは昨日、IMFにおいて「SDR」と呼ばれる仕組みの拡充という議論が出てくるなか […]
配信日時:2020/04/14 06:00 新宿会計士 日韓スワップ日本にできることは、「友好国とのスワップ網の拡充」 先日の『新興国からの資金流出は「落ち着いた」といえるのか?』でも報告しましたが、現時点で見る限り、新興市場諸国からの資金流出は小康状態にあると考えられます。そして、韓国メディア『中央日報』によれば、英エコノミストが「IM […]
配信日時:2020/03/26 08:00 新宿会計士 金融インドネシアとの通貨スワップ発動の可能性に注目か? 今からちょうど1週間前、米FRBが9ヵ国の中央銀行・通貨当局と臨時で為替スワップを復活させると発表したのですが、たしかにこの2ヵ月間で、多くの通貨が米ドルに対して下落しているという状況が確認できます。一般に為替スワップは […]
配信日時:2020/03/09 13:45 新宿会計士 時事レバノンのデフォルトと「国債デフォルトの3条件」 武漢コロナ騒動の影であまり目立たないのが、「レバノン国債のデフォルト」という話題です。レバノンといえば日本で刑事訴追されている被告が逃げ込んだ国としても有名ですが、そのレバノンが額面12億ドルの外貨建て債券の償還に失敗す […]
配信日時:2020/01/24 08:00 新宿会計士 RMBいったいなぜ、IMFは人民元をSDRに加えたのか 本稿は、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』を開設する動機のひとつでもある、「中国の通貨・人民元の本質」について、改めて振り返っておこうという企画です。今から3年少々前に、当ウェブサイトでは『人民元のハード・カレン […]
配信日時:2019/05/09 05:00 (最終更新:2019/05/09 08:40) 新宿会計士 RMBAIIBの現状と人民元 日本が「バスに乗らなかった」結果 ちょうど2ヵ月前、『「バスに乗り遅れた日本」と鳴かず飛ばずのAIIBの現状』のなかで、中国が主導する国際開発銀行であるAIIB(※「アジア・インチキ・イカサマ銀行」、ではありません)の現状について説明しましたが、これにつ […]
配信日時:2017/12/14 00:00 新宿会計士 金融総論:通貨スワップと為替スワップとは? 本日は少し立ち止まって、ややマニアックな知識を提供しておきたいと思います。以前から執筆したいと思っていた、「通貨スワップと為替スワップの違い」について、できるだけ詳しく申し上げたいと思います。