配信日時:2024/03/30 05:00 新宿会計士 RMB世界各国の外貨準備で日本円の金額と比率が過去最高に 恒例の「COFER」のデータが出てきました。世界各国が保有する外貨準備に占める米ドルの割合は低下の一途を辿っていますが、日本円の金額を計算すると約92兆円で、おそらくは過去最大となったようです。一方、人民元建ての資産は、 […]
配信日時:2024/03/22 05:00 新宿会計士 RMB国際送金通貨で日本円等躍進の一方「ユーロ一人負け」 ユーロ圏除外データだと日本円が3位に浮上! 世の中でSWIFTの国際送金ランキングに注目しているサイトはさほど多くないと思いますが、このランキングを眺めているだけでもさまざまな発見があります。こうしたなかでここ数ヵ月、な […]
配信日時:2023/12/22 12:00 新宿会計士 RMBSWIFTランキングで人民元が急伸し再び4位に浮上 国際送金における人民元の決済高が急増し、再び日本円と逆転しました。なぜ人民元決済が増えているのかについては、理由は明らかではありません。ロシア要因にしても、なぜこのタイミングで伸びるのか、説明がつかないからです。ただ、国 […]
配信日時:2023/11/24 12:00 新宿会計士 RMB一見急拡大の人民元決済、実情は「ユーロの一人負け」 国際的な送金市場で、中国の通貨・人民元の使用が拡大していることは間違いありません。ただ、それ以上に、米ドル、日本円などもその地位を密かに高めつつあります。SWIFTが24日までに発表した『RMBトラッカー』の最新レポート […]
配信日時:2023/09/28 12:00 新宿会計士 RMB人民元のSWIFT国際送金のシェアが過去最大水準に 人民元の決済通貨シェアが過去最大水準となりました。国際的な送金における人民元のシェアが高まっていることは間違いありません。ただ、もう少し詳細に分析してみると、これは人民元の地位が上昇しているからというよりはむしろ、ユーロ […]
配信日時:2023/08/25 05:00 新宿会計士 金融「米ドル決済が減り人民元決済が伸びている」は本当か 本稿は、最近はほぼ毎月のように紹介しているSWIFTの『RMBトラッカー』の最新データの紹介です。国際送金における2023年7月の人民元の決済シェアは過去2番目に高かったのですが、それは「人民元の利用が活発になっているか […]
配信日時:2023/07/14 11:30 新宿会計士 RMB外貨準備の世界では意外と広まっていない人民元の利用 外貨準備に関していえば、人民元の国際化は「足踏み状態」です。国際通貨基金(IMF)が四半期に1度公表する『COFER』と呼ばれる統計データによれば、世界の外貨準備に占める人民元の割合は2.58%で、金額は2881億ドルで […]
配信日時:2023/06/05 12:00 新宿会計士 金融韓国の外貨準備高がまた減少傾向 韓国の外貨準備高が57億ドル減少しました。おそらくは通貨防衛が原因でしょう。韓国の外貨準備のうち「現金預金+有価証券」の残高は、コロナ禍の最中の2020年4月から21年7月にかけて564億ドル増えましたが、そこから反落に […]
配信日時:2023/05/18 15:00 新宿会計士 RMB「人民元の利用急増」とする報道を「数字で」検証する 最近、「国際決済の世界で米ドルの利用が減り、人民元の利用が増えている」、などとする報道を目にすることが増えています。ただ、国際的な統計資料を見る限り、そのような事実は確認できません。SWIFTが18日に公表した『RMBト […]
配信日時:2023/04/23 05:00 新宿会計士 RMB英ポンドに肉薄:送金シェア急伸の日本円「真の実力」 2015年8月、人民元は史上初めて、国際送金の世界において、決済シェア、ランキングともに日本円を抜きました。当時は人民元がこのままシェアを伸ばし、いずれ英ポンド、ユーロ、そして米ドルまでも追い抜いて世界の基軸通貨になるの […]
配信日時:2023/04/17 16:00 新宿会計士 RMB韓国紙「徐々に勢力を伸ばす人民元」…その真相とは? 「ドル覇権の時代が終わり、これからは人民元の時代だ」――。そんなことが言われ始めてから、早くも10年ほどが経ちます。しかし、現実のデータで見ると、人民元はトレード・ファイナンスなどの一部分野でそれなりの存在感を示している […]
配信日時:2023/04/08 05:00 新宿会計士 金融BRICS「ドルを捨て去り共通通貨」構想の非現実性 今度はBRICS諸国による「デ・ドラリゼーション」、すなわち「米ドルやユーロを捨てて共通通貨を採用する」という与太話が出てきたようです。当たり前の話ですが、ある通貨が国際的に信頼され、通用するためには、通貨の使い勝手が良 […]
配信日時:2023/04/05 05:00 新宿会計士 RMB世界の外貨準備統計で人民元建ての資産は増えていない IMFはSDRから人民元を除外できるか 著者自身、ロシアが国際的な決済網から締め出されたことで、人民元の地位がさらに上昇するのではないか、などと軽く考えていたのですが、あれから1年以上が経過したにも関わらず、各市場などに […]
配信日時:2023/03/09 05:00 新宿会計士 RMB通貨論と統計データで見る「ペトロ人民元の非現実性」 またぞろ、「ペトロ人民元」、「ペトロルーブル」に関する報道が目に付くようになりました。ロイターによると対ロシア経済制裁を逃れるためにロシアのエネルギー企業が価格上限を超えた部分を米ドルではなく「その他の通貨で」決済するよ […]
配信日時:2023/02/17 17:00 新宿会計士 RMB中国人民元の国際送金シェアが日本円の3分の1に低下 2023年1月の人民元の国際送金におけるシェアが大きく低下していたことがわかりました。SWIFTが16日に公表した最新版の『RMBトラッカー』レポートによると、ユーロ圏を除外した国際送金市場における決済シェアは、人民元が […]
配信日時:2023/02/10 16:30 新宿会計士 RMB世界の人民元建ての外貨準備高は増えていない=IMF 「ロシアが日米欧から金融制裁を受けている影響で、世界の外貨準備に占める人民元の割合が増えていくに違いない」。こんな仮説を著者自身は持っていたのですが、現在のところ、その仮説を裏付ける事実は見当たりません。というよりも、I […]
配信日時:2023/02/08 05:00 新宿会計士 金融建国来70年ぶり外為改革、失敗なら通貨危機も=韓国 韓国はGDPで世界10位圏入りをうかがう「経済大国」のわりには、1948年の建国以来、外国の銀行等にウォン外為市場への参加を認めてこなかったという、非常に遅れた国でもあります。その韓国が外為市場規制を部分的に撤廃するのだ […]
配信日時:2022/11/18 08:00 新宿会計士 RMB【総論】中国・人民元スワップ一覧(22年8月時点) 実態がよくわからないとされる中国人民銀行の通貨スワップ・為替スワップについて、網羅的に調査し、一覧表にしてみました。これによると2017年7月以降の5年あまりで中国が外国と締結したスワップは、少なくとも33本、金額にして […]
配信日時:2022/11/12 05:00 新宿会計士 金融韓国は為替介入を「例外的な場合」に限定すべき=米国 国際収支のトリレンマはどの国にも等しく発動する法則であり、為替相場を安定させようと思えば、香港にしろ、スイスにしろ、ロシアにしろ、それぞれこの法則との関係が問題となってきます。こうしたなか、トリレンマに部分的に逆らいなが […]
配信日時:2022/10/12 08:00 新宿会計士 金融世界の外貨準備に占める日本円の地位「凋落」、本当? 国際通貨基金(IMF)が公表した2022年6月末時点の世界の外貨準備高の通貨別構成を見ると、日本円の地位がさらに下がりました。円安のためです。ただ、もう少し詳細に分析してみると、米ドル換算する前の日本円のベースでは、むし […]
配信日時:2022/10/11 07:00 新宿会計士 金融ECBが人民元スワップ延長も、なぜか韓国より小模規 昨日は欧州中央銀行(ECB)が中国人民銀行との通貨スワップ(もしくは為替スワップ?)協定の延長について発表しています。これについては金額は3500億元で据え置きですが、改めて中国が外国と締結しているスワップの一覧を作成し […]
配信日時:2022/09/30 10:30 新宿会計士 金融ドル高局面は形を変えた欧州危機 今回のドル高局面を確認してみると、日本円や韓国ウォンなどを除けば、欧州系通貨が売られていることがわかります。BISのデータをもとに集計してみたところ、特殊な事例(スリランカ、アルゼンチン、トルコ、ウクライナ)を除けば、年 […]
配信日時:2022/09/21 12:10 新宿会計士 金融日本の外貨準備高に含まれる米国債の額を試算してみる 本稿は、久しぶりに「数値を使った検証」です。当ウェブサイトでは昨日、円安の恩恵を受けて日本の外貨準備高が円換算で史上最高額に達したとする話題を取りあげたのですが、これに関してふと気になったのが、その具体的な資産の内訳です […]
配信日時:2022/08/19 12:00 新宿会計士 金融国際決済でルーブルに代わって浮上した「意外な通貨」 SWIFT通貨別決済シェアランキングの最新版が本日、公表されています。これによると人民元の国際化は相変わらず進んでいないことに加え、ロシアの通貨・ルーブルが国際的な決済市場から完全に姿を消したことがわかります。また、特筆 […]
配信日時:2022/07/07 08:00 新宿会計士 金融ロシアの外貨準備資産等没収にスイス大統領が「異論」 凍結されているロシアの外貨準備などの資産を没収して、ウクライナの復興支援に充てるという構想を巡り、スイスの大統領から異論が出ました。「私有財産の侵害は法的根拠がなければこれを行ってはならない」という原則です。この見解自体 […]
配信日時:2022/06/24 08:00 新宿会計士 金融印メディア「米国はBRICSとスワップを締ぶべき」 今度は「BRICSスワップ」ですって。「米FRBがアジア・アフリカに冷たい姿勢を示しているならば、米ドルに代替する仕組みを我々は採用するぞ」、という脅しがインドのメディアに掲載されました。そのような仕組み、作れるものなら […]
配信日時:2022/06/14 11:00 新宿会計士 金融オフショア円債券発行額が28年ぶりに4千億ドル割れ 世界のオフショア債券市場では2022年3月末時点において、日本円での債券発行額が4000億ドルを割り込みました。4000ドル割れは1994年以来28年ぶりのことです。その一方で、相変わらず債券市場では米ドルとユーロが圧倒 […]
配信日時:2022/05/31 05:00 (最終更新:2022/05/31 06:30) 新宿会計士 日韓スワップSWIFTデータで見る「G20スワップ」の非現実性 その昔、とある国のメディアが「G20スワップ」なるものの待望論を掲載しているのを見かけたことがあります。ただ、冷静に列挙していくと、G20諸国も経済・金融の発展はさまざまであり、これらを強引に「G20」という括りでひとつ […]
配信日時:2022/05/02 14:00 新宿会計士 金融ノージャパンはどこへ?円安で日本円預金が急増=韓国 「韓国ウォンが値下がりしたから今のうちにウォンに両替しておこう」と考える日本人はほとんど耳にしませんが、逆ならばあるようです。韓国メディアの報道によれば、韓国の5大銀行における日本円預金の残高が3月だけで579億円も増え […]
配信日時:2022/04/09 08:00 新宿会計士 RMB外貨準備で人民元の存在感高まる一方で「落とし穴」も 人民元は意外と外貨準備の構成通貨として適している? 人民元が最近、ひそかに外貨準備の構成通貨としての重要性を高めつつあります。米ドルに対して価値が安定していること、ロシアに対する西側諸国の制裁に同調しなかったことなどが評 […]
配信日時:2022/04/06 08:00 新宿会計士 金融詳説・オフショア債券市場統計で「通貨の実力」を読む 世界中にはたくさんの通貨が存在していますが、それらの通貨の通用度は同じではありません。本稿では前半で「通貨の数」について議論し、後半では「オフショア債券市場」に関する統計をもとに、通貨の実力について眺めていきたいと思いま […]
配信日時:2022/02/18 05:00 新宿会計士 RMBイラン核合意再建なら韓国の外貨準備が減少する可能性 イランと韓国には、過去に「原油輸出代金のウォン資金決済」という、非常に異例な仕組みが存在していました。なぜ異例なのかといえば、韓国ウォンという通貨自体、国際的に広く通用する通貨ではないにも関わらず、イランがその通貨で石油 […]
配信日時:2022/02/17 12:00 新宿会計士 金融韓国紙、「双子の赤字に防波堤がない韓国経済」を懸念 韓国経済のリスクは、「双子の赤字」ではなく、「外貨資金流出リスク」である――。これが、現時点における著者自身の見解です。なぜこんなことを述べるのかといえば、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に本日、「双子の赤字」を懸念 […]
配信日時:2022/02/14 10:00 新宿会計士 RMB韓国経済団体「ウォンには国際通貨となる資格が十分」 韓国紙で今朝、「韓国ウォンはIMFのSDRに指定される資格がある」とする報告書に関する話題が取り上げられています。ただ、いろいろ勘違いしている人も多いのですが、「SDR指定されたら国際通貨になる」わけではありません。話は […]
配信日時:2021/11/22 06:00 新宿会計士 RMB人民元は基軸通貨とならない①成長が止まった債券市場 中国の通貨・人民元が米ドルに代わって基軸通貨になることがあり得るのか。結論的には「NO」です。なぜならそもそも基本的なレベルで人民元が国際通貨として機能していないからです。人民元が国際的にどのように使われているかに関する […]
配信日時:2021/10/25 12:30 新宿会計士 RMB「人民元が国際化指数で円、ポンドを抜いた」、本当? 日中為替スワップは本日で失効へ:更新はあるのか? 中国の通貨・人民元が「国際的な通貨である」と述べて良いものなのかどうかを巡っては、諸説あるようですが、当ウェブサイトとしては「人民元の国際化は道半ばで2015年に止まって […]
配信日時:2021/08/12 16:00 新宿会計士 日韓スワップトルコと韓国が「ローカル通貨建てのスワップ」を締結 韓国銀行が本日、なかなか興味深い報道発表を行いました。「あの」トルコ中央銀行とのあいだで、約20億ドル相当の通貨スワップ協定を結んだというのです。ただ、報道発表を委細に眺めてみると、正直、「締結していて何か意味があるのか […]
配信日時:2021/02/19 07:00 新宿会計士 RMB資料集:最新のSWIFT人民元決済シェアランキング 本稿は「議論」というよりも単なる「資料集」です。国際決済電文システムを運営するSWIFTが毎月公表している『RMBトラッカー』、つまり「中国の通貨・人民元が国際送金の世界でどれほど使用されているか」に関するデータについて […]
配信日時:2020/12/09 07:00 新宿会計士 RMB中国当局には人民元の国際化を容認する覚悟はあるのか まだ理由は明かせませんが、現在、「通貨の使い勝手」に関する議論をまとめている最中であり、先日の『人民元決済の現状:人民元国際化は幻想か、それとも?』も、この「通貨論」に関して執筆した論考のひとつです。こうしたなか、本稿で […]
配信日時:2020/03/30 05:00 新宿会計士 金融米国との為替スワップが存在しても為替は安定しない? 新型武漢コロナウィルスの蔓延により、米FRBを含めた世界中の中央銀行が危機対策を進めているのですが、当ウェブサイトがとくに注目しているのは、2008年のリーマンショック時と似たような対策である、FRBによる世界各国との為 […]
配信日時:2020/03/10 05:00 新宿会計士 日韓スワップ「韓国トリプル安」報道:キャピタルフライトとは何か すわ、韓国でキャピタルフライトが発生か――。昨日、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、「株価・通貨・債券のトリプル安」という記事を発見し、寝耳に水と驚いたのですが、何のことはない、記事を執筆した記者が「債券安」の概念 […]
配信日時:2019/12/15 10:00 (最終更新:2019/12/17 10:00) 新宿会計士 RMB怪しい通貨・人民元と「北朝鮮制裁の実効性」の関連性 本稿では久しぶりに、「通貨」について深く考えてみたいと思います。国際決済銀行(BIS)統計によれば、わが国の通貨・日本円は世界で3番目の取引高を誇り、また、国際通貨基金(IMF)の統計によれば、外貨準備に組み入れられてい […]
配信日時:2019/12/11 06:00 (最終更新:2019/12/11 08:30) 新宿会計士 RMBデジタル人民元と犯罪資金、そして最新BIS統計 最近、国際決済銀行(BIS)が非常に重要な統計をアップデートしました。これは3年に1回公表されている、国際的な外国為替・デリバティブ市場における取引量を調査したものであり、とくに外為市場においては、米ドル、ユーロ、日本円 […]