配信日時:2024/11/01 05:00 新宿会計士 RMB国際送金ランキングで人民元低調…ドル最強で円も好調 先日の読者投稿でも指摘されたとおり、SWIFTがほぼ毎月公表している『RMBトラッカー』というレポートに添付されたデータを巡っては、いくつか不自然な点がありますが、それでも当ウェブサイトではこのデータを追いかけることとし […]
配信日時:2024/07/22 12:00 新宿会計士 RMB深まるロシアの中国依存…「友好国」も取引を続々中断 ロシアのメディア『ザ・モスクワ・タイムズ』の報道によると、米国財務省によるモスクワ証券取引所等に対する経済制裁の影響で、ロシアの外為市場の取引の99.6%が人民元で占められているのだそうです。それだけではありません。どう […]
配信日時:2024/07/21 12:00 新宿会計士 RMBロシア産ガス価格4分の1に暴落か?人民元決済制限も 西側諸国の制裁の影響もあり、ロシアが欧州・トルコ向けの4分の1の価格でイランにガスを売ろうとしている、とする話題が見えてきました。報道の信憑性という問題はあるかもしれませんが、事実なら、ロシアの苦境の一端を示すものといえ […]
配信日時:2024/07/20 12:00 新宿会計士 RMB中国貨幣経済「ニセ札横行と電子決済のガラパゴス化」 「決済手段では日本が遅れていて中国が進んでいる」。「日本ではまだ紙幣を使ってるの?中国はキャッシュレス決済だよ?」。「早くデジタル円を普及させないと、日本は『デジタル人民元経済圏』になっちまうぞ」…。中国でキャッシュレス […]
配信日時:2024/07/20 05:00 新宿会計士 RMB人民元決済拡大も「脱米ドル化」は進まず=SWIFT 「円安で日本円の時代は終わりを告げた。また、ロシア制裁でロシアは米ドルではなく人民元の使用を拡大している。経済制裁はまったく効かないし、世界の脱ドル化は猛烈な勢いで進んでいる」―――。どこかの新聞が述べそうな言説です。し […]
配信日時:2024/07/10 16:00 新宿会計士 RMB二次的制裁の影響で中国の大手銀行が対露取引手控えか 「西側諸国がロシアを金融制裁の対象にしたところで、まったく意味がない。ますます国際的な通用度を高めている中国の通貨・人民元決済があるから、(西側諸国による)ロシア制裁はまったく効かない」。こんなことを豪語していた、ごく一 […]
配信日時:2024/07/09 16:00 新宿会計士 RMBデータを無視した「BRICS台頭・ドル覇権終了」論 ドル覇権終了論などを唱える人には、そもそもの基礎的な通貨論を無視するばかりでなく、現実のデータの裏付けのない空論を展開するという、一貫した特徴があるようです。当ウェブサイトで取り上げて来た「悪い円安」論ともソックリです。 […]
配信日時:2024/07/05 05:00 新宿会計士 RMB上海機構参加国との取引の9割が自国通貨決済=ロシア ウラジミル・プーチン「容疑者」によると、ロシアはSCO(※上海協力機構)諸国との商取引において、相互決済に(ドルではなく)お互いの通貨を用いており、そのシェアが直近で92%に達したのだそうです。しかし、人民元決済を行って […]
配信日時:2024/07/02 05:00 新宿会計士 RMBAIIB「本業融資」はMUFGの5%相当にまで成長 鳴かず飛ばずだった本業融資が伸びたきっかけはコロナ禍 中国が主導する国際開発銀行「AIIB」の現状を確認しておきましょう。AIIBは資産総額が600億ドルを超え、本業融資と思しき財務諸表項目も330億ドルを超えました。こ […]
配信日時:2024/06/29 05:00 新宿会計士 RMB人民元建て外貨準備がさらに減少 国際通貨基金(IMF)が日本時間28日夜10時に公表した最新の外貨準備通貨別統計によれば、米ドルや日本円などのシェアが伸びる反面、人民元のシェアがさらに低下したことが判明しました。人民元は最近、決済通貨として好まれている […]
配信日時:2024/05/24 05:00 新宿会計士 RMB人民元国際送金シェア増加も「基軸通貨化」には至らず SWIFTのデータでは人民元による国際送金が増えていることに関しては間違いなさそうです。ただ、そうだからといって、「人民元が米ドルに代わって基軸通貨となる」というものでもありません。むしろ米ドルの使用は過去最高レベルに増 […]
配信日時:2024/05/18 05:00 新宿会計士 RMBロシアの外貨準備高は尽きかけているのか?それとも… ロシアは2021年12月末時点で保有していた6000億ドルあまりの外貨準備のうち、4000億ドル前後ほどを西側諸国によって凍結されたはずです。そして、最近の金価格高騰の影響か、2024年3月末時点で見ると、ロシアが保有し […]
配信日時:2024/04/18 16:30 新宿会計士 RMBSWIFT人民元は引き続き4位だが…日本円も存在感 本稿では、当ウェブサイトではすっかり恒例となったSWIFTの国際送金ランキングを取り上げます。これによると2024年3月も、人民元はユーロ圏を含めたデータで、米ドル、ユーロ、英ポンドに続き4番目の通貨となりました。ただ、 […]
配信日時:2024/04/04 12:00 新宿会計士 RMBAIIBのプロジェクトの3分の1はコロナ関連と判明 AIIBの2023年12月期財務諸表の現状整理 中国が主導する国際開発銀行であるアジアインフラ投資銀行(AIIB)の本業融資額が300億ドルを超えました。また、プロジェクトの承認件数も順調に増え、承認金額も2023年12 […]
配信日時:2024/03/30 05:00 新宿会計士 RMB世界各国の外貨準備で日本円の金額と比率が過去最高に 恒例の「COFER」のデータが出てきました。世界各国が保有する外貨準備に占める米ドルの割合は低下の一途を辿っていますが、日本円の金額を計算すると約92兆円で、おそらくは過去最大となったようです。一方、人民元建ての資産は、 […]
配信日時:2024/03/22 05:00 新宿会計士 RMB国際送金通貨で日本円等躍進の一方「ユーロ一人負け」 ユーロ圏除外データだと日本円が3位に浮上! 世の中でSWIFTの国際送金ランキングに注目しているサイトはさほど多くないと思いますが、このランキングを眺めているだけでもさまざまな発見があります。こうしたなかでここ数ヵ月、な […]
配信日時:2024/01/22 12:00 新宿会計士 RMB人民元「国際送金シェア」前月比やや下落も依然高水準 密かに存在感増す日本円 人民元が米ドルに代わって世界の基軸通貨となる、という可能性は、結論からいえば極めて低いです。資本取引等を自由化すれば、外為市場のフローが不安定化する可能性が高いからです。したがって、資本移動の完全 […]
配信日時:2023/12/31 05:00 新宿会計士 RMB露銀行経営者「人民元は十年内にドルに取って代わる」 人民元決済に依存せざるを得ないロシアの苦しい内情 早いもので、本日で今年もお終いです。少し古い話題ですが、今年5月、中国・上海で開催された「中露ビジネスフォーラム」で、ロシアのVTB銀行の頭取が「露中貿易からは米ドルなど […]
配信日時:2023/12/30 12:00 新宿会計士 RMB外貨準備通貨で日本円↑人民元↓ 外貨準備の世界では人民元の組入れ額がさらに減る一方、円安にも関わらず、むしろ日本円の組入れ額が増えたようだ――。そんな「意外な結果」が出てきました。IMFが今月公表した統計によると、世界の外貨準備に占める日本円の割合は5 […]
配信日時:2023/12/22 12:00 新宿会計士 RMBSWIFTランキングで人民元が急伸し再び4位に浮上 国際送金における人民元の決済高が急増し、再び日本円と逆転しました。なぜ人民元決済が増えているのかについては、理由は明らかではありません。ロシア要因にしても、なぜこのタイミングで伸びるのか、説明がつかないからです。ただ、国 […]
配信日時:2023/12/05 12:00 新宿会計士 RMBオフショア債券市場で人民元建て発行残高が過去最大に オフショア債券市場に関する最新統計で確認すると、人民元建てのオフショア債券発行残高が、また少し増えました。外貨準備の世界(つまりおカネを持っている人の側)ではむしろ人民元の残高は減っていたのですが、オフショア債券の世界( […]
配信日時:2023/11/28 14:00 新宿会計士 RMBAIIBのプロジェクト、3分の1はコロナ関連だった アジアインフラ投資銀行(AIIB)の本業融資の額が、もうすぐ300億ドルを超えそうです。ただ、2020年までは鳴かず飛ばず状態だったAIIBを「救った」のはコロナ禍だった、というのは当ウェブサイトでも何度か指摘してきた点 […]
配信日時:2023/11/24 12:00 新宿会計士 RMB一見急拡大の人民元決済、実情は「ユーロの一人負け」 国際的な送金市場で、中国の通貨・人民元の使用が拡大していることは間違いありません。ただ、それ以上に、米ドル、日本円などもその地位を密かに高めつつあります。SWIFTが24日までに発表した『RMBトラッカー』の最新レポート […]
配信日時:2023/11/22 12:20 新宿会計士 RMB【資料公開】今年9月時点における中華スワップ一覧表 2023年9月末時点で中国が外国の中央銀行や通貨当局と締結している通貨スワップ・為替スワップは、29件、金額が4兆元(5487億ドル)を超えている、などとするレポートが出てきました。中国人民銀行による『2023年版人民幣 […]
配信日時:2023/11/02 17:00 新宿会計士 RMB一帯一路の債務の罠にかかっているのは中国の側では? 中国が巨額のおカネを貸していると見られる国――トルコ、アルゼンチン、エジプト、ベネズエラなど――は、いずれも国際決済銀行(BIS)のデータで見て、それほど多額の債務に耐えられる国々ではありません。中華金融の「債務の罠」問 […]
配信日時:2023/10/31 11:00 新宿会計士 RMBキャッシュレス「しか」使えない中国の不便な貨幣経済 中国ではキャッシュレス決済が進みすぎるがために、最近だと現金で自販機のジュースですら買えなくなっているというレポートが出てきました。キャッシュレス決済は便利ですが、キャッシュレス決済「も」使えるというのと、キャッシュレス […]
配信日時:2023/10/21 09:00 新宿会計士 RMBアルゼンチンが中華スワップを利用して通貨防衛開始か デフォルトの常習国家であるアルゼンチンが、中華スワップの引出額を増やし、それらを通貨防衛に使い始めたようです。人民元は年初来で見て米ドルに対し下落基調が続いていますが、アルゼンチンが通貨防衛のために人民元を売れば、結果的 […]
配信日時:2023/10/20 08:00 新宿会計士 RMBユーロ圏外で日本円がポンド抜き3位に浮上=国際送金 当ウェブサイトでほぼ毎月紹介している、通貨別の国際送金シェアに関するレポートが出てきました。人民元の決済シェア自体はたしかに拡大しているのですが、これは「人民元が伸びている」というよりも、「ユーロのシェア急落を米ドルが補 […]
配信日時:2023/10/19 05:00 新宿会計士 RMB金の切れ目は縁の切れ目?一帯一路融資が5年で激減か 当ウェブサイトの仮説では、中華金融の最大の特徴は、「西側諸国が手を出さないプロジェクトにもカネを突っ込む」という、「与信審査能力の欠如」にあります。台湾メディアが引用した米ニューヨークタイムズの報道によると、中国が主導す […]
配信日時:2023/10/18 08:00 新宿会計士 RMB一帯一路会議に「日本として出席予定なし」=官房長官 「日本政府として、一帯一路会議に参加する予定はない」。松野博一内閣官房長官が淡々と述べたこの内容、一帯一路やAIIBなどの中華金融と一貫して距離を取って来たこれまでの日本政府の姿勢と整合しています。中華金融の正体は「リス […]
配信日時:2023/10/16 15:30 新宿会計士 RMB岐路に立つ一帯一路:リスクの取り方を間違う中華金融 ものごとの本質は、中国の与信審査能力の低さにあるのかもしれません。ウェブ評論サイト『フォーブスジャパン』には、中国が進める一帯一路金融に関する論考が掲載されているのですが、同論考にこんな節が出てきます。「中国はアジアやア […]
配信日時:2023/10/11 05:00 新宿会計士 RMB国際的な市場で非ドル化が進んでいるという事実はない 米ドルからの脱却、非ドル化、デドラリゼーション。口でいうのは簡単かもしれませんが、現実にはその道はかなり険しいです。こうしたなか、マレーシアがドル脱却に向け、中国、インドネシア、タイなどとの間で自国通貨建ての決済を増やす […]
配信日時:2023/10/03 08:00 新宿会計士 RMB人民元経済圏に取り込まれるロシア:人民元相場に関心 ロシアのメディア『タス通信』が現地時間の月曜日、ルーブルが人民元とユーロに対して急落したとわざわざ報じました。対米ドルではなく対人民元でのレートを報じたという点がポイントです。ロシアの主力銀行がドル決済網から排除され、必 […]
配信日時:2023/10/01 05:00 新宿会計士 RMB米誌「人民元の利用が徐々に広まっている」…本当に? 人民元の利用が米国の裏庭でもある南米で広まりつつある――。そんな話題を、米誌『ディプロマット』が報じています。実際、いくつかのデータで見ると、人民元の利用が拡大しているかのような兆候もあるのですが、これについてどう考える […]
配信日時:2023/09/30 11:00 新宿会計士 RMB日本円の組入れ額が過去最大に=世界各国の外貨準備高 IMFの外貨準備構成通貨に関する最新統計が、日本時間の金曜日夜までに更新されました。相変わらず米ドルのシェアは低落傾向ですが、興味深いのは日本円です。米ドル換算で見ると外貨準備の日本円のシェアは下がっているのですが、円換 […]
配信日時:2023/09/28 12:00 新宿会計士 RMB人民元のSWIFT国際送金のシェアが過去最大水準に 人民元の決済通貨シェアが過去最大水準となりました。国際的な送金における人民元のシェアが高まっていることは間違いありません。ただ、もう少し詳細に分析してみると、これは人民元の地位が上昇しているからというよりはむしろ、ユーロ […]
配信日時:2023/09/09 05:00 新宿会計士 RMBコロナ特需も落ち着く=AIIB AIIBの「定点観測」です。中国が主導する国際開発銀行「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)を巡っては、本業融資の金額が300億ドル弱に達するなど、順調に伸び続けています。ただ、この金額、正直に申し上げて対外与信総額が5 […]
配信日時:2023/08/29 12:00 新宿会計士 RMBBRICS共通通貨では西側通貨体制が揺るがない理由 BRICSに6ヵ国が参加し、「BRICSAEEISU(?)」なるものが発足し、「ほんのり反米・ほんのりイスラム」という「わけのわからない集合体」になったとする話題に、続きがあります。いくつかのウェブサイトなどでは、とくに […]
配信日時:2023/08/29 05:00 新宿会計士 RMB紙幣が信頼できない理不尽な中国 とある点に惹かれてその話題を調べ始めたところ、まったく別の論点にたどり着く、というのは、よくある話であり、知的好奇心の刺激としては、それなりに興味深い点です。当ウェブサイトでは国をまたいだ人の移動に関する統計を調べている […]
配信日時:2023/07/27 05:00 新宿会計士 RMB日経記事「ドル離れ進み始めた」→統計的に正しいのか 当ウェブサイトでは以前から、SWIFTやIMFなどのデータに着目し、人民元の国際化は「意外と進んでいない」とする点を指摘してきました。ただ、これに対し、日経新聞(電子版)に24日付で、『中国の二国間決済、人民元初の米ドル […]
配信日時:2023/07/24 12:00 新宿会計士 RMB西側諸国は特別引出権からの人民元の除外を検討すべき 結論からいえば、そもそも利便性が高くない通貨が米ドルに代わって覇権を握るという可能性はありません。当ウェブサイトではしばしば取り上げてきたとおり、人民元は2016年にIMFのSDR構成通貨に指定されましたが、外貨準備通貨 […]
配信日時:2023/07/14 11:30 新宿会計士 RMB外貨準備の世界では意外と広まっていない人民元の利用 外貨準備に関していえば、人民元の国際化は「足踏み状態」です。国際通貨基金(IMF)が四半期に1度公表する『COFER』と呼ばれる統計データによれば、世界の外貨準備に占める人民元の割合は2.58%で、金額は2881億ドルで […]
配信日時:2023/06/17 05:00 新宿会計士 RMB中国デタラメ記事「人民元重宝する動きが国際的拡大」 中国共産党の機関紙『人民日報』が先日、中国の通貨・人民元を巡って、「人民元を『重宝』する国際的動きが拡大中」だとする記事を配信したようです。アルゼンチンやブラジルなどで人民元決済などの動きが広がっており、一部では人民元建 […]
配信日時:2023/06/09 08:00 新宿会計士 RMB8年目のAIIB:「本業融資」は出資総額の4分の1 AIIBの融資、人民元建ての案件は「〇件」 AIIBの本業融資は少しずつ伸びているようですが、それでも出資総額の約4分の1に留まっています。肝心の融資案件の中身を見ると、世銀やADBとの協調融資案件に加え、ADBなどが拾 […]
配信日時:2023/06/07 05:00 新宿会計士 RMB与信管理ができていない中華金融:カネ借りる側も狡猾 世界最大の債権国は「中国」ではなく「日本」です 中国のスワップ外交・金融外交は、はたしてうまくいっているのか――。これについて調べれば調べるほど、「あり得ない」と言わざるを得ません。とくにスワップを巡っては、いわゆる「与 […]
配信日時:2023/05/26 15:00 新宿会計士 RMB【貧すれば鈍す】中華スワップ拡大目指すアルゼンチン 昔から、貧すれば鈍す、などといいます。中国は自国通貨の国債通用度を高めるためなどと称し、人民元建てのスワップの拡大を急いでいますが、これが中国にとって良い影響を与えるとは限りません。スワップを引き出す国はたいていの場合、 […]
配信日時:2023/05/19 05:00 (最終更新:2023/05/19 06:45) 新宿会計士 RMB中華スワップ残高増から考察する中華金融のお寒い実態 中国人民銀行の報告書によると、外国中央銀行が引き出している人民元建てのスワップの総額が、2023年3月時点で1090.85億元に達したのだそうです。Bloombergの報道記事によると、残高が1000億元を超えるのは史上 […]
配信日時:2023/05/18 15:00 新宿会計士 RMB「人民元の利用急増」とする報道を「数字で」検証する 最近、「国際決済の世界で米ドルの利用が減り、人民元の利用が増えている」、などとする報道を目にすることが増えています。ただ、国際的な統計資料を見る限り、そのような事実は確認できません。SWIFTが18日に公表した『RMBト […]
配信日時:2023/05/16 05:00 新宿会計士 RMBBRICS共通通貨はG7に対抗できっこない「空論」 「中国、ロシアなどが『BRICS』を軸にG7に対抗するのではないか」。「脱・米ドルを目指してBRICS共通通貨創設を目指すのではないか」。少なくとも金融評論家という立場からは、先進国的な通貨制度をまともに運用したこともな […]
配信日時:2023/05/03 12:00 新宿会計士 RMBインドネシアと韓国が相互の通貨による直接決済推進へ 「ASEAN+3」の通貨のなかで、国際送金の世界で存在感を持っているのは日本円であり、続いて人民元、香港ドル、シンガポールドル、タイバーツ、マレーシア・リンギットです。これら以外の通貨が国際送金の世界に顔を出すことはほと […]
配信日時:2023/05/01 08:00 新宿会計士 RMB「人民元の国際取引が着実に増える」記事に事実誤認も ロイターによると、ロシア、ブラジル、アルゼンチンなど一部の国・地域において、中国の通貨である人民元の決済比率が徐々に上がっているのだそうです。ただ、この記事自体にはいちぶ事実誤認もありますし、また、中国が国内金融・資本市 […]
配信日時:2023/04/29 09:00 新宿会計士 RMB「米ドルはすでに瓦解しはじめている」=中国メディア 「米ドルの地位が揺らいでいる」、とする記事は枚挙にいとまがないのですが、そのなかでもとくに強烈なのは、客観的事実に反する内容などをズラズラと並べて、「ドルはすでに瓦解し始めている」などと主張する、中国メディアの記事でしょ […]
配信日時:2023/04/26 12:00 新宿会計士 RMB来日のAIIB筆頭副総裁「日本の協力は極めて重要」 来日中のAIIBの筆頭副総裁が時事通信のインタビューに応じ、「日本との協力は極めて重要だ」などとして、気候変動対策をはじめとする協調融資などを含め、AIIBと日本の協力強化に意欲を示したのだそうです。ただ、言い換えれば、 […]
配信日時:2023/04/23 05:00 新宿会計士 RMB英ポンドに肉薄:送金シェア急伸の日本円「真の実力」 2015年8月、人民元は史上初めて、国際送金の世界において、決済シェア、ランキングともに日本円を抜きました。当時は人民元がこのままシェアを伸ばし、いずれ英ポンド、ユーロ、そして米ドルまでも追い抜いて世界の基軸通貨になるの […]
配信日時:2023/04/17 16:00 新宿会計士 RMB韓国紙「徐々に勢力を伸ばす人民元」…その真相とは? 「ドル覇権の時代が終わり、これからは人民元の時代だ」――。そんなことが言われ始めてから、早くも10年ほどが経ちます。しかし、現実のデータで見ると、人民元はトレード・ファイナンスなどの一部分野でそれなりの存在感を示している […]
配信日時:2023/04/11 05:00 新宿会計士 RMB順調にADBの下請機関と化しつつあるAIIBの現状 コロナ禍の影響もあったのでしょうか、ようやく、AIIBの融資残高が増え始めました。2022年12月末時点における本業融資額は222億ドルで、また、昨日時点における承認済みプロジェクトは206件、これらの融資がすべて実行に […]
配信日時:2023/04/10 08:00 新宿会計士 RMB「ドル覇権に亀裂」で人民元が国際化するわけではない 「人民元が米ドルを駆逐して世界の基軸通貨になる」と主張する人に欠落しているのは、「自身の全財産を人民元で持ちたいと思うかどうか」、という視点ではないでしょうか。要するに、自由主義国でもない国の通貨が信頼できるか、という話 […]
配信日時:2023/04/06 08:00 新宿会計士 RMBロシアが戦費調達で外債発行なら当該国に二次的制裁も 果たしてロシア政府は「パンダ債」を発行するのでしょうか?これに関して、当ウェブサイトとしては、「その可能性は高くない」と申し上げておきたいと思います。その理由は、もしもその通貨の発行国がロシア政府による外貨建ての債券発行 […]
配信日時:2023/04/05 05:00 新宿会計士 RMB世界の外貨準備統計で人民元建ての資産は増えていない IMFはSDRから人民元を除外できるか 著者自身、ロシアが国際的な決済網から締め出されたことで、人民元の地位がさらに上昇するのではないか、などと軽く考えていたのですが、あれから1年以上が経過したにも関わらず、各市場などに […]
配信日時:2023/03/09 05:00 新宿会計士 RMB通貨論と統計データで見る「ペトロ人民元の非現実性」 またぞろ、「ペトロ人民元」、「ペトロルーブル」に関する報道が目に付くようになりました。ロイターによると対ロシア経済制裁を逃れるためにロシアのエネルギー企業が価格上限を超えた部分を米ドルではなく「その他の通貨で」決済するよ […]
配信日時:2023/02/23 10:00 新宿会計士 RMBAIIBは「コロナ特需」一巡し融資の伸びは再び鈍化 中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の最新レポート等によれば、どうやらコロナ特需は収まったようです。本業融資は伸びているものの、その金額は2022年9月末時点で196億ドルと、依然として1000億ドル近い出資 […]
配信日時:2023/02/17 17:00 新宿会計士 RMB中国人民元の国際送金シェアが日本円の3分の1に低下 2023年1月の人民元の国際送金におけるシェアが大きく低下していたことがわかりました。SWIFTが16日に公表した最新版の『RMBトラッカー』レポートによると、ユーロ圏を除外した国際送金市場における決済シェアは、人民元が […]
配信日時:2023/02/10 16:30 新宿会計士 RMB世界の人民元建ての外貨準備高は増えていない=IMF 「ロシアが日米欧から金融制裁を受けている影響で、世界の外貨準備に占める人民元の割合が増えていくに違いない」。こんな仮説を著者自身は持っていたのですが、現在のところ、その仮説を裏付ける事実は見当たりません。というよりも、I […]
配信日時:2023/01/20 10:00 新宿会計士 RMB国際化が止まった人民元:中国は何を恐れているのか? 「人民元の国際化は2015年を境にピタリと止まった」――。これが、当ウェブサイトでかなり以前から提示している仮説のひとつです。実際、数年前までは盛んに喧伝されていた「人民元の国際化」も、単なる虚像だったのかもしれません。 […]
配信日時:2023/01/10 16:00 新宿会計士 RMBアルゼンチンが新たな「人民元建てのスワップ」を発動 アルゼンチンが人民元建てのスワップを発動したそうです。アルゼンチン中央銀行の発表によると、1300億元のスワップに加え、おそらくはアルゼンチンによる自国通貨防衛を補助するための資金としての新たな350億元分のスワップも含 […]
配信日時:2022/12/13 12:00 新宿会計士 RMBWSJ「通貨スワップを使って影響力の拡大図る中国」 当ウェブサイトでは先週指摘した「通貨スワップを使った中華金融」について、米メディアのWSJにも同様の趣旨の記事が出ていました。WSJの情報自体、当ウェブサイトよりもやや遅れているという点はさておき、中華金融の実情について […]
配信日時:2022/11/18 08:00 新宿会計士 RMB【総論】中国・人民元スワップ一覧(22年8月時点) 実態がよくわからないとされる中国人民銀行の通貨スワップ・為替スワップについて、網羅的に調査し、一覧表にしてみました。これによると2017年7月以降の5年あまりで中国が外国と締結したスワップは、少なくとも33本、金額にして […]
配信日時:2022/11/17 09:00 新宿会計士 RMB中国が米ドル建スワップ提供か=アルゼンチン大統領府 中国が人民元建てのスワップ以外に、アルゼンチンと米ドル建てのスワップを結んだ可能性が出てきました。アルゼンチン大統領府が「両国がG20サミットの機会に会談し、50億ドルのスワップの締結で合意した」と述べたからです。いまの […]
配信日時:2022/09/26 10:30 新宿会計士 RMBルーブル完全消滅:SWIFTランクで見る通貨の実力 SWIFTが公表する国際送金シェアのランキングから、ロシアの通貨・ルーブルはすっかり姿を消してしまいましたが、その分、人民元の決済シェアが目立って増えているという事実は確認できません。また、「G20通貨」と呼ばれる通貨で […]
配信日時:2022/08/23 05:00 新宿会計士 RMBトルコとの通貨スワップに期待するマレーシアメディア 以前から「脆弱通貨同士の通貨スワップ」については当ウェブサイトで指摘してきたとおりですが、これに続報が出てきているようです。具体的には、「トルコとマレーシアの通貨スワップ」です。脆弱通貨同士のスワップは中小企業同士の融通 […]
配信日時:2022/07/20 07:00 (最終更新:2022/07/20 07:26) 新宿会計士 RMBAIIB「コロナ特需」も一段落 AIIB不参加の日本は「置いてけぼり」ではなかった AIIBはコロナ関連特需で少しだけ融資を伸ばしたものの、ここに来て融資の伸びは再び鈍化しつつあるようです。AIIBとは中国が主導する国際開発銀行「アジアインフラ投資銀行 […]
配信日時:2022/07/15 12:00 新宿会計士 RMB円安局面は元高局面:「中国の輸出競争力」はどうなる 円安・ドル高局面とは、言い換えれば、円安・元高局面でもあります。国際決済銀行のデータをもとに「人民元・日本円」の為替相場を合成してみると、円は対人民元でも7年ぶりの安値水準にあります。日本は中国からスマートフォン、PC、 […]
配信日時:2022/06/26 12:00 新宿会計士 RMB「中韓共通通貨」なら韓国が人民元採用すれば実現する 久しぶりに驚きました。「中韓日3ヵ国をEUのようにしよう」。こんな主張が韓国メディアに掲載されたからです。そもそも日本人が重視する「ウソをつかない」、「約束を守る」という共通の価値観が存在しない中韓両国との共同体という発 […]
配信日時:2022/06/26 05:00 (最終更新:2022/06/26 11:00) 新宿会計士 RMB数字で読む:韓国「先進国指数」入り4回目失敗の理由 G20の一員でありながら、SWIFTの通貨別国際送金シェアやランキングに登場したことがない通貨というものが、6つほど存在します。アルゼンチン、ブラジル、インド、インドネシア、韓国、そしてサウジアラビアの通貨です。このうち […]
配信日時:2022/06/19 05:00 新宿会計士 RMBスリランカからの通貨スワップ発動要請を拒否した中国 中国との「人民元スワップ」はイザというときに役に立つものなのか――。これについて、ちょっと考えさせられる事例が出てきました。先月「事前調整型デフォルト」に陥ったスリランカです。一部メディアの報道によると、スリランカは中国 […]
配信日時:2022/05/29 08:00 新宿会計士 RMBSWIFTランキングに一度も登場したことがない通貨 あの国の通貨の決済シェアはタイバーツ・マレーシアリンギット以下 SWIFTがほぼ毎月公表している通貨別決済シェアランキングについて調べていくと、大変興味深いことが判明します。「あの国の通貨」が、過去にただの一度もランキン […]
配信日時:2022/05/28 05:00 新宿会計士 RMB【資料】中国が外国と締結しているスワップ協定の一覧 本稿は、「資料編」です。中国人民銀行が公表している中国語のレポートをベースに、中国の通貨当局である中国人民銀行が外国通貨当局と取り交わした通貨スワップ・為替スワップ等の一覧を作成してみました。本稿で収録するのは、2018 […]
配信日時:2022/05/19 12:00 新宿会計士 RMBSWIFTシェア落とした人民元:ルーブルはランク外 国際的な金融制裁を受けるロシアにとって人民元は貴重な決済手段なのでしょうか。SWIFTの最新データで見ると、ロシアの通貨・ルーブルが決済シェアランキングから完全に姿を消す一方、人民元の決済シェアについても2022年1月と […]
配信日時:2022/04/29 12:00 新宿会計士 RMBロシアで「ルーブルを金とペッグさせよう」とする提案 ロシアの『イズベスチヤ』によると、ロシアで最近、金本位制が検討されているフシがあるようです。ただ、金本位制には健全な経済運営を不可能にする決定的な欠点があります。それは、物理的な金地金の量以上におカネを発行することができ […]
配信日時:2022/04/23 09:00 新宿会計士 RMB人民元の国際送金シェア急落:ロシア制裁との関係は? SWIFTが昨日公表した『RMBトラッカー』の2022年3月時点のデータに基づけば、人民元の決済比率が落ち込んだようです。ロシアの主要金融機関がSWIFTNetから除外された措置と、何らかの関係はあるのでしょうか?これに […]
配信日時:2022/04/15 05:00 新宿会計士 RMB開戦準備の証拠?ロシア外貨準備でドルが急減していた 中露は金融の世界で「一蓮托生」の関係になってしまった ロシア中央銀行がつい先日公表したレポートを読んでいくと、中露両国が金融面で一蓮托生になってしまった可能性が浮かび上がりました。つまり、中国はロシアに対し、最大で125 […]
配信日時:2022/04/14 08:00 新宿会計士 RMBAIIBのプロジェクトに人民元建てのものは〇件ある 遅まきながら、中国が主導する国際開発銀行である「AIIB」の2021年12月時点の決算が出て来ました。本業による融資と思しき金額は150億ドルを超えるなど、一見すると融資残高は順調に伸びているようにも見えます。ただ、冷静 […]
配信日時:2022/04/09 08:00 新宿会計士 RMB外貨準備で人民元の存在感高まる一方で「落とし穴」も 人民元は意外と外貨準備の構成通貨として適している? 人民元が最近、ひそかに外貨準備の構成通貨としての重要性を高めつつあります。米ドルに対して価値が安定していること、ロシアに対する西側諸国の制裁に同調しなかったことなどが評 […]
配信日時:2022/03/15 12:00 新宿会計士 RMBロシア財相「外貨準備の半分凍結:利払はルーブルで」 ロシアのシルアノフ財相は同国の外貨準備6400億ドルのうち3000億ドルが凍結されたとしたうえで、水曜日に利払を迎えるドル建て国債を巡っては、あくまでもルーブルで支払うとの姿勢を示し、しかもそれが「外貨準備の凍結という非 […]
配信日時:2022/03/07 08:00 新宿会計士 RMB西側の対ロシア金融制裁で中国に1000億ドル負担も 中国はいざとなったらロシアに1000億ドル程度の資金を提供しなければならない――。国際通貨基金(IMF)のデータに加え、ロシア中央銀行のレポートからは、そんな可能性が浮上します。ロシアはここ数年、外貨準備における米ドルの […]
配信日時:2022/02/27 11:11 新宿会計士 RMB欧米、共同声明で「ロシアのSWIFT排除」など発表 欧州委員会や米国、欧州主要国は日本時間の本日、ロシアの特定の銀行をSWIFT決済システムから除外するなどの追加措置を打ち出しました。ロシアの貿易の50%が米ドル建てである、などとされるなか、短期的にはロシア経済には大きな […]
配信日時:2022/02/18 05:00 新宿会計士 RMBイラン核合意再建なら韓国の外貨準備が減少する可能性 イランと韓国には、過去に「原油輸出代金のウォン資金決済」という、非常に異例な仕組みが存在していました。なぜ異例なのかといえば、韓国ウォンという通貨自体、国際的に広く通用する通貨ではないにも関わらず、イランがその通貨で石油 […]
配信日時:2022/02/14 10:00 新宿会計士 RMB韓国経済団体「ウォンには国際通貨となる資格が十分」 韓国紙で今朝、「韓国ウォンはIMFのSDRに指定される資格がある」とする報告書に関する話題が取り上げられています。ただ、いろいろ勘違いしている人も多いのですが、「SDR指定されたら国際通貨になる」わけではありません。話は […]
配信日時:2022/02/01 11:00 新宿会計士 RMB韓国紙「デジタル人民元はドル覇権にヒビを入れるか」 『月刊Hanada』3月号に掲載されたデジタル人民元に関する拙稿と同じような主張を、韓国メディア『ハンギョレ新聞』(日本語版)にも発見しました。ただし、拙稿との違いがあるとしたら、ハンギョレ新聞の記事の方では、デジタル人 […]
配信日時:2022/01/27 05:00 新宿会計士 RMB月刊Hanada見本誌で気付く、紙媒体の長所と短所 現在発売中の『月刊Hanada2022年3月号』に、デジタル人民元に関する論考が掲載されています。先日の『月刊Hanada「デジタル人民元脅威論者たちの罠」』でもお伝えしたとおり、この論考自体は当ウェブサイトのこれまでの […]
配信日時:2022/01/23 12:00 新宿会計士 RMB月刊Hanada「デジタル人民元脅威論者たちの罠」 保守系のオピニオン誌『月刊Hanada』に、「デジタル人民元が登場したところで人民元が基軸通貨になることはない」とする論考が掲載されました。これは、当ウェブサイトで以前から申し上げてきた論点を、改めて雑誌という形式に落と […]
配信日時:2022/01/22 05:00 新宿会計士 RMBSWIFTランキングで日本円が再び人民元に抜かれる SWIFTが公表する『RMBトラッカー』で、日本円と人民元の国際送金シェアが再逆転しました。ユーロ圏を含む国際送金において、日本円のシェアが5位に落ち、人民元のシェアが4位に浮上したのです。ただ、このシェアの逆転は、人民 […]
配信日時:2022/01/13 12:00 新宿会計士 RMBスリランカと中国・債務の罠:人民元経済圏の落とし穴 スリランカといえば、南部の港湾を中国に取り上げられてしまった国としても知られます。そのスリランカは現在、コロナ禍により主力産業である観光業が壊滅的な打撃を受け、外貨準備不足のため、紅茶を使って石油を輸入する、といった状況 […]
配信日時:2022/01/09 05:00 新宿会計士 RMBアプリのダウンロード開始のデジタル人民元「脅威論」 あらかじめ申し上げておきますが、「デジタル人民元脅威論」はウソです。北京オリパラを前に、デジタル人民元のスマホ試行版アプリの実証実験が始まるそうですが、いくら人民元の使い勝手が良くても、人民元が米ドルに代わる基軸通貨とな […]
配信日時:2022/01/07 08:00 新宿会計士 RMB「人民元通貨圏」は世界経済にとっての「脅威」なのか 中国の真の狙いは「人民元の国際化」ではなく「人民元経済圏」の確立である――。かつての東西冷戦時代、米ドルを中心とする西側諸国の経済と、ルーブルを中心とする東側諸国の経済は、完全に分断されていました。もしかすると、中国の真 […]
配信日時:2021/12/14 12:00 新宿会計士 RMBトルコリラ急落:通貨スワップの「再発動」はあるのか 中東の大国・トルコの通貨が急落しているようです。「金利は悪」と叫ぶエルドアン大統領の政治的圧力を受け、中央銀行がインフレ下にあるにもかかわらず利下げに踏み切っているからであり、これはある意味で当然の現象でしょう。ただ、ト […]
配信日時:2021/11/27 09:15 新宿会計士 RMB中国が保有する人民元通貨スワップ等をすべて列挙する 中国が諸外国と締結する通貨スワップ・為替スワップは、著者のカウントでは少なくとも24本存在し、また、かつて存在したものも含めれば40本近くに達しますが、正直、「質より量」という印象が否めません。「一帯一路」構想に沿って発 […]
配信日時:2021/11/26 06:00 新宿会計士 RMB人民元は基軸通貨とならない⑤使えない人民元スワップ 中国人民銀行によると、人民元建ての通貨スワップ協定は2020年末時点で22個存在するそうですが、正直、トルコの事例を例外とすれば、どうもこの「元建てスワップ」自体にあまり使い道がありません。それに、中国はこのスワップを「 […]
配信日時:2021/11/25 06:00 新宿会計士 RMB人民元は基軸通貨とならない④デジタル化以前の問題? 「デジタルカレンシーで人民元は米ドルに代わる基軸通貨になる!」。こんな議論を見かけることが増えてきました。結論から言えば、あり得ません。いや、「あり得ない」というよりも、人民元を国際化させようと思うならば、「デジタルカレ […]
配信日時:2021/11/24 06:00 新宿会計士 RMB人民元は基軸通貨とならない③増えない人民元国際送金 ~「システム整えたら基軸通貨化」という本末転倒した議論~ 人民元がCIPSなどの独自の国際送金システムで米ドルの覇権に挑戦しようとしている、という話を聞きます。なんだか、意味がよくわかりません。そもそも人民元が国際的な通 […]