韓国が「ツートラック外交」追求のうちに米韓同盟は破綻へ?

ここ数日の当ウェブサイトでは、いいかげん、韓国の記事ばかりが目につくのですが、やはりどうしても紹介せずにはいられない記事が連日のように出て来てしまいます。ただ、韓国側で「日本を貶めつつ日本に擦り寄る」という「ツートラック外交」論が台頭していることは事実ですが、それと同時に、昨日はさりげなく、米韓同盟が危機に瀕しているという重要な記事が出て来ています。

韓国のご都合主義外交

急速に悪化する日韓関係

何度も繰り返しで恐縮ですが、当ウェブサイトは「独立系ビジネス評論サイト」と名乗っており、別に「韓国専門の評論サイト」ではありません。

しかし、ここ数週間、平均して1日に1回は必ず日韓関係について取り上げているような気がします。というのも、何といっても先月11日の観艦式では「旭日旗騒動」なるものが発生し、30日には「戦時徴用工判決」なるものが出されるなど、日韓関係がまさに破綻の危機に瀕しているからです。

そういえば、今月上旬には、慰安婦問題を最終的かつ不可逆に解決するための「慰安婦財団」を、韓国政府が解散するという報道もあります。まさに、日韓関係は風前のともしびのような状況に陥っているのです。

また、韓国の話題を取り上げることが多いということは、必然的に、韓国メディア(中央日報、朝鮮日報、東亜日報、ハンギョレ新聞など)の記事を話題として取り上げることが多い、という意味でもあります。

私が韓国メディアの報道を頻繁に引用する理由は、これらのメディアの記事に「感銘を受けて、どうしても紹介したいから」、ではありません。むしろ「呆れて物も言えなくなる」という記事を次から次へと発見してしまうからです。

昨日も『「債権差押」爆弾は日本企業撤退招く?徴用工巡る韓国式思考』や『マネージの本当の意味は、「日韓関係の秩序ある破綻処理」?』で韓国メディアの考え方の一端を紹介したので、どうして私が韓国メディアの報道に「物も言えないほど呆れているか」についてはおわかり頂けると思います。

なによりむかしから、「現実は小説より奇なり」、といわれます。

当ウェブサイトを立ち上げた2016年7月、あるいはもっと昔、「ブログ」という形でウェブ評論を開始した2010年7月の時点から、私は「日韓関係はこのままでは破綻の危機に瀕する」と申し上げて来たのですが、当時、そんなことを主張しても、賛同してくれる人はあまりいませんでした。

しかし、「徴用工判決」が下された10月30日以降に関していえば、「このままだと日韓関係が破綻しかねない」と訴えかけると、それに共感して下さる意見が激増したように思えてなりません。

なお、いちおう、私自身の立場を明らかにしておきますが、私の主張は、常に、「日韓関係が破綻するという最悪の場合に備えなければならない」というものであり、「日韓関係が破綻して欲しい」と思っているわけではありません。この点をご理解ください。

ツートラックを堂々と主張

少し前置きが長くなりましたが、昨日に続き、本日も、「呆れて物も言えない」という事例に該当する典型的な記事を紹介しておきたいと思います。それが、昨日『中央日報』(日本語版)に掲載されていた、この記事です。

【コラム】実利外交に進む出発点=韓国(2018年11月01日12時54分付 中央日報日本語版より)

タイトルに「実利外交」とありますが、私に言わせれば、この記事が主張している内容とは「ご都合主義外交」です。記事では、文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領が先月の欧州歴訪で北朝鮮制裁の緩和を求めたが、フランスなどから拒絶されたという話題などを紹介。そのうえで、次のように主張します。

結局は自分たちの味方を増やしていくしかない。現在、北核の脅威で韓国と利害が一致する国は日本だ。/先月30日、最高裁の強制徴用賠償判決で両国関係はさらに難しくなった。ところが過去は過去として未来に向かって進むという「ツートラック」が今まさに求められる」(※下線部は引用者による加工)

「ツートラックが今まさに求められる」!

なるほど。つまりツートラックとは、「旭日旗騒動」、「徴用工判決」、「慰安婦問題蒸し返し」などの「過去の問題」で日本との外交を徹底的に破壊しつつ、都合が良い部分については「未来に向かって進む」、つまり日本を利用する、という主張ですね。

ツートラックとは「ご都合主義」のこと

すなわち、この「ツートラック」とは、日本語でいえば「良いところ取り」、あるいは「ご都合主義」のことです。

もう1度言います。「呆れて物も言えません」。

もっとも、私のように、わりと長年の「韓国ウォッチャー」を自称する者の立場からすれば、自分の都合に合わせて日本を利用したり、日本を罵倒したりするダブル・スタンダードぶりは、まさに「韓国の常」であり、「呆れて物も言えなくなる」ものの、今さら驚くに値しません。

しかし、最近になって、とくに「徴用工判決」を契機に韓国ウォッチングを開始したという人の場合、おそらく、違和感や戸惑いを抱く方が圧倒的多数でしょう。いや、中には、「ふざけるな!」と怒鳴りたくなるという方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか?

当たり前の話です。

「外交」といえば国と国との関係のことですが、別に難しく考える必要はありません。というのも、国といっても、しょせんは人間の集合体であり、国同士が仲良くする、あるいは仲違いする理由も、私たちが一般常識で考える人間関係と、まったく同じだからです。

たとえば、Aさんの隣に住んでいるBさんが、普段からAさんに「あんたの爺さんが俺の爺さんに迷惑を掛けた、謝れ!」としつこく言ってきている反面、Bさんが町内会で孤立気味になっているときに、「お隣同士だから仲良くしようよ」と擦り寄ってきたら、Aさんはどう感じるでしょうか?

少なくとも私がAさんの立場だったらBさんのことを無視すると思います。

あるいは、Aさんは先祖代々の倹約家で、ある程度の財産を持っているとしましょう。このとき、Bさんがサラ金に手を出して生活が破綻しそうになり、Aさんに「おカネを貸してよ」と擦り寄ってきた場合、Aさんとしてはなおさら「関わり合いになりたくない」と感じるでしょう。

要するに、この事例でいうツートラックとは、「過去の歴史でA家を糾弾し続けるが、現在の生活ではA家を利用してやろう」とする、B家の基本的な態度のことです。

A家を日本に、B家を韓国に置き換えて頂ければ、現在の日韓関係そのものに当てはまるでしょう。

外交基盤が崩れる韓国

米国は早ければ数年以内に統制権返還へ

ただ、韓国の方からこのような「ツートラック論」が堂々と出てくる背景については、私たちとしては冷静に分析する必要があります。というのも、現在の韓国外交は、米国とも中国ともうまく行っておらず、さらには欧州からも相手にされていないからです。

このなかでも、とくに米国との関係でいえば、昨日はこんな「ビッグ・ニューズ」が出ています。

米軍からの有事作戦統制権移管 文大統領任期内の可能性も(2018/11/01 01:00付 聯合ニュース日本語版より)

これは、盧武鉉(ろ・ぶげん)政権時代からしばしば出ていた「戦時統制権返還」の問題です。

もともと、朝鮮半島で有事が発生した場合(たとえば北朝鮮が38度線を破って攻めて来た場合など)、韓国軍を含めた作戦・統制の権限は米韓連合司令部が持っています。これがいわゆる「戦時統制権」の問題です。

すでに平時の作戦統制権は1990年代に韓国に返還されているのですが、盧武鉉政権時代の2007年、戦時統制権についても2012年までに韓国に移譲することで米韓両国が合意していました。

ところが、その後、韓国で政権が変わり、李明博(り・めいはく)政権時代の2010年には2015年に、朴槿恵(ぼく・きんけい)政権時代の2014年には2020年代半ばに、それぞれ統制権の返還を先送りしたのです。

戦時統制権返還問題
  • 2007年 盧武鉉政権下で2012年までに戦時統制権を韓国に返還することで合意
  • 2010年 李明博政権下で戦時統制権返還を2015年に延期
  • 2014年 朴槿恵政権下で戦時統制権返還を2020年代に延期
  • 2018年 文在寅政権下で戦時統制権の返還加速で合意

報道によれば、この戦時統制権の返還については具体的な時期が明示されているわけではありませんが、スケジュールとしては、順調にいけば文在寅氏の任期が満了する2022年には戦時統制権の完全移管が実現するそうです。

統制権返還の最速スケジュール
  • 2019年…初期運用能力(IOC)の検証
  • 2020年…完全運用能力の検証
  • 2021年…完全任務遂行能力の検証
  • 2022年…戦時統制権の完全移管

米国はいずれ在韓米軍を撤収へ?

そういえば、ドナルド・J・トランプ米大統領は、以前からしばしば、在韓米軍を撤収する可能性に言及し続けています(たとえば、6月12日にシンガポールで行われた米朝首脳会談直後の記者会見では、3万2000人の在韓米軍を「いつかは帰国させたい」と発言しています)。

また、米国内では以前から米韓同盟の必要性そのものに対する懐疑的な意見が出ているという話題については、日本経済新聞社の元編集委員で日本を代表する「コリア・ウォッチャー」の鈴置高史氏が寄稿した7月10日付の日経ビジネスオンラインの記事でも、次のように指摘されています。

そもそも米国にとって、戦略的な要衝ではない韓国との同盟は価値がありません。それどころかカネがかかるし、余計な紛争に巻き込まれるリスクもある。/朝鮮戦争で韓国を助けたために米国はこの半島にはまり込んでしまった。もともと朝鮮半島は米国の防衛線の外にあるのです。/2010年頃から米軍関係者は「米韓同盟は長続きしない」と日本の安保関係者に非公式に通告してきています。

これに加えて、日本経済新聞は先月、マイク・ポンペオ米国務長官が康京和(こう・きょうわ)韓国外交部長(※外相に相当)に「激怒した」と報じていますし(『「ポンペオ氏が韓国に激怒」報道の続報 知的格闘の楽しさ』参照)、米韓同盟が破綻の危機に瀕していることは間違いありません。

「ポンペオ氏が韓国に激怒」報道の続報 知的格闘の楽しさ

もちろん、軍事バランスその他の関係もあり、在韓米軍が「今すぐ」韓国から撤収するのは非現実的です。

しかし、もともと米国は「コストもかかりメリットが少ない米韓同盟」(※)を維持することに負担を感じているとの情報があるなかで、度重なる文在寅政権の行為に対し、トランプ政権がかなりのストレスを感じているということは間違いありません。

(※もっとも、米国が米韓同盟を「コストもかかりメリットが少ないと感じている」、という点については、私自身が米軍関係者から確認を取ったわけではありませんが…。)

ということは、現在の文在寅政権が続いている間に、米国としてはさっさと戦時統制権を韓国に返還し、在韓米軍の規模も大幅に縮小してしまおうと考えていたとしても不思議ではありません。

参考:文在寅大統領との間に1人置いて座るドナルド・J・トランプ米大統領

(【出所】米ホワイトハウスHP)

米国は韓国をどうしたいのか?

もっとも、米国が韓国をどうしたいのかについては、私自身にも確信が持てない点でもあります。

先ほど引用した記事の中で、鈴置氏は「2010年頃から米軍関係者は日本の安保関係者に非公式に米韓同盟破棄の可能性を通告してきている」と指摘していますが、果たして米国は自国の国益を意識せず、米韓同盟を簡単に破棄するものなのでしょうか?

読者の皆様には異論もあるかもしれませんが、私は米国がすんなりと韓国を「捨てる」という決断を下すとは限らないと考えています。

文在寅政権が米国の意向に沿わない政権であることは間違いありませんし、米国政府も十分に賢いので、そのことはすでに見抜いているはずです。

しかし、米国としては「韓国の現在の政権を担っているのが文在寅大統領だから、米韓同盟を破棄しよう」と単純に考えるのではなく、「米国の意向を受けて動く政権に変えられるならば変えてしまおう」と考えていたとしても不思議ではないからです。

つまり、米国としては韓国軍をそそのかし、軍事クーデターを発生させて文在寅政権を除去し、米軍の言うことを聞く政権を成立させる、というシナリオです。

これについては手前味噌ですが、『朝鮮半島8つのシナリオ・2018年9月版、大幅な確率修正』のなかで、少しだけ言及しています。

朝鮮半島8つのシナリオ・2018年9月版、大幅な確率修正

この中で私は、朝鮮半島の未来を、次の4つにわけて、それぞれの確率を示しています。

  • (1)北朝鮮による赤化統一(30%)
  • (2)中国の属国化(65%)
    • ①韓国の中華属国化(20%)
    • ②南北クロス承認(10%)
    • ③統一朝鮮の中華属国化(25%)
    • ④北朝鮮分割(10%)
  • (3)現状維持(5%)
  • (4)海洋同盟陣営に留まる(0%)
    • ①米国による金正恩に対する斬首作戦
    • ②韓国軍による軍事クーデター

このうちシナリオ(4)②が、まさに韓国軍による軍事クーデターです(※もっとも、現時点で一応、確率としてはゼロ%と置いていますが…)。

逆に言えば、ここに挙げたなかで、特に(1)(2)のシナリオだと、米韓同盟は破棄されるということが前提です。米韓同盟が将来的に消滅する可能性は95%だと私は見ているのですが、万に一つ、韓国で親米政権が誕生する可能性がゼロではないという点については、一応指摘しておく必要はあるでしょう。

条件はただ1つ

「困った時の日本頼み」

状況をまとめておきましょう。

まず、現在の韓国は、外交的に行き詰っています。

どんな国であっても、「国民が安心して働き、暮らしていける国」を作っていくことが国の目標です。そして、この「国民が安心して働き、暮らしていけること」を専門用語で言い換えれば、「(軍事的な)安全保障」と「経済的利益」です。

韓国は経済的には中国に命運を握られつつあるとともに、軍事的には北朝鮮の脅威に直面しています。

中国はルールを平気で破る国であり、韓国はそんな中国に対して経済面(とくに輸出面)で依存し切っています。たとえば、高高度ミサイル防衛システム(THAAD)配備を巡り、韓国を訪問する中国人観光客が激減したことがありましたが、これは観光面で中国に依存した韓国の自業自得です。

また、北朝鮮は麻薬製造、外国人の誘拐、偽札の使用、保険金詐欺、奴隷労働など、国際ルールと人道に反するさまざまな犯罪に手を染めた「犯罪者集団」です。そんな危険な犯罪者集団と38度線を挟んで向き合っているのが、韓国という国なのです。

こうしたなかで、もし韓国が「自由・民主主義陣営」に留まりたいと思うのならば、まずは日米との関係を改善することが必要です。

それなのに、韓国は自国を助けてくれるはずの米国と日本を苛立たせ、自国に脅威をもたらすはずの北朝鮮に擦り寄り、中国との関係を損ね、欧州との外交でも大きな失敗をしました。こうした状態から、韓国は今後、いままで以上に日本への擦り寄りを試みるかもしれません。

まずは過去と決別しなさい、話はそれからだ

しかし、私はこうした「困った時だけの日本頼み」を許してはならないと考えています。

韓国が日本との関係改善を求めているのならば、まずは過去と決別することが必要です。

韓国が一貫して主張してきた内容とは、「日本は過去の歴史を真摯に反省し、謝罪すべきだ」とするものです。日本がこうした韓国側の主張に配慮して来たのには、理由があります。

まず、1965年の国交正常化当時、日本は近隣をソ連、中国、北朝鮮などの共産主義国に固められており、こうした中で台湾と韓国が、数少ない「自由主義陣営諸国」だったという事情です(もっとも、当時の韓国と台湾は民主主義国ではありませんでしたが…)。

また、当時、韓国社会にはまだまだ日本統治に学んだ世代が現役で活躍していて、韓国社会には当時の日本社会の中堅層、リーダー層などと「同窓」だったという人もたくさんいました。当然、日本側に、「国民に対しては反日を強調しなければならない」という韓国側の建前に理解を示す人もいたのです。

つまり、当時の日韓は共通の脅威と同窓のよしみで結束していたといえるでしょう。

しかし、いまやソ連は崩壊し、中国の日本に対する脅威もかつてほどではなくなり、北朝鮮も国力が疲弊していて、その気になれば日本の敵ではありません。かつてと比べると、日本が「韓国と」結束する必要性は低くなっています。

さらに、現在の韓国社会では、戦後韓国の反日教育によって洗脳された世代が社会の中核を占めており、日本社会に暮らす私たちと価値観を共有していません。当然、半ば強引な「反日」に理解を示す日本人は、かつてと比べると激減しているのです。

人間関係において、利害関係もなく、血縁でもない相手と仲良くなるためには、まずは「相手に対する敵意」を捨て去る必要があります。

この点、日韓は価値も利益も共有していない関係ですので、かかる時代において、日韓が友好関係を築き上げるためには、まずは「相手に対する剥き出しの敵意」を捨てねばなりません。ちなみに「相手に対する敵意を剥き出しにしている」国は、この場合、日本ではなく、韓国の方です。

果たして韓国にそれができるのでしょうか?

当ウェブサイトの記事が何らかのきっかけで韓国語に翻訳され、韓国人の皆さんが読んで下さるのであれば、こうした私のメッセージが少しでも伝わるのかもしれません。しかし、残念ながら私はあまりそのことを期待しておらず、日韓関係が破綻の危機に瀕するのは時間の問題だと考えているのです。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 匿名 より:

    洗脳っていうけど、反日教育は「染脳」だもんなあ。脳細胞まで染色された日には、洗い落とせないだろうねもはや。さらに今度は今どき流行らない赤い色に染めようとしてるし。もうどうにでもなーれ(AA略)
    この民族に民主主義はそぐわないような気がする。両班のご主人様に、奴隷の白丁。この組み合わせが一番幸せそう。周囲に迷惑かけない前提だけど、金王朝の下なら楽しく暮せるんじゃないのかなあ(鼻ほじ)

  2. りょうちん より:

    50th SCM communiqueです。

    https://media.defense.gov/2018/Oct/31/2002057967/-1/-1/1/50TH-SCM-JOINT-COMMUNIQUE.PDF

    戦時統制権移管に関しては新聞記事と変わらないので、長文の英語を読むまでもありませんが、センテンスの一つを割いて、日米韓三国軍事同盟(え?)の重要性を確認させられています。
    二国間協議の声明文にわざわざ日本を入れてくる辺りが米国の嫌らしいところ。
    実際のところ、在日米軍基地の存在がない限り朝鮮半島有事には米軍がまともに攻撃したり、在韓米国人・友好国人の保護、そして撤退ができませんから、日本と協力させることは言うまでもなく重要なんですが、このタイミングでは、「あえて」入れさせたと読むのが妥当でしょう

    1. 韓国在住日本人 より:

      りょうちん様

       日米韓軍事同盟の内容が入っているのですか?
       それはまた中国からキツイお仕置きがありますね。たしか、THADD問題の解きに「韓米日安保協力が軍事同盟に発展しない」と中国にお約束していたと記憶しております。
       
       駄文にて失礼します

      1. りょうちん より:

        ごめんなさい。意地の悪い誤訳をしましたw

        15. The Secretary and the Minister concurred in the importance of U.S.-ROK-Japan trilateral
        security cooperation based on common security challenges. They committed to continue
        trilateral cooperation such as high-level policy consultations, various combined exercises,
        and enhanced information sharing and pledged to seek ways to expand such efforts into
        multilateral regional cooperation to promote peace and stability in Northeast Asia.

        ですから、

        「大臣と長官(SCMは軍と文官トップの2+2協議)は、共通の安全保障問題における米韓日三国間の軍事協力の重要性について同意した」

        程度の翻訳が妥当です。
        別に「米韓日三国間の軍事協力」なんざ安倍首相が口癖のように言って「いました」から、別の場所での発言ならどうということのないことですが、この文脈では意味深と考えるが妥当でしょう。

  3. 匿名 より:

    ツートラックで行こうと堂々と主張しちゃうあたりキチガイですわ。

    1. 匿名 より:

      ツートラのキチということで、文寅吉でいいでしょ、大酋長の戒名は

  4. ごぅ より:

    長年にわたる北親左派の計画通りなんじゃないでしょうか。
    関係改善を望む韓国人も反日イデオロギーを刷り込まれているし、日本や米国との関係悪化は左派政権の望む所だと思います。
    効率良く北と統一するには、政権の手を汚さず法廷に日本との悪化をやらせ、右派に何も言わせない為に米国から同盟打切りを言わす。
    うわむやのうちに半島の核を共有して大国に対抗する。
    文政権の真の狙い。

  5. たけ より:

    しかしその北からも、目立った成果なしで冷遇されているという。
    停戦協定に韓国は入ってないので、何の権限も持ってない苦しい立場ですね。
    内憂外患どころか、本当に全てが行き詰まっています。

    1. 匿名 より:

      冷遇はするが、平壌に連れてった韓国財閥のタニマチは、おまえに食わせる冷麺はないと言われる始末。助けてもらう方が威張るだもんな、朝鮮民族では。
      かつては、金借りる韓国の方が一円たりともまからなないと、金貸す日本に命ずるとかだし。格上の韓国を格下の日本が助けるのは至極当然のことらしいです、あいつらの常識では。

  6. りんこ より:

    韓国が過去と決別するのは無理だと思います。恨の心がDNAに組み込まれていて、赦すという心がない限り。中央日報のタイトルに「〇〇は憎いが…」とよく使用しているのを見ると、無意識のうちにこういった言葉を使い、読み手も何にも感じない国なんだって思います。平気で日本に困った時はすがれるののは、どんな時でも「ウリ」が1番だからだと思います。韓国は近代国家ではないリスキーな国。という事が今回よくわかりました。更新ありがとうございました。

  7. りょうちん より:

    読み物としては抱腹絶倒の面白さを保証します。

    https://japanese.joins.com/article/696/246696.html?servcode=200&sectcode=200
    文大統領「奇跡のようにやってきた『韓半島の非核化』に向けて力を集めてほしい」

    >「われわれは汽車でユーラシア大陸を越えて東アジア鉄道共同体を通じて多国間平和安保体制に進むだろう」

    のくだりに至っては絶頂を覚える。
    これに対する日本の反動的マスコミの反応w
    https://www.yomiuri.co.jp/world/20181101-OYT1T50080.html
    文大統領、徴用工問題に言及せず…施政方針演説

    >9月の南北首脳会談に合わせて署名された南北国防相による軍事合意書については「朝鮮半島での南北間の軍事的衝突の危険を完全に除去した」と述べた。

    国境の監視塔、地雷の除去なども実行するらしいです。
    ここの為に米国はクラスター爆弾・対人地雷禁止条約に批准しないでいてあげたのにw

    あと面白い記事は
    https://japanese.joins.com/article/705/246705.html?servcode=A00&sectcode=A10&cloc=jp
    徴用の“恨”は晴らしたが…日本に反論する外交戦は今から

    https://japanese.joins.com/article/701/246701.html?servcode=A00&sectcode=A10&cloc=jp
    駐日韓国大使「両国が互いに落ち着くためにも時間が必要」

    https://japanese.joins.com/article/676/246676.html?servcode=A00&sectcode=A10&cloc=jp
    中曽根元外務大臣の妄言…「韓国は国家の体を成しておらず」

    この人が外務大臣やってたってぞっとしますわ。
    ちゃんと「近代国家」って正確な物言いをしなさいよねえ・・・ホント。
    邪馬台国だってちゃんと国家でしたよ。

    メインディッシュ
    https://japanese.joins.com/article/672/246672.html?servcode=A00&sectcode=A10&cloc=jp
    <インタビュー>河野外相「徴用工判決、極めて遺憾…日韓は切っても切れない関係」

    まず

    >書面で行われたインタビューで

    でズコーーー。
    こんなん法務関係の専門家が想定問答集を孫引きしたに決まってるじゃん。それでも

    >--韓国政府に対してどのような措置を求めるか。
    > 「具体的にどのような措置を講ずるべきかは、韓国政府が一番よく分かっておられると思う」

    うわー。外交の場でここまでよう言わんわww。

    >--読売新聞は「日本企業が賠償金を支払う代わりに経済協力金を受け取った韓国企業や韓国政府、日本企業や政府など4者が共に財団を設立する方案が非公式的に議論されている」と報じた。

    >「日本政府として御指摘のようなことは全く考えていない」

    > --慰安婦被害者の「和解・癒やし財団」がまもなく解散するとみられているが。

    > 「『和解・癒やし財団」』については、日本政府が拠出した10億円を基に、元慰安婦の方々に対する事業を行い、合意時点で御存命の元慰安婦の方々47名のうち、36名の方々が事業を受け入れていると承知している。日韓両政府が協力して進めてきた『和解・癒やし財団』のこれまでの活動については、韓国の方々にも広く、そして、正確に知っていただきたいと思う」

    > --韓国が10億円を返還すると言えばどうするか。

    > 「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、日韓合意を破棄しない、再交渉を求めない旨明らかにしている。したがって、韓国が10億円を日本に返還するということはあり得ないと思う」

    ばっさりですね。中曽根元外務大臣とかでなくて本当に良かった・・・。

    1. 匿名 より:

      「邪馬台国以前」「部族と酋長」くらいの意味では極めて正しい表現です。あと、「和解・癒し財団」は「またかい賤しい財団」の呼称が正しい。

  8. りょうちん より:

    鈴置さんの新記事も出ています。
    https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/110100204/
    文在寅政権は「現状を打ち壊す」革命政府だ
    「民族の核」を持つ北と組めば怖いものなし

    いや、ヲチャーには新しいことではないですが、それ言っちゃいますか。

    1. spaceman より:

      文在寅さんの経済政策を見る限り、資本主義経済については何もわかっていないようですが(「わざとやっているのかも」という留保を完全に捨てきれないにせよ)、いったい南北統一関連の「金」をどうするつもりなんだろうと不思議に思います。

      今のままであれば、たとえ流血なく統一できたとしても経済的に悲惨なことになるのは請け合い。そんなことドイツを例にするまでもないでしょう。しかるに、反米反日をニコニコしながら追認している。一応、表立っては自分が嚮導しているようには見せていませんが。

      まさか、統一朝鮮が中国傘下に収まるのを厭うアメリカが否応なく金を出すとでも?
      あるいは、「民族の核」で恫喝して日本に金を出させようとでも?
      ・・・・・・それとも、単なる脳内フラワーワールド?

      中央日報の文さんの演説記事を読んでいると、眩暈がしてきます。

      1. 阿野煮鱒 より:

        南北朝鮮ともに「統一費用は日本が負担する」というのが前提になっています。彼らが一々それを言わないのは、常識化されているので言う必要を感じていないからです。

        日本としては、予防線を張って「統一費用は負担しない」と言い続ける必要があります。高度戦術として、敢えて沈黙するなり「費用負担も考慮する方がよいか検討してみるように働きかけてみるかもしれないんじゃないかなあ」的なことを言って、南北朝鮮の統一への動きを加速させて、費用請求が来たら「検討したけどやっぱり無理だわ」で一蹴する手もあります。

        まあ、日本人のマインドではそういうイケズはできないでしょうなあ。

  9. toyura より:

    最後は韓国から「韓国への愛はないのかーっと」すり寄ってくることでしょう。近づく反日です。
    すり寄り戦術、もたれ掛かり戦術、足つかみ戦術、
    最後の最後は一矢報いようと死なば諸共戦術で日本と心中や道連れを望むかもしれません。

  10. ゲンじい より:

    「未来に向かって進む」、つまり日本を利用する、という最大の内容は今の韓国にとって通貨スワップだろうと思われます。

    ここで、麻生財務相が「これで韓国との通貨スワップの可能性はなくなったな」とボソッと呟いてくれれば、韓国が真っ青になることは必然。少しは事態が進展して行くのではないでしょうか。

    韓国が事態を収集しても、実際に韓国との通貨スワップは「やるとは言ってない」と言えばいいことです。

    1. 匿名 より:

      めでたくも「麻生セメント」は戦犯企業指定を受けています。「森永製菓」も同様です。あそちゃんもあべちゃんも、ヤル夫モード全開で事に当たると思います。期待してましょう。

  11. めがねのおやじ より:

    < やっぱり文在寅は真っ赤っ赤の革命家だったんだな。

    < 見ている方向は北だけ。上手くすれば北と統一して『核大国』になれると。日本、中国の上に君臨出来ると妄想してるんでしょう。

    < 文が最後の韓国大統領になると私は思います。経済的に抜き差しならぬ状況で、出す手は悪手ばかり。シロウトどころか、ナニも分かってないか、分かっててやってるか(それなら狂人やろ)。

    < ツートラックって言葉、要は『韓国の都合よくせよ』『二枚舌』『屁理屈は通すもの』なんですな、韓国は。反日も今年に入ってハンパない。

    < 慰安婦像撤去せず、更に海外に増やす事を政府が画策。平昌五輪で日米首脳のそばに北代表を座らす非礼。日本との通貨スワップ勝手に期待、でも日本から言え(失笑)。

    < 仏像は返さず、傷も付けた。竹島の日に抗議、議員らも竹島に上陸する無礼者。徴用工判決で日本企業敗訴、、どんだけ日本を舐めてるのか!絶対、韓国は友邦と信じ必要以上に付き合わされた日本は、完全にキレてます。

    < 日本政府は行動で、本来もっと下位国であるはずの韓国、赤化中の民族を躾け、いずれ無視しましょう。

  12. りょうちん より:

    しかし、文在寅は、いったいどうやって、北朝鮮と統一しようとして、途中で暗殺されたり、軍事クーデターを起こされたり、なんだかんだで統一できたとして、お前にもう用はないと対空機関砲でミンチにされたりする運命を回避できると思っているんでしょうか。
    なんとなく、売国すら上手くできず、ベネズエラみたいになりそうな予感がするのですが。

    1. 匿名 より:

      文さんが聞くことになる最期の非情なセリフ
      金「お前に食べさせる冷麺はない」

  13. 匿名 より:

    金「指揮官は一人で十分じゃろ。お前がやられたら骨は拾っちゃるけえ」
    文「それツー寅っく野郎ちゃいまんねん。仁義なき戦いですがな」

  14. りょうちん より:

    http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/02/2018110200995.html
    対北制裁破り:米財務省、韓国企業との電話会議を全てキャンセル
    「警告の効果、既に達成したと判断」

    まさに右往左往w
    韓国財界のトップは最近踏んだり蹴ったりですな。

    http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/02/2018110201030.html
    国際人権団体「北の高官層、市場で気の向くまま性暴力」

    「やっぱり北は楽園ニダ」って話でしょうか・・・。韓国の逼塞した状況では、後進国の人間に

    http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/03/2018110300477.html
    韓国水力原子力職員、フィリピン人非正規職員を常習的に性的暴行

    しただけで解任になるので。

    http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/03/2018110300478.html
    強制徴用:木宮教授「両国が賠償判決の悪影響和らげる知恵を」

    日本人に言いたいことを言わせる手口キター。

    >「今回の事態を契機に、日本国内に『韓国は反日国家だ』という認識が拡散する可能性が高い」と診断
    >「それよりも『韓国は約束を守らない国』という認識が広がっていることに留意する必要がある。『韓国人と取引すれば結局は裏切られる』と言う人々もいる。韓国のイメージが下がれば、韓国企業や日本に就職しようという人々が苦境に陥るかもしれない」

    この教授はいろいろとアレですからねえ・・・。

    1. 黄昏せんべい より:

      例のあの売春婦像、考えてみるとなかなか秀逸です。いろんなイジり方ができそうな気がしてきた。試しにこの性的暴行常習犯の水力だか原子力だかの職員、空いてる隣の席に座らせて記念撮影してもらうのはどうでしょう?
      今後、韓国の性犯罪者はあの席に座らせて記念撮影してネットにアップ。毎日順番待ちの行列ができるご神体になること間違いなしです!なんなら、韓国内国外にあるすべてのご神体にスタンプラリーするのを義務付けるとか。御朱印帳もたせてお遍路さんの罰。ツアーコンダクターが旗持って20人ずつ先導する。もうね、立派な観光業態になりそう。最後尾にはリアカーにセウォル号の模型を積んで同行するボランティアとかね。般若心経の代わりにアリラン唄いながら練り歩く。ああ、これはいいなあw

  15. ヒロ より:

    韓国の外交はツートラックにもなっていないと思いますよ。重要な2本柱が相互に影響しないように工夫して最大限の利益を得るようにしないと。日本の対中戦略であれば、経済と軍事(領土や航海の自由)を分けて、双方を行き過ぎないようにちゃんとコントロールして、牽制しながらも利益の確保に動いています。韓国の場合、経済に影響を与えるくらい歴史問題を大きくしていますから、本当に行き当たりばったり。もう少し歴史問題をコントロールしないと。

    ツートラック外交とわざわざ言っていること自体腹が立ちますが、それ以上にツートラックにもなっていないのにツートラックと言ってねじ込もうとする状況にさらに腹が立ちますね。

  16. 匿名その1 より:

    余程のことが無い限り現状で在韓米軍の引き上げはないと思います。アチソンラインの所為で朝鮮戦争が起こったと言われています。不用意な米軍撤退は北に妙なサインを送ることになる可能性があります。
    むしろ現状は、米韓同盟は韓国の側からフェードアウトしようとしているとしか思えません。
    韓国の目は北をしか見ていない。否、北の核をしか見ていない、民族の核を如何やって手に入れるのか、これに専心している。民族の核さえ実現したらアメリカなど無用の長物。堂々と制裁破りをやって、アメリカの怒りを無視する始末です。
    米韓同盟は既に有名無実。一応表向き生きているだけ、脳死状態だと思いますがね。米軍撤退で朝鮮戦争再開などと言う汚名は御免こうむりたい。アメリカの本音じゃ無いでしょうか。

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