【読者投稿】武漢肺炎:「しゅうきんぺいを避けよう」

本稿は久々に、例の武漢コロナ騒動に関連する「読者投稿」です。『夏は涼しく過ごそう ~快適節電ライフ~』というブログを運営する、工学研究者のイーシャ様という読者の方から『武漢肺炎:「しゅうきんぺいを避けよう」』ブログ記事の転載をご依頼いただいたので、ありがたく転載させていただきます(あわせて、コロナ騒動に関連するほかの読者投稿のリンクについても示しておきます)。キーワードは「しゅうきんぺい」ですが、いったい何が書かれているのでしょうか。

読者投稿

読者投稿窓口の常設化

昨年の『お知らせ:読者投稿を常設化します』でもお知らせしたとおり、当ウェブサイトでは読者投稿を歓迎しております。投稿要領や過去の読者投稿一覧につきましては『読者投稿要領と過去の読者投稿一覧(コロナ騒動等)』にまとめておりますので、ぜひ、ご参照ください。

武漢コロナウィルス関連の読者投稿

さて、例の武漢コロナウィルスSARS-CoV-2の蔓延を受けて、最近はコロナウィルスに関連する記事が増えています。

これらの執筆者は、次のとおりです。

  • ①、②、⑥、⑪は現役医師の「りょうちん」様
  • ③、④、⑧、⑪は理系研究者の「ケロお」様
  • ⑤は工学研究者の「イーシャ」様
  • ⑧は現役医師の「とある福岡市民」様
  • ⑫は元微生物関係研究室勤務者の「伊江太」様
  • ⑦、⑬は大人気『在韓日本人が見た』シリーズでも知られる「韓国在住日本人」様

これらの投稿はおしなべて冷静であり、現在読み返してみても非常に有益です(ただし、これらのうち最も古い投稿は1月末のものであり、また、執筆時点と現時点においては状況が変化している論点もあるのですが、いずれも時事的な話題を取り扱っている以上、これは当たり前の話です)。

イーシャ様からの投稿

さて、上記の⑤については、厳密にはイーシャ様からの読者投稿というよりも、イーシャ様が保有されているブログ記事を転載させていただいたものです。こうしたなか、次の論考について、昨日、転載依頼をいただきました。

武漢肺炎:「しゅうきんぺいを避けよう」(2020.04.07 17:31:08付 楽天ブログより)

よって、本稿につきましても、当ウェブサイトに有難く転載させていただきたいと思います。

(※以下がイーシャ様のブログからの転載です。基本的に当ウェブサイトではいっさい修正をしておりません。なお、原題は『武漢肺炎 今だからこそ知っておきたい免疫の話』でしたが、当ウェブサイトへの転載にあたってタイトルも変更していただいています。イーシャ様、大変ありがとうございました。)

今だからこそ知っておきたい免疫の話

武漢肺炎に関して、当初「危険なのは老人だけで俺達には関係ない」とたかをくくっていた若者にも重症化・死亡する例があることにショックを受けている方もいらっしゃるようです。しかし、免疫の仕組みを考えれば、これは当然のことなのです。

本当は専門家の方に講義いただきたいのですが、現時点では皆さんお忙しいであろうことに鑑みて、自然科学の一分野としての見識しかありませんが、免疫の基本的な話をまとめさせていただきました。

武漢肺炎を含めて、初めて遭遇する病気に対しては、程度の差こそあれ、年齢・健康状態にかかわらず重症化するリスクは誰にもあることを知り、行動につなげていただければ幸いです。

なお、病名については、中国共産党と習隠蔽近平国家主席におもねる Anti Health Organization (AHO) World Health Organization (WHO) は、公式名称を COVID-19 と決め、病名に “武漢” の名を使わない方針を示していますが、武漢市と中国当局の発表が遅れた結果パンデミックにつながったことを記憶にとどめるために、本稿では敢えて武漢肺炎と呼んでいます

140字以内でまとめると

武漢肺炎を含め、初めて遭遇する病気に対しては、年齢・健康状態にかかわらず重症化するリスクは誰にもある。それは免疫の仕組み上、当然のこと。オールドメディアは科学的知識に基づかず不安をあおる姿勢を改めよ。リスクを下げるため「集近閉(しゅう・きん・ぺい)」を避けよう。

病気からの回復は細菌・ウイルスと免疫との闘い

病気になったとき、特効薬でもない限り、回復するには人体に元々備わっている免疫の働きにより、病気を引き起こした細菌やウイルスを撃退するしかないことは、みなさんご存じでしょう。

逆に言えば、免疫があるからこそ、医学や薬学など存在しない時代から、人類を含む生物は病気に打ち勝ち、生き延びてきたと言えます。

病気からの回復は、病気を進行させる病原体(細菌やウイルス)と免疫との闘いです。

例えばエボラ出血熱のように、死亡率が極めて高い病気でも、病気の進行に免疫が勝てば、自然治癒することだってあります。

逆に、死亡率が低い病気であっても、免疫の働きが追いつかなければ、不幸な事態に陥ることだってあります。

一般論としては、若い人・健康な人ほど重症化する恐れは少く、免疫が弱くなった高齢者・持病がある人の方が重症化する恐れが大きいのは事実です。

しかし、それは、あくまでも全体を見た場合の傾向に過ぎず、個々に見れば、武漢肺炎のような初めて遭遇する病気に対しては、高齢で持病があっても素早く免疫で回復できる場合もあれば、若く健康な人でもなかなか免疫が働かず重症化する恐れもあるのです。

免疫について知っていただければ、そのことを理解いただけるでしょう。

自然免疫と獲得免疫

免疫には、自然免疫と獲得免疫があります。

これら2種類の違いについては、例えば、医学生物学研究所(MBL ライフサイエンス)で公開されている記事に、次のように記されています。

自然免疫

自然免疫とは、受容体を介して、侵入してきた病原体や異常になった自己の細胞をいち早く感知し、それを排除する仕組みです。生体防御の最前線に位置している仕組みともいえます。ひとつの分子が、多種類の異物、病原体の分子に反応することができますが、特定の病原体に繰り返し感染しても、自然免疫能が増強することはありません。<中略>

獲得免疫

獲得免疫とは、感染した病原体を特異的に見分け、それを記憶することで、同じ病原体に出会った時に効果的に病原体を排除できる仕組みです。適応免疫とも呼ばれます。自然免疫に比べると、応答までにかかる時間は長く、数日かかります。

(医学生物学研究所(MBL ライフサイエンス)「自然免疫と獲得免疫」)

また、同記事には、獲得免疫の特徴について、以下のように記されています。

獲得免疫の主な特徴は、大きく分けると以下の通りです。

1) 特異性と多様性:病原体は無数に存在しますが、生体はそれら全てに対してそれぞれに特異的に反応できる分子を持ちます。どのような病原体、異物にも反応できますが、自分自身(自己)には反応しません。これを自己寛容といいます。

2) 免疫記憶:一度感染した病原体を記憶し、再び同じ病原体に遭遇した際には感染・発症を防ぎ、あるいは発症しても軽度で済むことができる迅速で効果的な免疫応答が発揮されます。

この「2) 免疫記憶」の記述から、世間一般で認識されている免疫、すなわち予防接種を受けたり病気に罹患した後に得られる免疫は、獲得免疫をさしていることがわかります。

これら2種類の免疫については、病原体が侵入してきたとき、さほど強力ではないが何にでも対応できる自然免疫で抵抗して時間をかせぎ、その間に病原体を特異的に攻撃する強力な武器である獲得免疫を準備すると言うこともできます。

(自己寛容については後に述べます。)

なお、上の「2) 免疫記憶」に記されているように、獲得免疫を得たとしても、それは必ずしも再感染しないということではなく、「感染・発症を防ぎ、あるいは発症しても軽度で済む」ということです。

一部オールドメディアからは『新型コロナ、再感染か再燃か 「極めて特異」な可能性」』(朝日新聞デジタル 2020年2月27日 19時50分)と題する報道もありましたが、ここまで読んでいただいた方は、決して「極めて特異」でないことを、容易におわかりいただけますよね。無知なのかわざとなのかは知りませんが、科学的な知識に基づかず敢えて不安をあおるオールドメディアの姿勢は改めて欲しいものです。

獲得免疫はランダム生成

獲得免疫は、どのようにして実現されるのでしょうか?

体内には、いかなる病原体が侵入してきても、その分子構造を解析し対応できる、名人芸とも言える職人技をもった何かが存在するのでしょうか?

その仕組みを見てみましょう。

米国科学アカデミー紀要PNAS電子版で公開されたものとして京都大学で公開されている文献中で、従来の知見として次のように記されています。

獲得免疫の特徴は、無数に近い病原体などの外来抗原を特異的に認識して排除することにあり、その司令塔として働くのがTリンパ球である。このために免疫系は、多様な抗原レセプターを持つ細胞をまずランダムに無数に作りだし、その中から機能的な細胞のみを選択するという戦略をとっている。このプロセス(「教育」と呼ばれる)は専ら胸腺組織で起こり、E2Aという転写因子が重要な役割を果たす。E2Aは遺伝子組み換えによる多様な抗原レセプターを誘導する(1)。これらがT細胞の抗原認識ルールに則って正しく機能しうるかどうかは、自己抗原を提示する胸腺上皮細胞によって検証(テスト)される。このテストで、「自己」に強く反応する細胞はアポトーシスによって殺され(A、赤い細胞、自己反応性の除去)、弱く反応する細胞のみが末梢で病原体を正しく認識しうる細胞として生存シグナルを受けて生き残り(B、黄色い細胞)、全く反応できない細胞は上皮細胞によって「無視」され自滅していく(C、黒い細胞)。」 (京都大学「多様な機能的Tリンパ球の生成を担保する新しいメカニズム」)

うーん、ちょっと難しいですね。

嘘にならない範囲で、私なりに平易に翻訳すると次のようになります。

  • 獲得免疫は、無数に近い病原体などの外来抗原を特異的に認識して排除する。
  • これを実現するため、一旦ランダムにTリンパ球を無数に生成する。
  • その後、生成されたTリンパ球のうち、
  • 自分の細胞を攻撃するものはアポトーシスにより殺される(これが自己寛容を実現するメカニズムです)
  • 何も攻撃しないものは役立たずとして無視され、自滅してゆく
  • それ以外の、自分以外の何かに攻撃を加えるものだけを生き残らせ、有効な免疫細胞として送り出す

ということです。

自己寛容を実現しながら、外来抗原(病原体)を攻撃する免疫細胞を狙って作り出すのではなく、とりあえずTリンパ球をランダムに作って、その中のいらないものを捨てるという、一見無駄が多い仕組みを採用しているわけです。

しかしながら、こうして担保されるランダム性こそが、個体ごとに異なる自己寛容を実現しながら、無数に近い外来抗原を特異的に認識して排除できる免疫システムを作り出しているのです。

獲得免疫が得られるまでに要する時間は運次第

侵入してきた外来抗原に対して、獲得免疫が得られるまでに要する時間はどれくらいなのでしょうか?

はっきり言って、運次第です。

一旦身体に送り出されたTリンパ球も、永遠の寿命を持つわけではありません。

ランダムに作られて送り出され、そのとき身体に存在するTリンパ球の中に、運よく外来抗原に反応するものがあれば、短時間で獲得免疫が得られます。

逆に、外来抗原に反応するTリンパ球が、運悪くなかなか作られなければ、それまで獲得免疫は得られません。

先に引用した通り、医学生物学研究所の「自然免疫と獲得免疫」には、獲得免疫は「応答までにかかる時間は長く、数日かかります。」とあります。しかし、数日というのは、あくまでも平均的な話です。

Tリンパ球はランダムに作られるが故に、いかなる外来抗原に対しても、いつかは適切なものが作られるはずですが、それに要する時間の保証はありません。

どんな病気でも年齢・健康状態にかかわらずリスクはある

病気と免疫との闘いは、病気による症状の進行と、獲得免疫を得られるまでの時間の競争です。

軽い症状しか出ない病気や、若く健康な人の場合には、獲得免疫が間に合う可能性が高いでしょう。

一方、重い症状が出る病気や、代謝が衰えた老人・持病で基礎体力が落ちた人では、症状の悪化と獲得免疫の競争は、より過酷なものになります。

ただ、そこには、獲得免疫の仕組みに内在するランダム性があることを忘れないでください。

どんなに若く健康な人でも、武漢肺炎のような初めて遭遇する病気に対しては、リスクが0ということはあり得ないのです。

集近閉(しゅうきんぺい)を避けよう

武漢肺炎が重症化するリスクは、年齢や健康状態にかかわらず誰にもあることは、ご理解いただけたと思います。

リスクを避けるには、感染する機会を減らすしかありません。

このために、世間では「3つの密を避けよう」と言われています。

その通りです。ただ、残念ながら「3つの密」では具体的に何と何なのかが、一目ではわかりません。。

Yahoo ! ニュースのコメントに書かれていた表現だそうですが、

  • 密集の「集」
  • 近接の「近」
  • 密閉空間の「閉」

をとって、「集近閉(しゅうきんぺい)を避けよう」と覚える方がわかりやすいでしょう。<了>

読後感

以上が、転載依頼をいただいたイーシャ様のブログ記事です。

冒頭の「140字の要約」、非常に良いですね(笑)

また、Anti Health Organization (反健康機構)、略して「AHO」には一瞬、クスリとしました(もっとも、冷静に考えてみると、まさに現在のWHOの「中国におもねる姿勢」が武漢ウイルスの蔓延と無関係でないはずだと考えると、諸悪の根源である中国共産党という存在には腹立たしい限りですが…)。

また、中国がいまだに全容についての正確な情報を世界に開示していないという点も、私たちの中国に対する不信感を高める理由でしかありません。

個人的には、中国にこのコロナ騒動の落とし前を付けさせるべきだと思いますし、最低でも米国には中国の外貨準備資産(米国債など)を特定し、今のうちに差し押さえてほしいとすら思います(もちろん、損害賠償に充てさせるためです)。

いずれにせよ、「集近閉(しゅうきんぺい)を避けよう」については、用語として是非、大々的に広めたいと思う次第です。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. 一国民 より:

    本日もまた有意な論考を載せていただきありがとうございます。
    会計士様とイーシャ様に感謝。

    それにしても、見え消しの部分、余り大きな声では言えませんが、座布団1枚増呈。

  2. イーシャ より:

    以前に書いたネタに変更を加えたものですが。

    Anti Health Organization (AHO) 発

    武漢肺炎で極めて有害な毒素を発見。
    最も貢献した人物の名にちなみ、テドロストキシンと命名した。

    1. だいごろう より:

      Q: WHO DONE IT?
      A: WHO DONE IT!

  3. けん より:

    集近閉酷化種積

    もう忘れへん

  4. 金 子勝(凍結済) より:

    意外と日本の弱毒土着コロナビールスの方が強く
    中共疫ビールスを抑えていたりして

  5. 匿名 より:

    「密集・近接・密閉を避けよう」について
    もともとは、この3つが重なっている場所(ライブハウスとか)は
    空気感染の恐れがあるので避けましょうだったとおもいます。

    感染が拡大してきているので、どれか一つでも当てはまる場所は
    避けるべきに変わったのでしょうか?

    極端な例だと
    密閉:トイレの個室のドアは開け放っておくべきですか?
    密集:通勤通学のバスは、窓を開けている状態でも避けるべきですか?

  6. ボーンズ より:

    投稿していただいたイーシャ様、編集掲載していただいた新宿会計士様ありがとうございます。

    獲得免疫は確率論であり、その確率は年齢や基礎疾患等により変化するというのは納得できます。

    そういえば、BCG接種による自然免疫活性化について傾向的にはそれらしく見えているが、確たる証拠は現在ないとの記事が先日上がっております。

    https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200405-00171556/

    ワクチンなどの有効な免疫強化が図れるまで、自然免疫の維持と感染機会の低減に務めるしか無いですね。
    (非選択性の自然免疫活性薬など開発できれば…自己免疫疾患とどう折り合いを付けられるかが謎ですけど)

    AHOとテドロストキシン…言い得て妙ですね。(笑)

    1. とある福岡市民 より:

      ボーンズ 様

      BCGがコロナに効く、という話を聞くたびに、本当かなあ、と思ってしまいます。「このBCGが黙ってねえ」と肩を出すのはバカ殿様のギャグでしたから、BCGがコロナに効くならなぜ志村さんはコロナで亡くなったのかなあ、と。
      ※飲み屋でうつされたのと、相当なヘビースモーカーだった事は聞いてます

      まあ、統計データに対して個別の例を挙げたて突っ込んでたらきりがありませんけどね。

      1. ボーンズ より:

        とある福岡市民 様

        獲得免疫ほど強い効果はありませんし、基礎疾患があれば…ですね。
        統計データの検証で実験する訳にも行かないですし。

      2. 成功できなかった新薬開発経験者 より:

        喫煙者の皆様

        タバコは、肺を不可逆的に相当傷めます。
        肺は余力が大きく片肺でも生きていくことはできますが、
        肺炎など、肺を傷める疾病にかかった時は致命的になることも。

        これを機会にやめることを真剣に考えたほうがいいかも。

        自分自身の生活を振り返ると、人に勧めるなんてできませんが。

      3. 団塊 より:

         BCGの効果は、50年とか60年とかどこかの※にありました。 
         志村の世代は、小学校でツベルクリン反応の注射の翌々日あたりに赤く腫れた大きさしだいで、あの痛いBCGを射たれた。
         小学校六年生(12歳)でBCG接種でも70歳の志村は、BCGの恩恵を失っていたでしょうね、最後のBCGから50年はとうの昔、ほぼ60年経過しているのですから。。

  7. だんな より:

    イーシャさま
    読者投稿、ありがとうございました。
    僭越ですが、補足させて頂きます。
    獲得免疫は、無数に近い病原体などの外来抗原を特異的に認識して排除する。
    は正しいですが、液性免疫(抗体産生)と細胞性免疫(細胞障害)の二種類に大きく区分されます。
    イーシャさんの引用に書かれているのは、細胞性免疫の話です。
    ウイルスに対しては、主に細胞性免疫がウイルス感染細胞を殺傷することで、ウイルスを除去するとされていますが、液性免疫(抗体)も、ウイルスの殻に結合して、排除します。
    T細胞の生き死にの話になります。
    大体の細胞は、生きるシグナルと死ぬシグナルが、同時に存在して、そのシグナルの強さで、生死が決まります。
    自己反応性T細胞は、成熟の過程で自己認識するものは、アバターシスを起こします。また、反応しない(TCRに結合が無い)と、生きるシグナルが下がって、アポトーシスを起こします。
    基本的に感染時に、一気に増えて、感染細胞が無くなると、死んで行きます。これが死なずに生き延びると、免疫亢進が続き、自分が危なくなります。
    少しだけ生き残る様になっていて、次に同じ異物が来た時には、すぐに増えて仕事をします。これがイーシャさんが書いている、記憶免疫になります。
    何処で生き延びているのか、同じ細胞が生き延びるのかは、謎のままだと思います。
    こんな話は知らなくても、勝手に貴方の体の免疫は、異物に反応しますので、ご安心下さい。生まれてから死ぬまで、ずっとです。

    1. ボーンズ より:

      だんな 様

      しかし暴走するとアレルギーになったり、自己免疫疾患になったりする諸刃の剣。
      適度なコントロール(正常時はそうなるのだが)が必要ですね。

      1. だんな より:

        ボーンズさま
        免疫は、強弱よりもバランスが、重要だと言うことらしいですね。

    2. イーシャ より:

      だんな 様

      胸腺におけるT細胞の教育は、以下のように覚えました。
      ・死ぬシグナル → 死の接吻
      ・生きるシグナル → 優しい接吻
      ・どちらも受けられないと淋しくて死んでしまう

      1. だんな より:

        イーシャさま
        殆どの細胞が、生死のシグナルを受けて存在しています。どちらも無い細胞は、無いと考えた方が良いです。
        この場合、相手のいないT細胞は生きるシグナルが、無くなって死ぬと考えた方が良いです。
        相手のいないT細胞は、関係無い細胞に悪影響を与えますので、死んでもらわないと、困るんです。

  8. 閑居小人 より:

    イーシャさま、新宿会計士さま、有意義な投稿を掲載していただきありがとうございます。
    いつものことながらとても勉強になり助かっております。

    ここのサイトに一度感染すると重症化は免れません。
    毎朝一番でここを開かないといられません。
    免疫はつかなくてよろしい。

    1. 一国民 より:

      同感です。

  9. りょうちん より:

    抗原・抗体検査について理解していない話題も多いですね。
    抗体検査をスクリーニングに使えとか、PCRの替わりにしろとかw

    雑談スレに貼ろうかと思いましたが便乗。

    https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71459
    全員はマトモな医療を受けられない…英国はコロナ危機を乗り切れるか
    国立病院の疲弊とリソース不足

    場末から超一流の職場の勤務経験がある私の経験でも、日本の病院では場末の病院でも物品の種類が少ないことはあっても数の不足は、311以外の時には経験したことがありません。
    ボリスジョンソン首相がNHSに感謝とかツィートしていましたが、彼自身はNHSの病院に入っているとは思えませんが・・・。

    1. だんな より:

      りょうちんさま
      日本の医療は、お医者さんのおかげが有ると思って感謝しています。
      段々とお医者さんが、良い商売では無くなって、ただ大変なだけ(時給は肉体労働者の方が高い)になっている様に、思います。
      今日も1日、よろしくお願いします。
      通院後の、だんなでした。

    2. りょうちん より:

      ボリスジョンソン首相の入院しているSt Thomas’ Hospitalは、一応、NHSの旗艦(基幹)病院らしいです。
      ただし、国民皆保険のNHSと言っても、中の保険組合の格で受診できる医療機関の格が違うらしく、St Thomas’ Hospitalは、セレブ御用達であるのは確かのようです。

      1. りょうちん より:

        おっと、無事に回復し、退院が決まったとのニュースです。
        しかし、ツィッターを見てましたけど、英国人に愛されてるんですねえ。
        ほとんど悪態のようなものを見ませんでした。
        もし安倍首相が感染して入院しようものなら、歓喜のタイムラインが溢れそうです。

  10. だんな より:

    皆さん抗体と異物の結合自体のイメージが、無いと思います。
    抗体は、約1000Da(分子量)で、7アミノ酸の大きさに結合する部位を持った、高分子化合物と定義することができます。所詮抗体と異物は、低分子化合物のように、直接結合する訳では無く、水素結合や電気陰性力などにより、可逆的な結合をします。
    抗体を作る細胞は、大人なら、ある程度の種類のストックが有ります。
    抗体は、同じ異物に対しても、人によって出来る物が違います。目が付いている訳では無いので、構造が化学的に違いものは区別が付きません。同じ抗体でも、強く結合する物質、弱く結合する物質が、有ってもおかしく有りません。
    逆も真なりで、同じ異物に対しても、人によって強く結合する抗体、弱くしか結合する事の出来ない抗体となります。
    異物も無限、相手をする抗体産生細胞も無限だという事です。
    新しい異物に対する免疫応答も、一から始まるのでは無く、ストックの中から、弱く結合する抗体を産生する細胞が対応して、強く結合する抗体を作る細胞が出来て来ます。
    コロナウイルス自体は、既に広く存在していました。
    コロナウイルスに反応する抗体が、そのまま新型コロナウイルスに反応して対応してもおかしく有りません。
    症状の出ない感染者が、多い理由はこのためと思います。

    1. 現状を憂うる者 より:

      あの、うるさいこと言って申し訳ないんですが、IgGで分子量15万ぐらいですかね

      1. だんな より:

        現状を憂うる者さま
        書き方が分かりにくかったようです。
        IgGの大きさではありません。
        約1000Daは、IgGの結合部位に入る、相手側のサイズです。

        1. 現状を憂うる者 より:

          だんなさま (ってちょっと変ならすみません)

          それは失礼しました。

  11. ピークを過ぎたソフトエンジニア より:

    >獲得免疫の仕組みに内在するランダム性

    この部分、理解できてなかったです。
    漠然と免疫力を保ってウィルスに対抗しようと考えていました。それも大事だけど、感染すると誰でもリスクがあると見なければいけないわけですね。
    認識を新たにしました。ありがとうございます。

    シュウキンペイはすぐに出てくるので常用してます。色んな意味で決して忘れないでしょう。決して。
    3要素が揃うとクラスタ発生の可能性が非常に高いが、一つの要素でも感染可能性が低いわけじゃない、と理解しています。現状の通勤電車では換気されているので、感染確率はそこそこ高いがクラスタにはなりにくいということでしょうね。

    1. ボーンズ より:

      ピークを過ぎたソフトエンジニア 様

      通勤電車の件ですが…
      会話や発声による飛沫の発生が少ないことが地味に影響していると私は理解しております。
      (自分は会話している場所から遠ざかり、窓を開けている場所の近くへ移動するようにしている)

    2. ピークを過ぎたソフトエンジニア より:

      ボーンズ 様

      仕事柄(会社としては製造業)、ほとんどの社員が出社しないといけないので、やはり混雑した電車を避けるということが最初に課題になりました。いわゆる時差通勤ですね。

      出張者に聞いた話だと、新幹線は空いているので問題ないが、常時混雑する路線は相変わらずだそうですね。
      私は幸運にも乗り換えなしの二駅のみ電車で、しかも混雑しないところです。電車に乗っても一切何も触れずに降りてます(笑)
      問題は改札ですが、触れない技は現在検討中です。

      1. ボーンズ より:

        数週間前から時差出勤になっておりましたが、明日から在宅勤務へ変更となりました。
        (緊急事態宣言で基本在宅勤務から例外を除き在宅勤務に変更…現物ハンドリング時は事前連絡の後出社)

        私の場合、改札はSuica定期のため、何とか非接触で通過可能…乗降時は誰かがドアを開けた後から乗降(半自動ドアのため…そろそろ朝夕の冷え込みが少なくなったので、全自動に切り替えて欲しい)です。

      2. とある福岡市民 より:

        ピークを過ぎたエンジニア 様

        > 問題は改札ですが、触れない技は現在検討中です。

        切符の端っこだけ持って反対側を改札にそっと差し込み、横向きに1秒ちょっとでささっと移動すれば、やせた人なら触れずに通過できます。でも、そんな忍者みたいな事をしなくても、触れた後で石けんと水、または消毒用エタノールで手を洗えば大丈夫ですよ(笑)
        その直後に顔も洗っておくとほぼ完璧ではないでしょうか?
        要は口、鼻、目の粘膜から体内にウイルスが侵入する前に洗い流せばいいのです。

        あと、顔面、鼻、目、髪はなるべく触るな、と言われますね。目を擦るとウイルスを粘膜に擦り込んでしまいますし、顔面、髪、鼻はウイルスが付着してるかもしれないので。私はついつい癖で触ってしまいますけど。
        まあ、触ったとしてもごはんの前に手洗いすればいいです。

        1. ピークを過ぎたソフトエンジニア より:

          ボーンズ 様
          とある福岡市民 様

          気にし過ぎかもしれない話におつきあいいただきまして、ありがとうございます(笑)

          実は、スマホのNFC(SUICA)でどこにも直接触れず(わずかに距離を開けた状態で)通過できるんです。しかし100%とはいきません。本当にどうでもいいと思いますが、歩きながらだとなかなか難しいんです。

          手洗いはやってますが、それとは別に100%目指してます(笑)

    3. だんな より:

      ピークを過ぎたソフトエンジニアさま
      免疫力を上げることは、対応する細胞を活性化したり、増やしたりする事になりますので、結果的に獲得免疫の仕組みの、確率や速度を上げる事になります。
      自分で他に出来る事は有りませんので、最善の対応だと思います。

      1. ボーンズ より:

        胸腺の活性化を図ると変化が起こりそうな気がします。
        (そんなことできるのかという疑問はあるけど)

        1. だんな より:

          ボーンズさま
          胸腺だけでは無く、リンパ節にリンパ球がいますので、彼らが活性化する温度37℃位にしてあげれば、良いのでは無いかと思います。
          昔から湯治が、行われていたのも、それが理由かと思います。

        2. ボーンズ より:

          胸腺は大人になると縮小化されて機能も絞られていきますので、再活性化させて学習相手を増やすというのはアリかも。
          湯治の効果を臨床的に再現させるとどうなるかな…

        3. だんな より:

          ボーンズさま
          一瞬リンパ節の温熱療法なんて考えましたが、サウナで良いじゃんと思い直しました。
          ただ、検索したら、変なのが出て来ました。
          http://www.kchosp.or.jp/wp-content/uploads/2017/06/0a79f0883c16454e2d5644c46c252198.pdf
          怪しいんですかね。

        4. ボーンズ より:

          だんな 様

          ハイパーサーミア…確か正常な細胞とがん細胞とで耐えられる温度限界の差を利用した治療方法だったような記憶があります。
          (がん細胞の耐熱温度は正常な細胞より少し低い…オオスズメバチに対抗するニホンミツバチの峰球のような攻撃方法のようなもの)

          思い出した…学生時代、近くの研究室でこれに使う高周波電源の研究やっていた所があった。

      2. ピークを過ぎたソフトエンジニア より:

        だんな 様

        色々お詳しいですね。了解です。

  12. りょうちん より:

    https://blogos.com/article/448621/
    40度でも軽症扱い…感染者語る「インフルのほうが30倍マシ」

    またアホな記事が・・・。

    コロナウィルス感染の重症度の判定に発熱なんて基準はありません。
    http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200331_1.pdf

    重症化因子としての発熱には有意差無しです。
    もちろん苦しいのはわかりますから、対症療法は行われます。

    素人の個人的な経験談など情報として、まったくの価値はありません。
    暴論に聞こえるかもしれませんが、厳然たる事実です。

    1. とある福岡市民 より:

      りょうちん先生

      軽症、重症について、一般人と医師の考えるレベルが2段階くらい違う、とTwitterで投稿した方がいました。

      1、鼻水や咳が出るけど熱はあまり上がらない。仕事もできるレベル。
      2、熱が出てきつくなり、本を読む事もできない。ごはんはなんとか食べられる。
      3、熱が高く(37.5〜41℃)、だるさと寒気が強く、起き上がる事ができない。ごはんは食べられないし、食べても戻してしまう。水も飲みにくい。
      4、熱が高く(37.5〜41℃)、息苦しさとだるさが強く、起き上がるのもきつい。酸素マスクをつけると息苦しさがやや改善される。食事も水も取れず、点滴が必要。
      5、熱が高く(37.5〜41℃)、人工呼吸器をつけなければ生命の維持も難しい。意識レベル低下もしばしば。

       一般人なら1が軽症、2が中等度、3が重症、4以上が重体と解釈するようです。しかし医師(少なくとも私は)は3以下を軽症、4を中等度、5を重症と解釈する傾向があります。
       ドライブスルー、電話ボックスの検査をゴリ押しする事、「重症なのに保健所に検査を拒否された」という苦情が絶えない事、さらには「外国人(特に中韓)が治療費無料の日本に押し寄せてくる」といった根拠のない思い込みが出てくる事について、医師ならナンセンスだと考えてしまうのですが、一般人にはなかなか理解してもらえないようです。それはひょっとして、軽症や重症についての概念がこのように異なっているからではないか、と最近は思います。

    2. namuny より:

      恐怖をあおって出歩かなくさせる効果はあると思います。

      >新型コロナウイルス肺炎患者における重症化因子の検討
      >重症度と相関した症状は下痢のみ

      むむ、またしても下痢ですか。詳細は書いてませんが、重症になった結果下痢になるのか、下痢になった後に重症になるのか気になります。

      あと、ちょっと怖い数字を。日本で一旦入院した後、退院するか、死亡するかの比率です。現在、およそ11%に収束しています。

      日付 死者/(退院者+死者)

      2月18日 7.7%
      2月19日 6.7%
      2月20日 5.9%
      2月21日 5.9%
      2月22日 5.6%
      2月23日 5.6%
      2月24日 5.6%
      2月25日 5.6%
      2月26日 4.3%
      2月27日 10.3%
      2月28日 13.3%
      2月29日 15.6%
      3月1日 15.6%
      3月2日 18.2%
      3月3日 16.7%
      3月4日 16.2%
      3月5日 15.8%
      3月6日 10.7%
      3月7日 10.2%
      3月8日 8.2%
      3月9日 8.3%
      3月10日 10.5%
      3月11日 12.0%
      3月12日 13.9%
      3月13日 15.4%
      3月14日 15.9%
      3月15日 15.2%
      3月16日 15.8%
      3月17日 17.4%
      3月18日 16.2%
      3月19日 15.2%
      3月20日 15.3%
      3月21日 15.8%
      3月22日 13.8%
      3月23日 14.8%
      3月24日 14.3%
      3月25日 14.2%
      3月26日 12.7%
      3月27日 12.6%
      3月28日 11.2%
      3月29日 11.3%
      3月30日 11.7%
      3月31日 12.1%
      4月1日 11.1%
      4月2日 10.9%
      4月3日 11.2%
      4月4日 11.0%
      4月5日 11.0%
      4月6日 11.3%
      4月7日 11.7%

    3. じゃん🐈 より:

      りょうちん さま
      専門用語としてキッチリと意味が定義されている単語が、一般用語と重なっているところに問題があるのですが、それはどの分野でも同じ事ですよね。またここでもか…と思う次第で。
      小生がざっくりと調べるに、症状の区別は医療の世界の中だけでも、その方面によっても微妙に区分けが異なるみたいでして。

      とある福岡市民 さま
      私がホントに欲しかった情報をありがとうございます。
      今回のCOVID-19における現役のお医者様の感覚が知りたかったものですから。

      namuny さま
      うーむ、一旦入院すると1割は逝く、ですと?

      1. namuny より:

        じゃん さま

        数字上はそうなっています。

        まあ、愛知県の介護施設分や院内感染分が押し上げているとは思いますが。でも、濃厚接触者は必ずしも老人ばかりではないはずなんですけれど。

        あと、もう一つの見方として、韓国での死者数は現在186人、2週間前の感染者数が(3/23)9000人ということで、およそ2%となります。(入院から死亡ないし退院まで2週間程度)。死者数と感染者数の比率が日本と韓国で同じであれば、日本の感染者総数はおよそ2万人、日本人がBCG等で韓国より死ににくいなら、さらに多くの感染者が市中にいるということです。

        1. 団塊 より:

          大韓民国を信用するのですか。
          感染者数どころか死者数も嘘捏造。
           半地下の寄生虫が、地上の寄生虫になれる、それもお金を貰って3食昼寝つきの病院の寄生虫になれる
          と 
          武漢ウィルス検査が陽性になるまで何度も何度もいろんな検査所へおしかけてなんとか偽陽性を獲得してお金を貰った半地下の寄生虫達ばかりが入院し病院に溢れかえり本物の武漢ウィルス感染者が家に返されている。

           支那朝鮮は信用しない。
           信用できる数字は、我が国が救った支那が作った会社それもアメリカに作った会社が購入運営のイギリス船籍ダイヤモンドプリンセス武漢ウィルス関連数字。こちらの数字こそ真実。

  13. じゃん🐈 より:

    新宿会計士 さま
    イーシャ さま
    だんな さま

    免疫の仕組み、理解が深くなりました。ありがとうございました。
    なにやらAIの強化学習みたいな仕組みですね。

    ところで、シュウキンペイ、AHO、テドロストキシンには座布団を進呈したいところですが、「武漢肺炎」という言い回しには、ワタクシちょいと抵抗感が。

    と言うのも、自分は「武漢肺炎」なんぞに患りたくはないのです。
    「コビドナインティーン」という言い方なら「ゴルゴ13」にシュートされるみたいで、まぁしかたないかなと。

    あ、いや、そじゃない!
    どっちも嫌ダ!
    感染も暗殺もないぞっ!

  14. geturin より:

    取りあえずインフルエンザウイルスや肝炎ウイルスやコロナウイルスの感染に限って。

    ウイルス感染=宿主細胞内へのウイルス核酸侵入→宿主細胞内ウイルス増殖→ウイルス粒子出芽

    ウイルス性炎症は別のプロセスではないか、と思われる。

    これらのウイルスが直接的に宿主細胞に侵害的・破壊的に作用しているとは考えられない

    →感染初期のウイルス粒子排出時に組織炎症症状が無いあるい軽微であること
    →無症状感染者がウイルス粒子を排出しているというのが事実ならば、彼らの感染細胞も破壊されているはずだが「無症状」は検知できない微症状とは思えないこと

    ウイルス性炎症は、自然免疫系=好中球・交感系の応答の表出と考えられること

    同重症化は、自然免疫系の過剰反応・暴走(いわゆるサイトカインストーム)ではないか

    抗ウイルス対策ばかりではなく、自然免疫系の過剰応答を緩和する(これも抗炎症)方面からの検索が足りないのでは。

    微生物=病原体=病原性の起源と考えることが前提になっていることがそもそもの間違いあるいは勘違いの大本なのかも知れない。

    1. とある福岡市民 より:

      geturin様

       そのような話は医師ならみんな知ってます。だからSARSやCOVID-19は重症者に対してステロイドを使用して炎症を抑えようとする事もあり、実際に著効した方がいます。
       しかし自然免疫系の応答を抑制するとウイルスの増殖も野放しにするリスクがあり、安易に行う事はできません。特に初期段階で使用するとSARS-CoV-2が無秩序に増殖し、肺胞の細胞が破壊されて呼吸機能が悪化したり、免疫細胞が破壊されてAIDSのように複数の感染症になったり多臓器不全を起こしたりするリスクが高いです。
       だから抗ウイルス薬を投与してウイルスの増殖を抑えたり、対症療法で免疫系を活性化しやすくする事でウイルスの数を減らす事を図るのです。免疫系の過剰応答を抑制するのはそれらがうまくいかなくなってから検討します。

      >抗ウイルス対策ばかりではなく、自然免疫系の過剰応答を緩和する(これも抗炎症)方面からの検索が足りないのでは。
      微生物=病原体=病原性の起源と考えることが前提になっていることがそもそもの間違いあるいは勘違いの大本なのかも知れない。

      そういう訳で、この推察については全面的に誤りである、と明確に申し上げます。医師はこれらを理解した上で現在の治療を行なっているのです。

      1. 成功できなかった新薬開発経験者 より:

        とある福岡市民様、geturin様

        「自然免疫系の過剰応答を緩和」

        難病が多い自己免疫疾患の医薬品の開発が行われていますが、難航中。
        免疫系はフィードバックが多く、攻め方がむつかしい。

        抗ウィルス薬開発のほうがハードルが低そうです。

        1. だんな より:

          成功できなかった新薬開発経験者さま
          自己免疫疾患の多くは、自己反応性リンパ球が生き残ってしまう為に起こるものです。

      2. geturin より:

        とある福岡市民 様

        コメントありがとうございます。

        先生は、感染無症状者の存在をどうお考えになりますか?

        下記は、ダイアモンド・プリンセスの2月5日検疫開始から12日間に発症した151名の乗員乗客のデータを最適化ツールOptunaを用いて解析した結果らしいです。

        https://nbviewer.jupyter.org/github/personal-hm2/coronavirus_model/blob/master/Corona.ipynb

        これによると、発症感染者 = 4.7%、感染無症状者 = 95.3% 5日程度で自己治癒 となっています。
        この無症状感染者も程度の差があってもウイルス粒子を排出している=感染細胞内でウイルス増殖がある、にも関わらず、感染細胞の破壊は限定的だから「無症状」なのではないか。

        >ウイルスの増殖も野放しにするリスク
        を抱えているのが無症状感染者、ということになりませんか。

        ウイルス感染それ自体は直接の細胞侵害性は無いあるいは限定的ではないか、というのも否定的なのですかね。

        >微生物=病原体=病原性の起源と考えることが前提になっていることが
        >そもそもの間違いあるいは勘違いの大本なのかも知れない。

        これは、微生物学者・益田昭吾『病原体から見た人間』を小生なりに解釈したのですが、ウイルス病の病原性の本態を知りたく思っているのです。

        それと、因みにですが、上記の記事の推定感染者対発症率が5%が近似的であるとすると、逆算して推定感染者は8万人、現時点での感染有症状者4000人、重症者を発表の3倍の300人としても重症化率は0.38%、発表死亡者約100人で致死率は0.13%となり、インフルの0.1%に近いということになります。

        1. とある福岡市民 より:

          > この無症状感染者も程度の差があってもウイルス粒子を排出している=感染細胞内でウイルス増殖がある、にも関わらず、感染細胞の破壊は限定的だから「無症状」なのではないか。ウイルスの増殖も野放しにするリスクを抱えているのが無症状感染者、ということになりませんか。

          その解釈でいいと思います。

          > ウイルス感染それ自体は直接の細胞侵害性は無いあるいは限定的ではないか、というのも否定的なのですかね。

          それはウイルスの種類によって異なるでしょう。SARS-CoV-2についてはまだ結論が出ておらず、今後の研究結果を踏まえないと判断できません。細胞侵害性については、治療薬の開発には大事な情報でしょうけど、今の現場ではそんなに重要な情報でもありません。今は対症療法を行うしかありませんので。

        2. りょうちん より:

          >最適化ツールOptunaを用いて解析した結果らしいです。

          「よくやった。Optunaを買う権利をやろう」

          とか言いたくなりますが、そもそもベイズ推定が適用できるモデルなのかが問題となります。
          これだけではなくて、数理モデルで感染を予測しようとする学者は伝播様式を単純化しているきらいがあります。
          単純化できないと数学で扱えないのでしょうが無いとは思いますが、日本の実社会への適応はまだそんな数学モデルに落とし込める段階ではありませんね。
          もちろんマヌケな関係者以外には外部の擾乱が遮断できたダイアモンドプリンセス号は理想的な実験場だったので無意味な研究だとは思いませんw

          「心理歴史学」が
          数百兆人の人口集団がその原理を自覚すること無く思いのまま動く。
          かつ人間性が不変(ポストヒューマンやAIが関与するとダメ)
          という条件を満たさないと成り立たないみたいな話です。

      3. geturin より:

        AIDSはサイトカインストームそのものではないですか。
        確か、相模原中央病院の非専門医による3例報告でも、エラスポール=好中球エラスターゼ阻害薬が使用されてましたね(これが効いたのかどうか不明ではありますが)。

        1. とある福岡市民 より:

          > AIDSはサイトカインストームそのものではないですか

           違います。
           サイトカインストームを起こす方もいるでしょうけど全員ではありません。AIDSによって発症する感染症は数多く、それぞれに経過が異なりますから。
           また、エラスポールは急性肺障害の治療薬であり、AIDSの治療薬ではありません。AIDSによりニューモシスチス肺炎が重症化したら使う事もあるようですけど。
           AIDSについては成書を読んで調べる事をおすすめします。私は感染症の専門ではありませんので。

        2. りょうちん より:

          「サイトカインストーム」って最近しきりに言われて泥縄で勉強したら、なんだほぼSIRSのことかとアホらしくなりました。
          まあなんとなくサイトカインがストーム(旧制高等学校の流れを汲む寮で先輩が酒瓶もって下級生の部屋を襲撃して徹夜で酒盛りする。試験前にやったりするアルハラ。防大を舞台にしたマンガで知ったのですが、常に整然としていないといけない室内を上級生がわざと荒らす行為にも使われているとか)するんだろうとは思っていましたが。
          サイトカインストームの論文での初出が1993年で、SIRSの「学会基準」が決まったのが1992年なので、年季が違うんじゃい!とかSIRSが言いそうw

        3. 匿名 より:

          とある福岡市民 様

          全くの勘違いで「AIDS」を「ARDS:急性呼吸窮迫症候群」と勘違いした早とちりでした(一字違い)。
          失礼しました。

          りょうちん様の「SIRS:全身性炎症反応症候群:敗血症?」も{SARS」と一字違い!

          旧制高等学校生の「ストーム」は、アルコールハラスメントでもあったようですが、現代とは比べものにならない旧制高等学校の「エリート」意識の暴走を「嵐:ストーム」として正当化していたのでしょうね。

          最近みたイギリスTVドラマ「モース刑事の事件簿」だったか、オックスフォードのカレッジ学生がバカ騒ぎをして乱暴狼藉を働く場面がありました。
          多分、旧制高等学校のストームの伝統は、ここら辺に淵源があるのかも。

        4. geturin より:

          りょうちん 様

          このブログの中に、旧制台北高等学校のストームの写真と解説があります。
          http://taiwanhistoryjp.com/taihoku_high-school1/3/

          ストームは、アルハラとは限らないような
          >「新入生歓迎ストーム」「運動会打ち上げストーム」「試合に勝った記念ストーム」
          >などなど、何かと理由をつけては「ストーム」する。旧制高校生をストームなしで
          >語ることは不可能である。

          とあります。
          大正昭和初期に青春を通過した人たちの「古き良き時代」なのでしょうか。

        5. geturin より:

          HN付け忘れでした。

          前のコメントはgeturinでした。

        6. とある福岡市民 より:

          geturin様

           ARDSであってもサイトカインストームとは別のものです。併存する事もありますが、発症の機序に直接的な関係があるわけではありません。
           そもそもサイトカインストームは発症頻度がとても少ないですし、発症しようとしまいと、現場でやれる治療内容は変わりません。ARDSであれば呼吸管理を行いつつ、原因を取り除く治療を合わせて行いますが、その治療が困難であれば呼吸管理を中心に対症療法を行うしかできません。

          りょうちん先生

          防大を舞台にしたマンガって週刊少年サンデーの「あおざくら 防衛大学校物語」でしょうか?あれ、すごいですよね。しかもマンガで描かれたルールは実際の防大のほんの一部だそうです。私には絶対無理ですね。
          スペリオールに連載された「賢者の学び舎 防衛医科大学校物語」も、母校の医学部に比べると大変きついキャンパスライフでしたけど、「あおざくら」のせいでゆるく思えてしまいました。打ち切られたのもそのせいでしょうか。

        7. りょうちん より:

          >geturin様

          学生寮のストームが、平成の時代には単なるアルハラに堕して弱毒化していたのは時代の流れとしか言えませんね。
          昭和の時代には、酔っ払ったあげく街の「サトちゃん」を持ち帰って来て、翌日謝りに行ったとかまであったそうです。

          >とある福岡市民様

          ビンゴです。
          ただ教育隊モノもあり自衛隊ならではのミリミリ感は変わらないものの、アレが4年間続くのは確かにきつそうです。
          防衛医大ものは、単なる医学生ものの域を脱せなかったのが打ち切りの原因でしょうねえ。
          メインヒロインの偽装結婚で日本国籍取得というのもなんだかなあな設定でしたし。

        8. geturin より:

          とある福岡市民 様

          ARDSとサイトカインストーム 検索すると沢山出てきます
          新型コロナ肺炎の重症化・死亡例とサイトカイン関連も沢山出てきます。

          https://www.ryumachi-jp.com/information/medical/covid-19/
          この中の
          https://www.thelancet.com/journals/lanres/article/PIIS2213-2600(20)30079-5/fulltext

          Lancet誌から 重症COVID-19患者に免疫抑制療法を検討する
          https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202003/564947.html

          >現時点では、COVID-19患者は支持療法により管理されており、
          >急性呼吸窮迫症候群(ARDS)による呼吸不全が主な死因になっている。
          >一方で、重症患者の一部がサイトカイン放出症候群(CSS)を発症していることを示唆するエビデンスが蓄積されつつある。

          サイトカイン放出症候群(CSS) これって初めて目にしました。

          先生には「みんな知ってます」といわれ、他でも「自然免疫系の応答過剰を緩和する方策 最も正統的な考え方のひとつで「誰もが考える方針」とか言われてしまいましたが、本当にそうでしょうか?

          仲田洋美医師の解説中の
          「ウイルスの病原性とは、ウイルスが宿主との相互作用を介して病気を起こす能力のことで、ウイルスの直接的細胞障害作用のみによるものではなく、宿主とのかかわりあいを包括して考えないといけません。
          例えば、B型肝炎ウイルスHBVは肝炎を起こしますが、実は、HBVそれ自身の肝細胞に対する直接的障害作用はほとんどといってありません。HBV感染の結果肝炎になるのは、宿主の免疫機構がHBVに感染している肝細胞を排除しよう(殺そう)とする免疫応答の結果による」

          HBVの感染本態の理解については関係する医療者にはよく知られていることかも知れませんが、ウイルスの病原性の本態について、多くの医療者、医療ジャーナリズム、マスコミなどに知られていないのではないでしょうか。

        9. geturin より:

          りょうちん 様

          旧姓高等学校ではなく旧制中学の話でしたが、高橋英樹の「けんかえれじい」でも大正昭和初期のエリート男子たちのロマン主義というかなんというか、そんな雰囲気が描かれてましたね。
          放蕩私小説も同時期に流行った小説様式ですかね。
          宮崎駿の「風たちぬ」にもそんな描写がありました。
          私の父親世代がその尻尾で、それらしい写真や話を聞いたような。

        10. りょうちん より:

          >geturin様

          慶応大学の医学部研修医の宴会での乱痴気騒ぎの写真が文春砲で公開されていましたが、エリートの馬鹿騒ぎって、別に珍しくもなんともない普遍的な現象なんですよね。

          いちおう世界的にはトップレベルの臨床を行っていた外科医局での忘年会での醜態とかはひどかったですよ。
          一回やったところから、出禁を食らっていました。

          宴会とは関係ないですが、失敗症例だけを集めた会議というのもひどかった。
          あれが外部に漏れたら、並大抵のバッシングでは済まなかったです。
          なにしろ、たいしたことの無い医療ミスなど「つまんねーぞ」「もっとヒドイのを持ってこい」とヤジが飛ぶ。

          最近は、すっかり行儀良くなりました。
          導尿されて点滴受ける参加者もいなくなったし、過度の飲酒強制も無くなりました。

  15. とある福岡市民 より:

     イーシャ様、まずは記事の執筆、お疲れ様でした。概ねわかりやすいので、一般の方も大体理解できると思います。

     ただ、だんな様もすでに書かれてましたが、獲得免疫や免疫記憶細胞に言及する場合は細胞性免疫だけでなく、液性免疫も書いていただけるともっと良かったですね。
     細胞性免疫は将校級の司令官(Hellper T cell)とエリート突撃部隊(Killer T cell)、軍曹級のMacrophageによる白兵戦を主とする免疫システム、液性免疫は後方の特殊部隊(B cell)がミサイル(antibody 抗体)を多数発射するような、飛び道具を主とする免疫システム、と私は解釈してます。
     そうなると胸腺は「士官学校」という事になります。
    ※りょうちん先生、例えが間違ってたらすみません。私、軍事系には疎いので……
     今はNatural Killer cellとかNatural T cellとかいろんな免疫細胞が見つかって免疫学もどんどん進歩してるようですけどね。

     予防接種でワクチンを注射するのも、液性免疫によってB cellに抗体を産生させ、一部のB cellを免疫記憶細胞として保存してもらう事を狙ってます。だから今回のコロナでもワクチン製造が急がれてます。
     またCOVID-19はリンパ球、特にCD8(Killer T cell)の著しい減少が見られる事も特徴で、今後の新薬開発に重要なポイントになると思われます。

     免疫の仕組みを手っ取り早く知りたい時は、「はたらく細胞」や「はたらく細胞BABY」がおすすめです。マンガですからとってもわかりやすく、「こんな例え方があったのか!」とびっくりする描写や設定があっておもしろいです。
     なお、全然関係ありませんが、個人的には「はたらかない細胞」のおもしろさも癖になって好きです。

    1. 成功できなかった新薬開発経験者 より:

      とある福岡市民様

      「ミサイル(antibody 抗体)を多数発射」

      ミサイルには、ウィルス本体だけではなく罹患細胞を狙うものもあり、
      罹患細胞と間違えて正常細胞を攻撃すると若者が多く犠牲になる。

      このような理解でよいでしょうか。

      1. とある福岡市民 より:

         抗体は病原体に特異的なものが産生され、特定の病原体を狙い打ちするような仕組みがあります。詳しくは忘れましたので高校生以上に向けた免疫の本か、「はたらく細胞」でもどうぞ。
         罹患細胞の攻撃は、B cellによるミサイル「抗体」よりも、エリート突撃部隊Killer T cellによる処理が中心ですね。

         以前も書きましたが、SARS-CoV-2はKiller T cellに寄生して増殖し、破壊する、という説があるそうです。その説によると、数が減ってしまったKiller T cell が死んだ仲間の分も背負ってウイルスと戦おうとするあまり、過剰な命令を出してしまうようです。その命令伝達に使う物質がサイトカインと呼ばれます。そしてサイトカインが下士官Macrophageや兵卒(自然免疫系)に伝わり、さらに次のサイトカインを誘起します。サイトカインが過剰になればサイトカインストームにもなるでしょう。
         ただ、サイトカインは言語のように複雑で細かい指示を出す事ができません。受け取った細胞は命令を誤認して攻撃対象を誤る、もしくは正常な細胞もまとめて攻撃したりする事があります。その結果、全身の炎症が悪化したり正常な細胞を攻撃したりするのです。
         これはあくまで一つの説ですから、今後は全然違う仕組みだった、と判明する事は多いにあり得ます。

        1. えーとですね、われわれの体には感染を受けた細胞からウイルスを排除する仕組みが無いのです(いちおうインターフェロン系というのはありますが完全でない)。なので感染細胞ごとぶっ壊して全部片づける(食べちまう)というのが細胞性免疫のコンセプトになります。そのとき炎症が起きてどんちゃん騒ぎになります。液性免疫の方はまさに精密誘導ミサイルです。

          そのうちうちで解説しとこうと思ってるうちに先を越されました。免疫学って医学の中で一番難しく感じます。

      2. geturin より:

        成功できなかった新薬開発経験者 さま

        横から失礼します。

        抗体は、獲得免疫によって生成される「精密誘導ミサイル」でしょう。

        ウイルス感染細胞(コロナ肺炎では、Ⅱ型肺胞上皮細胞)に対する攻撃は、抗体による攻撃に先んじて発動される好中球を司令塔とした攻撃(各種のサイトカインによる)で感染細胞そのものを破壊する「絨毯爆撃」ですね。

        スペイン風邪のウイルスを合成した東大の先生の再現研究では、実験対象の動物の肺組織はサイトカインストームで破壊的だったとか、ありました。

        確か、ナショジオのサイトでもスペイン風邪やSRASの重症肺炎は、サイトカイン攻撃の像という記述がありました。

      3. 成功できなかった新薬開発経験者 より:

        とある福岡市民様、現状を憂うる者様、geturin様

        お付き合いいただいてありがとうございます。

        仕入れた時期がだいぶ以前なうえ、最近の進歩が急すぎて、付いていけないのが
        現状です。

        勉強が必要なのに、頭が固くなっていて…。

  16. はぐれ鳥 より:

    私の身近にも、ついに新型コロナがやってきたようです。たまに所用で訪れる場所で、数日前、感染者が出たとのこと。今までは、他人事のように思っていましたが、これからは、そうもいかなくなりそうです。私には、外出の必要性は少ないのですが、それでも食料品の買出しだけは省略できません。でないと、別のリスク(餓死のリスク)が生じます。(笑)

    このサイトを閲覧していると、新型コロナ感染症について、現象的なことだけではなく、今回のイーシャ様ご投稿のように、原理的なことまで解説してくれるので重宝しています。今後とも、宜しくお願いします。

    1. ボーンズ より:

      はぐれ島 さん

      私の地元では既に数例発生しております。
      (所謂若年者層ばかり)

      トレースして立ち寄った所があれば、必要に応じて消毒しますので余り気にしない方が良いかと。
      (集近閉になるような場所を注意するのが合理的です)

      1. はぐれ鳥 より:

        ボーンズさん

        当方は、かなりの田舎町なので、暢気なもので、最近までは、近所のスーパーでもマスクしてない人も多かったです。なので、感染者の出現(大都市帰省者からの二次感染らしい)に驚き、過剰に反応してるかも知れません。いずれ、「しゅう・きん・ぺい」を胸に刻み行動したいと思います。
        アドバイス、有難うございました。

      2. りょうちん より:

        報道で知ったのですが、田舎の自動車学校のドル箱である「合宿自動車免許」が感染源になったそうです。
        私もそれで免許を取った口ですが、寝所が広い宴会所にびっちり敷き詰められた布団ですから濃厚濃厚w
        (女子の方は数人単位の部屋でした。サベツ!!)

        都会の学生が借り上げバスで団体さんでやってくる。
        なにしろ安いので地元の若者も参加するのでこれが地元にも伝播します。
        学校の卒業後や春休みがハイシーズンだったので、なんでここを封じておかなかったのかと、まあそんなうろんな商売があるとは、対策するエライ人たちには想像の埒外だったのでしょうね。

  17. だんな より:

    今日は、イーシャさんのレスが、少なかったですね。
    雑談部屋にも一番乗りしなかったし、忙しいのかな。
    心配してイーシャさんのサイトに見に行ったら、この記事の書き込み1件。
    頑張らんと、あきまへんな。
    私は、読者投稿の方々の話の偏差値が高いので、背伸びして久々に真面目にコメントした、1日でした。

  18. れんげ草 より:

    イーシャさま管理人さま読者の皆様方本日も有難うございます。
    読み進めるにつれて頭が痛くなってきたのですが、要は
    武漢ウィルスに対応する抗体(免疫)が間に合うか否かは
    自身の身体のメカニズムがどの順番で作り出してくれるかどうかにかかっていて、運次第。…という理解で宜しいのでしょうか?
    とすると人工心肺を使うのもそれ自体が治療なのではなく患者の免疫システムが抗体を作り出してくれるまでの時間稼ぎということで…合ってますか?

    1. れんげ草 より:

      自己レスです。
      投稿後にトムクルーズ主演の「宇宙戦争」を思い出しました。地球を侵略に来た宇宙人が地球の微生物の前に敗北(死滅)するといった内容だったと記憶しています。
      観た時に微生物スゲーッ!免疫スゲーッ!と思ったのですが、改めて免疫って神秘ですね。
      ウィルスの対応抗体が作り出される順番は人それぞれで異なるのも、全人類が同じ順で抗体を作ってたら人類全滅の憂き目に遇うのを避ける為とも言えるのかな?と思ってしまいました。不幸にも今回、武漢ウィルスの犠牲となられた方も偶々武漢ウィルスだったから…であって陽性でも症状が出なかったり既に回復された人達も別なウィルスだったら異なる結果になった可能性もあったと思うとそれはそれでゾッとすると共に改めてお亡くなりになられた方々のご冥福を祈らずにはいられません。

    2. だんな より:

      れんげ草さま
      武漢ウィルスに対応する抗体(免疫)が間に合うか否かは運次第。
      ウイルスに反応する抗体は、比較的直ぐに出来ると思います。ただ、それがウイルス除去に有効な、結合力を持つかどうかと、ウイルスの増殖速度の、綱引きになるんだと思います。
      時間と共に、作られる抗体は、結合力が強く、除去の効率が良い物に変わっていきます。
      理由は、結合力が強い抗体を作る細胞が、一番増えるからです。
      ウイルスを除去するまで、それが続くというイメージです。
      順番に作られて行くというような、何か順番がある訳ではなく、弱い物しか作れないのが、強い物を作れるようになるという事だと思います。
      当然個人差が有りますので、運次第。そのかわり、簡単に人類が絶滅する事も有りません。

      1. れんげ草 より:

        だんなさま
        なるほど!武漢ウィルスに結合できる抗体の増加とウイルスの増殖とのどちらが勝るかの鬩ぎ合いということですね。ご説明有難う御座います。
        ワクチンが早く出来ることを切望致しますが、1年以上かかるとかといったニュースも目にします。ウイルスも一度陽性から陰性になった人が再度陽性になったりと変異をしているのでしょうね。日夜ワクチン研究に携わっておられる全世界の研究者の方々に自身の身体を壊すことなく頑張っていただくことを願っております。

  19. イーシャ より:

    だんな 様
    とある福岡市民 様

    液性免疫についてのご指摘ならびに補足、ありがとうございます。
    せめて「液性免疫については省略している」くらいは明記すべきでした。反省。

    少し裏話をしますと、文頭にも書きましたように、若者の重症化例が報道されて以来、楽観が過度の不安・恐怖へと変化することを懸念しておりました。
    そんな中、昨日朝食を食べながら「夕方には緊急事態宣言が出されるんだなぁ」と思ったとき、本稿のような流れならリスクを正しく認識してもらえるのではないかとひらめき、急遽一日の予定を変更して原稿を書くことにしました。
    見出しを並べてストーリー展開を考える途中、抗体などの話も浮かんだのですが、話が少し横道に逸れそうなのと、細胞性免疫と液性免疫の関係をうまく説明できるほど詳しく理解していないことから、余裕があれば調べ直して追記する方針を取りました。
    一通り書き終えたとき、緊急事態宣言まで 1.5H ほど余裕があったので追記しようかと読み直したところ、「獲得免疫を得ても二度と感染しないわけではない」ことを記していないと気付き、そのことに触れた上で、ついでにオールドメディア批判を展開。あとは 140 以内での要約をつけるのが、緊急事態宣言と前後して公開するには限界でした。

    いずれにせよ、一言も触れなかったのは私の不注意でした。
    改めてお礼申し上げます。

    ここの読者の方々は親切ですね。
    足りない部分を補ってくださるのですから。

    原文(私のブログ記事)の方にも、「液性免疫についての話が抜けている」ことを追記し、その際には、こちらのコメントを参照していただくようにしたいと思います。

    1. 成功できなかった新薬開発経験者 より:

      イーシャ様

      若者は禁止されるほどやってみたいものなのです。
      それでなくては、若いという意義がありません。

      で、若いほどリスクが高まるという情報を伝えることが大事だと思っています。

      わかる人はわかるし、わからない人はわからない。

      今回の論考は非常に役立つ入口だと思います。
      是非、第二段を期待しています。

    2. だんな より:

      イーシャさま
      私が考えるに、イーシャさんの論旨が、「しゅうきんぺいを避けよう」ですので、液性免疫について書いていないことは、問題無いと思います。
      またイーシャさんが、考えた内容の通り、「注意喚起」として書かれていると思います。
      このコメントの「獲得免疫を得ても二度と感染しないわけではない」の所も、感染と発症の区別や、潜伏感染など有りますので、そんな事全部書いてたら、違う話になっちゃうと、思います。
      また、読者投稿して頂ければと、思います。

  20. M より:

    新宿会計士さま
    みなさま

    お目汚しかもしれませんが、自分の出自の秋田県出身、
    壇蜜さんが、ギャラなしで「断三」のポスターを作ってくださっています。
    色々なご意見もありますでしょう。

    とはいえ、彼女の随筆やブログを読む限り、とても良識のある方と思います。
    二枚目では、しゅうきんぺい、もこそっと知らしめていました(笑

    もしよろしかったら、ご掲載をお願いいたします。

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