日中統一通貨・亜元は3047年以降に検討しましょう
自国通貨すら統合できない中国が「亜元」論じる不思議
昨日の『「勝手読者投稿」第一弾は「90年代ウルムチへの旅」』では、「名古屋の住人」様というコメント主の方から寄せていただいたコメントをもとに、1990年代の中国国内の旅行事情を「勝手読者投稿」風に仕立ててみました(「名古屋の住人」様、ありがとうございました)。こうしたなか、個人的に思い出したのが、「中国化する香港」という論点と、「通貨から見た中国」という論点です。
AIIBの末路
アジアのインフラ金融を担うという名目で、中国が主導して設立された国際開発銀行である「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)に関する話題は、これまでに当ウェブサイトで何度となく取り上げてきました(たとえば『AIIBの融資実績額が「コロナ特需」で急増するも…』等)。
個人的な記憶がたしかなら、AIIBは同じアジアの国際開発銀行である「アジア開発銀行」(ADB)を押しのけ、アジアにおけるインフラ金融の世界で確固たる地位を築き上げる予定であり、そんなAIIBに出資しない日本は、バスに乗り遅れ、取り残されるぞ、といった議論があったはずです。
ここで参考になるのは、昨年の『「時流を読み誤りAIIBに乗り遅れた日本」の末路』でも取り上げた、在日中国人作家の方が執筆した次の記事です。
日本は中国に対する冷静さを欠き、AIIB加入問題で流れを読み間違えた
―――2015.4.2 0:00付 ダイヤモンドオンラインより
この記事では、AIIBに英国など欧州各国が参加を決めたことを受け、「日本は超甘すぎる観測で世界の流れを読み違えた」、「いずれ中国が米国を抜く日が来る」などと述べるなど、AIIBに参加しなかった日本の判断を舌鋒鋭く批判しています。
結論からいえば、この記事、大変に参考になります。もちろん、ここで「参考になる」、というのは、「反面教師で」、という意味です。正直、ここまで「読み応えのある記事」(あるいは「批判のし甲斐がある記事」)は、最近ではあまり見かけないからです。
あまり厳しいことを言いたくはないのですが、金融の専門知識もないのに、「日本がAIIBに参加しなかったことは日本がインフラ金融の世界から取り残されることにつながりかねない」などと軽々しく述べてしまうのは、いかがなものかと思います。
結論的には、現在のAIIBはコロナ禍の影響で多少融資が伸びているものの、「一帯一路関連プロジェクト」などに対する与信はほとんどなく、また、当初期待されていた人民元建ての融資というものも実行されている形跡はありません。
結局のところ、日本が乗り遅れたバスは、出発したものの、その直後にエンストしたようなものなのかもしれませんね。
国際化ストップと人民元の機能不全
さて、2015年前後といえば、「経済大国となった中国が金融面でも覇権を握ってやるぞ」と息巻いていた時期でもあります。そして、2015年12月には、同じ作家の方によるこんな記事もありました。
“国際通貨”人民元による日本への挑戦が行きつく先
―――2015.12.25 5:02付 ダイヤモンドオンラインより
この「2015年」という時点を見て、当ウェブサイトの『数字で読む「人民元の国際化は2015年で止まった」』という記事を思い出していただける方には、感謝申し上げたいと思います。要するに、2015年といえば、人民元が「国際通貨」に羽ばたこうとして腰砕けとなった年でもあるからです。
それはさておき、リンク先記事で述べられているのが、「アジア統一通貨(亜元)」という壮大な構想(というよりも与太話)です。
要約すると、次のような主張です。
- 今世紀初め、中国は「東アジア自由貿易地域(EAFTA)を築き、その後は東アジア貨幣(EAC)を作るべき」などの大胆な提案が出された
- しかし、日中間の政治的確執が続くなか、「亜元」を創り出す環境は形成できなかった
- そこで結局、人民元はドル、円、ユーロなどと並ぶハード・カレンシー化の方向へ舵を切った
- 日本はこれから製造業だけでなく、金融の面でも中国からの挑戦を受けることになるだろう
はて。
この記事から5年以上が経過しましたが、果たして日本がいつ、「金融の面でも中国からの挑戦を受」けているというのでしょうか。正直、とんと思い当たりません。
亜元という与太話
さて、かつては「亜元」、あるいは「アジア統一通貨」という構想があったことは事実でしょう。
これは、論者によって細かい部分に違いはあるものの、おおむね「中国、南北朝鮮、日本」などを軸に、共通の通貨を発行して域内統一経済圏を作ろうとする考え方、と理解できます。
1人あたりGDPの水準も、法律や約束に対する考え方も、まるっきり異なる相手国と、いったいどうやって共通通貨を持てばよいというのか、理解に苦しみます。実際、日本でもこれが議論されていたのは、まだ中朝韓に対する理解が甘かった時期だったのかもしれません。
いちおう、真面目に検討しておきましょう。
通貨統合がなされるということは、日中朝韓4ヵ国にとって共通の中央銀行を創設するということであり、金融政策を一致させる、という意味です。インフレ率も経済成長率もまったく異なる国の金融政策を一致させること自体がナンセンスであることは経済学の初歩をかじった学生でも理解できるでしょう。
また、財政政策と金融政策は表裏一体の関係にあります。一時期のユーロ圏のような混乱を防ぐためには、最終的には財政政策を一致させる(つまり4ヵ国共通の財務省を創設する)ことが必要ですが、これは必然的に政治統合をもたらします。
日本のような自由・民主主義国と、中国のような共産党独裁国において、政策を統一することなどできるはずがありません。
もちろん、日本は古来、中国からさまざまな文明を受け入れてきたため、箸を使う、漢字を使うといった部分においては共通点があります。しかしながら、日本は中国の文明のすべてを受け入れたわけではなく、海を隔てた両国では、文化というよりも文明レベルで大きな違いが存在しています。
法治国家と人治国家、約束を守る・守らない、といった、基本的価値のレベルで違いがある日中が通貨統合するとしたら、やはり準備期間は必要でしょう。その準備期間は数年、数十年では足りないことは間違いありません。下手すると数百年単位、いや、千年単位で時間が必要ではないでしょうか。
そういえば中国自身が4つも5つも通貨を持っていますね
どうしてこんな話題をいきなり書きなぐったのかといえば、昨日の『「勝手読者投稿」第一弾は「90年代ウルムチへの旅」』で、1990年代の中国旅行という話題を目にしたからです。
じつは、著者自身も過去には海外旅行が大好きで、とくに学生時代の持論は「アジア3ヵ国が手を取り合い、未来に向けて発展していけるような関係を構築すべきだ」、だったからです。
しかし、冷静に考えると、これもおかしな話です。
香港とマカオが中国に「返還」されたのは1997年と99年のことであり、また、中国は台湾を「不可分の領土」などと規定しています。ということは、中国の国内法に基づけば、中国本土、香港、マカオ、台湾の4つの地域が「中国」、というわけです。
このように考えていくと、「亜元」構想がメチャクチャだということは、容易にわかります。中国自身が人民元、香港ドル、マカオパタカ、台湾ドルという4つの通貨を持っていることになるからです。
(※もちろん、個人的に台湾が中国の一部であってほしくはありませんし、香港が中国に飲まれてほしいとも思わないのですが、ここでいう「中国がいくつもの通貨を持っている」とは「中国自身の主張を突き詰めれば」、という意味です。)
あるいは、数え方によると、「4つ」ではなく「5つ」かもしれません。というのも、人民元は外為市場において、「オンショア人民元(CNY)」、「オフショア人民元(CNH)」に分けられているからです。
そもそもご自身の国でいくつもの通貨が分立している状況を片付けてもいないのに、それで日本との通貨統合に勝手に期待を寄せ、勝手に幻滅するというのも、なかなか面白い人たちだと思います。
つまり、日本が中朝韓と統一通貨圏を形成するのであれば、現在のオンショア人民元、オフショア人民元、香港ドル、マカオパタカ、台湾ドル、北朝鮮ウォン、韓国ウォン、日本円という、じつに8つの通貨を統合しなければならない、というわけです。これだけでも非現実的ですね。
そもそも北朝鮮自体が日本の経済制裁の対象国であり、もしかすると近い将来、韓国も日本の経済制裁対象国となるかもしれないという時点で、この構想を文章に落とし込むこと自体が噴飯物なのですが、そこは良いとしましょう(良くないですが)。
日本にとっては、世界で3番目に多く取引されている日本円という通貨の利便性をわざわざ捨てる必要などありませんし、また、通貨統合をすれば、公的債務残高GDP比率を統一しなければならないという問題も出てきます。
これらの問題を解決する方策も出さずに、主に中国側から「亜元」構想が出ていたこと自体にも呆れますが、先ほど引用した記事にあるとおり、あたかも「日中間の政治的確執」が「亜元」構想の実現を阻んでいたとする考え方には、強い違和感を覚えるしかないのです。
中国化する香港
さて、生まれて初めて香港を訪れたときには、個人的にはそれなりの衝撃を受けました。狭い街中にひしめくギラギラした看板もさることながら、南国特有の湿っぽい空気、人々の活気、そして何よりカオスな高層建築と自由な雰囲気にあっというまに魅了されてしまったのです。
ただ、その後はリピーターとして何度も香港を訪れたのですが、訪れるたびに街中で次第に英語も通じなくなり、「人民元OK」という店舗も目につくようになり、さらには「爆買い」の中国人集団に出くわすことも増えてきました。
やはり、愛着のある街の中国化が進むのを見ていくと、物悲しい気持ちになってしまいます。結局、もう7年ほど、香港を訪れていません(※香港を訪れていない理由はそれだけではないのですが、本稿では関係ないので割愛します)。
ただし、言い換えれば、香港が中国化すれば、やがて香港ドルが消え、通貨統合が果たされる、というわけです(マカオパタカは事実上、香港ドルに押され、今でさえも消えそうになっています。香港ドルが消えればパタカも自然消滅するのだと思います)。
香港ドルが消えて欲しいとは思いませんが、最悪のシナリオとして香港ドルが消滅することに金融界は備えなければならないでしょうし、残念なことに香港ドルが消滅した場合であっても、国際社会の政治は冷徹です。むしろ日本が香港に代替する金融センターを目指さねばなりません。
ちなみに香港ドル消滅とはまったく別の次元で、南北朝鮮も人民元経済圏に入る可能性が濃厚だと個人的には考えています(※ただし、これについてはまた別の論点ですので、改めて随時、別稿にて議論したいと思います)。
これに加えて台湾については、いずれ日台通貨スワップ、日台為替スワップなどの協定を通じて、金融面でも協力関係を深めていくべきだと考えていますし、そのように考えれば、東アジアには「中朝韓」という人民元経済圏と「日台」という円経済圏が成立するというのもひとつの考え方かもしれません。
いずれにせよ、「亜元」構想は香港ドル消滅(少なくとも2047年以降)、あるいは中国がウソをつかず、約束を守る国になる(少なくとも3047年以降)のを待ってからでも遅くないと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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報道記事、雑誌記事の「答え合わせ」をする試み、貴重と感じます。これから先ぜひとも繰り返したい「大切な心がけ」と考えます。
こんなことを思いつきました。ソウル支局記者が報じていること、あるいは大陸記者が報じていることを「事後検証」するための「自動プログラム」を開発してみては。
報道機関の品質保証担保の手段としてこれから社会的な需要が高まるであろうと、そのように思えてなりません。
同感です。バスに乗り遅れるなと言っていた人たちのその後も知りたい。多分いけしゃあしゃあとしているのでしょうね。
国会図書館でアーカイヴしようという話が出るだけで「事後検閲だ」の声があがるナサケナイ報道機関があるようでは、検証以前の問題と感じます。
仮に報道内容が結果的に外れであっても、その結論に至るのにどういう情報が欠けていたか、思考のどこでズレてしまったのかを検証しつぎの報道に生かせるならば「誤報」も決して無駄ではないのですが、PDCAがまわせないのでは、単純に”ハズレたら負け”的な答え合わせしか出来ないのかなぁと思います。
『亜元ちゃんは騙りたい』 ですね。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00U23WV3E
https://demichan.com
うまい笑
シングル(一つの)・アゲイン(亜元)でしょうか。
歌詞は皆様にお任せ致したく…
多国間に於ける通貨統一など、現在のユーロがどのようになっているかを見るだけでも幻想に過ぎないと考えます。中央銀行がないということは、その国独自の金融為替政策がとれない事を意味します。
英国はEUに参加しながらも、ポンドを手放すようなことはしませんでしたし、ご存じのようにEUそのものからも離脱してしまいました。美しい理念の裏には、ドイツやフランスなどの強国等とギリシャその他の弱小国との間では、さぞやむくつけき力学関係や軋轢が生じていたと考えています。
中国はEUの在り方を確実に注視しているものと考えています。今は無理でもそう遠くない将来に、アジア版EUの実現を企んでいないとは到底思えません。
しかし、そもそも共通の政治理念や価値観を全く共有していない、中国や韓国・北朝鮮との通貨統合など有りないでしょう。
更新ありがとうございます。
莫 邦富(ばく ほうふ)氏という方、書いてる内容もまるで中国側目線だし、上海から日本に来て東京に居着いてますが、根っからの中国人、いやもしくは中国共産党員かも知れませんね(知らないのは私だけか?笑笑)。名前も初めて聞きました。こんな方でも日本でビジネスが通用するんだ!
莫氏によるとSDRになる事で「人民元はドル、ユーロ、円、ポンドなどと並ぶハード・カレンシーの方向へ舵を切った」「既に円、ポンドを抜いていきなり3位でスタート」と書いてますが、、?何時?
「亜元」がちょっと無理っぽいから、IMFやらにロビー活動(注射)して、先ずはハード・カレンシー入りを狙ったと。分かりやすいですね。
「亜元」の考え方、少し前の(それこそ5年程度)日本なら聞き耳を立ててくれる好き者も居たかもしれません。が、もう無理です(笑)。中国、南朝鮮、北朝鮮、日本、台湾、香港、マカオを軸に、共通の通貨を発行すると(笑)。
あの、日本のような自由・民主主義国と、中国のような共産党独裁国や金一族による監獄国家の北朝鮮、中国の属国であり南北統一核保持国になりたい南朝鮮とが、政策を統一するのですか?連邦国家ですか?
日本に比べて幼稚な国家運営しか手綱が無い蛮国と、手を携える事は万分の1も有りません。香港は実質的に中国に抑えられているし、台湾も与党に反発し、親大陸勢力は結構多いですから、あまり隙を見せれません。
周辺国に恵まれない日本としては、後方撹乱の為にもモンゴルやインド、ベトナム、ラオス、欧州は英国、仏国らと連携作りが必要でしょう。アフリカは、、、僅かな金(貧国だから巨大な額だが)で中国のカタに嵌められてるので、シナ化が進みそうです。
(以下、私的な報告です)
先日お伝えしましたように、「COVID-19」のワクチン「ファイザー」を接種しまして7日目になります。毎日検温2回と体調、身体の変化について記入し、10日分を提出予定です。
翌朝から身体がだるく、注射した左腕が上がらなくなりました。シコリが2平方cmぐらい、4日目まで続きました。今は体調が良くなり、腕も上がり、シコリも無くなりました(ホッ)。
その前の週にコロナ患者が激増し、2回もPCR検査を受けたので、ワクチンが5日遅くなりました。同じ日にワクチン接種した方の中には、目眩を起こして休息後早退されたり、微熱が出て早退した方も居ました。でも全体延べ500人から見たら、僅かです。
2日目から私と同じ「ドヨーン」とした身体の重さを訴える方は多かったです。しかし、重大な副効果を発症した方は居ないようです。あと2週間で2回目接種です。
なお、ごく一部ですが接種しなかった人も居ます。アレルギー体質、家庭の事情等ですが、指示文書には「今回、拒否された方は接種しなくて良いです。但し都道府県単位での第3次(と呼ばれる一般人向け)には必ず接種していただきます」と書かれてました。
病院院長名ではなく、もっと中央の上のほうからでした。まあ、医療に少しでも携わる人なら、仕方ないかなと思います。
以上、失礼しました。
(すてきな報告)、ありがとうございました。
接種の順番が回ってきたときは、参考にします。
呼吸器疾患を持つ、私の親が先に打つとは思いますが。
高齢者の施設で、入居者全員が一度に接種するのは大変そうですね。
定年碁打ち様
高齢者の施設でも、移動可能な人は病院なり、保健所なりで接種するのではないでしょうか。
どうしても動かせない人は、医師・看護師・感染症専門家らが施設迄訪問して行なうと思います。しかし、見てましたら結構な準備が必要なので、あちこちでは出来ないように思います。
医療現場からのリアルな報告、参考になってます。
ワクチンは結局のところ必要量が足りそうにありません。
ですので
・4/12住民接種開始はポーズだけ
・貴重な「実弾」はクラスター発生により壊滅しかねない住居型・入院型高齢者施設への「出前接種」に回すべき
との判断が出ているようです。冷静かつ妥当な判断と思われます。本気を出すのは、連休ごろになりそうです=間に合うのか。
はにわファクトリー様
レスありがとうございます。まずは65歳以上の方や重篤な基礎疾患が無い方が優先だと思います。その分は十分あるでしょう。
全体での接種計画はワクチン不足により、遅くなると思います。大した事をしてないので、これ以上は申し上げれませんが。
そう言えば接種初日は、NHKはじめ新聞社等マスコミが来てました。一番目に接種されるのが院長先生、注射するのは若い女性先攻医さん。「痛く無いよな?」と言われ、さぞかしプレッシャーあったでしょう(笑)。
中国様がやりたいのは、EUのように理念と価値観を共有する(ことを目指したつもりの)連合体の形成ではなく、古来より不変の中華文明圏の形成でしょう。
冊封国どもに、中国様の通貨を使わせ、中国様の暦を使わせ、貢女や奴婢を献上させ、黒いものも白いと言わせたい、それが世界の安定である、とナチュラルに信じていると思いますよ。
全く同感です。
>結局のところ、日本が乗り遅れたバスは、出発したものの、その直後にエンストしたようなものなのかもしれませんね。
(1)出発した直後、走行していた”一帯一路”高速道路の舗装が悪く、至る所に穴が開いており、それを踏んだバスが豪快にホッピング
(2)AIIBバスの運転手さん、虫歯治療中の奥歯を破壊してしまう
(3)あまりの激痛に耐え切れず、そのバスの舵を切って歯医者へ急行し治療中(←今ココ)
この仮説に1票を投じます。
>いずれにせよ、「亜元」構想は香港ドル消滅(少なくとも2047年以降)、あるいは中国がウソをつかず、約束を守る国になる(少なくとも3047年以降)のを待ってからでも遅くないと思う次第です。
中国共産党が香港という「金の生る木」を手放すこと、またウソをつかなくなることは半永久的に実現しそうもないので、「『亜元』構想は夢物語としていつの間にか忘れ去られる」(中国共産党は都合が悪くなると、何事もなかったかのようにひっそり引っ込めます)という仮説にRMB1元を賭けたいです(笑)
中国政府は「金の生る木」を手放すというか、切り倒そうとしているようですが、もしかすると「金の生る」所以を理解していないのか、あるいは上海あたりに生えてくると思っているのか、さてどちらでしょう?
龍様
>もしかすると「金の生る」所以を理解していないのか、あるいは上海あたりに生えてくると思っているのか、さてどちらでしょう?
私も確たる答えを持ち合わせていませんが、一つだけ言えることは後者に近いものになります。
上海浦東新区、紛れもない1990年代初頭における中国政府の最重要プロジェクトです。慎重な鄧小平が取った方針は、まず万が一失敗しても大勢に影響がない、広東省のはずれにあった小さな漁村、即ち深圳を「経済特区」としてテストし、その華々しい実績を以て当時の保守派(いわゆる計画経済派)を抑え付け、上海浦東新区大開発の号令を天下にとどろかせました。当時の鄧小平が見据えていた最終目標は、香港の地位を上海が取って代わることであったと理解しています。
当時に比べて上海の地位は向上していますが、決して香港になり得ていないことは疑いようのない事実です。それにも関わらず、香港をなぎ倒そうとしている習近平政権の方針は、私には全く理解ができないです。
結局のところ、金の生る所以を理解していないのか、それとも僅かな政治的リスクの方が許せなかったのか、いずれかなんでしょうね。
かつて上海に租界があった頃、租界内にはありとあらゆる怪しげな組織が巣食ってましたが、それが怖かったのかも。九龍城を取り壊したのも、実はそのせいだったのかも……
統一通貨の名称は「阿房」を推します。
通貨統一を成し遂げた?偉業を秦の始皇帝になぞらえてのものです。
読み方は「あほう」でいいかと。
阿房発行後、暫く後に突然咸陽郊外で阿房の古銭が発見され、実は阿房には2000年以上の歴史があったのだという、驚くべき大発見が為されるわけですね。
それを記念して、咸陽発曲阜行の阿房列車が運行されるところまでがお約束ということで。
んな阿呆な。イヤイヤ阿房な
阿房列車運行の際は是非是非ご存命であれば(コラコラ)阿川佐和子センセイにご乗車あそばれて、ご感想いただければと思います。
別に宮脇俊三先生のご息女でも、内田百閒先生のご子孫のどなたかでも構いません(笑)
「世界がなびく経済力と影響力 AIIB騒動に見る中国の台頭」
(加藤 出 東短リサーチ代表取締役社長)
なんていう記事もありました(苦笑)
攻殻機動隊に「\€$通貨」というのがありましたな。