「行方不明の外貨準備」、やっぱり為替介入だった
当ウェブサイトでは以前から、「どうも韓国の外貨準備統計にはさまざまな不備があるのではないか」と申し上げて来ました(最近だと『「為替変動」だけでは説明がつかない、韓国の外貨準備の減少』や『韓国の外貨準備「行方不明の10億ドル」』などでも説明しています)。また、韓国の外貨準備高の変動を眺めていると、「為替変動」だけでは説明が付かない要因が多々あるという点についても不思議だと申し上げて来ましたが、こうした違和感について、部分的な答え合わせができたようです。
韓国の外貨準備って本当?
以前から通貨スワップや為替スワップ、あるいは中国人民元の動向や韓国の外貨準備統計のインチキぶりについては、当ウェブサイトとしても深い関心を持って追いかけているテーマでもあります。
こうしたなか、個人的には、韓国の外貨準備高を巡っては、以前から韓国銀行による増減理由に関する公式な説明内容が実際のマーケットデータなどの動きと不整合を起こしていると考えており、それらについては過去に何度か当ウェブサイトで報告してきたとおりです。
「為替変動」だけでは説明がつかない、韓国の外貨準備の減少(2019/06/05 13:45付 当ウェブサイトより)
矛盾が解消しない、韓国の外貨準備統計(2019/08/05 11:30付 当ウェブサイトより)
韓国の外貨準備「行方不明の10億ドル」(2019/09/04 12:20付 当ウェブサイトより)
以前からの記事を読んでいただければわかりますが、韓国の中央銀行である韓国銀行は、外貨準備の変動理由を「ドル以外の外貨(ユーロ、円、ポンドなどのことでしょうか?)の為替変動によって、ドル換算額が変動しているからだ」、などと述べて来ました。
しかし、こうした変動は、あきらかにおかしいと思われることが、多々発生しており、とくに8月の記事でも報告したとおり、「韓国の外貨準備高と為替相場の動き」を調べてみたところ、明らかに両者に不自然なズレが生じている月が散見されることを発見しました(図表1)。
図表1 韓国の外貨準備の増減と為替変動
(【出所】韓国銀行データ等を利用して著者作成。ただし、為替変動については、『矛盾が解消しない、韓国の外貨準備統計』の図表2で示した比率の加重平均を月末為替相場に換算して試算したもの)
とくに、「為替変動から予想される外貨準備の変動額」と、「実際に韓国が公表した外貨準備額」のあいだに、多い月では10~20億ドルのズレが生じており、そのなかでも特にズレが大きかったのは、今年でいえば5月、6月、9月あたりです。
ズバリ、通貨防衛では?
では、なぜこのようなズレが発生するのでしょうか?
その原因を説明する仮説のひとつが、「韓国の通貨当局が通貨防衛を行っている」、というものです。実際、韓国の通貨・ウォンは今年4月以降、じりじりと下落を続けており、為替相場も8月2日に入り、約2年半ぶりに1ドル=1200ウォンの大台を超過。
9月5日以降、久しぶりに1200ウォンの大台を割り込むウォン高・ドル安となったものの、先月末から今月初にかけて再び1ドル=1200ウォンの大台を超えたり、買い戻されたりする展開が続いています。
こうした状況を見ると、外貨準備高と為替変動のズレが生じた時期と、韓国の通貨・ウォンが1ドル=1200ウォンを超えていた時期が、何となく一致しているようにも思えます(図表2)。
図表2 韓国ウォンの対米ドル為替レート
(【出所】韓国銀行等のデータを参考に著者作成)
このことから、「韓国銀行は為替相場が下落しすぎる(ウォン安になりすぎる)ことを防ぐために、通貨防衛を行ったのではないか」、との仮説が説得力を持ってくるのです。
いちおう、ざっくりした分析では、5月、6月、9月あたりに毎月最大で10~20億ドル程度、為替介入(ドル売り・ウォン買い介入)を行っていたと仮定したら、何となく各データの整合性が取れて来るのです(といってもピタリと一致するものではありませんが…)。
実際、当ウェブサイトに9月に掲載した『韓国の外貨準備「行方不明の10億ドル」』のなかでも、「韓国銀行の説明と実際のデータのあいだに10億ドル程度の行方不明額がある」などと報告しましたが、この程度の金額は為替介入で溶かしている可能性は十分にあるでしょう。
部分的な答え合わせ:為替介入は半年で38億ドル
さて、この「部分的な答え合わせ」をしておきましょう。
韓国銀行はかつて、為替介入実績を公表していませんでしたが、米国やIMFの圧力を受けて、「為替介入実績」を2018年下半期(7~12月分)から公表し始めました(詳しくは2018年5月17日付・日経電子版『韓国、為替介入実績を公表へ』あたりをご参照ください)。
これを受けて、本日、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、こんな記事が出ていました。
1200ウォン崩壊防げ…韓国外為当局、上半期に38億ドル放出(2019.10.01 07:41付 中央日報日本語版より)
今回の中央日報の記事によれば、韓国銀行は2019年上半期(つまり1-6月期)において、ソウル外為市場で38億ドル(の外貨)を売り越したのだそうです(※ただし、公表したのは半年間のドル売り・ドル買いの純額で、介入時期、取引総額や内訳等は公表されていないのだそうですが…)。
具体的には、5月以降、対ドルでウォンの価値が急落して以降、ドル売り・ウォン買い介入を積極化させた(つまり通貨防衛に出た)ということです。中央日報は韓国銀行関係者による
「外為市場の急激な変動がある時に市場安定化措置を取るというのが外為当局の大前提。為替相場が急に動く時に介入が実施されたとみれば良い」
という説明をそのまま引用しているのですが、これをそのまま信じる人がいるとも思えません。
実際、中央日報の記事でも、市場参加者のあいだでは、実際の為替介入額は「韓国銀行が公開した数値よりもはるかに大きかったと見ている」、と記載されています。
というのも、公表する必要がある「為替介入実績」は純額ですので、4月や5月に大量の為替介入を行ったあとで、6月に入ってちょっと為替相場が落ち着いたのを見計らってウォンを売る(つまりドルを買い戻す)オペレーションを行ったことで、為替介入の純額を下げたのだ、という仮説です。
ちなみに韓国銀行はこの為替介入実績を、今後は四半期ごとに変更するのだそうですが、具体的には、第3四半期(つまり7-9月期)の為替介入データは12月末に公表されるそうです。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ただし、冒頭で示した以前の当ウェブサイトの記事でも報告したとおり、韓国の外貨準備統計は、たとえば米国政府・財務省が公表する外国からの有価証券投資に関するレポート(いわゆるTICレポート)などともさまざまな矛盾が生じているなど、かなりの問題があります。
韓国の外貨準備高は、見た目は4000億ドルを超えているとされていますが、実際に韓国が通貨防衛に使える外貨準備が本当に4000億ドルを超えているのかどうかは不明ですし、実際、1997年や2008年の通貨危機の際にも、韓国の外貨準備の怪しさから「突然死」リスクが浮上したほどです。
それだけではありません。それと同時に現在の韓国経済には通貨危機時とさまざまな点で類似点があるとも指摘されています。
【コラム】通貨危機当時と似ている点、もっと悪い点=韓国(2019.10.01 08:51付 中央日報日本語版より)
韓国ウォン安を防ぐための為替介入が続けば、意外と早く介入原資は枯渇してしまうかもしれませんし、「韓国発の通貨危機」は、隠れたリスクといえるかもしれません。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
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たいへん素晴らしい分析をありがごうございます。
上半期での外貨売り越しが38億ドル,介入によって生じた損失が10億ドル程度だとすると,傷は浅いとも癒えます。株式市場での外人売越高からも,外貨売越はその程度のオーダーかなと思います。外貨準備約4000億ドル(うち真水約1000億ドル?)に対する比率から,当面通貨危機の可能性は低い,ということになるのでしょうか。
その割には円スワップ要求とか,外貨準備の余裕がなさそうな態度が納得できません。
新宿会計士さま
「韓国銀行の説明と実際のデータのあいだに10億円程度の行方不明額がある」
のところが、10億円→10億ドルの間違いと思います。
韓国の為替介入は、チャートから見て明らかでしたので、悪びれもせずに公表するんだと思いました。
9月に10〜20億ドル程度で済んだとは、思えませんが、ウォンドルの取引規模(総量)が、小さい事が理由ですかね。
とにかく、9月危機は凌ぎましたが、ウォンドルが1200の攻防を続けていることは間違い有りませんので、その間はずっと数10億ドルずつ削られていくという事ですね。
まだ、しばらく持つのかな?コスピに幾ら使っているかにも、よりますよね。
だんな 様
いつもコメントありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます。誤植ですので早速修正致しました。
引き続きのご愛読並びにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
だんな 様
私も為替介入で得たウォンでKOSPIを買い支えていると思います。 これだけ悲惨な経済指標が出てるのにここ数ヶ月は上げています。 韓国年金機構だって萎んでいく市場に注ぎ込んで穴を開けたくないでしょうし、その前に人口とその支給額(平均5万以下で無年金の人も多い)から考えてその規模は相当小さいでしょう。
それともう一つ、本日の聨合ニュースが面白い記事を載せています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191001-00000036-yonh-kr
韓国株式市場に上場している日経企業がここ5年で相当高い配当を出しているらしいです。中には利益の272%を配当にまわした企業もあったそうです。これって内部留保してた資金を外に逃がしているという事ですね。
でも総額が約106億円でショボイです。
東証に上場している企業で海外取引しているところはほとんど韓国に事務所くらいは置いていますし、半導体向け製品・機械部品メーカーの多くは工場またはサービス部門位は置いていますが、ここがポシャッても会社全体としては大して影響は無いというレベルだと思います。ここ最近の日本企業はリスクが上がればすばやく投資先を変更しますので一番被害を受けるのはそこで働いている労働者かもしれません。(セルフ制裁)
伊藤忠商事のデサントへの介入、フェローテックの撤退、日系メガバンクの与信減、三和貸付の貸付停止等確実にリスクヘッジの段階に入ったと思います。
福岡在住者さま
コスピの買い支えは、違法では無いのでやっても構わないんですが、売っているのが外資なのか韓国人なのかが、分からないんですよね。
リンク先の記事を読みました。
簡単に言うと日系企業が、配当として韓国内利益を日本の親会社に回しているという理解で、良いんですよね。
その分、韓国内での日本企業の投資が、減る訳ですよね。(間違えていたらすいません)
今の日本企業の本音は、韓国からフェードアウトしたいと思ってると思います。
韓国自体は、デフレで経済がシュリンクして、賃金も高くて、良い投資先とは思えません。日産も完全撤退しないニュースがありました。角を立てずに、気づかれないように、逃げたいんだと思います。
だんな様
KOSPIの買い支え状況は
https://finance.daum.net/domestic/investors/KOSPI
で見れます。
(Google翻訳では表示されませんでした。Chromeでは見れます)
画面一番下に「日付別買い越し」としてまとめた表があり、更に最下位の数字をクリックすると過去が見れます。
NANASHI様
面白い情報有難うございます。
なるほどChromeでは日本語表記してくれますね。 それで少し気になったのは日付別買い越しの表で’18.12.07以降国が0になっている事と今年に入り年金機構の買い越しが大幅に増えている事。特に6月、8月、9月はそれまでの倍以上です(1桁アップ)。まさかこの御時勢で逆張りの大量買い越しとは、、。 資産運用でなくまさに命令された買い支えでは?
そういえば、ルノーサムスンでの日産車生産が9月で終了しましたね。利益半分になる。
ルノーサムスンの収支
2018損益計算書(単位10億ウォン)
売上高 5,598
売上原価 4,419
売上総利益 1,179
販売管理費 825
営業利益 354
↑上記の時点では昨対で売上高が17%減であるにもかかわらず、販売管理費は2%減でしかありません。
これを単純計算すると売上高が半減したとしても販売管理費は6%減にしかならないことになります。
仮に売上高が半減したとしてこの法則を上記の計算書に当てはめると・・
売上高 2,799
売上原価 2,210
売上総利益 589
販売管理費 800
営業利益 ▲211
売上高が半減すると利益半減どころか確実に赤字転落なのだと思います。(計算が乱暴な気もしますが・・。)
労組の賃上げ要求は生産性を悪化させ、事業規模を縮小させ、採算の悪化から雇用を縮小させています。
空振りも想定済で投げられたブーメランなら避ければ済むことも、必中を期した「因果応砲」からは逃れられないのかもです・・。まずは生き残りをかけてリスとトラが的になりそうですね。
新宿会計士様、記事の更新有難うございます。
上半期(1~6月)で38億ドル溶かしたとの事ですが、ホワイト国騒ぎ&ウォン安の大攻防は下半期。
12月の発表が楽しみですね。
38億ドルの2~3倍?でしょうか。
9月末の短期債務返済の情報が知りたいですね。。。もっとも韓国の発表なのでフィルタリングされている可能性が高い気がいたします。
いきなり突然死!があるような。。。
しかし、身も蓋もないことを言ってしまえば、韓国がいくら糞食いや粉飾為替介入をしたとして、
Who cares?
で終わってしまうのです。
米国さんだけは気にするかもしれませんが、自国通貨高への介入は無視するみたいですしおすし。
韓国は遅かれ早かれ早晩詰みます。
どうせ詰むならジタバタ見苦しい意味の無い抵抗は止めて、早くさっさと詰んで楽になりましょう。
それがなかなか。
絶対、ギブアップなどとは言いませんから。
更新ありがとうございます。
嘘つきが嘘ついてません、なんて誰が信じるでしょうか(笑)?韓国の数字に関する発表は、新聞・テレビだけではなく、政府発表、NPOでも全く信じられません。例なら何度でもあるヨ!
『上半期で38億ドル放出』(笑)。そんな少ないかあ〜?純額では無い、何月何日にいくらとか出せよッ。私の気持ちでは桁が一つ足らないように思う。
『その根拠を示せ』とか『日本人の我が国を貶めるデッチ上げだ』と罵倒するのが関の山。本当に外貨4,000億ドルあるのなら、そう、韓国人の習性からして、『日本と同じぐらい、1兆ドルある』と言うでしょう。それはアイツラの見栄張りな所以です。
『韓国ウォン安を防ぐための為替介入が続けば、意外と早く介入原資は枯渇してしまうかもしれません。』(会計士さん)確かに。雨水のように補充出来ないもんね(爆笑)。あと◯百万ドルか、、(笑)。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(日本マスゴミ村の)ATMの代弁者や「サンモニ」、それに(日本の)
野党は、(外部からの)強制査察が韓国に入って、白日の元にさらされな
い限り、(韓国の)為替介入疑惑を認めないし、それどころか(安倍総理
批判のためか)「こんなことを議論すること自体、ヘイトである」と言い
出しかねないと、考えるのは考えすぎでしょうか。(そして、韓国が外貨
不足になったら、「隣国として日本が助けるべきだ」と(本当に助けろと
言っているのか、安倍総理が拒否することを前提にしているのかは分かり
ませんが)言い出しかねないと思います)
駄文にて失礼しました。
仰るとおり、親韓マスコミは日韓通貨スワップの
復活を言い出し兼ねないと思います。
なので、先手を打って親韓マスコミが、
通貨スワップの復活を言い出し兼ねない。
その旨の警告を発したいと考えています。
申し訳ありませんが、追加となります。
非常に変ですが、
我々日本国民が日本の親韓マスコミが、
オカシナことを言い出さないように
監視しなければならない。
このような時代が到来したことは非常に残念です。
新宿会計士様の仰る通り、
一部メディアは反日・反社と言っても
過言ではないと思います。
きちんと介入総額を公表してくれないと差額公表では取引の実態が把握できないんですよね。
取引の少ない海外市場で自己売買しちゃえばそれとなく為替操作できてしまうのでは?・・とも思います。
*****
韓国銀行からの外貨保有高の説明には、ドル換算による増減の他には「外貨資産の運用益や外貨建債の発行」などプラス要素の補足はあるんですけど、【評価損】を計上するってことはないみたいなんですよね。
普通に考えるのならば、誰かの利益は他の誰かの損失であるのだから、運用益が出ることもあれば損失の発生も然りだと思うんですけどね。(ある程度は利息や配当の受取で相殺されてるのかもですが・・。)
もしも「損失は確定(損切り)するまで発生したことにはならない」との方針によって外貨運用されてるのであれば、【含み損を抱える有価証券等の残高】は、実体のないバブル状態なのであり額面通りに現金化できるものではありません。(使えない=不良化債権?)
*もうすぐ「スワップこわい」の声が届きそうでこわい・・。
やはりそうでしたか。
この7月からドルウォン相場を眺めて来ましたが、
全体的なトレンドがウォン安に向かう中で、
ウォン高に引き戻そうとする不自然で巨額な
ウォン買い・ドル売りが断続的に入っていましたので。
現時点で為替相場に介入出来る資金を有するのは、
政府と世界のヘッジファンドですが、
政治経済両面で不安要因を抱えるウォンを
ヘッジファンドが買い介入することはあり得ない。
結果、韓国政府による買い介入しかあり得ない訳で。
しかし、SAMSUNG等韓国企業にとっては、
ウォン安の方が有難いにも拘らず、
虎の子のドルを放出してウォン高に誘導するということは、
相当袋小路に追い込まれているということで、
日韓の通貨スワップの復活を期する韓国首脳の発言も納得出来ます。
あとは、日本国内の政治・マスコミの親韓勢力が、
変な横槍を入れないように監視したいと思います。
あの値動きを見るかぎり実際には相当な額の介入をしていると予想されますが、公的な資料からは確認できませんね。
ども、いつも勉強させて頂いてます。
淑徳某大学の某教授が韓国の実際の外貨準備高は、1000億ドルより少ないと市場関係者は見ている。アメリカは韓国に不信感を強く持っており、金融制裁をする可能性が高い。
分水嶺は、在韓米軍の費用の交渉次第だろう。
市場関係者は、今、冷静に見ている。
と、発言してました。
僕らは、一つの国が自壊していく姿を見ている。歴史傍観者なのかも知れません。
韓国企画財政部の発表資料です
Google翻訳ではきちんと表示されないのでChromで見ました
http://www.index.go.kr/potal/main/EachDtlPageDetail.do?idx_cd=1069
短期債務が右肩上がりで増加しています。
おそらく、返却せずに利息のみ返して借り換えの繰り返しではと
主様良ければ解説お願いします。
なお、時系列照会をクリツクすると1994年からの推移が見れます。
また、以下のようなニュースも出ており実情はかなり苦しいのではと
https://finance.naver.com/marketindex/news/newsRead.nhn?officeId=001&articleId=0011105608&category=interest&xid=17259,15700021,15700186,15700190,15700256,15700259,15700262,15700265&usg=ALkJrhjcMci2eWB4TNbYgC-tpU1NNZTMaQ
(世宗=聯合ニュース)が率記者=企画財政部は、来月6兆1000億ウォンの国債を競争入札方式で発行すると26日、明らかにした。
来月発行国債の売上日満期別物量は1日3年物1兆2千億ウォン、10日5年物1兆2千億ウォン、15日、10年物1兆4千億ウォン、22日、20年物、5千億ウォン、2日30年物1兆4000億ウォン、14日、50年物4千億ウォンである。
私は、一国の大統領や首相は“経済の仕組みぐらいは知っているか、勉強するモノだ”と思って下りましたが、彼の国の政治家はその下地が無いのでは…?と考える様に為りました。
大統領は「₩が下がったから、何とかしろ…」しか言わないのではなかろうか?と考える様になりました。
因って!
彼の国の、経済問題は常に砂の上に建てられる楼閣の様なモノで土台が脆弱なのに気付いていない若しくは見ようとしていないから定期的に或る高さになると経済破綻する様に為ったのではないかと邪推して下ります。
特に民主化以降は顕著で素人軍団が経済を弄る様になり“根本には触れようともしていない”のです。
もし、彼の国が今回の経済危機から奇跡的に立ち直ったとしても何年か後にまた危機を迎えると私は考えているのです。
次は、2030年〜2032年頃に迎えると予想出来ますが、どうですかね?
私は、見る事が出来ないかも知れませんが後世の経済学者に聞いて貰いたいモンです。
丸に違い矢 様
冗談としては旭日旗をあまり目のかたきにするんで太陽の黒点周期に合わせて破綻するとのことです
まとも?意見としては、IMFや各国銀行の試演を売れなんとか立ち直った際に発行した10年国債の満期を忘れているのではというのがあります。なんせ、約束・契約のできない国で゜スカラ
>NANASHI様
ご返答頂き恐縮です。
なるほど!
彼の国の経済破綻は、長期国債の償還がポイントになっている訳ですね。
期間の長い借金を覚えていられない訳だ!
否、政権を跨ぐので違う政権下の国債なんぞ知った事では無いのかも知れませんな。
丸に違い矢 様
2032年迄、あと13年は生きれます。
私は団塊の世代ですが、百まで生きるつもりです…、
あと29年…、多分大丈夫…、
韓国経済破綻怖い…
も一回、韓国経済破綻怖い。
御免なさい…パクリでした。
>タナカ珈琲様
弱気な駄文に励ましをありがとうございます。
後、13〜14年かぁ…
健康に自信がありませんな。
どちらかと云うと夢もちぼうも無く見通しの暗さに“失望”しているのかも知れません。
サクッと儲けてNZで釣り三昧の余生を生きたいのですが、そうもイカンでしょうしね。
まっ、お迎えが来るまで精一杯働いて風呂に入って屁をこいて寝る毎日を送るとします。
そうこうしているウチに、彼の国の3度目の破綻が見られるかも知れませんね。
統計の見方が分からないのですが、日本の短期対外債務はいくらになるのでしょうか?
どなたか教えていただけると助かります。
ロイターによれば韓国の6月末時点の短期対外債務は1,400億ドル、8月末時点の外貨準備は4,031億ドル
https://jp.reuters.com/article/southkorea-economy-debt-idJPKCN1VB089
平成30年度末時点の外貨準備高は、140,276×10億円で対外資産負債合計676,482×10億円
https://www.mof.go.jp/international_policy/reference/iip/2018.htm
埼玉の暇人さま
日本の短期対外債務は、以下のHPで照会可能です。
6月時点では、2,934.6 USD bnと記載があります。
https://www.ceicdata.com/ja/indicator/japan/external-debt-short-term
だんな さま
ありがとうございます。
金額の桁が多いと見づらいですね USDbn で書いてあるのにデータは USDmn なんですね。
しかし、日本の短期対外債務 2,934.6 USD bn とは巨額ですね。
それでも平成30年末で平成30年末現在本邦対外資産負債残高の純資産合計 341,556 (単位:10億円)となっています。日本は他国に投資し稼いでいると貧乏人の私は理解しました。
金融危機の時にグリーンスパンか誰かが回顧録で
外貨準備は市中銀行に回していて残っていないと韓国の大統領に言われたとあります
左翼のばらまき政治と、市中銀行のバランスシート悪化、経済の下降
失業率悪化、株安、ウォン安とすべての状況がそろっています