鈴置論考、異次元少子化データに基づき韓国消滅を予言

保守系オピニオン誌『月刊Hanada』の最新号に、韓国観察者の鈴置高史氏が『韓国消滅~データが示す異次元の衰退~』と題した論考を寄稿しました。韓国の少子化速度が日本以上であり、生産年齢人口のピークアウト、不動産バブルの崩壊と金融危機・通貨危機の懸念といった現在の韓国が置かれた状況をもとに、「韓日どっちもどっち論」を明快に否定する、優れた論考です。

月刊Hanadaに鈴置高史氏が登場

『月刊Hanada』といえば、花田紀凱編集長が率いる編集部が飛鳥新社から刊行している保守系オピニオン誌として知られていて、山手線の駅名を冠した怪しい自称会計士も2年前に人民元をテーマに小稿を掲載されていただいています(『月刊Hanada「デジタル人民元脅威論者たちの罠」』等参照)。

こうしたなかで、この『月刊Hanada』の最新号(2024年3月号)、なかなかに衝撃的な記事を発見しました。韓国観察者の鈴置高史氏が『韓国消滅~データが示す異次元の衰退~』と題した論考を寄稿していたのです。

ちなみにその鈴置氏といえば、昨年の『少子化切り口に「韓国の上から目線」を指摘=鈴置論考』でも取り上げた、『デイリー新潮』の次の論考でも、韓国の少子化の速度があまりにも早いことの意味について議論しています。

「韓国消滅」と慌てふためく韓国人…急激に落ちる出生率は“世界ワースト1” 日本への「上から目線」は続くのか

韓国人が「韓国消滅」と慌てる。出生率の異様な低下により、一世代後の人口は現在の35%に急減すると報じられたからだ。「衰退する日本」を見下していた韓国人。彼らがいつまで「上から目線」を続けるのか、韓国観察者の鈴置高史氏は注目する。<<続きを読む>>
―――2023年12月18日付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より

韓国の少子化は日本以上!その本質は「韓国消滅」

今回の『月刊Hanada』の論考は、この鈴置論考の「続編」のようなものですが、それをさらに深く掘り下げ、現在の韓国の少子化問題を「日本が正しく見据え、適切に対応しているとはとても言い難い」と断じるものです。

韓国消滅~データが示す異次元の衰退~

―――月刊Hanada2024年3月号 P106~より

正直、ウェブ版でどなたでも無料で読める記事ではないため、普段にもまして内容の紹介には慎重にならざるを得ないのですが、大雑把に全体の流れを説明すると、こんな具合です。

  • 韓国の合計特殊出生率は2021年で0.81と、OECD38ヵ国中で唯一「1」を下回り最低。世界でも香港の0.77に続いてワースト2位となっている
  • しかし、今後のトレンドで予測すると、近い将来に香港を抜き世界ワースト1となるとの懸念は杞憂ではない
  • 韓国の問題は少子化とともに生産年齢人口の急減にあり、労働力から見た韓国の衰退ペースは日本以上に早い

…。

では、それのいったい何が問題なのでしょうか。

トレンドとして見たときの生産年齢人口の減少は、財政悪化、不動産市況の悪化などをもたらします。今回の鈴置論考でも、「1990年代の日本」、「生産年齢人口が2013年にピークアウトした中国」など、その実例が豊富に紹介されていますが、韓国もその罠に嵌った、というのが鈴置氏の見立てです。

不動産バブル発生と崩壊は日本と状況が似ているが…

なにより怖いのが、現実に韓国では不動産価格の下落が始まったことです。

鈴置論考によると、近年の不動産投資ブームの影響もあり、韓国の首都・ソウルでは2022年12月の不動産の平均取引価格は12億6421万ウォン、これを1ウォン=0.11円で換算したら1億3906万円で、いわば「ソウルは同じ広さなら東京よりも高い」といわれる状況でした。

ところが、ソウルのマンション価格は下落に転じており、直近の2023年12月には前年同月比5.1%値下がりし、不動産プロジェクトファイナンス(PF)に保証を与えて来た大手建設会社が経営破綻するなどの影響も出始めているのだそうです。

この程度の下落ですでに経営破綻が生じているということは、不動産市況悪化が長期化すれば、これが金融不安に発展する可能性が高い、ということです。というのも、不動産関連の貸出比率が高いノンバンクの経営健全性が「予想以上に早く悪化する危険性」があるからです。

このあたり、鈴置氏は1990年代半ばの日本の住専危機などを例に出し、現在の韓国について、こう指摘します。

不動産市況の回復を待って不良債権の処理が遅れたことといい、銀行と比べ当局の監督が緩いノンバンク<中略>から金融システム不安に火が付いたことといい、日本の1990年代初頭の失敗を着実に追っている」。

つまり、韓国が日本なみの危機に陥る、というのでしょうか。

日韓どっちもどっち論に騙された人たち

これについてはそう単純なものではありません。鈴置氏は、こう続けます。

注目すべきは、韓国の危うさが日本とは比べ物にならないことだ」。

これは、いったいどういうことでしょうか。

まず、韓国は外貨準備を日本ほどに持っておらず、対外純債権も乏しい、という点にあります。1997年のアジア通貨危機時にIMFから、2008年のリーマン・ショック時に米国、中国、日本から、それぞれ支援を受けて延命した韓国に、次の危機が襲い掛かる可能性がある、ということです。

ここで思い出すのが、当ウェブサイトの『韓国「韓日一緒に経済圏作ろう」…日本のメリットは?』でも取り上げた、朝鮮日報のこんな記事でしょう。

日本と並んで歩む方法【東京特派員コラム】

―――2023/12/24 09:05付 朝鮮日報日本語版より

このコラム記事を巡っても、鈴置氏は記事の末尾に取り上げられていた日本の大学生の「老衰した日本経済を案じる韓国の崔会長の忠告を肝に銘じたい」とする発言を、こう指摘します。

『躍進する韓国』に、しっかりと洗脳された日本人がここにもいた」。

そんな「異次元の少子化」に直面している韓国と、量子や宇宙などの先端分野で共同研究に乗り出すと表明した岸田文雄首相に対し、鈴置氏はこう述べます。

国の生き残りをかけて開発した先端技術の成果を平気で競争国に教えるのは、『衰退する日本、躍進する韓国』との世界観からだろう」。

本当に、残念です。

首相官邸内に鈴置論考を普段から読んでいる人材はいなかったのでしょうか。

危機的状況は韓国の方が遥かに深刻

鈴置氏の警告は、こう続きます。

米国では『韓国消滅』と注目が集まる。ところが、日本ではさほど話題にならない。『目くそ鼻くそを笑う』との揶揄(やゆ)を虞(おそ)れてのことと思われる。だが、韓国の少子化問題は『鼻くそ』どころではないのだ」。

たしかに、OECDのデータによれば、日本も少子化は進んでいて、OECD加盟国のなかで下から4位という惨状ですが、さすがに出生率は1.30で1を大きく上回っていますし、なにより外貨準備や豊富な家計資産などの蓄積もありますし、日本円は国際的な準基軸通貨でもあります。

とくに昨年3月以降の世の中の韓国論を見ていると、「韓日両国は少子化という共通の課題を抱えている(から韓日協力が必要だ)」、などとする安易な「日韓どっちもどっち論」が目立ちます。

こうしたなかで、わかりやすい「韓日どっちもどっち」論に流されず、客観的なデータを冷徹に見つめる鈴置氏のような視点は、貴重であると言わざるを得ません。

もっとも、つい最近も自称元徴用工問題で韓国政府の「第三者弁済」案が破綻する兆しが出て来ている(『韓国最高裁で日本企業は全敗訴…「財団」資金も枯渇か』等参照)わけですから、岸田文雄首相の対韓宥和的な外交路線も、意外と早く破綻するのかもしれません。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. はにわファクトリー より:

    恒大集団に清算命令が出たとのことです。
    中国進出を煽りに日本国を弱らしめた元凶こと日本経済新聞社編集部の名声が地に落ちて、離中離韓の流れが勢いを増しそうです。日経4946商売負ける。

    1. より:

      香港高裁が出した清算命令ですね。
      でも、今のところ、まだ大陸側がどうなるかはわかりません。なんといっても、本体は大陸側にありますので、香港司法の判断がどの程度貫徹されるかは大陸側の姿勢次第でしょう。
      これで大陸側でも同様の判断が為されるようであれば「面白い」のですが。

  2. sqsq より:

    少子化世界一、自殺率世界一、家計負債アジア一。
    いったいどういう国なのかね?

  3. シロー より:

    こんにちは。
    ついに「Hanada」に鈴置氏の記事が掲載されましたか!
    私は「Hanada」を定期購読していて、今回は発売と同時に買うことが出来ませんでしたが、明日買って直ぐに読みます!
    情報ありがとうございます。

  4. はにわファクトリー より:

    主敵認定されて島国化確定してしまった大韓民国、ひとりで漂流するのが怖いので、新聞メディアに潜入した工作員たちの口を使って協調論を吹いて回ります。今に始まった話でありません。
    興味深いのは台湾の存在です。日台が接近するほど頭に血が上って行くのは大陸中国だけではないのです。ひと月後に完成してしまう TSMC Fab23 がどんな国際政治インパクトを東アジアにもたらすことになるのか見通す眼力度量が問われると思います。ジャーナリズムは今般信用に価するのでしょうか。

    1. 元雑用係 より:

      関東の工業地域にある大手製造業の採用担当が「熊本からは新人が来なくなった」と言っているそうです。
      政府の補助金は10年生産継続が条件だそうですが、その間に人材と基盤を育て次のステップに進む。明るい未来につながるとよいなと思います。

    2. はにわファクトリー より:

      日本・大韓民国・中華人民共和国・中華民国の出生率年次推移を比較するグラフを探してその正確妥当性と意味するところを評価しておくのは現実認識を固めるため今とても重要と考えます。

  5. カズ より:

    *負けられぬ経済指標(序列指標)

    かつて、日本を追い越したと息巻いた「一人当たりGDP」
    維持する手段は①分子を増やすこと。②分母を減らすこと。
    ・・。

    1. 伊江太 より:

      カズ様

      問題は分子、分母の中身。

      R国
      分子:設備、インフラはズタボロで、国民生活は崩壊寸前。
         それでもそっちにはカネかけずに、只管兵器作りまくって、
         ドンパチで即消失でも、GDPにすればアップ。
      分母:戦場での大量死、兵役逃れや国への愛想尽かし、人口大量流失で大幅ダウン。

      ∴ 一人当りGDP→爆上げ。

      K国
      分子:設備、インフラは手抜き、安普請。その上ろくにメンテもやらない。
         そんなことより、新しいモン造った方が、よっぽどGDPの足しになる。
         でやってきたが、そろそろそれも限界で、GDPチョビっとアップ。
      分母:すこ~し減り加減になってきたけど、本番はこれからやで~。

      ∴ 一人当りGDP→今のところは小幅アップやが、将来は大化けしそう。

      N国
      分子:設備、インフラは高品質。メンテもちゃんとやってるし、
         ある程度充足もしてるから、もうそっちの方でGDP大幅上げの余地はない。
      分母:だんだん寂しゅうなる。一人当りGDPなんぞどうでもエエから、
         もちっと、人が増えてくれ~。

      されど、一人当りGDP→増加の一途?

    2. 元雑用係 より:

      一時的に分母が減っても、時間差の生産年齢人口減少で分子も減るという・・・

    3. カズ より:

      伊江太様 元雑用係様

      そうですね。中身の考察にもよりけりですね。

      ③分子(経済)の縮小割合以上に分母(人口)を減らす

      ↑上記の考察も追加しないとですね。
      「減るコリア」なだけにですね・・。

    4. 元雑用係 より:

      あ、そうか。
      人口減少継続なら分子減より分母減の効果の方が常に大きいんですね。
      これはしたり。

    5. 夢破窓在 より:

      韓国の人口は日本の約半分、それなのに老人人口は約4分の1。
      この理由は李承晩の虐殺や金日成の始めた戦争で多くの子供が亡くなったからです。
      日本では団塊の世代がほぼ後期高齢者入りしました。
      今後10年間で後期高齢者は旅立ちます、その際貯め込んだお金のすべてを税部署と子孫に残して行きます。
      こちらで拝見した預金額1750兆円の内の半分は残してくれるのではないか?
      受取ったお金を、国も子孫も「ただ貰ったものだから全部使っちゃえ」とやってもらえれば、平均すれば乗数効果を無視しても80兆円はGDPが伸びる。
      お隣ではどうか?
      旅立つ老人の数は人口比で日本の半分。
      彼らの貯め込んだ預金はいか程か?
      分子の増加も、分母の減少も、比べ物にならない話なのではないか?

  6. 匿名 より:

    こんな記事もあります。

    米有名作家、韓国旅行後「世界で最も憂うつな国ですね」
    https://s.japanese.joins.com/Jarticle/314338

  7. より:

    韓国における合成特殊出生率は、0.80どころか、四半期ベースでは0.70まで落ちており(2023 3Q)、年間で見ても2023年は0.72と見積もられています。

    第3四半期の合計特殊出生率、過去最低タイの0.70
    https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/12/d3388e7b6a1e85d1.html

    ちなみに、2022年の合成特殊出生率は0.78でした。つまりは下落が加速しているということになります。韓国政府やメディアは「いや、さすがにそろそろ反転するに違いない……するはずだ……するんじゃないかな……してくれないと困る(泣)」などと言っているようですが、一方では今年はついに0.70を切るのではないかとも噂されているようです。
    確か、先月だったかな、アメリカの高名な人口学者が0.78という数値を見て、驚愕のあまり頭を抱えている写真が韓国の新聞に掲載されたようですが、確かに戦時中でもないのにこの数値は前代未聞のことなのでしょう。韓国は前人未到の荒野を切り開いていっているようです。

    1. はにわファクトリー より:

      紳士蟻さんは今の韓国は男女がお互いを遠ざけ憎みあう社会になっているからと分析しているそうです。中国の寝そべり主義とは異なる心理地平線が半島にはあるようです。

      1. こんとん より:

        >龍さま、はにわファクトリー様
        最近は冷静・理性的に韓国情報を発信してくれるサイト(コメント欄含め)が少なくなった感もあり、興味も薄れているのでヲチもできていませんが、一昔前から韓国内での男女分断は結構話題になってたかもですね。

        つい先日、他のサイトでリベラル/保守の男女格差が世論調査で分断進むてな記事を見つけました。
        ・世論調査でのPtの割り振りやデータのグラフ化が妥当なのか?
        ・日本での保守/リベラルの概念と海外のそれの概念の違いは考慮する必要
        ・グラフが10%程度の差異を極端に表示されてるイメージミスリードの可能性
        なんかを注意しながら読みましたが、それでも同内容の世論調査とデータ化をしているならば、米英独の乖離に比べて韓国は異質に感じられましたね。特に2017年あたりからの乖離。その頃はムンジェイン政権が始まった頃と合致しますが、親中反米政策と安保経済政策あたりの反映が男女別に親米派と親中派に乖離したのかなぁ・・とか個人的に思っています。

        かいこれさん。若い女性が急激にリベラル化、男性は保守化していることが世論調査で判明、世界的に男女間の価値観の分断が進む(海外の反応)
        https://kaikore.blogspot.com/2024/01/blog-post_27.html
        元ソース(英語)
        https://twitter.com/jburnmurdoch/status/1750849189834022932

        ※かいこれさんのコメ欄も大谷さん関連で人気になり、一時期よりは叩き・煽りの無分別な住人乱入しましたが、昔からの理性的なコメントも部分的に残っているので考えさせられるコメも多いです。ココと違いデフォ匿名なので荒れやすいのは確かですけれど

        1. さより より:

          こんとんさま

          興味深いリンク教えて頂きありがとうございました。
          ここを読んで、リベラル、とは抑圧からの解放をテーゼとしているのかな?と感じました。
          女性は抑圧されているというのは、よく聞きます。抑圧されている者は、同様の状態にあると自分が感じる対象には感情移入し易いのですね。だから、移民に対しても寛容になる。
          このリンク先の記事を読んで、いわゆるリベラルと自認する者達が、何故何にでも反対するのかが分かったような気がしました。
          野党勢力は、政権側を抑圧勢力と無条件に設定しているのだから、政権側がやる事は、何でも反対しなければならない、ということになっているのですね。ALPS水にしても本質はどうでもいい、あんたがやる事はみんな悪いから反対!って。

  8. さより より:

    日本の自殺者の多さ。

    ・令和4年中における自殺の状況
    https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R05/R4jisatsunojoukyou.pdf
    この中の、
    「総数及び男女別自殺死亡率の年次推移」
    を見ると、1998年から2010年頃までの自殺者と自殺率が凄い。バブル崩壊後の就職氷河期が原因か? その後、減少傾向になっているが。

    ・若者の死因1位が「自殺」の日本、なぜそんなに生きるのが「辛い」のか
    ドイツからその「辛い」について考えてみた/ 著者 雨宮 紫苑/2019.08.10
    https://gendai.media/articles/-/66433?page=1&imp=0

    上記以外に、日本では小説などで、登場人物の誰かが自殺する設定が割と多い印象があるから、自殺に対するハードルが低いのか?
    村上春樹の、ノルウェイの森、なんか10代後半〜20前半の登場人物の男女、3〜4人は自殺したのではないか?登場人物、簡単に自殺させるな、という印象を持った記憶がある。それも、理由が殆ど不明の自殺。こんな小説読んでいたら、自殺への心理的ハードルが低くなるのか?
    そう言えば、夏目漱石の「心」。主人公の友人、失恋で自殺したのではなかったかな?

    1. やるお より:

      やっぱ、浮いとるであなた
      日本に対するネガティブな文章減らしてみたら?

      1. さより より:

        弱い人だな。これが、日本に対するネガティブとは。
        隣国のような弱い国をディスっても仕方ないだろう。放っておけばいいだけなんだから。
        それより、自国を強くする為に、自国を客観的に見ること。
        そんなつもりで書いているのだが、弱い人間には、それが耐えられないか?

        1. やるお より:

          私が弱いか強いかは知らないが、反論になってないぞ笑
          トヨタに悲観論ばかりぶつけて出禁にされた東洋経済の記者みたいな真似やめろって言ってんの。分かる?

    2. 転勤族 より:

      ノルウェイの森、読んだことあります。
      30年近く前の話なのでほとんど覚えてませんが、確かにやたら人が自死する記憶(および単行本の装飾(緑と赤)がやたらチカチカした記憶)があります。
      なんでベストセラーになったのか凡人である自分には分かりませんでした。

      富士の樹海がその界隈に脚光を浴びる原因も松本清張(小説およびテレビドラマ)による影響でしょうし、自殺を美化するのは良くないなあと思います。

      1. さより より:

        >なんでベストセラーになったのか凡人である自分には分かりませんでした。

        その通りですね。世にハルキストは多いらしいので、余り書けませんが、この作家の作品にはそう感じます。

    3. はにわファクトリー より:

      内向陰気でなければ文学ではないから、
      批判非難がないと知識分子でないから、
      指弾の向かう先が自分になるから、ではありませんか。

      1. さより より:

        凄い分析ですね。
        この文章を読んで、芥川を連想しました。何か、彼のことを表現しているような感じがしました。そして、彼の名を冠した文学賞が、この傾向の小説に与えられているように思います。
        就職氷河期の極端な時期を除いて、その前後で、自殺者の数と率が減少しているのは、近年の芥川賞候補作の減少と関連があるようにも見えて来ます。以前は、芥川賞候補作のようなものこそ、文学だ、という雰囲気があったような・・・。

      2. はにわファクトリー より:

        陰気な産業には興味を感じません。
        そうだそのとおりと文章作文に同意してくれることをして承認欲の発露に置き換えている。出版産業こそ文学だといいたいらしいがそうゆうものがいつまで続くでしょうか。

    4. sqsq より:

      第2次安倍政権発足あたりから自殺が減ってますね。
      やっぱり原因は経済かな。
      それと女性より男性の自殺が多い。これはなぜかな。

      1. さより より:

        >やっぱり原因は経済かな。

        それは、あると思います。安倍政権になってから世の中に明るい雰囲気が出て来ましたから。

        >それと女性より男性の自殺が多い。これはなぜかな。

        これは、昔からですね。
        やはり、この世は、「男はつらいよ」なんじゃないですか?
        男の子は、ないちゃダメ、しっかりしなさい、が未だドラマの台詞に出て来ますから。一方、女の子には、幸せになりなよ、が多いような。

  9. 雪だんご より:

    韓国は「先進国になりかけたのに、国民の不満と絶望が高まりすぎて滅亡した」国家の
    最初のサンプルになるかも?なるべく長生きして、最後はどうなるか確認したいなあ。

    1. はにわファクトリー より:

      玻璃心とか小紅粉はそれぞれ英単語になって世界に広まりつつあります。
      小中華としてビックな兄を慕いながら脆い自尊心を育てて来た彼ら、困った時の日本抱き付き根性丸出しで新聞 TV を通じて工作を続けるのでしょう。勝手に絶望国家、やれやれですやんね。

  10. G より:

    少子化で国が滅びる論には単純に疑問です。
    AIとロボット技術で労働力問題は恒久的に解決すると見るからです。
    将棋でAIなんかに人間は絶対負けないと思ってたのが、一瞬で人間が手の届かないところまで行ってしまったのが良い例です。AIによって将棋のゲーム性が失われるどころか、より楽しさが増しましたしね。

    むしろ現状の危機感からくる無駄な少子化関連投資こそが韓国を没落させると思ってます。
    子どもを産んで育てることは昔から非常に手間がかかるものです。最近では、それに加えてお金もかかるので、確実に若年世帯を貧困に追いやります。将来の労働力のための少子化対策ってのが経済的に割が合わないのかなと思ってます。

    とはいえ、子どもを育てることは人生の目的でもあるわけですから、プレッシャーはかけず、子どもは育てたいだけ育てれば良いとするのが万人の幸せになると思います。

    ちょっと変わった少子化対策論であるのは理解してます。。。

  11. 墺を見倣え より:

    1) 少子高齢化→生産年齢人口減少→GDP減少

    という、人手不足論(これを唱える時は、AIに触れない)と、、

    2) AI実用化による大量失業

    という、人余り論(これを唱える時は少子高齢化に触れない)と、

    3)AI実用化で失業するカテゴリーの人々は、少子高齢化で不足するカテゴリーへの移動を嫌う

    という、人余り・人手不足並立論と、

    4)ベーシックインカムを導入すれば、人余り・人手不足並立で問題無い。

    という、バラ色論と、

    がある様です。

    現状では4つ全部言っとけばどれか当たるという感じの無責任な言論迄ある様に感じますが、ちゃんと論じた予測を読みたい。

    1)を強調する人は、外国人労働者を入れたがる人に多い様な気がするし、
    2)を強調する人は、反移民派に多い様な気がするし。
    3)を強調する人は、リスキリングはうまく行かないと言いたい様だし、
    4)関係は、竹中平蔵等の怪しい人が多い様な気がする。

    ナマポを廃止する前提なら、ベーシックインカムに反対ではないのだが。

  12. 元日本共産党員名無し より:

    少子化ですが大変苦しい中でも日本は欧州白人並で今の所持ち堪えていますね。
    自殺率ですが、『若きウェルテルの悩み』から小説効果で自殺者が増加などと言われて久しい。日本では特に昭和の文壇に自殺(心中含む)が多く、アタマの良い人が自殺、みたいな変な事になって来た。
    それが何年前からでしょうか?JRが飛び込み自殺の多さに悩み、色々ビデオ映像なども研究した結果、【ホームのベンチを90度向きを変える】と言う奇策で笑うほど有意な自殺率の減少を実現しました。要するにかなりの割合の自殺者は単なる発作で急に思い立ち、立ち上がって真っ直ぐ駆け出してホームから線路に。「アタマが良いから」では無かったんですね。今後ホームドアが設置されると更に発作は阻止される事でしょう。
    昔は都市ガスが一酸化炭素だったのが今は天然ガス化して自殺に不向きになりました。練炭による一酸化炭素中毒自殺も何かの工夫で改善出来るかも知れません。

    1. お日さんが~ より:

      「ホームのベンチを90度向きを変える」策とは、初めて知りました。ありがとうございます。地道な研究が成果に結びついたこと、人間は衝動的にとんでもないことをすることなど考えさせらます。

    2. はにわファクトリー より:

      自殺者は今日こそ死のうと逡巡しています。がーっと電車が来るのが目に入ったら恐怖を克服して突撃してしまう。
      ベンチで休んでいた酔っ払いが電車の到着に慌ててよろめきだしてそのまま線路に転落して事故に遭うケースが多いと監視カメラで明らかになり、向きを90度ずらしてみたら、効果があったという記事を見ました。

  13. より:

     米国の白人比率も半分を切りそうです。近い内に有色人種の国家となるでしょう。本家の欧州も移民に乗っ取られつつあります。
     子供が減るのは悲しい。世界中で人種の交代が起きつつある。100年後の世界は今とは様変わりしているでしょう。
     韓国はあるのかな。あったとしても朝鮮系人種はそっくり入れ替わってるんじゃないかな。

  14. クロワッサン より:

    >もっとも、つい最近も自称元徴用工問題で韓国政府の「第三者弁済」案が破綻する兆しが出て来ている(『韓国最高裁で日本企業は全敗訴…「財団」資金も枯渇か』等参照)わけですから、岸田文雄首相の対韓宥和的な外交路線も、意外と早く破綻するのかもしれません。

    「意外と早く」が尹政権末期を意味するのであれば、むしろ今まで通りな気もしますね。

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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