日本政府は「出国の自由」を侵害しているわけではない

在留外国人に対して出される「再入国許可」という制度があります。これは、日本から出国しても、一定の期間内に再入国すれば、その外国人は在留資格を失わないで済むという仕組みです。ただ、この再入国許可を巡り、昨日、少し気になる記事が出ていました。例の武漢コロナの蔓延に伴う入国拒否の影響もあり、日本に永住する在日韓国人の人が、本国で実施されたお母様の葬儀に参加できなかったことが「人道上の問題だ」とする指摘です。これについてどう考えるべきでしょうか。

再入国許可とは?

出入国管理上、「再入国許可」という制度があります。これは、日本に在留する外国人がいったん外国に出て行ったとしても、この「再入国許可」さえあれば在留資格は消滅しない、という特例のことです。

法務省による定義をわかりやすく分解すると、「在留外国人」とは「中長期在留者」と「特別永住者」のことで、外交官などが除かれるのだそうですが、要するに「日本国籍を持っていないけれども日本に長期間在住している人たち」のことです。

つまり、「在留外国人」とは日本に長期間暮らしていく資格を持っている外国人のことだと考えれば良く、いちばん優遇されている在留資格「特別永住者」の場合は、日本国内での就学や就職にはまったく制限がありません。

ただし、日本の出入国管理上、外国人はいったん外国に出ていけば、在留資格は消滅してしまいます。もしも「永住者」などの資格で日本に在留していたとしても、うっかり日本を出て外国に行ってしまうと、以前と同じ資格で再び日本に入国できないことがある、ということです。

そこで、日本を出国しても在留資格が消滅しないようにするための仕組みが、「再入国許可」、というわけです。ここでは出入国在留管理庁のウェブサイトから再入国許可の説明を紹介しておきましょう。

再入国許可(入管法第26条)

再入国許可とは、我が国に在留する外国人が一時的に出国し再び我が国に入国しようとする場合に、入国・上陸手続を簡略化するために法務大臣が出国に先立って与える許可です。<<…続きを読む>>
―――出入国在留管理庁HPより

また、在留外国人が外国に出掛けるたびに再入国許可を取るのは面倒です。そこで、現在ではもっと簡単な「みなし再入国許可」という制度があります。

具体的には、出国するときに「再入国EDカード」の「再入国」欄にチェックして、入国審査官に「みなし再入国許可による出国を希望」と言えば、出国してから1年以内(※特別永住者は2年以内)に日本に戻ってくれば、以前と同じ在留資格で再び日本に入国・滞在できる、というわけです。

コロナ騒動で再入国許可が出ない!

ただし、ここのミソは、「再入国許可」とは「以前と同じ資格で日本に入国して良いですよ」という許可のことであり、その許可を出すかどうかは日本政府の判断しだいである、という点です。

そして、現在、例の武漢コロナウィルスの感染拡大の影響もあり、法務省は再入国許可を持っている外国人の入国を拒否する方針を示しています。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る上陸拒否等について

法務省では、当分の間、以下のいずれかに該当する外国人について、出入国管理及び難民認定法(以下「入管法」という。)第5条第1項第14号に該当する外国人として、特段の事情がない限り、上陸を拒否することとしています。「永住者」、「日本人の配偶者等」、「永住者の配偶者等」又は「定住者」の在留資格を有する外国人(これらの在留資格を有さない日本人の配偶者又は日本人の子を含む。以下同じ。)が再入国許可(みなし再入国許可を含む。以下同じ。)により出国した場合であっても、原則として、特段の事情がないものとして上陸拒否の対象となりますので、上陸拒否の対象地域への渡航を控えていただくようお願いします。特別永住者の方については、入管法第5条第1項の審査の対象となりませんので、上記の各措置により上陸が拒否されることはありません。
―――法務省HPより

非常にわかり辛い文章ですが、要するにいま下手に出国してしまうと、「再入国許可」、「みなし再入国許可」を取っていたとしても、日本に再入国できませんよ、という意味です。

「入管法第5条第1項第14号」については、当ウェブサイトでは2月2日付の『新型ウィルスは桜問題から目を背けさせる安倍の陰謀?』あたりでいち早く触れているとおりですが、要するに、日本政府の判断で「この人は入国させてはならない」という人の入国を拒絶する、という仕組みのことです。

現在、世界のほとんどの地域が「入国拒否」の対象となってしまっているため、結果的に外国人が日本を出国してどこか外国に行ってしまうと、そこから日本に戻ってくることができなくなる可能性が非常に高い、ということです。

特別永住者への優遇措置

ただし、こうした入国拒否の措置は、特別永住者に対しては取られていません。

特別永住者については以前の『数字で見る、「在留外国人数」とわが国のグローバル化』でも触れたとおり、『日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法』により、日本に永住を認められた「平和条約国籍離脱者」とその子孫のことです。

これについては法務省が公表する『【在留外国人統計(旧登録外国人統計)統計表】』をもとに集計すると、2019年6月末時点で317,849人いらっしゃるのですが、その89.9%は韓国人です(図表)。

図表 特別永住者の国籍別内訳(2019年6月)
国籍人数構成比
韓国285,75389.90%
朝鮮28,3938.93%
台湾1,1540.36%
中国8430.27%
米国8250.26%
カナダ1160.04%
フランス960.03%
英国880.03%
フィリピン490.02%
その他5320.17%
合計317,849100.00%

(【出所】法務省『【在留外国人統計(旧登録外国人統計)統計表】』を参考に著者作成)

この統計は毎年2回、ほぼ1年遅れで6月と12月の基準で公表されているようであり、現在手に入る最新データは「(2020年6月ではなく)2019年6月」のものですが、2015年12月分からは「韓国」と「朝鮮」が別書きされるようになりました。

ただ、この特別永住者については、毎年1万人近く減り続けており、このままあと1世代も経過すれば、ほとんど日本にはいなくなってしまうのではないかと思います(減り続けている正確な理由はわかりませんが、おそらく結婚などで日本に帰化するケースなどが多いからではないでしょうか?)。

それはともかくとして、この特別永住者についてはさまざまな優遇措置が講じられており、コロナ騒動での入国拒否対象者ではないほか、再入国許可の有効期限も最長6年とされているようです。

(※余談ですが、もしも再入国許可を取って日本を出国したとしても、現地で何らかの犯罪により収監され、6年以上出所できなければ、その人は自動的に「特別永住者」としての資格を失い、「特別永住者」として入国することができなくなるようですね。)

杓子定規な入国拒否、母の葬儀に行けない在日韓国人

さて、再入国拒否に関連し、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、こんな記事が出ていました。

日本、入国禁止差別議論…在日韓国人、母の葬式にも行けなかった

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため日本が入国制限措置を取っている中、日本に住む外国人を差別しているという指摘が出ている。<<…続きを読む>>
―――2020.06.09 11:10付 中央日報日本語版より

中央日報によると、この日本政府の再入国不許可という姿勢により、在日韓国人がお母さんの葬儀にも参加できなかったと日本のメディアが報じた、などとしています(「日本のメディアの報道」とは、朝日新聞の6月8日付の『(社説)コロナ水際対策 「外国人」差別の理不尽』あたりでしょうか?)。

中央日報はこの「日本のメディアの報道」を引用し、「10年ほど前から日本に住み貿易業を営んでいる韓国人の李さんは、4月に韓国にいる母親が亡くなったため韓国に行こうとしたものの、日本政府の再入国不許可方針のため、結局、葬儀に行くことができなかった」とする「事件」を紹介しています。

その「日本のメディア」や中央日報の言い分をそのまま紹介すれば、日本政府のこうした措置は「外国人差別」であり、この人たちは永住者として日本に10年以上住み納税義務を果たしてきた、などと述べているようです。

「納税義務」云々はどうでも良い話として(日本に居住させてもらっている以上、納税するのは当たり前でしょう)、たしかにお母様が亡くなるという悲しい状況が生じたときに、葬儀にも行けないのは非常に気の毒ですし、あまり杓子定規に入国拒否をするのもいかがなものかという気がしないではありません。

また、「再入国拒否」という単語が出てくる以上、この人物は「特別永住者」ではなく、単なる定住者か永住者のどちらかでしょう。もっとも、再入国拒否については法務省側の言い分などを聞かないと何ともいえませんが、もしもこの報道どおりだとしたら、人道上はたしかに気の毒な気もします。

「出国の禁止」ではない!

ただし、ここで注意しなければならないのは、日本政府が講じた措置は単なる「再入国の禁止」であり、「出国の禁止」ではない、という事実です。

日本政府は外国人に対し、出国の自由を侵害しているわけではありません。極端な言い方をすれば、日本に在留する外国人は現在、「再入国できない」というだけの話であり、出国する分には勝手にすれば良い話です。

先ほどの事件についても、べつに日本政府の措置に何らかの違法性があったというわけではありません。あくまでも「どの国の国民の入国を認めるか」(あるいは「認めないか」)は、国際慣習法上、その国の専決事項だからです。

あくまでも個人的な記憶ベースで恐縮ですが、こうした再入国拒否を巡って、たしか一部の民族が「帰国の自由を侵害するな!」と大騒ぎしていたような記憶があります。

具体的には、日本政府は北朝鮮の核開発に関連し、国連安保理決議などに基づく経済制裁を適用していますが、そのひとつが「北朝鮮に渡航した場合の再入国禁止措置」です。具体的には、

  • (1)在日の北朝鮮当局職員が行う当局職員としての活動を補佐する立場にある者が北朝鮮を渡航先とした場合、再入国を原則として禁止する
  • (2)在日外国人の核・ミサイル技術者が北朝鮮を渡航先とした場合、再入国を原則として禁止する

という措置のことです(詳しくは首相官邸HP『対北朝鮮措置』などをご参照ください)。

つまり、在日朝鮮人でありながら北朝鮮当局の職員という者がいるのですが、このような者たちが北朝鮮に渡航した場合、日本に入国することができないという措置を日本政府が講じているのですが、これについて一部のメディアが

帰国の自由を制限するのは人権侵害だ

などと述べていた、という話題です。残念ながらこれについてはウェブ上で明確な情報源を見つけることはできなかったのですが、もしこんな主張が一部メディアから出て来ていたのだとしたら、筋違いというほかありません。

いずれにせよ、先ほどの中央日報の報道に関しては、記事の執筆者が国際法や国内法などをきちんと理解せずに記事を書いているのではないかと疑わしいですし、最近はこんな事例が増えてきた気がします。このあたり、メディアの報道を読むときには慎重になるべきなのかもしれませんね。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. イーシャ より:

    いつもの「ウリを優遇しないのは差別ニダ!」ですね。

    それと、
    > 出国してから1年以内(※特別永住者は2年以内)に日本に戻ってくれば
    は長過ぎませんかね?

    最低限、
    ・直近○○のうち、半分以上を日本に居住していること
    ・再入国許可は年間○回まで、5年間で○回まで
    など、条件を厳しくしてもよいのではないでしょうか?
    後者は、日本に居住する海外ビジネスマンは困るかな?

    1. タナカ珈琲 より:

      イーシャ様

      空気を読まない私です、、、、

      マレーシアの場合、ノービザで90日滞在できます。以後一度出国すれば再び入国できます。期間は90日です。一年間、180日間マレーシアに滞在したので、以後入国できません。と、ブキビンタン滞在中に先輩に教えてもらいました。で、先輩はマレーシアさかい、ルール通りではなく、役人の気分次第で、、、。マレーシアは住みやすいです
      MM2H?ビザを取れば10年間有効ビザが取得出来ますが、イッセンマンエン必要デシタ。

      タイの場合はヨクワカリマセン。
      マレーシアより複雑デス。

      1. イーシャ より:

        タナカ珈琲 様

        在留資格を持つか否かで変わるでしょうね。
        EU も 180 日のうち 90 日までしかノービザでは滞在できません。

        1. タナカ珈琲 より:

          再び、空気を読みません。

          空気が違うんです…。
          と、云う場所を三ヶ所体験しました。
          深夜のJR新今宮駅の国道R43の向こう側、
          深夜の小倉駅モノレール側、
          サンディエゴのボーダー、メキシコのティアラ。

          空気が違うと、感じるんです。
          早く帰ろと思って〜タコス食べてすぐにアメリカ側に出ました。
          ボーダーでは、普段はクルマ止めない…、そうですが、止められました。
          映画の1シーンと同じでした。

          ウソみたいでしょ…。私は感じました。空気が違うと…

        2. 福岡在住者 より:

          タナカ珈琲

          >三ヶ所体験しました。
          私が知ってる所が2か所(国内)も出てきてビックリ(笑)
          こういう空気ですか? (かなり古いmvですが) いや、国内の場合すこし違うな、、、。
          https://www.youtube.com/watch?v=oRdxUFDoQe0

          >空気が違うと、感じるんです。
          この辺の感性は 都会の繁華街を謳歌する上で必要なスキルですね(笑)

        3. 福岡在住者 より:

          タナカ珈琲 様 です。
          失礼致しました。

        4. タナカ珈琲 より:

          福岡在住者様

          ありがとうございます。

          国内二ヶ所はヤクザ屋さんが付近にタムロしていて、怖い空気イッパイでした。深夜の金沢駅はヤクザ屋さんがタムロしていましたが、普通の空気でした。深夜の小倉駅のモノレール側は二度と行きません。

          小倉駅、金沢駅は仕事帰りでした。

  2. 匿名希望の平民 より:

    昨日のプライムニュースに、韓国に詳しい鈴置氏と真田氏が出演されて
    いました。

    気になった点ですが、
    文政権は、なによりも悲願の南北統一を望んでいること、そして今、窮地に
    ある北朝鮮を救いたいことを優先している。

    南北統一には、莫大なカネが必要。
    米国、中国、ロシアは、朝鮮半島のために、カネを出してくれない。
    だから、なんとしてでも、日本から、「反日」で、カネを奪い取る。

    徴用工裁判は、文政権にとっては、韓国民のためではなく、北朝鮮のために
    日本からカネを奪う手段。

    徴用工裁判の判決文には、日本に支配されたことによる朝鮮民族の精神的な
    苦痛に対して、日本は、慰謝料を払うべきだと判決を出させた。
    これは、韓国民だけではなく、北朝鮮の人民も賠償の対象とさせた。

     さらに、自称徴用工に対する未払い賃金ではなく、慰謝料であることが
    ポイント。
    これにより、当時の朝鮮半島に住んでいた南北の同胞全員に、日本からの
    賠償金を配布することができる。
     その数は、何千万人ともいわれる当時の住民とその子孫に支払われる。

    重要なことは、徴用工裁判の賠償は、北朝鮮の人民に対しても支払われる
    ということ。これにより、現在、国連の制裁を受け、外貨が不足している
    北朝鮮に莫大な賠償金という外貨が手に入り、さらに核兵器の研究開発や
    ミサイルの製造ができる。

    賠償金の支払いなのだから、国連の制裁決議の対象外。
    これにより、文大統領は、親玉である金正恩様に、喜んでもらえる。

    まさに、北朝鮮のスパイと噂されているムン大統領の考えそうなことだ。
    南北統一後、当然、統一朝鮮国家は、北の核ミサイルで日本を脅し、
    毎年莫大なカネと朝貢を日本に要求することになる。

    大阪に馴染みが成り方にはJR新今宮周辺がどういった所か分かりにくいでしょ

    1. パーヨクのエ作員 より:

      匿名希望の平民様

      匿名希望の平民様>自称徴用工に対する未払い賃金ではなく、慰謝料であることがポイント。

      もうひとつポイントがあるかと思います。
      歴史的侵略行為は日韓基本条約で確定した請求権の放棄の範囲外ということです。

      これは凄く大事です。我が国特有の事情で此れを認めると際限なく慰謝料のお代わりが来ます。日清戦争での遅延利子付きの慰謝料は良いほうです。

      上記事例が認められるならば当方が自称対馬の仏像の所有者なら対馬の寺と長崎県に慰謝料を請求します。

      請求は認められない?
      いいえ。日本は天皇という同一権威の元で継続的な統治を行っているので上記法理を認められるならば請求の無効なんてあり得ないのです。

      これは韓国が言っているのでなくウヨクの日本人が堂々と常々言っていることです。

      「イルボンは万世一系の日王が治めてきた国である」

      と。
      同一権威での不法行為は責任をもって支払いを行うことを複利遅延利子付きで要求されると楽しいですよ(笑)
      10年で倍。100年で1000倍。
      200年で100万倍、300年で10億倍、400年で一兆倍です。
      さて、日本人主体の前期倭寇の活動は何年前でしたっけ(笑)。

      これで慰謝料の請求者と所得税を徴収する韓国政府はイルボンのカネで遊んで暮らせますよね。

      拒否するならば同一権威での歴史的不法行為の代償はきちんと責任を取るように国際社会に訴えましょう。
      債権を他国に徴収させて山分けするのもありではないでしょうか(笑)
      もらえる金額の大きさでどこものりますよ(笑)

      半島的手法で歴史戦争をカネで勝つ方法は以上です。
      駄文失礼しました。

      1. パーヨクのエ作員 より:

        遅延利子を複利一割の場合ですね(笑)
        上記論理なら白村江の戦いも慰謝料を請求できるかな(笑)

  3. クロワッサン より:

    更新お疲れ様です。

    帰国の意味が日本から韓国への出国であれば、何ら制限されていないですね。

    帰国の意味が韓国から日本への入国であれば、日本国民で無いから「帰国」では無いですね。

    特定外国人は日本の二等国民だと勘違いしていると思しき頓珍漢な主張をする傾向がありますが、其の一つなのかなぁ…と思います。

    日本系日本国民と外国系日本国民は日本国民だが在日外国人は非日本国民である、という事を世界市民主義者や地球市民主義者が受け入れずに差別だ何だとすり替える言動は、卑しく浅ましいものだなぁ…と感じます。

  4. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    【特別永住許可】は317,849人もいるのですか。その89.9%は韓国人、朝鮮人が28,393人8.93%、足して98.8%(笑)。

    散々反日行動しておいて、凄く優遇されてるんですね。再入国許可の有効期限も最長6年!

    日本政府は外国人に対し、出国の自由を侵害しているわけではありません。極端な言い方をすれば、日本に在留する外国人は現在、「再入国できない」というだけの話であり、出国する分には勝手にすれば良い話です。

    母親の葬儀に参列出来なかったのはお気の毒ですが、日本人だって行きたくても行けない事情のある人は居ますよ。10年以上日本に居るなら、これまでに何回も帰国しているのでは?

    ハッキリ言ってコロナ禍が吹き荒れてる中で、「日本が出国を止めた」と、間違った朝日新聞の捏造報道は無視、真実を伝えるよう訂正文を入れて欲しいものです。

  5. 匿名 より:

    母親のいまわのきわに際して、何もかも振り切って出国するほどの気持ちにはならないんですね。

  6. fcr より:

    あちら側の国が「母親」と言う題材を織り込んでくる時は、だいたい感情に訴える扇動攻撃と思っていいと思います。少なくともあちら側ではオモニ(母親)文化と言われるほど母親中心主義で、早い話が総国民マ●●●のような「母親を傷つけるなんてとんでもない!」と言う風潮があるようです。
     言い換えれば、攻撃したい相手がいれば「あの人は私の母を傷つけた!」となり、逆に讃えたい人がいれば「あの人は母のためにこんなにも頑張っていた」的な美談を言いがちな傾向があります。
     それらも踏まえると、この「葬式で出国したかったが再入国云々で断念した」と言う話は本当かもしれませんが、それが本当に「母親の」葬式だったかは正直怪しく、日本攻撃のために脚色した可能性が高いと考えます。

    1. 頓珍韓 より:

      fcr様

      >あちら側の国が「母親」と言う題材を織り込んでくる時は、だいたい感情に訴える扇動攻撃と思っていいと思います。

      日本なら「お前の母ちゃんデーベソ」ってことでしょうか。

      最近は、韓国民の母と祭り上げている聖ハルモニ(「いわゆる」がつく人々)が、政治的な理由で叩かれているなんて一部報道を聞き及びますと、欧米あたりなら「moterFa**er」というべき所業でしょうね。

      ひな鳥は、生まれて初めて見たものを「親」と認識します(刷り込み)。
      鳥は、本当の母すら見分けがつきません。
      ただ単に、ご飯を運んでくれる、保護してくれる対象があればそれを親と思い込むのでしょう。
      自然の摂理により、韓国民の母も十数年には地上からいなくなるのが必定です。
      しかし、鳥っぽい人達の国では、あらたなセイント・ハルモニが登場するかもしれませんし、セイント・チョーヨーコーというのが父となるかもしれません。
      それとも、単なる銅像を母や父として認識するのかもしれません。
      日本からご飯を運んでくれる可能性があるものだったら何でも良いんですから。

      とにかく、実際の母への孝徳という本質的なものを錯覚して、母らしきものを握って日本をぶっ叩きたいだけの衝動の方が相当強い。
      彼らの行為は、そういったものですから人倫を語るなんて意味がないでしょう。

      最後に、

      カネの亡者がウリらのグル♪
      カーネーションで日本をぶん殴る♪

      と韻を踏んだラップフレーズが思いついたのは蛇足です。

  7. WLT より:

    この在日韓国人の方が存在するとした上でいうなら
    親族の葬儀と自分の利益を天秤にかけて後者を選んだってだけですよね。
    それを自分は悪く無いと、都合良く他人や制度のせいにしようとしてるだけにしか思えません。

    これで情を誘って批判に誘導するのは、少なくとも日本では無理筋かと。

  8. 心配性のおばさん より:

    人道的であるかないかは別にして、国家としての優先は自国民の安全と繁栄です。であれば、不法合法滞在の別なく、半島の方々に故国に帰っていただける機会を逸することのほうが、政府としては異常に思えます。

    難民対策然り。「まあ、かわいそう」的な、おばさん感情でやられたら、それこそ自国の安全が維持できません。

    外国の方から日本に対する不満を聞く度に、私こうお聞きしますの。「あなたの、お国では違うのですか?」と。

    自国民を守る真っ当な政府であれば、身の丈に合わない人道主義は取りません。ああ、独メルケル首相の斜陽は、難民問題を、EUの長としての判断ではなく、一おばさんの発想で行ったからだと私は考えております。

    1. 自転車の修理ばかりしている より:

      心配性のおばさん様

      「人道的」というのはある種の免罪符であり、思考停止の道具でもあります。
      国の勧告を無視して紛争地域に出かけ、テロリストに人質にされても「人道的」措置で助けてもらえる。
      自国政府の愚策により自国が紛争に陥っても、難民になれば「人道的」救済が得られる。
      犯罪を犯してもどういうわけか「人道的」配慮があって通名しか報道されない。
      最初から「人道的」配慮をあてにして行動しているように見える行為が多く、それが「人道的」という言葉に胡散臭さをまとわりつかせているように思います。

      葬儀が重要だと思うなら、再入国が失効しようと出国すればよいのです。まっとうに貿易を営めば、また許可は取れるでしょう。いったん掴んだ権利を絶対に離そうとしないというのは、日本では尊敬される特質ではありません。

      偏見ではありますが、この李さんも「人道的」の名の下に超法規的措置を要求しているように見え、それが「かわいそうに」という感情が動かない理由だと思います。

      1. 心配性のおばさん より:

        自転車の修理ばかりしている様 レスありがとうございます。

        >「人道的」というのはある種の免罪符であり、思考停止の道具でもあります。

        自国政府がいえ一家の親父様が「人道的」という免罪符???を振りかざして、負うべき責任を放棄するのであれば、私であれば家からたたき出して差し上げます(笑)。責任を負う者は、どんな罵詈雑言をあびせられても、それを放棄しない。だから、理解はされなくとも、尊敬されるのではありませんでしょうか?

        >テロリストに人質にされても「人道的」措置で助けてもらえる。
        >難民になれば「人道的」救済が得られる。

        これは、自分(自国)の行為に責任を持たない者の考えです。たしかに、紛争地域に生まれてしまった子供を見ると私でも胸は痛みます。でも同時に、彼らに責任を負っているハズの親兄弟は何をしているのかしら?と思います。彼らの難民は子供を前に出して、自分達も保護に預かろうとしているとしか私には見えません。

        そういった人々は、保護された先でも同様の世界を造りだします。何故って、子供らの為に、自国をより良く変えるための責任を果たせなかった人は、どこに行ってもその発想に立てません。EUの難民対策とその後という報道を拝見して、その結論に達しましたの。

        さて、お題となった李さんですが、日本はお母様の葬儀のために出国することを阻んでいる訳ではないのですよね。再入国ができないだけです。

        ≫帰国の自由を制限するのは人権侵害だ

        帰国???李さんは日本に帰化されていたのですか?韓国のお人でありながら、日本に帰国とは・・開いた口が10秒ほどふさがりませんでした。

  9. ちょろんぼ より:

    日本で活躍中の「昔韓国籍」で「現在日本国籍」の呉善花という
    人が、同じように身内の葬儀の為に、韓国に入国しようと
    した所、反乱分子だという事で韓国に入国できなかった
    そうですが、この場合韓国は人権侵害しているのと
    言うのではないでしょうか?

    1. 自転車の修理ばかりしている より:

      ちょろんぼ様

      韓国人にとって「人」とは「ウリ」のことであり、「ナム」は人ではありません。
      韓国批判・日本擁護を行った呉善花氏は行為としても国籍としても「ナム」であるので、韓国では人とは認められません。当然「人権」もありませんので韓国的には人権侵害には当たりません。

      もちろん呉氏のみの話ではなく、日本人は人間ではなく鬼畜であり、東南アジア人は劣等種亜人でしかないのでしょう。我々の隣国がそういう差別意識の権化であることを忘れてはいけないと思います。

      1. 心配性のおばさん より:

        ちょろんぼ様、自転車の修理ばかりしている様 横から失礼いたします。

        先ほど、NewsUSさんにこの記事が紹介されていました。

        韓国全国経済人連合会、インド政府に韓国製品輸入規制緩和を要請
        https://news.yahoo.co.jp/articles/f6398cb14145b2b85cbdc5bb98bb8d6375db125d

        インドといえば、韓国のLG化学が先ごろ大規模な事故を起こしたばかりです。その賠償責任も果たしていないなか、この要請。自分達以外はどうでもいいという究極の人種差別ですね。

        悲惨なのは、半島人自身がこれからもこれに気付くことがないと言うことです。

        さて、お二人のお話に割り込んだのは、こう言っては何ですが、人種差別問題がトレンドになっているこのに時期にこれを効果的に国際社会に宣伝する手はないものかと‥。ラオスダムの事故。ベトナムのライダイハン。これら国々の人権を、韓国自身が顧みないことについて、これらの国々からのキャンペーンをG20などの国際会議で張るというのは如何でしょうか。

        ムリヤリにでも韓国にこの問題に直面してもらう。できなければ、国際社会から退場していただくというのはどうかしら。

        1. 自転車の修理ばかりしている より:

          心配性のおばさん様

          >ムリヤリにでも韓国にこの問題に直面してもらう。できなければ、国際社会から退場していただくというのはどうかしら。

          おっしゃることを自己解釈すると、下記のようになります。だいたいあっていますか?

          醜態に直面させることで韓国を反省させる、という事は不可能である。彼らにとって反省とは乙以下の低位者のすることであり、甲は不条理であろうと頭を下げてはいけないからである。

          韓国に「心からの反省」などありえないなら、少なくとも外見的に大人しくさせるにはどうするか。それは国家の格を下げ、序列を低下させることである程度達成できる。

          韓国の暗黒面を会議体で取り上げれば、いつものごとく、自省しない態度、醜い言い訳、責任転嫁が連発されることが予想できる。これは国際舞台における韓国の「一人前の国家」としての資質の欠如を明白に提示する。「話をしても無駄な国」「約束を結んでも意味ない国」という認識が共有されれば、それをもって韓国の国際社会からの実質的退場につなげることが出来る。

          暗黒面提示→韓国が反省(まずありえない選択肢)

          韓国の見苦しいふるまい

          退場

          王手飛車取りという感じですね。

        2. 心配性のおばさん より:

          自転車の修理ばかりしている様 正解!

  10. 福岡在住者 より:

    この記事が出た直後のコメント(何故か現在削除)で、
    「そもそも韓国の規則では 入国後14日間の隔離義務があるので、その時点で葬式に出席できないことは分かっていたはず」というのがありました。
    下記参照
    https://www.tokutenryoko.com/news/passage/7831

    この辺は いつも通り「都合よくスルーする」のですよね。 森を見て 葉っぱの虫に目をそらす。 

  11. 匿名 より:

    >帰国の自由を制限するのは人権侵害だ

    いや、帰国じゃないしw まあでも朝鮮新報にはそういう記事があった記憶があります。

    >単なる定住者か永住者のどちらかでしょう。

    「定住者」という在留資格がある単なる定住者ってなんやねん、とあえて揚げ足をとってみる。元々は中国残留孤児やフィリピンに残してきた日系人とかのための資格だったんですが、南米日系人にいいようにされてしまった在留資格ですね。

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

パーヨクのエ作員 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告