昨日の『徴用工と慰安婦の共通点:本質はウソツキ韓国と事なかれ日本』の末尾で、韓国観察者の鈴置高史氏が一昨日寄稿した最新論考について、タイトルのみを紹介しました。これについては「私自身が論じたい点とあわせてじっくり紹介したい」と申し上げて来ましたが、予告どおり、関連する論点とともに議論をまとめてみることにしました。私なりに結論を付けるとしたら、韓国から「日韓通貨スワップ待望論」が出たときに、現状どおり、日本政府がこれを徹底して無視するだけで、結果的にはあたかも日本が韓国に対する経済制裁を発動したかのような効果が出る、ということではないかと思います。
目次
鈴置氏の秀逸な論考
当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』でかなり以前から公言しているとおり、私自身は、日本を代表する韓国観察者で日経新聞社元編集委員でもある鈴置高史氏の論考の「大ファン」です。
こうしたなか、昨日の『徴用工と慰安婦の共通点:本質はウソツキ韓国と事なかれ日本』の末尾で少しだけ紹介したとおり、鈴置氏は今週火曜日に、こんな論考を『デイリー新潮』に寄稿されています。
蟻地獄に堕ちた韓国経済、「日本と通貨スワップを結ぼう」と言い出したご都合主義(2019年5月21日付 デイリー新潮より)
「蟻地獄」とはまた過激なタイトルですね。
ですが、現在の韓国経済が陥っている状況とは、まさに、「蟻地獄」という表現が適切でしょう。
というのも、韓国経済は日本経済と比べ、輸出が占める比率が極めて高いという特徴をもっているのですが、成長ドライバーであるはずの輸出に急ブレーキがかかっているからです。
それだけではありません。
文在寅政権下で財政支出が急速に拡大し、韓国の財政当局が伝統的に守ってきた「政府債務比率40%上限」が破られることがほぼ確実となり、少子高齢化に伴う生産年齢人口の比率低下から経済規模自体の縮小懸念も出ている状況にあります。
これに加え、鈴置氏は「韓国経済の先行きに疑問を持った投資家」が韓国の通貨と株式を大々的に売り始める動き(つまり外国資本の逃避)につながれば、「外貨不足によるデフォルト(債務不履行)」が発生しかねないとも指摘しているのですが、こうした苦境こそ、「蟻地獄」という表現に相応しいでしょう。
いわば、従来の民間主導での通貨危機という構造に、政府債務の拡張という要因が加わってきたのであり、これこそまさに韓国という国の信用リスクが高まっている原因でしょう。
(※余談ですが、いちおう付言しておきますと、韓国が「蟻地獄」に堕ちたのは韓国の自業自得であり、日本の責任ではありません。念のため。)
おだてに弱い日本の政治家
「困ったから通貨スワップ」、笑えない理由
ところが、こうした「韓国の苦境」を「韓国、ざま見ろ」と嘲笑するわけにはいきません。
タイトルにある「日本と通貨スワップを結ぼう」という「ご都合主義」は、当ウェブサイトでも以前、『【ショートメモ】中央日報「韓日スワップ程度は復元すべき」』で紹介した、中央日報のコラムニストが執筆した次の記事のことを意識しているものでしょう。
【コラム】危機の韓国経済、韓日通貨スワップ復元など最後の安全弁を用意する時(2)(2019年05月15日10時06分付 中央日報日本語版より)
この中央日報のコラムでは
ムーディーズの格付けは来月ごろ出てくる。このような時期にウォン安ドル高が急激に進み、北朝鮮はまたミサイルを発射している。米中通商摩擦が長引くのも良くない信号だ。まともな政府なら今ごろ、韓米通貨スワップは難しいとしても、韓日通貨スワップ程度は復元して最後の安全弁を用意しなければいけない。しかし危機意識がないというのがさらに大きな危機だ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は「良い経済数値」探しに気を取られている。(※下線部は引用者による加工)
などと記載されていて、この下りを読んだとき、私自身も「何ですか、『韓日スワップ程度は』って?」と呆れた記憶があります。だいいち、韓国は自称「4000億ドルを超える外貨準備」を保有しているはずの国ですから、日本とのスワップなど必要ないはずでしょう。
(※余談ですが、韓国銀行が主張する「4000億ドルの外貨準備」とやらについては、『韓国とUAEが通貨スワップ協定が復活 「通貨危機遠のく」?』で申し上げたとおり、そもそも「本当に4000億ドルもあるのか?」と疑問に感じざるを得ません。)
このコラムの主張について鈴置氏は、
「蟻地獄に堕ちた韓国経済。ずぶずぶと砂の底に沈んでいくのを食い止めるには、通貨スワップという綱を日本に結ばせるしかない、との判断だ」
と指摘しているのですが、常識的に考えて、日本が韓国と通貨スワップを結ぶなど、考えられません。というのも、韓国は徴用工判決を筆頭に、レーダー照射事件や慰安婦財団解散、上皇陛下侮辱など、さんざん日本を挑発し、侮辱し、脅威を与え、そして日本の利益を侵害して来たからです。
通貨スワップを締結してもらいたいなら、まずはひとつひとつの不法行為につき、謝罪し、日本の損害を回復することが先だと思うのが自然な発想でしょう。
しかし、鈴置氏の論考において、本当に嫌なくだりは、次の節です。
「「日本の政治家や役人はおだてに弱い。最後はスワップに応じるはずだ」と語る日本通の韓国人がけっこういる。」
実は、これこそ、数日前から当ウェブサイトで説明している、「日本にとっての本当の脅威」です。
国益をないがしろにする、日本の政治家と官僚とは?
鈴置氏は実名を挙げていませんが、「国益をないがしろにする政治家と官僚」といえば、いくらでも思い当ります。
この点、昨日の『真の親日派とは、文在寅氏その人だ』でも触れたとおり、韓国側でも「用日派」と呼ばれる政治家らを中心に、日本の政治家や官僚が韓国に対して譲歩してくれることを、ある意味で当然視しているふしもあるのです。
たとえば、2015年、日本が明治期の産業革命関連資産の世界遺産登録をめざした際、韓国が「それらの施設では朝鮮人労働者が強制労働に従事させられた」とするウソを全世界にばら撒き、世界遺産登録を阻止しようとしたことがありました。
その際、ユネスコ大使だった佐藤地(さとう・くに)は、 “forced to work” という表現を用いて、あたかもこれらの施設で朝鮮人労働者が日本によって強制労働に従事させられたかのように述べました。
ちなみに、外務省はこの “forced to work” を「強制労働を意味するものではない」などと強弁しています(このあたりについては毎日新聞の澤田克己氏の『「forced labor」と「forced to work」日本人が知っておかなければならないこと』に詳しく触れられています)。
しかし、世界の一般的な人々が “forced to work” という表現を聞けば、間違いなく、「朝鮮人労働者の強制労働があったという事実を日本政府自身が認めた」と思うでしょうし、当然、当時の岸田文雄外相の責任も重大です(少なくとも岸田氏に次期首相の資格はありません)。
また、自民党の衆議院議員である額賀福志郎氏は、日韓議連の会長という重責にありながら、日本の国益を主張すべき局面に、能天気に文在寅(ぶん・ざいいん)大統領とニヤニヤ握手しながら帰ってきた人物でもあります(『能天気過ぎる日韓議連の共同宣言と自民党内の韓国への怒り』参照)。
財務省の詭弁を記録する
「日本の国益を売り渡すかのような官僚」には、ほかにもいくつもの事例があるのですが、もう一例だけ挙げておきましょう。
鈴置氏の論考のテーマでもある「日韓通貨スワップ協定」を巡って、2014年4月16日の「第186回国会・衆議院財務金融委員会」で三木圭恵衆議院議員(当時)の質問に対し、当時の山崎達雄国際局長が答弁した内容が、壮絶です。
「日韓通貨スワップを初めとする地域の金融協力は、為替市場を含む金融市場の安定を通じまして、相手国、日韓の場合は韓国だけじゃなくて、日本にとってもメリットはあります。/というのも、日本と韓国との間の貿易・投資、あるいは日本企業も多数韓国に進出して活動しているわけでありまして、その国の経済の安定というのは双方にメリットがある面、それからまた通貨という面でいうと、むしろ通貨を安定させるという面、ウォンを安定させるという面もあるわけであります。/そういうことで、私どもとしては、当時、日韓通貨スワップを拡大したのは、むしろ、韓国のためだけというよりも、日本のため、地域の経済の安定のためということがあったということだけ申し上げたいと思います。」
要するに、日韓通貨スワップには、「相手国に進出している日本企業を助けるというメリットがある」、「日韓間の為替相場やウォンを安定させるというメリットがある」ということですが、こういうのを、日本語では詭弁と言います。
(※ちなみにこの人物は2015年7月7日に退官後、現在は民間企業などに天下りしていて、調べてみるとマスコミ関係者の天下り先としても有名な国際医療福祉大学で特任教授を務めていたこともあるようです。)
まず、韓国に進出している日本企業、韓国とビジネスを行っている日本企業にとっては、韓国経済が混乱したら損害が発生する可能性があることは事実です(※三菱重工のように、韓国拠点を撤退しているにも関わらず、資産差押えを喰らっているケースもありますが…)。
しかし、それと同時に日本は自由主義経済を採用していますから、民間企業はどこの国とビジネスを行っても自由であると同時に、ビジネスは自己責任である、ということでもあります。
日韓通貨スワップとは、究極的には、日本が韓国という国にカネを貸しているのと同じようなものですから(※これを金融の専門用語では「コミットメント・エクスポージャー」と呼びます)、いわば、「好きで韓国とビジネスを行っている企業を、日本国民全体の負担で救済している」のと同じことです。
以前、日中為替スワップには「閉鎖的な中国の資本市場でパンダ債などを発行した邦銀を救済する目的がある」と申し上げましたが(『通貨スワップと為替スワップを混同した産経記事に反論する』参照)、規制を受けている金融機関ならいざ知らず、普通の企業を税金で救済するいわれはありません。
また、日韓通貨スワップには韓国ウォンという通貨自体を安定させる効果があることは事実ですが、これは言い換えれば、むしろ韓国が日韓通貨スワップの後ろ盾を得て恣意的な為替操作を行い、日本企業の輸出競争力を損ねる方向に悪用されかねない、ということでもあります。
韓国の為替相場の実情
為替相場の許容レンジは非常に狭い?
さて、韓国が日本からの通貨スワップ協定を強く期待していることは間違いないと思うのですが、ここで、ふとした疑問が浮かびます。
韓国は輸出立国ですから、通貨が下落した方が、都合が良いのではないでしょうか?
手前味噌で恐縮ですが、このことを考える上で、是非、当ウェブサイトの『総論:なぜ通貨安は困るのか 外国から外貨を借りる国の悲哀』の議論を思い出していただけると嬉しいと思います。
韓国の場合は輸出立国ではありますが、それと同時に原材料、素材などの国内製造比率が低く、典型的な「組み立て産業モデル」国でもあります。日本から近いという「地の利」を生かし、基幹資材や基幹部品を日本から輸入して、加工している、というモデルだと考えるとわかりやすいでしょう。
したがって、確かに自国通貨(ウォン)が下落すれば輸出競争力は上昇しますが、それと同時に輸入品価格は上昇してしまうため、輸出競争力の上昇効果は相殺されてしまいます。
それだけではありません。
韓国は外国から3000億ドルを超える資金を借りている国ですが(『数値で見る日韓関係:ヒト・モノ・カネの交流状況とは?』参照)、自国通貨(ウォン)が下落すれば、ウォン換算したときの外国通貨建ての借金の負担が増大するという「信用リスク増大効果」が生じてしまうのです。
このことから、韓国では許容される為替相場の水準が非常に狭く、ウォン安が進み過ぎても、ウォン高が進み過ぎても、それぞれに困った現象が発生する、という構造にあるのです。
韓国経済の特徴
- 通貨が上昇し過ぎれば輸出競争力が低下する
- 通貨が下落すれば輸出競争力上昇効果を輸入品価格上昇効果が相殺してしまう
- 通貨が下落し過ぎれば通貨危機の可能性が高まる
過去に通貨危機は2回発生した
では、韓国の通貨は、過去にどのような水準で推移していたのでしょうか?
韓国銀行からダウンロードできる、韓国ウォンの対米ドルレート(USDKRW)の1964年5月以降のデータを眺めてみると、大きく3つの時期に分けられることがわかります(図表1)。
図表1 1964年5月以降の為替相場
(【出所】韓国銀行 “Economic Statistics System” データ(系列8.8.1.1)より著者作成)
最初の期間は、アジア通貨危機(1997年)以前で、1980年までは事実上の固定相場制だったものが、変動相場制に移行。1ドル=600~900ウォンのレンジで動いてきた時期です。
次の期間が、アジア通貨危機で、1ドル=2000ウォン近くにまでウォンが暴落し、その後は国際通貨基金(IMF)改革を経て、2008年までにかけてじりじりとウォン高となる局面で、1ドル=1000ウォンを割り込む水準にまでウォンが買われる局面もありました。
そして、3つ目の時期が、2008年9月のリーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発する国際的な金融危機局面です(図表2)。
図表2 2008年5月以降の為替相場
(【出所】韓国銀行 “Economic Statistics System” データ(系列8.8.1.1)より著者作成)
9月のリーマン倒産後、世界的なリスク回避の動きから、韓国ウォンは対米ドルで大きく下落し、11月末には1500の大台を超えるまでに売られました。このときは、日米などが韓国と通貨スワップを締結・拡大することでいったん相場は落ち着いたのですが、再び2009年3月頃に暴落するなどしています。
ただ、ウォン相場はその後、徐々に落ち着いたものの、今度は1ドル=1000ウォンの大台を割り込むこともなく、1ドル=1200ウォンを超えたのも数えるほどしかない、ということがわかります。
日本の通貨スワップ
では、具体的に日本との通貨スワップは、韓国にとってどう役に立ってきたのでしょうか?これについて、過去に存在していた日韓通貨スワップについてざっと振り返っておきましょう。日韓通貨スワップについては、かつては米ドル建て(図表3)、円建て(図表4)のものがありました。
図表3 米ドル建て日韓通貨スワップ
時点 | 概要 | 日→韓の上限額 |
---|---|---|
2001年7月4日 | CMIに基づく日韓通貨スワップ開始 | 20億ドル |
2006年2月24日 | CMIスワップの増額 | 100億ドル |
2011年10月19日 | 「野田佳彦スワップ」開始 | 400億ドル |
2012年10月19日 | 「野田佳彦スワップ」終了 | 100億ドル |
2015年2月16日 | CMIスワップが失効 | 0 |
(【出所】日銀、財務省、国立国会図書館アーカイブ等より著者作成。なお、日銀、財務省が一部過去データを抹消しており、国立国会図書館アーカイブも不完全であるため、誤っている可能性もある)
図表4 日本円建て日韓通貨スワップ
時点 | 概要 | 日→韓の上限額 |
---|---|---|
2005年5月27日 | 円建て通貨スワップ開始 | 30億ドル |
2008年12月12日 | リーマン・ショック後のスワップ増額 | 200億ドル |
2010年4月30日 | リーマン増額措置終了 | 30億ドル |
2011年10月19日 | 「野田佳彦スワップ」開始 | 300億ドル |
2012年10月31日 | 「野田佳彦スワップ」終了 | 30億ドル |
2013年7月3日 | 円建て通貨スワップ終了 | 0 |
(【出所】日銀、財務省、国立国会図書館アーカイブ等より著者作成。なお、日銀、財務省が一部過去データを抹消しており、国立国会図書館アーカイブも不完全であるため、誤っている可能性もある)
(※なお、図表3に示した「日本円建ての通貨スワップ」については、厳密には「為替スワップ」ではないかという気もするのですが、私が確認した限りでは、日銀の過去資料など「為替スワップ」という用語は用いられていないため、当ウェブサイトでは一貫して「通貨スワップ」として取り扱っています。)
いずれのスワップについても韓国が引き出すことができるのは、世界の基軸通貨である米ドルと、アジア最強のハード・カレンシーである日本円であり、いずれも韓国が「喉から手が出るほど欲しい」スワップだったことは間違いありません。
また、図表3の米ドル建てスワップはともかく、図表4の円建てスワップについては、当時の日本の財務省は、「韓国が通貨危機に陥り、日本円を引き出して市場で売却し、米ドルを買ってくれれば、円安になってくれてうれしい」といったよこしまな発想でもあったのかもしれません(※証拠はありません)。
そして、この日韓通貨スワップの規模は、当時の李明博(り・めいはく)韓国大統領と野田佳彦首相が華々しく「韓日協力」をぶち上げたことにより、2011年10月に、総額700億ドルにまで拡大。
欧州債務危機の最中の2011年10月5日に1ドル=1200ウォン直前にまで売られていた為替相場も一気に沈静化し、その後、相次ぐギリシャ危機にも関わらず、韓国ウォンは驚くほど安定していました。
通貨スワップと日本
李明博がスワップを「食い逃げ」
では、野田佳彦前首相が2011年10月に、韓国との通貨スワップを700億ドルへと大幅に拡大したことで、何か日本にメリットはあったのでしょうか?
その答えは、冒頭に紹介した鈴置氏の記事に書かれていますが、李明博元大統領は島根県竹島に不法上陸したり、「日王(※天皇陛下のこと)が訪韓したいのなら、独立運動で犠牲になった人々に心から謝罪すべきだ」などと発言したりしています(詳しくは鈴置氏の記事の4ページ目をご参照ください)。
結果、日本はドル建てのCMI通貨スワップ(100億ドル)を2015年2月に、円建ての通貨スワップ(30億ドル相当)を2013年7月に、それぞれ終了させています。
現時点で韓国が外国と締結している通貨スワップの金額は、昨日時点の為替相場で換算して、約1242億ドルです(図表5)。
図表5 韓国が外国と締結している通貨スワップ協定
相手国 | 相手通貨と米ドル換算額 | 韓国ウォン |
---|---|---|
インドネシア | 115兆ルピア(79.2億ドル) | 10.7兆ウォン(90億ドル) |
マレーシア | 150億リンギット(35.8億ドル) | 5兆ウォン(42億ドル) |
スイス | 100億フラン(98.9億ドル) | 11.2兆ウォン(94億ドル) |
オーストラリア | 100億豪ドル(68.8億ドル) | 9兆ウォン(75億ドル) |
UAE | 200億ディルハム(54.4億ドル) | 6.1兆ウォン(51億ドル) |
中国 | 3600億元(520.8億ドル) | 64兆ウォン(536億ドル) |
上記の小計 | 約858億ドル | 106兆ウォン(887億ドル) |
CMIM | 384億ドル | ― |
合計 | 約1242億米ドル相当額 | 約1271億ドル? |
(【出所】各国中央銀行等ウェブサイトを参考に著者作成。なお、UAE以外の各国通貨の米ドル換算額は金曜日時点のWSJの引け値を参照)
このうち、米ドルへのペッグ(固定相場)制度を採用しているUAEを除けば、米ドルを直接に入手するスワップは存在していません。また、カナダとの間では期間・金額無制限の「為替スワップ協定」が存在していますが、これは「通貨スワップ」ではありません。
さらに、中国とのスワップ(3600億元)は、人民元自体がソフトカレンシーであることに加え、2017年10月10日で失効済みであり、韓国の当局者が「延長に口頭で合意した」と「口頭で」述べただけであるため、韓国が通貨危機に陥った際に発動できるものとは限りません。
通貨スワップ論を無すれば、結果的に「意図せざる経済制裁」に
以上の議論をヒトコトでまとめると、
「お人よしの日本は、今度こそ韓国から距離を置け」
です。
もちろん、以前から当ウェブサイトの、『「カネ」から眺めた日韓関係:日本にとって韓国は2%の国』や『通貨スワップと韓国経済の「黒字倒産」リスクについて考える』などで議論しているとおり、韓国は短期的な対外債務が1000億ドルを超えていて、「突然死」リスクと無縁ではありません。
しかし、もう少し正確に申し上げるならば、今後のあらゆる韓国との交渉は、極力、国際的なルールに従い、オープンベースで高い透明性を確保しながら行うべきであり、くれぐれもかつての密室道徳外交に戻るべきではありません。
『徴用工判決問題に対する仲裁手続移行の遅れ、なぜ?』でも申し上げたとおり、韓国との間でのトラブルは基本的に国際ルールに従い、まずはオープンベースでの交渉、次に仲裁手続(場合によっては国際裁判)を経て、最後は国際的ルールに従って処理するのが適切です。
この点、日韓請求権協定第3条第2項に基づく仲裁手続がなかなか取られないことに対しては、当ウェブサイトとしては強い懸念を示してきたのですが、今月20日に日本政府がやっと韓国政府に対し、仲裁手続の付託を通告したことで、日韓関係は晴れて正式に「オープン外交」のベースに乗りました。
そして、今後、韓国の政治家、中央銀行、経済団体、マスコミ関係者などからは、折に触れて「日韓通貨スワップ必要論」が出て来ると思いますが、日本政府がやるべきことは、「日韓通貨スワップ再開論」を徹底的に無視することです。
額賀氏のごとき「親韓派議員」が「日韓通貨スワップ再開」に言及し、それを政府が黙殺する(あるいは麻生総理あたりが「日韓スワップ?ないない」などと発言する)のも良いかもしれませんが、無視するだけでも十分な効果はあるでしょう。
そうすることで、国際社会は「日本は本当に韓国を救済しないつもりだ」ということを正確に理解するからです。つまり、日韓通貨スワップは「無視する」だけで、結果的に「意図せざる経済制裁」効果が生じる、ということなのかもしれません。
View Comments (51)
>今後のあらゆる韓国との交渉は、極力、国際的なルールに従い、
>オープンベースで高い透明性を確保しながら行うべきであり、
>くれぐれもかつての密室道徳外交に戻るべきではありません。
大賛成です。
今後日本がきちんとした形で韓国から離れることができるかどうか、ハラハラドキドキしながら見ていこうと思っています。
韓国を嘘をついてまで擁護する
①共同通信社とその傀儡の地方新聞社
②意味わからん大学教授(原爆がらみの地方の県)やマスコミご用達の評論家(理くんとか)
の記事やコメントは
嘘だらけで気分が悪い
インターネットで検索すればここのようにまっとうな情報が手にいる
WGIPに端を発する日本の悪しきバカ者ども
いい加減に目を覚ませ
韓国の話は99%うそだから
あ、わかってやってるのかw
さすがに額賀氏でも、石原氏に何しに来たの?と言われた今回の
韓国訪日団との面会を断ったそうな。徴用工、レーダー照射と
続いた韓国の反日行為で、日本の世論が韓国に相当厳しくなった
現状では親韓議員もうかつに動けなくなったということでしょう。
特亜にやさしい野党でさえ、最近は沈黙ですからね。
日本政府の放置策の目的の1つは達成されつつあります。
このブログも含めネット上の言論が大きな役割を果たしている
のは間違いありません。ここに敬意と謝意を表します。
自民党内の親中派で結構ヤバイ二階氏にすら面会出来なかったらしいですもんね。
自民党の最大派閥から完全に切り捨てられてる所を見ると通貨スワップ締結はかなり難しいので文在寅政権中は安心できるのでは無いでしょうか?
>隣国を援助する国は滅びる。
>忍耐と寛容をもってすれば、人間の敵意といえども溶解できるなどと、思ってはならない。
>報酬や援助を与えれば、敵対関係すらも好転させうると、思ってはいけない。 (マキャべリ)
ミナミ 様へ
そうなんですね!
ミナミさんへ
マキャべリが、"君主論"の中でしているのは
戦略なんですよね
著書が"戦術論"なので混同されますけど
更新ありがとうございます。
別に感情論で言ってる訳ではないですが、韓国とは出来うる限り距離を置いて、関知しない。経済的危機で、どうしても欲しいスワップを、「日本から言い出すよう」仕向けられても、無視する。
これまで散々助けてあげても、感謝の意一つ言って来る訳じゃなし。逆に「日本が一番遅い」怒!なんて皮肉を言いますからね。まともな人間じゃないです。
ウォン安?ふーん。それがどうした?2%の間柄だから、微々たる影響だ。シナに泣きつきなさい。ムチでしばかれるから(笑)。今や北東アジアの落ちこぼれ国となった韓国。統一どころか、半島が四散するかもと、私は見ています。統治能力ゼロなら、それで良いんじゃないの?
あー、服装やマイカー等持ち物も三流国に相応しくしろ。スーツ、小洒落たシャツ・パンツ、ブラウス・スカートなど辞めて、野良着が汗水流して働くには良いと思う。ナニ、60年前は日本もそうだった。 文在寅は、このままの位置をホールドせよ!
まったくお説のとおりだと思います。
ところで、本日の中央日報、名誉論説委員である金永熙のコラム「日本の関係復元の動きに肯定的対応を」は、普段にもまして反吐が出そうな内容です。
報道機関でありながら、安倍首相を呼び捨てにし「トランプのプードル」、日本を「アメリカの属国」と揶揄。
こういった侮蔑すべき日本だか関係復元の動きもみせているので、この機会を逃さずうまく他対応して搾り取ってやれといった趣旨かと。
朝鮮民族の狡猾さ、いやらしさ、バカさ加減、その異常な思考性を存分に発揮した内容となっているので、ご一読されることを強くお勧めします。
まあ、あまりカッカされないよう、ご笑覧くださいませ。 かしこ
訂正です。最近誤脱字か多くて申し訳ありません。
下から4行目の「他」の文字は不要です。
また、同じく下から5行目の「か」の文字は「が」です。
>韓国が「蟻地獄」に堕ちたのは韓国の自業自得であり、日本の責任ではありません。念のため。
さてここからどうやって日本のせいにするかが韓国人としてのテクニックの問われるところニダ・・・。
日本の知らないところで勝手に転けて裁判起こして、振り上げた拳の下ろし方が解らなくて助けを求めるまでがお約束。
更新ありがとうございます。
私としては朝鮮人の大量の『難民』が日本にやって来るリスクがあるならスワップで解決したいって思ってしまいます。
大量の見た目の見分けが付きにくい反日&日本のものはウリのものと考える人達が入って来ると思うとスワップくらいまだマシって思ってしまう自分がいます。
私が韓国人でも難民先は日本を選ぶなぁ。虐殺される確率が1番低そうだし、良い生活できそうだし。
中国が最高のユートピアだよ!ってロビー活動したい気分です。
花マル 様
>朝鮮人の大量の『難民』が日本にやって来るリスク
小生が以前から警告していますが、実際に韓国の一般市民は日本移住を虎視眈々と狙っています。悪意の有無は別として、この国では暮らせないと感じている人が相当数います。何十万、何百万もの不法移民が九州から日本海側にかけて押し寄せたら、現状の韓以上保安庁では対処できません。日本政府はリスクマネージメントの一環として真剣に考えて欲しいものです。
駄文にて失礼します
韓国在住日本人様へ
現在、韓国の日常生活はどうなのでしょう?最近変わったなと思うところなど、読者コメントに書きこんでくれればありがたいです。
朝鮮からの難民も大問題ですが、韓国有事の際、自衛隊が日本人を救出にいけない。韓国側が協議に応じないためと聞いています。国会は何をしてるんだと情けなく思っています。
ただのオヤジ 様
>現在、韓国の日常生活はどうなのでしょう?
小生の周りは至って平穏ですが地域によっては大変そうです。造船で栄えた町などはリストラや廃業が相次ぎ、小生の会社の周りでも門を閉める会社が増えています。また、企業の海外脱出も活発になってきており、小生と付き合いのあるか韓国の材料メーカーも、最近は東南アジア等国外への出張が増えているみたいです。
基本的に韓国人は所謂尻に火が付いて初めて事の重大さを認識します。現在₩が急落していることを話しても殆ど危機感は見られません。ただ、飲み屋に行くと景気の落ち込みは実感します。まず、客の年齢層が少し若くなり、注文する酒も安くなっています。店の人と話しをしても、従業員を減らさないとやっていけないと言います。それから、朝の通勤ラッシュが一年前よりも緩和されました。恐らく通勤する人自体が減少したものと思われます。
物価は上がりました。飲食店は10~30%程度値上がりしたと感じます。生鮮食品は元々が日本より高かったのですが、最近は多少安くなった気がします。例として卵は10個で350~400円程度です。一時期は400円を超えていました。因みに韓国では自炊するより外食の方が安いです(不味いけど)。
世論については、韓国から日本に対し報道される内容とはかけ離れています。日本に行きたいあるいは行ったことがあるという人が非常に多いです。小生に対する接し方も殆どが紳士的であり、「日本人がー」などという人は100人中1,2人程度です。ただし、腹の底で何を考えているかは別の話しです。最近特に多いのは文在寅大統領に関する悪口です。韓国人も支持率が40%を超えていることが理解できないそうです。それから、徴用工問題、レーダー問題、天皇陛下侮辱発言等は一般の韓国人は殆ど知りません。徴用工問題で日本から原材料が入ってこないとどうなるかを小生が逐一説明するのですが、反応は「ふ~ん」あるいは「日本はそんなことしない」のどちらかです。
慰安婦については無条件に信じています。慰安婦に不信感を持っている人に会ったことがありません。必ず言われるのが「謝らない日本が悪い」と言われます。特に安倍総理は嫌われていて「あいつのせいで日本と韓国は仲が悪い」と本気で思ってます。このような人達にfactで話しをしても埒が明かないので、最近は説明するのも面倒になり、「外国に行って暮らせば韓国がどんな国か分かる」とだけしか言いません。
簡単ながら、現在の韓国内の状況です。
駄文にて失礼します
韓国在住日本人さんへ
いつも韓国の実情を、ありがとうございます
>factで話しをしても埒が明かない
日本では、マスメディアの報道しない自由
に対抗する、factのネット言論があると思うのですが、
韓国のネットには、factを流す言論は無いのですか?
鞍馬天狗 様
>韓国のネットには、factを流す言論は無いのですか?
あるとは思いますが、小生はあまり目を通していません。その理由はネットスラングが多く、小生程度の韓国語能力では内容を読み取るのに非常に苦労します。それから、韓国人にとってfactはさほど重要ではありません。自分の信じるものがfactであって、それ以外はゴミです。ですから、最終的に議論が破綻してしまいます。
小生 「日本は何度も謝罪したし、安倍総理だって謝罪文を発表している」
韓国人「いや日本は謝罪していない」
小生 (新聞記事を見せながら)「ほら読んでみてよ」
韓国人「その後ひっくり返したじゃないか」
小生 「いつ、誰が、何処で?」
韓国人「それは覚えてないけど、確実にひっくり返した」
これでは議論は成立しません。このようなやり取りは韓国人同士でもあります。
駄文にて失礼します
鞍馬天狗 様
追伸です。
比較的「趙甲濟」のサイトはfactが多い気がしますが、李承晩元大統領を崇拝している部分が気に入りません。
駄文にて失礼します
韓国在住日本人さんへ
レス、ありがとうございます
>信じるものがfactであって、それ以外はゴミ
何と言って、イイのやらwwwwwwwwwww
虎ノ門ニュースによると、韓国では、徴用工や慰安婦歴史博物館のようなもので小学生に捏造した歴史を再現アニメや人形展示で見学させ、トラウマになるくらい刷り込む事を徹底しているそうです。また、歴史教科書では、日本人炭坑労働者の写真を過酷な徴用工の風景として捏造掲載していたのが指摘されたのに、「シール貼って対応します」という言い訳のようです。幼い自国民にすら工作活動するような国ですから、今の大人世代で和解が成立したとしても、何の解決にもならない気がします。永遠に被害者ファンタジーなんでしょうね。
攻殻機動隊の様に難民が押し寄せて帰りもせず難民問題が現実のものになるのか
匿名さんへ
攻殻では、難民は収容所に隔離されてる
今の日本の状況なら、隔離すら無理だろね
マイナーな漫画ですが「CHILL」というのがそのものでした。
案の定圧力があったのか打ち切りww
りょうちんさんへ
実に香ばしいですよね〰w
ヤンマガ連載ですから、
結構、メジャーだと思います
合田一人みたいな人も現実にしないと後始末に困るな。
韓国在住日本人さんへ
いつも、有益な情報をありがとうございます
機雷の敷設が必要ですね
海上保安庁に、難民船への発砲、撃沈の許可を出せる
様な、法整備、制度設計が必要ですね
韓国在住日本人様へ
さっそくのレスありがとうございます。今後も韓国内での日常をコメントしてい頂ければ幸いです。
>>「日本はそんなことしない」・・・・・・
呉善花さんが「韓国人は日本に悪さをしても、日本人は必ず助けてくれると信じている。」と、言っていたことを思い出します。妄想と現実を区分けできない民族なのでしょうか・・・・
韓国在住日本人 様
毎日お疲れさまです。
一つお尋ねしたいのですが、韓国人は自国に住みたくないという人が多くなった、海外移住を目指しているとのお話があったと思います。
それで、たとえば米国では、韓国人のコミュニティが形成されており反日活動を盛んに行っているようですが、換言すれば、彼らもそうやって国を捨てた連中ではないかと思います。
今更ながら愛国反日とは、少々理解に苦しむのですが、こういった傾向は今後とも続くとお考えでしょうか? 変な質問で申し訳ありません。
田舎人さんへ
同様の疑問を禁じ得ないです
>韓国人のコミュニティが形成されており反日活動を盛んに行っている
嬉々として、国を捨てて置いて、
得々としているのに何なんでしょうね?
理解不能、不思議ですよね
田舎人 様
>米国では、韓国人のコミュニティが形成されており反日活動を盛んに行っているようですが、換言すれば、彼らもそうやって国を捨てた連中ではないかと思います。
>愛国反日とは、少々理解に苦しむのですが、こういった傾向は今後とも続くとお考えでしょうか?
難しい質問です。小生はあくまで韓国内で生活をしており、外国に在住する韓国人とはほぼ接点がありません。従って、韓国内の韓国人から想定される国外在住韓国人について語ることになります。
韓国人が国を捨てるのは韓国自体で暮らしていくのが大変だと言う理由の他に、韓国人が自国に持っているコンプレックスがあると思います。韓国人は韓国自体は確かに先進国の末席程度にはなったかも知れないが、所詮は後進国と大差ないという考えが頭の片隅にあるようです。これは韓国人と話しをすると何かにつけて「日本は先進国だから・・・」という言葉を発します(無論小生の話しに日本上げに近い感じがあることを差し引かなければなりません)。従って、韓国以外の欧米やアジアでは日本、豪州、ニュージーランド、シンガポール辺りに移民を希望する意見が多く、他の国(韓国人が見下している国)に移民を考えている人は殆どいません。
まとめますと、韓国人が移民するのは自国が後進国であるというコンプレックスから、彼らが考える先進国へ移民することによって自らのステータスが上がると考えられます。
日本国内では田舎・都会の葛藤があったりしますが、それと似たような感じかと小生は理解しております。
愛国・反日については利権の問題もあるかと思います。韓国人の特徴として団体行動を好むということが挙げられます。例えば、会社の従業員が士気高揚のため、休日に山に登ってシュプレヒコールを上げるとかがあります。その時のリーダーには会社から何らかの恩恵(査定が上がるとか)があります。これと同様な事が国外での反日で、元々団体行動を好む性質の韓国人コミュニティーに反日リーダーがいればそのコミュニティー全体が反日として行動します。そのリーダーは何処か(韓国政府なのか何なのかは分かりません)から色んな意味での利益を得ることが出来ます。小生が見てきた韓国人で反日を人生の目標に据えている人はほぼいません。反日によって得られる利権を目的に反日をしている人は沢山居るように見えます。
駄文にて失礼します
韓国在住日本人 様
お説を交えた詳しいご説明ありがとうござました。大変勉強になります。今後ともよろしくお願いいたします。
韓国在住日本人様
>小生に対する接し方も殆どが紳士的であり、「日本人がー」などという人は100人中1,2人程度で
す。ただし、腹の底で何を考えているかは別の話しです。
不躾ながら以前にも書きましたがバングラデシュ独立戦争に巻き込まれた叔父(故人)から聞いた話を開陳した者です。
乱が発生した場合(特に日本が物理制裁を開始した場合)、韓国人の平素の状態を信用しない事をお薦めします。つまり叔父の経験でも「平素では友好的な人物が乱を迎えると180度変わる点」を強調しており、その様な場合に必要なのは金(ドル)と情報の少ない地方への退避だった。との言がございます。
書き込んだスレが5月頭頃で完結したスレだと思い読んで無いかもと愚考しました。
失礼かもしれないと思いながら筆をとった次第です。
くれぐれもご自重されんことを切に願います。
がぶりえる 様
書き込みの内容は記憶しております。
貴殿を含め、小生に対しお気遣いなされる方が多く、小生としても感謝の意を示すと共に、若干心苦しくもあるところです。
小生は小生が出来る範囲でリスクマネージメントに努めております。ただ、所詮個人が出来る範囲は限られており、小生の手に負えないことが我が身に降りかかる場合は自己責任であると常に覚悟しております。日本政府は日本国民を全力で守る努力をしなければなりませんが、それはあくまで日本国内に在住する(即ち主権が及ぶ)日本人に対してであり、小生の様に自らの意思で外国で働いている場合は、有事の際に日本政府に助けを求めるのはどうかと思います。従って、自己責任において可能な限りのリスクマネージメントをしておくのが、小生のような日本人には必要でしょう。その一つとして、小生が常に携帯している鞄には現地通貨の他に日本円と米ドルを常に常備しております。日本に帰ることもあるので、あまり大量の現金は入れていませんが(通関が面倒になります)、米ドルは何かの時に役に立つ可能性があると思い常備しております(未だかつて使ったことはありません)。
そのよう事以外にも脱出ルートの下調べした結果や、各国大使館・領事館の位置等は印刷して鞄の中に入れてあります。
有事の際に現地の人間(小生の場合は韓国人になります)に対する信用度は極端に低下するでしょう。それは何も特別な事ではなく、同じ日本人どうしでもどの程度まで信用度を保てるかは自信がありません。即ち、最後は自分で判断し、自分の力で切り抜けなければならないと思います。
駄文にて失礼します
韓国在住日本人さんへ
>最後は自分で判断し、自分の力で切り抜けなければならないと思います
その御覚悟たるや、お見事
韓国在住日本人様
>若干心苦しくもあるところです
不快にした点、謝罪いたします。
先ごろ、訪日した韓国議員団との面会を、用中・用韓派として有名な二階氏ですら断ったそうです。彼ら、韓国内の用日派に政治利用されることを警戒してのことだという報道です。
あの二階氏ですらですよ。何です。この局面に用韓踊りを止められない額賀氏は!誰です?このおバカさんに票を入れた有権者は!
ありがたいことに、こちらのコメント主さんたちを始めとして日本国民の意志は、韓国との関係改善ではなく、関係解消に固まっているようです。
平和ボケの日本人に、間断なく、半島国家の本質に直面させ、考えさせて、この結論に導いてくれたことは、まさに天恵、いえ、皮肉ではありますが、文在寅政権の働きが大でしょう。
今回の自民党の韓国対応を評価していますが、文在寅政権の粛清にもかかわらず、いまだ韓国内の用日派の息が絶えたわけではありません。
ここは、気を引き締めて、韓国内から伸びる彼らの手を振り払い続けましょう。
そして、WTOでの失策を繰り返さないことです。半島国家が実質的なジ・エンドを迎えるまで、気を抜いてはいけません。
今、韓国は溺れる亡者と化しており近付くモノ総てにしがみつこうとしています。
親韓派の議員を取込み、少しでも₩の信用を上げようと虎視眈々と日本を狙っているのです。
やっとここまで来たのです。
彼等と手が切れるまで頑張ろう!
韓国当局はある程度のウォン安放置だとの報道が韓国メディアにあったね。最近の動きについてはいずれ外準に出るはずだ。正直に公表するならね。
1193のブレークは前の高値へ走り出す一里塚。しかし、ここを抜ければさらにウォン安は勢いを増すから、放置などと暢気な事は言えなくなる。
焦りは十分市場に伝わっている。6月は米系にとって中間期末。米中首脳会談も不確実なだけに、ポジションどうするのかそろそろ決めないとね。
ちなみにジムロジャースが北朝鮮買いを勧めているようだね。昔、制裁違反を日本人に責められた腹いせで、日本は南北統一に反対しているといいかげんな事を吐いている。彼を尊敬していたんだが、終わったな。