韓国へのフッ酸禁輸報道は北朝鮮核開発の関係があるのか?

先日の『フッ酸禁輸報道の真偽 資本財輸出を止めれば韓国産業壊滅も』に対し、複数の読者の方から、「フッ酸と六フッ化ウランの関係」を指摘するご意見を頂きました。これについて、金融規制の専門家を名乗る以上、「外為法」についての規制を調べて報告する義務があると思いましたので、本日は外為法と輸出貿易管理令などの規定をベースに、「北朝鮮のエージェントと化した韓国に対する制裁」という側面から、戦略物資の韓国への輸出について考えてみたいと思います。

フッ酸禁輸報道の続報

一昨日、『フッ酸禁輸報道の真偽 資本財輸出を止めれば韓国産業壊滅も』という記事の中で、半導体産業に不可欠なフッ酸の韓国に対する輸出を日本政府が差し止めているのではないか、とする話題を紹介しました。

フッ酸禁輸報道の真偽 資本財輸出を止めれば韓国産業壊滅も

情報源は『電子新聞』という韓国の新聞に掲載された記事で、電子版は次のリンクで読めます(※ただし韓国語ですので、韓国語が読めない方が原文を読む場合、翻訳エンジンなどを活用することをお勧めします)。

半導体業界フッ酸需給大乱生じるのか… 日本当局の輸出ブレーキ(2018/11/07付 電子新聞より【韓国語】)

これについて世間では、「10月30日の徴用工判決に対する制裁として日本政府がフッ酸の輸出を差し止めた」という認識があるようですが、私は、「その可能性は低い」と申し上げました。その理由は簡単で、リンク先の記事に「10月26日に既報のとおり」、と読める下りがあるからです。

では、仮にこの韓国メディアの報道が事実だとすれば、なぜ日本政府がフッ酸の輸出を差し止めたのでしょうか?

これについて、読者の方からのコメントを読んでいると、某まとめサイトなどで「核兵器の製造工程でフッ酸が使われるからだ」、という指摘があった、という情報を頂きました。

事実関係はどうなっているのか?

フッ酸は軍事転用可能?

そのまえに、事実関係を確認しておきましょう。

外為法(正式には『外国為替及び外国貿易に関する法律』)という法律があります。

外為法第48条第1項

国際的な平和及び安全の維持を妨げることとなると認められるものとして政令で定める特定の地域を仕向地とする特定の種類の貨物の輸出をしようとする者は、政令で定めるところにより、経済産業大臣の許可を受けなければならない。(※下線部は引用者による加工)

この条文が、いわゆる「軍事転用可能な物資の輸出」を規制する根拠として機能しているのです。

また、この法律の条文に「政令」という言葉が出て来ますが、これは『輸出貿易管理令』のことです。この政令の「別表1」や関連省令に指定された品目を外国に輸出しようと思えば、経済産業大臣の許可を受けなければなりません。

この関連省令の名前は少々長いのですが、『輸出貿易管理令別表第一及び外国為替令別表の規定に基づき貨物又は技術を定める省令』という経済産業省令です(長いので「省令」と略します)。輸出貿易管理令と省令をあわせてみましょう。

輸出貿易管理令 別表1 第3項

(一)軍用の化学製剤の原料となる物質又は軍用の化学製剤と同等の毒性を有する物質若しくはその原料となる物質として経済産業省令で定めるもの 全地域

省令第2条第1項第1号

輸出令別表第一の三の項(一)の経済産業省令で定めるものは、次のいずれかに該当するものとする。

一 軍用の化学製剤の原料となる物質として、次のいずれかに該当するもの又はこれらの物質を含む混合物であって、いずれかの物質の含有量が全重量の三〇パーセントを超えるもの

(中略)

ヘ フッ化水素

(以下略)

ここで、「全地域」とは、「日本国外」という意味です。つまり、外為法上、フッ化水素は「軍事転用が可能な品目」と位置付けられており、日本企業が日本国外に輸出するときには、経済産業省の許可を受ける必要がある、ということです。

非常に参考になりますね。

六フッ化ウランの製造

さて、もう1つ重要な論点は、「六フッ化ウラン」です。

核燃料にウランが使われていることは有名ですが、天然のウラン鉱石がそのまま核燃料になるわけではありません。なぜなら、天然ウランの成分は核分裂を起こさないウラン238が99.3%を占めており、核分裂を起こすウラン235は0.7%に過ぎないからです。

参考:イエローケーキ

(【出所】資源エネルギー庁

日本原燃『ウラン採掘から発電までの流れ』によると、

天然ウラン鉱石の採掘→製錬により粉末状のウラン精鉱(イエローケーキ)を取り出す→イエローケーキを六フッ化ウランに転換→六フッ化ウランの濃縮→二酸化ウランに再転換→成型・加工

という段取りを踏むそうですが、この工程で生成されるのが「六フッ化ウラン(UF6)」と呼ばれる物質です。

いったんウランをフッ化する理由は、これは沸点が約56℃と非常に低く、気体の状態を維持しやすいからだそうです。つまり、気体の状態に置き換えてやることで、ガス拡散法、遠心分離法などの手法を使って徐々にウラン235の比率を高めてやるのです(これがウラン濃縮)。

そして、一般財団法人高度情報科学技術研究機構のウェブサイトで『六フッ化ウランの製造』という項目によれば、イエローケーキを硫酸に溶かすなどの工程を経て二酸化ウランを製造し、その二酸化ウランにフッ化水素(つまりフッ酸)ガスを吹き込んで反応させる、という工程を経るのだそうです。

ウラン濃縮工程では必需品

以上の話をまとめてみましょう。

ウラン鉱石があったとしても、天然のウラン鉱石に含まれているウラン235の比率が低すぎるため、それだけでは燃料として使うことはできません。したがって、ウラン鉱石が大量に埋蔵されている国であっても、それを濃縮する技術力がなければ、理屈の上ではその国が自力で核武装する心配はありません。

しかし、ウラン鉱石を濃縮する技術力があれば、理屈の上では、どの国でも核燃料を製造することができます。とくに、ウランをいったん六フッ化ウランに転換すれば、沸点が約56℃と非常に低くなるため、温度をそれ以上に維持する技術力さえあれば、ウラン濃縮が可能だ、ということです。

一般財団法人高度情報科学技術研究機構の『濃縮ウラン』という項目の説明によれば、原発の燃料に使う目的であれば、ウラン235の濃縮度は3~5%もあれば使用可能だとしています(同機構以外の複数のウェブページによると、兵器に転用するためには、純度は9割以上必要だと記載されています)。

外為法がフッ酸(フッ化水素)の輸出について経済産業大臣の許可を求めている理由は、まさにフッ酸自体、軍事目的への転用(たとえば核開発など)の恐れがあるからでしょう。

なぜ「韓国へ」禁輸?

事実関係はよくわからない

さて、冒頭の話題に戻りましょう。

韓国メディア『電子新聞』(韓国語版)が先週、「日本政府がフッ酸の韓国への輸出にブレーキを掛けた」と報じたことは事実ですが、これに関しては、いまのところ日本語で確認できる情報源はありません。

このため、『電子新聞』の報道が誤っていたとすれば、ここからあとの議論はすべて意味がないということになりますので、その点についてはくれぐれもご了解ください。

ここではいま1度、冒頭に示した記事のリンクを、翻訳エンジンなどを活用して解読し、私の文責で語順を整理し、日本語を整えたうえで箇条書にしておきましょう。

  • 日本政府は最近、フッ酸の韓国への輸出許可を見送ったことが判明した
  • 韓国の半導体産業関係者が7日明らかにしたところによれば、サムスン電子、SKハイニックスなどの半導体メーカーに供給される予定だったA社のフッ酸の輸出許可が下りず、半導体業界ではすでに原料供給の逼迫が生じている
  • フッ酸は半導体製造の原料として使われるものだが、戦略物資に分類されており、輸出入のためには当局の事前承認が必要とされており、使用量から供給先まで詳細を当局に報告した後、承認を受けている
  • 業界では日本が戦略物資であるフッ酸の韓国への輸出に急ブレーキをかけたとの見方も広まっている
  • 日本政府がA社に輸出許可を与えなかった理由については確認されていないが、半導体業界ではその背景について神経を尖らせている
  • フッ酸は金や白金を除くほとんどの金属を溶かすという腐食性の強さを利用して、半導体ウェハーの洗浄工程に使用されるため、フッ酸が不足すれば、ただちに韓国の半導体製造には支障が生じる
  • 半導体製造用の高濃度のフッ酸は日本企業が独占的に生産しており、これらの供給が中断された場合、韓国国内の半導体工場は稼動を中断しなければならないほど依存度が非常に高い

ここで重要な点は、「使用量から供給先まで詳細を当局に報告したうえで承認を受ける必要がある」、という点ではないでしょうか。

半導体ではなかった可能性がある

私自身、『フッ酸禁輸報道の真偽 資本財輸出を止めれば韓国産業壊滅も』を執筆した時点では、どうしても「半導体産業」に目が向いてしまっており、「理由はよく分からないにせよ、時間的前後関係から考えて、徴用工訴訟とフッ酸禁輸は無関係ではないか?」と申し上げました。

しかし、改めて法律を読み込み、事実関係を調べてみれば、フッ酸がウラン濃縮工程に欠かせない製品であること、外為法上の「軍事転用物資」に指定されていることが明らかになりました。このことから導き出せる仮説があるとすれば、

日本政府は韓国に輸出されたフッ酸が申告された本来の目的とは違う用途にフッ酸が使われているとの情報を掴んだ

というものです。

敢えて踏み込んで申し上げれば、北朝鮮に横流しされた、という可能性ですね。

もちろん、この仮説に確たる根拠はありません。ですが、現在の韓国が、北朝鮮を公然と支援していることもまた事実です。

北朝鮮石炭輸入問題、米国は「とりあえず様子見」なのか?』でも触れたとおり、韓国は北朝鮮産の石炭を公然と密輸していましたが、輸入していたのが実質の国営会社である韓国電力公社の関連会社であったことなどから、韓国が国連安保理制裁決議違反を国家ぐるみで行っていることは明白です。

当然、さまざまな戦略物資が北朝鮮に横流しされていたとしても、まったく不思議ではありません。

フッ酸は半導体産業においても重要な物資ですが、核開発においても重要な物資であり、韓国に重要な品目を輸出すれば、北朝鮮の核開発などに転用される可能性があるとなれば、影響は甚大です。

フッ酸に留まらない!

つまり、現段階では単なる仮説ですが、私は、「日本政府が韓国へのフッ酸の輸出を禁止した」という報道が仮に事実だったとすれば、その理由は、「核開発などの軍事転用のリスクが高いと日本政府が判断したから」ではないかと疑っているのです。

そして、もしその仮説が事実ならば、外為法に基づく制裁は拡大する可能性があります。

経産省令第2条第1項第1号だけでも、次のような物質が指定されています。

▼三―ヒドロキシ―一―メチルピペリジン▼フッ化カリウム▼エチレンクロロヒドリン▼ジメチルアミン▼塩酸ジメチルアミン▼ベンジル酸メチル▼三―キヌクリジノン▼ピナコロン▼シアン化カリウム▼一水素二フッ化カリウム▼一水素二フッ化アンモニウム▼一水素二フッ化ナトリウム▼フッ化ナトリウム▼シアン化ナトリウム▼五硫化リン▼ジイソプロピルアミン▼二―ジエチルアミノエタノール▼硫化ナトリウム▼トリエタノールアミン塩酸塩▼亜リン酸トリイソプロピル▼ジエチルチオリン酸▼ジエチルジチオリン酸▼ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム▼ジエチルアミン

さらに、外為法だと、物資の提供だけでなく、「役務の提供」(つまりノウハウの輸出)も規制されています。

それらを一つ一つ列挙して行っても良いのですが、ちょっときりがないので、ここでは「かなり広範囲に及んでいる」ということだけを指摘しておきたいと思います。

つまり、徴用工問題とはまったく別次元で、実は、日本はすでに韓国に対する「外為法制裁」を発動する準備ができているといえるのかもしれません。

外為法制裁に注目する理由

さて、私自身、『徴用工判決「毅然たる措置」ビザ厳格化と外為法金融制裁は?』で申し上げたとおり、現実的には韓国人に対する観光ビザ免除プログラムに制限を掛ける、韓国への資金持ち出しに外為法に基づく規制を掛ける、といった「制裁措置」の検討も必要だと考えています。

徴用工判決「毅然たる措置」ビザ厳格化と外為法金融制裁は?

ただ、私自身も一部、認識が欠落していたのですが、外為法は別に「金融」だけの規制ではありません。外国に軍事転用されかねないリスクがある物資やノウハウを提供することを規制するための法律でもあります。だからこそ、財務省だけでなく経産省も外為法を管轄しているのでしょう。

この1週間少々、私は「徴用工判決」を根拠として、日本政府が韓国を経済制裁する可能性に注目していたのですが、冷静になって考えてみれば、現在の韓国は北朝鮮の手先のようなものであり、「徴用工判決」はむしろ、日韓関係を破壊する材料のうち、付随的なものに過ぎないとも思うようになりました。

いや、もちろん、徴用工判決のような国際法の基盤をひっくり返す行為を韓国がしでかしたことは許されません。

しかし、もっと許されないのは、韓国が「日米両国の友好国である」などとうそぶきながら、北朝鮮の利益を実現させようと動いたことです。事実、現在の文在寅(ぶん・ざいいん)大統領は、明らかに北朝鮮の代理人として動いています。

私は、早ければ文在寅氏が大統領でいる間に、米韓同盟が消滅し、日韓関係も断絶に近い状況においやられ、南北赤化統一への道筋が見えてくるのではないかと懸念しています。

文在寅氏は「南北統一への立役者」として崇め奉られ、落ち着いたところで盧武鉉(ろ・ぶげん)元大統領のように不審死を遂げるのだと思いますが、それは文在寅氏の自業自得であり、私を含めた日本国民が関知するところではありません。

しかし、もし本気で韓国が南北統一を目指しているのならば、日本政府は四の五の言ってないで、さっさと外為法に基づいて韓国へのさまざまな物資の供給を禁止すべきなのかもしれません。

こうした「北のエージェントとしての韓国」という側面については、当ウェブサイトとしても、今後は深い関心を払っていきたいと考えているのです。

読者コメント一覧

  1. くろ より:

    ウラン濃縮に関してですが、濃縮が必要なのは軽水炉でして、黒鉛炉ではそのまま使えるとされています。そもそも軽水炉援助が黒鉛炉を廃棄させて核兵器開発が出来ない様にする為という面が有ったかと。

  2. BlobFish より:

    厳密には核分裂兵器を製作するのには馬鹿正直にウラン235をウラン238から95%濃度に濃縮する必要はなく、普通の原子炉用のウラン235の3%~5%濃度の燃料を高速増殖炉で核反応させれば、濃度の高い核分裂物質のプルトニウム239が大量に生成されるので時間と手間を短縮出来ます。

    恐らく、北朝鮮には複数の核兵器生産用の増殖炉が稼働中である筈で、非核化にはその撤廃が核心となるだろうと思います。

    1. むるむら より:

      長年続く制裁で弱っている北朝鮮に増殖炉施設を一度破壊すれば再建は困難だと私は思っているのですがどうなのでしょうか?

  3. 非国民 より:

    非国民もメーカにいたので外為法のチェックはやったことがある。だいぶ昔のことだけどね。会社の製品からいって「外為法にひっかかるわけないじゃん」と思いつつ、チェックリストに従いつつ一つ一つチェック。で、みてみると規制品目のなかで「これ秋葉原で売ってるやん。秋葉原で買ってそのまま飛行機に乗れば輸出可能じゃん。なんか我々だけ努力してばかみたい。」と思ったことがある。
    リストを作ったあと、会社の外為法の委員会に提出して承認をもらうけど、この委員会はめくら判を押すだけ。だって、技術者じゃないと該当するかどうかわからないからね。
    外為法に違反して輸出するということは犯罪行動になるわけで、普通の会社だと恐ろしくてできない。まして大量破壊兵器の原料なんて、想像できない。

  4. 通りすがりの名なし より:

    フッ酸禁輸について、まだ、ネット上のうわさ程度で、真相は不明ですが、時系列的に徴用工判決への報復とは別であることから、
    結果的に、いつものとおり、最悪のタイミングで最悪の選択してしまっているということかなと思います。
    来週あたりで、フッ酸禁輸の国連等の動きが出てくるかなと期待しますが、
    結果的に日韓断行などと、生易しいもの以上になる可能性が大きいとなった場合、ハードランディングもよそうされ、それに備えて覚悟が必要かと思われます。

    ハードランディングがどうなるか、わかる人にわかるかと・・・

  5. りょうちん より:

    半導体生産に高純度のフッ化水素が必要なのは素人でもわかるのですが、ウラン濃縮にもそこまで高品質のフッ化水素が必要なものなんでしょうか。
    溶剤としてならそこまで純度が要求されるのかなあ。
    有機化学のプロが現れてかっこよく解説して欲しいです。

    1. 非国民 より:

      有機化学は炭素原子を含む化学だから、フッ化水素も6フッ化ウランも炭素がないので無機化学の分野となります。非国民も無機化学の専門家でないので、確かなことはいえませんが、6フッ化ウランは水と反応してフッ化水素を発生するようなので、フッ化水素中の水分が極端に小さくないとうまく製造できないのではと思います。フッ素の原子番号は19で、この天然存在比は100.0000%。同位体が極端に少ない。それで6フッ化ウランの質量の違いはほぼウランの同位体の差異だけになる。56.5℃で昇華し気体になる。温度が低くても気体になり、しかも液相がない。ということで気体にしてガス拡散法とか遠心分離法で同位体だけを選別分離できる。よく考えたものだと思う。

      1. りょうちん より:

        あれ無機化学と書くつもりで素で間違えていてすみません。

        少し勉強してみたのですが、

        http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2013fy/E003423.pdf

        蛍石・フッ酸の輸出は中国がNo1であって、日本は材料としてフッ酸のほとんどを中国から輸入して「高純度フッ酸」に加工して半導体エッチング用の資材として韓国に輸出しているようです。
        フッ酸自体は韓国も中国から大量に輸入していますが、通常のフッ酸と半導体に使えるフッ酸は別物だと言うことなのでしょうね。

        ところで北朝鮮へのフッ酸の輸出はどういう根拠で禁じられているのかというの調べたのですが国連決議で決まった北朝鮮への経済制裁の内容を見たら、あまりの内容の多さにギブアップしましたw
        ボーンチャイナの輸出禁止とか、完全に兵糧責めの域を超えていますな。
        実際問題として、北朝鮮に対してフッ酸を輸出する是非の段階はとっくに過ぎている感はあります。
        日本のお役所が東芝COCOM事件のトラウマや現政権の北朝鮮制裁への強い意思を忖度して、過度に反応している節が9割、なんか北朝鮮を出汁に韓国にイケズをしているのではないかという疑念が1割という感を強くしました。

        1. りょうちん より:

          北朝鮮の制裁物資に該当しないでしょうけどさあ・・・。

          https://japanese.joins.com/article/990/246990.html?servcode=500&sectcode=510&cloc=jp
          青瓦台が北朝鮮に済州産ミカン200トン贈る…北からのマツタケへの返礼

        2. 非国民 より:

          半導体はちょっとしたゴミや不純物でできた半導体製品が機能しないことがあります。何個つくって、そのうち良品は何個かというのを歩留りといいます。歩留りを上げるには使用する材料、製造する環境を極端に綺麗にしないとだめです。フッ化水素はたぶん半導体の洗浄工程で使用されるものと思いますが、不純物がほとんどないものを作る技術が日本の会社あると思います。
          6フッ化ウランを作るにはそこまでの純度はおそらく不要だと思います。今回の横流しも中国から韓国経由で北朝鮮に渡った等の可能性が高いと思います。但し、日本経由でなくとも横流しが判明すれば日本政府としてもフッ化水素の貿易を止めざるを得ないと思います。
          半導体を作る縮小露光装置(ステッパー)のような面倒なノウハウが少ない製品は欧米が強いですが、薬品系のように製造に神経を使い、独自のノウハウが必要で職人技が要求されるのは日本が強いです。特に洗浄系や化学系は日本に強みがあります。
          もちろん、日本以外の会社もフッ化水素の洗浄剤を作っているでしょうが、歩留りの点でたぶん日本よりよい会社は世界にはありません。
          韓国もフッ化水素を作る技術はあるでしょうが、ステラケミファのような高純度品はたぶん作れません。世界中の国が韓国に対してフッ化水素を供給しなくなると、韓国の半導体工場は相当困ると思います。できる製品の不良率が上がるからです。最近は半導体の微細化も極限になって、わずかなゴミや不純物で半導体製品が機能しなくなります。

        3. 非国民 より:

          ステラケミファのホームページをみていたら、純度は12N。12NのNは英語の9を意味するNineの頭文字。99.9999999999%と9が12個ならぶ純度。但し、これはフッ化水素の量が99.・・%ではなく、不純物の量だからね。濃度としては50%くらいのもよう。どうやって計測するんだろう?というレベル。
          ステラケミファは精製技術のみでフッ化水素を製造はしていないみたい。それでも他社がまねできないレベルの製品だから競争力はあると思う。

  6. めがねのおやじ より:

    < 更新ありがとうございます。

    < フッ酸が日本から輸出禁止なら、韓国はホトケ様になるしかないでしょう。売上世界一と自慢の半導体、それしかないが、残り国内に在庫が40日分しかないそうです。年末が大波乱かな(笑)。

    < 確かに時系列的に見ると、徴用工判決とは関係なさそうですが、フッ酸が核兵器製造に転用される恐れありなら、間違いなく北に送っている。

    < 幾ら対北制裁叫んでも、ズブズブの文政権なら北のメッセンジャーですから、ホイホイ運んでたでしょう。そこで日本政府が待ったをかける。但し、まだニュースソースが不足してるので、一抹の不安は感じます。

    < 韓国への輸出禁止物は、他にもザクザクありそう。ぜーんぶ韓国へは不可にせよ!渡航も(笑)。文は高麗統一国誕生を願い、『核大国』となって大嫌いな日本や中国、米国と覇権を争う夢を見てるんだろ。いや、勝てるとさえ夢想している。

    < どっちみち金正恩に粛清されんのに、馬鹿なヤツ。金がやる前に自由主義国同盟で文は除去すべし!次いで金だ!

  7. 匿名 より:

    松茸の返礼品は、ミカンだけ?(貨物コンテナ使用の場合)

    ①ミカンの量が200トン
    ②C130輸送機の積載荷重が18トン
    ③31フィート貨物コンテナの積載重量が13.8トン

    ④延べ使用航空機16機

    ⑤要使用航空機数→①÷③=14.5(15機)
    ((③+移動用の台車重量)<②として)

    ⑥その他の支援物資混入可能な貨物コンテナ数→④-⑤=1本

    と、いうことで、用意された2万箱のミカンは、15本の貨物コンテナに積載できるので、残りの1本は中身の見えない状態で、何かを運ぶこともできるのですね。

    ま、こんな計算しなくても、やる時は2本でも3本でもやっちゃうんでしょうけどね。

  8. 韓国在住日本人 より:

     U238とU235の分離を遠心分離機で行うことはすでに皆さまご承知だと思います。これは原子量の差3を利用して重さで分離する方法です。しかし、両6フッ化ウランの重量差は僅かに1%未満であるため、一段の遠心分離では濃縮が困難であり、多段の遠心分離が必要となります。ですから、遠心分離器が何台も並んでいても、実際に出来上がる濃縮ウランは僅かです。
     次にフッ素の純度についてですが、濃縮ウランを製造するときに不純物が少ないことに越したことはありません。不純物としては原料の蛍石に含まれるシリカ(ケイ素)、ヒ素、他のハロゲン(塩素等)となります。シリカもヒ素もフッ素と化合物を作ります(4フッ化ケイ素、3フッ化ヒ素等)。他のハロゲンはウランとの化合物を作ります(6フッ化塩素等)。ただし、これらの化合物は6フッ化ウランに対し、圧倒的に軽いかまたは圧倒的に重いのです。気体遠心分離は非常に手間とエネルギーが必要ですが、分解能が高いため用いられる手段です。従って、半導体に用いられるような高純度フッ酸をウラン濃縮に転じると言うことは意味がないように思います。そうでなければ70年も前に広島型原爆をアメリカが作れるはずもありません。高純度フッ酸がいかに面倒なものかは、少々専門的になりますが以下の論文がありますのでご参照ください。

    https://www.jstage.jst.go.jp/article/sfj1989/45/1/45_1_32/_pdf/-char/ja

     あと、少々難しくなりますが、濃縮ウラン型原爆についてコメントします。濃縮ウラン型原爆のウラン濃縮度合いは軍事機密になります。原爆に使われるU235やP239等の物質は核分裂の際に中性子を放出します。この時放出された中性が一個以上(ちょっと分かりにくかもしれませんね)だと、その核分裂が連鎖的に起こります。これを臨界と言います。過去に東海村で起こったJOCの被爆事故は、ウランを生成する際にウラン化合物(硝酸ウラニル)臨界濃度以上にしたため、核分裂が連鎖的に起こり発生した放射線で被爆する事故でした。U235を濃縮する際、この臨界濃度が非常に重要であり、これを超えてしまうと手が付けられなくなります。因みに日本の原発等で使用される濃縮ウランはせいぜい5%程度であり、核兵器に使用する場合には数十%と言われております。広島型原爆の場合、使用した65kgのウランに対し僅か1.4%程度しか反応しなかったと言われています。この数値は不純物のためなのか、それとも未反応のU235が多量にあったのかは小生には分かりません。

     駄文にて失礼します

    1. 韓国在住日本人 より:

      訂正があります。

       P239 → Pu239

      失礼しました

    2. りょうちん より:

      詳しい解説をありがとうございます。

      >気体遠心分離は非常に手間とエネルギーが必要ですが、分解能が高いため用いられる手段です。
      >従って、半導体に用いられるような高純度フッ酸をウラン濃縮に転じると言うことは意味がないように思います。

      自分でも調べた範囲では、フッ化ウランの気化による濃縮は前段に使われる(マンハッタン計画でもそうだったようですね)ようでやっぱり、高純度フッ酸が必要な化学反応では無さそうです。
      おそらく北朝鮮でも自前で蛍石を輸入して作れる程度のものなのではないかと。

      >一段の遠心分離では濃縮が困難であり、多段の遠心分離が必要となります。
      >ですから、遠心分離器が何台も並んでいても、実際に出来上がる濃縮ウランは僅かです。

      話は逸れますが、イランの核開発を妨害するために遠心分離機にマルウェアを送り込んで機械を破壊したという工作を聞いてすげえと思ったことがあります。

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