本日2回目の配信です。AIIBの加盟国の数を調べてみたのですが、その後、全く増えている様子はありません。
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本日は『AIIB巡るダイヤモンド記事への反論』と称する記事を配信した際に、ジャーナリストの莫邦富氏の記事を引用する形で、私は『次々と加盟国は増えていく!』という小見出しを設けました。ただ、ふと気になって、AIIBのウェブサイトの公式発表から、現時点の加盟国がどうなっているのかを調べてみたところ、驚くべきこととに、新規加盟国は2015年12月31日のフィリピンを最後に、全く増えていないようなのです(図表)。
図表 AIIB「署名国数」の推移
(【出所】AIIBウェブサイト “Signing and Ratification Status of the AOA of the AIIB“をもとに著者作成)
発足式のあった2015年6月28日時点で50か国が「署名」し、2015年12月末までに7か国が新たに「署名」に参加しましたが、それ以降、現時点までに新たにAIIBに参加した国はないようです。ちなみに、「署名は終わっているが批准(ratification)が終了していない国」も7か国存在するため、現時点の「加盟国数」は50か国のままです。
そういえば、昨年6月には「アジアインフラ投資銀行(AIIB)の参加国数が、年末までに100近くに増える見通しになった」と報道されていました。
AIIB参加100カ国へ 新たに30カ国、ADB追い抜く 金立群総裁「近く日本人を幹部任命」と日米切り崩し(2016.6.1 19:43付 産経ニュースより)
その割に、昨年12月末時点のデータから判断する限り、AIIB参加国が増えている形跡は全くありません。おかしいですね(笑)
なお、「AIIBはその後どうなった?」という検索も多いことから、近日中に、最新の国別出資額・議決権比率等の一覧表を作成し、こちらのウェブサイトに配信したいと考えております。どうかご期待ください。
※本文は以上です。
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