輸出管理の課題、韓国の誤解、首脳会談への過大な期待
ここ数日、12月24日に開催が予定されている日韓首脳会談を巡り、日韓両国のメディアに相次いで関連する記事が掲載されているようです。「熱しやすく冷めやすい」韓国メディアのことですから、これから関連する報道がどんどんと出て来るのだと思います。ただ、本稿では少し立ち止まって、そもそも「ノージャパン運動」とは何か、韓国側の認識のどこがどう間違っているのかについて、当ウェブサイトの過去記事のリンクなどとの関係について簡単にまとめたうえで、いくつかの報道を紹介しておきたいと思います。
目次
「ノージャパン運動」まとめ
韓国側で蔓延する誤解
今年7月1日に日本政府が発表した、韓国に対する輸出管理適正化措置に対して反発する韓国では、現在、国を挙げた「ノージャパン運動」が展開されているとか。
実際、韓国メディアの報道を眺めていても、「わが国のノージャパン運動のおかげで、日本は困っている」、といった記事、社説、レポートなどが相次いでいます。
韓国国内で信じ込まれている(らしい)ストーリーとは、だいたいこんな感じです。
- ①日本の輸出規制(※輸出管理適正化措置のこと)は、昨年10月30日の韓国大法院(※最高裁に相当)による強制徴用判決(※日本企業に対し、自称元徴用工への損害賠償を命じた判決のこと)への日本政府による不当な経済報復だ
- ②しかし、わが国(=韓国)では、こうした不当な経済報復に負けないよう、「ノージャパン運動」で対抗し、その結果、日本製品の韓国への輸出高は、自動車、ビールなどの分野において顕著に減少している
- ③また、「ノージャパン運動」の影響により訪日観光客も激減したことで、日本の観光産業にも大打撃が生じている
- ④これに対し、韓国側では日本の輸出規制に対する打撃はほとんど生じていない
- ⑤だからこそ、韓日関係を元に戻すためには、日本は韓国との協議を通じて輸出規制を撤回しなければならない
…。
正直、酷い認識だと思います。
改めて振り返る:何がどう間違っているのか
この①~⑤のそれぞれを巡り、何がどう間違っているかについては、これまで当ウェブサイトでもイヤというほど繰り返してきました。
- ①→そもそも自称元徴用工問題と輸出管理適正化措置はまったく別次元の問題である(『総論 対韓輸出管理適正化と韓国の異常な反応のまとめ』等参照)
- ②→一部品目の対韓輸出高が激減していることは事実だが、そもそも日本の韓国に対する輸出高は素材・資本財(モノを作るための材料など)が多く、不買運動の対象となる品目はさほど多くない(『数字で検証する、「対韓輸出規制が日本経済に打撃」説』等参照)
- ③→韓国人観光客数が激減していることは事実だが、中国、欧米などからの入国者が堅調に増えていることに加え、もともと韓国人観光客の旅行支出単価は低いなど、日本経済全体に与える影響は軽微または皆無(『訪日外国人・韓国人だけが激減も、現状の影響は限定的』等参照)
- ④→日本が発動した措置は、輸出「規制」でも経済制裁でもなく、韓国経済に打撃を与えることを目的としたものではないため、今回の輸出管理適正化措置により韓国に直接的な打撃が生じないのは当然のこと(『総論 対韓輸出管理適正化と韓国の異常な反応のまとめ』等参照)
- ⑤→輸出管理の具体的内容はワッセナーアレンジメントなどの国際的な枠組みなどに従い各国が決めるものであり、試験委員が試験の点数を受験生と協議したりしないのと同じで、そもそも「相手国と協議」するようなものではない(『モノやサービスを買う側に「資格」が必要な事例とは?』等参照)
いちいち反論していたらキリがないので、「輸出『規制』問題」を巡っては、今後は本稿を「テンプレート」にしていきたいと思います。
(勝手に)高まる期待
「3点セットで包括合意」
ただ、韓国メディアに加え、共同通信など、ごく一部の日本の特定オールドメディアは、輸出管理をわざと輸出「規制」と呼び続けたり、輸出管理適正化措置が自称元徴用工問題への報復と言ったりするなど、いまだに虚報を垂れ流し続けている状況にあります。
また、そこまで不勉強ではないにせよ、一連の問題に関して、先ほど列挙した「韓国側で蔓延している誤解」に引っ張られていて、記事が歪んでいるというケースもあります。
その典型例として、当ウェブサイトとしては取り上げ忘れていた、共同通信に数日前に掲載された、こんな記事についても紹介しておきたいと思います。
日韓首脳会談、3点セットで包括合意か/拭えぬ文政権への不信感、決着先送りも(2019/12/17 09:53付 共同通信より)
文字数で3000字少々と、少々長い記事ですが、今月24日に中国・成都で行われる日韓首脳会談を巡り、
「元徴用工訴訟判決、日本の輸出管理強化、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)延長の3つの問題をセットで解決できるかが焦点だ」
とする解説記事です。執筆者欄には「共同通信=内田恭司」とあります。韓国メディアなどの一部の記事と違い、「まったくの不勉強の塊」とまで酷いものではありませんが、残念ながら先ほど申し上げた「誤解」から十分に脱却しているとは言い難い記事です。
何がおかしいのか
では、この記事の何がおかしいのでしょうか。
内田氏は、日韓首脳会談を巡って
「韓国側の期待感は増しているが、文政権に対する日本側の不信感は拭えない」
としつつ、
「日韓関係の改善に向けて包括的な合意に至るのか、それとも決着の先送りで終わるのか、会談の成否は五分五分だ」
と述べているのですが、内田氏が「五分五分」だという「関係改善に向けての包括合意」とは、
「①文議長案で元徴用工問題を解決②日本が韓国をホワイト国に再指定③韓国はGSOMIAを1年延長」
のことだそうです。
正直、なぜこの代物が「五分五分」なのか、意味がわかりません。
「①文議長案で元徴用工問題を解決」とは、「1+1+α」基金で自称元徴用工問題を解決するという、例の文喜相(ぶん・きそう)韓国国会議長が出している法案のことを指すのだと思いますが、『自称元徴用工基金法案、冷ややかに眺めるのが正解』で述べたとおり、これはお話にならない案です。
次に、「②日本が韓国をホワイト国に再指定」とありますが、これも『韓国側の輸出「規制」撤廃要求に日本側は「ゼロ回答」』などで述べたとおり、韓国が輸出管理体制をしっかりと改めない限りは、却って日本が輸出管理上のリスクを負うことになるため、現時点では「絶対にありえない話」です。
さらに「③韓国はGSOMIAを1年延長」に至っては、支離滅裂すぎます。韓国はすでに11月22日の時点で、日韓GSOMIAの破棄通告を事実上の撤回に追い込まれているからです(『韓国の「GSOMIA瀬戸際外交」は日本の勝利だが…』参照)。
韓国メディアがこういうことを言うのならともかく、日本国内でその気になればちゃんと経産省幹部などにも取材できる立場にあるはずの共同通信でさえ、こんな程度の記事しか書けないとは、正直ガッカリしてしまいます。
内田氏の記事には気になる記載も
なお、いちおう内田氏の記事を擁護しておきますと、この記事は「全面的に誤っている」というものでもありません。
というのも、この記事では輸出管理を輸出「規制」とは呼んでおらず、共同通信の記事にしては珍しく、輸出「管理」と称しているからです。これに加えて
「日本は韓国に輸出された、大量破壊兵器製造にも利用できる戦略物資の管理に安全保障上、看過できない問題があったとして7月、フッ化水素など3品目を輸出許可制にした。『北朝鮮やイランに流出し、生物化学兵器の製造に転用された可能性が高い』(経済官庁幹部)と見ているのだ」
といった記述もあるので、まったく取材も勉強せずに書いた記事ではないのだとは思います。
また、内田氏は韓国側にもそれなりの取材をしているらしく、
「日本側の受け止めはどうなのか。元徴用工問題を巡る文議長案に対し、自民党内からは『結局は日本企業がカネを出すことになる』(中堅)といった批判が出る。外務省でも『日韓請求協定により解決済み』とした日本の公式見解に照らし、慎重論が少なくない」
といった記載は、それを裏付けていると思います。
さらに、
「日本政府関係者によると、文議長案は『日韓両国の有識者らがどういう内容であれば双方が受け入れられるのか意見を交わし、その成果を盛り込んでいる』のだという」
といった説明に加えて、日韓議連の河村建夫幹事長(元官房長官)や、今井尚哉総理補佐官、南官杓・駐日韓国大使などの名前も出てくるため、それなりの政府筋からの取材はしっかり行っているということが伺えます。
もっとも、逆にいえば、またぞろ日本政府内に、韓国に対して無用な譲歩をしようとする勢力が存在しているという間接的な証拠でもあり、この点については非常に気になるところです。
首脳会談したら良いというものでもないでしょうに…
首脳会談ネタの紹介ついでに、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に今朝掲載された、次の記事についても、簡単にレビューしておきましょう。
安倍首相、23~25日訪中…24日文大統領と会談(2019.12.20 06:42付 中央日報日本語版より)
といっても、中央日報の記事は日本政府が発表した安倍晋三総理大臣の中国訪問日程について述べているのに加え、安倍総理が
「日本の対韓輸出規制に関する両国政府の対話継続を前向きに評価する意向を明らかにする見通し」(※原文ママ。ただし、下線部は引用者による加工)
だとする毎日新聞の報道を引用しているというだけの記事です。
輸出管理を巡る日韓の政策対話を「日本の対韓輸出規制に関する対話」と勝手に称しているのは、毎日新聞の報道なのか、中央日報によるアレンジなのかはわかりません(結論的にいえば間違っているという点に違いはありませんが…)。
釜山港の取扱高が伸び悩み?
「輸出『規制』」と「ノージャパン運動」という誤解に関連し、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に今朝掲載されていた、こんな記事についても取り上げておきましょう。
韓経:日本の輸出規制の余波…釜山港の物流量伸び悩む(2019.12.20 07:54付 中央日報日本語版より)
タイトルに「韓経」とありますので、おそらく韓国経済新聞の記事を中央日報が邦訳して掲載したものだと思います。
これによると、釜山港湾公社は、「今年末までの釜山港の貨物取扱高は2190万TEU(※)と見込まれる」との予想を公表したそうです。昨年が2166万TEUだったので、前年比プラス1.1%と小幅な伸びです(※1TEU=20フィートコンテナ1個)。
ただし、韓経は「今年目標にした2250万TEUより60万TEU少なく、今年の増加率は(韓進開運が経営破綻した)2016年の▲0.2%を除けば2010年以降、最も低い伸び率に留まる」としており、その原因に米中貿易戦争に加え、「日本の輸出規制で触発した韓日経済戦争」を挙げています。
しかし、以前、『中国向け輸出低迷 韓国の輸出が12ヵ月連続で不振に』でも報告したとおり、韓国の輸出の低迷はむしろ中国向け輸出の低迷によるものと見るべきですし、日本の対韓輸出高の減少も、「輸出『規制』」とはほぼ無関係と見て良いでしょう。
むしろ個人的には、米中貿易戦争の余波が続くなかで、前年比でプラスになるなら御の字だと思います。また、本当に輸出「規制」にともなう「日韓貿易戦争」とやらの影響で、来年以降、釜山港の取扱高が減少するのだとしたら、それこそ典型的な「セルフ経済制裁」のようなものだと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
私が思うには、以下の様な韓国側の主張を垂れ流ししている記事は、工作員の書いたものとしています。
「韓国側は「日本側の疑念と誤解」(韓国政府関係者)を解くべく、輸出管理の現状を総点検。さらに厳密に実施していくため人員を拡充し、態勢も強化したという。政策対話ではこうした状況を説明し、日本側の前向きな判断を引き出したい考えだ」
だから、五分五分だとかいう話が、出て来るんです。
新宿会計士さんの言う、勉強不足では有りません、確信犯です。
似たような論調の記事が、他にも有りますよね。
親分から、そういう指示が、出てるんだと思ってます。
だんな様
まぁ、確信犯ですね。私もそう思います。
嘘と真実をいり交ぜつつ、それらしくまとめるのはうそつきの常套手段です。
特に通信社は信用できない。
韓国側が振り上げた拳をおろせないがための虚報、あえての誤用なのだと思いますね。
もちろん、不勉強や誤解もあるかと思いますが、すべては日本を悪者にするための「テンプレート」のもとに作成されていそうです。
それに、嘘ばかり報じ続けているので、記事を作成する際の予測変換で輸出関連の文字を入力すると、一番に「輸出規制」と変換候補が出て来るのでそのまま使ってる、みたいなことかなと。
>新茶狼さんへ
いやいや拳をおろそうなどしてませんよ、韓民国は。
韓民国は何がなんでも輸出規制としなければならないんですよ。
そうしないと韓民国の半導体残業が壊滅してしまうから。
団塊です。訂正します。
訂正
❌ 半導体残業
⭕ 半導体産業
更新ありがとうございます。
祈。釜山港取り扱い貨物激減!(笑)。私が祈らなくても、勝手にコケるでしょう。対中貿易が減ったら、いくら他国からを引っ張って来ても物量がケタ違い。いっそのこと、コンテナバースを減らすぐらい、減って欲しい。
釜山港も仁川港も扱い高が減ることを切に願います(笑)日中韓の首脳会談は、特に韓が異常なほど日本に期待しています。
この辺りの神経が私には理解出来ません。前は言いたいこと言うたから、スッとしたのか?何もエサは与えない。また夢想で日本が譲歩するとでも?理解不能でーす!もう来年は日韓首脳会談なんて、要らないヨ。
余程中国にお灸を据えられた経験が効いてるのでしょうね。
宗主国の威圧に恭順した記憶があればこそ対日関係において自身の立場を錯誤するのでしょう。
実際に夢想の通り我が国から譲歩が引き出せるなら結構なことですが、昨今の情勢から見て到底交渉が実を結ぶとは、少なくとも我が国から見る限りでは考え難いことです。
国内で経済的困窮の兆候が見えるなか対外関係で目ぼしい得点を挙げられないとき彼らはどのように行動するのでしょうか。自らを省みて更生を指向できるでしょうか。
いいえ、彼らのマインド、上に恭順し下に威圧する卑屈な精神が根底にあればこそ彼らは常識の斜め上を行くのでしょう。
交渉で何もかもが解決するという夢想が弾けたとき、彼らがどのような理解し難い行動にでるか考えてみたいところです。
状況的には二次大戦前夜の欧州、先の大戦の賠償に経済的に窮乏しつつも領土を掠め取るためギリギリの交渉を進めるドイツ、その前面で苦渋の選択を強いられる英仏、背後には資本主義と相いれない共産主義のスーパーパワーのソ連の三者の関係がそれぞれ日米、韓国、中国に符号するように思えてなりません。
この例では結果的にドイツが戦争に踏み切っていますが、韓国にそこまでの実力は伴っているとも思えません。果たして韓国は最終的に自国を焦土と化さないように立ち振る舞えるでしょうか。
内田氏の記事とは別に、「韓国国内で信じ込まれている(らしい)ストーリー」について(これが本題ですよね)。
個別の嘘は、新宿会計士さんが論破しています。
私が一番気になるのは、矛盾だらけの結論の、⑤だからこそ、韓日関係を元に戻すためには、日本は韓国との協議を通じて輸出規制を撤回しなければならない、です。
不買運動するくらい、日本が嫌いなら、日韓関係を元に戻す事も無いでしょう。韓国が困らずに、憎い日本が困っているのに、何故輸出規制を撤回しなければならないのでしょう。そのままにして、日本を困らせればいいじゃない。
かように、韓国人の言う事は、嘘の塊だと思います。
毎日の更新お疲れ様です。南朝鮮サイドの狂気の反応は自称道徳的優位にあるはずが日本から普通ないし懲罰を受けたつもりなのではないでしょうか?
朝鮮民族は受けた配慮や施しを権利と勘違いするからだと思います。
其れを示す事例は色々有りますが、最近だと町田市の防犯ブザー配布取り止め騒動が挙げられます。
町田市は市内の小学生に防犯ブザーを配布してて、合わせて在日コリアンの児童にも善意で配布していました。
で、善意の配布を辞めたら在日コリアンから差別だとの声が挙がり、結局のところ、在日コリアンは貰えるのが当然だと受け止めているので貰えても感謝の気持ちは抱かず、貰えなくなれば不当な扱いを受けたと思い込んで抗議する、と。
簡単にまとめると、
最初は「お情けを…」「ご慈悲を…」と言って施しを貰おうとし、
施しをすると「これだけ?もっと出せるでしょ?ケチケチしないでよ」と追加を要求し、
施しを止めると「良心が痛まないのか!この人でなしめ!」と批判する、
って感じですね。
反日部族主義&寄生部族主義な連中なので要注意です。
クロワッサンざま
朝鮮人は、偉そうな乞食です。
一度でも恵んでしまうと、貰う事を当然と考えます。
餌をやったり、家に入れては、いけません。
そりゃ「野良犬」か。
野良犬に謝罪します。
実際、施しを貰うと『俺は「施しをしたい」と相手が思う程の立派な人物なのだ!』と勘違いするってお話しを呉善花氏が書いてましたしね。
>韓国メディアがこういうことを言うのならともかく、(中略)共同通信でさえ、こんな程度の記事しか書けないとは、
前から不思議なのですが、オールドメディアの反日姿勢の寄るべきはなんなのでしょうか?
以前こちらで、社主のDNAによるものとの示唆がありましたが、この時代、情報の受け手である日本国民は、情報を多方向から得ています。オールドメディアの一方通行と異なり、私たちが新たに得た情報の入手先は多方向の情報交換です。
こちらのように、提示した情報が間違っていたり、不充分である場合は、素早く訂正されたり、補完されたりします。これは本当に魅力的(💛)!
このような情報と比べたら、オールドメディアの情報は一方通行であるだけで太刀打ちできません。まして、社主のDNAによるバイアスの掛かった情報であればなおさらです。
オールドメディアの生き残りが難しい時代ではありますが、だからといって、このような状態であれば、なおさらメディアの死期が早まることは私にですらわかります。
日比野庵さんから、論考が出ています。それによると、オールドメディアの現場に、社主による指示があるそうです。「このような記事を書け。」と。
世論の真ん中でネットが悪いと叫んだマスコミ
https://kotobukibune.at.webry.info/201912/article_20.html
であるなら、社主は個人の身勝手で、自社のメディアに無理心中を仕掛けているということですかしら?
現場の記者の皆様は、それに従うことに迷いはないのですかしら?
> 前から不思議なのですが、オールドメディアの反日姿勢の寄るべきはなんなのでしょうか?
私も積年同じ疑問を持っておりまして、知り合いの歴史研究家に質問してみたことがあります。彼が言うには、簡単な答えはないが、古くは自由民権運動に遡るのだそうです。
自由民権運動の中には板垣退助、江藤新平、副島種臣など政府重鎮から下野した人々もいましたが、勢力の中心となったのは、倒幕に尽力してみたものの、明治政府権力の中枢が薩長閥で占められ、おこぼれに預かれなかった士族達でした。彼らのルサンチマンに大義名分を与えたのが憲法の制定と議会政治というわけです。
この運動は、当初は「佐賀の乱」のように武力闘争だったものが、新聞や集会などで言論を武器に戦うようになりました。ここに反権力・反体制としてのマスコミのDNAが埋め込まれたわけですね。対する政府は言論弾圧で対抗しつつも、欧米列強に伍するには、元老による寡頭制から議会政治への移行は避けられぬという認識はあり、国会開設の勅諭(1881)、大日本帝国憲法制定(1889)、第1回総選挙と帝国議会開催(1890)と、結果として自由民権運動の要求を叶えました。
以後は、立憲政友会と憲政党の泥仕合となるわけですが、前者を自民党、後者を民主党と見立ててもそれ程外れないと思います。ここは主題ではないので割愛。
マスコミの複雑なところは、右か左かという対立軸では解釈できない動きがあることです。
戦前の朝日新聞が日米開戦を煽ったことに見られるように、安定を嫌い社会を崩壊する方向に誘導したがる性向を持つのだと私は見ています。
ですので、歴史家の知人の言うことには納得はしますが、さらにその奥に、人間のルサンチマンを掻き立て、社会を混乱させたい破壊衝動を持つ人間がいて、彼らの活動を正当化する方便として、自由民権運動だの、労働運動だの、共産主義だの、LGBTの権利だの、様々な「綺麗事」を並べて一般人の目を誤魔化しているのではないかと私は考えています。
彼らは破壊することにしか興味がないため、実際に建設的な作業をしなければならない政権与党になると、やることなすこと出鱈目か、あるいは無意識の破壊行動しかやりません。民主党政権が無能だったのか、無能を装った白色テロだったのかは確信が持てませんが、どちらにしても前向きな仕事はあり得ません。
朝日新聞の記事は、実にルサンチマンを巧みに捉えている、と私は常々感心しています。
因みに、米国でも「Fox News以外は全てフェイク・メディアだ」とトランプ大統領が言っているし、BBCはNHK同様偏向メディアだし、フランクフルター・アルゲマイネも大概なパヨク新聞ですし、メディアが反権力・反体制を装った破壊志向集団であるのは、人類(少なくとも自由主義陣営の)に共通の性向だと思います。
>前から不思議なのですが、オールドメディアの反日姿勢の寄るべきはなんなのでしょうか?
なんとなくだけど、「権力の批判」を自分たちの存在意義にしちゃってるような気がするのです
マスコミの人たちはよく「権力の監視」って言葉を使うけど、「権力は悪いことをしてるはずだ。だからそれを暴いて、打倒するのがマスコミの使命」って思ってるんじゃないでしょうか?
あたしなんかは「権力の監視」って「行為やらその背景を明らかにする」とこまでで十分だし、その評価や判断はひとりひとりの国民がして、選挙で審判を下せば十分だと思うのです♪
あと、何かをするときには良いとこだけじゃなくて悪いとこもあるし、割を喰う人も出てくるから関係者間の調整ってのが必要なんだとおもうのです。だから利害調整は時間がかかるし、みんなが100%同意できるなんて、ほとんどあり得ないと思うのです
でも、マスコミの人って、その100%じゃなきゃダメだ、とか、何か絶対正義の解決策があるはずだって思ってるんじゃ無いでしょうか?
論理敵、性強請の恨逃人。と論理的整合性を考慮する人類と、会話自体が成立しない。見たいもの、信じたいものしか見えない、考えられない。だんな様のコメントに(*^o^)/\(^-^*)
ダブルスタンダードは嫌いさま
関わってはいけないんでしょうね。
非韓三原則を考えた方は、偉いと思います。
韓国向けレジストの輸出管理を緩和すると、NHKのニュースで言ってました。
自己レスです
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191220-00000159-jij-pol
韓国(北もそうですが)の、「首脳同士会って話せば必ず何かしらの手土産を貰えるはず」という謎の期待感はなんなんでしょうかね。
今回のホワイト国問題についてなら、韓国側が物資の横流しをさせないような体制の緻密な計画書とかを出して、日本側はそれが確実に実行されることを確認するために、場合によっては現地で調査などして、「これなら韓国さんを信用して大丈夫だね」となって初めてホワイト国に復帰できるはずです。
試験官と受験生の例えで言えば試験官と受験生が会っただけで合格なんてありえません。
(場合によっては面接オンリーの試験もあるでしょうが、その場合であっても受験生は願書を出してるはずだし、元の学校からは推薦状とか在学時の成績とかが行っているはずです)
しきしまさま
何か貰える感は、「朝鮮人は偉そうな乞食」と定義することで、理解しやすくなると思います。
だんな 様
レスありがとうございます。
その「偉そうな乞食」がかつての日本には通用していたというのが驚きですよね。
米中露・中東・欧州相手にそれやったら「お前何様のつもりじゃ!」と一喝されて終りです。
なにやらイヤなニュースが・・・
韓国向けレジストの輸出管理見直し、最大3年分を一括申請可能に=経産省
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191220-00000099-reut-kr
賄賂でしょうか、ハニートラップでしょうか?
しきしまさま
一番シンプルに考えると、ここ数ヶ月の書類に問題が無く、横流しの恐れも無かったという事だと思います。
韓国側が、日本が負けを認めたニダと言い出しそうで、嫌ですね。
明日、会計士さんが、整理して説明してくれると思います。
直近の日本国内の民意を鑑みれば緩和の判断はまずありえないはずですが、恐らく米国の圧力で緩和せざるをえなかった、と考えます。。年末にかけ急速に緊迫する北との関係上、「不満はわかるがそれどころじゃないからとりあえず日韓は休戦しろ」と。僕らの思う以上に事態は緊迫しているのかと。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
みねよしとみ(勉強不足)様へ
>年末にかけ急速に緊迫する北との関係上、「不満はわかるがそれどころじゃないからとりあえず日韓は休戦しろ」と。
もし、これが正しいとすれば、アメリカは北朝鮮が暴発する危険性が高
いと見ていて、安倍総理も、その見解に同意したということに、なります
よね。だとすると、日本も北朝鮮への警戒を強化する必要があります。
駄文にて失礼しました。