プーチンの強気の演説から透けるウクライナへの恐怖心

ウラジミル・プーチンがロシア正教会の大主教から「首席エクソシスト」に任命されたとする話題もさることながら、プーチン大統領自身がバルダイ討論クラブで発言した内容はブーメランの塊であり、どこかの国の関係者とも発言の傾向はそっくりです。ただ、これらを改めてじっくり振り返ってみると、浮かび上がってくるのは、「いくら攻撃しても決して挫けないウクライナ」に対するプーチンの恐怖心ではないでしょうか。

「プーチン=首席エクソシスト」説

ニューズウィーク(日本語版)の記事をもとに、「ロシア正教会がロシアのウラジミル・プーチン大統領を『首席エクソシスト』に任命したらしい」、とする話題は、昨日の『「プーチンが悪魔祓いは現実の記事」=虚構新聞が警告』でも取り上げたとおりです。

現在のところ、著者自身はこの「首席エクソシスト」なる情報を、クレムリンなどの公式発表で確認したわけではありません。ただ、少なくともニューズウィークの原文の記事や、英メディア『エクスプレス』などでも、たしかに「チーフ・エクソシスト」なる文言を確認することができます。

Putin Appointed ‘Chief Exorcist’ as Kremlin Whips up Satanic Panic

―――2022/10/26 12:03 EDT付 Newsweekより

Putin dubbed ‘chief exorcist’ as Kremlin turbocharges satanic panic over Ukraine invasion

―――2022/10/27 10:58付 EXPRESSより

これらの報道に共通しているのは、ロシア正教会トップのキリル総主教がプーチン大統領のことを「反キリストとの闘いにおけるチーフ・エクソシスト」と呼んだ、という点です。

キリル総主教はプーチン大統領のことを、「グローバリズムの台頭と闘っている」としつつ、「世界的な権力を主張する者の名は、世界の終末と関連付けられるだろう」、などと述べたのだそうです。

サタンに憑りつかれているのはプーチンの方では?

そのうえでニューズウィークによると、プーチン氏の「部分動員令」に関連し、キリル総主教はロシア市民に対して「死を恐れるな」、「勇敢に軍の義務を果たしに行きなさい」、「国のために命を捨てるなら栄光と永遠の命である神の国で神とともに生きられることを忘れるな」、などと述べたのだとか。

また、エクスプレスの方の記事だと、ロシア安全保障会議のアレクセイ・パブロフ次官補は、ウクライナ人が正統派の宗教を放棄し、「何百もの宗派に別れている」としつつ、ウクライナの一部勢力が「正統的な価値観を放棄した」ため、「ウクライナの非サタン化が必要だ」とする見解を述べたのだそうです。

なんだか、読んでいて頭が痛くなる思いがします。

もともとロシアが「特殊軍事作戦」と称してウクライナ戦争を開始した際には、その目的を「ウクライナの非ナチ化にある」、などと騙っていたはずですが、これがどうやら「サタン(Satan)」だの、「アンチクリスト(非キリスト)」だのといった、妙に宗教がかった話になってきたからです。

ここで「サタン」という用語を敢えて使うのならば、むしろ「サタン」に憑りつかれているのは、この場合、プーチン大統領の方ではないでしょうか。

ちなみに私たち日本人の多くにとって、キリスト教、あるいは聖書はなかなかに縁遠い世界ではありますが、それと同時に、宗教と政治が結びつくときは、大変に厄介な問題をもたらすことが多い、というのは気になる論点のひとつです。

というよりも、宗教的な考え方が政治に入り込んでくると、論理的な思考が排除され、まるで「魔女裁判」のように、政敵を「悪魔化」する傾向がみられるのです。

余談:「(旧)統一教会」問題と自民党

少しだけ余談ですが、これを説明するのにちょうどよい事例があります。

日本では新聞、テレビを中心とするオールドメディア、あるいは立憲民主党や日本共産党といった特定野党を中心に、自民党と(旧)統一教会の関係を舌鋒鋭く追及しているフシがありますが、これなども典型的な「カルト」でしょう。

もちろん、「カルト」は自民党の側ではなく、確たる証拠もなしに(旧)統一教会と自民党の関係を追及し続けているオールドメディアや特定野党の側です。

もっといえば、「自民党と(旧)統一教会は『ズブズブの関係』」だと主張していた人たちも、じつは(旧)統一教会とさまざまな接点を持っていたという「ブーメラン」が突き刺さっている(『統一教会問題で日テレ「個人的な思想・信条確認せず」』等参照)のは皮肉でしょうか。

ちなみにオールドメディアや特定野党の基準に照らせば、たとえば「(旧)統一教会」と関連のあるメディアに寄稿していると、「(旧)統一教会とズブズブの関係がある」ことになるようですので、この基準に照らせば、「新宿会計士」なる者も、(旧)統一教会とズブズブの関係があります。

vpointと当ウェブサイトの関係につきまして』などでも繰り返し説明してきたとおり、(旧)統一教会と関連があるらしい『vpoint』なるウェブ評論サイトが、当ウェブサイトの記事の一部を勝手に転載しているからです。

しかも、当ウェブサイトとしては、『vpoint』側に対し、転載の差し止めを求めたことはありませんし、今後も要求するつもりもありません。

というよりも、当ウェブサイトでは、原則としてすべての記事を、事前承諾なく無料で自由に転載していただくことができる、という方針を、捨てるつもりはないからです(※ただし、その際に『転載要領』は守っていただく必要がありますが…)。

したがって、『vpoint』に記事が転載されている事実、あるいは今後とも転載され続けるであろう見通しだけを見れば、オールドメディアや特定野党などの基準に照らせば、「新宿会計士」は明らかに「(旧)統一教会とズブズブの関係」にあると断言せざるを得ない、というわけです(笑)。

正直、自民党と(旧)統一教会の関係を追及するくらいなら、それ以前に当ウェブサイトとvpointの関係を徹底的に追及した方が良いのではないでしょうか?

プーチン発言の詳細:タス通信

こうした余談はどうでも良いとして、ロシアの話題に戻りましょう。

昨日の『逆ギレのプーチン:「西側諸国が戦争の原因を作った」』では、プーチン大統領が「世界は第二次大戦以降最も危険な10年間に直面している」などと述べた、とする話題を取り上げました。

これについてはロシアのメディア『タス通信』(英語版)に、改めてその詳細が掲載されていましたので、紹介しておきましょう。

Most important decade since end of World War II: Putin’s speech at Valdai club

―――2022/10/28 06:36付 タス通信英語版より

正直、ロイターの日本語版記事よりも、タス通信の英語版記事の方が、意味が通りやすいかもしれません。

タス通信によると、プーチン大統領は木曜日、ロシアの「バルダイ討論クラブ」で講演し、「西洋による世界支配の時代は急速に過去のものになりつつあり、世界は現在、第二次世界大戦後最も重要な10年間を迎える」と述べたのだそうです。

ちなみにこの「バルダイ討論クラブ」(英 “ Valdai Discussion Club” )とは、ロシアの国際情勢等に関する専門家が集まる会合だそうであり、第1回目の会議が2004年にバルダイ湖の近くで開催されたことにちなんでこのような名称が付されているのだそうです。

話している内容は現実を無視し、支離滅裂

タス通信によるとプーチン大統領は「ロシアは西側先進国と対立しているわけでもないし、新しい多極化した世界での覇権を望んでいるわけでもない」としつつ、欧米諸国の「新植民地主義型のグローバリゼーション」ではなく、「真の意味での人類統合」が必要だと述べたのだそうです。

「西洋による世界支配は過去のものになりつつある」だの、「ロシアは覇権を望んでいるわけではない」だの、真の人類統合」だの、なんだか話している内容は現実を無視しており、支離滅裂です。

しかも、その後の質疑応答の内容もまた噴飯物です。

たとえば西側諸国が主張する「ルールに基づく秩序」については、「まったくルールなしで生活していくことを可能にした設計」であり、「西側諸国は単独で人類を支配することができないにも関わらず、必死でそれをやろうとしている」が、「世界のほとんどの国はそれを許容しないだろう」、などと答えたのだそうです。

プーチンさんは、この10年間において、「ルールに基づく秩序」を最も強調した政治家の1人が故・安倍晋三総理大臣であるという事実をお忘れになったのでしょうか?日本は便宜上、「西側諸国」に位置付けられることが多いですが、地理的には「欧米」でも「西側」でもありません。

もちろん、プーチン大統領がいうとおり、世界には「ルールに基づく秩序」を理解しようとしない国、あるいはそれを積極的に破壊しようとする国が存在することは事実でしょう。中国、北朝鮮、その他1ヵ国がその典型例です。

しかし、残念ながら、「世界のほとんどの国が『ルールに基づく秩序』を容認しない」とするプーチン大統領の発言は、事実ではありません。

国連総会がロシアの4州からの撤退を圧倒的多数で要求』でも取り上げましたが、10月12日に開かれた国連総会では、ロシアにウクライナの4州からの撤退を求めた決議が、143対5という圧倒的多数で可決されました。

反対したのはロシアに加え、ベラルーシ、北朝鮮、ニカラグア、シリアの4ヵ国です。ロシアにとっての「盟友」(?)であるはずの中国やインドなどは棄権に回りました(現実には棄権は35ヵ国であり、投票に参加していない国も10ヵ国あります)。

ロシアの自己投影

ちなみに先ほどのタス通信の記事に戻ると、講演ではほかにも、「現代のリベラリズムの危機について」、という質疑もあったそうですが、これもまた強烈です。意訳すると、こんな具合でしょうか。

アメリカ型の新自由主義的なモデルは、システム的にも、さらには教義的な危機にも見舞われている」。

アメリカは世界に対し、『支配』以外に提供するものは何もない」。

「アメリカ」を「ロシア」に、「新自由主義的な」を「強権的な」に入れ替えると、ロシア自身がやっていることとまったく同じになりそうです。どうしてウラジミル・プーチンは自己投影、あるいはブーメランが大好きなのでしょうか?

また、ロシアと欧米の関係についても、プーチン大統領はこんな趣旨のことを述べたのだそうです。

ロシアは自身を西側の敵であるとは考えておらず、平和に共存しようと西側に対し手を差し伸べたが、拒絶された」。

この「手を差し伸べたが拒絶された」という表現、日本のすぐ近所にあるどこかの無法国家とそっくりであり、思わず苦笑します。そのうえでプーチン大統領は「ロシアとしては自分たちの価値観を押し付けるつもりはない」と述べていますが、そのことと自身がウクライナでやっていることは、お互いに猛烈に矛盾しています。

そのうえでプーチン大統領は、「核兵器が存在する限り、それが使用される脅威が存在する」としつつ、ロシアが自ら核兵器の使用を示唆したのではなく、むしろ西側諸国が核でロシアを威嚇しているなどと強調。

「新しい世界秩序は、法と正義に基づき、自由で公正でなければならない」などとしたうえで、「今日、世界は第二次世界大戦以降最も危険で、予測不可能で、極めて重要な10年間に直面している」、などと述べたというのです。

なんだかここまでくると、強烈を通り越して、やはりどこか思考のネジが数本どころか数十本はぶっ飛んでいると考えたほうがよさそうです。

プーチンはウクライナを「同一民族」と考えているが…

ただ、このプーチン発言録のなかで、「ドンバスの特殊軍事作戦」を巡って、こんなことを述べているのが気になります。

ウクライナでの出来事は、部分的には内戦と考えることができる。なぜなら、ロシア人とウクライナ人はひとつの民族であり、そのひとつの民族が別々の国家を形成しているに過ぎないからだ。今日のウクライナを創ったロシアは、ウクライナの国家権、主権、領土保全の唯一の真の真剣な保証人になり得る」。

つまり、プーチン大統領にとって、ウクライナは同一民族が作った国家なのであり、現在の「特殊軍事作戦」も、究極的には「内戦」だ、というのです。

まるで習近平(しゅう・きんぺい)中国国家主席が台湾を武力で統一するときの言い分にそっくりですね。

もちろん、国際法的に見て、プーチンの戦争は違法であり、いわれのないものです。

そして、ウクライナ国内の調査ではありますが、ウクライナ市民の8割超はロシアの侵略に対する頑強な抵抗を望んでいる、とのデータもあります(『ウクライナ世論の8割超がロシアへの抵抗の継続を支持』等参照)。

さらには、昨日はこんな記事もありました。

ウクライナ大統領、暗闇で演説 「抵抗の意思失わない」

―――2022年10月28日8:40付 ロイターより

ロイターによると、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は27日、屋外の暗闇のなか、ドローンの残骸の脇でビデオ演説を行い、「ロシアによる発電所に対する攻撃が相次いでいるが、ウクライナは抵抗の意思を失うことはない」と強調したそうです。

そのうえでゼレンスキー大統領は、「爆撃でわれわれを打ち壊すことはできない」と強調したそうです。いわば、ロシアによるウクライナの重要インフラへの攻撃には決して屈しないという態度でしょうか。

このように考えていくと、やはりプーチン大統領の一連の発言は、いくら攻撃しても屈しないウクライナに対する、本質的な恐れのようなものなのかもしれません。

こうしたなかで、先日は日本政府が発電機や地雷除去車両などのウクライナへの提供を検討している、とする話題もありました(『日本政府がウクライナに地雷除去車両提供を検討=産経』等参照)。

「壊しても壊しても復活する発電機」は、ウラジミル・プーチンという「サタン」の心を挫くうえで、日本の支援がものをいうのだとしたら、私たち日本人にとって非常に心強い話でもあるのです。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. はにわファクトリー より:

    主席エクソシスト、来てますね、ほんとに。
    目にするたび、耳にするたび、口にするたびに笑いが取れる。その意味で歴史に残る迷言すなわち「古典」になってしまったと考えます。
    悪魔祓いと言えば、輪転機の神を崇め、読者を愚民と罵り誹り、わが言葉こそ良心良識正義の顕れと自称する不遜な新聞記者たちを討伐するために、いまこそエクソシスト部隊を編成して、新聞社へ送り込む必要があると永らく考えてきました。BGM はゴーストバスターズに決まってます。

  2. 土地家屋調査士 より:

    おはようございます。
    早朝からの記事更新をありがとうございます。

    プーチン大統領へ
    ごめんなさい、意味わからないです。

  3. やまいぬ より:

    >第二次大戦以降最も危険な10年間

    漠然と言っているのかキューバ危機との比較論を言ってるのかで
    ニュアンスがかなり違うような気がしないでもない

    1. 引きこもり中年 より:

      日本の野党や憲法9条信者は、「第二次大戦以降最も危険な10年間」にどう対処するかを、10年という時間をかけて考えろ、と言い出すのではないでしょうか。

  4. 引きこもり中年 より:

    素朴な疑問ですけど、旧日本帝国陸軍のことを考えると、ロシアはウクライナとの戦争を解決するために、他の国への戦線を拡大していくのでしょうか。

    1. はにわファクトリー より:

      Julia Davis 女史の Russian Media Monitor はロシア人の頭の中身を探り理解する格好の手段として毎日一度は眼を通すべきで、不謹慎ながら最高エンタテーメントと言って構わない情勢です。近ごろは支離滅裂の度合いが悪化しています。
      現実と交わり得ない並列世界の住人であるだけなら無害のはずですが、禁忌を冒す=人殺しを通じてのみ現世と関わることができるという生まれと育ちをしているため、凶悪な殺戮兵器の開発製造に入れ込んだ挙句、周囲を怖がらせることによって初めて自我を保つことができるという、深刻な心の病を日に日に悪化させている模様です。自家中毒なわけです。同志粛清は日常茶飯事、いずれは浅間山荘立てこもり事件を起こすのは間違いないところです。

      1. 農家の三男坊 より:

        私は、お決まりの”リンチ殺人事件(大菩薩峠等)”を予想しています。

      2. CRUSH より:

        個人的には、ウクライナ戦争そのものが
        「規模の大きなあさま山荘事件」
        に見えてしかたないです。

        どちらも元ソビエト連邦メンバーで、内ゲバ殺し合い中。
        外野席からは、比較的にハト派のゼレンスキーが粛清されてしまわないように、でも逆に勝ちすぎてプーチンが立場を無くさない程度に、こっそり武器を差し入れ中。

        あさま山荘事件と違うのは、警官隊には突入して解決する気なんかサラサラなくて、世間に迷惑をかけない程度におとなしく自治しててくれないかなぁー、くらい。

        日本からすれば、ツケを踏み倒そうとしているプーチンよりは、
        「俺なら借金は返す」
        と言ってるゼレンスキーが山荘内部を仕切ってくれたら、助かるのですけどねぇ。

    2. やまいぬ より:

      ダイレクトな回答にはならないけど

      日本の対米・英・仏・蘭・豪に対する宣戦の目的は大雑把に言ってふたつ。
      ひとつは蘭領の油田を確保すること。
      もうひとつは援蒋ラインを遮断して日支事変のケリをつけること。
      有名なインパール作戦も援蒋ライン遮断を目的としたものです。

      なおヴェトナム戦争時、米軍はホーチミンルートを遮断するためにカンボジア領内に侵攻し
      ラオス領内に爆撃を行ったとか。

      1. やまいぬ より:

        訂正
        フランスは既にヴィシー政権下にあって日本と戦争はしてないっぽい。

      2. 元ジェネラリスト より:

        そういえば日仏の戦争ってどんなんだっけ?と自分自身知らないことに気づきました。
        日本の外務省の立場は44年のドゴールのパリ復帰までは日仏は戦争状態じゃなかった解釈のようです。自由フランス政府は41年設立なので、戦後の日仏外交では互いの解釈に葛藤があったようです。戦後補償でいろいろあったようで。

        私的には面白い読み物を発見しましたので。ご存じでしたらご容赦を。
        ウラ取りまではしてません。

        宮下雄一郎:日仏間で消えた「戦争」の「傷跡」をめぐる話
        https://synodos.jp/opinion/international/10848/
        自由フランスは、1941年12月8日、「日本と戦争状態に入った」と主張した。しかしド・ゴールなどが唱えた「ヴィシー政府は、1940年から一貫して非正統、非合法政権であった」という立場をとらない日本は、自由フランスの主張を受け入れなかった。日本からしてみれば、運動でしかない自由フランスが発した「イギリスと一緒に日本と戦争状態に入った」などという声明は眼中になかったのである。

    3. はにわファクトリー より:

      連投すみません。引きこもり中年氏が懸念されている戦線拡大の可能性は欧州では真剣に受け取られており、最初に餌食になりそうなエストニアへは防衛兵器の移送と設置が行われているそうです。
      当方は事態が解決され平和が取り戻された暁にはペテルブルグが自由ロシア旗を掲げて欧州化することを期待しています。

      1. 引きこもり中年 より:

        はにわファクトリーさま
        >戦線拡大の可能性は欧州では真剣に受け取られており、
        日本の野党は、この問題を真剣に考えたくないので旧統一教会問題に逃げているのではないでしょうか。
        蛇足ですが、(もちろん、一概には言えませんが)日本の高齢者は、ロシアの戦線拡大の懸念を抱いているのでしょうか。(旧日本軍のことを批判しているのに)

      2. はにわファクトリー より:

        >日本の高齢者は、ロシアの戦線拡大の懸念を抱いているのか

        Youtube ニュース動画を通じてエストニアを始めとするバルト三国、フィンランドで起きていることを知ることはできます。でも国内TVがフォローしない限りは一般高齢者に目には触れようがない。
        我が国は島国なのでピンと来ませんが、英国旗、ドイツ旗を付けた巨大軍用車両が高速道路をがーっと走って来て、野原に陣地を構え、索敵レーダーをぐるぐる回す光景には目を剥く気持ちがします。地続きになっているとはこうゆうことなんですね。
        引きこもり中年さまが疑念を抱くとおり、平和外交を唱え続ければ、我が身を危険にさらすことなく、自ず危機は解決すると「祈念している」のでしょう。

        1. 農家の三男坊 より:

          >平和外交を唱え続ければ、我が身を危険にさらすことなく、自ず危機は解決すると「祈念している」のでしょう。

          自分たちが、ソ連(今は中共)の手先として日本国弱体化を進めることが、ソ連(今は中共)の日本侵攻を招く事に気が付かなかったくらいですからその可能性大ですね。

          米軍も行儀が良かったとは言えませんが、今、ウクライナで起きていること及びソ連・ロシア・中共・南北朝鮮の民度を考えると、「祈念」してどうなるものではないので、防衛力強化をまじめに進めて欲しい。

          AAV7やトマホークを欲しがる・押し込みたがる輩も困ったものだが、岸田さんのお花畑(平時の思考)も心配です。

        2. 引きこもり中年 より:

          (別に高齢者だけとは限りませんが)高齢者は、嫌な事実は、(直接、視るか、テレビで視るかは別にして)直接、自分で見ないと、事実と認めることはできないのではないでしょうか。

        3. 引きこもり中年 より:

          はにわファクトリーさま
          >Youtube ニュース動画を通じてエストニアを始めとするバルト三国、フィンランドで起きていることを知ることはできます。
          自分が嫌な現実の映像は、(ネットだろうと、テレビだろうと)全てフェイク動画にしてしまうのではないでしょうか。なにしろ、ファクトより自分の個人的感情の方が正しいのですから。つまり、YouTubeニュース動画はフェイク動画なのです。(嫌な現実を認めざるを得なくなっても、世間体があるので、心の中でだけですが、そう言って怒っているでしょう)
          蛇足ですが、「素人の新宿会計士が出す数字なんて信じられるか」、「その元データも偽造されているに違いない」、「俺の腹の虫が、そう言っている」と思っているコメンテーターも、いるのではないでしょうか。

  5. sey g より:

    精神は簡単にやられます。
    自分で処理出来ない重圧にさらされると、自らを守るため能のサーキットブレーカーが作用し、現実から心を守るのです。

  6. aazeus より:

    主席エクソシスト草生えるwww

  7. 元ジェネラリスト より:

    志位氏によると、共産党は統一教会と「決着をつけるまでとことんやる」んだそうです。

    田原さん「共産党からすれば統一教会との最終戦争だ」。志位「長い闘いだった。彼らが反共の先兵として最初に牙を剥いたのは1978年の京都府知事選だった。2000年の衆院選では膨大な規模の反共・謀略ビラがまかれた。今度は決着つけるまでとことんやりますよ」https://t.co/k1i5qNS8ZQ— 志位和夫 (@shiikazuo) October 26, 2022

    どこも宗教戦争が流行ってますね。

    1. KY より:

       共産党が旧統一協会による被害者の事など欠片も考えてない事を自白したようなものです。かの政党も本質は旧協会と全く同じですから、同族嫌悪による内ゲバでしかないでしょう。

    2. より:

      そういえば、その昔国際勝共連合なる団体がありました(今でもあるのか?)。この団体が統一教会のもう一つの顔であることは良く知られてましたが、名称からして、反共を唱え、共産党を敵と位置付けていたことは明らかです。従って、元々「宗教はアヘンである」と掲げている共産党からすれば、殊更「反共」を主張する宗教団体など、不倶戴天の敵と見做すのはむしろ当然でしょう。たまたま統一教会が「世論」から指弾を受けてますので、それに便乗しただけという見方もできると思います。

      ところで、ロシア正教会を含む東方教会の教会の在り方は、カトリックや一般的なプロテスタントとはかなり異なります。なので、カトリックなどの論理でロシア正教会の動きを非難しても意味はありません。むしろ、誤解を助長するだけで、かえって有害かもしれないと思っています。宗教がらみの話をあまり安直に扱わない方が良いと思います。

      1. 元ジェネラリスト より:

        >カトリックなどの論理でロシア正教会の動きを非難しても意味はありません。

        サッパリ心当たりがありません。

        1. より:

          ああ、すいません。元ジェネラリスト様に向けた文章ではありませんでした。
          本来ならば別項を立てるべきところを、ついサボってしまいまして。
          誤解を招いたようであればお詫びします(_o_)

          1. 元ジェネラリスト より:

            その点については以前より幾度となく、他の方からも指摘をされているのですから、少し気をつけたらどうですか?

    3. 元日本共産党員名無し より:

      勝共連合は折々に日共と影で対決しておりました。主に謀略チラシを作成しナゾの団体名を名乗って、創価学会とも組んで一夜にして京都市内全域とか、大阪府下全域で投票日前日などに【主に謀略チラシ配り】として暗躍して居ました。それは日共に矛先を絞ったモノでした。だが日共が統一協会とその個々の世間一般に対する不法行為や洗脳的な信者獲得、インチキ募金などに関して戦い続けたなどは全く記憶がありません。ちなみに志位和夫氏は東大内の原理研究会(統一協会の別組織)と自治会役員選挙で戦って勝った功績を引っ提げて日共指導部に抜擢されました。そう言う意味では志位和夫氏も「戦った」は間違いないが、それもごく矮小化された意味で大学自治会の敢えて言うと利権の取り合いで戦っただけです。まぁ東大自治会が統一協会系に乗っ取られても良いのか?と言う問題はあるでしょうが、国民のために戦ったと言うのは無理がある。
      こうしてある程度は敵として認識しては居たけれど、言うほど国民のために社会のために戦って来たわけでも無いのに、ニワカに、しかも安倍晋三さんがテロに遭ったその時にメディアスクラムに乗じて党派的利益の為に統一協会と戦うだとか言う。それは日共に身を置いたものとして情けない話です。
      これと似ているのが日共の北朝鮮相手の対応です。公式には多分1970年代から対北朝鮮ではヒッソリと日共中央委員会は対決して居たそうです。だから拉致問題で時代の先駆となる国会質問をしたりした功績はあります。だがその功績を帳消しにする個々の党員の親北的なコメントや動きは夥しく、何よりも北朝鮮の日本における代表部を自称する団体に不破哲三氏自身が挨拶に行く。何か時事問題(ミサイル発射とか)があればまるで日本で一番北朝鮮と戦ったかの様に言う。【断ち切れて居ない】のです。まぁ統一協会とは無縁とは思いますが。そんな日共なので私は離党しました。

  8. 匿名 より:

    プーチンさんの言うことがだんだん斜め上な話になりつつありますけど、これって誰に向けて言ってるんでしょうね。

    ウクライナや西側諸国に対してというより、自国ロシアやそのお友達国家に対して、自分の正当性を主張して、仲間の囲い込みを図ろうとしているようにも見えます。

    思えばプーチンさんは、ウクライナ侵攻を始める前から、自分の主張を通そうとするだけで、他国との意見の違いを議論と擦り合わせを通じて解決しようとする姿勢を一切見せてきませんでした。(北方領土交渉のように、「議論と擦り合わせをしている振り」をしたことはあります。)

    そして、自分の主張に同意する者を味方とし、同意しない者は敵とみなして、最終的には実力でねじ伏せてきました。米国やNATOに対して実力行使をしないのは、あくまでも力の差があるからだけだと思います。

    ロシアがウクライナに侵攻したのは、ウクライナがプーチンさんの主張に同意しない敵であり、かつ、実力差においてロシアに劣るものとプーチンさんが見積もったからであり、ロシアのウクライナ侵攻は、世界の大半の国にとっては国際法違反の犯罪行為であるかもしれませんが、プーチンさんにとっては、自らの行動様式に照らして全くの平常運転だったのではないかと思います。

    そんな究極の俺様スタイルのプーチンさんが、ロシアに歯向かい続けるウクライナに対して恐怖心を抱くことが果たしてあるんだろうかというのが、当方の疑問です。むしろ、ウクライナを実力でねじ伏せて自分の言うことを聞かせようとするプーチンさんの信念はいささかも衰えておらず、志を同じくする仲間同士の結束をより強固にすることで、初心を貫徹する意志を高めているのではないかというのが、当方の見立てです。

    ウクライナを属国同然に見做しているプーチンさんが、ウクライナに対して恐怖心を持つとはあまり思えません。おそらく今でも、ロシアに服従する対象としか思っていないのではないでしょうか。

  9. オタク歴40年の会社員です、よろしくお願いいたします より:

    虚勢、欺瞞、恫喝を
    発信し続けるロシア、

    事実を淡々と、
    時に謀略で謙虚な情報
    ◯◯地方で我が軍敗退
    など
    巧みに敵を誘導、勝利に繋げるウクライナ、

    私たちは今、新世代の戦争を見せつけられています、

    これを対岸の火事とせず
    どうやって自分の血肉とするか
    私たち日本人に求められています。

  10. クロワッサン より:

    >したがって、『vpoint』に記事が転載されている事実、あるいは今後とも転載され続けるであろう見通しだけを見れば、オールドメディアや特定野党などの基準に照らせば、「新宿会計士」は明らかに「(旧)統一教会とズブズブの関係」にあると断言せざるを得ない、というわけです(笑)。

    真面目に書くと、新宿会計士さんが旧統一教会の韓国の施設での教団イベントに旧統一教会持ちで参加したり、祝辞を送ったりしてなければ、全然「ズブズブの関係」ではないですけどね。

    1. ビトウ より:

       コメント失礼します。

      >クロワッサン様

       違法行為の証明ではなく、祝辞を送ると駄目…故安倍総理は共産党独裁国家である支那や露とも「ズブズブな関係」とやらですが、当時君は抗議してましたか?暗殺される迄の間此方のサイトで抗議を続行してましたか?

      https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/page4_000351.html

      https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2018/0526jpnrsabus.html

       独裁国家の悪行は許し、それより小さなカルト(前提が変わっても結論が変えられない、異端と異論が許せない)宗教の違法ではない行為は許せないのなら、君は反統一カルトですね。君の大事な人が統一に奪われたのでしたら御愁傷様です。

      https://shinjukuacc.com/20220705-00/

       とりあえず7月5日雑談板には無かったですね。というか君は反朝鮮カルトに視えます。で、自民が朝鮮人教祖の統一との「違法ではない関り」が奈良県警の暗殺犯供述垂れ流し及びマスゴミのばらまきで話題になり、それが君には許せず、反統一カルトに変異したのかな?
       安倍総理暗殺は長年安倍総理悪魔化扇動してたマスゴミと裁判官(野次を表現の自由と認めた)と不作為の奈良県警及びSPが原因であって、統一がこの件で悪い証拠は無い。有るなら出して下さい。君はマスゴミや無責任反日野党にとっての英雄になれるよ、やったね!
       もっと古い板に支那や露との「ズブズブな関係」とやらで故安倍総理及び自民を責めてる発言が有るなら提示して下さい。もしも主様が削除したと主張するならその証拠も御願居します。反統一カルト呼ばわりは訂正しますよ。その時は恐らく純潔カルトという認識になりそうですが。

  11. 得糞至素人 より:

    宗教って「絶対に疑う事が許されない信条」に基づいた「上から与えられた価値観と思考様式」に沿って「統率者に絶対服従を強いる組織」ですので政治と結びつき易いのだと思います。 西方教会にしても東方教会にしてもナチにしてもロシア政府にしても共産党にして具体的な行動の細部や目的は違うとしても、組織内部の思考様式に大差は無いでしょう。

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