経済安保から見た韓国の尿素不足とそれを助けない日本
経済安全保障とは、経済、産業、金融などの分野で、わが国の存立が危機に陥る事態を避けるための戦略のことです。わが国にとっては外為法改正などによる経済安全保障の確立は急務ですが、それだけではありません。外国の失敗事例などについても研究し、他山の石にしなければなりません。その一方、昨日は韓国メディアで「韓国の尿素水不足問題を日本が助けてくれない」とする記事も出ていました。当たり前でしょう。経済安保は各国が自分で考えるべきものだからであり、日本にとって韓国は「他人」だからです。
目次
経済安全保障
経済安全保障とは国の根幹にかかわる問題
「経済安全保障」ということばに、最近、注目が集まっています。
このコトバ、当ウェブサイトなりにわかりやすく解釈しておくと、「経済・産業・金融などの分野でわが国の存立が危機に陥る事態を避ける」、ということに尽きると思います。すなわち、「国の根幹にかかわる問題」です。
『新政権の経済安全保障はJG創設と外為法改正で実現を』などでも触れたとおり、岸田文雄首相は先月の所信表明演説でこの経済安全保障に言及し、財務省出身者でもある46歳の小林鷹之氏を経済安保担当大臣として任命したとしています。
ちなみに、じつは当ウェブサイトの著者自身、「金融評論家」を名乗っていますが、国際金融自体が安全保障と直結しています。よく「安全保障」という言葉を聞くと、それは「軍事だけの話」であり、「一部の軍事専門家の話題」だと思う方もいらっしゃるのですが、これは大きな間違いなのです。
当たり前の話ですが、人間の活動は必ず経済の4要素(ヒト、モノ、カネ、情報)の流れを伴いますし、「ヒト、モノ、カネ、情報」が国境を越える際には、国家はこれに関連する法規制を整えようとします。
日本の場合だと、「ヒト」に関しては出入国管理法などの法制が適用され、「モノ」「カネ」「一部の情報」に関しては外為法などの法制が適用されますが、「情報全般」、とくにスパイ行為の取り締まりに関しては、包括的な法制が存在していないという問題点があります。
じつは日本が「スパイ天国」だと言われているのは、じつに情けない話です。
政府や民間企業が所有している知的財産権の侵害に対して、包括的な処罰法制の一刻も早い制定が望まれます。
また、日本が外国に対して経済制裁を課そうとしたときに、外為法の経済制裁の発動条件が厳格過ぎて、経済制裁を現実に発動することが困難であるという問題もあります。
一部では「財務省の飼い犬」とも揶揄されている岸田文雄政権がいつまで続くのかは存じ上げませんが、財務省の肝いりの「増税政策」を実現する前に、ぜひとも目玉の「経済安全保障」には優先して取り組んでいただき、外為法など必要な法制度の改正を実現してほしいと思う次第です。
経済安保と石油輸送経路
さて、「経済安全保障」を「経済・産業・金融などの分野でわが国の存立が危機に陥る事態を避ける」ことだと定義すれば、次の論点は、「どうやってそんな事態を避けるべきか」、というものでしょう。
先ほどはおもに法制度の話を列挙しましたが、現実には、「戦略物資を特定国、特定企業などに依存し過ぎないこと」、「輸送経路を確保すること」、という、おもにロジスティクス面での戦略も同様に、とても大切です。
たとえば、日本は石油などの化石燃料のかなりの部分を中東に依存しています。
少し古いデータで恐縮ですが、資源エネルギー庁の2017年11月9日付の『日本のエネルギーと中東諸国~安定供給に向けた国際的な取り組み』という記事によれば、2015年時点において日本は石油の85%を中東(サウジ、UAE、カタール、クウェート、イラン、イラクなど)に依存しています。
2011年の東日本大震災以降、稼働する原発が少なくなり、石油などの化石燃料の輸入が増えているため、もしも中東から日本に至るタンカーの輸送経路が止められれば、それだけで日本は経済的に存立危機自体に陥るのではないでしょうか。
そして、輸送経路で眺めてみれば、最も脅威を受けている地点が南シナ海から台湾海峡、東シナ海にかけての海域であり、そうした脅威は中国の無法な海洋活動によってもたらされています。
FOIPは当然の展開
すなわち、中国に「国際法を守れ」と要求するのは、べつに下手な正義感でやっている話ではなく、日本にとってはそれが国益に直結しているからです。
あるいは、『台湾防衛にコミットした日本:日米同盟は経済同盟に!』などでも報告したとおり、菅義偉総理大臣は今年の4月に訪米してジョー・バイデン米大統領に会い、日米共同声明では中国を名指しで牽制したうえ、台湾海峡の防衛の必要性にも言及しました。
ひと昔前の、「『ケンポーキュージョー』『ヘーワ』などと呪文を唱えていれば戦争は起きない」といった前近代的な主張が新聞、テレビなどのオールドメディアで幅を利かせていた時代だと、これは「とんでもない話」だと見られていたことは間違いないでしょう。
そして、『近隣国重視から価値重視へ:菅総理が日本外交を変えた』でも述べたとおり、菅総理は辞任直前に再度訪米し、日米豪印「クアッド」の首脳会談に臨みました。
まさに、日本の安倍晋三総理大臣が提唱し、菅総理が具体的な形に落とし込んだ “Free and Open Indo-Pacific” すなわち「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)が実現に向け、さらに大きな一歩を踏み出した瞬間だったといえるでしょう。
個別の産業において、ちゃんと経済安保を意識しているか
ただ、日本にとって必要なのは、「法制度を整えること」、「海域の自由を守ること」だけではありません。
現実に、国内の主要産業各社が、ちゃんと経済安全保障を意識して、企業活動を行うことも必要です。
この期に及んでコスト優位だけの理由で特定国への傾斜を是正しようとしない企業は大問題ですし、また、戦略物資の供給を特定国に依存し過ぎることも、望ましくありません。
もっとも、このあたりも「単に分散すれば良い」という話でもありません。
先ほどは石油の中東依存についての話題を例に出しましたが、「単に分散すれば良い」のであれば、シベリアから間宮海峡、宗谷海峡にまたがるパイプラインを引き、石油や天然ガスをロシアから大量に買えば良い、という話にもつながります。
ここ数年で見ると、わが国の貿易統計上、「石油及び同製品」の輸入額は、少ない年で6兆円前後、多い年には10兆円を超えますが、これらのうちロシアからの購入額は、例年5~7%程度に過ぎません。
このあたり、著者自身の主観で恐縮ですが、やはり日本社会は「サハリン2」などの痛い経験をちゃんと覚えていて、約束を守らない国であるロシアに戦略物資である石油などの輸入を依存し過ぎないようにしているように思えてならないのです。
あるいは、2010年には尖閣諸島沖での中国漁船と日本の海上保安庁巡視船との衝突事件などが発生した際、当時の菅直人政権の対応のまずさから、中国が突如としてレアアースの輸出規制を発動したという「事件」もありました。
その際に日本企業もかなり学んだのでしょうか、ここ数年、貿易統計上の「粗鉱物」の輸入高は、年間1000~2000億円程度ですが、中国からの輸入高はだいたいこの3分の1前後の範囲に収まっています。
「産業上、欠かすことができない物資でありながら、特定国のみからしか買えない」という品目をいかにして減らしていくかについてはわが国にとっても継続的な課題ですが、こうした観点からは、中国が日本にとって警戒すべき国の筆頭格にあることは否定できません。
韓国の尿素水問題
韓国の尿素水不足は韓国産業の構造問題
さて、産業政策上の失敗事例をもうひとつ眺めるならば、日本の隣国・韓国のそれがわかりやすいでしょう。
『韓国の輸入品目の3割で特定国への依存度が8割超える』では、韓国メディア『ハンギョレ新聞』(日本語版)に掲載された、こんな記事を取り上げました。
[寄稿]第2の尿素水騒動を防ぐためには
―――2021-11-12 10:26付 ハンギョレ新聞日本語版より
文章を執筆したのは漢陽大学生産工学科の名誉教授の方だそうです。
これは、『韓国で尿素不足が深刻化した理由』などでも触れた、韓国国内における尿素水不足という話題に関連し、現在の韓国国内における尿素水不足問題を巡って、「韓国がサプライチェーン管理の基本原則を無視したものだ」と批判した記事です。
このなかで、とくに興味深いのが、次の記述でしょう。
「貿易協会によると、韓国内への輸入品1万2586品目のうち、特定国家への依存度が80%以上の品目は3941品目(31.3%)だ。なかでも中国が1850品目と最も多く、その次が米国(503品目)、日本(438品目)、ドイツ(121品目)、イタリア(108品目)の順だ」。
要するに、尿素水不足は「韓国の産業の構造的な問題」だ、ということではないでしょうか。
輸出管理適正化措置後も変わらない貿易構造
韓国は日本以上に経済への貿易依存度が高く、とくに外国から産業上必要となる生産財、中間素材などを購入し、国内で加工して製品化したうえで外国に輸出するというビジネスモデルを採用している国です。
実際、現在問題となっている尿素(あるいは尿素水)についても、対中依存度が97%にも達していて、中国による対韓輸出規制が韓国の産業、経済を直撃した格好です。
あるいは、2019年7月に日本政府が韓国に対する輸出管理を厳格化(ないし適正化)する措置を講じた際に、韓国国内では高純度フッ化水素、フォトレジスト、フッ化ポリイミドなどの対日依存度が非常に高い、とする点が話題となりました。
韓国政府はその後、これらの品目については「国産化が進んだ」などと称しているようですが、現実にはこれらの対日依存度は、輸出管理適正化措置の発動前後で大して変わっていないことが、韓国側の統計で明らかとされています(『韓国「素部装」対日依存は輸出管理強化後も不変だが…』等参照)。
すなわち、韓国のように高度な貿易立国でありながら、核心素材などについては外国に依存しているという国は、まさに経済・産業の安保面においては、日本が反面教師(?)とすべき事例でしょう(いや、「教師」というよりは単に「他山の石」くらいに位置付けるべきかもしれませんが…)。
なぜ日本が韓国の尿素水不足を助けないのか
さて、韓国の尿素水問題が出てきたついでに、もうひとつ、ちょっとした話題を取り上げておきましょう。
当ウェブサイトでは『韓国の尿素水不足問題は日本にとって「完全な他人事」』でも報告したとおり、昨今の韓国の尿素水不足局面においては、「日本から助けてもらおう」という論調が、韓国メディアからはほとんど出て来ないのです。
あるいは、日本の側でも「ここで韓国に手を差し出し、それを日韓関係改善のキッカケにすべきだ」とする論調が、メディアなどからあまり出てきているフシはありません。
昨今生じている日韓間の諸懸案の影響があまりにも大きいためでしょうか。
こうしたなか、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に昨日、こんな記事が出ていました。
ベトナム・豪州にまで尿素水を求める韓国政府、日本から輸入できない理由
―――2021.11.13 09:19付 中央日報日本語版より
中央日報は韓国における尿素水不足のおり、消費者レベルでは日本から個別に直接購入している事例が相次いでいるにも関わらず、「政府レベルでは日本産尿素の追加輸入を打診するという話は聞こえない」などとしているのですが、これがなかなか興味深いのです。
(※ちなみに中央日報の記事では、「韓国と日本は産業構造が似ている」などと述べていますが、いかなる統計的事実をもって「日韓は産業構造が似ている」と述べているのかは存じ上げません。記事にさりげなくウソを混ぜ込むのは韓国メディアの常套手段です。)
中央日報によると、「尿素の対中依存度は、韓国では97%に達する一方、日本は30%程度に過ぎず、さらに日本では尿素水の主原料であるアンモニアの80%が自国で生産されている」、「日本国内ではディーゼル車の比率も低く、車両用尿素水の不足が生じる余地も少ない」、などとしています。
日本の政府も産業も韓国に冷たくなった?
このあたりは、すでに当ウェブサイトでも触れた論点と重なっている部分ではありますが、興味深いのはその続きにある、『韓国に輸出できないのか』と題した節です。
「韓国政府は在日韓国大使館を中心に日本国内の尿素在庫物量および韓国の追加輸入の可能性を把握し、日本側から尿素を購買する民間企業を支援している。外務省、経済産業省など日本政府レベルでも韓国の尿素水不足事態を認知しているという。しかし日本国内の需給状況もそれほど余裕はないというのが日本政府と民間側の反応という」。
このあたりは、日本国内ではあまり報じられていない点でしょう。
要するに、韓国大使館が動いて尿素水の対韓輸入を増やそうとしたものの、日本は政府、産業界ともに「わが国も韓国に輸出できるほどの余裕はない」という態度を取った、ということです。
ある意味では、当たり前の話でしょう。
中央日報の記事でも触れられているとおり、中国の尿素の輸出規制の影響が、(韓国ほど深刻ではないとはいえ)日本にも生じていること、来年の農作業のために尿素肥料の需要なども高まることが予想されることなどから、外国を助けている余裕などないからです。
もちろん、当ウェブサイトでも以前から報告しているとおり、韓国の個人消費者が電子商取引などを使い、日本の尿素水(AdBlue®など)を購入して航空便で韓国に発送される、といった事例はあるようですが、これについて中央日報は次のように述べます。
「現在のところ、日本産尿素の輸入は個人消費者や中小企業が少量を購入するケースがほとんどだ」。
こうした報道が事実ならば、韓国の消費者が航空便などの高いコストを支払ってまで大挙して日本の製品を購入するということは考え辛そうですし、現在のところは韓国からの受注にさほど目くじらを立てる話でもなさそうです(※もっとも、動向については注意が必要かもしれませんが…)。
中国「韓国の自業自得」
いずれにせよ、韓国の尿素水不足は、「産業上の重要な物資を特定国に依存し過ぎたことの具体的な弊害が出た事例」として、日本にとってはありがたく他山の石にさせていただくべき事例であるとともに、この事態を招いたのは中国依存度を強めるという判断をした韓国の産業自身でもあります。
ことに、木曜日に中央日報に掲載された次の記事に、大変に興味深い記述が出て来ます。
中国メディア「韓国の尿素水品薄は自業自得」…日本メディア「半導体輸出規制当時とそっくり」
―――2021.11.11 06:41付 中央日報日本語版より
中央日報によると、韓国の尿素水不足について、中国のとあるメディアが次のように指摘したのだそうです。
「国家経済と国民生活に関連した重要な戦略資源を自給自足したり備蓄体制を構築していなかった。韓国が特定分野の危機を迎えるのは自業自得で、中国と何の関係もない」。
このあたり、いかにも中国らしい言い分ですね。
しかも、『なぜか中国に対し輸出規制の撤回を「要求」しない韓国』などでも述べたとおり、なぜか韓国は中国に対しては絶対に輸出規制の「撤回」を「要求」しないのです。
伝統的な中華と属国の典型的な関係性を、現代社会になってこんなにハッキリとした形で確認することができるというのも、大変興味深いところだと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
>現在のところは韓国からの受注にさほど目くじらを立てる話でもなさそうです
在のお仲間が10倍に薄めた、もしくはただの水を同胞に廉価でウリつけ、「車が壊れたニダ!」とかのあらたなイチャモンも要警戒ですね。
匿名様
廉価では、詐欺が直ぐバレルでしょ? 高値にするか、チョイ高にするのが
詐欺行為の常套手段です。
当然中身は色付けした東京水とか大阪水とか。
夏の間、中国は冬の尿素水を蓄えるために働き続けました。一方、韓国はダイナマイトやButterを歌っていました。やがて冬が来て、韓国は尿素水を探すが見つからず、最後に中国に乞い、尿素水を分けてもらおうとするが、中国は「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と尿素水を分けることを拒否し、韓国は飢え死んでしまいました。チーン。
中国メディアが言いたかったことはこう言うことだと解釈しました。
餓死でなく凍死では?
尿素の原料はアンモニアと二酸化炭素です。
アンモニアから作られる物質には、硝酸アンモニウムもあります。
こんな報道を御記憶でしょうか。
“レバノン爆発の原因物質、インドの港にも約700トン 韓国から輸入” (AFP BB News 2020年8月8日 10:31)
2015年に肥料用として韓国が輸出したものです。
肥料用より爆発物に適した結晶構造だと報じられていた記憶があります。
当時、韓国がアンモニアを国内生産していたのかどうか情報が得られないのですが、大した利益を得られない「肥料用」硝酸アンモニウムを、韓国が輸出していたことに、改めて疑問を感じました。
爆発物つながりで、もう一つ。
兵器としての対人地雷は、生命を奪わず重症を負わせるよう設計されていうそうです。
それは、生命を奪うより、重症を与えることにより、重症者を搬送・治療する人員を含め、より大きな負担を敵軍に与えるためだと聞きます。
さて、「フッ化水素が足りない」「ワクチンが足りない」「尿素水が足りない」と頻繁に悲鳴を上げ、国家存亡の危機に陥る韓国は、米中対立・自由主義陣営と共産主義陣営の対立のなかで、何ら活躍できないくせに自ら地雷を踏んで致命傷を負いにゆくかのような行動を繰り返しているように見えます。
それが意図的なものではないにせよ、韓国なんかを味方陣営に置いておき、友軍として扱うことは、韓国がいないことによるマイナス(が仮にあるとして)よりも、遥かに大きな負担になるお荷物を抱え込むことに他ならないのではないでしょうか。
さっさとレッドチームに追いやって、あちら側のお荷物になって欲しいと思う次第です。
レッドチームにさえ入れてもらえなくても、それはそれで、コウモリにふさわしい末路ですし。
経済難民を国境の方角へ向かわせることで近隣国の不安定化弱体化を図る「高等戦術」もあるそうですし(棒)
イーシャ様
南国は既に赤軍に入っておりますが、未だ入隊していないと
思っているようです。
しかし、戦場で南国が自由陣営側に入った場合、もしそこに自衛隊がいると
敵軍に自衛隊の居る位置を教えたり、攻撃する可能性が100%なんですよね。
でも南国は敵軍に自衛隊の位置を教えるのと、自分で攻撃するのと
どちらを選ぶのでしょうか? どっちも?
皆さま
COP26で文大統領は脱炭素カーボンニュートラル脱原発の離れ業をするって言っちゃったんだから、任期中の年内に自動車から化石燃料禁止に前倒しすればいいだけですよね。
他の人の治世にあとは任せるって空手形だけきり続けて…無責任な奴。
イーシャさま
>当時、韓国がアンモニアを国内生産していたのかどうか情報が得られないのですが、大した利益を得られない「肥料用」硝酸アンモニウムを、韓国が輸出していたことに、改めて疑問を感じました。
尿素のはなしですが、10年前に生産を止めたようです。
韓国、尿素水不足騒動…あの工場はどうなったの?
https://news.yahoo.co.jp/articles/de3595d297cc350b9f46986d0c6eee2d42d7bb33
>尿素のはなしですが、10年前に生産を止めたようです。
と
いうことは大韓民国はディーゼル車用の高純度尿素を製造したことがない!
大韓民国がディーゼル車に尿素水を使う装置を使わざろうえなくなった法律施行は、2018年とか2019年だから、2011年に尿素製造やめた大韓民国は高純度尿素を作ったことはない。
これからも作れない、ケンチェナヨ人種には難し過ぎるだけでなく無法地帯のChinaじゃないのだから大韓民国で製造するとなるとアドブルー(日産ディーゼル工業が発明!)の特許に大金を払わねばならずパクリもんのChinese尿素水には価格でかなわない!
そもそも韓国を積極的に助けたいと考える国は 無いと思います。
「恩着せがましい」「一番最後だった」
「〇〇だから感謝の必要がない」
こんな事を政府レベルの人材が言うような国です
日台間では色々な支援物資が届くのに対し、日韓間では尿素水が支援物資として送られてこないところ、助けて貰っても感謝しない者はやがて見捨てられ自滅するのだなぁと思います。
たしかそんな寓話がありましたけど、何だったかなぁ。。。
自己レスです。
Weblioの『恩知らず』に各種寓話が掲載されてました。
https://www.weblio.jp/content/%E6%81%A9%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9A
韓国は、アンモニアの自国生産を中止していたが、また立ち上げるという奇妙なことをやるようです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/28c73137651d1b137e674549e871500501f0b12f
hhttps://www.kedglobal.com/newsView/ked202107160003?lang=jp
ロッテの重光会長の人脈で、三井化学から1000トンの高純度尿素を確保できたそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2554ce331c36ac0b80095a46fb8d0971abbf3d20
>高純度の日本の尿素を産業用尿素に混ぜれば、車両用尿素水を作ることができる。
いやいや、混ぜるなよ。
>なぜ日本が韓国の尿素水不足を助けないのか
何故助けないとならないのか?だと思います。
韓国は、リスクを無視してその場の利益を追求しますので、リスクが顕在化したときにこうなるのは、当たり前。
コロナワクチンでもそうですが、他の国に依存して問題を解決しようとして迷惑をかけます。
経済安保の観点からは、中国との輸出入は、中国政府の都合で何時止まってもおかしくないという事で、想定されるリスクだという事です。
>現実に、国内の主要産業各社が、ちゃんと経済安全保障を意識して、企業活動を行うことも必要です。
ここのとこだけど、企業としてはコストを考えざるを得ないとこもあるので、企業だけに任せておく訳にもいかない気がするのです♪
国が、経済安全保障を考えた行動をする企業に対して、何らかのメリットを与えて、経済安全保障に資する行動を取るように誘導するってことも必要なのかな?って思うのです♪
朝日の社説だけど、
>しかし半導体の安定的な確保は本来、電機や自動車といったユーザー企業が自助努力で行うべきことだ。
(社説)半導体補助金 最善の選択か再考を
https://www.asahi.com/sp/articles/DA3S15108971.html?iref=sp_rensai_long_16_article
というとこは、一理あるかと思う反面、一企業だけで安定的な確保って難しいだろうから、そこに投資する企業が、市場での競争で不利益を被らないようにすることも大切だと思うのです♪
デイリーNKですが、と前置きして。
中国のアンモニア、尿素の輸出規制で、北朝鮮の肥料生産も雲行きが怪しいようです。
中国の輸出規制で北朝鮮の肥料工場が稼働ストップ寸前
https://news.goo.ne.jp/article/dailynk/world/dailynk-144121.html
北朝鮮の肥料生産も原料をほぼ中国に頼っていたようです。
もう一つ。
韓国のアンモニアや尿素の生産が無くなってしまった経緯などについて、肥料の面から触れたレポートがありましたのでご紹介します。韓国では肥料の統計に工業用の尿素・アンモニアも現れるそうです。
(別のことを調べようとしてたまたま見つけたので)
<業界レポート>韓国の肥料産業 BSI生物化学研究所
http://bsikagaku.jp/f-materials/Korea%20fertilizer.pdf
韓国では朝鮮戦争後、政策的な肥料増産で肥料輸出国にまで成長したそうです。大きくは、1995のWTO加盟による農産物の自由化で転機が訪れ、時とともに品目での選択と集中が行われたようです。
硫安と化成肥料は現在でも生き残り輸出を続けているそうです。近年は中国に押されているようです。
尿素、アンモニアは天然ガス価格の高騰などのきっかけで2012年に三星精密化学が国内生産を中止して全量輸入となったようです。
韓国も建国当初は肥料自給のために肥料産業を立ち上げたものの、ある時から愚直な自由化政策で国内の生産基盤を放棄してしまったということのようです。
ちょっと気の毒な面はありますが、結果から見れば、国内企業の競争力を踏まえた身の丈に合った政策が必要だったのでしょうかね。
世界各国とFTAを締結して、「韓国の経済領土が増えたニダ」とホルホルしていたのは好いが、そのFTAの影響で産業安保の基盤がボロボロになっていたのはご愁傷様です。
ちなみに、かの有名な水俣病は窒素工場が原因であることを意外と知らない人もいる。
メチル水銀が原因、というのは私が小学生のころの社会の教科書に書いてましたね。
日本窒素肥料(チッソ)の水俣工場とは書いてなかったっけ?
アセトアルデヒドを作るときの廃液らしいですね。
詳しい工程はわかりませんが。
ちゃんと教科書に書いてあるけど
水銀の方はほぼ全員が覚えているけど、アンモニア製造工場の方はきれいさっぱり忘れている人が少なくない
尿素水に限らず、中国の石炭不足は電力不足を起こし、当面の代替燃料である天然ガスの中国による大量買いにより日本が発電用に使う天然ガスの高騰を招いています。とにかく中国という国は極端に振れる国であり、また人口が多い分経済的な影響大に加えて政治リスクが大きいため、企業の中国進出などはもっての外、輸入量にも要注意の昨今です。
30年前はグローバル化のバスに乗り遅れるなとばかり政府の旗振りの元、企業は海外展開を推し進めた結果が今日の姿と言っても、あながち間違いではないと思います。韓国ばかりを笑ってはおられず、今からの10年は過去のグローバル化の逆の巻き戻しが強まり、アメリカ始め各国は技術・産業の囲い込みと生産の国内回帰を強めてゆくことが明らかです。西暦2030年の世界は確実に現在とは違う政治・経済の地図となっていると考えられます。もっとも2030年まで平和が続くかは少し悲観的で、大規模な多国間紛争が発生しなければの話ですが。
尿素水で困っているらしい国は韓国だけのようです。
不思議な事に韓国はヒュンダイ・キア他国内自動車製造をしている国であり、大量のディーゼルエンジン車を販売しています。
メーカーは韓国政府や官僚よりも尿素水の必要性や供給状態を早くから正確に知っていたはず。
韓国では根幹になっている産業界の一角が自動車産業ですから政府が動きはじめる相当前に化学産業や自社内でアクションがあってしかるべきでした。
何故ならば、尿素水は排ガス浄化に使われるパーツシステムを動かすのに必須のものであり、燃料とは異なりエンジンオイルや冷却水のクーラント液や変速機専用のATFオイルの様に社外品がいくら主流で流通していてもメーカー純正品やメーカー指定商品があるはずですから。
それが無ければ販売している商品である自動車が機能しない必須の消耗品はメーカー純正品がないわけはありません。
現に韓国国内で販売しているVWやBENZや日本車等の輸入車では尿素水は直接輸入することが可能なので汎用品よりは割高であってもメーカー純正品としての通常価格で販売が継続しており、尿素水の不足は起こっていないという事はなぜか報じられずディーゼル車が大変な尿素水大乱とか報じて騒いでいますが、困っているのは最初から汎用的使用前提の産業用途と、誇り高い「韓国製国産車ヒュンダイ・キア」のディーゼル車だけなのです。
まぁ石油・石炭・天然ガスから作るのが安価とは言え、それ以外の方法でも基になるアンモニアは作れますし難しい化学物質でもないので半年あれば価格はともかく供給に問題はなくなるでしょう。
日本的に考えれば物流・公共交通機関最優先の規制すればいいだけで、たいした問題なのか?…と思ったりもします。
折しもコロナ禍の影響でデジタル・IT強国の韓国でなくても在宅ワーク・宅配隆盛で、通勤や行楽の車両は我慢してくれと言いやすい状況は整備済み。
宅配バイクはガソリンまたは電動です。
一極集中が今回は幸いして韓国の通勤時移動距離や移動時間は日本に比べたらかなり少ない。
客観的に見ると「大丈夫でしょ?なにが問題?韓国以外騒いでないのはそういうこと!」としか言いようがないオイルショックでトイレットペーパーがなくなった事件のような既視感。
ただ問題あるなぁ…と思うのは、世界でじわじわ問題視されてきている個人営業先物価格操作利鞘寄生虫の「転売屋」が蠢いていること。
既に韓国で尿素水のガソリンスタンド販売価格が10倍になっているそうですが、わざわざ日本に来て個人貨物で持ち帰った尿素水が6トン半、日本のネット通販でもAmazonとか商品が欠品している様です。
普通に韓国企業や政府が契約して購入すればギリギリでも価格暴騰や不足防げるのに、無策と転売屋は仲良し過ぎて…
他国に迷惑かけないでいただきたい。
現在新車で販売しているディーゼル韓国車の緻密な制御でもエンジン始動時にさえ尿素水が足りていれば排ガスは汚く後々エンジンや排気浄化系に問題があるにしても尿素水が無くなって警告燈が点灯しようがエンジンは停止しません。
停止して再起動しなければ燃料のある限りカタログ性能は出ないにしても動き続けることは可能。
エンジンオフしなければいいじゃないですか…なんかマリーアントワネットの言い種みたい…
最悪古めのディーゼル車なら、尿素水使うのは排ガス浄化の補機類なので、環境考えなければ一時取っ払っても動きます。
なんでしたら、軽油じゃなくても灯油でも動きます。
JAのスタンドで売っている自動車燃料税枠外の農業用軽油は灯油ブレンドですし寒冷地で販売している軽油も凍結や低温での成分分離を避けるためのブレンド品です。
港湾整備やダム工事現場など閉鎖空間で働く大きな重機が黒煙モクモクなのもコストダウンで灯油いれてたりする。
そんな事ヒュンダイ・キアだって知ってますので、あえてやる気が無いだけだと思います。
「尿素水無くなったら、排ガス汚くなるだけじゃん♪」
ヒュンダイ・キアのエンジニアや経営者!無責任だぞ!
まるで私みたいじゃないか!
なんでも尿素水不足で韓国陸軍車両の運用に影響…とか言ってますが、排ガス浄化以外で何に尿素水を使うのかと…
軍、サボって北に誉められたいだけでしょ。
「尿素水がなくて 作戦行動ができない。
米韓軍事演習ができないよ~」
と サボるぞ宣言。
ワクチン恵んでもらった経験から
尿素水も お恵みしてもらえるかも。
乞食は 一度始めるとやめられない おいしいお仕事。
どみそ様
ねぇ〜
環境に配慮して動けないなら軍隊持つのやめちゃえですよね。
カーボンニュートラルで脱原発の軍になぜヒドロジン燃料のミサイルや原潜が要るのでしょうかね?
文意味不明
毎度、バカバカしいお話を。
韓国が中国に朝貢するんだって。それで尿素水を下賜されるんだって。それだけなら、アメリカに怒られるから、アメリカにも朝貢するんだって。
おあとがよろしいようで。
そもそも、政府レベルでの支援要請って、韓国政府から日本政府へ寄せられてましたっけ?
いくつかの民間企業に打診して断られたという話は聞きましたが、日本政府に対して協力を要請したという話はとんと聞きません。一応、現時点では、形式的とは言え”友邦”ということになっていますので、韓国政府から公式に協力要請が来れば、日本政府としても、門前払いというわけにもいかないでしょう(そうしてほしいのは山々ですが)、多分。
となると、韓国政府が日本政府に対して公式に協力を要請しない理由としては、以下のいずれかではないかと思います。
1. これまで全力で反日を煽ってきた手前、今さら日本に頭を下げて協力を請えない
2. 協力を要請して、万が一断られでもしたら、回復不能な赤っ恥となる(*)
(*) 日本人の感覚では「???」ですが、韓国人的にはそう感じられるのでしょう
すぐ近くに大工業国があるのに協力を要請することすらできないというのは、いかにも韓国外交の現在を良く表していると思います。「韓国の物流が完全に止まったらお前らも困るだろ?」という弱者の脅迫すらできないということですから。
聞くところによると、現在韓国では尿素水のみならず苛性ソーダ(これも完全に中国に依存していたとか)の調達にも難渋しているのだとか。そちらの方面には詳しくありませんが、アンモニアと苛性ソーダって、化学工業において基本中の基本の資材じゃありませんでしたっけ?
これは私の推測に過ぎませんが。
保守派政権のときは、歴史問題等の二国間のトラブルを抱えていても、外務省、経産省、防衛省等必要な意志疎通ルートが構築されていたし、文在寅政権以前の左派政権でも政権は変わっても官僚機構は影響が少なくそれらの意志疎通ルートが機能していたのではないでしょうか?ところが文在寅政権になってから余りにも性急に強硬な「積弊清算」を推し進めた結果、官僚機構の中心を担っていた官僚たちが100人以上も投獄されたと言われています。左翼政権では出世ができないと見切った中堅官僚も退職した人も結構いたでしょう。裁判所でも何十人もの裁判官が辞表を出したと報じられましたし、同じようなことがあちこちで起こっていたであろうことは想像に難くありません。そうしてベテランやある程度経験を積んだ官僚がいなくなり、後任は文在寅政権のお眼鏡にかなった未経験者に入れ替わったわけです。だから外交プロトコルも知らず外交非礼を働いて国際的に大恥を掻いたりしているわけです。たとえば、輸出管理の説明会で10分で説明できることを8時間も説明したと言われたり、米国や日本に対してアグレマンを取らずに大使を送り込んで親書奉呈式を何ヵ月も後回しにされたり、G7の集合写真から文在寅を真ん中にするため南アフリカの大統領をカットして発表して国際的な恥をさらしたことなどもその事例でしょう。そして変なプライドが高すぎるため素直に他者に教えを請うこともできないのです。
こうして長い時間をかけて作られて来た日本や米国との実務レベルの意志疎通のルートが全く失われてしまい日本にSOSしたくても手段がないのが今の文在寅政権なのではないでしょうか?実際、駐日韓国大使が未だ以て外務大臣に会うこともできないという現状ですものね。
確かに、今回の事態を受けて、駐日韓国大使館が動いたという情報は聞こえてきませんね。国中の物流が完全に止まってしまうかもしれないという非常事態に、何も有効な対応をとれないというのでは、なんのために公館を置いてるんだという話です。大使は外相に会ってももらえず、(いるであろう)通商担当もなにもできてないというのでは、存在意義が問われてもしかたないと思いますが、きっと韓国では評価基準が違うんでしょうね。
現在世界で各種エネルギー・資源・食料の価格が高騰している。
ニューノーマルとしてこの価格高騰が常態化するのではとも言われている。
韓国は中国から多くの資源・原材料を輸入している。
尿素水に隠れてはいるがその他の各物質も価格が高騰している。
これもニューノーマルとなるのではないか?
これが工業用だったら価格転嫁ができるからまだいい。
民生用だったら生活水準の低下と中国への富の移転となる。
中国の韓国へのTHAAD報復・限韓令はまだ終わっていない。
これからも供給の制限や規制など恣意的な嫌がらせが続くと思われる。
現在の韓国は日本と正面から事を構えている状態。
そのナナメ横から中国が韓国に殴り掛かる構図だ。
中国と韓国の関係の推移も注意深く見守る必要がある。
つまりは、日一日とあるべき姿(宗主国-属国)に近づいているんだと思います。
韓国の経済発展はグローバルサプライチェーンを前提にした国際分業体制を上手く活用した結果だったと思います。その結果が、付加価値の少ない産業を切り捨て他国に依存し、得意分野だけを国内に集めるという「選択と集中」戦略だった訳です。これは何処の国でもやったことで一概に誤りとは言えないでしょう。ただ、付随すべきリスク管理(リスク低減、分散、保険など)が不十分だったということです。一例として、韓国は、国としての「容量」が相対的に小さいのでリスクが表面化し易いです。ですから、本来なら、その容量を大きくするためにも、日本と良好な協力関係を作り同一経済圏を形成しておくべきです(日本にとって良いとは限らないが)。しかし、特に最近は、日韓間の条約・合意に違反するなど、逆のことばかりしています。これは、自爆行為であり経済合理性からは解せません。韓国人の長年の宿願である「日本を見下したい」の発露ですから自制することが難しいのでしょう、が。いずれ日本としては、淡々と、その結果を見せてやるだけのことだと思います。そうすれば今度は、多分、逆恨みされるのでしょうが、仕方ないですね。
あと、今回の件でも、少し分からないのは中国の真意ですね。何故中国は、折に触れ韓国を困らせようとするのか?ということです。今韓国は、同じ自由主義国で隣国である日本や同盟関係にある米国と距離を置き、その分中国にシッポを振っているように見えます。そのことは、本来なら、韓国と日米を離間させたい中国にとっては願っても無いことのハズです。しかし何故か中国は、この流れに水を差すように、時々韓国を経済的に痛めつけたり、歴史文化問題で刺激したりします。国家主席訪韓の希望に対しても、おあずけさせたままです。まるで、「犬をなつかせるには、褒美はやらず、叩いて躾けるのが一番」と言わんばかりです。その辺りの、中国の「蛮族操縦の高等戦術」がイマイチ読めません。(笑)
はぐれ鳥様
>得意分野だけを国内に集めるという「選択と集中」戦略だった訳です。
「選択と集中」自体は間違ってなかったとしても、外から買うものの輸入先まで、中国に「選択と集中」したことが自体が間違いだったのだと思うのです♪
とはいえ、企業の判断に任せていたら、コストの低い中国製に集中しちゃうのも無理ないかな?って思うのです♪
でもね、ならばなぜ日本企業はアンモニアなどの国内生産を続けてきたのでしょう?
コスト的に輸入のほうが圧倒的に有利なのであれば、日本企業だって同じ選択をしていたとしても不思議ではありません。そして、こう言っては何ですが、アンモニアごときで政府が国内で生産し続けるよう指導していたとも思えません。ならば、アンモニアの国内生産に経済的合理性があったからだと考えるのが普通ではありませんか?
韓国企業の言うことを鵜呑みにするのはどうかと思います。
だけに限らず、日本でもいろいろな分野で同じような問題ありますよね
例えば抗菌剤
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/18049/
そこ、なんでかなと思ってました。
想像なんですが、日本のアンモニアなどは競争力が高かったのではないでしょうか。
日本肥料アンモニア協会の説明書きにチラと書いてました。
“外国では多くの場合、アンモニアの大部分は、尿素やりん安などの肥料の生産に向けられますが、わが国では化学工業の高度な発展に支えられ、アンモニアを原料とする多くの化学製品が同一の工場で効率的に生産されます。”
http://www.jaf.gr.jp/ammonia.html
日本国内は下流の工業が発達していて(層が厚い)、要はニーズがあったのではないかと思いました。
コンビナートなどを見ると、驚くほど多種多様な製造業がひしめき合ってます。
また、アンモニアは石油や石炭天然ガスから作るそうで、おそらく余りものなのでしょう。これもコスト競争力の高さの源泉かもしれません。
というわけで、日本にアンモニアの製造が残っている理由は、リスク管理の発想というより、コスト競争力の高さに一票です。
化学メーカーの方いませんかね?
https://eneken.ieej.or.jp/data/6317.pdf
4頁目:
「アンモニアの主原料であるナフサ価格が1973年の石油危機を契機として高騰し、国内のアンモニア生産は、天然ガスを主原料とする諸外国に対し急速に国際競争力を失った。・・・世界全体では需要の約80%以上が化学肥料向けである。一方、日本では、現在アンモニアの製造設備を所有する企業は、その下流にアンモニアを原料とする合成プロセスを所有し、主としてそれらの供給を目的として稼働させている。従って、用途の大半が工業用となっている」
つまり、アンモニアは、下流の工業用に必要な分だけ国内生産しているということでしょうか。
儲けが出なくても、国策である程度維持すべき産業や品目は見定めておくべきでしょうね。生産をやめてしまうと、生産のための設備、人員、ノウハウが失われてしまうので。
ありがとうございます。ご紹介のレポートを拝読しました。
日本のアンモニアが国際的な価格競争力があるわけではないということですね。
“余剰能力を生かした海外への輸出を行わないのは、国内需要化への安定供給が最優先であり、輸出に伴う内外市場の混乱を回避するのが理由と考えられる。”
国内自給を維持する動機としては安定供給のためということがあるようです。
私の妄想はハズレでした。
七味さま
返信が遅れすみません。
>中国に「選択と集中」したこと自体が間違いだったのだと思うのです♪
仰せの通りです。
現在は企業の社会的責任の一つとして、BCP(business continuity plan;事業継続計画)が求められている時代です。そこでは、様々な供給遮断のリスクを想定し、予めサプライヤーを別々の場所に複数確保しておくなどは初歩の初歩です。予期されるリスクが大きければコスト高をも甘受しなければなりません。問題になった尿素水でも、韓国内に供給責任を負うべき企業があるはずですが、その企業はそのような社会的責任を果たしていなかったということです。一種の手抜きですが、韓国企業がコスト優先主義で突っ走る限り改まらないでしょう。そして韓国政府・メディアも、そのような企業姿勢を容認している感じですね。ですから、この件も、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」となる公算大です。
>コストの低い中国製
っ
て、日産ディーゼル工業が発明したNOx除去に使用するアドブルー(高純度尿素水)のパクリもん…ですよね!
>まるで、「犬をなつかせるには、褒美はやらず、叩いて躾けるのが一番」と言わんばかりです。
属国を「なつかせる」必要はないでしょう。畏怖させ、従わせればいいだけです。恐怖と痛みと尊大さをちらつかせれば、属国は逆らおうとする意志をなくします。残念ながら北朝鮮は、核武装を成功させ、属国の地位を抜け出しました。同じ失敗を、韓国に対してはしないぞと、中国は決めている筈です。
宇宙戦士バルディオス様
なるほど、そんなもんですかね。確かに、犬など狼属の動物は、誰が主人かハッキリ教え込まないと、主人に噛みつく場合があるとか。なので、今中国は、韓国相手にそれをやっている最中という訳ですね。で、北朝鮮の核開発に関し、中国は「飼い犬に手を咬まれた」という思いを持っているだろうことは、言われてみれば確かにそうでしょうね。中国にも、油断があったということですね・・・
>「政府レベルでは日本産尿素の追加輸入を打診するという話は聞こえない」
①水面上では、頭を下げられないから。
②求められても無い袖は振れないから。
かな?
今回の件、もう一つ考えるべき要素があります。それは、韓国の高リスク体質は日本のおかげで成り立っているということです。
韓国は何が品薄になっても、最後は日本が助けてくれるという安心感があります。それゆえ、リスクを度外視して徹底したコスト減を図れます。
一方の日本は時刻製品の原料だけでなく韓国製品の分まで安全を見込んでサプライチェーンを構築しなくてはなりませんから、どうしても製品が割高になります。
つまり、日本は日本製品が負けるために韓国を助けてやってるということです。こういう負の関係はもう終わりにさせなければなりません。
今回の尿素の件がその端緒となるよう祈ってます。
同意します。
日本がリスク負担すると言う観点からの論議は秀逸と思います。
ここ数日騒がれていた尿素そい問題も、ロッテ精密化学の晩張りで消息(?)したようです。
●ロッテが尿素水3か月分確保、辛会長が三井ケミカルから
https://www.kedglobal.com/newsView/ked202111120002?lang=jp
文章を読むと結局日本製頼みみたいですね。
サムライアベンジャー様
>日本の尿素は、他国で作った尿素より純度が高いという長所がある。産業用の尿素は不純物が多く含まれており、車両用尿素水を製造するのに適していない。しかし、高純度の日本の尿素を産業用尿素に混ぜれば、車両用尿素水を作ることができる。
日本製(確保量の約5%)以外の原料尿素が高純度であるとはどこにも書いていないので、これでは尿素水の純正品(アドブルー🄬)はつくれないと思います。というか、高純度のものと低純度のものを混ぜたら意味ないし。これが、この記者の認識か、ロッテ精密化学の認識かは不明ですが。
KN様
ありがとうございます。尿素水周りの理解が足りなくて。
韓国紙の情報を鵜呑みにしない、という教訓でしょうか。とりあえず、続報を待ちます。
>日本の尿素は、他国で作った尿素より純度が高いという長所がある。産業用の尿素は不純物が多く含まれており、車両用尿素水を製造するのに適していない。しかし、高純度の日本の尿素を産業用尿素に混ぜれば、車両用尿素水を作ることができる。
日本製(確保量の約5%)以外の原料尿素が高純度であるとはどこにも書いていないので、これでは尿素水の純正品(アドブルー🄬)はつくれないと思います。というか、高純度のものと低純度のものを混ぜたら意味ないし。これが、この記者の認識か、ロッテ精密化学の認識かは不明ですが。
この件に関しては
中国が言うようにまさに
韓国の自業自得が招いたもので
対岸の火事にすぎません。
尿素水不足が、韓国なんかではなく
日本と世界にとって大切なほかの国でも
発生してるならそうした国に
援助をしなければいけませんが
その心配もないようです。
以前なら、朝日新聞とかが
国際協力に出遅れる日本(?笑)だとか
不実に騒ぎ出して韓国さんが
いらないけどもらってあげるニダ(笑)
というおかしな流れの画策も
今は流石にできないと
歯ぎしり噛んでみえるようですから
まあ、高みの見物だと思います。
産業化学材料研究者として?現地勤務されていた「在韓さん」がまとまった文章を寄稿されてその内容にいたく感嘆したものでしたが、このたびの敵失を預言していたかのごとくお見事としか言いようがありません。
もし尿素不足で困っているのが台湾だったら、日本政府はどういう対応をしただろうか?
ワクチンの供与の時みたいな感じになったかもしれない。
そう考えると、信頼って大事だなぁと実感させられますねぇ。
韓国は貿易依存度が高いくせに、いざという時に助けてくれる友好国を増やすどころか、世界中で嫌われるような行動を繰り返してるのがほんと不思議。ワケワカラン