中国漁船?南シナ海で豪州ヘリに漁船がレーザー照射か

米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などの報道によると、南シナ海での海洋訓練中の豪州海軍攻撃ヘリに対し、民間の漁船からレーザー照射が行われたそうです。しかも、WSJによると、今回と似たような事件は最近、西太平洋やインド洋で相次いでいて、なかには緊急着艦を余儀なくされたケースもあるそうです。今回の事件に中国人民解放軍が関わっていると決めつけるのは尚早かもしれませんが、中国の振る舞いを見れば、それを疑われても仕方がないという側面があることは間違いありません。

(2019/06/01 07:45付 改題済み)

牛の舌

中国は南シナ海に「九段線」と呼ばれる線を引いて領有権を主張していることは、長らく地域の安定の脅威となっています。この「九段線」は、その形状から別名「牛の舌」とも呼ばれていますが、要するに南シナ海の大部分が中国領だと主張するもので、きわめて強引なものです。

図表 牛の舌

(【出所】2013年防衛白書ダイジェスト

ただ、国際社会が中国が主張するこうした「牛の舌」を認めてしまうと、海洋における航行の自由が阻害されかねないとの懸念も広まっています。

中国はこの海域が「歴史的・慣習的な中国領だ」と主張していますが、2016年には常設仲裁裁判所(PCA)がフィリピンの訴えに対し、「歴史的理由」には「根拠がない」とハッキリと断言しています(『中華思想を警戒せよ』参照)。

そもそも、中国がこの海域に進出したのは、つい最近のことです。

わが国の防衛省が公表している『中国による南シナ海における海洋活動の活発化について』という解説ページによれば、中国が南シナ海上の南沙諸島(スプラトリー諸島)と西沙諸島(パラセル諸島)を侵略したのは、いずれも1970年代以降の話です。

  • 1974年:旧南ベトナムとの軍事衝突を経て西沙諸島を実質支配
  • 1988年:ベトナムとの軍事衝突を経て南沙諸島の一部の岩礁を事実上支配
  • 1995年:フィリピンとの軍事衝突を経て南沙諸島のミスチーフ礁を事実上支配

また、1992年に中国は「領海および接続水域法」を制定し、南沙諸島・西沙諸島などが中国領であると明記。2009年には「九段線」の地図を添付した国連宛の口上書を作成し、2012年には行政区画として「三沙市」なる市を設置しているそうです。

しかも、中国の南シナ海侵略は、米国や旧ソ連などの「大国」が存在するときではなく、これらの「大国」が存在しなくなった瞬間を狙って行われています。

たとえば1974年に発生した南ベトナムに対する西沙諸島侵略の際には、その前年の1973年に米国が南ベトナムから撤退した間隙を突いたものですし、1988年の紛争では、1980年代を通じてベトナムに対するソ連の軍事的支援や存在感が薄まっていたタイミングを狙っています。

さらに、1995年のフィリピンのケースだと、1992年に米軍がフィリピンから撤退したあとで、中国の海洋侵略が実行に移されているという点にも注意が必要でしょう。

(※余談ですが、東シナ海にある中韓両国が領有権を主張する蘇岩礁(そがんしょう、韓国名:「離於島」)を巡っても、米軍の韓国からの撤退が実現したら、そこから数年以内に中国がこの海域を侵略するであろうことは、中国の過去の行動に照らして容易に想像がつく点でしょう。)

航行の自由作戦(FON作戦)

こうしたなか、緊張が高まる南シナ海において、米国が前任のオバマ政権時代の2015年10月に開始したのが、「航行の自由作戦」と呼ばれるものです。英語の “Freedom of Navigation” を略して「FON作戦」と呼ばれることもあります。

防衛省のレポートによると、この「FON作戦」は「国際法に基づき全ての国家が有する、航海及び上空

飛行の自由と権利」を擁護し、促進するための非公式プログラムが起源だそうですが、本質的な位置付けは

認知されていない歴史的水域の主張、不適切な領海基線、軍艦の無害通航を認めないような、米国が容認できない規制に対し、世界中で米国の主張を明らかにするため

に行われるとしています。

今年5月6日付の日経記事『南シナ海で航行の自由作戦 米駆逐艦、中国をけん制』によると、こうした米海軍の「航行の自由」作戦に対し、

昨年9月には、同海域で航行の自由作戦を行った米軍艦に中国軍の駆逐艦が異常接近する事態が起きている

とされているものの、現在のところまでで中国海軍との目に見える軍事衝突は発生していません。

やはり、「強い国」には絶対に手を出さないのが中国のやり方なのかもしれませんね。

中国漁船?がレーザー照射

ただ、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、南シナ海で豪州海軍の攻撃ヘリの操縦士に対し、漁船からレーザー照射がなされたそうです。

Lasers Aimed at Australian Navy Pilots in South China Sea(米国夏時間2019/05/29(水) 07:57付=日本時間2019/05/29(水) 20:57付 WSJより)

WSJによると、豪州当局者はこれが中国の漁船なのかどうかは不明だとしていますが、西太平洋やインド洋などでも米軍機に対して似たようなレーザー照射事件が相次いでいることから、米当局者としてはこれに中国当局が関与している疑いが濃厚だと指摘。

ある当局者はWSJに対し、南シナ海の海上で任務中に漁船などからレーザー照射を受ける事件が増えているとしたうえで、こうした漁船がレーザーを向けて来る意図は定かではないものの、これらの漁船が存在を主張するためではないかと述べているとしています。

ここで浮かんで来る疑問がいくつかあるのですが、その最たるものは、ここでいう「漁船」とやらが、本当に「漁船」(民間船)なのかどうか、という点です。

WSJはアカデミック・オブザーバーとして豪州の軍艦「HMASキャンベラ」にも搭乗していたこともあるラ・トロベ大学のユアン・グラハム(Euan Graham)教授(インド太平洋安全保障)による、次の発言を引用しています。

「(今回のレーザー照射を行った)漁船の国籍を確かめる方法はないが、一般論でいえば、海上民兵の行動パターンと非常に類似するものだ。

グラハム教授は「通常の状況で戦闘ヘリに漁船がレーザー照射を行う合理的理由はない」と述べているものの、レーザー照射は非常に危険な行為であり、過去にはヘリが一時的に着艦を余儀なくされたケースもあり、事実上の準戦闘行為ではないでしょうか。

やって良いことと悪いことの区別がつかないのは厄介

もちろん、現状では南シナ海でレーザー照射を行ったのが中国当局の船舶だという明白な証拠はありませんが、「航行の自由作戦」にイラついた中国当局が漁船を装ってレーザー照射という嫌がらせを仕掛けたという可能性は十分に考えられるところです。

何より、今回のレーザー照射事件についても、中国当局が領有権を主張する紛争海域に出現しているという時点で、それは中国人民解放軍の深い関与を疑うのは当たり前の話でしょう。

しかし、「やって良いこと」と「悪いこと」の区別がつかないのは、どうも困りものです(しかもシンガポールでの「シャングリラ会合」を前にしたタイミングで、です)。

そういえば、わが国でも米軍基地の近くでオスプレイの訓練に「凧揚げ」で対抗しようとした危険な市民活動家らがいました。

オスプレイに「たこ揚げ」で対抗 航空法の「盲点」、事故の恐れは?(2012/10/ 4 18:59付 J-CASTニュースより)

また、私たちの隣には、自衛隊のP1哨戒機に対して「火器管制レーダー」(こちらは「レーザー」、ではありません)を照射する軍隊がいることもまた事実です。

まさか中国人民解放軍の思考パターンがわが国の頭の悪い市民活動家と同じだとは思いたくありませんが、「やって良いこと」「悪いこと」の区別がついていないというのは厄介です。

軍の現場レベルで自分たちの実力を過信し、ある日、偶発的に引き金を引いてしまい、そこから全面戦争、という可能性は否定できないからです。

相手がわけわからなくとも毅然とした態度を!

ただし、だからといって米軍が航行の自由作戦をやめるべきではありませんし、わが国も海洋通行の自由を守るために、こうした中国をはじめとする無法国家とは毅然として対峙する必要があるという点は、何ら揺るがないのです。

とくに、中国の海洋進出についても、中国は「強い相手」(旧ソ連、米国など)が居なくなった隙を突いて行っていますが、裏を返せば、彼らは「自分たちよりも強い国」は避け、漁船からレーザー照射するなどの嫌がらせを除けば、正面から立ち向かって来ることはないのだ、という言い方もできます。

こうしたなか、1つの希望を感じたのが、日本の安倍政権の動きです。

第25回国際交流会議「アジアの未来」晩さん会 安倍総理スピーチ(令和元年5月30日付 首相官邸HPより)

先日『アジア要人が続々来日:スピード感のある仕事をする安倍政権』で報告したとおり、現在、東南アジアの7ヵ国から要人が来日中ですが、これらの要人を前に、安倍総理は「第25回国際交流会議」晩餐会でスピーチを実施。

安倍総理が「自由で公正な秩序を守ること」、「デジタル経済」と並び、「ルールの重要性」を強調したのが印象的でした。

いずれにせよ、中国の海洋進出という問題には、毅然とした対処が必要ですが、こうしたなか、日本が米国と並んで東南アジア諸国の「希望」となることがアジア諸国(除く3ヵ国)から期待されていることは間違いないでしょう。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. りょうちん より:

    ガーディアン紙の方が詳しくないですか?

    https://www.theguardian.com/australia-news/2019/may/29/australian-navy-pilots-hit-with-lasers-during-south-china-sea-military-exercise

    同じような内容で米軍の例の記事もありました。
    https://www.news.com.au/technology/innovation/military/chinese-fishing-boats-are-blinding-us-military-pilots-with-lasers/news-story/0e4ca5befb6c21c3d7928dd8c00392a4

    国内では
    https://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/151208/evt15120809030008-n1.html
    相次ぐ航空機へのレーザー照射に陸自幹部は「1分間は視力低下する」と危惧

    航空法改正で罰金刑になったそうですが、現住建造物等放火罪並みに厳しくすべきでしょうね。

  2. 心配性のおばさん より:

    >そういえば、わが国でも米軍基地の近くでオスプレイの訓練に「凧揚げ」で対抗しようとした危険な市民活動家らがいました。

    構わないから、公務執行妨害でもなんでもいいですから、射殺して下さい(怒)。
    軍事活動への、このボケた行動は、どこかの国の人間にも見られることですが、「何をやっても許される」という根拠なき自信から来ています。彼らの活動の是非は判りませんが、軍事活動を妨害するにあたっては、それなりの覚悟があって然るべきだと存じます。
    そういえば、中国や半島国家のなめた軍事挑発は、相手の能力がないから行われるのではなく、相手が反撃してこないことを前提にした行動です。
    射殺まではいかなくても、警告射撃→拿捕ぐらいはすべきでしょう。1国として対応することが困難であれば、アメリカ・アジア連合軍という旗を掲げることもあり。かと存知ます。

  3. ampontan より:

    このレーザーは軍用レーザーらしいですね。パイロットが負傷して手当てを受けたという、話もあります。そんなものを漁船が積んでいるわけはなく、海上民兵に違いありません。はっきり言えば兵士が漁をしている、漁師に化けているようなもんです。中国というのはほんとに悪辣で性質(たち)が悪い。

    1. 心配性のおばさん より:

      ampontan様

      >はっきり言えば兵士が漁をしている、漁師に化けているようなもんです。

      民間(漁師)を偽装していたとして、戦闘行為(レーザー照射)を行った時点で民間であることの保護を外すべきです。
      とはいえ、知らなかったと嘯かれても困るので、国際的な会議で提案し、決をとっておきましょう。
      特亜3国以外の反対だけだと思われるので、動議は通過するはずです。
      それより、日本にとって厄介なのは、民間の皮をかぶった彼らは、有事の際、遭難を装って日本の島礁に上陸占拠する兵だということです。
      民間であっても、軍事活動をした時点で兵とみなすという国際的な取り決めを急がなくてはと思います。

    2. 関西なまこを支援する貝ニダ より:

      平時と戦時の境目が無い、民間人と軍人の区別が無い、手段に善悪の認識が無い、カネさえ稼げるなら国益なんて関係ない。中国は、いつでもどこでも何でもやる厄介者。

      そうそう、関西生コンって、中核派と合体しつつあるそうですね。もう、やり口が中国そのもの(笑)。
      スレ違ですいません。

      1. 名無Uさん より:

        関西なまこを支援する貝ニダ様へ
        ≫そうそう、関西生コンって、中核派と合体しつつあるそうですね。もう、やり口が中国そのもの(笑)。

        いえいえ、やり口は北朝鮮そのものです。(笑)

  4. ハゲ親爺🐧 より:

    中国は自国民を海賊にしたいのか、不法戦闘員(便衣兵)にしたいのか?
    如何なる理由があろうとも、軍隊に民間人が積極的に交戦行為を仕掛けてはならない。
    軽はずみな行動が世界大戦の引き金になった例もある。
    いずれ、落とし前はつけさせられるんだろうが、便衣兵が引き起こした戦争で落とし前をつけさせられたら、戦後処理は出来ず、後々まで中国人は信義無き「呪われ忌まわしい穢れた民族」として、さぞ悲惨で不面目な扱いになるだろう。
    生きている内に見てみたい。🐧

    1. 鞍馬天狗 より:

      🐧ハゲ親爺さんへ

      >便衣兵が引き起こした戦争
      日本に取っては、一番望ましい展開ですね
      南京などの、支邦畜の言い掛かりの元ですし
      米国の認識を変えさせるチャンスになる

    2. 老害 より:

      ハゲ親爺さま

      >如何なる理由があろうとも、軍隊に民間人が積極的に交戦行為を仕掛けてはならない。

      同じ価値観は持っていない連中ですからね。証拠が残らないなら20㎜程度の機関砲で海に沈めてあげたいところでしょうが、携帯式のスティンガーもどきは持っているでしょうし厄介ですね。

      別のところにも書きましたが、自動照準で相手の目を狙って照射できる大出力レーザポインター的な(平和?)なデバイスを搭載して、漁船からの挨拶に答えてあげたらよいのではないでしょうか。

      1. ハゲ親爺🐧 より:

        老害様
        実際にスティンガー(PSM、赤外線追尾式)の射撃シミュレーション訓練を受けた事がありますが、戦闘機動中の戦闘機以外は回避不可能ですね。
        漁民も民兵らしいですし、そんなものを持っているなら尚更、攻撃機を2機呼んで正面低空(熱源を敵に向けない)から機銃掃射(ミサイルは高価)して沈めてしまわなければ。🐧
        これなら、これならアッていう間に終わるし、この海域なら後片付けは鮫がしてくれる。🐧

        1. 老害 より:

          ハゲ親爺さま

          >実際にスティンガー(PSM、赤外線追尾式)の射撃シミュレーション訓練を受けた事がありますが、戦闘機動中の戦闘機以外は回避不可能ですね。

          さすがに貴重な体験をお持ちですね。私なら、訓練後に夢でうなされそうです。

          >攻撃機を2機呼んで正面低空(熱源を敵に向けない)から機銃掃射(ミサイルは高価)して沈めてしまわなければ。

          浅い海だと、引き上げられて「敵国が民間人を虐殺した」なんて言い出しますかね。高出力レーザ兵器が実用化されても、大穴が開いてバレそうだし、上手い処分方法があると良いのですが。
          乗組員だけ、謎の障害(聴覚とか視覚とか)が出て運航不能になるというのが良いのでしょうか。
          そういった処分方法が実現できれば、将来的な難民対策にも使えそうです。

        2. ハゲ親爺🐧 より:

          老害様
          あんなの大した訓練ではありませんよ。🐧
          シュミレーターは屋内ですしね。🐧

          敵、海上便衣兵からの攻撃から、その撃砕迄インターネット動画に投稿してやれば良い。🐧
          BGMに軍艦行進曲(帝国海軍からの海上自衛隊伝統の世界的名曲マーチ)か抜刀隊(西南戦争の際、薩摩のお侍様に立ち向かった徴集農民兵を鼓舞した陸軍の感動的マーチ、現在は陸上自衛隊が使用)でもかけて。🐧
          個人的には「抜刀隊」が好みですが。🐧

        3. 老害 より:

          ハゲ親爺さま

          いつも貴重な知見をご披露いただきまして、ありがとうございます。また、私などのコメントにお付き合いいただくことに感謝いたしております。

          >敵、海上便衣兵からの攻撃から、その撃砕迄インターネット動画に投稿してやれば良い。
          >個人的には「抜刀隊」が好みですが。

          私の好みも日本刀を振るう方ですが、証拠を残さず始末する方法もあるといいかなと思います。なんせ、南京大虐殺的な扱いをする連中ですから、正当防衛であっても言い掛かりをつけてくる可能性が高いです。
          だまし討ちにするわけではありません。正当防衛であって、彼らにとっては仲間が忽然と消える、あるいは、身体に致命的なダメージを(いつの間にか)受けているといった恐怖を味合わせてあげることが効果的かと考えております。

          おっと、与太話が過ぎました。私の妄想です。失礼しました。

    3. シレン より:

      ハゲ親爺さま、おはようございます。

      >「呪われ忌まわしい穢れた民族」として、さぞ悲惨で不面目な扱いになるだろう。

      反射的に所謂南京大虐殺が思い浮かびました。
      昔も今も変らないモノだと改めて思いました。

      そして、その不名誉は日本にひっ被せば良いだろう、というのが特定亜細亜の常套手段です。

      そのときどうやって日本に責任転嫁するのか?

      生憎当事国民なので高みの見物が出来ませんが、正直興味はあります(カナダ人あたりの立場で見物したいモノです)。

      本当に堪ったものではありません。

  5. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

     昨日のBSフジのプライムニュースですが、自衛隊の元司令官が出演さ
    れて、「(朝鮮半島、台湾、南シナ海を抱える)アジアは、世界最大の火
    薬庫になっている」との発言がありました。私も(今回のレーザー照射と
    は限りませんが)南シナ海での火種が、台湾や朝鮮半島まで延焼する危険
    性もあり得ると思います。

     駄文にて失礼しました。

  6. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    便衣兵ですか、、、世が世なら殺して晒し首ですね(笑)。カラスがつつく(キモ!)。豪州海軍をレーザー照射するなんて、、、コイツら相手が日本でなくとも、どこにでも挑発するんだな。この漁船とやら、機関砲ぐらい積んでるんじゃないの?

    南シナ海を独占しようとする中国は、悪辣な共産党独占の独裁政治国です。日本海自も、日本海、東シナ海、八重山諸島ならともかく、南シナ海は自国排他的水域ではないので、きめ細かい巡回が出来ていない。

    「牛の舌」との事だが、全部中国のモノと言いたいのか。ならいっそのこと、南シナ海をぐる〜っと囲む形態で、フィリピン、マレーシア、ブルネイの主張する海域に、米国、日本、豪州、比、台、尼国の廃船寸前のボロ船を10km間隔で並べて置けばどうでしょう。「ココは中国領ではないッ」と。実弾積んで巡回。

    日本と中国が衝突するとすれば、経済的な問題からではなく、海域の安全を確保するかどうかと思う。

  7. 匿名 より:

    昨年まで三年ほど中国に駐在していたのですが、現地での厳重注意として「漁港には近づかないように、写真など撮らないように」と言われていました。中国の漁師は基本的には民兵で、有事の際には彼らの漁船で軍事行動を行うことになっているので、漁港=軍事施設と考えて行動しなさいということでした。怖いですね。

  8. 名無Uさん より:

    中共も海上便衣兵を使うのは考えものなんですが…
    本来なら、他国の船舶や漁船に体当たりしたり、レーザーを当てたりするような軍隊や漁民は徹底的に取り締まらないとならない。ですが、中共はそんな気は毛頭無し。
    自分は悪魔的な思考もしたりするので、こんなのはいい鴨になります。
    自分が軍事的に他国を制圧したいと考えたなら、まず他国の部隊の一部や漁民を買収することを考えますね。その上で日時を決めて、自国の船舶に攻撃させる。シナ人であれば、買収に応じるでしょう。しかも、『国を売る』ような行為を唆されるのではなく、一見して自国の権益を守るような行為を唆される。
    こちらは戦端が開く日時がわかっているから、戦争準備はバッチリ。しかし、火遊びを続ける国は開戦の決意も無ければ、戦争準備も整っていない。

    こんなことを続けていたら、中共は他国の開戦工作のいい鴨にしかならないでしょう。彼らは他国に圧迫を加えて、サラミ戦術を採ることが賢いことだと考えているようですが…

    1. 鞍馬天狗 より:

      名無Uさん さんへ

      >悪魔的な思考
      悪くはないと思うけど、
      “策”は、”策”
      戦術に過ぎない

      トランプがやってるのは、戦略戦
      バレたら逆効果になる様な術策ってのは、
      どうなんだろ?

      来年の選挙までって、タイム・リミットが有るから
      術策も必要かもね

  9. がぶりえる より:

    今、米国では2017年同様、上院に「南シナ海・東シナ海制裁法案」が提出されてます。
    今回も米国上院での可決の可能性は低いだろうと云われてます。

    https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/05/post-12192.php

    故に南沙の方(民兵主体)と尖閣(海警主体)と行動が荒い状況(挑発)になっているだけだと思います。現在の状況で中国海軍が事を構える可能性としては習近平が制御に失敗している場合を除きかなり低いと見ます。そして中國民兵(便衣兵)との間に各国が交戦状態となったとしても政治的意義としてはゲリラの襲来としかされませんので、そこから中国海軍、南海艦隊が出張って戦闘拡大にはならないでしょう。
    寧ろ中國側も戦闘準備は整っていないと見てます。
    理由はファーウェイの荷物をFedExが誤配送で米国周りとした件で、FedExが謝罪しているのですがファーウェイ側は配送会社の検討に入る等からも中国のリスク管理の甘さが目立つためです。
    ちなみにFedEx CEOは海兵隊OBでFedExには海兵隊→FedExの人物の多い会社です。また現在の世界には封筒を開封しないでも内容を取り出せる画像解析システム(これで死海文書を開封しないで内容を画像解析で表示させることに成功した考古学の成果もある)も存在することから、物理戦争にはまだ進展しないと考えます。

  10. 匿名 より:

    題名の日本語おかしくないですか?

    1. 新宿会計士 より:

      あ、本当だ!日本語がおかしいですね。さっそく修正します!ご指摘ありがとうございました

  11. 老害 より:

    >まさか中国人民解放軍の思考パターンがわが国の頭の悪い市民活動家と同じだとは思いたくありませんが、「やって良いこと」「悪いこと」の区別がついていないというのは厄介です。

    市民活動家の思考パターンは、中華思想そのものではないかと思います。「自分たちの行動はすべて善」ということではないでしょうか。悪質な活動家は遠慮せず検挙してほしいです。

    南シナ海では、軍事訓練を受けた武装漁民=人民解放軍 とみなしてあげましょう。こちらも遠慮せず、大出力のレーザを照射してあげたい。

  12. ハゲ親爺🐧 より:

    シレン様
    私が本当に望んでいることは朝鮮半島迄を含む中華帝国の飢餓による内戦、滅亡。彼等自身による人口調整。🐧

    中華文化圏の人口は明らかに多すぎ、やること成す事、人類共通の利益からかけ離れ、害毒のみを垂れ流しています。🐧

    21世紀初頭に台頭した拝金悪魔、人肉喰いの孔子の使徒漢族と付属品の朝鮮人が滅亡或いは人口調整されるなら、他の悪魔(キリスト教徒、イスラム教徒)と同盟する価値が有るのではないでしょうか。🐧

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