平昌直前:「6つのシナリオ」アップデート
韓国という国家が消滅する可能性が上昇して来ました。世間では明日からの平昌(へいしょう)冬季五輪に浮かれている節もありますが、私はそれどころではなく、本格的に米軍が韓国から撤収してしまう可能性が出て来たと考えています。
目次
2018/02/09 08:25付 追記
当初公表版の記事に、いつにも増して誤植、助詞(てにをは)の誤りなどが多かったので、当初公表版の記事の文意を損ねない範囲で修正しております。
朝鮮半島の6つのシナリオ
何か裏がある?安倍総理らの訪韓
いよいよ本日、韓国で平昌(へいしょう)冬季五輪が開幕します。
ごく一部のメディアの間では、「五輪特集」で能天気に浮かれているような雰囲気も見られますが、私はけっして「お祭りムード」に騙されてはならないと考えています。
私は昨日、『平昌五輪は米韓同盟破棄のきっかけなのか?』のなかで、どうも日米両国の首脳級がそろって韓国を訪問する理由については、ごく近い将来、米韓同盟が破棄される布石なのではないか、という仮説を申し上げました。
もちろん、安倍晋三総理大臣、マイク・ペンス米副大統領の2名の訪韓によって、すぐに米韓同盟が消滅する、という短絡的なものではありません。
しかし、米韓合同軍事演習が平昌五輪終了後に延期されたという事実、1月9日の南北高官級協議以降、平昌五輪が北朝鮮に乗っ取られつつあるという問題をあわせて踏まえるならば、明らかに安倍・ペンス両氏の訪韓は、韓国・朝鮮半島の未来と直結する、重要なきっかけであるように思えてなりません。
「朝鮮半島の6つの将来」シナリオ再掲
ところで、以前からの当ウェブサイトの「人気コンテンツ」の1つに、「朝鮮半島の6つの将来」というシナリオ分析があります(図表1)。
図表1 朝鮮半島の6つの将来と実現可能性
シナリオ名 | シナリオ概要 | 現時点の実現可能性 |
---|---|---|
①赤化統一 | 韓国(南朝鮮)が北朝鮮により赤化統一されてしまう | 25% |
②韓国だけの中華属国化 | 韓国が中国の属国となるほかは、現状がほぼ維持される | 30% |
③クロス承認 | 韓国が中国の属国となり、北朝鮮を日米などが国家承認する | 10% |
④半島全体の中華属国化 | 南北朝鮮が統一され、そろって中国の属国となる | 10% |
⑤北朝鮮分割 | 北朝鮮をロシアと中国が分割占領し、韓国は中国の属国となる | 20% |
⑥現状維持 | 南北朝鮮は、とりあえずはそのまま存続する | 5% |
(【出所】著者作成)
これら6つのシナリオを提示した理由については、過去に何度も説明済みですので、ここでは繰り返しません(詳しくは昨年11月20日付の『韓国は7割の確率で中華属国化する』や12月27日付の『朝鮮半島は2割の確率で赤化統一される』などをご参照ください)。
これら6つのシナリオの実現可能性については、今年1月10日時点で掲載した『平昌の欺瞞:赤化統一に一歩近づいた韓国』のなかで、「①北主導での赤化統一」の確率を、それまでの20%から25%に引き上げたばかりです。そこから約1ヵ月が経過しましたが、ここに来て、赤化統一の可能性がさらに高まりました。
いや、もう少し正確にいうならば、いまや韓国が「国であること」をやめようとしているとしか思えないのです。
もっといえば、韓国が中華属国化も赤化統一もされずに今のままで独立を維持する確率は、いまや限りなく低くなりつつあるのです。
ただし、本日時点ではこの「シナリオ実現確率」を変更することはしません。
なぜなら、本日開かれる日韓首脳会談の内容次第では、まだ判断を変えなければならなくなる可能性があるからです。
※2018/02/09 8:25追記
安倍総理と文在寅(ぶん・ざいいん)氏の首脳会談が開かれるのは本日の午後だという報道が入って来ています。余裕があればこれについても単評を掲載したいと思います。
シナリオの共通点は「米韓同盟の消滅」
この6つのシナリオはさまざまですが、シナリオ⑥(現状維持)を除けば、いずれにも一貫した共通点があります。
それは、シナリオ①~⑤の5つは、いずれも「米韓同盟の存在」と並立し得ないものです。
つまり、「シナリオ①~⑤が実現するとき」とは、「米韓同盟が消滅するとき」、と言い換えても良いでしょう。
たとえば、朝鮮半島全体が北朝鮮主導で統一されるという、①の「赤化統一」シナリオについて眺めてみれば、事実上の北朝鮮と化した韓国が、米国と価値を共有する同盟であり続けることは不可能です。
また、②の「韓国のみの中華属国化」シナリオについては、前任の朴槿恵(ぼく・きんけい)政権が続いていれば、結果的に実現していたた可能性が高いと思いますが、これも名実ともに中国の属国となった瞬間、韓国は米国との同盟を維持することなどできなくなります。
これに加えて、③の「南北クロス承認」シナリオが成立する前提は、朝鮮半島の軍事バランスの中立化にあります。仮に日米両国が北朝鮮を国家承認すれば、中国が米韓同盟を維持することを容認しないでしょう(とくにこの③は、私個人的にはあまりあってほしくないシナリオですが…)。
さらに、朝鮮半島全体が中華属国化する④のシナリオ、朝鮮半島北半分が中露両国に分割占領される⑤のシナリオにしても、これらのシナリオが成立する前提は、中国やロシアが米軍の勢力圏と国境を接しないという重要な条件があります。
いずれにせよ、私は、長い目で見て朝鮮半島が日本や米国などの「海洋同盟」から外れ、いずれ中国やロシアなどの「大陸同盟」に吸収されることは間違いないと考えていますが、短期的には米韓同盟が一種の「タガ」となっていて、韓国はしばらく海洋同盟と大陸同盟の間で翻弄(ほんろう)されることになると思います。
そして、米韓同盟が消滅すれば、朝鮮半島は自動的に①~⑤のいずれかのシナリオに向かって突っ走りはじめる、と私は考えているのです。
具体的にどうなるのか?
最大の懸念は赤化統一
では、私が以前から示してきた「6つのシナリオ」は、今回の局面と、具体的にどう関わってくるのでしょうか?ここで1つ、極端なストーリーを考えてみます。
- 3月18日 平昌冬季五輪(パラリンピック)が閉幕
- 3月19日 韓国は米韓合同軍事演習の即時再開を拒絶
- 3月XX日 南北朝鮮、平和統一委員会の立ち上げを宣言
- 4月XX日 米韓両国は合同軍事演習の無期限延期を宣言
- 5月XX日 北朝鮮、韓国に対し「反共和国的行為」の取り締まりを要請、韓国に事実上の思想警察機能が復活
- 6月XX日 米国、在韓米軍の規模削減を発表
- 7月XX日 米中首脳会談、日米首脳会談が相次いで行われる
- 8月XX日 米国、戦時統制権の韓国への年内返還で合意
- 9月XX日 米国、北朝鮮建国記念日に合わせ、北朝鮮との「平和対談」の実施で合意
- 10月XX日 南北朝鮮、「高麗連邦共和国創設」で基本合意
- 11月XX日 「高麗連邦共和国制憲議会」のための選挙が南北で同時に行われる
- 12月XX日 制憲議会招集
これは、平昌五輪をきっかけにして一気に米韓同盟の破棄(または事実上の無効化)が進み、それと同時に赤化統一に向けて、一気に事態が進行する、というものです。
もちろん、これは私自身の単なる想像であり、どこかからきちんとした客観的情報を得たわけではありません。
しかし、文在寅氏のこれまでの発言内容、北朝鮮の提唱してきた「高麗連邦共和国構想」などを眺めていると、韓国が急速に赤化統一へ突っ走りはじめるというシナリオも、決して「夢物語」でもないのです。
シナリオ分岐の出発点は、米国が北核を容認するか
いずれにせよ、私は、シナリオ⑥(現状維持)の確率は極めて低くなったと考えていて、あとはシナリオ①~⑤(あるいはそれに類似するシナリオ)のどれが実現するか、という問題だと考えています。
ただし、これらのシナリオのどれが実現するかの出発点は、まず、米国が北朝鮮の核保有を容認するかどうかにあります。
分岐で示しておきましょう。
(1)米国(や中国、ロシア)が北朝鮮の核保有を認めるか?
- →Yesの場合:(2)へ行く
- →Noの場合:(5)へ行く
(2)中国が韓国を勢力圏に置くことに成功するか?
- →Yesの場合:(3)へ行く
- →Noの場合:(4)へ行く
(3)日米両国が北朝鮮と国交を正常化するか?
- →Yesの場合:シナリオ③(クロス承認)
- →Noの場合:シナリオ②(韓国のみ中華属国化)
(4)米韓同盟が終了するか?
- →Yesの場合:シナリオ①(北朝鮮主導での南北赤化統一)
- →Noの場合:シナリオ⑥(現状維持)
(5)米国が中国やロシアと談合して北朝鮮攻撃に合意できるか?
- →Yesの場合:シナリオ⑤(北朝鮮分割と南朝鮮の中華属国化)
- →Noの場合:(6)へ行く
(6)米国が限定的な北朝鮮攻撃を実施するか?
- →Yesの場合:シナリオ④(半島全体の中華属国化)かシナリオ⑥(現状維持)
- →Noの場合:事実上、米国が北の核保有を認めたことになり、(2)へ行く
米国による対北アクションの4パターン
ところで、米国が北朝鮮の核保有を容認しないとしたら、米国は軍事行動により北朝鮮に核放棄を迫ることができるかどうか、とうい論点に移行するのです、ここで考えられる米国の北朝鮮に対する行動としては、次の4つの類型が考えられます(図表2)。
図表2 米国による対北朝鮮行動の4類型
類型 | 概要 | 行動の目的 |
---|---|---|
A.限定攻撃 | 北朝鮮の核・ミサイル施設に限定して空爆を加える | 北朝鮮の体制転覆を目的としたものではなく、あくまでも北朝鮮の攻撃能力除去を目的としたもの |
B.全面攻撃 | 金正恩の身柄拘束(または殺害)を目的に、北朝鮮に軍事侵攻する | 北朝鮮の体制そのものを変革し、金正恩体制を除去することを目的としたもの |
C.無血開城 | 北朝鮮に対し、軍事攻撃を伴わずに「投降」を呼び掛ける | 平和裏に金正恩体制を除去することを目的としたもの |
D.何もしない | 上記A~Cのどれも行わない | 北朝鮮の現状を追認する |
(【出所】著者作成)
このうち、私が最も恐れているのは「D.何もしない」ですが、この可能性は決して低くありません。
この場合、上記の分岐でいえば「(1)のYes」であり、最終的には北朝鮮が主導する核武装した統一朝鮮が出現する可能性もあれば(シナリオ①「赤化統一」)、やむなく日米が北朝鮮を国家承認し、統一朝鮮の出現を阻止するために、日米が韓国の中華属国化を容認する可能性もあります(シナリオ③「クロス承認」)。
一方、「D.何もしない」と並んで可能性が高いのは、「A.限定攻撃」(サージカル・アタック)です。
実は、すでに昨年8月時点で、北朝鮮の先制攻撃に米国が反撃する場合に限って中国は中立を維持すると、米中間で談合が成立しています(詳しくは『「北朝鮮攻撃」で問題は解決しない』の『朝鮮半島有事における米中談合は終わっている?』あたりをご参照ください)。
この場合、上記の分岐でいえば「(6)のYes」です。
つまり、北朝鮮の攻撃能力を奪うことだけを目的として限定空爆が実施されるものの、それは北朝鮮の体制を崩壊させるだけの攻撃とならず、結局は何も変わらないか(シナリオ⑥「現状維持」)、それとも北朝鮮の体制が弱り、中国の後ろ盾を得て、中国主導で韓国が北朝鮮を吸収する形での朝鮮半島統一が実現する(シナリオ④「半島全体の中華属国化」)、という結果に終わると見ています。
なぜ全面攻撃はあり得ないのか?
一方、仮に米国が合理的な思考をするならば、図表2に示した行動のうち、「B.全面攻撃」は非常に考えにくい、あるいは、ほぼあり得ないパターンです。
なぜでしょうか?
理由は簡単です。
米国が北朝鮮に全面攻撃を加えるのであれば、長い陸上の国境を接する中国や、北朝鮮にとっての「友邦」であるロシアとの合意が必要だからであり、それらの合意なしに開戦してしまえば、中露のいずれか(あるいは双方)が、必ず北朝鮮戦争に介入して来るからです。
たとえば、中露双方の合意が取れていないのに全面攻撃に踏み切ってしまえば、中露両国は米国に対する非難決議案を国連安保理に上程するでしょうし、中国(瀋陽軍区)は鴨緑江、豆満江を越えてゲリラ部隊を送り込んでくるかもしれませんし、ロシアは金正恩の一時的な亡命を助け、金正恩がロシア領内から北朝鮮人民にラジオ放送で「徹底抗戦」を呼び掛けるかもしれません。
では、米国が中露双方と「北朝鮮の体制を変革する」と合意した場合には、どうなるでしょうか?
この場合、わざわざ北朝鮮に全面戦争を仕掛ける必要などありません。米中露3ヵ国が談合したという事実をもって、金正恩は失禁して逃げ出します。何なら、スイスあたりに金正恩の亡命先を準備してやれば、金正恩とその一族は、喜んでスイス行きの航空機に乗るでしょう。
つまり、この場合には「C.無血開城」が実現してしまうのです。
このように考えていけば、図表2の4類型のうち、事実上、「B.全面攻撃」は非常に考え辛いのです。
(もちろん、米国がリスクを取って北朝鮮への全面攻撃を加えるという可能性はゼロではありませんし、スパイを送り込んで金正恩の身柄を拘束することに成功する可能性もありますが…。)
結局、自力で解決できない韓国
以上、平昌五輪開幕直前である本日時点のポイントを繰り返すと、次のとおりです。
- 朝鮮半島の将来は、北朝鮮主導での赤化統一、韓国が中国の勢力下に入ることの2つを主軸に、6つほど考えられる
- 米軍が北朝鮮を攻撃するとしたら、限定攻撃くらいしか考えられないが、この限定攻撃だと北の核問題は解決しない
私は、1994年にクリントン政権が主導した「6ヵ国協議」という負の遺産を含め、北朝鮮の核開発問題とは、米国のアジア政策の失敗の歴史だったと考えています。その意味で、事態を収拾するための最初の鍵は、米国が北朝鮮攻撃に踏み切ることができるかどうかにあります。
ただ、私に言わせれば、この問題がここまでこじれたことについて、そもそも最も大きな責任を持っている国とは、韓国です。
考えてみれば当たり前ですが、「北の片割れ」の無法を放置し続けたのも、「自国に全く脅威をもたらさない国」である日本を徹底的に激怒させる行動を取ってきたことも、韓国が「日本に対する精神的優位性」というちっぽけなプライドを満たすために、本当の脅威と立ち向かうことを拒絶し続けてきた無責任な態度だったと断じざるを得ません。
あえて言葉を選ばずに申し上げるならば、北朝鮮の核開発問題を解決する過程で、韓国という国が滅びたとしても、それは自業自得であり、まったく同情する気になれません。
韓国が、あるいは北朝鮮が、これからどこに行くのか、果たして本日の日韓首脳会談を通じて、その方向性が見えてくるのでしょうか?
お断り:本日以降のウェブサイト更新について
昨日も申し上げましたが、本日夕方の日韓首脳会談が行われると考えられる時間帯から土曜日にかけて、私自身が、非常に重要な「家族サービス」をしなければならなくなりました。
ウェブサイトについて更新できるようであれば更新したいと思いますが、場合によっては読者コメント欄を使って、簡単に所見を述べる、ということをするかもしれません。
ご不便をおかけしますことをあらかじめお詫び申し上げます。
なお、当ウェブサイトにおいては、読者コメント欄は投稿自由です。どうかご遠慮なく書き込んで下さい。
引き続き当ウェブサイトをご愛読くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
< 毎日の更新ありがとうございます。
< 今日の安倍首相とペンス副大統領の会談を持ってしても、一番我々にとってはチョイスして欲しくない選択を文大統領はするでしょう。文は人権派の弁護士というが、まさに骨の髄までアカです。公務員だけ増やして就労率を上げたり、私企業の賃上げして収益悪化させたり、前政権の積弊をえぐり出したり、外交は友邦の日米敵に回し、北に擦り寄りシナには足蹴りされたり、大統領としては全くの無能ぶり。まだ、会談で安倍首相の「隠し球」があるかもしれませんが、多分90%は「聞くだけ」で並行線で終わる気がします。
< そうなるとパラ五輪以後、米韓演習も即実行せず、更にタイムリミットが近づきますね。米軍による限定攻撃(サージカル アタック)は中国も黙認すると表明しているし、障害は無いと思います。安倍首相には本日、邦人、その他外国居留民保護の為、釜山、仁川、京城への日本商船、民間機、自衛隊の派遣を文に呑ませるべきです。
< なんだかんだ言っても、所詮同じ民族同士、「一緒になってみたい」んでしょう。65年以上敵だったら体制も違うし、無理だと思うけど。それがあとでどれだけの被害、悲運を招くことであっても、文はそんな事考えてない。と同時に大量の難民が日本に殺到しないか、水際で追い返す必要があります(不正な密航も)。
新宿会計士様の今後の高麗連邦の建国のストーリー、興味深く拝読しました。南は北に経済力、その他体力を北朝鮮に吸われ、ガタガタになるでしょう。その時、頼るのは中国しかない。つまり結局は中国の保護国、属国になりますね。あ〜あ、お馬鹿な国。ドサクサに竹島返して貰おか。
< 失礼しました。
良質な話題提供、そして緻密な分析ご苦労様です。
さて、本日はオリンピック開会式。
アメリカと北朝鮮がコンタクタブルな1日です。
管理人様分析の通り、どうも、アメリカは韓国を切り捨てたいようですが、
中国に渡して、核を持たせたまま南北統一し、日本と対立して貰うのも
アメリカにとっては困ると思います。
「核攻撃の巻き添えを日本在住のアメリカ国民多数が食らう」からです。
そうなれば、トランプがどんなに有能で業績を上げていようが
大統領の座は吹き飛ぶでしょう。
つまり朝鮮半島民から米国の脅威にならないように
核の製造能力を取り上げないといけないのですが
もうひとつだけ実施可能な解決策があります。
「金氏朝鮮から軍事・外交権を買い取り1国2制度の元、米国の準州にすること」
です。
米国での2制度の存在についてですが、学校で習いませんでしたか?
そう。南北戦争前の奴隷制(自由州&奴隷州)です。
つまり
前例がある以上、常識に会わないからといって「無いと決め付けてはいけないのでは」ないでしょうか
ハプスブルク家とブルボン家、ヒトラーとスターリン。英仏。独仏。
歴史上では宿敵同士ですが、みな手を組みました。
かつて鬼畜米英と言っていた日本も今やアメポチです。
民主主義ではありえませんが、今回の相手は国家全体が金氏のモノである金氏朝鮮です。
検討の俎上に載せて良いかと。
独断ですが、これらによって米国には以下のメリットがあります。
・近い将来衝突の可能性のある中国に隣接して陸軍の橋頭堡を持てる。
・南朝鮮、中国東北部、日本に対し主権譲渡を主張できる。
・アメリカ北西部で大災害(要はイエローストーンの破局噴火)発生時に
アジア側に主権の一部があることで国力低下を抑えることができる。
・民族自決にのっとり、他民族のEU型アメリカへの参加を促せる。
具体的には日本と台湾、地政学の点からの本命チベット。
・朝鮮半島民を通じて日本を制御する構造が残せる。
もちろん金氏朝鮮にもメリットはあります。
・アメリカの資金・技術入手の余地ができ、自国民の統治を改善できる。
・親方星条旗に背乗りして自分の権益を拡大できる。青化統一後南から搾取可能。
こういったメリットが考えられるのです。
つまり、「アメリカと金氏朝鮮が対立している」ことに
目をつぶれば金氏朝鮮がアメリカに事大することは
「WIN&WINの関係が築ける」のではないでしょうか。
実現性は今の消費税並かそれ以下と思いますが、
完全否定はできないと思います。
但し、韓国同様、日本も梯子を外されてしまうので、
日本にとっては今よりはるかにマイナスかと。
さて。7つ目のケースとして大取引あるのでしょうか?
北主導での半島統一でも、色は「赤くない」かも知れませんね。
歴史好きの軍国主義者さんへ。
一応読みましたけど、日本は雨ポチじゃないと思いますよ。ここのブログ主さんも以前書かれてましたけど、米軍は日本の支援がなければ世界でオペレーションできないほど日本に依存しているのです。日本が米軍に対して相対的に優位な立場にあることは間違いありません。(尤も、その地位を生かしているかどうかは疑問ですが。。。)。あと、朝鮮半島が米国のものになったとしても、米国は嬉しくないと思いますよ。長年の金王朝の洗脳に染まった朝鮮民族を支配するなどイラク統治の比じゃないし、北朝鮮を米国が支配することになれば中国が黙ってませんって。私はブログ主さんが言うシナリオ(5)をメインに、中国の本音が韓国を中立化させて緩衝地帯にして北朝鮮をロシアと分割統治するというのが本音だと思っていますがいかがですか?
>歴史的にみると朝鮮半島には高句麗=満州人、新羅=中国人、百済=倭人の3つの種族が存在しています。また、半島の70%は山地であり、起源数世紀頃ではまとまって人間が住めるのは平壌と釜山の2か所で、平壌は大陸性で雨が少ない痩せた土地、釜山は海洋性で雨が多い豊な土地です。朝鮮半島が実質的に統一されるのは14世紀の李朝ですが種族的には満州人で、首都をソウルに移します。以後、不毛な北は豊かな南を収奪して生きていくことになります。従って、現在の韓国を見るとソウルを中心とした北と釜山を中心とした南に分かれ、仲が良くない。文大統領は慶尚南道巨済郡(現・巨済市)の生まれなので南のはずだが、長くソウルに住んでいるため、北の人間になってしまって、同じ満州人の北朝鮮に親しみを持っているようです。
>米国による北朝鮮攻撃の可能性はまず無いと考えています。根拠は冷戦の成功とイラク戦の失敗です。冷戦中のソ連に対しては軍拡競争を仕掛け、経済を疲弊させてソ連を崩壊させています。イラクの場合、地上軍で侵攻し、フセインを殺害し政府を崩壊させましたが、内線が続きよけい悪くなってしまいました。こうしたことから米国は北朝鮮を挑発し、軍拡競争に持っていくと思います。米国にとって軍需産業は唯一世界に勝てる産業だからです。更に、北朝鮮の場合、制裁による経済の疲弊が実質的な資本主義的な市場経済に移行しています。後は内部崩壊を待つだけです。北朝鮮の核は進んでいるように見えますが、広島型はともかく爆縮型は実験だけではなく、相当なスーパーコンピュータを必要とし、ウランの濃縮にも莫大な電力を必要とします。今の北朝鮮にそれだけの電力があるとは思えません。ロケットを飛ばすだけのブラフでしょう。ロフテッドでは高さは出ても精密誘導はできませんから。本気でICBMの実験を行うには太平洋上の公海上に情報船を派遣し、精密に飛ばしてデータを取らないと完成でません。出来ると思いますか。
通行人様
ご意見ありがとうございます。
>米軍は日本の支援がなければ世界でオペレーションできないほど日本に依存している
その通りですね。
それをわきまえてこの意見を書いております。
欧米の植民地支配は歴史的に間接統治です。
南朝鮮と日本をコントロールする為に、金王朝の存在価値が有ると思います。
中国が黙っていない件については、トランプ大統領は昨年の前半は習近平と中国を北朝鮮の問題のキーマンとして立てて居たかと。
「中国には十分チャンスは与えた」のでは無いでしょうか?
蛇足ですが、軍国主義者に取ってアメリカがその気になれば横須賀と横田の通常戦力を使って5分で日本の法治根源を破壊可能です(笑)
そんな国はアメリカより永遠に優位には立てないかなと思います。