AIIB格付問題と銀行規制を考える

世界的な格付業者にして、怪しげな格付を連発している会社がムーディーズです。この会社は先日、中国が主導するAIIBに対し、最上級の格付を付与しました。このことは間接的に、日本国民の税金による負担を増やす恐れがあります。本日はこの論点について、金融行政との関係を踏まえて解説したいと思います。

AIIBが格付取得の衝撃

本日は米韓首脳会談をテーマに執筆しようと思っていたのですが、執筆時間の都合で、明日に回したいと思います。そのかわり、本日は6月29日に緊急寄稿した『【速報】AIIBが最高格付取得の意味』の続きを説明したいと思います。

不可解なムーディーズの格付基準

世界的な格付業者の一つであるムーディーズ(Moody’s)は6月29日、中国が主導する国際開発銀行(MDB)である「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)に対し、「Aaa・安定的」という最高の格付を付与しました。

Moody’s assigns first-time Aaa issuer rating to Asian Infrastructure Investment Bank; outlook stable(2017/06/29付 Moody’sウェブサイトより)

同社によると、AIIBに対して最高格付を付与した主な理由は、次のとおりです(カッコ内は著者による仮訳)。

  • The rating reflects Moody’s assessment of AIIB’s current and future creditworthiness, as it ramps up its operations over the next 5-10 years.(この格付は今後5~10年かけて成長が見込まれるAIIBの現時点および将来の信用力に対するムーディーズによる評価を反映したものである。)
  • The Aaa rating takes into account the strength of AIIB’s governance frameworks, including its policies on risk management, capital adequacy and liquidity.(Aaaという格付はAIIBのガバナンスのフレームワークの強さを反映したものであり、これにはリスク管理に関する方針や資本の十分さ、流動性も加味されている。)
  • Very robust capital adequacy will support AIIB’s credit profile.(非常に堅調な資本の充実度がAIIBの信用評価を裏付けている。)
  • We expect AIIB’s liquidity position to be as strong as that of other highly rated multilateral development banks (MDBs).(我々はAIIBの流動性ポジションについても高格付を取得する国際開発銀行(MDB)として相応しいと考えている。)
  • The availability of substantial callable capital illustrates the contractual and extraordinary support Moody’s expects would be forthcoming in extremis.(万が一の苦境の際であっても、AIIBには出資約束資本の契約上の調達能力がある。)

しかし、ここでいう「ガバナンスのフレームワークの強さ」とは、いったい何を指しているのでしょうか?理事会がどこで行われているかもよくわからないし、意思決定プロセスも不透明なこのMDBに、どのような「強さ」があるというのでしょうか?私には全く意味が分かりません。

余談ですが、私は個人的に、ムーディーズ社の格付そのものに対し、昔からさまざまな疑念を抱いています。その一例が日本国債の格付です。ムーディーズは日本国債(Japan sovereign)の格付をA1(シングルA+に相当)に設定していますが、全く意味がわかりません。なぜなら、日本国債は外貨建て(例:米ドル建て)で発行されておらず、発行残高の全額が円建てであり、「国債のデフォルト」ということ自体があり得ないからです。

もっとも、財務省あたりは増税という世論を醸成する目的で、「日本は財政危機にある」という虚構をでっち上げるために「外国の格付業者」という「外圧」を使っている節もあります。日本政府はムーディーズを論破しようと思えばできるのに、わざと放置しているのには、そういう背景もあるのかもしれません。

いずれにせよ、ムーディーズの格付は基本的な財務分析すらできていないのではないかとすら感じます。

AIIBの財務諸表を眺める

さて、AIIBは2016年12月基準の財務諸表を公表しています(図表1)。

図表1 AIIBの2016年12月基準の貸借対照表
区分勘定科目金額(千ドル)
資産の部現金・現金同等物1,281,992
定期預金2,292,141
売買目的投資3,179,873
共同案件預託金23,623
貸出金(償却原価区分)9,553
払込資本未収入金11,007,227
その他資産958
資産合計17,795,367
負債の部その他負債5,538
資本の部払込済資本18,065,400
払込差額準備金(282,868)
留保利益7,297
資本合計17,789,829
負債資本合計17,795,367

(【出所】AIIBのアニュアル・レポートのP29より著者作成)

非常にシンプルなバランスシートです。

少なくとも2016年12月末時点では、AIIBは払込資本だけで運営されており、貸出金(※償却原価区分とされるローン)の金額は100万ドル弱に過ぎません。そして、余ったお金をキャッシュや定期預金、あるいは「売買目的投資」(Investment at FVTPL)で保有しているという状況にあります。

さらに、AIIBの2016年12月末時点における払込予定資本総額は900億ドル少々でしたが、これに対する資本金の金額はその20%にあたる約180億ドルであり、しかも110億ドルを超える未収入金が発生しているため、実際に払込が行われている金額は実質的に70億ドル少々に過ぎません。つまり、出資履行済額は全体の7.8%に過ぎないのです(図表2)。

図表2 AIIBの払込済資本は2016年末で7.8%だった
項目金額(千ドル)備考
出資約束額…①90,327,0002016年12月末の加盟国50ヵ国の合計
貸借対照表上の資本金…②18,065,400②÷①=20%
貸借対照表上の未収入金…③11,007,227110億ドルの未収入金のうち、中国が32%を占める
実質的な資本金…④=②-③7,058,173④÷①≒7.8%

(【出所】AIIBのニュース・リリースおよび貸借対照表より著者作成)

報道によれば、AIIBは現時点ですでに80ヵ国が加盟しており、出資額も930億ドル程度にまで膨らんでいたはずです。しかし、少なくとも2016年12月時点では、実際に払込が行われた資本金額は全体の7.8%の71億ドル弱に過ぎず、しかも、その71億ドルのうち大部分が、実際の貸出に回らずに預金や有価証券などで運用されているというのが実態なのです(図表3)。

図表3 払込金71億ドルの使途
項目金額(千ドル)全体の割合
本業であるはずの貸出金と預託金33,1760.47%
現金、預金、有価証券など6,754,00695.69%
営業経費等270,9913.84%
合計7,058,173100%

つまり、AIIBが客観的に開示しているデータからは、

払込済資本が出資約束額の7%に過ぎず、実際に貸出に回っている金額はさらにその0.5%に過ぎない!

という事実が判明するのです。

もっとも、このデータは2016年12月末時点のものであり、貸出金の金額は、現時点ではもう少し増えていると考えられます。ただ、私が先日、『華々しいAIIB、実態は「鳴かず飛ばず」』と題した記事の中で指摘したとおり、少なくとも2016年6月19日時点で、

  • AIIBへの加盟国は80ヵ国ではなく、56ヵ国である
  • AIIBの融資承認済み案件は13件、金額は21.75億ドルに過ぎない
  • 承認済み案件13件のうち単独案件は3件に過ぎない

という事実については、AIIBを議論する際にきちんと踏まえておくべきでしょう。

銀行自己資本比率規制とは?

バーゼルⅢと自己資本比率規制

さて、「AIIBが適格外部格付を取得した」という点は、AIIBがこれから業容を拡大していくなかで、非常に重要な意味を持ちます。というのも、「アジア最大の債権国」である日本では、銀行等の金融機関が巨額の資金を余らせており、少しでも良い利回りの円建ての債券が発行されたら、それに群がるように投資家の資金が殺到するからです。

ここで、重要な要因が「バーゼル規制」です。

そもそも、銀行などの金融機関は民間企業ですが、「一般大衆から預金を受け入れ、貸出金や有価証券といった投融資を通じて信用創造を行い、為替・振替等の決済システムの一翼を担う」という意味で、非常に重要な社会的機能を担っています。これが「預金取扱金融機関の3大機能」です(図表4)。

図表4 預金取扱金融機関の3大機能
機能概要備考
受信機能預金または定期積金の受入銀行等に預け入れられた預金は社会的には現金と同等の意味を持つ
与信機能資金の貸付け、手形の割引銀行等の金融機関が集めたお金を資金需要者(産業)に貸し出す機能
決済機能為替取引振込、決済などの機能

ということは、銀行等金融機関が倒産してしまうと、甚大な社会的影響が生じることになります。

それだけではありません。金融システムのグローバル化が進んだ昨今、どこかの国で金融不安が発生したら、あっという間に世界中に金融危機が伝播してしまうこともあります。2008年9月のリーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発した危機はその典型例でしょう。

そこで、先進国を中心とする世界中の金融規制当局がスイス連邦バーゼル市にある国際決済銀行(Bank for International Settlements, BIS)に集まり、金融規制の在り方を議論している委員会があります。それが「バーゼル銀行監督委員会」(Basel Committee on Banking Suprevison, BCBS)です。そして、BCBSが策定するルールが「バーゼル規制」と呼ばれており、現在のバーゼル規制は2007年に導入された「バーゼルⅡ」規制の上に、2010年に導入された「バーゼルⅢ」規制を重ねるという格好になっているのです。

バーゼル規制下では、銀行等金融機関に対し、次の計算式で求まる自己資本比率を8%以上とすることを最低規制として課しています。

自己資本比率=自己資本÷リスク・アセット等

また、日本国内では、外国に支店を持っている金融機関(国際統一基準行)とは別に、外国に支店を持っていない金融機関(国内基準行)に対するルールを別途策定しており、そのルール・ブックは「銀行自己資本告示」に示されています。

リスク・ウェイトとは?

ここで重要な考え方が「リスク・ウェイト」です。

一般事業会社の財務分析と異なり、銀行等金融機関の場合、「自己資本比率」の分母は総資産ではなく、「リスク・アセット等」です。そして、投資対象の「リスク・ウェイト」が高ければ高いほど、分母の金額が大きくなる(すなわち自己資本比率が低下する)、という格好となっています。

信用リスク・アセットの計算方式には、大きく分けて「標準的手法(SA)」と「内部格付手法(IRB)」がありますが、ここでは標準的手法の方式をベースに、リスク・アセットの考え方のごく一部を紹介しましょう。

このリスク・アセットは、格付が良くなればなるほど小さく計算される仕組みであり、次のリスク・アセット表を参照します(図表5)。

図表5 リスク・ウェイトの判定ルール
種類格付区分
中央政府及び中央銀行向けエクスポージャー(第56条第1項)AAA~AA-0
A+~A-20
BBB+~BBB-50
BB+~BB-100
B+~B-100
B-未満150
国際開発銀行向けエクスポージャー(第60条第1項)AAA~AA-20
A+~BBB-50
BB+~BB-100
B+~B-100
B-未満150
地方公共団体向け・外国公共部門向け・金融機関向けエクスポージャー(第58条・第59条・第63条第1項第1号)AAA~AA-20
A+~A-50
BBB+~B-100
B-未満150
法人向けエクスポージャー(第65条)AAA~AA-20
A+~A-50
BBB+~BBB-100
BB+~BB-100
BB-未満150

(【出所】銀行告示等より著者作成)

たとえば、外国の政府等が発行した債券を購入している場合、その国の政府の格付が「AA-」までであれば、リスク・ウェイトはゼロ%、すなわち信用リスク・アセットの計算上は、「お金を貸していないのと同じ状態」であるとしてカウントすることが可能です。また、国際開発銀行(MDB)、地方政府・地公体、法人・企業の場合も、外部格付が「AA-」までであれば、リスク・ウェイトは20%で済むのです。

一方、無格付の場合は、リスク・ウェイトは100%とされています。

ここで、自己資本額が100の銀行が1,000の資産を保有している場合、リスク・ウェイトによって、自己資本比率がどのように変化するかを数値例で確認してみましょう(図表6)。

図表6 リスク・ウェイトと数値例(投資額を10,000、自己資本額を100とする)
リスク・ウェイトリスク・アセット自己資本比率
20%20050%
50%50025%
100%1,00010%

つまり、リスク・ウェイトが上がれば上がるほど、同じ投資額であっても自己資本比率は低下してしまうのです。

AIIBが100%から20%リスク・ウェイトになったこと

これまで、AIIBは適格格付機関(ECAI)から信用格付を取得していませんでした。この状態で、AIIBが発行した債券に対して適用されるリスク・ウェイトは100%です。

しかし、日本国内においても「適格格付機関」として指定されているムーディーズがAIIBに対し、Aaa(AAAに相当)の格付を付与したことで、外部格付準拠方式におけるAIIBのリスク・ウェイトは20%となりました。つまり、信用リスク・アセットが一挙に5分の1に圧縮された格好となったのです。

図表1で確認したとおり、現時点でAIIBは債券を発行していませんし、図表2で確認したとおり、払込金は資本金の7%少々に過ぎず、貸出金も全く増えていません。ただ、将来、AIIBが金利ダンピング競争を仕掛け、世銀やアジア開発銀行(ADB)などから融資案件を不当にかっさらうような事態が生じてくると、話は全く変わってきます。

AIIBは高格付を背景に、巨額の債券を調達する可能性があるからです。

その際、中国に一番近くて、一番発展している資本市場といえば、東京市場です。つまり、日本の都銀、地銀、信用金庫、農協などの資金が狙われるのです。

ただ、ムーディーズが最高格付を付与したといっても、AIIBは胴元が胴元だけに、その信用力には非常に怪しいものがあります。万が一、AIIBが日本の金融機関から巨額の資金を調達し、その資金が返済不能になったとした時には、いったい何が起こるのでしょうか?

金融機関は預金保険法に基づき、日本国民の税金で救済される!

先ほども申しあげたとおり、銀行等の金融機関は、民間企業です。このため、経営に失敗すれば倒産するということもあり得ますし、とくに国際統一基準行の場合は、CoCo債(ココさい)と俗称される証券(AT1証券、T2証券)の資本算入を認めることで、経営破綻の際に投資家に損失を負わせる仕組みが導入されています。

ただ、やはり銀行等金融機関が経営破綻すれば、金融システムが大混乱に陥りかねません。なぜなら、預金者が銀行に預けているお金が「とりっぱぐれる」ことになってしまい、金融システムに対する人々の信頼までが損なわれかねないからです。

日本の場合は金融庁が銀行業・信用金庫業などに免許を付与し、普段から監督するという制度を取っていますが、それでも経営破綻しそうになってしまえば、経営破綻する前に資金援助をする仕組みがあります。その一つが預金保険法の支援措置です(図表6)。

図表6 預金保険法の支援措置の例
措置条文の記載抜粋対象となる金融機関
第一号措置株式等の引受銀行、信金、信組、労金、それらの系統上部団体等
第二号措置資金援助の認定
第三号措置特別危機管理措置(預金保険法第111条~119条)の認定
特定第一号措置金融機関「等」に対して行う資金貸付、特定株式引受の認定上記に加え、銀行持株会社、保険会社等を含む
特定第二号措置金融機関「等」に対して行う、特別監視及び特定資金援助の特定認定

(【出所】預金保険法第102条第1項、第126条の2第1項より著者作成。なお、農林水産系金融機関の救済スキームは預金保険法ではなく別の制度に基づいているが、ここでは記載を省略している)

つまり、経営破綻の危機に瀕した銀行等に対して、株式等の引受、資金援助、特別危機管理措置などを取ることで、経営破綻を回避しようとする仕組みです。

日本では、過去に乱脈融資で経営破綻させた事例(いわゆるペイオフの事例)は、戦後では日本振興銀行の事例しかありません。逆にいえば、それ以外の経営破綻の事例においては、いずれも預金保険法上の措置が発動され、預金は全額が守られています。

勝手に買って勝手に倒産しろ、ではない!

つまり、日本の民間金融機関がAIIBの発行する債券を取得し、巨額の損失を蒙り、それによって倒産するリスクが発生すれば、最終的に日本国民の貴重な血税でその銀行を救済することになるのです。

一般に「民間企業は国の許可を得ずに、自分の判断で勝手に投資し、経営判断が失敗した場合には倒産してしまえば良い」とされており、これが経済学の鉄則ですが、銀行等金融機関の場合は、「勝手に投資して勝手に倒産して良い」、という話にはならないのです。

さて、リスク・ウェイトの議論に戻ります。

AIIBは現状、資本市場で債券を発行していませんが、他の代表的なMDBは、世銀にしろADBにしろ、債券を発行して民間から資金を調達しています。日本の銀行告示上、次の14のMDBについては、格付がなくてもリスク・ウェイトはゼロ%であるとされます(銀行告示第1条第36号、第60条第2項。図表7)。

図表7 日本の告示上、「ゼロ%リスク・ウェイト」が適用されるMDB
銀行名英語名と略称設立年月日本の加盟
国際復興開発銀行International Bank for Reconstruction and Development, IBRD1945年12月1952年8月
国際金融公社International Finance Corporation, IFC1960年9月最初から
多数国間投資保証機関Multilateral Investment Guarantee Agency, MIGA1988年4月最初から
アジア開発銀行Asian Development Bank, ADB1968年8月最初から
アフリカ開発銀行African Development Bank, AfDB1964年9月1983年2月
欧州復興開発銀行European Bank for Reconstruction and Development, EBRD1991年3月最初から
米州開発銀行Inter-American Development Bank, IDB1959年12月1976年7月
欧州投資銀行European Investment Bank, EIB1957年3月未加盟
欧州投資基金European Investment Fund, EIF1992年12月未加盟
北欧投資銀行Nordic Investment Bank, NIB1976年12月未加盟
カリブ開発銀行Caribean Development Bank, CDB1970年1月未加盟
イスラム開発銀行Islamic Development Bank, IDB1973年12月未加盟
予防接種のための国際金融ファシリティInternational Finance Facility for Immunisation, IFFIm2006年6月未加盟
欧州評議会開発銀行Council of Europe Development Bank, CEB1956年4月未加盟

つまり、日本の銀行等金融機関がこれらの14のMDBが発行する債券を購入する場合、外部格付が存在しようがしまいが、リスク・ウェイトはゼロ%が適用されます。これに対し、AIIBが発行する債券を購入した場合のリスク・ウェイトは20%ですので、100%から圧縮されたとはいえ、日本の銀行がAIIB債を取得するには、まだそれなりにハードルはあるかもしれません。

日本はどう対処すべきか?

もちろん、日本は法治主義国です。このため、金融庁が個別の銀行等金融機関に対し、「AIIBが発行する債券を買うな!」などと「命令」することはできません。もし日本の銀行等金融機関がAIIB債を購入するなら、ルールに従って粛々とリスク・ウェイトを判定している限り、金融庁としては文句のつけようがないからです。同様に、韓国あたりの金融機関が発行した債券を日本の銀行等金融機関がドカ買いしていることも事実ですが、同じ理由で、金融庁としては「韓国みたいな危ない国の債券を買うな!」と「命令」はできません。そして、「買うな」という「命令」はできないため、高利回りに釣られて怪しげな債券を買う銀行は後を絶たないのです。

このような状況に陥っている最大の理由とは、日銀が行う異次元緩和(QQE)の影響により、日本国内の利回りが極端に低下(あるいはマイナス化)し、日本の銀行が買える資産が金融市場から消滅してしまったからです。しかし、日銀がQQEを行っている影響で、むしろ日本の債券市場には国債不足という状況が生じています。

ということで、日本が国を挙げてやらねばならないことは、ただ一つしかありません。それは、

「国債の増発」

です。私の試算では、400~500兆円程度は国債を発行しても、金利が極端に上昇することはありません。そして、日本国債の発行量が増え、日銀がマイナス金利政策をやめれば、金利もある程度正常化し、景気も回復します。手っ取り早く「教育国債」あたりを発行するのが良いと思います。

そして、そうすることで日本の銀行がAIIB債などの怪しげな金融商品に手を出さなくて済む状況にしなければなりません。その意味で、日本の経済を低迷させている最大の戦犯は増税原理主義を掲げる財務省と、財務省が垂れ流すプロパガンダを無批判に広めるマス・メディアなのです。

 

読者コメント一覧

  1. ムルムル より:

    なるほどAIIBの利回りにつられる可能性が十二分に存在しそれを止める為には国内の金融機関が満足するだけの金融商品を回さないといけないのですか、しっかしこれは中国に上手くやられましたね……
    まさかこんなやり方で日本から資金を集めるとは……それだけAIIbを軌道に乗せたいって事でしょうが迷惑な事です。
    政府が新しい金融商品を国内で作って回そうとしたら間違いなく野党やメディアが批判しだすかもしれませんし、発端のムーディーズも間違いなく政治の影響下にあるのでしょう。今中国の経済は危機に瀕してますが日本は巻き込まれない為にも早急に日本政府が動く必要があるでしょう。

  2. 非国民 より:

    AIIBは高利回りの債券を発行するんじゃないかな。それで世界中にインフラ整備をする。もちろん、受注するのは中国企業。相手国が返済できるかどうかなんか関係ない。鉄鋼などの生産余力が大きすぎるので、とにかく何かを作る。ADBがとっても手出しをできない案件でも関係ない。相手国が返済不能になったら、港だろうが島だろうが砲艦外交で接収する。そのためにも空母は必要なんだな。中国なら砲艦外交で相手国から強制的に取り立てることができるだろうが、日本や欧州、アメリカですらこの手法はとれないな。このためにも中国は空母をどんどん作るんじゃないかな。

  3. 銀行員 より:

    はい。まさに私が言いたかったことを代弁して頂きありがとうございます。要するにモラルハザードの問題なのです。

    我が国の告示上aiibはゼロ%R/Wの適用からは明示的に除外されていますが、外格が付いてしまうとR/Wは100%から20%に落ちてしまいます。この外格と格付け対比高い利回りに惹かれてポンチスキームみたいなaiibに多くの銀行が騙されるのを危惧しているのです。

    先日の私のコメントにあった預金保険制度についても触れて頂きありがとうございます。

    余談ですが会計士さんの持論にある日韓スワップも、銀行が韓国ネームの糞な債券買っているからこそ、日韓通貨スワップが日本側から忖度されていたのだという事情があります。

    1. ムル より:

      ふぁっ!それ初耳すぎて驚愕なんだが⁉️
      はぁーー日韓通貨スワップにはそんな理由があったのか、まさかとは思うけどそこの大手の某金融機関さんは自民の親中派辺りと密接な関係じゃないよね……ちょっと日本の裏側の世界見た気分で最悪なんだが……

      銀行員さんと会計士さんのお陰で例え大手の銀行でもしっかりと選ばなきゃ危険だと身にしみたよありがとうございます。
      あと非国民さんの中国による砲艦外交も大真面目に想定したほうがいいかもしれないね。
      今中国は労働力と鉄鋼(モノ)を大量に不良在庫で抱えているから海外にそれを吐き出すのがAIIBとシルクロード構想な訳で更にそれを成立させる為の軍事力か………東南アジアの国々と軍事同盟大真面目に必要かなぁ

      アメリカもいい加減に中国に丸め込まれるのどうにかしてほしいですね!上記の3つが成立して機能したらもう日本だけじゃ止められませんよ!それに北朝鮮だっていったいどうするのか……
      反日教育を行なっている中国の最終目標は間違いなく日本を屈服させる事でしょうしどうすれば良いのか…

  4. ぶたさん より:

    ムーディーズの格付けについて、次のような記事が有りました。

    麻生太郎財務相は30日の閣議後会見で、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)が、米格付け大手、ムーディーズ・インベスターズ・サービスから最上位の格付け「Aaa(トリプルA)」を取得したことについて、
    「(南アフリカの)ボツワナより日本の国債が低いと出したのは確かムーディーズじゃなかったか。
    その程度のところ(が出した格付け)だと思っている。他に興味はない」と、一笑に付した。

    先生と銀行員様の説明で、AIIBの胡散臭ささが良くわかりました。日本の銀行が騙されないのを祈るばかりです。

  5. porter より:

    何このマニアックな記事wwwただのネトウヨさんには絶対に書けない記事だなw
    中国のAIIBの話って要するに日本の銀行が今までの5倍は債権を買えるようになったってことでしょ?そのうちAIIBは債権出すだろうからそうなったら日本の銀行がそれを買うだろうってことで、そうなると金融庁はそれを止められないから監督で厳しくするにも限度があるってか。
    全く困った問題だね。どうして新聞はこの問題をこういう角度から報じないんだろ?

  6. 木端役人 より:

    本日も目からウロコでした。そのようにして日本の金融機関からお金がかすめ取られていくのですね。
    一預金者として、金融機関の資産内訳をしっかりチェックしていかなければ…

  7. unagimo3 より:

    Moody’s の英文のコメントですが、読んでいて頭がくらくらしてきました。 どれだけお金を積まれたか
    知りませんが、ここまで手放しで持ち上げるものですか ?

    The Aaa rating takes into account the strength of AIIB’s governance frameworks, including its policies on risk management, capital adequacy and liquidity

    上記のコメントは一体どこを調査して出てくるのか、当ブログ主さんでなくても素人の私ですら
    意味不明です。 又2回 expect と言う単語が出てきますが、期待を込めて言われても困ります。
    (尤も日本語の語感とは違って expect には demand と言うニュアンスもあるので単なる期待だけ
    ではないでしょうが.. )
    この記事を受けて朝日がそのうちに、上から目線で ”既に最上位の格付けを取ったAIIB に対して
    日本もそろそろ本気に取り組んでアジアの膨大な開発案件に加わるべきではないか。 日本が一緒に
    アジアの発展に取り組めば中国だけでは躊躇しているアジア諸国も安心して受け入れるのではないのか。
    延いては 緊張が続いている尖閣諸島の緩和或いは解決につながるのではないか。近隣諸国と
    角突き合わせているだけではなく平和的に解決を図るべきではないのか”
    麻生さんがどこまで財務省の連中を指導できるか分かりませんが、先行きくらい気分になります。

  8. めがねのおやじ より:

    MとかMとかMとか日本の銀行は、大手すべてがシナ国や南鮮国をそうやって支えてるのでしょうか。ハァ〜〜ため息しか出ませんな。所轄官庁も見て見ぬふりか。

  9. 通行人 より:

    AIIBの格付け、麻生閣下が「ボツワナより日本の国債が低いと言い出したのが確かムーデイーズだ」

    http://www.sankei.com/economy/news/170630/ecn1706300026-n1.html

    AIIBの最上位格付け、「興味ない」と一笑に付す 麻生財務相

    さすが俺たちの麻生閣下!

  10. 匿名 より:

    まぁボツワナはアフリカでもトップクラスの成功した国ですから、Moody’sがボツワナを高評価するのは理解しますがAIIBに関しては頭がおかしいとしか思えませんね。

  11. AIIBの公式ページによると、払込資本金は授権資本金の20%を5回に分割して払うことになっていて、
    エントリー後、1回目は30日、2回目は1年以内に、3回目以降はその後連続して払いことになっています。
    従って、2016年12月では設立後1年経っていますので、20%÷5×2=8%となり、各国はまあ真面目に支払っている
    ことが分かります。
    ADBの設立当時の記録を見たのですが、1966年12月に開業して、11億ドルの受験資本に対して5億ドルの払込資本があり、翌1967年の融資は無く技術支援と地域支援が各1件であり、1968年に7件42百万ドルの融資を行っています。また、借入金は1069年に西ドイツで6000万DM(28百万ドル)を7%で起債しています。
    当時は1ドル360円の固定相場の時代であり、現在の金額と金利に隔世の感があります。
    ところで疑問なのですが、AIIBでは融資として21億ドルが承認されていますが、実際には3300万ドルしか払い込んでいないということでしょうか。AIIBは中国国内の銀行なので、外貨規制に引っ掛かり、渋くなっている可能性もあります。

  12. unagimo3 より:

    高橋洋一さんのコメントによると、AIIB の主体が中国である限り、中国が国債の資金調達するレートを
    下回る金利で調達は出来ないと言ってました。 もしそうなら少し安心ですが、シナは騙すこと
    については天才だから油断は出来ません。

  13. Q より:

    拝読したところ、誤った理解が随所にみられます。

     とりあえず、一番分かりやすいところを指摘すると、図表2のところです。払い込みが行われた金額が出資履行済額の7.8%にすぎないと指摘していますが、これは完全な誤りです。

     AIIBの資本は、WBやADBと同じく、発行済資本(あるいは応募資本)が「請求払い資本」と「払込資本」に分かれます。

     この請求払い資本は、簡単に言えば一大事が起きた時にだけ、出資者に資金の払い込みを求めるものです。つまり、通常は資本とされますが、資金の払い込みは不要です。

     実際に資金の払い込みが必要なのは、発行済資本のうち、払込資本だけです。発行済資本に占める払込資本の割合は、AIIBが20%、ADBが5%です。

     AIIBのアニュアル・レポートの41ページにある注記5.10を見れば分かりますが、AIIBの資本は以下の通りです。

    (単位:千米ドル)
    授権資本:100,000,000
     うち発行済資本:90,327,000
       うち請求払い資本:72,261,600
       うち払込資本:18,065,400

         うち払込金:6,775,305
         うち払込期限未到来の払込資本:10,856,300
         うち払込延滞:433,795(管理的な問題が原因)

     ですので、実際に払込義務があるのは、払込資本の18,065,400でして、うち払込金は6,775,305ですから、37.5%です。ですので、出資履行済額の7.8%というのは、誤りです。

     なお、AIIBの協定によると、資本金の払い込み5分割(一部の国は10分割)です。設立から1年の払込義務は40%(一部20%)な ので、37.5%が払い込まれているというのは、加盟国が払込義務を守っていることを意味します。

     AIIB、ADB、WBのような国際開発金融機関の業務や資本構造は、普通の銀行とは違います。普通の銀行に対する見方を当てはめると、間違った理解につながります。

    1. AA より:

      いやブログ主の計算が正しいだろ。

      2016のARで見ると
      Paid in Cap 18,065,400
      Accrtion -282,868
      receivables -11,007,227
      したがって払込み済み額は6,775,305、今年6月17日時点の
      Total Subscription 92,993,200
      と比べると7%程度だよ(比べてる時点が違うけどね)。

      ブログ主はあくまでも12月末時点の払込み済み金額を議論してるだけであって、貴殿と議論がかみ合ってないよ。まぁブログ主も分割払い義務について見落としてるみたいだから(敢えて書いてない?)、たしかに紛らわしいけどね。

      それからこのブログにはMDBとかBCBSという単語が出てくるから、貴殿よりもスープラの構造については詳しいと思うよ。蛇足ながらね。

      1. porter より:

        なんか難しい金融の考え方はよくわからんが、Qさんって払い込み資本のうち20%を分母にしていて、AAさんとブログ主さんってAIIBが公表していて中共が資本金と宣伝してる額を分母にしてるだけだと思う。だけどブログの趣旨に照らしたら資本金の額をベースに7%って考えるのが正しいのでは?だって無格付けの状態だと債権を発行できないんだから、(今は違うけど、)貸し出せるお金は中共が資本金だと宣伝している部分が分母になるんだから、その分母に対して7%しか払い込まれてないって考えるのが正しいでしょ?

      2. Q より:

        AAさんも間違っています。
        Callable Capital つまり請求払い資本は、払いこむ必要がありません。ですので、払込義務がある金額から除外しなければなりません。
        ブログ主さんやAAさんの基準をADBに当てはめると、ADBはたったの5%しか払い込まれていないことになりますよ。
        請求払い資本については、ADBのHPに詳しい説明もありますので、ご参照ください。

        1. porter より:

          なるほど。そういうことなら納得だわ。thx!

  14. AA より:

    >Callable Capital つまり請求払い資本は、払いこむ必要がありません。ですので、払込義務がある金額から除外しなければなりません。

    ブログ主は中国共産党が利用可能なfundingとしてTotal Subscriptionを大々的に宣伝していることに対して「実際の資金量はAIIBが公表する額の7%ちょっとしかない」って主張しているだけでは?
    ブログ主がいう7%云々の論点は、AIIBが公表するTotal Subscriptionに対する利用可能資金が7%に過ぎないってことであって、資金量の議論をしているんでしょ?どうしてそこでCapital Callの論点が出てくるの?
    この記事じゃないけどAIIBがECAIからの格付を取得していなかったときにこのブログ主がAIIBとADBの資金量を比較した記事があって、その中で利用可能なFundingの論点があったから、その話だろ?

    >ブログ主さんやAAさんの基準をADBに当てはめると、ADBはたったの5%しか払い込まれていないことになりますよ。

    だ・か・ら、ブログ主はAvailable Findingの話をしてるんであって、論点がかみ合ってないんだってば。ADBはスープラとして民間金融機関からFindingを行っており(債券、為替スワップ、ISDAベースの通貨スワップ等)、資本金だけが融資の原資じゃないぞ。日本語力、大丈夫?

    >Porter氏へ
    債権じゃなくて債券、な。

  15. Q様

    コメント大変ありがとうございます。
    また、当ウェブサイトの内容につき、「誤りではないか」とのご指摘を頂きましたことにつきましても、重ねて御礼申し上げます。

    普段ですと私自身がコメントに返信することは滅多にないのですが、やや専門的な論点でもあり、私自身が見解を述べておきたいと思います。

    Q様のご指摘は、「払込義務があるのは発行済資本のうちの20%部分に相当する払込資本部分のみであり、残り80%はキャピタル・コールが行われない限り払込義務がない」とのご趣旨と理解しました。しかし、私の主張の要点は、2016年12月末時点における各国からの出資履行額は70億ドル少々であり、AIIBがウェブサイトで公表している「Total Subscription」に対して7.8%に過ぎないという点は事実です。したがって、「内容が誤っている(事実関係が異なっている)」という指摘は当たらないと考えております。

    ただ、Q様からのご指摘を受けて、確かに私の記事では用語の使い方が若干あやふやであったことは間違いないと思います。その意味で、もう少し精緻に概念を説明するようにしたいと思います。その意味で、ご指摘には深く感謝いたします。

    なお、MDBの場合は一般に外部格付機関(ECAI)から最高格付を得ることが多いようですが、だからといってMDBにおいて融資の焦げ付きが発生しない、という訳ではありません。実際にいくつかのMDBの財務諸表を確認しても、不良債権・延滞債権となっている項目も存在します。その趣旨は、ECAIが付与するのは「債務償還能力に対する評価」であって、MDBの出資金の額ではなく、究極的にはスポンサー国がそのMDBをどの程度支援するかという暗黙の期待が含まれているのだと思います(著者私見)。

    いずれにせよ、私の記事の中で気になった記載等があれば、どしどしご指摘くださると幸いです。
    引き続き当ウェブサイトをご愛読ならびにお気軽なコメントを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

    新宿会計士

  16. Q より:

    資金量が論点ということですが、ADBの出資者は発行済資本のうち、95%の請求払い資本を除いた5%の払込資本を払い込むだけです。
    一方、AIIBの出資者は発行済資本のうち、80%の請求払い資本を除いた20%を払い込むことになります。
    その結果、発行済資本はADBの方が多いのですが、実際に資金が払い込まれた払込資本は、AIIBの方がADBよりも数倍多いということになります。残り60%の払い込みが完了すればの話ですが。現時点でもAIIBの払込資本はADBに匹敵します。さらに、AIIBが開業1年半ということを考えると、起債すればもっと資金が充実すると予想されます。起債を検討する段階はまだでしょうが。
    これが事実であり、AIIBは軽い存在ではありません。敵を軽んじるのは、将の戒めるところですよ。
    わたしは国際金融の一部を担う仕事をしています。わたしの指摘が参考になれば幸いです。

    1. Q様

      >敵を軽んじるのは、将の戒めるところですよ。

      ご指摘、重く受け止めます。
      また、どうか引き続き、当ウェブサイトをご愛読賜り、国際金融の実務家、専門家としての視点から、気になった部分がありましたら、忌憚なきご指摘を賜りますようお願い申し上げます。

      新宿会計士

    2. AA より:

      資金量が論点だっつってんだろ。資金量っつったら負債と自己資本のことだって。何度言ったらわかるのか?

      >わたしは国際金融の一部を担う仕事をしています。

      おいおい、こんな日本語も読めない人間が担ってるって、日本の国際金融、大丈夫かよ?ADBやJICAの連中知ってるけど、こんな感じの人間が確かに多かったわ。ちゃんと日本語くらい読めるようになってから書き込んだら?

      1. AA様、並びに他のコメント主様

        コメントを賜りましたことにつきましては感謝申し上げます。しかしながら、紳士協定として、他のコメント者の方に対する人格攻撃等についてはお控えくださると幸いです。
        原則として当ウェブサイトではコメントの内容につき審査を致しておりませんが、マナーを守り、活発な議論が行われますことを、ウェブサイトの運営者として心よりお願い申し上げたいと思います。

        新宿会計士

  17. Q より:

    マナーを重んじる新宿会計士さまの御考えに賛同します。マナーを重んじることは、何かを論じる前提条件と思います。マナーを重んじてこそ日本人ではないでしょうか。
    「っつっ」を多用しがちなAAさまが、何の根拠をもって私の日本語能力に疑問を疑問視しているか存じませんが、ダニング・クルーガー効果のなせる業と理解しています。気にしていません。

    AAさまにおかれましては、英語のスペルを見直すことをお勧めします。

    1. porter より:

      まぁ、どこにも感情的にカッとなって打ち込む人なんているからね。あまり気にしないことだね。AAって人、このサイトではあまり見たことないけど、この人の京のカキコ見てると、こういうインターネットで議論するには感情的すぎるよね。ブログ主さんがコメント欄で直接介入するのって珍しいと思うよ。こないだ、何とかいう人が言いがかりに近い書き込みをしていたときに、その人が個人のメールアドレスをurl欄に書いちゃって、それでブログ主さんが紳士的に「メアドを削除しました」ってコメント欄に打っていたくらいかな?最近「左翼」って人も書いてるけど、ここのブログ主の議論の姿勢はかなーりフェアなんじゃないかな?なにせブログ主を批判してもコメント削除されないからね。どっかのパヨクサイトと大違いだよ。

  18. Q より:

    あ、わたしの方こそ打ち間違えました。「疑問を」は不要でした。訂正します。

  19. Q様では資金量を払込資本だけで比較されていますが、「ADB財務概要2014」によればADBの請求払い資本金は1628億ドルで、払込資本金は82億ドルで確かに5%になりますが、他に利益剰余金113億ドル、借入金616億ドルを足して811億ドルが自己資本となり、これを元にした融資残高は852億ドルです。
    それに比べてAIIBは請求払い資本金903億円、払込資本金180億ドル(20%)のみが自己資本となります。ADBと同等な借入が出来るとすれば189億ドルで、可能な融資は369億ドルとなります。現時点では50年の歴史があるADBとの差は大きなものがあると思います。
    ムーディーズがAaaを付けましたのが、FRBの金利が上がっていますので、かなり高い金利をつけないと発行できない気がします。

    1. porter より:

      なるほど、めっちゃわかりやすい。ブログ主とかAAという人が書いていたのはそういうことなのか。ちなみにQさんが言ってるのは「新しく設立されたからといって見くびるなよ」ってことだと思うが、ムーディーズが格付けを付けたのとかを見ていると、今この瞬間の資金量はADVの方が上でも、AIIBを見くびるのは危険だということなのかな?とにかくここのブログはブログ主もマニアックだけどコメントをする人もマニアックな人が多くて2chとかと全然違うよね。面白い。

  20. すみません。AIIBの計算が違っていました。
    現時点の払込資本金は68億ドルで、ADBと同率での借り入れが出来るとすれば215億ドルで、合計283億ドルになります。残り3回の払込資本は1回目の払込後1年以内に連続的に払い込むことになっていますが、どうなんでしょうか。

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