慰安婦合意6年:支援団体が日韓に対し問題解決を要求

「日韓慰安婦合意」からちょうど6年目の節目となる昨日、自称元慰安婦らの支援団体が「日韓両国競負に対し」、声明を発したようです。ただ、残念ながら、2015年12月28日の慰安婦合意に基づき、すでに自称元慰安婦問題は韓国の国内問題と化しました。もはや、日本政府が相手にする筋合いはないのです。

日韓諸懸案、その中核の3つ

日韓間の諸懸案のなかでも、とくに大きなものといえば、著者自身はまず、韓国による竹島不法占拠問題、自称元慰安婦問題、自称元徴用工問題の3つを挙げます。

これらの問題には、共通した特徴があります。

それは、それらの本質が「韓国側による日本に対する一方的な国際法違反・条約違反・約束違反であること」、というものです。

たとえば、竹島不法占拠問題に関しては、日本が独立を回復する直前の1952年1月、初代韓国大統領である李承晩(り・しょうばん)が国際法に違反し、一方的かつ違法に引いた「李承晩ライン」の韓国側に竹島が取り込まれて以来、続いているものです。

また、自称元慰安婦問題や自称元徴用工問題の本質は、法的には請求権の問題が1965年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決していることに加え、そもそも自称元慰安婦や自称元徴用工らの証言の多くが、おそらくは虚偽であると考えられる点にあります。

日本を代表する韓国観察者である鈴置高史氏は、ウェブ評論サイト『デイリー新潮』に昨日寄稿した『それでも「日本はダメ」と唱え続ける韓国人 絶望的な劣等感が生む「K防疫信仰」』という記事のなかで、「K防疫」を「わが国の防疫の方が(日本のそれよりも)上だ」と日本を見下している、と指摘しました。

この鈴置論考、「K防疫」を「独島(どくとう)」(※竹島を韓国側が勝手にこう呼んでいるもの)、「慰安婦」、「徴用工」などに置き換えても、じつはまったく同じ議論が成り立つのではないか、などと個人的にはひとり納得している次第です。

慰安婦合意からちょうど6年目

こうしたなか、昨日、つまり2021年12月28日は、現首相でもある岸田文雄氏が外相時代、韓国に出掛けて行って、当時の韓国の尹炳世(いん・へいせい)外交部長官と、いわゆる「日韓慰安婦合意」を取り交わしてから、ちょうど6年という節目でもありました。

【参考】いわゆる「日韓慰安婦合意」(2015年12月28日)のポイント
  • ①慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、かかる観点から、日本政府は責任を痛感し、安倍晋三総理大臣は日本国を代表して心からおわびと反省の気持ちを表明する。
  • ②韓国政府は元慰安婦の支援を目的とした財団を設立し、日本政府はその財団に対し、政府予算から10億円を一括で拠出する。
  • ③韓国政府は在韓国日本大使館前に慰安婦像が設置されている問題を巡って、適切に解決されるように努力する。
  • ④上記②の措置が実施されるとの前提で、日韓両国政府は、この問題が最終的かつ不可逆的に解決されたことを確認し、あわせて本問題について、国連等国際社会において互いに非難・批判することを控える。

(【出所】外務省HP『日韓外相会談』より著者作成)

慰安婦合意の悪い面と良い面

この合意自体、当ウェブサイト的にはいくつかの意味があると考えています。

ひとつは、上記①②にあるとおり、あたかも日本政府が自称元慰安婦問題を事実であるかのように認め、そのうえで韓国に対し、しなくても良い謝罪を行い、拠出しなくても良い10億円を拠出したという点で、極めて不適切なものだった、という総評です。

自称元慰安婦問題、すなわち「戦時中、日本軍が組織としての正式な意思決定に基づき、朝鮮半島で少女のみ20万人を強制的に拉致し、本人の意に反して戦場に連行して性的奴隷として使役した」とされる与太話については、本来ならば日本政府が全力で否定しなければなりませんでした。

それなのに、この慰安婦合意を眺めていると、まるで日本がこれらの問題を事実と認めているかのような誤解を全世界に与えるものであり、日本人の名誉と尊厳を、日本政府自身が傷つけるかのような内容でもあります。

ただ、それと同時に、得てして、物事には光と影の両面があります。

まず、日本にとっては、米国との関係が変わりました。

この合意をしたことによって、その後、当時の朴槿恵(ぼく・きんけい)政権との「日米韓3ヵ国連携」が円滑化するという形で、日本政府が米国政府に多大な恩を売ることができましたし、米国に対し「日韓関係でこれ以上口出しをするな」と要求することができるようになったのです。

次に、この自称元慰安婦問題については、日韓間では公式に「韓国の国内問題」に変化しました。

具体的には、日本政府が拠出した10億円の資金を運用し、分配するなどの作業は、すべて韓国の国内手続に委ねられ、日本政府は10億円の資金拠出をもってすべての義務を履行し終えたのです。

むしろ韓国が合意を破ったことで合意が生きて来る

さらには、文在寅(ぶん・ざいいん)政権に交代した際、韓国があっけなくこの合意を破ったことで、「韓国とはいかなる合意をしても意味がない」ということを、米国政府、あるいは多くの日本国民が強く認識することとなりました。

じつは、韓国による合意破りはこの慰安婦合意が最初ではないのですが、慰安婦合意自体が最初からオープンベース、かつ、米国を事実上の仲立人として締結されたものであったことを踏まえるならば、合意が形成され、それが破られるまでのプロセスのすべてが日本国民にオープンにされていたというのは意義があったのでしょう。

その意味で、慰安婦合意には、いわば「肉を切らせて骨を断つ」、という意味合いがあったのかもしれません(あくまでも結果論ですが…)。皮肉なことですが、むしろ韓国が合意を破ったことで、この合意の意味が生きて来る、というわけです。

慰安婦合意の3つの効果をまとめておきましょう。

日本にとっての、慰安婦合意の3つの効果
  1. 米国に対し、日韓関係に口出ししないように要求することができるようになった
  2. 慰安婦問題が韓国の国内問題に変化した
  3. 韓国との約束はあっけなく破られるという前例を国際社会や日本国民が目撃した

(【出所】著者作成)

いずれにせよ、日本政府としては韓国に対し、とりあえず公式には「慰安婦合意を守れ」と言い続ければ良い、というわけです。

自称元慰安婦の支援団体が怪気炎

こうしたなか、韓国メディア『中央日報』(日本語版)の昨日の記事によれば、自称元慰安婦らの支援団体である「正義連」は28日、コメントを通じ、日韓両政府に対し、「2015年韓日合意の失敗を認め、日本軍性奴隷制問題解決のために積極的に取り組まねばならない」と求めたのだそうです。

韓国慰安婦市民団体「韓日慰安婦合意6年目、失敗認めて問題解決を」

―――2021.12.28 16:15付 中央日報日本語版より

「正義連」といえば、現在の国会議員でもある尹美香(いん・びこう)元代表が、寄付金や補助金などを私的流用したなどとして、詐欺罪などで刑事告訴されていることでも知られている組織でもあります(『自称元慰安婦問題とは結局、韓国自身が解決すべき問題』等参照)。

また、この組織の前身の「挺対協」は、いまから約10年前に、(旧)日本大使館の敷地前に慰安婦像を設置した団体そのものでもあります(『日本大使館敷地前の「慰安婦像」設置から10年が経過』等参照)。

自称元慰安婦問題のことを「日本軍性奴隷制問題」などと勝手に呼び変えているのも噴飯物ですが、それ以上に、この団体自体が自称元慰安婦と内紛を起こしているというのも、興味深い点です(『相次ぐ韓国の自爆、日本が「エサ」与えなくなったから』等参照)。

いずれにせよ、この「正義連」なる組織がなにを言おうが、日本政府が直接、相手にする必要はありません。

なにせ、自称元慰安婦問題は6年前の合意により、韓国の国内問題に化けたわけですから、正義連も交渉したければ韓国政府と交渉すべきだからであり、日本には直接の関係はないからです。

むしろ「これから」が大事

もっとも、この慰安婦合意のこれ以上の履行は、おそらくはもはや望めません。

そうなって来ると、公式声明としての「韓国は慰安婦合意を履行せよ」以外にも、日本政府には努力が必要です。

具体的には、全世界に事実として定着してしまった慰安婦問題そのものについて、「これは事実ではない」ということを、どれほど時間をかけてでも必ず全世界に浸透させなければなりませんし、その過程で、ウソをついて日本を貶めたことのコストを、韓国政府を含め、ウソをついたすべての者たちに負担させなければなりません。

慰安婦問題自体が30年もの歳月をかけて全世界に定着したことを踏まえるならば、これを否定するのに同じくらいの時間がかかることも覚悟しなければならないのかもしれませんが、我々はそれをやらねばなりません。

日本政府としては今後、米ハーバード大のJ・マーク・ラムザイヤー教授による論考(『傾聴に値するラムザイヤー教授の「日本語メッセージ」』等参照)に代表される、歴史的な一次資料に基づき、その正確な実態をアカデミックに究明しようとする動きを支援すべきでしょう。

この点、岸田文雄政権がいつまで続くかはわかりませんが、岸田首相ももちろん、「ポスト岸田」(高市早苗「総理」なのか、それとも再々登板する安倍晋三総理なのか、はたまたそれ以外の政治家なのかは存じ上げません)時代にも継続していくべき努力であることは言うまでもありません。

読者コメント一覧

  1. イーシャ より:

    売春婦との内ゲバで力を失ったかに見えた挺対協は、まだそんな活動を続けているのですね。
    「挺対協が何を言おうと、売春婦は売春婦であって売春婦以上の何者でもない。
    売春婦と結託して売春婦を韓国の最高尊厳に祭り上げた挺対協も、売春婦を利用し売春婦に寄生する詐欺師に過ぎない」
    とまでは、日本政府としてはなかなか言えないでしょうから、草の根レベルで、韓国の売春事情と詐欺事情を広めてゆきましょう。

  2. 元一般市民 より:

    【時視各角】リプリー症候群のない社会=韓国 中央日報
    https://news.yahoo.co.jp/articles/da4860777255e24d686ffec78d6944975052988c

    「リプリー症候群とは自ら作り出した嘘を信じる精神状態を意味する」
    へぇぇぇぇ、朝鮮人がこんなこと知っているんだ。
    まず、自称慰安婦とか朝鮮半島の労働者に向かって言うべきでしょう。

    1. だんな より:

      元一般市民さま
      タイトル通り今の韓国は「リプリー症候群患者」ばかり。
      患者で無いと生きにくいでしょうね。

    2. バシラス・アンシラシスは土壌常在菌 より:

      ヨーロッパには「腋臭」という単語が無いらしい
      なぜなら、白人は全員が腋臭持ちで、腋臭あるのが普通だから

    3. 七味 より:

      元一般市民様

      記事の紹介ありがとなのです♪

      >3日後に迎える新年にはリプリー症候群がない社会になることを希望する。
      自称元慰安婦に自称元徴用工、レーダー照射、旭日旗・・・
      その希望が叶えられることはないと思うのです♪

      1. 元一般市民 より:

        七味様
        3日後???
        およそ5000年、続いていると推察します。

        1. がみ より:

          皆様

          むしろ日本と日本人がワケわからない気色悪い攻撃本能しかないエイリアンに襲われて孤軍奮闘し続ける悪夢のほうのシガニー・ウィーバー演ずる「エイリアンvsリプリー症候群」になってしまいそうです。

          ごきに近いエイリアンと闘い続けなければならないのでしょうか?

    4. 匿名 より:

      “リプリー症候群”、そんなのあるんでしょうか??
      「へぇそんなのが・・・」と思って調べたのですが引っ掛かるのは韓国関連のサイトばかりで・・・。英語のサイトもあるのですが出典・引用元は結局韓国だったというのが多かったです。もちろん自分の調べ方が不十分という可能性もありますが。
      “症候群”なんて付いてますが、せいぜい韓国社会におけるスラング的な呼称に過ぎないのではという気がしています。
      https://mottokorea.com/mottoKoreaW/QnA_list.do?bbsBasketType=R&seq=94223

      ただ問題なのはその点というより、こういった病気・症状が医学的に存在していると韓国人が思い込んでいるところにあるのではと思ったりします。元記事の論説委員もそうですし、こちらの日韓関係専門という韓国人評論家なんかも「存在する」前提で語っていたりします。
      https://www.dailyshincho.jp/article/2020/08251700/?all=1&page=3

      要は、「嘘に嘘を重ねて見栄や体面を実質化しようとしてるうちに、実体が破綻しがちな韓国人の様態」をリプリー症候群という←これ自体が既に”リプリー症候群”なのではないのかという気がしてならないです。

  3. がみ より:

    日韓合意の際に非公式であるにせよ当時の挺対協代表の尹美香がなぜか居て、その後進団体が正義連とやら。

    こいつら市民団体がばあさん喰いものにして身内に金回していたのは韓国国民ですら知っていること。

    論外の詐欺団体であり似非人道団体の犯罪組織。

    VANKやらはまた佐渡島の金山(日本もユネスコの世界遺産とかに関わらなきゃいいのに…)に難癖つけてるそうですけど、見当違いも異常な領域。

    済州島とやらの世界文化遺産になったとか言う海女も、日帝に強制的に潜らされて泣きながらやっただの死人が出ただのウェットスーツ着るだの耳にチューインガム入れて耳栓にしたの嘘まみれなのに当時のブルガリア人総長たちはよく騙されて金懐に入れられたもんです。
    ちなみに耳栓して素潜りすると水圧変化の調整出来なくて、競泳選手でも三半規管機能しなくなり溺死の危険があるのでやめましょうね。
    水圧調整の耳抜きに耳栓は最悪のばか行為です。

    素潜り漁なんて古今東西世界中の海に面した国では人類発祥の頃からあります。
    イリオモテヤマネコでもやります。

    異常な人々の地域とは関わりたくありません。

  4. カズ より:

    彼らの「努力する」は、どこかの地域での「できたらする」みたいなものなんですよね。
    だから善処されなくても履行違反を追及できない取引なんてしちゃいけなかったんです。

    彼らが労を惜しまないのは、逆ギレの”怒力”くらい・・なのかな⁇

  5. だんな より:

    >支援団体が日韓に対し問題解決を要求
    中朝工作員を中心とする支援団体は、韓国政府に対しても合意を破棄して、合意前の状態にリセットするニダと言ってます。
    釜山でも市民団体のデモが行われて
    >釜山大学生キョレハナのパク代表は「歴史は逆へとは進まず、偽りは真実には勝てない。私たちが日本の過ちを正す」と述べた。
    そうです。
    杜撰な資金管理をしていた正義連の影響で、慰安婦本人では無い「慰安婦支援団体」について、韓国人の見る目に変化が有り、以前のように活動に対する理解が得られない状況のようです。
    慰安婦支援団体(工作機関)が弱まると、慰安婦を最高尊厳とする風潮も、変わりつつあるのでは無いかと思います。
    所詮慰安婦は、捏造により日本を叩く道具でしか有りません。道具としての価値が下がれば、慰安婦の価値も一緒に下がると思います。

    1. がみ より:

      だんな様

      絶望的なのは、かの地で声を荒げて日本をののしりインチキ歴史を声高に叫ぶのは実際に歴史をみてきた老人ではなく、捏造歴史教育を受け洗脳された政治運動圏とその子供や若年層だという事です。

      彼らの主張する正しい歴史とやらが世界史では異端であると絶対に認めない集団であり、それが相互監視や集団的圧力下で公説下している事です。

      今現在進行形の事象すら無理矢理な解釈がまかり通り正常な判断が出来ません。
      本当に倫理観・論理性が世界でも独特なんです。

      願望と妄想が全てを支配しているようです。
      客観的に物事を判断する事やデータを見る事さえ常に無意識にバイアスかけてます。

      もう無理です。

      1. だんな より:

        がみさま
        もう無理なのは、小学生の書く絵を見てもそうなんだろうなと思います。

        一方このように慰安婦などの反日活動をする学生を「就職活動している」と見る事も出来ます。
        権力側に付いて、階層上昇しようとする若者が出てくるのは、韓国社会で当たり前のようにも思います。
        もし左派から右派に政権交代しても、そういう若者の行動は変わらないでしょう。
        日韓離間、米韓離間の仕事が就職先と考えると異様に思いますが、日本マスコミも政権批判、媚中、擁韓を仕事にしていますので、そんな変なことでは無いのかも知れません。

    2. 七味 より:

      だんな様

      >>釜山大学生キョレハナのパク代表は「歴史は逆へとは進まず、偽りは真実には勝てない。私たちが日本の過ちを正す」と述べた。
      そうです。
      これって、最高尊厳はそのままで、それを祭り上げるのを既存団体に自分達が取って代わるって宣言じゃないのかな?

      1. だんな より:

        七味さま
        「自分達は正義を認めさせる行為をしてるから正しい」って言うやつだと思います。
        正義のためには、犯罪しても良いという倫理観の国ですからね。

        慰安婦関係の韓国人のコメントは、かなり減少気味で、飽きられつつあるように思います。
        国を挙げての勢いが無くなっても、言い続けるでしょうけどね。

  6. クロワッサン より:

    >具体的には、全世界に事実として定着してしまった慰安婦問題そのものについて、「これは事実ではない」ということを、どれほど時間をかけてでも必ず全世界に浸透させなければなりませんし、その過程で、ウソをついて日本を貶めたことのコストを、韓国政府を含め、ウソをついたすべての者たちに負担させなければなりません。

    「韓国側が言う日本軍慰安婦問題は嘘である」と日本政府が言えれば良いですが、慰安婦合意があるので言えないでしょうし。

    韓国政府が消滅して朝鮮半島がロシアか中国の一地方になれば、言えるのでしょうか?

    「Don‘t korea!」が「嘘をつくな!」とか「ズルをするな!」の意味合いのスラングになっているのは、日本が「歴史的事実に則った日本軍慰安婦問題」を語るにあたって助けになると思うのですが。

  7. より:

    2015年合意の破棄は、文在寅氏に限らず、当時の全ての大統領候補が公約として掲げていたと記憶しています。それならそれで、堂々と破棄を宣言すれば良いものを、文在寅大統領はずるずるとぶらかし、財団を解散させるなど、合意を事実上無効化するという挙に出ました。
    ところが、今年になって、2015年合意は正式な合意だったなどと言いだしています。でも、その発言以降、合意内容の履行に1ミリたりとも動いた形跡はありません。つまりは、何の実質的意味をも伴わない、空虚そのものな発言だったということになります。韓国国内ではどうだか知りませんが、普通に考えれば、このような人物との対話は無意味でしかないと判断されるでしょう。

    もっとも、日本側としては、「あんたとこの大統領が正式な合意だったと認めたんだで、まずは合意内容をちゃんと履行してもらわなかん。話はそれからやな」と現場レベルでも返せるようになったので、不幸にして韓国との折衝に臨まなければならない現場の官僚諸君は大いに助かったことでしょう。「い、いや、国民感情が……」などと言われても、「それはあんたとこの国内事情であって、わしらなぁ~んも関係あれせんがね」と返すだけです。今回の話も、「ほーかね。まあ、がんばったってちょ」でオシマイ。

  8. taku より:

    本件については、12/28の岸田首相の共同通信社の単独インタビューでの回答に尽きていると思います。「最低限、国と国との約束は守らないと、これから先、どんな議論をしても意味がない」。これで従来抱いていた岸田さんへの不安はぐんと薄くなりました。日韓基本協定に反する徴用工についての韓国の大審院判決への対応も同じでしょう。岸田政権下では、日韓関係につき「日本の一貫した立場」が固守されると思います。韓国側も、どちらが大統領になろうと、韓国民の国民感情から、譲歩することは難しかろうと思われます。従って、日韓関係が当面テーパリング(先細り)が続くという望ましい事態になると期待します。加えてその責任は、国際世論では(米国外交当局の見方も)、あげて韓国側、ムンジェイン政権にあることになるでしょう。後は韓国民がいつそのことに気付くか、ですが、当面その心配はないでしょう。

    1. 匿名 より:

      韓国のいい加減さを甘く見ています
      「国民感情で 日本に譲歩はありえない!」
      ぶっちゃけ すごくあります
      あの国のダメさ加減は 右斜め上で考えないと火傷します
      日本の常識、日本人の民度で考えるから
      譲歩不可能に見えるだけです
      マジで譲歩の可能性があるのです(当然 譲歩して報酬を受け取ったら、また手のひら返しますが・・・)

      レーダー問題を含めて、韓国の主張は普通の頭があれば ムリがありすぎるのです
      そんなバカな情報で騙せる程度の頭の悪い国民をマスコミとグルになって操る
      不可能ではないです

  9. j より:

    お疲れさまです。

    解決済みの問題には、相手にする必要は全くございません。

    テーパリングが進む、日本の国益にかなっております。

    普通ではない国家、人権のない国家との統一を日本とは関係無しに頑張っていただきたく希望いたします。

    1. j より:

      私から言わせれば、文大統領あなたの言った「北朝鮮は、核廃絶するつもりがある。」というのは結果的にに嘘だっんだということだけです。

  10. 農家の三男坊 より:

    同じ”売春婦”つながりで、

    https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/68260
    >門外漢の前外相をILO事務総長に推す文在寅の狙いは慰安婦問題
    >事務総長に就任すればILO「総会」で慰安婦問題を扱うのは必至

    韓国は政府・与党総出で外交活動を展開し前外相をILO事務総長に推すようです。

    外務省及び厚労省と岸田政権の外交力お手並み拝見です。

    全ての国際機関の役員から”条約を守らない・約束を守らない・嘘つき国”韓国関係者を排除できるか。

    「条約・合意を守り、”粗相の謝罪と再発防止策を文書で表明し、日本が”良し”と言うまで、改心の実績を積まぬ限り、全ての国際機関の役員から韓国関係者を排除する」と、各国の外交関係者に周知すべきと考える。

    1. ムッシュ林 より:

      WTO事務局長選も韓国人候補を送り込んできましたが、ILOも目的が分かりやすいですね。
      韓国人に国際機関の長は無理というのは、潘基文を国連事務総長にしたことで国際社会でも意識されるようになったと思います。
      彼が事務総長になってから韓国人幹部を増やす露骨な縁故人事で顰蹙を買って国連内部では非常に評判が悪かったわけですが、西側指導者は出席しないロシアのモスクワ対独戦勝記念式典や中国の抗日戦勝70周年記念式典に出席するなど事務総長としての中立性にも極めて問題がありました。日本との関係では、事務総長主催のコンサートで東海が記載されたパンフレットを配布するとか、日本政府の歴史認識に言及するなどの事件を起こしてます。
      欧米メディアからも歴代最悪の事務総長と批判されるほど評判はよろしくありません。
      外交通商部長官を務めた元外交官ですらこの程度なのですから、今後、韓国人を国際機関の長には絶対にしてはいけないでしょう。

  11. 宇宙戦士バルディオス より:

    『韓国外相 慰安婦問題「日本は前向きで合理的対応を」』
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211229/k10013409031000.html
    >チョン外相は、慰安婦問題に言及し「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した2015年の日韓合意の着実な履行が重要だとする日本の立場について「合意をそのまま守るべきだとする立場をかたくなに守っていて、全く進展できずにいる」と述べました。
     合意を守るのが、外交の本来の在り方だろうに。
    >「韓国政府は現実的で柔軟な態度で日本を説得していく」と述べ、外交当局間の協議を続けていく考えを強調しました。
     説得されるべき理由は、我が国の方にはないな。

  12. イジワルばあさん より:

    私は2015年の慰安婦合意のときの日本の政府は韓国が合意を破ることは計算に入っていたと思います。それまで謝罪をすればそれで終わりにする、それ以降は賠償を求めないと約束しては何度それを破ってきたか、ほとんどの期間政権を担ってきた自民党は痛いほど解っていますから、最終合意をしたところで韓国政府を信用できるはずがありません。けれどもそれ以前の交渉は日韓間の閉鎖された交渉でしたから、韓国政府が窮地に陥って、「日本政府は交渉過程でこう言ったけど守らない日本が悪いニダ。」とか韓国政府の交渉当事者が「日本は本当に反省はしていない。建前上謝罪をしたにすぎない。」などと嘘を言われたら、証明するすべがなく、国際社会では真相は藪の中と受け取られてしまいどっちもどっちという目で見られます。韓国としては、それが狙いで、この問題が解決してしまったら利権を失うし、声高に国際社会で日本を貶めることもできなくなってしまうので都合が悪いのです。だから2015年の合意を結ぶときは、日本政府は韓国が合意を守るならそれもよし。韓国が国際社会で日本を貶める行動をやめて時間が経って韓国内が落ち着けば、冷静に事実関係を発信できる時期も来るだろう。もし従来どおり約束破りをするならそれもよし。今度はこちらから「約束破り。国際法違反」と攻勢をかける足場ができるという両方を考えていたのではないでしょうか?だからこそ米国を引き入れてバイデンさんに立ち会って貰ったし、合意をするや否や間髪を入れず日韓の外相が並んで全世界に向けて記者会見をして国際社会にも最終解決したと見届けてもらったのだと思います。そしてその後の経過は皆さんご存じの通りで、しかも文句をつけるだけでなく、慰安婦財団を一方的に解散してしまうという誰の目にも明らかな鮮やかな約束破りをくれました。だから日本がいくら声高に韓国を「約束破り」と非難しても「約束を守れ」と要求しても国際社会から日本を非難する声はひとつもありません。この問題については韓国を出汁にして一緒に日本を叩いていた中国すら何も言わなくなりました。
    実はこれは2015年の慰安婦合意成立直後から私が思っていたことです。ド素人の全く優秀でない私ですらこれくらいは考えて経過を見守っていたのですから、いくら外交下手の日本政治家や外交官だって重々解っていたはずです。
    だから、少女像を撤去しないことや在韓日本大使館跡地での集会を続けていたのは「やっぱりな。」と意外には思いませんでしたが、釜山の領事館前に新たな像を建てたり、慰安婦財団の一方的な解散という暴挙にはビックリしました。

    1. イジワルばあさん より:

      追伸
      慰安婦問題の最終合意を韓国が破ったという明白な事実が国際社会に知れたことで、徴用工裁判の国際化違反の判決についても堂々と主張できるようになったと思います。日本政府はそれまでもこの問題は1965年の日韓基本条約及び請求権協定で解決済みという立場を繰り返し表明してきましたが、一方の当事者である韓国が賠償を求めているということで解決済みであることを国際社会に受け入れてもらうのが難しかったと思います。韓国が慰安婦合意破りをあからさまやってくれたお陰で、日本の主張その方が事実だろうなという雰囲気ができましたから。だから徴用工問題についても国際社会から日本への非難はありません。かつて韓国がこの問題を起こして日本が事実関係を説明しようとしても第二次世界の反省がないのか、過去の軍国日本を肯定してるのかと国際社会から袋叩きにされて発言が封じられていた時代を体験した者としては現在の状況は隔世の感があります。

      1. ムッシュ林 より:

        安倍総理の決断ですから、当然韓国の合意違反は織り込み済みで、日本側が最もこだわったところが、最終的かつ不可逆的な解決という文言に入れることだったわけです。河野談話の撤回はしないこともセットだったと思いますのでギリギリの政治決断だったと思います。

        1. より:

          > 最終的かつ不可逆的な解決

          この文言を入れさせたことが最大のキーポイントですね。
          元々、この合意自体、アメリカの強い要望の下にできたものであり、だからこそアメリカは合意直後に支持する声明を出したわけです。そしてアメリカがそのような「要望」を出したのは、いわゆる歴史問題を口実に「日米韓防衛協力」をぐずる韓国の言い訳を封じるためだったと思います。なので、ナイーブなアメリカ人は、これで日米韓防衛協力推進への障害物はなくなったと考えていたことでしょう。ところが、あにはからんや、韓国は相変わらずグズグズ言ってちっとも協力は進まない。それどころか、日韓GSOMIAの破棄まで言い出した。日韓GSOMIAは日韓両国のためというよりは、アメリカにとって必要なもので、日米韓防衛協力のための基本前提でもあります。それを国内政治の都合だけで破棄を言い出したのですから、アメリカが激怒するのも当然です。

          一方、日本側では、韓国が合意をそのまま履行する、いわゆる歴史問題はこれで終わるなどと考えていた人は、政府部内にもほとんどいなかったでしょう。これで解決するくらいならば、以前になんとか基金を作った時にとっくに解決しているでしょうから。なので、韓国が合意を履行しないことは最初から織り込み済みだった、少なくとも想定内だったと思います。しかし、ここで「最終的かつ不可逆的な解決」という文言を入れたこと、そしてアメリカに裏書させたことが効いてきます。これにより、以後日本としては、韓国が何を言ってこようとも、「まずは合意を履行しろ。話はそれからだ」と突き放せるようになりましたし、アメリカなどからの外圧も心配する必要はなくなりました。なんつったって、「最終的かつ不可逆的に解決」しているのですから。そして、文在寅大統領ですら「正式な合意」と認めたのですから、話を蒸し返そうとすること自体、議論の対象たり得ません。

          韓国側が2015年合意をなかったことにしたい、最低でも再協議の対象としたいと足掻いている理由は主に二つです。
          まず、「最終的かつ不可逆的な解決」などされては、今まで吸ってきた甘い汁を吸えなくなってしまうので困るという勢力がいたことです。彼らは「道徳性」と「正義」を盾にしたため、韓国人のだれもが逆らえない存在になっていましたが、そんな彼らにとっては、問題こそが主張の根源、利権の根源だったのですから、問題が消滅してもらっては非常に困るのです。
          そしてもう一点、一つ目の理由とも関連しますが、韓国人にとっては日本に対する「道徳的優位性」を主張しうる重要な、もしかしたら唯一の根拠だったということです。どれほど韓国人が彼らの独特な世界観に基づいて道徳的優位性を主張しても、日本人はもとより、世界中のだれも理解してはくれませんでした。しかし、この「問題」には、なんといっても「生き証人」がいるのです。ペルシャ湾岸で油に塗れて死んでいた鳥のように、人々の感情を揺さぶることができました。つまり、「問題」こそが「道徳的優位性」の根拠であり、「生き証人」の「証言」がどれほど矛盾に満ちていてもどうでもよかったのです。そんな韓国人にとって「問題」の「最終的かつ不可逆的な解決」は受け入れがたいことでした。「道徳的優位性」の根拠も同時に「解決」されてしまうからです。

          2015年合意によって、日本が「まずは合意を履行しろ」としか返さなくなったことにより、案の定というか、韓国側は内紛を始めました。暴露された「利権」はもはや利権としては機能しなくなりました。2015年当時、日本政府がそこまで計算していたかどうかはわかりませんが、以前と較べ、韓国側は一枚岩ではなくなりました。まだ「利権」が完全に消滅したとは言えず、韓国内では利権の争奪戦が行われているようですが、以前よりは御しやすくなったとは言えると思います。「最終的かつ不可逆的な解決」に固執した、日本外交の(ささやかではありますが)勝利と言っても良いのではないかと思います。

          1. 匿名 より:

            1965年の日韓請求権協定は 「完全かつ最終的」 の文言があってもダメでした
            文言に「不可逆」と書いてあってもムダでしょう
            今回の最大の功績は
            マスコミ・アメリカ・関係者全員が見ている前で署名し10億円渡したという事です
            有り体に言えば
            今まではチンピラ・ヤクザと交渉する時、
            第三者の警察の立会いなしで相手の事務所で行って来たから
            交渉は全部失敗したのです

            当然ですよね・・・
            どんな文章作っても絶対相手の都合でチャラになるに決まってます

  13. 匿名 より:

    自民の制裁検討チームとか言う連中は何してるんですかね?仕事納め?冬休み?
    本当に恐ろしいのは有能ないや無能な敵より無能な味方……

  14. めたぼーん より:

    右肩下がりのビジネスモデルの再興をしたいという欲望だけの話ですね。それを言えば言うほど信頼という金に換算できないものの、状況によっては大きな助け船を出してくれるものを蹴っ飛ばしている事には永遠に気づかないんだろうな。

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