データで読む、「人民元の日本への挑戦」のお寒い現状

昨日の『あらためて読み返す、「中国との通貨統合」の非現実性』では、大手ウェブ評論サイトに約5年前に掲載された「人民元国際化」なる論考をもとに、その「答え合わせ」を実施してみました。本稿はその補遺として、昨日紹介できなかった「人民元決済シェア」に関する統計をもとに、「国際通貨・人民元の日本への挑戦」のお寒い現状を紹介しておきたいと思います。

インターネット時代、答え合わせも簡単に!

紙媒体の時代と比べ、インターネットの時代になって良かったことのひとつは、多くのウェブ評論サイトで数年前の過去論考を参照することができるため、過去に記載された論考を読み返し、「答え合わせ」をすることができる、という点にあります。

インターネットが存在しなかった頃は、近所に大きな図書館でもない限り、過去の雑誌記事などを読むことは難しかったのではないでしょうか。というのも、紙媒体だと嵩張るため、個人で雑誌を購読していたとしても、過去のものはどんどん捨てていかざるを得ないからです。

当然、新聞の縮尺版や雑誌のバックナンバーからさり気なくおかしな記事を発見したとしても、「皆さ~ん、この記事はおかしいですよ~」とばかりに人々に共有するのも困難でした。せいぜい、ビラを大量に刷って駅前などの人々が行きかう場で配るくらいでしょうか。

これに対し、ウェブメディアの場合だと、(ウェブサイトにもよりますが)基本的には半永久的に記事が残りますし、しかもツイートなどの機能を使えば、簡単にそれらを簡単に掘り起こして「拡散」することができてしまいます。労力はほとんど要りません。

こうしたなか、昨日の『あらためて読み返す、「中国との通貨統合」の非現実性』では、今から約5年前に大手ウェブ評論サイトに掲載された『“国際通貨”人民元による日本への挑戦が行きつく先』という記事をもとに、当時の「人民元国際化熱」という話題を振り返ってみました。

あらためて読み返す、「中国との通貨統合」の非現実性

これなども、仮にインターネットという手段が存在しなければ、間違いなく埋もれたままになるであろう議論です。しかし、現代社会だとインターネットがあるため、ある人の主張を数年経過してから検証し、「答え合わせ」ができてしまう、というわけです。

とにかく興味深い時代になったものだと思う次第です。

「人民元国際化」、どうなった!?

さて、昨日の議論で収録しようと思っていたデータが、国際的な決済電文サービスを行っているSWIFT社が公表している『RMBトラッカー』です。

これは、SWIFT上で交換されたメッセージをもとに、「国際決済総額に占める人民元建て決済額の割合」(顧客を送金人とする決済額および銀行間決済額)のシェアをほかの通貨と比較したものです(ちなみにRMBとは、人民元の中国語読み「人民幣ren-min-bi」の頭文字を取ったものです)。

要するに、人民元が中国国外の送金でどれほどのシェアを占めているのかという目安、というわけですね。

もっとも、国際的な外為市場で重要性を締めている取引は、商業上の「送金・決済」だけではありません。現実には、金融取引(有価証券の売買、為替フォワード・為替スワップ・通貨スワップなど)も通貨市場では重要な比重を占めています。

このため、RMBトラッカーが集計対象としているのは、あくまでも貿易取引などを中心とする取引項目に限定されており、その意味ではRMBトラッカーの人民元建ての取引の比重は現実の金融取引よりも高くなる傾向があると思います(※著者私見)。

(※余談ですが、国際標準化機構が定める「ISO4217」上、人民元の公式の3文字の通貨コードは「CNY」であり、RMBは非公式なコードとして使用されているほか、オフショア人民元を示すものとして「CNH」も存在しています)。

RMBトラッカーを読んでみた

さて、このRMBトラッカーは2011年ごろから公表されているようです。そして、SWIFTが公表しているレポートのうち、日本語で公表されたものを読むと、次のような趣旨の記述が発見できます。

  • SWIFTは2010年以降、人民元の国際化に関して顧客や金融界を積極的に後押ししてきており、RMBトラッカーなどのデータ、人民元国際化の影響についての考察、人民元決済およびオフショア決済のガイドラインについての展望を公開している
  • SWIFTは銀行の人民元建て金融商品の導入支援、徹底的な分析、ビジネス・インテリジェンスの提供も行っており、さらにオフショア決済センターや中国の金融界とも連携して、人民元のさらなる国際化のサポートも行っている

国際的な決済電文のインフラサービスを提供するはずのSWIFTが中国とズブズブの関係にあるというのも驚きですが、ただ、ウェブ評論家の立場としては、彼らが公表しているデータについては活用させていただこうと思う次第です。

さっそくですが、通貨別のランクの推移を見ておきましょう。

といっても、RMBトラッカーは毎月公表されており、そのままでは非常にわかり辛いので、ここでは各通貨の決済に占める比率の平均値を出し、それを2016年以降、5年分並べたものが図表1です。

図表1 RMBトラッカーの推移(各年の平均値)
通貨2016年→2020年までの推移
1位:米ドル(USD)41.72%→40.46%→39.34%→40.53%→40.79%
2位:ユーロ(EUR)30.95%→32.91%→34.08%→33.48%→33.81%
3位:英ポンド(GBP)7.98%→7.31%→7.23%→6.93%→6.82%
4位:日本円(JPY)3.32%→3.10%→3.43%→3.52%→3.59%
5位:人民元(CNY)1.89%→1.76%→1.84%→1.93%→1.84%
6位:加ドル(CAD)1.84%→1.82%→1.70%→1.81%→1.75%
7位:豪ドル(AUD)1.59%→1.51%→1.50%→1.43%→1.48%
8位:香港ドル(HKD)1.17%→1.25%→1.42%→1.49%→1.41%
9位:シンガポールドル(SGD)0.92%→0.88%→0.97%→1.04%→1.05%
10位:タイバーツ(THB)1.00%→0.98%→0.97%→1.00%→1.01%

(【出所】SWIFTデータをもとに著者作成。ただし、2020年のデータは9月までの9ヵ月間の平均値を使用。ランクは2020年をベースに並べ替え)

これを、どう見るべきでしょうか。

あくまでも個人的な印象でいえば、人民元と無関係なところで、違和感を払拭することができない図表です。というのも、国際送金に占める英ポンドのシェアが高すぎる気がしてならないからです。

また、肝心の人民元については、ここ5年間に関していえば、常に日本円の後塵を拝し、カナダドル、豪ドル、香港ドルなどと順位争いを続けています。「人民元の決済シェアが着実に高まっている」とする報道を見かけることもあるのですが、そのわりには足踏みを続けている格好ですね。

ユーロ圏の決済を除外してみると…?

こうしたなか、SWIFTはユーロ圏の決済データを除外したバージョンでもRMBトラッカーのデータの公表を始めています(図表2)。

図表2 RMBトラッカーの推移(ユーロ圏外、各年の平均値)
通貨2016年以降の推移
1位:米ドル(USD)41.67%→43.80%→42.72%→46.25%→45.56%
2位:ユーロ(EUR)29.13%→34.86%→36.47%→32.29%→33.58%
3位:日本円(JPY)3.92%→3.92%→4.07%→4.36%→4.38%
4位:英ポンド(GBP)3.77%→3.90%→4.04%→3.97%→3.95%
5位:加ドル(CAD)2.25%→2.38%→2.13%→2.28%→2.21%
6位:豪ドル(AUD)1.46%→1.42%→1.45%→1.53%→1.53%
7位:スイスフラン(CHF)2.38%→2.54%→1.84%→1.42%→1.32%
8位:人民元(CNY)1.23%→1.06%→1.11%→1.22%→1.21%
9位:香港ドル(HKD)0.83%→0.88%→0.91%→0.95%→0.95%
10位:スウェーデンクローナ(SEK)0.67%→0.68%→0.68%→0.80%→0.74%

(【出所】SWIFTデータをもとに著者作成。ただし、2020年のデータは9月までの9ヵ月間の平均値を使用)

いかがでしょうか。

ユーロ圏を除外すると、とたんに英ポンドの地位が低下し、日本円がシェア3位に浮上するのです。

また、加ドル、豪ドル、スイスフランのシェアも同様に上昇する一方、先ほどの図表1では日本円に次ぐ4位の地位を占めていたはずの人民元が、いきなり8位に沈んでしまいます。

ということは、ユーロ圏内の送金が国際的な通貨別送金シェアにかなりの影響を与えていて、英ポンドと人民元が(なぜか)ユーロ圏内におけるSWIFT上の国際送金電文に使われている、というのです。

このあたりの事情は、正直、よくわかりません。

いずれにせよ公式GDP統計で2倍以上の差があるにも関わらず、人民元の決済シェアが日本円を下回り続けているという時点で、「人民元の日本円への挑戦」の現状はお寒いと言わざるを得ません。

債券市場の停滞と軌を一に…

SWIFTのデータ特性についてはいまひとつよくわからないのですが、現時点においてひとつ確実な点があるとすれば、人民元が決済通貨としての米ドルの地位を脅かすという状況にはない、ということです。

貿易決済などにおける国際送金の世界においては、米ドルとユーロの2大通貨が揺るぎないシェアを占めていて、これに英ポンド、日本円などが続いており、それ以外の通貨は正直、「どんぐりの背比べ」に過ぎません。

人民元が華々しく国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)構成通貨に指定されたわりには、それ以降の5年で人民元の国際金融市場における地位が著しく上昇しているという兆候は見えないのです。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

さて、「この5年間、人民元が足踏み状態である」という点で、パッと思いつくのは、『国際的な債券市場と人民元:2015年を境に成長停止』でも指摘した、「人民元建てオフショア債券市場」が2015年を境にピタリと成長が止まったという事実です。

国際的な債券市場と人民元:2015年を境に成長停止

思うに、中国当局は2016年10月に人民元のSDR入りを達成したことで、人民元のさらなる国際化には躊躇している(というよりも、人民元の国際化に必要な資本規制の撤廃などの措置を拒んでいる)のではないでしょうか。

もっとも、SWIFTのデータから見る限り、「人民元の国際化」が遅々として進んでいないというのは間違いないにせよ、これはあくまでも「現時点までのデータを使った分析」という話であり、今後の未来を予測するものではありません。

そして、人民元がさらに国際化するかどうかに関しては、中国が現在の厳格な資本規制の解除に踏み切れるかどうかにかかっていますし、その点に関して個人的には疑問ではありますが、未来の話については予断をもって決めつけるのも適切ではありません。

とくに、「信頼できない国」に金融のデバイスを握られてしまうことが、果たして正しいのかどうかについては、少し冷静に考えた方が良い論点であることは間違いないと思う次第です。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. はにわファクトリー より:

    最近ふたたび冷戦体制なる発言を目にしました。
    それより以前いつ見たか思い出せないのですが、折りにつけ浮上する一見脈絡のない主張、すなわち「冷戦思考・冷戦体制に戻ってしまってはならない」とは、彼らが本当に恐れていることのひとつなのではないでしょうか。分析の値打ちがあると提起します。

  2. イーシャ より:

    > ユーロ圏内の送金が国際的な通貨別送金シェアにかなりの影響を与えていて、英ポンドと人民元が(なぜか)ユーロ圏内におけるSWIFT上の国際送金電文に使われている、というのです。
    英ポンドは、今も金融市場ではユーロより大きな位置を占めているのでしょうね。
    人民元については、ドイツやイタリアが中共に浸透されている証拠でしょうか。ユーロ圏内の国別内訳を知りたいところです。

    SWIFTを介している間はいいのですが、デジタル人民元構想には注意が必要です。
    中共による経済支配の問題と共に、ブロックチェーンの巻き戻しも意図的にやりかねないからです。

  3. だんな より:

    中国は日本の事を、そのうち(長いスパン)中国になると考えているんじゃ無いかな。

    1. お虎 より:

      伝統中国(清以前)では、日本のことを「姫氏国」と呼ぶ言い方があった。周王家の流れを汲む呉国(春秋時代の)の者が移住して建国したとの考えを指している。
      日中史学会、これにはアメリカの学者も参加しているが、古代の高句麗は中華の外周民族国家である、上古(古墳時代以前)日本の近畿地方の言葉は高句麗語と共通性があった、との意見が有力視されたりする。
      現代の中国人の中には「元も清も中華に建国して、結局は中国人になった。かつての日本人もそうしたかったんだろう」という意見があったりする。

  4. お虎 より:

    中国は近代史にトラウマを感じているからね。資本規制はやめないだろうな。ドイツがハイパーインフレによってナチスを生んでしまったように、20世紀前半の中国は、列国の租界がもたらす自国資本劣化に苦しんだ。一昨年、上海の中日友好協会を訪ねた時、旧日本租界の保存計画を進めていて、地元財界、中央政府の財政支出を元手に復元しようとしていた。「負の歴史の象徴」として保存しようというわけだ。
    RCEPというのは中国の経済覇権を確立・確認するための枠組み、それ以外の何物でもない。加盟国政府やマスコミは、自国民向けに「成功だ、発展だ」と報じているが、インナー向け方便に過ぎない。同じようなことは、25年前のWTO発進の際にも行われたけれど、何度でもだまされるのが一般人だよ。

    1. お虎 より:

      人を使う時に、次の二択でどちらを選ぶ?
      ①能力が足りないために結果がでない者
      ②能力があるが、やる気がなく結果が出ない者
      どちらも困り者だが、①は能力を鍛えれば役立つ可能性があるが、②はだめだね。
      何が言いたいかというと、昨今のわが国が②に見えるんだよ。いい素質をもっていると思うんだが、行動しないし、人任せ、しかも働かない。韓国のバカさを見て薄笑いを浮かべ、中国の横暴に接して不満を並べ、アメリカ兄貴の一挙手一投足をみてはどたばたするけど、何も変わらない。
      洗練されたいい国なんだが、結婚せず次世代を育てない国民が増えている。これって、亡国一直線なんだぜ。すこしは危機感もったらどうか。

  5. りょうちん より:

    そもそも外国(人)が”元”を入手するシチュエーションが素人には想像できません。
    どういう場合があるのでしょうか。

    1. だんな より:

      りょうちんさま
      中国に旅行して、両替した時かな。
      それ以外は、無いんじゃない。

      1. りょうちん より:

        銀聯カードの決済は元ベースなんじゃないですかね。
        やたらとあのマークが国内でも見かけるようになりましたが。
        日本でも作れるみたいなんですけど、その場合、どういう決済システムになっているのやら。

  6. お虎 より:

    RMBTとGDPを対比させれば、世界の人たちの本音が見えてくるんじゃないの?
    アメリカ兄貴 45% : 22% ドルはアメリカGDPの2倍用いられている
    中国 1.2% : 15% 中国人は人民元を求めていない
    日本 4.4% : 5.4% 日本円も、俗説ほどには評価されてない

    と、まあ、こんな側面がみえてくるわけよ。

  7. カズ より:

    5年前まで漸進的に進みつつあった人民元の自由化が滞ってるのは、それまでの歩みが国際決済通貨としての裏付的な「IMFによるSDR指定」を念頭に置いたものだったからではないのでしょうか?(目的は達成した)

    安易な決定を下してしまうのではなく、本来ならSDR指定をエサに人民元のさらなる市場開放を促すべきところだったのかもですね。(鼻先の人参?)

    *御幣を恐れず言えば、食い逃げは無理性(本能のまま)の為せる業。芸をしないうちにエサを与えた側にも問題が無きにしも非ずなのかと・・。

    1. 名古屋の住人 より:

      カズ様

      >5年前まで漸進的に進みつつあった人民元の自由化が滞ってる

      あくまで個人的な見解であり、何のエビデンスも提供できないことを前提で投稿します。

      いまでこそ中国は外貨準備高は世界一、GDPも米国に次ぐ世界第2位の経済大国(?)になっていますが、中国共産党(人民解放軍)は第2次世界大戦(日中戦争)では決して表舞台には出ず、当時の日本軍と戦火を交えていた国民党軍の陰に隠れ、「長征」と称してひたすら逃避行を続けていました。これが戦後に「漁夫の利」で政権奪取を実現した中国共産党にとって、現代に至るまでその「正当性」が常にボトルネックになっています。

      また、西側諸国は常に「戦争手段を用いない方法で中国の政権転覆を図っている」と警戒心を漲らせていたところに、アジア通貨危機でヘッジファンドの力を見せつけられたプーさんを始めとする中国共産党指導部は、ガチガチの警戒感を解かないフルアーマーエダノンがずらりと並んでいると考えて差し支えないと思います。

      よって、人民元の国際化は「政権転覆の危機」と隣り合わせの諸刃の剣と言え、そのバランスが非常に難しい案件であり、そう簡単に推進できない案件だと私は考えます。

      1. カズ より:

        名古屋の住人さま

        確かに人民元の過度な開放は体制維持のもろ刃の剣なのでしょうね。
        自由主義の良いとこ取りができるのにあえて規制緩和することもないのですものね。

        返信ありがとうございました。

        *フルアーマーエダノンズのなかのヒトたちって・・?(暑そう)

    2. はにわファクトリー より:

      名古屋の住人さま

      >ガチガチの警戒感を解かないフルアーマーエダノンがずらりと並んでいる

      投げ座布団2枚、進呈させてください。

      横シマな考えで心を曇らせていたら、Youtube がショッカー戦闘員CMばかり紹介してくるようになり、清い心の清い社会人でなかったことを思い知って、穏やかな秋の日を過ごしているところでした。

      (大真面目にふざける。洒落とかぶきの神髄はそれかなかとも)

  8. 農家の三男坊 より:

    会計士様
     失礼ながら図表1、2に関して処理に一部不具合があるのではないかという気がします。
    図表1にSGD、THBが登場し、CHF、SEKが登場せず、図表2でユーロ圏決済を外して逆になる。図表1と2が入れ替わればそれ自体は納得ですが、それにしてもユーロ圏外であってもSGD、THBの方がCHFより強いとは?それとも東南アジアの取引がそれほど多いという事でしょうか?

    1. 新宿会計士 より:

      農家の三男坊 様

      貴重なご指摘、大変ありがとうございます。

      図表1、2は元データを加工したものであり、基本的に何度か読み返したので、間違いはないと思います。ただ、たしかにおっしゃるとおり、ユーロ圏に近接する通貨であるCHF、SEKがユーロ圏を外すとランクインするというのには、違和感があります。このあたり、元データ自体を慎重に取り扱う必要があるのかもしれませんね。

      引き続きのご愛読並びにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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