菅総理の初外訪:ベトナムと装備品協定署名へ
菅義偉総理大臣は就任後初の外訪先として、今年のASEAN議長国であるベトナムと、ASEANの大国であるインドネシアを訪問するそうです。また、日経の昨日の報道によれば、日本政府は菅総理がベトナム訪問に際し、フィリピン、マレーシアに次ぎASEANで3ヵ国目となる防衛装備品協定に署名する方向で調整を進めているのだとか。
菅総理の初外訪先はベトナムとインドネシア
以前の『菅外交は米豪印・アジアを重視、中国軽視、韓国無視?』では、「菅義偉総理が10月中旬にベトナムやインドネシアなどを訪問することを検討中である」という日経電子版の記事を取り上げました。
その後、この話題についてはしばらく音沙汰がなかったのですが、共同通信の一昨日のこんな記事を皮切りに、いくつか続報が出て来ました。
首相、来週東南アジア歴訪へ/初外遊、ベトナムとインドネシア
―――2020/10/13 14:17付 共同通信より
共同通信によると、菅総理は13日の自民党役員会で「ベトナムとインドネシアを来週訪問する」と報告したのだそうです(※共同通信の原文ではこれを「外遊」と表現していますが、当ウェブサイトでは「外国訪問(外訪)」ないし「外国出張」と表現したいと考えています)。
総理大臣にとっての初の外国訪問は、その政権が「どこを向いているのか」を評価するうえで、非常に興味深い手がかりです。そして、菅総理が初の外国訪問先に、ベトナムとインドネシアを選んだのは、いかにも菅総理らしいという思いがしてなりません。
歴代総理大臣の外国訪問先はどうだったのか?
外務省の『総理大臣の外国訪問一覧』のページには、第1次安倍政権以降の過去7代の内閣総理大臣について、外国訪問先一覧が掲載されているのですが、奇しくも第2次政権発足直後に安倍晋三総理が選んだ外訪先も、東南アジア(ベトナム、タイ、インドネシア)でした(図表)。
図表 歴代総理大臣の外国訪問一覧
総理大臣(敬称略)と在任日数 | 外国訪問回数 | 国際会議以外の初外訪先 |
---|---|---|
安倍晋三(366日) | 8回 | 中国、韓国 |
福田康夫(365日) | 8回 | 米国 |
麻生太郎(358日) | 13回 | 韓国 |
鳩山由紀夫(266日) | 10回 | インド |
菅直人(452日) | 7回 | なし |
野田佳彦(482日) | 16回 | 韓国 |
安倍晋三(2822日) | 81回 | ベトナム、タイ、インドネシア |
(【出所】外国訪問回数と外訪先は外務省『総理大臣の外国訪問一覧』、在任日数は首相官邸HPより著者作成)
図表で「国際会議以外の初外訪先」と記載している理由は、歴代総理大臣の初の外国訪問が国連総会出席であったり、サミット出席であったり、という具合に、(多くの場合は)あらかじめ決まっている国際会議への参加というケースもあるからです。
これを踏まえて、図表では国際会議を除外して、初の外国訪問先がどこだったのかを示してみた次第です。
「歴代総理大臣の初外訪先」という点では、この7代の総理大臣に関しては、韓国がずいぶん多いという印象を抱きます。安倍総理自身も第1次政権発足直後に選んだのは中国と韓国でしたし、国際会議を除くと、麻生太郎総理も最初の外訪先に韓国を選んでいます。
また、野田佳彦元首相は、最初の訪問国こそ米国でしたが、それはあくまでも国連総会出席のためであり、事実上、最初の訪問国として選んだのは韓国でした(そういえば、野田元首相といえば、韓国に総額700億ドルの日韓通貨スワップを提供した人物でもあります)。
さらに、「菅」は「菅」でも「カン違い」の菅(かん)直人元首相の場合、在任中に7回ほど外国を訪問していますが、いずれの訪問も国際会議に出席するためであり、どこかの国を単独で訪れたという形跡はありません(もっとも、東日本大震災という大災害があったという点は割引いて考える必要はありますが…)。
このように考えていくと、菅(すが)総理が初の外訪先として、ベトナムとインドネシアを選んだというのは、非常に興味深い点です。
安倍総理の場合は、2012年12月26日に第2次政権が発足し、翌2013年1月18日には、インドネシア・ジャカルタで『開かれた、海の恵み――日本外交の新たな5原則――』という演説を行う予定でした。
この演説内容を読み解くと、まさに「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)の原型を見ることができます(※ただし、現実にはアルジェリアでの邦人拘束事案について、安倍総理が直接指揮を執るために帰国を早めたため、この演説は行われませんでしたが…)。
つまり、日本は海洋国家として、インド太平洋地域の自由・民主主義国と連携し、未来に向けて発展して行こうとする希望に満ちたビジョンです。
安倍政権発足当初、中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席が安倍総理との会談を拒絶したというのも、中国の隠然たる影響力を受けているわが国の特定メディアが「もりかけ」虚報などを動員し、安倍政権を全力で倒そうとしたのも、何となくわかる気がします。
ベトナムとは防衛装備品輸出協定締結か
さて、今回、菅総理がベトナムとインドネシアを初の外訪先に選んだ狙いは、いったい何でしょうか。
茂木敏充外相は一昨日の記者会見で、次のように述べています。
「先ほども、今、国際協調が必要になる中で、『自由で開かれたインド太平洋』の実現、これは多くの国から賛同をいただいているところであります。そういった中で、ベトナム、今年のASEANの議長国でもあります。またインドネシア、ASEANでの大国という立場にあるわけでありまして、この両国におきまして、フック首相であったり、ジョコ大統領であったり、向こうのトップと日本のトップが胸襟を開いて、地域の問題、国際社会の課題、コロナ後の対応等々について、じっくりと話し合うことは、大変意義の深いことだと、このように考えております。」
実際、欧州や米国で武漢コロナ禍が悪化するなか、菅総理自身が欧州や米国を訪れるのは難しいという事情もあるとは思いますが、最初の外国訪問先に東南アジア諸国連合(ASEAN)の重鎮国家であるインドネシアと議長国であるベトナムを選んだのも、「FOIP重視」のあらわれでしょう。
こうしたなか、日経新聞には昨日、こんな記事もありました。
防衛装備をベトナムに輸出 首相、訪問時に協定署名へ
政府はベトナムと防衛装備品の輸出に関する協定の締結に向けて調整する。菅義偉首相が来週、就任後初の外国訪問で署名する見通しだ。転売の際に日本の同意を求めるなど輸出時のルールを定める。<<…続きを読む>>
―――2020/10/14 4:35付 日本経済新聞電子版より
日経電子版によると、日本政府は菅総理のベトナム訪問時に、防衛装備品の輸出に関する協定の締結に向けて調整しているそうです。まさに、南シナ海の軍事拠点化を進める中国の動きに対する牽制でしょうか。
ASEANは中国の経済支援を受け、中国への依存を強めてしまっている国もある一方で、日本にとって南シナ海は重要なシーレーンでもあります。日本がこの地域へのコミットメントを強めることは、いわば、喫緊の課題でしょう。
日経はまた、ベトナムは南シナ海で人工島の建設を進める中国と領有権争いを抱えているだけでなく、4月には中国海警局の船艇がベトナム漁船に体当たりし沈没させるなどの事件が発生していると指摘していますが、今回の防衛装備品協定の締結が事実なら、ベトナムにとっては非常に心強い話でしょう。
この日経の記事に掲載されている情報は、それだけではありません。
日本は今後、フィリピン、ベトナム、マレーシアの日本大使館に防衛駐在官を2人ずつ駐在させ、情報収集や交流を担うほか、インドネシアとは2回目となる「2+2会談」(外務・防衛担当閣僚会議)の早期開催を調整。タイとは「防衛当局間の協力・交流を深める覚書」を結んだ、などとしています。
菅外交の方針が見えてきた
さて、以前から一部メディアの間では、安倍晋三総理と比べ、菅義偉総理には英語力もなく、外交面では不安がある、などの指摘があることは事実です。
ただ、外交というものは総理大臣ないし外務大臣などの資質にも大きく左右されることは事実ですが、英語力だけで外交力が決まるというものではありません。菅政権の外交に関して見えて来るのは、その「わかりやすさ」です。
菅総理は就任後初となる9月25日の日中電話会談で、習近平(しゅう・きんぺい)中国国家主席の訪日を巡って、菅総理自身がわざわざ「とくにやり取りはなかった」と公言したほどです(『菅総理、習近平氏の訪日「とくにやりとりなし」と明言』参照)。
不肖、ビジネスマンの端くれとして申し上げるならば、「何を考えているのかよくわからない人」よりも、行動がハッキリしている人の方が対処しやすいという気がします。
現時点でおぼろげながら見えている菅総理の「インド太平洋重視、欧州重視、英国重視、ASEAN重視、中国軽視」という方針は、菅政権の方向性を見極めるうえで非常に興味深いものです。
だいいち、「牽制される側」である中国にとっても、アジアの大国である日本の方針がハッキリしている方が、なにかと「やりやすい」のではないでしょうか。
参考 「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)
(【出所】防衛省ウェブサイト)
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
さて、最後にどうでも良い余談です。ひと昔前の「ATM」であれば、政権が初期からここまで露骨な中国軽視方針を取ると、「中国を刺激するな」といった論調が出て来ていたような気がしてなりません。
ただ、個人的な印象で恐縮ですが、最近のマスメディアから「菅政権の対中政策」についての批判はあまり見当たりません。やはり、日本のマスメディアは『ワンイシュー全力投球』だからでしょうか。
そんなことだから日本のマスメディアは高橋洋一先生に「鳩やヤギ」だと指摘されてしまう(『かつて鳩やヤギを侮辱した髙橋洋一氏が内閣参与に就任』等参照)のではないかと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
更新ありがとうございます。
いっその事、FOIPというならフィリピン、ベトナム、マレーシアに海保警防艦や自衛艦の退役間近の船を延命化し、タダで譲ってあげたらどうですか?中古のままでも十分戦力になりますが。
防衛駐在官を赴任させて情報収集や交流を、また道具を渡して各国の防衛力を高めるのも対中で効果があると思います。
そういえば昨日、最新級の新潜水艦「たいげい」(大鯨)が進水式を三菱神戸で行われ、これで日本は22隻体制になりました。中国を仮想敵国として、十分な隻数を確保しましたが、さらに海自は中国の膨張を危惧して、30隻体制を狙ってます。
以前なら16隻体制で十分と言われてたのに、周辺国の乱行からほぼ倍の30隻!ASEANにも渡せるノウハウは教えてあげて、スキルアップをお願いします。
中華民国に引き渡されて丹陽となった駆逐艦に関する現地の受け止めかたは少なかぬ数の YouTube 投稿とそれらへのコメントで伺い知ることができます。報道記事にならない民意民情の現実を知るのに役立つと考えます。YouTube コメントのような匿名自由投稿は内容こそ玉石混合ですが、インターネット=ゴミという立場を崩さない報道機関が流す書き散らし記事よりも心の内側へ踏み込む手掛かりがあります。調査手法として有効です。
はにわファクトリー様
丹陽。旧日本海軍の「ユキカゼ」(雪風)ですね。一等駆逐艦じゃないですか!(笑)
日本を目指す引き揚げ者の搬送に従事したというのは聞いた事があります。確かこの同型艦は制空権も取られているのに酷使され、すべて沈没したように思います。
台湾で二度目のお勤めとは、長生きしたんですね。それも台湾とは!幸運な駆逐艦でした。
>最新級の新潜水艦「たいげい」
実は改装して潜水空母「りゅうほう」になることは秘密だ。
さらに練度が上がれば軽空母になって装備でF 35Bがくっついてくるとかこないとか。
あの高いFー35Bがおまけでついてくるなら、たいげい型量産もアリかもしれない。
昔々、小沢さとるのマンガに、アポロ・ノームという超大型潜水空母があってのぅ。飛行機はもちろん潜水艦も内蔵するという代物じゃったわ。ん?そういえば戦艦大和再利用の潜水戦艦とかいうのも出てきたかのぅ。
自転車の修理ばかりしている様
小沢さとる氏は「サブマリン707」ですか(笑)?「青の6号」とか、この方は潜水艦モノ、海軍モノが多いですよネ(トシなんぼやねん!)失礼しました。
めがねのおやじ様
置き忘れられていた少年サンデーの古本で「青の1号」の衝突シーンを読んで強い印象を受け、単行本を買った覚えがあります。あの「サブマリン707」「青の6号」のセットはどこへやってしまったんだろう。
>海軍モノが多いですよネ
「黄色い零戦」というのも画かれていたと思います。あ、これも海軍機か。
紫電改のタカ なんてのもありまして・・・
晴嵐IIの開発はまだですか?
晴嵐Ⅱ!心躍る名前です。やっぱり変形するのでしょうか。
ですが、日本政府の懐にも痛撃を加えそうな気がして怖いです。零戦50機分の値段というのは、もしかすると今で言うFー16の50倍ということ?
潜水艦に搭載する以上、変形機能は必須と思われます。
な~に、大丈夫ですよ、自転車だって変形して巨大ロボになれるんですから、何も問題ありません。
龍様
>自転車だって変形して巨大ロボになれる
トランスフォーマーレベルの変形になるとついていけません、せめてマクロスのバルキリー程度で。
一番気になるのが2番艦3番艦の名前です。
「じんげい」「ちょうげい」なのか「つるぎざき」「たかさき」なのか。
もし鯨シリーズなら、ぜひ「はくげい」を。
そして「はくげい」を仇としてつけねらう義足の中国人艦長:永波浮(えい・はぶ)。日本近海で勃発する「はくげい」と永波浮率いる中国対潜艦の死闘。実は日本のIWC脱退はこのための布石だった。いま全ての伏線が一つにつながる…(全然つながってない)
自転車の修理ばかりしている様
「はくげい」(白鯨)は、進水式での情報によると、2番艦の候補に上がってました。(笑)
たいげい は試験艦になる予定が決まってるとかで、ひょっとすると、これ1艦だけじゃないですかね?
本当のそうりゅう後継は・・・
練習潜水艦が2隻あったはずなので、真の22隻体制
までは、あともう少しですかね。
マーク様
確かにそうなんですが、練習艦2隻はいつでも実戦復帰に改装可能と聞きました。私は「たいげい」の50t増えたのは何だろうと、思案しています(笑)。
ヒント:女性用居住区
昔の潜水艦乗りはあまり風呂に入れなかったせいで、臭かったらしいです。
現海上自衛隊は旧海軍よりはだいぶんマシでしょうが、大丈夫なんだろうか?と思ったりします。
たい 様へ
原潜は海水を蒸留して真水を作ってるのでシャワ-なんかは潤沢に使用できるらしいですね(知らんけど)。
通常型では真水は貴重品ですから、シャワ-は無理でしょうね。
堺には「潮湯」という鹹い温泉(銭湯)があったと思いますが。
門外漢さま、ありがとうございます。
長期の作戦行動後だとエライコトニナルカモシレナイ…
一応、3日に一度は、シャワーが使えることに
なっているらしいですけど、航海後は、臭うら
しいです。任務によっては、無音潜航が要求される
こともあるでしょうし。
女性専用区画も設けられるようですが、
新型潜水艦ですので具体的な配分は
秘密でしょうかね。
まあ、サイレントサービスですからね。笑
海上自衛隊令和2年(2020年)度インド太平洋方面派遣訓練部隊の護衛艦「かが(JS Kaga、DDH-184)」、「いかづち(JS Ikazuchi、DD-107)」と、潜水艦「しょうりゅう(JS Shoryu、SS-510)」が10日と11日、補給のため南中部沿岸地方カインホア省のカムラン国際港に寄港した。
↑https://www.viet-jo.com/news/politics/201012182250.html
ということです。輸出用のサンプルなんでしょうか?
門外漢様
その可能性は少しありますね。潜水艦「しょうりゅう(JS Shoryu、SS-510)」はまだ最新鋭と言って良い艦です。そのあとに昨年「とうりゅう」が生まれ、更に昨日進水式を行なった「たいげい」が続き、ここから約50t大型化しました。
今、造船所の船台には「たいげい」級の2番艦3番艦4番艦で組み立てスペースでいっぱいになっており、外国の為に新型や現役潜水艦を改装する工程は組めないと思います。
もし、海外供与するなら、「くろしお」とか20年前に出来た最古参かも知れません。
めがねのおやじ 様へ
ベトナムには軍事技術供与の協定もあるとか、おやしお級くらいなら構わないんでしょうか?
ATM等が殊更「中国軽視」と取り上げないのは、
「今、PRC圏に注意関心を集めさせるな」とかナントカの指示が出ているのではないかと、思ってオリマス
ほら、人権問題とか膨張戦狼外交とかいろいろあるっしょ
香港とかチベットとかウイグルとか台湾とか国内非漢民族の同化政策強化とかゲフンゲフン
いつもお世話になっております。
防衛装備品って中身は何なのでしょうか?
ベトナムは基本ロシア・中共系の東側軍事装備体系の中にあるはずなんですが? 日本の軍事装備体系は米国を中心とした西側諸国軍事装備体系の中の一つに過ぎないので、東側装備と西側装備が混在すると、後々困ると思うんですよね。食糧品や燃料等なら分かるんです。(例:東部戦線における独軍輸送システムで独製と仏製トラックが混在し、修理等に困難を生じた。及びISO等工業規格も根底に軍事装備品の供給問題の解決の一つの手段として決められた)
2016年にオバマ大統領がベトナム向け武器禁輸を解除し、同年巡視艇18隻の供与も実施されています。
その後、ベトナム軍装備の転換が進みつつあるようで、Mig-21の後継機として候補に挙がっているのはグリペンかF-16Vという話もあるようです。
https://trafficnews.jp/post/90531
また、インドのように、実際にアメリカ製、ロシア製が混在している国もあるので、要するに運用次第ということなのでしょう。
http://www.nids.mod.go.jp/publication/kiyo/pdf/bulletin_j18_2_2.pdf
もっとも、インドネシアのようにあちこちの戦闘機をちょっとずつ保有しているなんて国もあるので、そんなことにはならないよう、ベトナムの賢明さを期待しましょう。
完成品ではなく艦船の建造技術の移転がメインだったと思うで。たしか三井E&Sとマレーシアの会社が提携したはず。
P-1導入で余ってくる中古P-3Cを日本が供与するっていうのは、対フィリピンの話でしたっけ。東シナ海対岸側のベトナムも同様なニーズを抱えているのかもしれません。
ベトナムへのP3C供与の記事は、どこかで見た
ような気がするのですが検索しても出てきませ
ん。
尖閣諸島での長期居座りも、このような事案
て連動しているのでしょうか。
ミリオタホイホイになりましたね(笑)
今回安倍首相の最初の訪問地から、タイが抜けているのは、政情が不安定な為ですかね。
ベトナムは、米中に勝った国ですし、仲良くするに越した事は、無いと思います。
インドネシアは、人口が多くてジョコ大統領がまだ若いから、成長力が有るとは思います。
お約束ですので
「ウリのところには、来ないニカ?」
だんな様
>>今回安倍首相の最初の訪問地から、タイが抜けているのは、政情が不安定な為ですかね。
えっと揚げ足取りごめんなさい。
「菅」首相ですよね ^^;
タイが入っていないのは、おっしゃるように政情不安のためと思います。