ウェブ評論時代のリスクと面白さ

個人的には少し残念な話があります。某出版社と進めていた専門書の案件がキャンセルになってしまったのです。こうしたなか、せっかくの機会なので、新聞、雑誌などに記事を寄稿する場合と、個人的に運営する独立系ウェブ評論サイト、ブログサイト、SNSなどに情報を発信する場合の根本的な違いについて考えてみたいと思います。最大の違いは「文章を公表する前に第三者の目があるかどうか」ですが、これについてどう考えるべきなのでしょうか。

専門書出版が無期限延期に

武漢コロナウィルスの蔓延により、社会全体が外出自粛などでロックダウンに近い状態となってから、もう1ヵ月が経過します。

個人的事情を申し上げるならば、最近、さまざまな仕事が中止・延期となっており、そのなかには、以前から某出版社と話を進めていた、専門書の出版案件も含まれています(※出版社と分野については、敢えて伏せます)。

あまり知られていませんが、専門書は取り扱っている出版社が非常に限られていることに加え、購読者も非常に少ないため、値段も高いわりには出版にあたっての印刷部数も少なく、全国の書店に並ぶわけではありません。

今回の専門書については、かなり以前から出版社と話をしていて、是非とも執筆したいと思っていたのですが、先方の都合で不要不急の出版案件を絞らなければならなくなったという事情もあり、さほど売れるとも思えない専門書については、残念ながら中止されたのだとか。

専門書は儲かりません!

もっとも、これについては個人的に、「残念だ」、というよりも、「ホッとした」、という方が、感想としては正しいと思います。端的に言えば、専門書を執筆しても「儲からない」からです。

まず、執筆には非常に時間がかかります。

執筆する以上はその内容について深く知っておく必要があることは当然ですが、実際に文章を作成すると、どうしても細かい表現についても意識しなければなりませんし、必然的に、法令や基準などをじっくりと読み込まなければなりません。

経験上、さまざまな仕事をこなしながら300ページ前後の書籍を仕上げるためには、最速でも半年、標準でも1年は必要です(※もちろん、個人差もあると思いますが…)。

それに、たいていの場合、初版・初刷は1000部前後であり、1冊4000円、印税10%としても、収入は40万円に過ぎません(運良く重版になるケースがないわけではありませんが…)。要するに、「コスパ」が悪すぎるのです。

もちろん、専門書を出版するメリットは、印税収入以外にもあります。その代表例が、「その分野で著作を持っている」という点を「売り」にすることができるという点に加え、ごくまれに仕事が舞い込んでくることもある、という点でしょう。

しかし、これもあくまでも個人的な経験ですが、こうした「宣伝効果」は非常に限られたものであり、あくまでも「ビジネスマン」的な立場からすれば、仕事を採ってくる上では普通に営業活動をした方が早いです(これは断言します)。

なにより、「知名度」のために何か文章を書くということであれば、べつに専門書でなくても構いません。

実際、この出版社は専門誌も刊行しており、現在でも不定期で仕事を請け負うことがありますが、こうした専門誌に寄稿すれば、知名度を高めることはできます(実際、専門書ではなく雑誌寄稿をもとに仕事をいただいたケースもあります)。

こうした点からも、やはり、専門書案件が「流れた」ことで、「残念だ」というだけでなく、正直、「ホッとした」というのが実情なのです。

新聞・雑誌とウェブ評論サイト

さて、以前から報告しているとおり、私自身は実名を使い、某新聞と某雑誌に細々とコラム記事などを寄稿しているのですが(※寄稿先について明かすことはしません)、それと同時に「新宿会計士」というペンネームを使い、当ウェブサイトでウェブ評論を行っています。

こうしたなか、先月は産経新聞社が刊行する雑誌『正論』に『外国人観光客4千万人」の目標を撤回せよ』という論考を掲載させていただいたのですが、これはあくまでも例外であり、「新宿会計士」名義の評論については、基本的に当ウェブサイトで行うようにしています。

【参考画像】『正論』2020年5月号

(【出所】アマゾンアフィリエイトリンク)

また、当ウェブサイトの論考については、某大手オピニオンサイトに転載されているようですが、これはあくまでも当ウェブサイトのコンテンツの「転載」であって、私自身がその某大手オピニオンサイトの依頼に基づいて記事を執筆しているわけではありません。

といっても、当ウェブサイトとしては引用・転載の条件を満たしている限り、まったく問題視しません。実際、このオピニオンサイト側からは、当初、当ウェブサイト側に転載許諾の依頼があったのですが、現在は基本的に先方の任意で当ウェブサイトの記事を選択して不定期で転載しているようです。

新聞・雑誌とウェブ評論の最大の違いは「第三者」

さて、新聞・雑誌への寄稿と独立系ウェブ評論サイトには、大きな違いがひとつあります。

それは、新聞・雑誌の場合は先方からテーマや文字数の指定を受けることが一般的であるのに対し、当ウェブサイトの場合は自分自身で好き勝手にテーマを設定して、好きな文字数で文章を書くことができる、という点です。

また、文章を執筆してから公表する際に、新聞、雑誌(あるいは大手ウェブ評論サイト等)の場合は新聞社、出版社の編集者など(つまり第三者)のチェックを受けますが、独立系ウェブ評論サイトや個人ブログの場合、基本的にこうした第三者のチェックを受けません。

その結果、新聞、雑誌、大手ウェブ評論サイトなどでは滅多に見ることができない「斬新な」(あるいは「珍奇な」)文章が、独立系ウェブ評論サイトなどではときどき見かけることがあるのです。

たとえば、当ウェブサイトの場合も、普段、国内政治や外交、金融、経済などの話題を好んで掲載するのですが、それと並んで、いわゆる「ビアンカ・フローラ問題」なども、重要課題として継続的に議論しています(たとえば『【速報】ビアンカ・フローラ問題の続報とトンヌラ問題』等参照)。

【速報】ビアンカ・フローラ問題の続報とトンヌラ問題

しかし、こうした問題については、なかなか一般誌や大手ウェブ評論サイトに寄稿することはできません。このあたりは独立系ウェブ評論サイトの強み(?)といえるかもしれません。

そして、こうした考察を突き詰めていくと、この「テーマを決めず、第三者の検証を受けることなしに、好き勝手なことを書くことができる」というのは、まさにインターネット時代における情報発信の、非常に大きな特徴ではないでしょうか。

インターネットの怖さと面白さ

もちろん、こうした「第三者のチェックを受けない情報発信」には、長所と短所があります。

長所としては、自分で好きなことを執筆する際に、思いのほかそれが「ヒット」する可能性がある、ということです。

世の中のありとあらゆるヒット商品を眺めていると、製品の企画段階では「さほどヒットするとは思っていなかった」という製品が意外と多いのと同じで、実際に世に送り出してみるまでは、それがヒットするかどうかはわかりません。意外と好き勝手書いた方がウケるものかもしれないからです。

これに対し、短所もあります。それは、「逆の意味で悪評を招くこと」です。

その典型例が「炎上」です。以前、『ウェブ評論家が不適切動画に対する企業の対応を支持する理由』などでも紹介したとおり、ツイッターにうっかりと投稿した内容が「炎上」する、という事件がときどき発生しています。

朝日「科学振りかざすな」 SNSで敗北する人たち

つまり、自分自身がインターネットを使って情報発信する場合、新聞、雑誌に寄稿する場合と異なり、編集者などの「第三者」によるチェックを受けないため、ついうっかりとマズイ内容のコンテンツを掲載してしまう、という可能性が高まるのではないかと思います。

これこそまさにインターネットの面白さと怖さでしょう。

あれ?新聞記事でも「炎上」はある

ただ、自分自身でこう書いてみて気付いたのですが、意外と最近、新聞記事が「炎上」するケースはあります。

自然に考えたら、SNS、個人ブログ、独立系ウェブ評論サイトの場合、コンテンツについては事前に第三者のチェックを受けないのに対し、新聞、雑誌の場合は「この内容はマズイ」というコンテンツについては、あらかじめ弾かれる(あるいは修正を要求される)はずだ、という気がします。

しかし、『朝日「科学振りかざすな」 SNSで敗北する人たち』や『本当に「日本は韓国手本に検査増やせ」と言ったのか?』などでも報告したとおり、どうも大手メディアの編集委員であっても、社会的な批判を浴びるケースはあるようです。

いや、むしろ、SNSでの炎上事件よりも、新聞・雑誌の炎上事件の方が多いような気もしますね(※あくまでも「そのような気がする」、という話です)。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

さて、『知的訓練ができていないのは、むしろマスコミでは?』でも触れましたが、「インターネット時代では知的訓練を受けていない人が情報発信する楽しみを覚えてしまった」、とする主張が、マスメディア側から出て来たことがあります。

知的訓練ができていないのは、むしろマスコミでは?

わかりやすくいえば、

  • ブログやツイッターの普及により、知的訓練を受けていない人が発信する楽しみを覚えたことで、大衆社会がより悪くなることが懸念される
  • これが新聞や本の軽視につながり、「責任を持って情報を選択する編集」が弱くなれば、国民の知的低下を招き、関心の範囲を狭くしてしまうからだ
  • ネット時代にあっても、責任あるマスコミが権威を持つ社会にしていく必要がある

といった主張です。

「現在のマスメディアは責任を持って情報を選択しているとは言えないではないのか」というツッコミはさておき、むしろインターネット環境の普及により一般人が気軽に情報発信できるようになったことで、そもそもマスメディアの情報発信力は高いのか、という点には個人的に大いに疑問を感じています。

このように考えると、「炎上リスク」はべつに独立系ウェブ評論サイトや個人ブログ、SNSに限った論点ではなく、要するに知的訓練を受けていない人たちの情報発信にはすべて内在するリスクである、という言い方をした方が正確なのかもしれませんね。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. はにわファクトリー より:

    会計士さま

    >要するに知的訓練を受けていない人たちの情報発信

    今朝も痛烈でした。きっつぅ。
    その直前の囲みの要約、そのとおりにジャーナリズムが(考えている|考えてきた)とすれば、実に興味深く感じます。
    ところで首尾一貫した文章を書きつらねることは意味があります。言葉を整え、考えを整え、心を整える。毎日書き続けることでごく自然に思考力文章力がついてくるのには、生活上の実用性があるというわけですね。

  2. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    【知的訓練を受けていない人は情報発信するな、大衆社会がより悪くなる】【ネット時代にあっても、責任あるマスコミが権威を持つ必要がある】え?なんというマスコミの思い上がりでしょうか。凡人を見下すにもほどがあるッ(笑)。読売新聞と山崎氏、未だにその考えはブレてませんか?*読売、残念だな~。

    『知的訓練』って何でしょうか。日本文に漢字・かなを適宜織り込んで、文を読み易くする。あるいは「て、に、を、は」を使い分けるという文法上の事か。または「起承転結」を明確にするのか。

     それとも文章内容のことですか?
    事実を事実として書く。私見を挟まない。プライバシーに配慮する。政治・世界のジャンルは特定の宗教、結社、団体に偏向しない。

    また、ある分野については、専門家並みに精通し、全般的な見解ぐらい書面に書ける---などでしょうか。どれも新聞社に一番欠けていると思います(笑)。

    記事は地方紙は地方ネタ以外は共同か時事任せ、五大紙は東(名)阪と支局でソースを得る。しかし、一般のブログと同じで、キャップや編集局などのチェックは無いに等しいと思う。ATM+北+神奈+京+中+神戸+西日など、もっと政府、安倍総理の脚を引っ張る記事のみ、待っています。褒めようものならゴミ箱行きで本人飛ばされる(多分嘘と思いたい)。

    確かに玉石混交で一読にも値しないブログはあります。でも、淘汰されていく。紙媒体、テレビは国民を舐めるなよッと言いたいです。

  3. ブルー より:

    こう言ってはなんですが単にネット内のその話題だけで済むなら、いわゆる「炎上」っていう事そのものをさせた方は気にする必要は無いと思うんですね。時には最初から大方は気に入らないだろう、といった意見を書けるのがこういったネットの効用だと思うからです。他と平行線に終わったとしてもそういった意見をやむにやまれず書かなきゃならあ時はある。
    例えば韓国ネットに「現代の日本の言い分は正しく韓国の国論は少しおかしい」と書けばこりゃもう炎上必至なんですしね。
    問題は炎上という現象ただそれだけを抽出して「狭量なネット民」だとか安易に批判する向きがあることと、ことがネットの炎上だけじゃ済まなかった時です。

  4. 北海道の勤務医 より:

    私は新聞・雑誌よりウェブ評論の方が優れている、と単純には考えておりません。例えばCOVID-19の重症化リスクは、①男性、②肥満であることがわかってきましたが、今だに「BCG摂取の既往がリスクを低減する説」や「ウイルスの突然変異説」がインターネット上に溢れています。私はこれらの言説を無視しています。エビデンスが無いからというより、エビデンスになりそうにないからです。

    ウェブ評論サイトが優れている点があるとすれば、優れたウェブ評論サイトを「選んで」読むことができる点だと思います。優れたウェブ評論は、自ずと読者を選別するようです。

    雑誌への投稿や査読は、確かにお金になりません。学術雑誌に投稿する時は、業績になるかもしれないから頑張りますが、査読する時は全く何のリターンもありません。自分も投稿する時は誰かに査読をお願いするのだから、と思って断らないようにしています。

    ビアンカ・フローラ問題は、避けては通れない論点ですが、私自身はビアンカ1択です。

  5. 都市和尚 より:

    いつも楽しみに拝読しております。
    数年前地元の飲み屋のカウンターで友人とマスメディアの煽り報道について話していたら、たまたま隣に某大手紙のかなり年上の記者様がおられて絡んでこられました。最初は面白いと思ってお相手したのですが、曰くジャーナリズムとセンセーショナリズムは違うもので、ご自分たちはジャーナリストなのだとか。じゃジャーナリズムとセンセーショナリズムは何が違うの?と言うと、ジャーナリズムは取材した根拠から社会正義に基づく仮説を報道するもので、センセーショナリズムは売れればよいという単なる人気取りだとのこと。ここまでは理解できたのですが、この記者様の脳内では、ご自分たちはクォリティペーパーでジャーナリズムであって、タブロイド紙、一部の週刊誌やネットの情報とは違うという区別ができているようでした。
    ここで友人を振り返ると目で合図するので、思い切って「仮説」が特定の外国寄りの見方ばかりなのは何故かと尋ねてしまいました。記者様は少々感情を発露され、ジャーナリストが反体制でなくてどうするのだ、というようなことを言い始めたので、貴重なお話に謝意を述べ背中を向けることにしました。
    暫くしてお勘定し場所を変えて飲みなおし。友人とは、どんなに議論をしても話が通じないし結論も変わらない、創〇〇会や日〇組の人との共通点で盛り上がりました。自らを正義と確信して疑わない、その自信は一体どこからくるのでしょうか。一方見たわけではありませんが、記者様の方はネトウヨを論破してやったといって盛り上がっていたかもしれません。話し掛けてきたのはあちら様なのですがね。
    ネットの情報は新宿会計士様が書かれている通り誰のチェックも受けないので玉石混交ですが、ジャーナリズムの取材根拠に相当する一次情報を自身で確認できます。「仮説」はすぐにネット上で多数の人の目に触れネタバレや炎上してしまいますので、自分自身に情報リテラシーがあれば、情報源秘匿のジャーナリズムより結果的によほど信用できるものではないかと思います。

    1. だんな より:

      都市和尚さま
      自らを正義と確信して疑わない、その自信は一体どこからくるのでしょうか。
      >多分、思想、宗教に洗脳された状態なんだと、思います。
      自分と違う意見は、悪で敵だという事でしょう。
      ジャーナリストが、反体制で無いといけない理由は、またおかしな理屈なんでしょうね。

      1. 現状を憂うる者 より:

        与太話ですが、

        A紙の記者さんたちは、「産経信者のような哀れな人たち」を「啓蒙する」意気込みで日々頑張っておられるそうですね

        1. 都市和尚 より:

          最初の口調は穏やかで諭すようでしたから、確かに啓蒙する気持ちだったかもしれませんね。途中から宗教や思想に洗脳された方との議論と同じように、話が堂々巡りになってしまいましたが、店の女将があきらかに先方に気を遣っていたので、こちらから退散することにしました。ちなみに、記者はA社ではない方の大手です。

    2. めがねのおやじ より:

      都市和尚様

      さぞかしジャーナリストさんとの対論、酒が不味くなった事でしょう(笑)。絡み屋かな(爆笑)。

      私見ですが、戦後スグから昭和30年代末迄は、日本人の平均は圧倒的に貧しい層が多かったと覚えてます。ところが高度成長やGDP世界2位になったりで、個人所得も上がると、人々は総中産階級化して、貧乏だった頃は忘れます。子世代なら産まれた時から豊かです。

      ジャーナリストや新聞が、与党を糾弾したり、不正を暴いてキャンペーンしても、庶民はついて来なくなった。

      正義の味方だ、反体制が命だと言われても、左傾の捏造、デマ他、狡猾なやり方がバレたのと、それよりも真面目に働いて収入上げた方が得策だというノンポリが増えた。

      特に民主党政権時から、マスコミの偏向が周知されたと思います。今どきジャーナリストを有難がる人や、情報を鵜呑みにするのは考えが歪んだ人、根っからのへそ曲がり、アカ志向の輩。あと、爺婆さんかな。

      1. 都市和尚 より:

        めがねのおやじ様

        一緒にいた友人は口が悪いところがありますが、私同様普通のサラリーマンでノンポリな典型的な市井の一市民です。その友人は「あなたが思っているほど僕らはおバカじゃありませんよ。」という言葉が喉元まで出ていましたが、私がお店に気を遣っていたので言わなかったそうです。
        ちなみに、残念な常連さんがいないと酒も料理もおいしいお店だったのですが、今は女将が亡くなって閉店してしまいました。

  6. 黒髪のバルカ より:

    だが、ちょっと待ってほしい。知的エリートたる我々が行う報道は唯一にして絶対であることを忘れてはいないだろうか。とりわけ我が社が発行する新聞は日本のクオリティペーパーとして君臨しており、近隣3国からも高い評価を得ている。また、政府が我が社の新聞を消費税の軽減税率の対象としていることからも明らかであろう。

    私事で恐縮であるが、私はあと8年で定年を迎える。どうかあと8年間はわが社を支えてほしい。幸いわが社の不動産部門は優秀であり、平均給与の高い企業の50位前後を維持している。これからも(自称)専門家のコメントを写し書きするだけの簡単なお仕事ですを我が社のため、ひいては世界平和のためであることを疑ってはならない。

    1. 黒髪のバルカ より:

      あ;;めがねやのおやじさまへの返信でした;;

      1. めがねのおやじ より:

        黒髪のバルカ様

        あ、ありがとうございます!
        私は既に定年過ぎて、1年リフレッシュして現役復帰しました。

        業種は全く異なり、厚労省の医療系病院の非常勤です。コロナ患者一杯います。近寄りませんが、毎日不安です(笑)。家内や兄弟からは家に来るなッと言われてます(笑)。でも現役時より今の方が仕事は楽しいです(爆笑)。

  7. たい より:

    私自身はこのサイトを見つけたのはレーダー照射事件の頃です。
    しばらくはいわゆるROM専だった訳ですが、コロナ騒ぎの頃から書き込みを始めました。
    理由としては、書き込みする事が一種のアウトプットの訓練になる事。ニックネームを付けて、人に見られる訳ですから多少は表現も気を使いますし、真面目な話題だと記憶力に自信がないので間違いないかどうか元ネタを調べる事もあります。書き込み慣れている人にはそうでないのかもしれませんが慣れてない人にとってはこの作業自体が一つの知的訓練です。その上でこのサイトは貴重な知的訓練の場です。
    また、どんなに拙い意見であっても意見を出すことに意味があるかと思います。同趣旨のものであれば、同じ考えを持つ人が他にもいる事で勇気づけられる事もあります。異なる意見であれば議論する事で内容を深める事ができるかと思います。ネットだとどんな人であっても、どんな意見だろうと表出できます。多少の自己承認も満たせますし、他人の生の意見が読み取れます。これがいわゆるマスメディアだと拙い意見はボツにされるだけです。
    そう考えると従来のマスメディアと今のWEB上での炎上は、編集権を持つものからチェックを受けるのと読者から直接チェックされている事の差でもありますね。

  8. 自転車の修理ばかりしている より:

    マスコミに対する反感が上昇の一途をたどっているのは、彼らが卑怯であるためだと思います。

    自分たちが正しくネットが誤情報で満ちているなら、その誤りを指摘すればよい。論理的でない点を論破すればいい。それをせず、明らかなデマやヘイトを拾ってそれをネットのサンプルとしてあげつらう。それは保身でしかないのではないですか?

    マスコミは他を批判することを得意としていても、他から批判されることに慣れていないのでしょう。だから論理的指摘にもダブルスタンダード批判にも正面から対応できず、論点のすり替えでいつもの他者非難によって対応しようとする。なぜなら自分たちは知的エリートだから。一般大衆と議論して負けていはいけないから。負けないためには喧嘩に持ち込まれないようにするのが最上だから。

    このサイトの様に、お互いの投稿で新たな視点に気づかされたり、自分の誤りを思い知らされたりすることは、もともと報道の役割だったはずです。「伝達し、理解してもらう」ことがメディアの使命でしょう。「あーおまえらバカどもにはわかんねーな」と言う態度は、メディアの存在意義の自己否定です。紙の城、電波の城に籠城して戦うことを忘れたマスコミは、衰退するほかないと考えます。

  9. ケロお より:

    執筆は確かにコスパが悪いですね。数ページや10ページ程度でも、「この仕事を時給換算したら最低賃金以下では?」というレベルのコスパの悪さを感じることも…。だからといって、専門性の高いものだと代わりがないので書かざるをえないし、手を抜くわけにも行かないし。しかも、書き上げたものが知り合いに読まれることが、やたらこっ恥ずかしい!嫌すぎる。

  10. 酒が弱い九州男児 より:

    マスコミがSNSなどを批判するのは、ただ既得権を守りたいだけなので、ほっとけばいいです。

    先生も書いてこられた通り、やっとマスコミの既得権の打開の第一歩に踏み出した感じだと思います。

    それより、私が「羨ましいな」と思うことがあります。
    それはアメリカのトランプさんがCNNなどの記者に向かって平気で「君たちはフェイクニュースを流す」とはっきり言える事です。

    ▽米大統領 CNNの質問を一蹴 「君らはフェイクニュース」
    https://jp.sputniknews.com/world/202004247391871/

    言論の自由が政治家にも保障されている感じで、これこそ「自由の国・民主主義」って感じます。もちろん、権力による統制はよくないですが、公の場で言っているので私は問題ないかと。

    日本の政治家も一歩踏み込んで、こんな発言をしてくれたら、世の中もう少し早く変わりそうだと思います。

    P.S.ここまでできればなおよい

    ▽日経新聞 米、中国メディア5社の記者数に上限 新華社など対象
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56305120T00C20A3000000/

    トランプ米政権は2日、米国が中国共産党の「宣伝組織」とみなした国営新華社通信など5つの報道機関の米国内の記者数に上限制を取り入れると発表した。

    1. 酒が弱い九州男児 より:

      もうひとつあったw

      ▽VOAが「中国の宣伝に加担」 米政権、異例の批判
      https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041100371&g=int
      トランプ米政権は10日、政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)を「中国政府のプロパガンダ(政治宣伝)役」などと非難する声明をホワイトハウスのホームページに掲載した。

      安倍さんも言ってくれないかな。
      〇日が「韓国の宣伝に加担」日本政府、いつもの批判

      ないだろーな。。。

    2. 現状を憂うる者 より:

      与太話です。
      ここではトランプさんの評価はとても低いようですが、私は高く評価しております。
      しも半身のスキャンダルはもちろん、ロシア疑惑その他、あらゆる「不都合な真実」を蹴散らして通る、あのパワーが素晴らしい。中国と拮抗していくリーダーはあれぐらいじゃないとダメでしょう。おそらく中国だって「〇〇が武漢発の証拠」など示されたところでびくともしないでしょうし(捏造だの紙きれだのと一笑に付して終わりでは?)。

      以下さらなる余談ですが、
      先日プライムニュースで評論家の宮家氏と産経の古森氏のがち対談のような日があったのですが、宮家氏が古森氏に「CNNだのWPだのNTだののような反トランプの報道ばかり見てると間違えますよ(意訳)」と釘をさされ、いつもはトランプと呼び捨てていたのがなぜかこの日だけトランプさんと呼び、ほっこりさせられました。

  11. はにわファクトリー より:

    >宮家氏が古森氏に(…)ばかり見てると間違えますよ(意訳)と釘をさされ、

    自身がメインストリームにいると自認しているタイプは「著名報道機関」記事に暁通していることがプロフェッショナルの証明と考えてますから。陥りやすい思考の罠です。

  12. ううん。。。匿名 より:

    テレビのニュースによりますと、自粛の中、サーフィンをしてる人がお多いんだそうな。
    映像付きで批判されていました。
    海に来てサーフィンする人と、それをわざわざ映像に記録しようと、同じ場所にに来る人と、どっちが悪いんでしょうね。
    マスコミは特権があると、思っているのでしょか。
    別のカメラでそのマスコミを撮って、外出自粛中に、視聴率を上げるために、自粛を無視するテレビクルーというニュースは、、、無いでしょうね。
    マスコミは事実を伝える責務がある、と言われても、今は、感染拡大を防ぐために、自粛してください。
    報道の自由と、人の命はどちらが大切ですか?

  13. ベビーヨーダ より:

    kindle電子書籍がおすすめです‼️
    1ページ0.5円から印税が入ります(全部読まなくても部分読みでもOK)。
    Amazonで無料で読める期間も設定できます。

    もう偉そうな出版社に本を出してもらう時代は終わります。
    SNSで人気があれば、出版社がお願いするようになり、
    新聞、マスゴミが淘汰されるのと同じように、
    出版社も淘汰される時代がやって来ます。

    出版するために自分で沢山買わなくても良いし、在庫も抱えません。
    また、誤植や訂正もあとから出来ます。
    紙媒体では、あり得ませんが、ここが電子書籍の良いところ。

    新宿会計士様も、項目ごと区分けがされてますので、
    簡単に電子書籍に移行出来る気がいたします。

    あとは、勝手に口座に印税が入って来るだけです!

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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