新聞社説のブログ化と「素人は情報発信するな」の間違い
最近になって思うのですが、インターネット時代の最大の特徴は、「ブログ」と「新聞社説」の違いがなくなってきた、ということにあるのではないかと思います。こうしたなか、ふと思い出して、今から8年前に読売新聞に掲載された「素人が情報発信するな」とでも言いたいような論評記事と、「社説のブログ化」について、改めて考えておきたいと思います。
目次
「新聞社説のブログ化」?
新聞社説が低レベル化?それとも…
先日も『「マスコミにしかできないこと」がなくなりつつある』で報告したとおり、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』は今月、開設から丸3年が経過し、いよいよ4年目に突入しました。
これについて、先日、書き忘れていた論点がありました。それは、「新聞社説のブログ化」――簡単にいえば、世の中のブログと新聞社説のレベルが同じようなものになってきた、という話題です。
といっても、この「新聞社説のブログ化」という表現は、某ブログサイトの運用者の方が、「最近、新聞社説のレベルが低下していて、それこそ、そこらへんのブログと大して変わらないじゃないか」、という意味で指摘したものです(※そのブログはすでになくなってしまいましたが…)。
ただ、私に言わせるならば、「新聞社説のブログ化」とは、「世の中のブログ、ウェブ評論サイトのレベルが上がってきた」、ということでもありますし、なかには、新聞社説のレベルを大きく凌駕するブログが出現してきているように思えてなりません。
ここで総務省が2009年3月に公表した『ブログの実態に関する調査研究』(※PDFファイル)によると、ブログは「個人やグループなどにより運営され、時系列的に更新されるウェブページのこと」と位置付けられています。
ただ、実際のところ、「ブログ」には明確な定義があるわけではありませんし、それこそブログの種類は千差万別です(個人が日記帳代わりに更新しているサイトもあれば、芸能人のファンサイト、どこかのお店の宣伝サイト、あるいは小説を掲載しているサイトなどもあります)。
そこで、本稿ではとりあえず、当ウェブサイトのような「(政治、経済などの)社会問題を論評するサイト」を想定したうえで、「ブログとはプロフェッショナルのジャーナリストではない人が社会問題を評論するサイトである」という前提を置いたうえで、議論を進めましょう。
(※余談ですが、当ウェブサイトの場合は「ブログ」ではなく、「ウェブ評論サイト」と名乗っています。といっても、別に「ブログ」と「ウェブ評論サイト」に厳密な違いがあるわけではありませんし、多くのコメント主様からは「ブログ」と位置付けられているようであり、正直、あまりこだわりはありません。)
今から8年前の読売、「素人は情報発信するな」?
ひと昔前だと、「ブログ」とは、「そこらへんの素人が聞きかじった情報をもとにいい加減な情報を発信しているサイトだ」、というイメージが強かったのではないかと思います。
実際、ブログは誰にだって開設可能ですし、大手ブログサービスの場合だと、それこそテンプレートが整っているので、その気になればウェブの知識がない素人であっても、感覚的に見栄えのするサイトを作る、ということだってできてしまうからです。
もちろん、ブログサイトのなかには「明らかに知識もセンスもない人がいい加減な情報を発信している」という事例もあるでしょうが、だからといって、「ブログ」イコール「怪しい」、という決めつけはいかがなものかと思いますし、しかもこうしたイメージは、むしろマスコミ側が積極的に広めようとしていたフシがあります。
その具体的証拠を挙げておきましょう。
かなり古い情報で恐縮ですが、2011年1月10日の読売新聞朝刊1~2面に、『日本の改新/識者に聞く』と題し、評論家・山崎正和氏のインタビュー記事が掲載されていたことがありました。山崎氏の発言の一部を、当時の手元メモから再現しておきます。
「もう一つ心配なのが、大衆社会がより悪くなることだ。ブログやツイッターの普及により、知的訓練を受けていない人が発信する楽しみを覚えた。これが新聞や本の軽視につながり、『責任を持って情報を選択する編集』が弱くなれば、国民の知的低下を招き、関心の範囲を狭くしてしまう。ネット時代にあっても、責任あるマスコミが権威を持つ社会にしていく必要がある。」(※下線部は引用者による加工)
この発言、今になって読み返しても、なかなか凄いと思います。
要するに、「ブログやツイッター」が普及したことで、「知的訓練を受けていない人が情報発信」する時代が到来し、それによって「大衆社会がより悪くなる」かもしれない、と述べているからです。
そう主張する山崎氏自身が、適切な「知的訓練」を受けているのかどうか、という点もさることながら、何をどうやったらここまで「上から目線」でブログやツイッターをバカにすることができるのか、と疑問に感じます。
もちろん、『ウェブ評論家が不適切動画に対する企業の対応を支持する理由』などでも申し上げたとおり、誰もが気軽に情報発信できるという環境があれば、「目立ちたい!」という一時的な快楽から、とてつもなく愚かな行動を取る者たちが出て来ているのもまた事実でしょう。
ただ、「ブログが低レベルだ」とバッサリ斬って捨てたい気持ちも分からないわけではありませんが、「世の中のブログはレベルが低い」「責任あるマスコミが発信する情報はレベルが高い」と決めつけることは、果たして妥当なのでしょうか?
「マスコミ=責任ある組織」、本当?
そもそも論として、マスコミが「責任ある組織だ」とする考え方は、正しいのでしょうか?
この点、マスコミ(とくに新聞やテレビ)は紙面や放送時間の都合上、「情報を取捨選択している」ということについては間違いありませんし、当ウェブサイトとしてもマスコミが自身の編集権の裁量において、情報を取捨選択することの妥当性自体、否定するつもりもありません。
むしろ、さまざまな情報源のなかから、読者、視聴者が求める情報を、タイムリーに提供することが、マスコミの本来の役割のひとつであることは間違いありません。ただ、それと同時に、実際にマスコミが「責任を持って情報を選択している」との考えに賛同する人は、果たしてどれほどいるのでしょうか?
一例を挙げましょう。
当ウェブサイトでは何度も指摘しているのが、2009年8月の衆院選で、自民党から民主党への政権交代が実現した、という事件です。
何度も同じデータを引用して恐縮ですが、「日本経済研究センター」という組織が2009年9月10日付で発表した「経済政策と投票行動に関する調査」というレポートのなかで、テレビや新聞を信頼して投票した人ほど、2009年8月の衆院選では、比例区で民主党に投票したことが示されています(図表)。
図表 情報源と比例区投票先の関係(クリックで拡大)
(【出所】(社)日本経済研究のレポートのP7を参考に著者作成)
また、総選挙に先立つ2009年8月12日には『麻生内閣総理大臣と鳩山民主党代表による党首討論』を「21世紀臨調」が主催したものの、当時、新聞からテレビに至るまで、主要マスコミ各社は軒並みこの21世紀臨調の党首討論を無視しました。
いずれにせよ、2009年8月の政権交代が、新聞、テレビを中心とするマスコミの偏向報道によって達成されたものであったことについては、ほぼ疑念の余地はありません。
それなのに、あれから10年の月日が経過するにも関わらず、マスコミは現在においても、この政権交代について何ら総括もしていなければ、責任も取っていません。
そんなマスコミが「責任」を口にするとは、片腹痛いと言わざるを得ないのです。
マスコミとブログ
事件、事故、自然災害のたびに繰り返される不祥事
日本のマスコミが「無責任である」と言わざるを得ないポイントは、彼らが発信する情報のクオリティだけの問題ではありません。その取材手法そのものも、じつに大きな問題を孕んでいるのです。
昨日は『京アニ事件とマスコミ取材の二次被害が酷い』のなかで、時事的な話題として京都アニメーション(京アニ)の放火事件を巡るマスコミ取材の酷さについての話題を取り上げました。
ただ、昨日の記事でも引用しましたが、マスコミの取材の酷さについては、枚挙にいとまがないほどであり、大規模な事件や事故、災害などが発生するたびに、マスコミ取材の「二次被害」が発生している状況にあります。
もちろん、マスコミが自浄作用を働かせて、多くの人から「酷い」と指摘されるような取材活動をやめて、もう少し被害者に寄り添うという姿勢を示すならば、まだ人々はここまで怒りを抱かないに違いありません。
問題は、多くの人々から繰り返し、取材姿勢の問題を指摘されているにも関わらず、同じような不祥事が何度も何度も繰り返されることにあります。
いや、そもそも論として、マスコミ産業関係者は、自分たちの取材手法が問題だ、不祥事だ、とすら認識していないのかもしれません。もしそうだとしたら、人々のマスコミに対する怒りがマグマのように溜まっていき、いずれ噴火する可能性すらあるでしょう。
当ウェブサイトは「正解を述べるサイト」ではありません
さて、読売新聞が「新聞記者でもない素人が情報発信するな!」とでも言いたげな記事を配信してから、早いもので、約8年の歳月が流れました。
当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』のことを申し上げておきましょう。
当ウェブサイトはウェブ評論活動を本格化させるために、私自身が2010年7月から大手ブログサイトに運営していた「ブログ」を移転させるかたちで、2016年7月に立ち上げたものです。
現時点で実名を出し、新聞、テレビなどに顔を売って評論活動を行おうとは思っていませんが(だいいち、堂々とマスコミ批判をするような人間を、新聞やテレビが使ってくれるとも思えません)、それでも、気が付いたら1日あたりのページビュー(PV)数が10万件前後に達してしまいました。
といっても、自戒を込めて申し上げておきますと、私自身、当ウェブサイトの内容に自信を持っているわけではありません。
いや、話はむしろ逆で、正直、自分自身で読み返せば読み返すほど、話題が非常に偏っていますし(とくに最近だと「韓国ネタ」ばかりに偏っています)、また、誤植、変換ミスなどもたくさんあり、赤面することもあるなど、まだまだ「クオリティが高い」とはいえないと思います。
また、ときとして世の中の潮流から逆行する記事を掲載することもあり、たとえばおもに保守系の論客から叩かれることが多い岩屋毅防衛大臣を巡っても、当ウェブサイトでは岩屋氏を擁護する立場から論考を掲載したこともあります(『ネット「無能な岩屋はさっさと辞めろ」 常軌逸した岩屋叩き』)。
(※もちろん、この該当する岩屋氏擁護記事についても、その時点で自分なりに集めた情報に基づいて判断して執筆したものであるため、今さら撤回するつもりはありませんが…。)
さらに、『外為法第16条の研究:韓国に対するカネの流れの制限とは?』では参照する条文を間違えたうえ、解説も2つの条文を混同してしまうなど、盛大な間違いをしでかした、という「事件」も発生しています。
(※こちらの記事については、記事冒頭に誤りを明記したうえで、正しい記事へのリンクを貼っています。それと同時に、「調査不足で誤った記事を書いたこと」に対する自戒も込めて、該当する記事については削除せず、掲載し続けるつもりです。)
こんな好き勝手執筆しているだけのウェブサイトに、まさかここまでたくさんのアクセスが来るとは、自分でも正直信じられない気持ちです。
当ウェブサイトは話題も偏っているうえ、ときどき派手な間違いもするため、個人的には「ハイレベルなサイトだ」とも思っていませんが、それでも新聞社説の良い部分は取り入れつつ、悪い部分(不勉強、不見識など)についてはマネしないようにしたいと考えている次第です。
「社説のブログ化」ではなく…
さて、冒頭に挙げた「新聞社説のブログ化」という話題については、先ほども申しあげたとおり、最初にこれを言い出した人は「新聞社説がブログなみに低レベル化している」、という意味で、新聞社説を批判するために使った表現です。
しかし、社説などのなかには、今でもそれなりにハイレベルなものもありますので、「新聞社説は低レベルだ」と一概に決めつけるのは適切ではありません(といっても、ハイレベルなものはそれほど多くないとは思いますが…)。
一方で、新聞社説をバカにする目的で「新聞社説がブログ並みに低レベル化した」と表現することについては、正直申し上げて、やや心外でもあります。なぜなら、世の中のブログないし評論サイトのなかには、新聞社説をはるかに凌駕するレベルのサイトも出現し始めているからです。
その意味では、現代社会に発生しつつあるのは「社説のブログ化」ではなく、「ブログの社説化」ではないかと思えてならないのです。
そして、誰もが自由に意見を発信することができるということは、多様な意見のなかから人々が議論して社会的コンセンサスを作り上げていくことができるという意味でもあり、むしろ「素人」こそ、ブログなどを通じて積極的に意見発信していくべきです。
その意味で、「素人は情報発信するな」といわんばかりの8年前の読売新聞の主張に関しては、明らかに間違っていると申し上げておきます。
「ブログ村総合2位」について
ここからは余談です。こうしたなか、当ウェブサイトでは、「ブログ」時代からの慣習として、かなり以前から「にほんブログ村」というランキングサイトに参加しているのですが、数日前、一時的に「PV数アクセスランキング」で総合2位に浮上していたようなのです。
といっても、この「にほんブログ村」のアクセス数については、当ウェブサイトが指標としている「グーグル・アナリティクス」が示すアクセス数と比べると、数倍から、酷い時には10倍程度に水増し表示されているため、ここに示されている「PVポイント」は正しくありません。
ただ、同ランキングに参加しているさまざまなサイトのなかで、同じ条件で測定されたPV数が2位になったというのは事実でしょう。「政治経済評論」という堅いジャンルのサイトが、まさかここまでのアクセスを頂くとは、正直、意外というよりほかありません。
もちろん、この「にほんブログ村」のランキングは参加サイトが変動するため、順位もこれに応じて上昇したり、低下したりするでしょう。その意味で、いつまでもランキング上位に留まっているとも思えません。
しかし、基本的に当ウェブサイトの運営方針は、「アクセス数を稼ぐこと」ではなく、「読んで下さった皆様の知的好奇心を刺激すること」を目的にしていきたいという点においてはまったく変わりないつもりです。
また、「知的好奇心を刺激すること」をより一層追求する観点からは、読者コメント欄への入力を原則として自由にするというという扱いについても、維持し続けるつもりです(※ただし、当ウェブサイトのルールに反するコメントは事後的に削除しますが…)。
引き続きのご愛読とお気軽なコメントを賜りますと幸いです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
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更新ありがとうございます。
なにやら8年前の読売新聞の評論家・山崎氏は「知的訓練を受けてない人が発信する」「ブログ風情が社説もどきの真似をするな」という上から目線を感じますね。はて、山崎氏の言う知的訓練って大学でライターの卵だったような人?世間をはすから見るような人?で、ややインテリ?(笑)。きっと今もその意識はあまり変わってないのではないかと存じます。
確かにいろんなブログで表現や文才能力に疑問を感じるレベルの方はいますよ。それと、いつ更新したのかさえ分からない、たまに気が向いたらというのもネックです。
その点、他のブログより遥かに会計士さんのサイトが優れているのは①定時性(平日の場合、朝5時に第1号、6時に第2号、12時に第3号)、これ以外に単発でショートメモ、緊急お知らせが入ります。
②ショートメモ、緊急な記事でも触れましたが、速報性が高い⑶企画物(正確な数字を集めてより精度を高めている)の切り口の素晴らしさ。
よくコメントで訳知り顔の方が『反論』したり、知ったかぶりをやりすぎて、鬼の首を取ったように厳しく詰め寄りますが、大体が『返り討ち』に逢う。クックックッ(笑)。私などへそ曲がりなんで、そのやられ方を楽しみにしております。
さて、イキナリですがいつも日本を下に見たような見出し、反日記事てんこ盛りの韓国紙はどうでしょうか!中央日報は更新は平日で朝8時頃と12時前?そして14時頃、終わり。ラクな仕事やのう〜(笑)。丸写しで。
土日に至っては1日2回更新のみ。在宅勤務ですかぁ〜(笑)。
中央日報は平日朝は6時〜7時台に数本、あと時間不定時でパラパラ。時系列になっておらず、ネタの強弱も無いので、読みにくい。ハンギョレや東亜などは周回遅れの記事がいつまでも掲載されてます。ヤル気あるんか!オイッ!(笑)
日本の5大紙特に朝日、毎日のネットは「ここから先は有料記事です」「プレミアム会員になれば」、、要らん!そこまでして読むほどでもない。それに左傾化が酷いよ。産経、日経はまだマシかな。
時代は明らかに変わっているんです。玉石混交でまだ石のほうが多いかもしれませんが、ネットの利用者が目を養い、速報性と書き手のスタンスと読み手の嗜好がマッチすれば、今後更に拡大すると思います。
「知的訓練」って何なんでしょうね?
学生時代には論文の書き方というかお作法は、担当の先生から結構厳しく言われました。どっちかというと数学寄りだったから、論理の組み立てはきっちりと仕込まれたのに比べて、データの読み方はそこそこでしかなかったですけど・・・
社会人になってからは、記録を取る、他者に対して伝えるって言う必要から作文と、書かれたものを読み取るってことは、それこそ仕事の基礎として学び、日々実践の繰り返しでした
仕事柄、自分にしかできないって言うたぐいの専門性は必要ないけど、仕事に関係する情報の収集と整理、過去の経緯と現状の把握、そこからの将来予測と、業務計画の立案やら見直しは、それこそ日々の活動そのものです
世界とか日本とかおっきなことじゃないけど、それでも、お仕事を確実に進めて行くためには、毎日いろいろ状況をみて、考えて、実行することの繰り返しをしています
「知的訓練」って何なんでしょうか?
社説を読むと、日本とか世界とか対象はおっきいけど、その内容は、取り上げた対象なり現象について、現状分析と望ましい将来に向けて、今か今後すべきことの提案をしてるだけで、あたしがお仕事でやってることと、本質的には変わらないと思うのです
お仕事には、期限があって結果を求められます 全部上手く行ってるわけでもありません あたしの場合は日々とまではいきませんが、それでも半期や年度単位ではチェックが入って評価がされます
社説は毎日大所高所からいろんな話題を語っていて、それはそれで凄いことだと思います でも、語ったことを検証・評価はしてるのでしょうか?
もしかして紙面には出ないだけで、やってるのかもしれませんね
繰り返します「知的訓練」って何なのでしょうか?
自らの行為に自信を持ち、社会での役割を自負することは良いことだと思います
だからといって他者の行いをひとまとめにして貶めることは決して「知的」であるとは言えないと思います
ネットに溢れる有象無象の言説に誤りがあり、自身が述べる社説こそが社会を良い方向に向かわせると信じるなら、結果で示していただければ十分です
駄文・長文 失礼いたしましたm(_ _)m
めがねおやじさんへの返信として書いたつもりはなかったんだけど、操作間違えたみたいです
変な長文を入れてしまってごめんなさいね (¯∇¯٥)
マスゴミの知的訓練は、「読者をどうやって騙して、世論を誘導するか」ですかね。
洗脳して読者を獲得するのが、商売ですからね。
「新聞記事のブログ化」は、昨今の傾向では無くて、ずっとそうだったのが、ブログの一般化で素人にもわかるようになっただけのことです。
またブログの一般化で変化したのは、素人が意見表明できるようになったことではなくて、専門家や専門家はだしの情報通が、精密な分析を公表するようになったことで、新聞記事のレベルの低さが一般人にも、そして新聞記者にもわかるようになったことです。
ここに為政者も従来のプレス会見でねじ曲げられた報道をされるくらいなら、ツィッターで直接配信した方がマシなんて学習したものだから、もう新聞記者はお先真っ暗ですよね。
私が子供のころ、父が日曜日のニュース(夜7時のNHK)は過激なものを避けて放映するみたいだなと言っていた・・・
初めてコメントを投稿します。
新宿会計士様のブログをほぼ毎日楽しく拝読しており、私の知的好奇心をビンビン刺激して頂いてます。
私は昨年から拝読しておりますが、各種統計資料、国内外のマスコミ報道、政府発表、他のブログなどの根拠を示しながら、論理的かつ冷静に諸般の情勢を分析し、ご自分の責任でご意見を述べられており、本当に素晴らしいブログだと思います。
ただ一つ後悔することは、もっと早く会計士様のブログに
出会っていれば良かったのに、と思うことです。
ちょっと褒め過ぎかも知れませんね(^^)
都度、納得させられることばかりですが、会計士様の言われるとおり、今後は私なりにもっと深く考えていこうと思います。
ますますのご活躍を期待しております。
私の考える『知的訓練』というのは
『私の言っている事は間違っているかもしれない』
という認識を持つことだし、
マスコミはそこから一番遠い場所にいるような。
『マスコミ様の言うことは絶対に正しい』みたいなのは
『麻原教祖様の言うことは絶対に正しい』』のと同じベクトルだし、いくない。
他にも『知的訓練』としては
『主張をするときにはできるだけ根拠を書く』のも大事
『アベ政治を許さない』みたいなのりで新聞コラムが書かれたりするが、
別に主張をするのはいいのだが、アベ政治のどこがどう駄目なのか
そこを書かないなら『知的』とはとても呼べない。
他にも『知的訓練』とは、
多くの角度から論点を明らかにすること。
このあたりの知的さも新聞は失格の事が多々ある。
他にも『自分の妄想』が最初にあって、そこにむりやりこじつけている新聞記事をたまに見る。
こういうのも『知的』とはとても呼べない
新聞社説にはどうしても制約がありますよね。社の方針、社説としての格、社会的影響力、苦情対応、スポンサーの意向などを勘案考慮しながら書くことになります。ですから、言論の自由はあっても、書く人が率直に言いたいことや本音を吐露できるなんてことはないでしょうね。種々の制約のもと、苦し紛れに書いているのが社説でしょう。朝日新聞の社説で安倍総理の功績を讃えるなんて絶対無理でしょうし(笑)
その点、ブログは自由自在ですね。すばらしい。もちろん玉石混交で、妙なブログもたくさんありますが、現実のナマの社会を肌で感じることが可能なところがあると思います。いろいろなブログに目を通していると、こんな人もいるあんな人もいると、自分の世界が広くなったような気持ちになります。
暇を持て余している老人にとっては、最高の居場所ですよ(笑)
日本の新聞社は「第四の権力」とか大上段に構えていますが、単に斜に構えて反体制を気取っているようにも見えます。
朝日新聞の場合、それが常軌を逸して支離滅裂な社説になってますね。
やたらと政府批判をするのは日本の新聞の姿勢は明治時代の自由民権運動の頃から変わっていないのかもしれません。
ただ現代は有権者が政治家を選んでいるのですから結局は、政治家批判=有権者批判ということになるので暗に有権者を批判していると好意的に解釈しています。
更新、ありがとうございます。
山崎正和名誉教授、上皇陛下から文化勲章を受けられておりますなぁ~…
教授は『適切な知的訓練』を受けているものと、自分は建前だけでも(建前だけ!)感想を述べておきます。(笑)
いやはや、8年前に山崎教授からそんな指摘があったことは露知らなかった。(笑)
山崎教授は『責任あるマスコミ』が権威を持つ必要性を主張されていますが、マスコミがまともに責任をとったことがあるのでしょうか?
そんな記憶は……、朝日新聞の木村伊量社長が引責辞任したくらいかな?
(いやあ、あれは責任感の欠片もない、自身がトカゲの尻尾切りにあったかのような怒りの雰囲気を漂わせていました…)
まあ、山崎教授は『マスコミが権威を持つ社会』を歓迎されておられるようですから、マスコミが責任をとってはならないとの持論があるのかも知れません。
権威というものは、責任をとった瞬間、雲散霧消するものですからね。(笑)
文明論を論じる山崎教授なら、ここの点はわかっておられるのでしょう。(笑)
インターネットの現状は玉石混淆というよりは無法地帯に近いものがあります。フェイクニュースやら誹謗中傷するもの、下半身系などの方がむしろ多いかもしれません。中国のように徹底的にインターネットを管理下に置くこともできません。そのうち不都合サイトや偏ったニュース,ブログをAIが選別して消してしまう日が来るかもしれません。技術的にはそう難しい事ではないです。
でも、そうなると日本の新聞各社のサイトも全て消滅してしまうかもしれませんね。
素人としてやっていい事とな…?
「私達日本国民は、韓国への制裁として、当該国への送金停止措置を日本政府に強く求めます」
という意見表明かな。政府が実行しなくても、
こういう意見が出てきてるって情報が伝播・拡散するだけでいいw
新宿会計士様
いつも興味深い記事を読ませて頂きまして本当に有難うございます。
>数日前、一時的に「PV数アクセスランキング」で総合2位に浮上していたようなのです。
これはこれは、本当におめでとうございます。
ところで、こちらの利用者数、今年の正月明けから増えたのではありませんか?
というような推測を申しますのも、貴兄が高く評価なさっている鈴置氏の日経BPでの連載『早読み 深読み 朝鮮半島』が正月明けに最終回を迎えたわけですが、その最終回で、こちらのブログへの謝辞を書いていました。その謝辞を契機としてこちらの存在を知り、アクセスするようになった人は少なくないのではと想像しているからです。
実は私自身も鈴置氏の謝辞のお蔭でこちらの存在を知り拝読させて頂くようになった一人で、本当にいつも勉強させて頂き有難うございます。
記事更新ありがとうございます。
本日テレビで駅のホームに金魚が捨てられている。というニュースが取り上げられていました。
誰かがツイッターでUPした物に反響があったため取り上げたと思うのですが
注意啓発だけで良いと思うのですが、取材してまで取り上げることなのでしょうか。
酷い話だと思いますが、考えても見れば全国の祭りの金魚すくいの屋台があるところに
少なからず発生している問題だとは思います。
最近の事件・事故・災害等の際に個人で取得した動画や画像をUPした後
マスコミアカウントから使用許可を取って使うというのが多くなっているように思います。
バカッター(馬鹿なことをツイッターであげる)や今まで気が付かなかった問題点までもが
顕在化するのは良いと思いますが、その後のアプローチや取材の仕方が各局大体同じで酷い物に感じます。
マスコミがネットに寄って行き、ブログ等が正確な情報を発信するようになっているので
違いが少なくなっているのかと思いました。
乱文失礼します。
お腹がくちくなったら、眠り薬にどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)
読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。