「文在寅氏は日韓首脳会談を望んでいる」、本当ですか?

昨日の夜、『建設的議論が期待できない日韓外相会談でも必要な理由とは?』でも触れましたが、現地時間の23日に行われた日韓外相会談は、まったく予想通り、日韓双方が言いたいことを言っておしまい、という結果に終わりました。ただ、メディアの報道を眺めていると、「今後の争点はG20で日韓首脳会談が行われるかどうか」という点に論点が集中しているような気がするのですが、そもそもの疑問として、果たして文在寅氏は日韓首脳会談を望んでいるのかでしょうか?

河野外相「重大性の認識がない」

自称元徴用工らの問題とは、韓国で昨年10月に大法院(※最高裁に相当)が日本企業に対し、自称元徴用工らへの損害賠償を命じたことを皮切りに、自称元徴用工らが日本企業を相次いで訴えていることにあります。

これについてはすでに日本政府が今月20日、日韓請求権協定第3条第2項に基づく仲裁手続の負託を韓国政府に通告したのですが、こうしたなか、フランス・パリで現地時間の23日午後、日韓外相会談が開かれました。

ただ、これについては昨夜の『建設的議論が期待できない日韓外相会談でも必要な理由とは?』でも、「河野太郎外相が康京和(こう・きょうわ)外交部長(※外相に相当)と何か建設的な議論ができるとも思えない」と申し上げたのですが、結果は「推して知るべし」でした。

河野外務大臣臨時会見記録(令和元年5月23日(木曜日)18時20分 於:フランス・パリ)(2019/05/24付 外務省HPより)

河野外相の記者会見における発言を抜粋しておきましょう。

まず、昨日も紹介した、韓国政府・外交部の報道官が「日本企業が判決履行すれば問題ない」と述べたとする話題を巡っては、

外交部の発言はどうも重大性の認識がないのではないか、という気がいたしましたので、それではこの日韓両国関係が立ちゆかなくなると思います。韓国政府には速やかに対応をお願いしたいと思います。

と牽制。

この大法院の判決とそれがもたらしている日韓両国の関係の法的基盤を著しく損なっているということに対して、韓国側が如何にこの問題が重大かということを正確に認識し、やはり韓国側でしっかり問題解決してもらうことが大事だと思います。

さらに、このタイミングで仲裁手続の付託に踏み切ったことについて、河野氏は李洛淵(り・らくえん)首相がこの問題への「対応には限界がある」と述べたことが直接のきっかけになったことを認めたうえで、

我々は、李洛淵総理が責任者としてこの問題の解決策を検討されているということでしたので、それをある面サポートする意味で抑制的な対応をとって参りましたが、先般、李洛淵総理のご発言があって、対応には限界があるということでございました。総理が対応が出来ないならば、そこから下のレベルでは当然対応はできませんから、総理の上にいらっしゃる文在寅大統領が、これは責任をもって対応策を考えて頂かなければ解決には結びつかないというふうに思います。

と、改めて文在寅(ぶん・ざいいん)韓国自身の努力が必要だと述べたうえで、

これはもう韓国側が国際法違反の状態をいつまでも放置しておくわけにはいかないわけですから、早急にできればG20大阪サミットの前にでもしっかりと対策を講ずる、あるいは対策を確定していただきたいという風に思います。

と、「G20がデッドラインだ」という認識を示しています。

康京和氏は「ゼロ回答」

では、これに対して、康京和氏はどんな反応を示したのでしょうか?

これについては、今朝の共同通信に、「日本政府関係筋が24日に明らかにした」とする内容が紹介されています。

韓国外相、仲裁委同意せず 河野氏、徴用工で応酬(2019/5/24 08:09付 共同通信より)

共同通信によると、河野外相、康長官の両名はこの問題で「応酬を繰り広げた」ものの、結局、康京和氏は仲裁手続の付託には同意せず、「検討中」とする立場を表明するにとどめたそうです。

これについても昨日、「決定権のない康京和氏に、河野外相が何か主張したところで、建設的な対話になるとは思えない」と申し上げたとおりの展開となりましたね。

そして、具体的にどんな「応酬」があったのかについては、韓国側のメディア『聯合ニュース』(日本語版)に詳しく掲載されています。

韓日外相が会談 強制徴用問題など協議(2019.05.24 01:34付 聯合ニュース日本語版より)

聯合ニュースによると、会談の冒頭で康氏は

令和の時代の幕開けをお祝いする。これを機に韓日関係も現在の難しい問題を克服し発展的な方向に進むことを期待する。両国の間に難しい問題があるが、機会があるたびに緊密に意思疎通を図ることが重要だ。両国関係を賢明に管理しながらどの方向に向かうことが可能なのかについて虚心坦懐かつ生産的な論議が行われると期待する

と述べたにも関わらず、河野氏は簡単なあいさつの直後にこの問題に「不満を表した」そうです。

そして、河野氏が「重大性の認識がない」と述べたことなどに対し、康氏は日本側に「慎重な言動」を取るように求めたとしていますが、おそらくこの「慎重な言動」とは、おそらく以前、李洛淵首相が「日本の指導者たちの発言は妥当ではなく、賢明ではない」と述べたことと似たような主張でしょう。

韓国政府・外交部は日韓外相会談後に、

両国の外交当局が強制徴用訴訟問題を賢明に解決する必要があるだけに「日本側も被害者の苦痛と傷の治癒のために共に努力する必要がある」と述べた

と発表したそうですが、これについて聯合ニュースは

康氏の発言は、河野氏が21日の記者会見で、大法院判決を巡り「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が責任を持って対応してほしい」と述べたことを批判したものとみられる

と評しています。

G20までに答えは出るのか?

ここで、日韓両国の報道や河野氏自身の記者会見などを読んでいて、しきりに出て来るのは、「G20」というイベントです。

そもそも、日韓請求権協定第3条第2項によれば、当事国の片方が仲裁手続を申し立てた場合、もう片方の国は30日以内に、まずは仲裁委員を選定しなければなりませんが、日本政府が仲裁手続を付託したのは5月20日から30日以内とは、大阪G20サミット(6月28日)の直前です。

  • 2019/5/20…仲裁手続付託
  • 2019/6/19…協定第3条第2項に基づく仲裁委員選定期日
  • 2019/6/28…大阪G20サミット(~29)

この日程からは、G20で文在寅氏が来日するまでに、韓国政府が仲裁手続に応じるかどうかを巡る結論についての結論を持って来い、という日本政府としてのメッセージが浮かび上がって来ます。

また、もし韓国政府が仲裁委員を選任しなければ、文在寅氏は「日本政府が求めた手続を履行しない」という状況で来日することになりますし、日韓首脳会談の開催も見送られる可能性が非常に高い、ということでもあります。

実際、次の産経ニュースなども、「このままでは日韓首脳会談の見通しは立っていない」と報じています。

G20での日韓首脳会談、見通し立たず(2019.5.23 22:50付 産経ニュースより)

産経ニュースは「出席した首脳同士が会議の合間を縫って個別に首脳会談を開くのが常だ」と指摘したうえで、

文氏がいわゆる徴用工問題などで悪化した日韓関係を改善するための行動を示さない限り、日本側に応じるメリットはなく、日韓首脳会談の見通しは立たないままだ

と述べています。

そもそも文在寅氏は会談をやりたがっているのか?

ただ、ここで1つ、決定的に重要な疑問があります。それは、「果たして文在寅氏は日韓首脳会談の実現を望んでいるのか」、という点です。

といっても、この疑問点は私自身が思いついたものではなく、さる識者の方から指摘された論点なのですが、簡単にいうと、文在寅氏自身が「是非、大阪で日韓首脳会談を開きたい」と、果たして望んでいるのだろうか、という疑問点です。

いや、そもそも論として、私の理解では、文在寅氏の政策目標とは、

大韓民国を北朝鮮に献上すること

――です。

その証拠はいろいろあるのですが、たとえば2017年5月に韓国大統領に就任した直後、さっそく

必要ならば直ちにワシントンはもちろん、北京や東京にも行き、条件が整えば平壌(ピョンヤン)にも行く

などと述べているからです(詳しくは韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載された、次の記事をご参照ください)。

<第19代大統領・文在寅>就任の挨拶「韓半島の平和のためワシントン・北京・東京・平壌にも行く」(2017年05月10日14時03分)

また、2017年7月には訪問先のドイツで唐突に北朝鮮に対する会談を提唱していますし(下記記事参照)、さらには北朝鮮が核実験やミサイル発射などに踏み切り、国際社会化が北朝鮮制裁に踏み切る中で、韓国は隙あれば制裁解除を呼びかけ続けています。

【社説】南北軍事会談が不発、一歩目からつまずいた「ベルリン構想」(2017年07月22日10時38分付 中央日報日本語版より)

もっとも、文在寅氏は対北朝鮮制裁の緩和を呼びかけるなかで、日米だけでなく、欧州などからも不信感を持たれているのはご愛嬌ですが(『文在寅フランス訪問は大失敗 南北鉄道という新たな「火種」』参照)、要するに、文在寅氏の行動は、「韓国の国益の最大化」でもなければ、「日本を利用して出し抜くこと」でもないのです。

したがって、G20会談で訪日したとしても、日韓首脳会談が開かれなかったとしても(それどころか主要国首脳から無視されても)、別に文在寅氏としては何も困らないのではないか、という疑問が出て来るのです。

極端な話、文在寅氏がG20サミットそのものを欠席する、という可能性も皆無ではないでしょう。

文在寅氏は「確信犯」?

いや、もっとハッキリといえば、文在寅政権下での韓国は、「事の重大性を理解していない」のではなく、「日韓関係を破壊しようとする意図を持っている」のではないか、という仮説を、私はかなり以前から抱いています。

これこそまさに、当ウェブサイトで数日前に『真の親日派とは、文在寅氏その人だ』で主張した内容なのです。

真の親日派とは、文在寅氏その人だ

こうしたなか、当ウェブサイトのコメント欄でも、「もし韓国が仲裁手続に応じたら、それはリスクだ」、という指摘が相次ぎました。これはまさにそのとおりで、先日のWTO訴訟での敗北という事件もそうですが、国際社会が日本の主張を全面的に呑んでくれるという保証はないからです。

いちばん懸念すべきは、韓国側が「仲裁委員会」の開催で合意し、その仲裁委員会が「2+2基金構想」(日韓両国政府、日韓両国企業が参加し、自称元徴用工らへの賠償をする基金を設立する、という構想)を勧告することです。

そうであるならば、むしろ「日本側が仲裁手続を呼びかけ、それを韓国が無視した」という体裁を作る方が、日本としては「韓国が国際法を破った」という実績を作ることができるという意味では望ましいとすらいえるかもしれません。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ところで、文在寅政権下の韓国が、日韓関係だけでなく、米韓関係、中韓関係などを同時に悪化させているという点にも注目する必要があります。

また、強引な最低賃金の引き上げによって国内の雇用市場が壊滅的な打撃を受けつつありますし、財政拡大によって財務健全性が損なわれ、格下げ懸念が生じていることも事実です。

こうしたなか、仮に文在寅政権が有効な対策を打たず、結果として韓国に通貨危機が生じた場合、北朝鮮が「アメリカ帝国主義によるわが民族への攻撃だ」などと述べて「民族の団結」を呼びかければ、韓国国内の混乱はさらに大きくなるでしょう。

私たちが一番注意しなければならないのは、韓国が政治的、経済的な大混乱に見舞われた場合、韓国国内の「親日派」(というよりも「用日派」)が日本の「親韓派」を韓国国内に引き込み、結果的に日本が朝鮮半島の混乱に巻き込まれることだと思います。

このように考えていくと、むしろ現在のように韓国の方から日韓関係を破壊する動きが相次いでいることは、逆説的ですが、日本が韓国と距離を置くための、ちょうどよい機会なのかもしれません。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 匿名 より:

    文在寅にとって北朝鮮は故郷なんだよね
    まだ親戚が北朝鮮にいる
    以前金正恩の妹が韓国に来たとき、叔母かなんかの消息を尋ねて
    わからないと言われてる
    とにかく南北統一したいだけで、ほかのことはどうでもいい大統領

  2. りょうちん より:

    アベ「俺のケツをなめろ」

    ムン「クソっムーダンの婆さんの呪いだ!」

  3. なんちゃん より:

    文在演が最近になって日韓関係改善に言及するようになったのは、韓国内のメディアで日韓関係悪化の懸念記事が増えてるから、エクスキューズ程度にしゃべってるんじゃないかと思いますけどね。自発的に行動する気はゼロで。

    本論と関係なく恐縮ですが、
    今朝、ぼーっと、自衛隊の英語版twitterアカウントを眺めていました。
    なんか、フォロー先が81件もあったんで、見てみたんです。


    Japan Ministry of Defense/Self-Defense Forces
    https://twitter.com/ModJapan_en/following

    米英加豪乳印比、シンガポール、リトアニア、NATO・・・の陸海空軍や国防省等々。
    日本と防衛協力関係にある友好国の防衛関係当局ですね。

    ところが、何度も見直しましたが、ある大事な国が、一個もみつからない。

    韓国。

    日米韓連携、大事なんじゃなかったんだっけ?
    ハブってるようです。(笑)

  4. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    文大統領は、G20で一人飯でも、日韓会談が無くても、平気のへっちゃらだと思います。彼の目的は北朝鮮と統一して、「高麗民国」樹立しかありません。ま、金正恩に謀殺されるでしょうが(笑)。

    仮にですよ、仮に日韓会談を行う、リミットギリギリで日本に仲裁容認の内容を通知しても、実際当日には手のひら返しをする邪悪な民族です。

    そうなると安倍総理が困る。いくら再考促しても、韓国人は平気、日本にしてやったり。なので、このまま文から音信不通が良いです。

    日本との真の和解、隣国としての常識的な付き合い、日本が近くにあるメリットを生かす「用日」など関心無しで、政治も経済も財政も無茶苦茶。盧武鉉と同じ道を歩む可能性アリ(笑)。*服毒ぐらいにしとけよ。バラバラは処理に手間かかる。

  5. 心配性のおばさん より:

    >そもそもの疑問として、果たして文在寅氏は日韓首脳会談を望んでいるのかでしょうか?

    Web主さん。本当に人が悪い(笑)。会いたいのでしょうよ。記念撮影したいので。

    >極端な話、文在寅氏がG20サミットそのものを欠席する、という可能性も皆無ではないでしょう。

    おや、そうきましたか。先日の朝鮮日報なんかでは、それこそ悲鳴のように、G20が文在寅氏、起死回生の機会である。とか言っていましたが。韓国保守系メディアである朝鮮日報が文在寅政権批判を押さえてまで、G20に期待をかける。いけないとは思いましたが、同情してしまいました。(ツルカメ、ツルカメ)

    < (朝鮮日報日本語版) 強制徴用:日本の波状攻撃に黙り込む韓国大統領府>
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00080006-chosun-kr

    >文在寅政権下の韓国が、日韓関係だけでなく、米韓関係、中韓関係などを同時に悪化させている
    >財政拡大によって財務健全性が損なわれ、格下げ懸念が生じていることも事実です。

    こちらのコメント主さんからは、「穿ち過ぎ」と笑われましたけど、このことからは北朝鮮の意志しか感じられません。
    韓国内の用日派の粛清は、いささか手ぬるい感がありますが、来たる半島動乱時に彼らを尖兵として日本列島侵略に使う意図があれば、粛清を急いでいないわけに納得します。
    韓国在住日本人様も再三警告されていますが、侵略行動は軍事行動だけではない。難民を装った侵略もあるのです。これは中国の十八番ですが、大陸と陸続きの半島国家が同様の作戦を立てても不思議はありません。

    1. りょうちん より:

      >記念撮影したいので。

      是非とも大阪城をバックにどうぞw

      現代では、スティル写真だけでなく撮影前後の人間の動きまで報じられるから残酷ですよね・・・。

      1. 元中野区民 より:

        こんな記事がありますね
        <壬辰倭乱を起こした豊臣秀吉の本拠地「大阪城」でG20首脳記念撮影?>
        https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190524-00000006-cnippou-kr

        本当に仕掛けているのかは分かりませんが、
        文大統領を欠席させるようにハードルを作っているとしたら、
        日本政府もなかなかやりよると思いますね。

        とはいえ、実際に大阪城に登っているのは韓国人旅行者が多いんですけど。

    2. 老害 より:

      >記念撮影したいので。

      欠席者は、集合写真の上方に丸枠で顔写真を付け足してあげます。
      無理して来なくても大丈夫ですよ。

  6. 匿名 より:

    北朝鮮に献上したいというより、民族の和解と復興が目的なので主導するのは北と南のどちらでもいいってスタンスじゃないかなあ。目的に伴った計画が南の大統領府から出てこない(おそらく計画自体がない)から北に言われるがままの御用聞きに堕ちて傍目には献上したがってるように見えるだけで。
    太陽政策のときは南北の経済格差を埋めて統一したときの混乱を和らげる目的が一応骨子としてあったけど、たぶん文大統領の中では腹を割って話せばうまくいく程度の理解でしか引き継げてない。

    民族第一であれば、北を差し置いて民族の敵日本と手打ちなんて許せるわけがないから日本が期限切ろうが何しようが絶対に妥協しないと思う。
    大統領がかわらないなら韓国の実務者が詭弁こねくり回してなんとかするしかない。

  7. 匿名 より:

    補足すると、文大統領は併合時代の禍根は民族全体の問題だから南単独での手打ちは絶対にしないという原理で行動してるんだと思います。
    統一するか、北から許可が出るまで個人保証は認めても国対国の合意は認めないでしょう、過去のものも含めて。

    ただの義理立てなのでもはやメリットは何もないのですが、今も支持率がそれなりにあるところを見ると韓国の人にとってはそれなりに重要な矜持なのかもしれません。

  8. 保守太郎 より:

    どうして日本の外務省は「他人に判断を仰ぐ」のでしょうか? WTOしかり IWCしかり ILO 全部失敗。
    仲裁手続の負託とか ICJの判断を仰ぐとか・・そんなことして それこそ「何もわかっていない外人」がどんなこと言うか怖くないのでしょうかね・・・。2国間でカタをつけなさい。WTOの二の舞ですよ。

  9. 一般市民 より:

     文氏は大阪には来る。但し、日本が提示した宿題の答えは持ってこないので日韓会談は行われない。
    そして、安倍総理は、議長国なのでとんでもなく忙しく、米、中、露、英+αとの、重要な首脳会談のみに集中せざるを得ない。一方、文氏は、一人飯状態でとてつもなく暇なので、さほど重要ではない首脳会談を片っ端から実施する。その結果・・・
     首脳会談を実施した数は、文氏が勝った! さすが外交の天才だ。 By 韓国マスコミ

    というオチだと予想します。

    1. 心配性のおばさん より:

      一般市民様

      >さほど重要ではない首脳会談を片っ端から実施する。

      韓国メディアの報道では、ロシアとのアポイントは取れている。とのことです。あの人が悪いことでは悪魔のようなプーチン氏とどのような会談になるのか。ちょっと期待してしまいます(笑)。
      それに、さほど重要ではないって、韓国が思っている以上に相手国も韓国をそう思ってたりしません(笑)?
      それより、何の議題もなくの会談って、握手会?撮影会?それとも「スワップ!スワップ!」かしら(笑)?

  10. 非野阿礼 より:

    韓国が仲裁委員を何処に依頼しようとしているのかは解りませんが、人選が困難と考えているようです
    >>強制徴用:日本の仲裁委要請に識者「韓国が承諾しても人選が困難」http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/05/20/2019052080244.html
    戦争と同じで、相手が白旗上げるまで気長に遣るのが日本にとっても良い経験に成るのでは無いでしょうかね?
    >>日韓基本条約には、「ここで議論しなかったことも含めてすべてが解決済み」と書いてある。だから、法的には「解決済み」なわけです。その線は日本でも譲れないわけです(武藤元大使)
    ICJで負けることは無いと思いますが、もし負けたら戦後世界秩序崩壊です。

    1. 心配性のおばさん より:

      非野阿礼様

      >ICJで負けることは無いと思いますが、もし負けたら戦後世界秩序崩壊です。

      WTOもそうですが、戦後造られた国際機関はすでに機能不全に至っているというのが日欧米の共通認識らしいです。
      そして、そういう空き家に侵入して好きにするのが、中国と半島国家ですよね。

      1. 非野阿礼 より:

        心配性のおばさん 様

        確かに現状は仰る通りですね、しかしトランプ大統領は其の認識から抜け出て相手に挑戦しようとして居ます、結果を恐れて躊躇するのは令和日本の姿では無いと気長な私は信じて居るわけです。

        1. 心配性のおばさん より:

          非野阿礼様

          >結果を恐れて躊躇するのは令和日本の姿では無い

          たしかに!日本だけでなく世界的に潮流が変わるような予感(希望ですかね)がします。

  11. 新人類と言われた世代 より:

    会計士様、いつも知的好奇心をくすぐるblog更新ありがとうございます

    さて、ブログ主様やその他のコメント主さまは何度か、仲裁手続きに応じたらそれはそれでリスク、と申しておりますが、だからこそ、あまり何度も言うのは控えたほうがいいのでは?と思います
    そうか、その手があったか、とそっちを目指されると面倒です
    変な提案する親韓議員とか居そうじゃないですか

    1. ゲンじい より:

      確かに、日韓政府+日韓企業の2+2で基金を設立すべし、と仲裁委員会に勧告されてしまったら、賠償で多くの金をゲットされてしまいます。これはブログ主が危惧しているように大変なリスクです。

      ここのブログは非常に多くの方が見ています。当然韓国でも見ているでしょうから、出来ればあまり韓国に利するようなコメントは止めた方が良いのでは、と心配しています。

      彼の国は、自分たちが勝ちたいと思ったら何でもやってきます。仲裁に応じた方が良いと判断したら躊躇なくやると思います。

  12. 名無Uさん より:

    北朝鮮で主体思想を組み上げた大物高官に、黄長燁(ファン・ジャンヨプ)という人物がいます。
    彼は1997年、韓国に脱北しました。
    彼が暴露した北朝鮮の戦略に『冠帽のひも戦術』というものがあります。冠の両側のひも、すなわち、日韓関係、もしくは米韓関係のどちらかのひもを切断したならば、在韓米軍という冠は転げ落ち、北朝鮮の『対南赤化戦略』が完成するというシナリオです。
    金日成直伝の戦略は、北朝鮮の揺るがない対韓戦略であり、朝鮮半島統一戦略です。そのためには、韓国が世界から孤立することは必要条件です。従北政権の韓国は、自ら孤立化するための外交関係を選択するのです。

    従北政権となり、北朝鮮の指令に従うムン・ジェインは、できるだけ日米から嫌われ、疎遠とならねばなりません。そのためには、安倍総理と会談し、友好関係を誇示するなどありえないこと。
    その戦略にムン・ジェインは忠実この上ないようです。(笑)

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