WTO敗訴は日本に手痛い打撃だが、過度に悲観する必要もない

日本が韓国を世界貿易機関(WTO)に対して訴えていた件の1つである「福島県など8県の水産物の禁輸措置」を巡り、残念ながら、WTOで逆転敗訴判決が下されたようです。今回のWTO判決にはいろいろと意味不明な部分も多々あるのですが、敗訴は敗訴であり、受け入れなければなりません。ただし、今回の訴訟の経緯そのものを改めて振り返ってみると、日韓関係が従来の「密室の道徳外交」から脱却し、単なる普通の二ヵ国間関係に変化するための、さまざまなフリクションの1つに過ぎず、日韓関係の悪化を食い止めるほどの力はないと見るべきでしょう。

「逆転敗訴」の衝撃

韓国が福島県など日本の8県の水産物を規制している問題を受けて、世界貿易機関(WTO)は現地時間の11日、韓国の措置を妥当とする最終判決を下しました。

Appellate Body issues report regarding Korean restrictions on Japanese food imports(2019/04/11付 WTOホームページより)

といっても、WTOのホームページに掲載されている最終判決は非常にわかり辛いのですが、ごく簡単にいえば、「韓国が日本の製品の輸入を禁止した措置自体についてはWTOルールから逸脱するものではない」というものであり、実際、日経は「日本が逆転敗訴」と報じています。

韓国の水産物の輸入規制、日本が逆転敗訴 WTO最終審(2019/4/12 1:05付 日本経済新聞電子版より)

ただし、WTO報告書を眺めてみても、べつに韓国の措置がWTOルールに「整合している」という判断を下したわけではなく、今ひとつ、何が言いたいのかよくわからない、釈然としないものが残ります。

一方で、韓国メディア『中央日報』(日本語版)は、嬉々として、これを「勝訴」と報じています。

福島水産物輸入禁止、引き続き維持へ…韓国、予想を覆しWTOで勝訴(2019年04月12日06時47分付 中央日報日本語版より)

そのうえで中央日報は

WTOの判定により、2013年9月福島県を含む8県(福島・茨木・群馬・宮城・岩手・栃木・千葉・青森)で水揚げ・加工された28魚種の水産物に対して下された輸入禁止措置は今後も維持することができる見込みだ

と述べています。

東京五輪の妨害という邪悪な意図

ただし、今回のWTO敗訴が日本経済にとって何らかの打撃となるのかといえば、そこも微妙でしょう。

まず、韓国が唐突に、2013年9月に「福島県などの8県の水産物禁輸」という措置を導入したのは、その「時期」が重要なポイントです。

覚えていらっしゃる方もいるかもしれませんが、ちょうどアルゼンチンの首都・ブエノスアイレスで、同年9月7日に安倍晋三総理大臣がみずから国際オリンピック委員会(IOC)総会で、東京五輪招致のプレゼンテーションを実施しました。

IOC総会における安倍総理プレゼンテーション(2013/09/07付 首相官邸HPより)

実は、韓国が福島県などの水産物の禁輸措置を決めたのが、その前日だったのです。

韓国が福島など8県の水産物禁輸へ、菅長官「科学的根拠に基づく対応を」(2013年9月6日 09:46)

韓国が禁輸措置を決めたのは、青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、千葉という8県の水産物ですが、これに内陸県である栃木、群馬が含まれている時点で、科学的根拠を欠いていることは明らかであり、韓国政府の目的が東京五輪の招致妨害にあったことは明白です。

しかし、結果はご存じのとおり、東京五輪の招致に成功し、韓国の邪悪な試みは失敗に終わりました。

したがって、今回の韓国のWTO提訴は、いわば、日本が従来の韓国との「密室の道徳外交」から脱却した象徴的な事件でもあったのです。

日韓関係の後退は止められない

ところで、先ほども申しあげたとおり、今回のWTO判決については、不可解な点が多数あることは事実です。実際、日経もこれを「玉虫色」と呼んで批判しているのですが、WTOが科学的見地からの検証を避けたことは、WTOの汚点となるおそれもあります。

韓国の水産物規制容認 WTO一転「玉虫色」判決(2019/4/12 6:01付 日本経済新聞電子版より)

ただし、今回の敗訴は日本にとって手痛いものだったかもしれませんが、それと同時に、今回のWTO敗訴によって日韓関係の悪化に歯止めがかかるのかといえば、そんなことはないでしょう。

まず、日本が韓国をWTO提訴しているのは、今回の件だけではありません。

「ステンレス条鋼WTO提訴」は日韓関係を根底から変える?』でも紹介したとおり、たとえば日本は現在、日本製のステンレス棒鋼や空気圧伝送用バルブに対する、韓国によるアンチダンピング課税を不当として、韓国を提訴しています。

「ステンレス条鋼WTO提訴」は日韓関係を根底から変える?

従来の日韓関係であれば、日韓間で何らかの争いが発生したとしても、日韓間は「道徳な優位(?)」に立つ韓国の顔を立てる形で、密室で話し合い、玉虫色の決着を図ってきたはずです。

それが、福島県の件を含め、WTOだけでも3本の訴訟が進行しているというのは、日韓関係が明らかに変質しつつある証拠ではないでしょうか。

それだけではありません。

日本は2017年1月に入り、韓国との間で日韓通貨スワップ協定の再開交渉や日韓ハイレベル経済対話を打ち切りましたし、昨年12月20日のレーダー照射問題を受け、日韓の防衛協力も縮小されつつあります(『日本の「韓国外し」は急速に進むのか?安保から見た日韓関係』参照)。

日本の「韓国外し」は急速に進むのか?安保から見た日韓関係

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

もっとも、日本は法治国家であり、条約や国際的な約束、判決などを守る国ですので、韓国による今回の水産物禁輸措置について、これ以上文句を付けることはできません。

しかし、これも考え様であって、日韓関係が急速に縮小する過程で、さまざまな事件が発生するのは当然のことでもありますし、なかには本件のように、日本にとってかなり不利・不本意な形で決着するケースだってあるでしょう。

むしろ、今回の敗訴は日韓関係が「普通の二ヵ国間関係」に脱皮していくなかで生じる、数々のフリクションの1つに過ぎず、「日韓関係が後退する」という流れを止めるほどの力などないと見るべきではないでしょうか。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 韓国ウォッチャー より:

    最近のWTOは韓国に有利な判決が多いのですが、何か理由があるんでしょうかね?

    米国議会みたいに韓国に汚染されているのでしょうか?

    1. 匿名 より:

      上で紹介されてる日経の記事では

      近年、WTOの紛争解決機能は著しく低下している。上級委員の定員7人のうち4人が欠員となっているのが一因で、米国が欠員補充を拒否し続けている。さらに米国は上級委員会が個別の紛争案件の解決に不要な法的判断をし、「行き過ぎた解釈をしている」と強調。今回の韓国との紛争案件で上級委員会が「慎重姿勢」を示した背景には、こうした「米国の不満も微妙に影響している」(通商筋)との声も聞かれる。

      1. 韓国ウォッチャー より:

        匿名さんへ

        お返事ありがとうございます。

        >今回の韓国との紛争案件で上級委員会が「慎重姿勢」を示した背景には、こうした「米国の不満も微妙に影響している」(通商筋)との声も聞かれる。

        慎重姿勢なら、日本の韓国制裁も強めにいっても大丈夫そうですね。

        それとも、韓国だけえこひいきするのか・・・
        国際機関では日本は悪者ですからね。何とかしてほしいものです。

    2. 匿名 より:

      この委員会っていうのがたった3人で・・インド、米国、チャイナでした。2019年12月以降はチャイナ一人だけです。不公正貿易の権化チャイナ出身て・・笑えますね。

  2. 一国民 より:

    実は私も、ものは考えようで、時々は痛い目に遭わないと、我が国の政府機関や議員は、ボケナスから覚めないと思った次第です。とは言え、これ幸いと、韓国が福島県はじめ8県に不利益をもたらすような言動を増幅させないか心配です。なにせ連中は性根がくさっていますから。

    1. 阿野煮鱒 より:

      ボケナスどもはこれに懲りて、すっかり萎縮してますます何もしなくなるかもしれませんよ。
      仕事してほしいわぁ。

      1. めたぼーん より:

        阿野煮鱒様
        当たって欲しく無いですが、予想されたことが当たりそうで恐ろしい(汗)

  3. とある東京都民 より:

    報道が間違い!
    8県じゃない。東日本8都県ジャロ!!

  4. とある神奈川県民 より:

    河野大臣のTwitterを見て下さい。日本は負けていません。対抗処置が却下されただけです。
    敗訴と伝えたマスコミがけしからん!

    1. 阿野煮鱒 より:

      情報ありがとうござます。
      引用してしまいます。

      日本産食品は科学的に安全であり、韓国の安全基準を十分クリアしているとしたWTOパネルの事実認定が、上級委員会でも維持された。他方、韓国が是正措置を取らなければ日本が対抗措置をとれるとした判断が取り消されたのは残念。今後は韓国との二国間協議を通じ、輸入禁止の撤廃を働きかけていく。

      なるほどですね。

      1. 匿名 より:

        別に韓国有利の裁定ってわけじゃなくて、単に実際的な影響力の落ちたWTOが直接的な制裁処置を許可するのに及び腰になっただけ、ってわけですね。言うなればWTOの事なかれ主義化というべきか。
        国際社会に韓国の非常識さが広まって公の場でルールに基づいて不公正を叩く、ってプランだとこの仲裁機関の弱体化は制裁の大義を確立する障害になると憂慮すべきか、あるいは余計な横槍を入れられる心配をしなくて済むと歓迎すべきか、いまいち判断しかねますね

  5. フッ化水素は福島産 より:

    日本人には、嫌いな者や苦手な人は敬して遠ざけるがありますが、なんせ彼の国の人は「嫌がらせするために余計に近づく」習性なので厄介。嫌なら来なきゃいいのに、寿司が美味しいとかさんざん食べたあげくに「わさびテロだ」と騒ぐ。いわゆる近づく反日。
    これをネタにオリンピックの頃にまた一騒動やらかしそうな気がします。タイミングに合わせて再度の放射能キャンペーンとか、徴用工だ慰安婦だの声が大ききなりそう。ホント、うんざりだわ。

  6. 実行委員 より:

    私は、これが気になります。韓国、総合ニュースで、

    日本大使館武官 韓国国防部と韓米日防衛会議協議=交流再開か
    4/11(木) 18:04配信
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190411-00000062-yonh-kr

    ドッキリしてよく読んでみたら、これは韓国側の願望のようだ。
    まさか『日本と韓国の軍事交流が再開』ではないだろうし、そうならないことを信じてます。

  7. 匿名 より:

    まずは結果は受け入れることで日本の矜持を見せることですね。こんなものは紙屑だと言った中国政府との違いを鮮明にする良い機会。だが法律は人間が作り運用するもの。自ずと限界があるというのは一理ある。理由が曖昧なところは今一度はっきりさせなければならないでしょう。
    判決にあやふやなところがあっては後世にしめしがつかなくなる。それで悪法が蔓延る。まずWTOの関係者からチェックしたらいかがか。公平公正な判断がなされたのか、信頼に足りるメンバーなのか否かは最重要事項でしょう。なぜならユネスコの件がありました。そこに歪みがあれば強力な是正措置を求めるべき。遠回りだが仕方ない。
    留意したいのはいつかとんでもないスキャダルに発展しないとも限らないこと。国際機関は空気からして魑魅魍魎の匂いがする。これが国際社会であり、形を変えた利権争いがあるのでしょう。日本人はとても大人しいのでだいたい呑み込まれているように見えるよ。

  8. とある神奈川県民 より:

    どうか河野太郎外務大臣のTwitterを見て下さい。
    真実と報道があまりにもかけ離れていますよ。

    1. 門外漢 より:

      とある神奈川県民 様へ

      日経辺りも、WTOで負けたが交渉で何とかしよう、という論調です。
      この交渉と言うのが曲者で、WTOで言い分を通すためと称して、漁業交渉やTPP・戦時労働者判決などで譲歩するのではないかと危惧しています。
      例えWTOで敗訴(では無いと言うご指摘有難し)しても、頭を下げて韓国に輸出しなければならないことは無いと思います。
      ここは無視・放置で、日本としては裁定に従う=韓国には売ってやらないと言うことで良いと思います。
      そのうち韓国から「輸入してやるから・・・」という協議申し入れがあるでしょう。

      兎に角韓国との交渉は全てチキンレースなので、こちらから歩み寄るなんてことは絶対に避けなければなりません。

  9. spaceman より:

    更新ありがとうございます。

    >3 他方で,上級委員会は,韓国が輸入制限措置を強化した際の手続に瑕疵があったことについては,パネルの判断を支持し,WTO協定に非整合的であるとの判断をしたことは評価しています。

    とあるので、まあ全面敗訴でないとはかろうじて言えるでしょう。

    しかし、前日までの日本の報道に、基本的に敗訴を想定したものがほとんどなかったという点です。たぶん、政治かも外務省関係者も、敗訴をほとんど想定していなかったのではないかと思うのです。

    外国がらみの話は、思わず陰謀論に走ってしまいたくなるほど、こういう展開が多いような気がします。

    日経新聞に下記のような情報が出ています。

    >近年、WTOの紛争解決機能は著しく低下している。上級委員の定員7人のうち4人が欠員となっているのが一因で、米国が欠員補充を拒否し続けている。さらに米国は上級委員会が個別の紛争案件の解決に不要な法的判断をし、「行き過ぎた解釈をしている」と強調。今回の韓国との紛争案件で上級委員会が「慎重姿勢」を示した背景には、こうした「米国の不満も微妙に影響している」(通商筋)との声も聞かれる。

    政治家も外務省も、上記のようなことはもちろん予てより把握していたでしょう。けれどもそれが報道に反映されることはなかった。

    WTOとICJはまったく別物で類推するのも無意味ですが、それを承知でもなお、ICJ提訴については「敗訴の可能性」を徹底的につぶす努力をしておくべきでしょう。けっして楽観してはいけません。韓国がもし応じてきた場合にはですが。

    >国際司法裁判所(ICJ)に訴える手もあるが、その場合、韓国側が応じなければよいのだが、実際に裁判となった場合はコストも時間もかかるうえ、日本にとり必ず有利な展開となるか分からない。

    上記は外務省出身の自民党議員松川るい氏の発言です。外務省特有の事なかれ主義的ニュアンスも感じられますが、まあ、その背後には日本に向かって常に吹き続けている強風のような「口にされない何か」があるような気がしてなりません。

    1. spaceman より:

      誤植です。すみません。

      ×しかし、前日までの日本の報道に、基本的に敗訴を想定したものがほとんどなかったという点です。

      ○しかし、前日までの日本の報道に、基本的に敗訴を想定したものがほとんどなかったという点が問題です。

  10. 匿名 より:

    国際機関って変なことするのが多い。WTO IOC ユネスコ コクレン人権委員会とか 安保理 IWC IMF etc・・ICJだって どんな決定を出すか分かったもんじゃない。外務書や政府はICJ提訴を伝家の宝刀の如くもったいぶってるけど アブナイアブナイ。

  11. じいじ より:

     1審の紛争処理小委員会(パネル)は昨年2月、韓国による輸入規制は「差別的」かつ「必要以上に貿易制限的」でWTOルールに違反するとした日本の主張をおおむね認め、韓国に是正を勧告していた。これに対し、上級委は「パネルは製品サンプル中の(放射性物質の)実測値のみに基づいて安全性を調査しており、地理的条件に照らして汚染の可能性を説明していない」として1審の判断を破棄した。「WTOでは食品の安全性について科学的証拠が不十分な場合、暫定的に規制を認めている」との韓国の主張に対し、日本は反論しなかったとも指摘した。(毎日新聞)

    まあ、ソースがアレだけど、うちの3歳の孫娘に「食べて応援」だと福島産品を積極的に食べさせるかというと正直微妙。老いぼれたわたしなんぞと違って、やがて成長して赤ちゃんを産むだろうことまで考えるとよけいに・・・

  12. 牛島 より:

    やった!。(韓国との経済関係が心配だ。)

  13. 匿名 より:

    ちょっと気になりますので、書き込みます。
    今回の輸入制限措置や安保理以外の国連機関はアレだ。ではなく、WTOは放射能について判断したのではないでしょうか。日本側は検査の結果安全との立場ですが、何を検査したのでしょうか。恐らくγ線だけでしょう。となると絶対に安全とは言い切れないように思います。
    放射線について詳しい方のご意見を承れれば幸いです。

    1. 伊江太 より:

      今回の問題は科学的な次元で東日本地域産の食品の安全性がどうかという話ではないんですが、一応「γ線の測定だけで安全性が確保されているのか?」という疑問にお答えしておきます(私は第一種放射性取扱主任者の資格を持ち、福島県での放射線汚染の実態調査にも関わった経験を持つ者です)。

      福島第一原発の事故で環境中に放出された放射性物質は多種類に上りますが、大部分は寿命(放射線を出し続ける期間)がごく短いもので、現在まで影響が残っているのは、実質的には放射性セシウム(セシウム134とセシウム137)に限定されるといっていいでしょう。どちらもガンマ線測定器によって存在を検出することができますが、食品に含まれる放射能の測定はガンマ線放出量を単純に測っているようなものではありません。食品中にはセシウム(含まれていればですが)のほかに、カリウム40やウラン238などのガンマ線放出核種が自然放射能として含まれています。食品中の放射能量とは、それぞれの核種から放出されるガンマ線のエネルギー特性を分別して、セシウムの分だけを計算する作業を経てはじめて分かる数値です。

      ところで、市場に出すことが許容される食品に含まれる放射性セシウムの限度は、飲料水の10ベクレル/L、牛乳の50ベクレル/kg、米その他の一般食品100ベクレル/kgなどです。1ベクレルとは1秒間に平均1回核種の壊変が起きる、つまり放射線が放出されるだけの量という意味です。ガンマ線のエネルギー特性が違えば、正確に言えば生物、つまり人間への影響も違ってくるのですが、この限度値以下の放射性セシウムの量であれば、摂取し続けても、その影響は自然放射能のざっくり半分以下くらいということになります。しかも福島県では今でもすべての農産品、水産品について高密度の放射能検査を継続していますが、この限度値を超える検出例は、原発事故後1、2年以内に特定の物品に限って見つかったくらいで、いまでは限度値を遙かに下回る放射能しか検出されないレベルに落ち着いてきています。

      今回のWTOの判定、非科学的と非難することは簡単ですが、本質はそんなところにあるんじゃないと思います。とにかく放射能は怖い、近づきたくないという人がいる以上、各国政府がその希望を尊重するのはやむを得ないという理屈でしょうし、原発事故を起こしてしまった日本に非がある以上、ある意味勝ち目はないともいえると考えています。なにしろ国内でさえ、未だに福島県産品への風評被害が終息したとはいえない状態ですから。まあしかし、日本に対する嫌がらせという意味合いでこういう規制を続けているのなら、マッコ○なんて酒を飲み続けてると、あの国の人間並の知能レベルになるなんて風説を流布するといった対抗策もあるかとは思いますが(科学的根拠の点では五十歩百歩でしょうが、大人げないから、これはやめた方がいいですね)。

      1. 阿野煮鱒 より:

        詳しいご説明ありがとうございます。勉強になりました。

        > とにかく放射能は怖い、近づきたくないという人がいる以上、各国政府がその希望を尊重するのはやむを得ないという理屈でしょう

        人の気持ちとはそういうものかもしれませんが、それがWTOレベルで認められるということは、WTOは客観的データよりも主観的嫌悪感を尊重する、すなわち、風評被害を是認するというメッセージになってしまうので、国連機関としてはマズイ判断だと思うのですけどねえ。

        「とにかく放射能は怖い、近づきたくない」という人が福島産海産物を購入しないのは個人の自由です。各人の気持ちに委ねればいいのに、と思います。

        政府がマッコ○に対する風説を流すのは問題ですが、キムチの大腸菌検査や寄生虫検査は、マジでしっかりと行っていただきたいと願うものです。

        1. 匿名 より:

          キムチの大腸菌検査って、確か民主党政権でザルにしたんですよね。

      2. 匿名 より:

        勉強になりました。ありがとうございます。やはり風評被害の問題が残りますね。ここにWTOの判断が誤りであることを求めたらどうでしょうか。買う買わないは個人の問題。国家が風評被害を拡大させることは禁止させるべき。単純明解な主張ではないですか。

        1. あまみ より:

          書き込み大変参考になります、誠にありがとうございました!
          福島産のお米や山形産のさくらんぼ等、これまで個人的に購入する事はあれど頻回とはいえず、被災地応援といえる程もない、ちっぽけな貢献しかできずにおりました。
          匿名様のおっしゃる通り、国際的には「国家が風評被害を拡大させることは禁止させるべき」これに尽きると思います。

        2. 匿名 より:

          そうなんですけどね。現実には国内に流通する福島産の野菜などは2割くらい安く売られてます。そうしないと売れないということなんですね。応援はしたいけど、政府の安全宣言は本当に信用できるのかって気持ちはやはりあるんです。偉いお役人でさえ(だからこそ?)雇用統計はいい加減だったり、国内の業者だって産地偽装のニュースは頻繁に耳にします。

          かつては水俣病とかイタイイタイ病とか、御用学者が企業に加担して事実を隠蔽したり捏造歪曲したりといったこともありました。東大や国会議事堂が福島に移転し、福島の米や魚や野菜や水を、自らそして家族で飲み食いしないかぎり、わたしは信用しません。非科学的だとか反知性主義だと言われようが構いません。安全だと言うなら、まず議員が家族も含めて全員福島転居。そして東大移転してみせてください。

        3. 鞍馬天狗 より:

          匿名さんへ

          東大は兎も角、
          國立医大の新設ぐらいはして欲しいよな

        4. あまみ より:

          匿名様

          レス誠にありがとうございます!ご意見非常に参考になります。
          政府の安全宣言に関しては正直全く同感でして、周囲には積極的にお奨めできてはいない現状です。
          当方個人は独り身で子供を産める年齢でもなく、自身が納得できる範囲内で応援できればいいか、と思っていたのですが、なかなか収まらぬ風評被害に追い打ちをかけるかの如き禁輸措置、更に今回の判決と、なんだかいたたまれない気持ちが湧いてきてしまうのも事実です。
          現時点で安全性の実証は、やはりまだ相当難しい事なのでしょうね…。

      3. じいじ より:

        ありがとうございます。
        毎日新聞によると、日本側は「製品サンプル中の(放射性物質の)実測値のみに基づいて安全性を調査しており、地理的条件に照らして汚染の可能性を説明していない」としてWTOの上級委から主張を却下されたみたいな書き方されています。
        どこで捕獲しようがサンプル自体がシロならむしろその方が安全証明度が高いような気がするのですが、この「地理的条件」というのは、例えば原発停止炉から近い漁場とかそうでない場所とかの意味なんでしょうか?そうだとしても、出荷しようとして捕ったサンプルが基準値以下なら、それで良しとする方が合理的な気がやはりします。さすがに原子炉の近辺で捕獲はしないでしょうし。

      4. 匿名 より:

        伊江太様詳しいご説明ありがとうございます。
        専門家でいらっしゃるとのこと、よろしければもう少し教えていただきたくお伺いします。
        <現在まで影響が残っているのは、実質的には放射性セシウム(セシウム134とセシウム137に限定される。>
        と書いていらっしゃいますが、半減期のもっと長い核種はほとんどないと考えてよろしいのでしょうか。
        個人的にはα線核種のウラン、プルトニウムが恐ろしい気がしています。特に経口による体内被曝です。
        また、こちらはご専門外かもしれませんが、原発の核燃料は取除かれておらず、完全に閉込められてもいないため、地下ではデブリがずっと大気中に放射能を撒き続け、また地下水を通して海に流込んでいる状態のままではないのか。という心配があります。
        風評被害が収まらないのも、こうした点を誰もきちんと説明せず、安全、安全としかいわないからではないかと考えます。
        ご意見お聞かせください。

        1. 伊江太 より:

          国民の心理的パニックを引き起こしてはいけないからと、政府がまずい情報を隠しているというような風説が、原発事故の後盛んに流された時期があるのですが、当時放射能の汚染地域に入った放射線に関する人たちの多くは自発的な活動への参加者で、当然政府の息などかかっていないし、実態を明らかにしようと現地に入ったわけで、動機は隠蔽などとは正反対のものでした。また警察、自衛隊など現地の警備に当たっていた人たちも放射能測定活動に非常に協力的であったことを、まずお断りしておきます。

          それで、事故による国内各地の放射能汚染の実態は早い時期にほぼ明らかにされ、実測値はそれなりの資料に当たれば誰でも見られる形で公開されています。問題はごく短寿命の放射性ヨウ素なんですが、これは気体として拡散してしまうので、実際の放出量に関しては周辺に設置された少数のガスモニターのデータや事故時原発敷地内にいた人の体内被曝量などからの推定値でしかありません。一応、チェルノブイリのケースに比べれば1/10くらいの量と言われていますが、それでも巨大な量です。福島県内で継続的に行われている当時被爆した可能性のある年少者にどの程度の甲状腺異常が発生するかという追跡調査の結果を見ていかないと、将来にわたっての影響の有無は判定できないと思います。セシウム以外の長寿命核種については、怖いのはストロンチウム90,ウラン235,プルトニウム239といったところが頭に浮かびますが、これらは原発敷地周辺で少量検出された程度で、現在避難解除が行われた地域で測定してもまず出ないはずです。

          水蒸気爆発で原発から放出された物質は基本的に揮発性の物質と水溶性の物質です。だから核燃料のデブリから地下水に溶け出している物質も爆発で環境中にばらまかれた水溶性物質と種類については大差ないと思います。はじめ湾内に垂れ流しになっていたものが、今はこれを遮断してくみ上げ、吸着剤で放射能を除去して保管されています。問題はこの方法ではトリチウム(放射性の水素)が除けないことで、汲み上げた水が放射性物質を含んだまま貯まり続けていることです。トリチウムが生物に与える障害の程度は微弱で、しかも自然放射能として海水中にも含まれる物質なので、現在原発敷地内の貯蔵されているトリチウム水をすべて湾内に投棄しても、自然の濃度に影響を及ぼすはずもないということで、国、東電はなんとか認めてほしいと言っているんだが、少しムシのよすぎる話ですね。東京湾に廃棄するという方がまだしも理にかなっていると思います。

        2. 匿名 より:

          伊江太様
          遅い時間にもかかわらずご親切にありがとうございました。
          なにぶん素人で、心配することしかできず、現状の把握、理解に欠け、対処の内容についても同様なためお忙しい中お手間をおかけし恐縮しております。
          引き続きよろしくお願いします。

        3. 鞍馬天狗 より:

          伊江太さんへ

          当時の政府と云うよりも、
          民主党政権に対する不信が大きかったですね
          尖閣問題を始めとする、
          政権の隠蔽体質酷かった

          枝野や仙谷、ポッポやチョクトへの
          疑念が、モロ被りしたのが悲劇ですね

      5. りょうちん より:

        放射能アレルギーという病気の人は、X線を出していないX線写真室に入室しただけで気分が悪くなるそうですよ。
        1Bqでもあれば十分なのでしょう。普段体内のカリウムからの放射をどうやって避けているのか謎ですねw。

  14. とゆら より:

    今回のWTOの判断はWTOという組織が存続する限り、判例として残るということですよね。
    今後、あらゆる国が科学的根拠もなく気に入らないという理由だけで輸入規制をし、
    その対抗措置を認めないということであれば、
    日本もそれに則って他国とあたるしかないですね。

    1. 匿名 より:

      私は今回のWTOの決定は大賛成です。科学的にシロでも国民情緒を優先できるということは、日本もそうできるからです。韓国は下水処理が遅れており、沿岸部の海産物は大腸菌に汚染されています。いくら検査でシロでも、清潔好きの日本人にとって、韓国産の貝や海苔、メカブは食べたくありません。韓国では大腸菌を殺すために塩酸や過酸化水素などの科学薬品を使っています。発ガンの危険すら考えられます。日本は今回のWTOの決定を逆手にとって、韓国海産物の輸入禁止というフリーハンドを得たのではありませんか?

  15. 韓国在住日本人 より:

     スレタイとは関係ないのですが、朝鮮日報も所詮韓国の新聞であると言う記事を一つ紹介したいと思います。

    http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2019/04/11/2019041103768.html

     어제는 대한민국 임시정부 수립 100주년이었다. 1919년 3월 1일 한민족이 일치단결해 독립 만세를 외쳤고, 4월 11일 중국 상하이에서 망명 지도자들이 대한민국 임시정부를 선포했다. 역사상 처음 민주공화정을 선택했다. 그로부터 지난 100년은 ‘기적의 역사’였다. 임정이 수립될 때 국민 상당수는 아사(餓死)를 면하는 것이 절박했다. 창문 없는 흙집에 살았고, 주택가 도랑에는 오물과 쓰레기가 고여 썩고 있었다. 세계에서 가장 가난하고 가장 절망적인 「식민지」였다. 해방 뒤엔 6·25 남침으로 국토와 국민이 결딴나는 대참극까지 겪었다.

     昨日は、大韓民国臨時政府樹立100周年だった。1919年3月1日、韓民族が一致団結して独立万歳を叫び、4月11日、中国上海での亡命指導者たちが大韓民国臨時政府を宣言した。歴史上初めて民主共和政を選択した。それから過ぎた100年は’奇跡の歴史’だった。臨時政府が樹立する際,国民の多くは餓死を免れることに切羽詰っていた。窓のない土の家に住んでおり,住宅街の溝には汚物とゴミが腐っていた。世界で最も貧しく,最も絶望的な「植民地」だった。 解放後には6・25南侵で国土と国民が駄目になる大惨劇まで経験した。

     しれっと旧韓末の内容を日本併合時代の話しにしています。確かに日本が併合していた時代にも、そういう地域もあったとは思いますが、現在残されている文献等からはそのような内容はありません。

     駄文にて失礼します。

    1. 韓国在住日本人 より:

       日本語版もありますね。翻訳する必要はなかったみたいです(笑)。

       http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/04/12/2019041280053.html

       駄文にて失礼します。

      1. めたぼーん より:

        韓国在住日本人様
        奇跡の歴史。つまりファンタジーですね。
        フィクションとも言えますね。
        ですので結論ありきで何でも都合の良いことを
        貼り合わせるので下手くそな裁縫のような歴史が
        完成するのですね。

  16. なんちゃん より:

    事実の詳細がよくわからないですが、日本の立場としては、WTOのような仲裁機関の決定には従わざるを得ないですわね。
    淡々とやっときゃいい話でしょう。

    本筋とは関係ない、中身の話で少し。
    こんなことが政治的な駆け引きに使われるってのは、現地の生産者の方々にはほんとに気の毒な話だと思います。

    「安全が確認された」ということと、
    「危険である証拠が見つからなかった」は違う意味だと思うんですよね。
    後者は常に、「現時点で」が条件として付いちゃいます。

    これ、売る側と買う側で、認識の齟齬が生まれうるところだと思うんですよね。

    全数検査して自然界以上の放射線が検出されなければ、まあ多分安全。でもたぶん、モノによっては現実的に無理。
    サンプル検査なら、どんな抽出方法か、統計的にどの程度有意なのかの情報も必要。
    放射線は検出されてるけど低量だから問題ない、と言ってんだったら、そうとは言い切れない。

    放射線の少量長期被爆の影響なんて、そもそも統計データがないらしいんで。

    「これは安全です」とうたっている食品の中には、これらが明らかにされてないものが結構あるんですよね。
    これだと正直、安全かどうか判断できない。

    WTOではどの程度の根拠をもって議論されたのか。どこか出てないかな。

    自分はというと、別に気にせず食ってます。どうせ調べたってわかんないし。

  17. 猫はおかかが好き より:

    くすりの説明書なんかを読むと、副作用の欄に「まれにアナフィラキシーを起こすことがある」と書いてあったりする。この「まれに」っていう副詞は発生頻度が0.1%未満、「時に~」なら0.1~5%、副詞なしなら5%以上か頻度不明という意味らしい。つまり「発疹がおきることがあります」という書き方なら5%以上か、どれだけの確率で発生するかわからない副作用だということ。

    科学的にはそうなんだろうけど、患者にしてみればその副作用が「起きる」か「起こらない」か、それは、私個人に限って言えば、0%か100%かの問題なんだよね。体の5%が発疹になるということではない。ただ0.1%と5%の発生頻度という科学的尺度で納得したような気になるしかない。「わたし」が1000人いたら、1人が事故るか50人になるかじゃ確かに違う。ただ一方で「わたし」は1000人じゃなくて、この「ひとり」しかいないということも事実。

    昔はレントゲンの造影剤でショックを起こすことがよくあったらしい。ペニシリンのような抗生物質もそう。だから本チャンを注射する前に薄めた薬剤(専用のアンプル)を皮内にチクっとして検査した。最近はそのプレアンプルでさえショックになることがあるというのでしないようになった。その代わりアナフィラキシーショックが起きた時の治療体制を整えるという合理的な対応に変わったという。

    三行要約
    ・「科学的」ということは、実は単純なことではない
    ・「科学的」の内実は時代によって変遷する
    ・人間は意外と丈夫である

  18. 定年サラリーマン より:

    中央日報日本語版 2019年4月12日(金) に、 「自民党の二階俊博幹事長が李洙勲(イ・スフン)駐日韓国大使大使に会った席で、200人以上の議員団の訪韓を約束した」との記事が出ています。
    https://s.japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=252283&servcode=a00&sectcode=a10

    二階氏は、2018年2月2日 BS朝日の番組で、慰安婦問題に関する日韓合意をめぐり、「1ミリも動かさないといったら、そんな交渉に国の将来を任せられるか」と発言した人です。
    https://www.sankei.com/politics/news/180202/plt1802020025-n1.html

    また、日本の腐った政治家たちが、国益を毀損する行動をとるのではないか、と心配です。
    政府自民党には、この記事が本当かどうか、説明して頂きたいと思います。

  19. 匿名 より:

     外務省の公式サイトに河野外務大臣の談話が公表されていますが、完敗ですね。

     以下のコピペの談話2.にあるように、韓国の輸入制限措置が必要以上に貿易制限的である=WTO協定違反、というパネルの認定は瑕疵があるとして取り消されています。

     したがって、韓国の輸入制限措置がWTO協定違反ではない以上、韓国がこれをを解かないからといって、日本が対抗措置を打てるはずがありません。河野はこの当たり前の話を“不当な決定”であるかのようにツイートしてるだけです。

     他方、3.にあるように韓国が輸入制限措置を講ずる際の手続きには瑕疵があったとされてますが、制限措置自体はWTO協定違反とされなかったので、手続きの瑕疵を事後的に指摘されても何の意味もありません。

     ICJで調査捕鯨をめぐりボコられたのも記憶に新しいところですが、勝てると思って高をくくり、(ロビー活動も含めて)訴訟戦術がお粗末だったのではないかと思います。

     どちらもサブスタンスは農林水産省案件です。対外的な対応があるので外務省とアライアンスを組みますし表に出てくるのは外務省ですが、証拠を集め法廷での対処方針を決めるのは農林水産省のはずです。

     外交的大失態ですね。

    https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/page4_004887.html
    (外務大臣談話) 平成31年4月12日

    1 本12日(現地時間11日),世界貿易機関(WTO)紛争解決手続に基づいて,我が国が韓国に対して申立てを行っていた紛争案件『韓国による日本産水産物等の輸入規制』に関し,WTO上級委員会報告書を公表しました。

    2 報告書において,上級委員会は,韓国の輸入規制措置が,WTO協定に照らし,日本産水産物等を恣意的又は不当に差別していること,必要以上に貿易制限的なものであることを認定したパネル報告書(第一審)の判断には瑕疵があるとして取り消しました。韓国の措置が協定に整合的であると認められたわけではありませんが,我が国の主張が認められなかったことは誠に遺憾です。

    3 他方で,上級委員会は,韓国が輸入制限措置を強化した際の手続に瑕疵があったことについては,パネルの判断を支持し,WTO協定に非整合的であるとの判断をしたことは評価しています。

    4 我が国としては,上級委員会報告書の内容を分析し,今後の対応を検討していきます。いずれにせよ,我が国としては,韓国に対して規制措置全体の撤廃を求めるという立場に変わりはなく,上級委員会の今次報告書を踏まえ,韓国との協議を通じ,措置の撤廃を求めていきます。

    1. 一国民 より:

      詳しい解説ありがとうございます。我が国は、どうしてこうも外交戦略・戦術に欠けるのでしょうかねえ。肝心なところで詰めが甘く、見通しを誤ることがあまりにも多い。最近、日本からの意欲のある優秀な人材の海外留学が減っているといったことも気になっています。国の中心となるべき中央省庁、モリカケやらなんだかんだの国益を考えず政争に明け暮れる国会への対応などで、モチベが低下し、人材の消耗・枯渇が起こっているのかもと・・。少々飛躍したつぶやきでした。失礼。

      1. りょうちん より:

        じつのところ「強い国」に外交力など必要ないからと言う面もあります。
        アメリカなんかそうでしょう。

        日本は経済的に圧倒的な強国なのですから強国らしい振る舞いをすればいいだけの話なんですが、せいぜいユネスコの拠出金を出し渋ってみせるくらいが関の山。
        だから韓国如きに舐められるわけです。

        力を振るうのも嫌・外交力で小細工するのも嫌では何も国際社会では得られない。
        冷たい方程式の世界です。

      2. 匿名 より:

         「相手は韓国だし、正義は勝つ!」という驕りと慢心ですね…国際政治の世界では通用しないフィクション。「強い者が勝つのではない、勝った者が強いのだ(フランツ・ベッケンバウアー)」、「いくら技術に優れても、上には勝者がいる(ヨハン・クライフ)」という勝者・敗者の名言を思い出します。

         世界の貿易ルールを定めるWTOの場で完敗したのは大きいです。国内で言えば最高裁判決のようなものです。

         (別件がパネルに持ち込まれ上書きされない限り)先例として未来永劫残ることはもとより、中国など同じように日本の水産物の輸入制限を継続している国と地域が23あり、日本がWTO協定違反を理由に制限を解除するよう要求することは不可能になりました。

         もう、懇願するしかない訳です。あるいは、別の嫌がらせをして「止めて欲しければ、お前のとこの輸入制限を解除しろ」と取引を持ちかけるしかない。まぁ、日本には無理な芸当です。

         韓国に対しては、江戸の敵を長崎で討つしかないですね。韓国からの輸入食品の検疫を厳格化し、事実上の輸入禁止にする。食品衛生法の基準への適合検査を抽出ではなく全数検査にする。検査で合格するまで輸入を留め置くことで事実上輸入は不可能になります。全品目じゃなくてもいい、韓国にとって象徴的なキムチや辛ラーメンなんかをターゲットにするだけでもいい。

         国内法の適正執行であって対抗措置でも何でもないので韓国につべこべ言われる理由もない、要は日本政府の「やる気」次第です。

  20. 無記名 より:

    安全性についての日本の主張は認められたが、韓国側の制限が著しく逸脱してるものではないということですか・・・変な気もしますが、この判断が逆にどこかで韓国対処策に応用できないものかなと・・・
    コメント欄含めて色々分かって良かったです。

  21. あまみ より:

    記事更新誠にありがとうございます。

    個人的に韓国産のものは衛生上絶対に口にしたくないので、政治的な問題はさておき、何らかの懸念があるのなら日本産のものも無理して食べてもらわなくていいと思っております。
    韓国側の禁輸措置については、まあ嫌がらせが主目的でしょうし、今回のWTOの判決には首を傾げざるを得ませんが、健康に直結する問題だけに、後で曖昧な根拠で難癖つけられて謝罪要求→賠償請求となるよりはマシかな、とも思います。
    オリンピック開催も近づいてきた事ですし、この上は安全性をアピールしつつ、まずは国内消費を増やす事に尽力する方が、後々の信用に繋がると思われます。

    1. 匿名 より:

      同感ですね。

  22. 元花畑女子 より:

    今朝第一報を聞いたときは、慰安婦合意の時のように腹もたちましたが、よく考えれば、韓国が禁輸措置をとってることを知らなかった日本国民に広く知らしめられてよかったのではないでしょうか?

  23. 青葉城 より:

    おまえら、ホヤは美味いぞ。冷酒によく合う。

    「韓国の禁輸が解けねば、今年もホヤが大量廃棄に」
    https://business.nikkei.com/atcl/interview/15/279177/031600017/

    「宮城県産ホヤ輸出遠のく…韓国の輸入禁止措置」
    https://www.fnn.jp/posts/2019041200000001OX/201904121215_OX_OX

    1. 鞍馬天狗 より:

      青葉城さんへ

      ホヤの干物大好き、サキイカっぽいヤツ
      生は鮮度管理が難しいから
      東京の魚屋だと手に入らないんだけど
      刺し身にしてワサビ醤油で食うのがスキ

      食う直前に捌かないと駄目だし、
      シンクの中でヤラないと汁が飛ぶから
      知らないと難しいかもね

    2. 鞍馬天狗 より:

      青葉城さんへ

      剥き身を中水と一緒にパック詰めで
      売ってくれないかな?

      簡単に、刺し身にも酢物にも出来るから
      売れると思うよ?

      ホヤの干物をコンビニのレジ横に
      置いて貰うとか?

  24. 鞍馬天狗 より:

    寧ろ、WTO敗訴で良かったんじゃねぇの?

    関係した役人も、根に持つだろうし
    無理に売ることないし
    少しでも、関係が薄くなるのは吉

  25. 名無Uさん より:

    人間万事塞翁が馬、禍福はあざなえる縄の如し。
    韓国の人々にも、日本の食品は危険、日本に住むのは危険、と改めて思ってもらえるでしょう。
    少しでも多くの韓国人が日本に来ない、日本に移り住むのを止めよう、と思ってもらえたら、それでいいではありませんか?

    1. 鞍馬天狗 より:

      名無Uさん さんへ

      >韓国人が日本に来ない
      何故か?そうはならない不思議

      1. しきしま より:

        不思議ですよね。
        「放射能怖い、放射能怖い」と言いながら
        なぜか日本に旅行に来るんですよね。

        おそらく本心では日本に憧れているのだと思います。
        でも世界中で韓国より日本が人気なのが面白くない。
        だから少しでも日本を叩ける材料があれば叩くのだと思います。

  26. 名無Uさん より:

    鞍馬天狗さんへ

    その通りですね…
    ビザ免除の停止処分をしない限り、韓国からの観光客はさらに増えるでしょう。
    何しろ、韓国で消費するよりも、日本で消費した方が安くつきます。往復代を加えてもということで、純粋な経済活動である以上、どうしようもない。
    『少しでも多くの韓国人』に日本は『危険(笑)だぞ』と認識してもらえたらいいのですよ。

  27. 匿名 より:

    仮にコリアがTPPに加入したいと言った場合(加入出来るかは微妙だが)、日本の農水産物は危ないと国民を洗脳してる以上、国民が加入を許さないと思う。
    TPPでこれは取引しないって例外を作れるのかは知らないんですが。

    まぁ、日本が嫌いなのは分かってるし、どうせならもっと嫌いだと主張しまくって欲しい。そこまで行けば流石に目を覚ます奴もいるだろうし、国民の目を気にして動けない奴もでてくるだろう。

  28. 心配性のおばさん より:

    WTOの判決は、科学的根拠というより、感情的根拠によるとのこと。ある意味、納得できます。
    いくら、安全を主張しても、それが人によるものである以上、納得しきれるものではない。と思います。
    自分はともかく、自分より大切な人に、それを与えるには躊躇するのが、自然であるとも思います。
    お忘れの方もいるかもしれませんが、チェルノブイリ原発事故があった際、日本も放射能被害があるとされた国々からの農産物を禁輸したのではなかったでしょうか。
    そういえば、その禁輸はいつ、どのような理由で解かれたのでしょうか?当時、禁輸対象となっていたスペインワインは店頭に並んでいます。
    今回のWTO判決は、そういった基準が示されていません。その能力がないのかもしれませんが、であれば、判決を下す権利もない。と思います。

  29. 匿名 より:

    崔碩栄

    @Che_SYoung

    文在寅大統領の娘さん、
    国士舘大学に留学してたのか

    令夫人は釜山で日本の茶道「裏千家」の茶道教室に通ってたと

    素直になりましょうよ

    月刊朝鮮(韓国語)
    http://m.monthly.chosun.com/client/mdaily/daily_view.asp?Idx=6693&Newsnumb=2019046693#

    https://twitter.com/Che_SYoung/status/1116525493174460418

    1. 匿名 より:

      国士館? 裏千家?
      極め付きの親日派じゃないのw

      1. めたぼーん より:

        恐らく、茶道は韓国起源という解釈だと思います。
        ネジは何本も足りないですが。

  30. カニ太郎 より:

    ちょっと、逆から見てみよう。

    もし、WTOで勝ってたら、

    みんな、WTOの悪口言ってたかな?

    だれも判決にケチなんか、

    付けないよね(笑)

    負けたときだけケチつけるって、

    カッコ悪すぎだろ(笑)

    1. 匿名 より:

      「カニはまっつぐ歩けないどころか時々斜め上に」 メモメモ

  31. 無名 より:

    >差別の原因は過去のトラウマ!?韓国が日本の水産物を嫌がるワケ 
    FNN 川村尚徳 2018年12月28日 金曜 午後0:00

    https://www.fnn.jp/posts/00405690HDK

    「韓国政府の人間も数値上、安全なことは分かっている。ただ過去のトラウマがあるんだ」
    過去のトラウマとは08年の「韓国ろうそくデモ」だ。BSE(牛海綿状脳症)問題で輸入を停止していたアメリカ産牛肉について当時の李明博大統領が輸入の再開を決定したことに端を発したデモだった。食の安全に関わる科学的根拠に基づかない情報がみるみるうちに拡散し、韓国国民を恐怖と不安に駆り立てた。結果としてのべ100万人がろうそくを手に、約3カ月間抗議を続けた。

    当初は輸入再開そのものに抗議するものであったが、時が経つにつれ政権批判に移り変わり、最終的には李明博政権の退陣を要求するまでに事態は拡大した。それを裏付けるように就任後、最も高い時で52%あった李明博大統領の支持率は21%まで落ち込んだ。(調査会社韓国ギャラップ調べ)

    仮に勝ったとしても、輸入再開は困難であったと思われる。
    ホント、ろうそくが好きなんだ・・・・・

  32. spaceman より:

    すみません。二回目の投稿失礼します。

    外務相のページには、WTO提訴の上告審査に関する上級委員会のことがごく簡単に説明されています。

    https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/page4_004887.html

    このWTOの審査を行う上級委員会“Appellate Body”というのが怪しいと思って調べてみました。
    上級委員会の現会長、しっかり中国人(ホング・ジャオ?という女性)でした。

    一応、このメンバーズのページには専門性を持った3人の上級委員が選任されてなんたらかんたらと書いてありますし、各委員はどの国からも独立した立場で云々とも書いてありますが、一方で、決定の全体的方向性に責任を負うのは会長であるというようなことも書いてあります。

    https://www.wto.org/english/tratop_e/dispu_e/ab_members_descrp_e.htm

    産経新聞の記事によれば、一審が覆ることは極めて珍しく、また今回の敗訴理由も意味不明に近いということで、外務省幹部は困惑しているとのこと。

    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190412-00000592-san-pol

    困惑というのも震災時の「想定外」発言と同様無責任だとは思いますが、百歩譲って、たぶん今回の件は常識的にはありえないことが起こったのだろうと思います。──「諸国民の公正と信義に信頼し」た日本人が、またしてもまんまとハメられたということなんじゃないのかと想像したりします。中国の影が国連をはじめ国際機関に浸透してきているというのは、もはや常識でしょう。何の意図もないなどとは考えられません。

    その辺り、河野さんをはじめ関わった人たちは事前に何も想像しなかったのか。
    非常に気になるところです。

    もっと検索すれば審査に当たった担当の氏名も明らかになると思うのですが、とりあえず検索途中で陰謀論をぶってしまいました。会長以外の3人の選任メンバーの中にも、中国人か韓国人、あるいは彼らの息のかかった人間がいる可能性もあるかもしれません。

    アメリカの対応を見ると、この組織自体にもいろいろ問題がありそうですので、日本人はとにかく疑心暗鬼になるぐらい神経を張り巡らせておくべきでしょう。きわめて残念な認識ですが、国際機関を信用しないことです。

    1. りょうちん より:

      >きわめて残念な認識ですが、国際機関を信用しないことです。

      そうなんですよね。
      国際連盟の時代からなにか変わったわけでもない。
      建前として国際法が存在して、みんながそれを守るのが正しいという国際「社会」が存在するという幻想を抱いている人間が多いのが問題です。

      北朝鮮が厚かましくも、のうのうと国連に存在し続けている様な「センス」が日本にも必要です。

    2. 阿野煮鱒 より:

      日頃、陰謀論を振りまいている私としては、中韓の思惑がWTOに影響を及ぼしている可能性はさもありなんなのですが、外務省やら財務省やら、むしろ陰謀の主体であるはずの官僚が、国際社会の権謀術数に対して純真無垢であるかのように振る舞っている現状は、何と理解して良いやら、自分に対して説明に窮しています。

      常々、言辞を弄して国民を欺いておきながら、国際社会における特定勢力が我が国に対して同じ事をしているかもしれないと想定できないのなら、霞ヶ関のエリート達を、有能なのか無能なのか、私の評価を見直さなければいけません。

      1. めたぼーん より:

        阿野煮鱒様
        残念ですが、今の官僚は国益よりも保身かなって考えてます。いろいろな意見は有ると思いますが。

  33. 保守太郎 より:

    WTO紛争処理委員会の上級委員会のメンバーを見て笑った。この委員会というのがたった3人で・・(たった3人ですよ・・)国籍はインド、米国、チャイナでした。2019年12月以降はチャイナ一人だけになるそうです。不公正貿易の権化と言えるチャイナです。ここも機能不全のポンコツ機関ですね。もっともIWCなどを見ても人数が多ければいいというものでもないでしょうが 常識的に最低10人前後はいないとおかしな結論が出ても仕方ないでしょうね。

  34. 実行委員 より:

    国連に代表される国際機関が必ずしも正義である・正しいとは限らないんですね。
    ILO、UNESCO、IWC、ICJ・・公正ではないんですね。結局は、各委員の自国の利益を優先して考えるのでしょう。
    韓国との竹島・徴用工など、国際司法裁判所で韓国と争ったとしても、正義(日本)が勝つとは限らない。中途半端な準備/無力外務省のもとで、国際裁判して例えば「竹島は韓国領」とか、決まっちゃったら悪夢ですわ。
    日本も、公正中立とかカッコつけないで、日本の国益優先で国際的に動いてもらいたいものです。素直に、まじめに分担金を払ったりしないで、主張すべきは主張し、不満があったら分担金未納とか、人を派遣しないとか、極端な場合、脱退とか・・日本国内のパヨク/メディアは批判するでしょうが、アメリカ/中国のようにふるまってもいいのではないでしょうか。

    1. りょうちん より:

      >ILO、UNESCO、IWC、ICJ・・公正ではないんですね

      FIFAとかWBAとかWBCとかWWEなんかと同じと考えれば・・・。

      1. ふんが より:

        「正義興業」ですか。「正義が勝つ」んじゃなくて「勝った方が正義」そりゃ喝!だわ

    2. 鞍馬天狗 より:

      実行委員さんへ

      日本人が、国際機関を疑いだしたのは良い傾向です

  35. パーヨクのエ作員 より:

    いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。

    おはようございます。
    今回のWTOの敗訴は当方としては過度に悲観的にならざるをえないですね。

    何故なら害務省の態度がまるでなっていないからです。
    何ですか?ホームページに載ったあの河野外相の会見は?

    ・今回の事案に関する害務省の「努力不足」に起因する失態に関して国民へのお詫びがない。

    ・今回の事案結果を受けた第三者への「努力不足」に対する過程の分析とその改善の意志表明がない。

    正直、韓国相手の協議についての言葉遊びなんてどうでもよいことです。韓国が交渉を受ける事はないですから。

    この組織は「努力不足」に起因する失態に関して改善能力があまりになさ過ぎます。

    ・日比谷交番焼き討ち事件を踏まえて「戦争は目的達成の為の1手段に過ぎない」事を国民に理解を得ていない。→一世紀以上放置。

    ・対米戦争初日の宣戦布告文章の手交を遅刻したことを反省、改善していない→70年以上放置。その上、担当者は叙勲されています(冷笑)。

    そして昨日の会見です。無能が「組織として改善されていない」現実を前に過度に悲観的にならなくてどうすれば良いのでしょう?

    主権国家の独立を担保する車の両輪の大事な片割れという「当事者意識」がこの組織はあまりになさ過ぎます。

    果たしてこのような現実を放置して良いのでしょうかね。

    以上です。駄文失礼しました。

    1. パーヨクのエ作員 より:

      >対米戦争初日の宣戦布告文章の手交を遅刻したことを反省、改善していない。

      少し捕捉すると上記状況は会計文章の利益のプラスマイナスが反転した文を提出されたとか報告書の宛先を酷く間違えて提出されたとか第一歩が間違えた状況ではないでしょうか?

      皆様、そのようなモノを真面目に読む気になれますか?

      当方はなれませんね。

    2. パーヨクのエ作員 より:

      当方としては失態は許容しますが、それはPDCAを回して次の機会での改善に繋がればの事です。
      あの組織にはそれがみられない。

    3. 門外漢 より:

      >対米戦争初日の宣戦布告文章の手交を遅刻したことを反省、改善していない

      当時は宣戦布告文書を交付せずに戦争をおっぱじめてもなんら違法では無かったんです。
      奇襲攻撃だって高等戦術の一つだったんです。
      ただ交渉中に攻撃を開始したというのが、仁義に反するということになる訳です。
      戦後はこういう事の無いように、宣戦布告が必須条件になりましたが、そのおかげで布告なしに行う戦争モドキが頻発するようになりましたが、戦争と言うのは無くなりました。メデタシメデタシ。

      1. パーヨクのエ作員 より:

        門外漢様

        当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。

        宣戦布告に関してですが、1907年のハーグ条約で成文化されて当時の日米はそれを批准しています。

        したがって宣戦布告のない開戦は当時も今も問題です(笑)
        それより当時の日本にとって不幸な事はクラウゼヴィッツのいう法規に則った国王の決闘を志向した日本政府の意向を害務省の愚行によりルール無用の総力戦にアメリカによって「変えられた」事です。

        アメリカ人に原爆の非人道性に触れると出てくるのはパールハーバーです。

        酒の席ですが原爆は日本の不法への報いで全土を原爆で無差別爆撃されなかっただけ感謝すべきと迄言われた事があります。

        この論点は相互主義の観点で正しいので当時若かった当方はアメリカに口だけ感謝し神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世の気持ちを追体験(笑)できましたので、害務省には本当に感謝感激の雨アラレです(笑)。

        今のままでは又、害務省から日本国民が感謝する事を賜って頂く事は明白です。

        根本変える失態をされて「失態に関して黙られる」とフォローの余地がありませんので。

        以上です。駄文失礼しました。

        1. 門外漢 より:

          パーヨクのエ作員 様へ

          ご指摘ありがとうございます。
          ハーグ条約に関しては意識してか否か分かりませんが、抜け穴が多く、WW2の開戦手続きに関しても諸説あるようですね。
          しかし悪法も法なりで、仰る通り大日本帝国も批准していたのですから順守の義務はある訳で、この点、「違法では無かった」と言うのは撤回します。

          実際問題としては片手で法治主義を掲げ片手で抜け穴を探るというのが、昔も今もグローバルスタンダードなわけで、建前と本音の使い分けは日本のお家芸でもないのですがね。

        2. 保守太郎 より:

          戦争で法の順守とか言われてもね。「きれいごと」言われるのは日本が負けたからであって勝てば官軍は昔から言われている常識です。負けたから やれ宣戦布告が遅いだ何だのと言われるのでしょう。
          当時は開戦前夜であって 真珠湾はバリバリの軍事基地であったわけで普段でも哨戒機もバンバン飛ばしていたはずです。奇襲を受けて一方的にコテンパンにやられるのは軍隊として大恥です。現に司令官も更迭されています。恥をかくと逆切れで相手を非難して自らの怠慢を塗こしたがるのは古今東西常識です。アメリカは逆手にとってうまく利用したのですけど。

    4. パーヨクのエ作員 より:

      門外漢様
      保守太郎様

      当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。
      返信を差し上げる時間が遅くなった事に関してお詫び申し上げます。

      さて、コメントを行う前に一つ思考実験ですが、もし当方が人間でなく、パソコンやスマホを操作してコメントを作成するゴキブリ(物理的に)として存在しており、その姿で管理人様や他のコメント主様の前に出てくると当方の運命はどうなるでしょうか。
      コメントの内容以前に殺虫剤や新聞紙で駆除されると思います。(←新聞の利用方法w)

      そして本題の対米開戦の話題に入るのですがアメリカに対する開戦通知は御前会議で天皇から指示された内容だそうです。(イギリス相手には指示が無いことに留意)

      この指示が本当なら皇室の非常時におけるセンスは非常に評価できます。インディアン等への自らの不法行為はガチ無視して相手の不法行為を大義名分として相手にルール無用の殺戮を行い、領土を拡げた国が他ならないアメリカだからです。

      アメリカにルールを遵守しない野蛮人相手に「正義の」戦いを行うという名目を与えず「国王の決闘」に持ち込んで戦略的目標(貿易等で資源を入手するシステムを回復させる)を達成して早期講和に持ち込む。

      昭和帝だけが戦争のグランドデザインを描いて対米戦争に挑んだと思います。

      これを徹底的にぶち壊したのが外務省です。

      対米戦争前の通知は交渉打ち切り通告だけで開戦通知は無かったそうです。
      ハルノートをアメリカからの最終通告と見なす発想は一切無し。

      そしてその通知も遅刻(笑)。

      結果アメリカは卑怯で法律を遵守しない野蛮人が日本人だとの大義名分を得て、インディアンやフィリピンにて前例のあるルール無用の「非戦闘員相手の殺戮」を行いました。昭和帝の対米戦争のグランドデザインは一ミリも顧みられる事なく日本はアメリカと戦う事になった訳です。

      戦前の白人の建前は法律を遵守しない野蛮人は人間でなく駆除するべきモノです。それを覆す為に日本は国際法を遵守して清とロシア相手に戦い法律を遵守する人間であることを苦労証明した訳です。
      それがぶち壊したのが開戦時の外務省です。

      コイツらは決まり事を守らない。こっちも好き勝手にする。

      冒頭に書いたゴキブリへの駆除が妥当という意識と同じ形でアメリカは日本相手に戦った訳です。

      そこには皆様がゴキブリに話し合いをしないように講和の余地がありません。

      日本が全土に原爆を投下されて皆殺しにならなかったのは単にソ連の脅威が明白になりつつあったので代替の人間を他から持ってこれない状況はマズイと判断したからに過ぎません。

      このような失態に関して口をつぐんだ外務省は今も進歩が見られません。
      寧ろ安全保障に関する意識が退化した分劣化したのではないでしょうか。

      本当に放っておいて大丈夫ですですかね。

      以上です。駄文失礼しました。

  36. たけ より:

    少なくとも他の国が禁輸措置を続ける大義名分にはなってしまいましたからねえ。
    結構な痛手だと思います。
    波及しないようにコントロールできるのか不安です。

    1. 匿名 より:

      日本の水産物WTO敗訴、むしろ困るのは韓国だと判明! その理由が明らかに!
      https://news-us.org/article-20190413-0007078273-korea

      悪ふざけでくどい例のUS(笑)ですが、これは面白い視点でした。未読でしたらご参考まで。

      1. 鞍馬天狗 より:

        匿名さんへ

        USとホボ同意見なんで、
        何かトッテモ、心配になってきた

  37. qwe より:

    アメリカの鮮魚卸市場は統一教会が握ってると昔なにかで読んだ記憶があります。
    寿司ネタ供給の最大手とか。それで半島系寿司屋が多いのかと当時納得しました。
    で、アメリカで稼いだ資金を韓国の不動産に投資して、最近だと平昌オリンピックの
    地上げで名前がでました。
    昔90年代後半頃仙台に住んでいたとき結構統一教会の活動が活発でした。
    ホヤ、フカヒレ、(ナマコもかな)相手先が向こうなので日本の漁業にも影響力
    あるんでしょうか。
    復興再開発にも食い込んでいる?

    台湾も放射能理由に禁輸してますね。動けば差異が際立つけど・・・無理かな。
    脱線も日本車両訴えられたし。ATP切っていたのがが原因と聞いていたので
    びっくりです。民進党が負けて反日機運(?)高まってきたのかな。

    最近国際関係は順風満帆な印象でしたが、ボーイング737maxの事故から風向きに
    変化でてきたように感じます。

  38. カズ より:

    WTOの上級委員は、米・印・中からの各一名で計三名なんですよね。

    だったら、米・中も同様の輸入禁止措置を実施しているのだから、韓国だけを提訴するのならば「韓国だけに適用される提訴名目」が必要だったのではないでしょうか?

    一審は、「道理で勝訴」したんですけど、
    二審は、「利害で敗訴」なんでしょうね。きっと。

    1. 門外漢 より:

      カズ 様へ

      新しい視点です。ありがとうございます。
      国際機関の職員と雖も自分たちの国を背負っている訳ですから、当然その辺の整合性は本国政府と調整しますわな。
      外務省がそんなことも考えていなかったとしたら、敗訴して当然です。
      日本人の感覚だと、在職期間はその組織(例えばWTO)に忠誠を尽くす=厳正中立と思い勝ちですが、世界大統領のパン君なんてのも居ましたから、過大な期待は禁物ということですか。

  39. 韓国ウォッチャー より:

    「客観的な証拠を基に論理的な議論を重ね、相手の主張をねじふせれば勝てる」と考えるのが日本人の悪いところ。

    最終的には正しい方、真実が勝つと日本人は思ってる。
    美談に酔って、自己満足してるだけに過ぎない。

    最終的には多数決なんだから、多数派作んないと意味無いよ。
    委員に直接圧力かけるのは無理でも、委員を支えてるやつに圧力かけないと。

    客観的な証拠や論理的な議論は、所詮、説得材料に過ぎない・・・

    虚構に基づく多数派によって国を滅ぼされた例なんていくらでもある。

    人が良すぎて滅んだ国に似てきたなぁ。

    1. 匿名 より:

      全くです。

  40. 猫足らず より:

    今回の実質敗訴、非常に残念ですが重要なのは今後です。
    まず、今回の敗訴は日本の正しければ裁判に勝てるという思い込みや、国際社会に訴えかける能力の相変わらずの低さを露呈しました。ちゃんと反省して同じ過ちを繰り返さないようにしなければいけません。
    次に、今後この件でかの国と協議する方針との事ですが、その際に間違っても妥協をしてはいけません。正直、端島の世界遺産登録の時の愚を繰り返さないか不安です。

  41. 伊江太 より:

    鞍馬天狗様

    ご指摘の件、私は民主党政権どうこうというより、当時行政の長であった菅直人という特異なキャラクターをもつ人物の罪が大きいんじゃないかと思っています。社会運動家上がりにありがちの浅薄な行政機構の認識。その真の実力を知らず、また原子物理学の教育を受けたという過剰な自信から、一人で事態を掌握できると考えた錯覚。当時唯一参照すべきであったSPEEDI(放射能影響予測ネットワークシステム)のデータを十分な検証を経たものでないと退け、結果放射能プルームがまさに押し寄せてくる方向に大勢の避難民を誘導する事態を招いてしまった。しかも最も緊急を要するヨウ素剤の配布に当初何の配慮もしなかった。将来このとき放射性ヨウ素の被曝を受けた人たちに甲状腺がんが多発することになったら、その罪万死に値するというべきでしょう。三宅島噴火の際、真夜中であったにもかかわらず、関係部署、組織を総動員して、迅速な全島避難を実現して見せた野中広務官房長官の手腕と比べ、いかにお粗末だったことか。まあ、頭を丸めて見せただけ、自覚はしたと言えはするんでしょうが。

    しかし、私見ですが、あのときの最大のワルはドイツだったと思っています。遠く離れた日本に一体いかなる観測網、情報源を持っていたのかというのか。それをいかにも確定事項のごとく、東日本は壊滅するかのごとき情報を政府機関、マスコミをあげて垂れ流し続けた。これが政府の出す情報が信用ならないという錯覚を生む大きな理由となった。国内の観測態勢がようやく整い、それらが嘘っぱちであることが明らかになってきた時点で、一言の訂正も謝罪もなく、ピタリと口をつぐんでしまった。多分、緑の党など環境原理主義者がドイツ国内の反原発運動に利用しようとしたのが動機だろうが、これを見る限り、川口オマーン恵美子氏が盛んに書いている、かの国の歪んだ価値感、欺瞞性の指摘には同意せざるを得ないと考えています。まあ、あんなことをやったこともあって、昨今日本でのドイツに対する評価はガタ落ち。自業自得と言うべきでしょう。未だこの国を崇め奉ってるのがあの隣国というのは、妙な暗合を感じますね。

    1. 阿野煮鱒 より:

      > あのときの最大のワルはドイツだったと思っています。

      全面同意。ドイツ国内の脱原発の機運を盛り上げるのに利用したのでしょう。

      いまだに「今度はイタリア抜きでやろう」とかいう都市伝説にしがみついてドイツを崇拝している輩がいますが、おめでたいことです。

    2. 門外漢 より:

      >昨今日本でのドイツに対する評価はガタ落ち

      しかしユーロという通貨を使って欧州各国を植民地にしてしまったのですから、ヒトラーの野望は達成されたと言うべきですww

    3. りょうちん より:

      ヨウ素剤と言えばこのニュースを見て愕然としました。

      https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190111_63008.html
      原発事故直後のヨウ素剤服用 6割止まり 福島・三春の0~9歳児

      >東京電力福島第1原発事故直後、福島県三春町が独自に配布した安定ヨウ素剤を内服したのは、当時0~9歳のうちの63.5%にとどまっていたことが10日、福島県平田村のひらた中央病院などの実態調査で分かった。
      >0~2歳は5割に満たず、効果などに関する事前説明の重要性が改めて浮き彫りになった。

      いくら対応しても対象者に適切な教育をしていないとこうなるんだなあと。

      1. 鞍馬天狗 より:

        りょうちんさんへ

        ひじきの煮物が具の海苔巻きオニギリとワカメの味噌汁
        を配布した方が良かったんじゃネ?

        1. 鞍馬天狗 より:

          昆布の佃煮を忘れてました

  42. 名無し より:

    国内も国外も、害にしかならない一切の売国企業製品の購入拒否を。
    ここから始まる本当の日本国の戦後復興!

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