天の配剤か?説得力が皆無の朝日新聞の社説

先週水曜日に「辻元違法献金事件」が発覚して以来、当ウェブサイトでは、疑惑の渦中にある立憲民主党の対応をウォッチしています。こうしたなか、「もりかけ問題」を舌鋒鋭く追及してきた朝日新聞が、この事件を社説でどう取り扱うのか、数日前から注目して来たのですが、残念ながら本日に至るまで、朝日新聞の社説ではこの事件が取り上げられていません。ただ、その「朝日新聞ウォッチング」の副産物といえば良いでしょうか、なかなか興味深い社説を発見したこともまた事実です。

朝日新聞社説の闇

辻元違法献金事件

先日から当ウェブサイトでは「辻元清美衆議院議員による外国人献金事件」を取り上げています。

これらの記事でも指摘しましたが、立憲民主党は「もりかけ問題」(安倍総理が個人的友人に違法な便宜を図っていたとされる疑惑)を舌鋒鋭く追及するわりには、自党の議員の不祥事については、対応が激しく甘いと言わざるを得ません。

当ウェブサイトで「辻元疑惑」を取り上げた際、複数の方からは「金額は非常に少ないし、辻元(清美氏)がわざとやったわけではないのだから、大問題と断定するのはいかがなものか?」というご意見を頂いたことは確かです。

しかし、私が問題視しているのは、「辻元清美氏の違法行為」だけではありません。問題の本質は、立憲民主党の「他人に厳しく自分に甘い」という二重基準(ダブル・スタンダード)なのです。

朝日新聞のダブル・スタンダードが酷い!

そして、この「ダブル・スタンダード」は、立憲民主党だけに当てはまるものではありません。第一報で本件が発覚した先週水曜日以降、「もりかけ問題」で安倍政権を攻撃し続けてきた朝日新聞が、社説欄で本件を見事に無視しているのです。

その好例が、朝日新聞の金曜日の社説でしょう。

(社説)官房長官会見 「質問制限」容認できぬ(2019年2月8日05時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より)

この社説では、東京新聞の望月衣塑子(もちづき・いそこ)記者と思しき記者を念頭においた新聞労連の抗議をわざわざとりあげたうえで、

森友・加計学園の問題や統計不正など、不祥事が起きても、真相解明に後ろ向きな対応を繰り返しているのが安倍政権だ

と、「疑われた側に真相解明義務がある」かのような不当な言い掛かりをつけています。

(※なお、この新聞労連の抗議から垣間見える新聞業界の腐敗ぶりについては、当ウェブサイトでは『新聞労連の思い上がり 新聞記者は国民を代表していない』でも指摘していますので、適宜ご参照ください。)

新聞労連の思い上がり 新聞記者は国民を代表していない

もし朝日新聞社が「政治とカネの問題」「政治家の不祥事の問題」の追及を社是としているのだとしたら、辻元清美氏の外国人献金問題こそ、まっさきに取り上げるべき事件でしょう。それなのに、今日に至るまで、朝日新聞は「辻元疑惑」にはダンマリを決め込んでいるのです。

慰安婦問題を振り返る

慰安婦問題を捏造した朝日新聞

さて、朝日新聞といえば、なんといっても「従軍慰安婦問題」の大元となる「吉田証言」などの捏造記事を掲載し続けたメディアです。

朝日新聞は2014年8月5日、故・吉田清治の虚偽性を認め、「過去記事を取り消す」と発表しました。しかし、この過去記事の取り消しについては、同日の段階では「吉田清治の証言に虚偽があった」と述べているだけであり、「慰安婦の強制性はあった」などとして、社としての捏造を否定しています。

(※余談ですが、朝日新聞は同日の段階では慰安婦捏造報道を巡る謝罪すら拒否したのですが、翌月には東京電力福島第一原発の吉田所長の証言(吉田調書)を巡る記事捏造問題も発覚していますし、さらに2017年以降は「もりかけ問題」の発端となる印象操作などを積極的に行っています。)

朝日新聞とは、まさに「反社会勢力」そのものでしょう。

また、韓国国内では市民団体などの韓国国民が中心となり、それらを韓国政府が事実上、支援する格好で、

慰安婦問題とは、1941年12月9日から1945年8月15日の期間、日本軍が組織としての意思決定に基づき、朝鮮半島で少女のみ20万人を誘拐・拉致し、戦場に強制連行した上で性的奴隷として使役した問題

というウソが出来上がり、それが現在進行形で、全世界に流布している状況にあります。その意味で、慰安婦問題は日韓関係を破壊しただけでなく、韓国による日本に対する「国を挙げたヘイトクライム」である、という言い方をするのが適切でしょう。

日本政府にも悪い点は多々ある

さて、ここで少しだけ、「朝日新聞論」という本筋から外れることをお許しください。

「慰安婦問題」がここまで日韓間のトゲとなってしまった最大の理由が朝日新聞の捏造記事にあることは言うまでもないことですが、それと同時に、日本政府の悪しき対応にも大きな問題があったと言わざるを得ません。

「慰安婦問題」は確かに朝日新聞の記事を発端としていますが、1993年8月4日に、当時の内閣官房長官だった河野洋平が慰安婦問題に関する官房長官談話(いわゆる「河野談話」)を公表したことで、あたかも日本政府が公式に慰安婦の強制連行を認めたかのような格好となりました。

(※なお、河野洋平の談話が日韓両国政府の合作であるとの報道もあるようですが、私はこうした報道についても、状況証拠に照らして事実ではないかと思っています。)

私自身、日本国民の1人として、こうした韓国の国を挙げたウソに対して強い怒りを覚えています。人間、自分が犯した罪については真摯に謝罪しなければなりませんが、自分がやってもいない罪をなすりつけられた場合は、たとえどんなコストを掛けてでも、そのようなウソを戦わねばなりません。

ところが、「保守派」と見られている安倍政権ですら、この「ウソ」に対して戦わず、自身、2015年12月28日に、当時の韓国の朴槿恵(ぼく・きんけい)政権との間で「日韓慰安婦合意」というものを形成してしまいました。

これは、韓国政府の設立する基金に日本政府が予算から10億円を拠出することなどと引き換えに、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認したという合意です。

この合意を巡っては、「日韓軍事協力がやりやすくなった」だの、「(少なくとも朴槿恵政権が続く限りは)韓国側から慰安婦問題について蒸し返すことができなくなった」だの、「仮に韓国が合意を覆した場合は日本が韓国に対し道徳的優位に立てる」だのといったメリットがある、と主張する意見もありました。

こうした意見も部分的には正しいのですが、やはり私は、「やってもいない犯罪行為を認めてしまったこと」については、日本政府としては絶対にやってはならなかったと思っていますし、この日韓合意については安倍政権の失態だと考えています。

日韓関係破壊した朝日新聞がそれを主張するとは…

さて、朝日新聞問題に戻りましょう。

冒頭に申し上げたとおり、私は「辻元違法献金問題」を朝日新聞が社説でどう解説するか、楽しみに待っていたのですが、待てど暮らせど、本件についての社説が出て来ません。

そのかわり、土曜日にはこんな社説が掲載されていました。

(社説)日韓の100年 歴史を誠実に見つめて(2019年2月9日05時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より)

タイトルに「歴史を誠実に見つめて」とありますが、ウソ記事を捏造し、放置してきた朝日新聞がそれを主張するとは、ブラックジョークか何かでしょうか?

それはともかく、朝日新聞の社説では、100年前の「朝鮮半島出身者らによる宣言」を取り上げたうえで、今日、日韓間でさまざまな摩擦が起きている(※)点を憂慮した上で、日韓双方に対して自制を促す、というのが、この社説の基本的な主張です。

(※「日韓間でさまざまな摩擦が起きている」といっても、私に言わせれば、徴用工判決問題にしても慰安婦問題にしてもレーダー照射事件にしても、いずれも日本には1ミリたりとも責任はなく、100%、韓国側の責任ですが…。)

朝日新聞の社説では、

これまで積み重ねてきた和解の歩みが滞ったり、後退したりすれば、失望の念にかられるのは自然だろう。だとしても歴史には、あるがままに向き合いたい。過去の過ちに由来する問題に、日本は誠実に取り組む姿勢を絶やしてはなるまい」(※下線部は引用者による加工)

と主張するのですが、「過去に過ちを犯した」のは日本ではありません。朝日新聞社です。慰安婦問題を捏造した朝日新聞社に、「過去の過ち」を云々する資格などありません。

「天皇発言」翌日というタイミング

ただ、私がこの社説を眺めていて、一番興味深いと感じた点は、社説の日付です。

そう、この社説が公表された2月9日とは、韓国の国会議長である文喜相(ぶん・きそう)氏がブルームバーグのインタビューに対し、「性的奴隷の問題は天皇による謝罪が必要だ」と言い放ったと伝えられた2月8日の翌日なのです。

問題の記事は『何も学習しない韓国の政治家 天皇陛下に安易に言及する愚』でも紹介した、次の記事です。

South Korea Lawmaker Seeks Imperial Apology for Japan Sex Slaves(2019年2月8日 18:38 JST付 Bloombergより)

いちおう、日本語版の記事も出ているのですが、できれば英語版で読んで頂きたいと思います。というのも、ポイントは、今上天皇を「戦争犯罪における最大の犯人の息子」と侮辱したことと、自称元慰安婦らを “sex slaves” (性的奴隷)と誤って報じていることです。

このような表現が使われることで、過去、現在、未来に及ぶすべての日本人の名誉と尊厳が傷つけられているのです。私にはそのことが許せません。

もっとも、英語メディアが自称元慰安婦らを「性的奴隷」と称し続けていることは、今に始まった問題ではありません。

日本政府が明確に「自称元慰安婦は『戦時売春婦』であって『性的奴隷』ではない」という事実を世界に発信していないことと、捏造報道の最大の犯人である朝日新聞社自身が、英語版の訂正記事に検索避けのメタタグを仕込むなど、「捏造記事」であることを明確にしていないことに原因があります。

朝日新聞の社説では、「日本は誠実に取り組むべきだ」などと日本に対して努力を求めていますが、「誠実さ」から最も縁遠い朝日新聞が主張しているという時点で、この手の「日本が誠意を見せよ」という主張に、私は説得力をかけらも感じることができないのです。

いずれにせよ、朝日新聞の社説が韓国の国会議長による天皇侮辱発言の翌日に出てきたこと自体、ブラックジョーク、あるいは1つの「天の配剤」なのかもしれません。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. 匿名 より:

    私が思う朝日新聞の存在意義は、あの社旗だけですね
    韓国人が旭日旗に文句をつけたときも「朝日新聞には言ったの? どうして言わないの?」と返せるから

  2. 心配性のおばさん より:

    うーん。「ダブル・スタンダード」って、日本にもありましたね。A新聞社主や、立憲君主党議員の出自を確認したいかも。(笑)
    でも、彼らの「ダブル・スタンダード」を許しているのは、結句、社会の無関心なんですよね。

    安倍政権には、この国難が一段落したら、是非、ねつ造・改ざんなどを含むメディアへの罰則を含む法整備をお願いしたいです。
    ねつ造は、それが真実であることの証左が、外部有識者などで確認されなければ、ねつ造とする。
    改ざんは、取材の全体のどの部分を編集報道したかを確認し、それに恣意的なものがあると、外部有識者などが確認したら、改ざんとする。とかとか・・。

    それから、霞ヶ関省庁再編成「働け(き でないことに注目)も急務ですよ。日本政治は彼らに足を引っ張られていますから。

    さて、慰安婦問題についての日本政府の対応ですが、証左もはっきりしない内容を唯々諾々として受け入れた背景には、戦勝国アメリカが敗戦国日本に架した足枷の一つだったのかも。です。
    それに乗っかり、戦勝国でもない韓国がそのことを盾に騒いでいる。慰安婦問題は悲しいことですが、世界どこにでもあります。あえて、日本の問題とされているのは、日本が敗戦国だったからです。

    A新聞はあくまで日本の新聞社ですが、韓国同様に、あたかも戦勝国の立場でもあるように、敗戦国日本に謝罪を求めている。本当によくできたブラックジョークだこと。

    1. 鞍馬天狗 より:

      心配性のおばさん さんへ

      >ねつ造・改ざんなどを含むメディアへの罰則を含む法整備
      絶対に必要だと思います

      昨日の池上彰の番組録画を観てたんですけど、
      朝日的メセンが意識的に入っていて、酷かったんです
      池上さん理解していてヤッてる
      事実とは違うハナシを報道ベースでは、”こうだった”と
      自分には被らないカタチで、解説してた
      ウソが一切入ってない分、余計にタチが悪い
      “ニオイの元を断たないと駄目なんだな”とつくづく思いました

      報道の自由とは、”事実を告げ知らせる行為の自由”
      のハズなんですよね

      陛下への毀損を”報道しない自由”とかもオカシイし
      ましてや、捏造の自由が有ってイイ筈が無いんですけどね

      1. 心配性のおばさん より:

        鞍馬天狗様

        悪魔って、真実の中に嘘をたくみに混ぜるとか。
        池上さんも「こどもニュース」やってた頃は、いいジャーナリストだって思ってたけど、だんだん剥がれていってますね。このごろ、安心して聞いてられないです。

      2. 農家の三男坊 より:

         ”報道の自由”は非常に難しい。
        私も”心配性のおばさん”さんや”鞍馬天狗”さんと本質的には同じ気持ちです。
        ただ、安易に法で縛ることには反対です。批判など言論で対抗すべきだと思います。

         反面教師は、戦中の”大本営発表”であり、現在の韓国です。

         特に現在の韓国では、政府は平気で、嘘を吐く(レーダー照射問題等)にもかかわらず、産経新聞記者の”セオウル号疑問表明”に対して、名誉棄損等いがかりで犯罪(冤罪)を量産しています。産経新聞記者の場合は日本政府の働きもあり解放されましたが、獄死させられた在日の学生もいます。
        そして司法が”コソ泥”司法の様に、恣意的に法を判断してしまえば人権・民主主義を守ることはできません。
         なので、”法は諸刃の剣”と考え、安全性を見て”不要な法”は”安易に設けない”方が、人権・民主主義を守る意味でも法治主義を貫徹するためにも良いと思います。

        1. 鞍馬天狗 より:

          農家の三男坊さんへ

          >”法は諸刃の剣”と考え、安全性を見て”不要な法”は”安易に設けない”
          健全な御指摘だと思います
          しかし、開戦を煽ったのも、大本営をヤッたのも
          朝日、毎日だったのは、有名な事実だと思います
          故意に捏造報道をやって来た行為には、何らかの
          処断が必要だと思います

          韓国の例は、1984的な言論の圧殺の問題と云うよりも
          オーディナリーピープル・ストライクバック
          “大衆の逆襲”に当たるんじゃないでしょうか

        2. 農家の三男坊 より:

          ”鞍馬天狗”様
          2019/02/10 at 19:49に返信ボタンが表示されないので
          連投の形になってしまいますが、ここに挿入させていただきます。

          ”鞍馬天狗”>しかし、開戦を煽ったのも、大本営をヤッたのも
          ”鞍馬天狗”>朝日、毎日だったのは、有名な事実だと思います
          ”鞍馬天狗”>故意に捏造報道をやって来た行為には、何らかの
          ”鞍馬天狗”>処断が必要だと思います

          捏造に対応が必要なことは同意です。
          そして、反対意見表明、批判、不買運動、投票で対抗するのが、いろいろ考えると今は最善と考えて居る次第です。
          その意味で、”反対意見、批判に真摯に向き合っているか否か”が”ウェブを含むメディア”及び政党・政治家に求められるポイントですが、”朝(鮮)日(報)新聞”や立憲民主党は落第ですね。

          また、煽られて燃え上がるのは”民度にも問題”が有ると考えて居ます。
          情報の送り手側が捏造しても、他の正しい情報との比較で受け手側で正しく見破ることが出来れば良い訳で、そのためには、”多種多様な情報源とその自由な流通”と”それらを突き合わせて情報を正しく選別する能力”が必要です。
          ロウソクで直ぐ燃え上がるのとATMが何度火をつけても燃えない日本国民の差は歴然としています。

          即ち、”多種多様な情報源とその自由な流通”を守るために”安易な制限”は止めた方が良いと考えて居るわけです。

        3. 鞍馬天狗 より:

          農家の三男坊さんへ

          >”多種多様な情報源とその自由な流通”を守るために”安易な制限”は止めた方が良い
          と云う意見は、正しいと思います
          しかし、戦前戦中の責任や、戦後の捏造
          情報操作の責任は別の問題だと思います

          >”民度にも問題”が有る
          のにも、賛成ですが
          オルテガ著”大衆の逆襲”に出てくる
          「近代の原始人、近代の野蛮人」
          の概念のが近いと思ってます

          下にもコメント入れてますので、
          そちらで、議論の継続を希望します

  3. 匿名 より:

    朝日新聞と韓国は連携してるんです。
    ですから、ブラックジョークでも天の配剤でもなく、ただ必然なんです。

    1. 心配性のおばさん より:

      匿名様

      必然てなんで?朝日新聞の社主が、半島出身者ってこと?それとも、資本が韓国?

      1. 鞍馬天狗 より:

        心配性のおばさん さんへ

        “木村伊量 国籍”でググると色々と出てきます
        信じる、信じない、はアナタ次第です

  4. より:

    色々な見方があるとは思いますが、安倍首相は保守でなく中道左派位だと思ってます。

    1. 鞍馬天狗 より:

      明さんへ

      安倍さんを含め、日本の極右扱いの人は
      世界標準だとリベラル派だと思いますよ
      自称リベラルが異常なだけです

  5. りちゃ より:

    公平性を欠く点は非常に問題ですね。

    自民党かカップラーメンの値段を知らないとかで
    大騒ぎしているのに、法律違反の献金は報道しない。

    昔はこの「公平性を欠く」姿勢によって民主党が
    与党になった。

    民主主義はA党B党C党がいたら、
    その中から一番良いと思う党に投票する、
    だから、A党をけなして、B党の悪事を報道しない
    なんて事をすると、
    投票という民主主義の根幹が狂ってしまう。

    害でしかない。

    害でしかない朝日新聞は不買しよう。

    1. 鞍馬天狗 より:

      りちゃさんへ

      安倍さんが選挙の験担ぎで食ったカツカレーがの値段が
      超高価だと叩いた、朝日新聞の社食にモット高いカレー
      のメニューが有ったって話を思い出しました

  6. カニ太郎 より:

    私は仕事上、若い頃からずいぶん海外に行ったんで、欧米人の本音はわかるつもりです。

    欧米人は、戦争で勝った方が、負けた方の国民の女を凌辱するのは、当たり前で、歴史上においてそのような行為をしていない国はないと思っています。
    だから、仮に日本が韓国が主張するような行為をやってたとしたって、日本人も欧米人と同じだと思われるだけで、何も恥ずかしい事ではありません。
    ましてや、現代の私たちが、私たちの先祖がそのような行為をしてたからと言って、恥じる必要もありません。
    ただ、日本政府が公式に認めると、お金を払わないといけないので、日本政府は公式には認めてはいけません。
    しかしながら、一般国民は、戦争だからそんなこともあったんだろうぐらいの事は思ってないと、いけません。
    なんで韓国から従軍慰安婦問題を言われると、日本人はむきになって怒るのでしょう?
    日本国民はそれが事実であれ嘘であれ怒る必用はないのです。
    日本政府は絶対政府の関与を認めてはいけません。
    そかしそれは日本人の誇りを守るためではなくて、お金をせびられないためです。
    勘違いしてはいけないのです。
    何度も言いますが、戦時中の事ですから、どんな酷い行為を日本軍人が他民族の女性に対して行っていようと、世界ではそんなに恥ずかしがることではありません。
    特に欧州では日本の何倍も戦争ばかりやって来ているお国柄ですから、当然そのようなことは色々やってるだろうなぐらいにしか思われていません。
    だから女性に対しての人権問題として、戦時中の性的暴力に対しては、みんな悪いことだとはわかっています。
    だから欧米人のように日本国民も『酷いことだ、本当にかわいそうだ』といってればいいのである。そして一部の常軌を逸した軍人と女衒(ぜげん)と呼ばれる承認の癒着による犯罪だと思っていればよいわけで、無理に否定する必要は全くない、いやそれを否定してはいけないくらいだ、何故なら、そのような悲劇が半島に起こったであろう事こそが、当時の日本人の優位性を示す証拠であり、逆にそのような悲劇が半島で起こっていないということになれば、それはそれで『本当に日本は朝鮮半島を占領してたのか』などと韓国人は言い出しかねない。
    占領した征服民族はどんなに高いモラルを持っていようが、日本人にもピンからキリまでいる、そして征服民族は長く統治してれば、被征服民族の若くて綺麗な女にてを出すのは仕方のないことであり、そのような被害を受けた側から後で抗議を言われるのは、ちょっとした優越感すら感じるから、それを絶対顔には出さず『あのときは悪かった、なんか俺たちの先祖の一部が悪いことしたみたいでさ』といってれば良いのである。
    欧米人はみんなそうしている、日本人みたいに『我々日本民族は他民族の婦女子に対して決して無礼な振る舞いはしていないしハレンチな行いはしていない、ましてや皇国の軍隊が関与していたなどとは信じられない』なんて言ってるから、いつまでたってもこの争いは収まらないのである。
    我々一般日本国民は、『政府は関与してないといってるよ、だから謝らない。でも戦争だから、もしかしたらそれくらいやってるかもしれないね、だってさKPOPの女の子を見てるとみんな綺麗だからさ、普通の若い男は本能的に乱暴な行為をするかもしれないよね、しかも戦時中だしさ』といってればいいのではないだろうか。

    何度もいうようだが、管理人さんが言う

    【ポイントは、今上天皇を「戦争犯罪における最大の犯人の息子」と侮辱したことと、自称元慰安婦らを “sex slaves” (性的奴隷)と誤って報じていることです。
    このような表現が使われることで、過去、現在、未来に及ぶすべての日本人の名誉と尊厳が傷つけられているのです。私にはそのことが許せません】

    などと、感じてはいけないのです。
    なんで名誉と尊厳がそんなに傷つくのですか?
    戦争中の事ですよ、仮に傷つくとしたら、自国民の女性たちを守ってやれなかった朝鮮人の男の方でしょう、彼らは、もし20万人もの少女を連れ去られるのを見ていたとしたら、そりゃ韓国の男は腰抜けだと全世界に宣伝してるようなものです。
    逆に日本人は、征服者だったと自尊心がくすぐられる事ですから、決して顔には出しては行けませんが、そんなに傷つくことではないのです。

    以上です。

    1. 鞍馬天狗 より:

      カニ太郎さんへ

      >なんで名誉と尊厳がそんなに傷つくのですか?
      本当にヤッてないからですよ
      軍人が、女をカネで買ったのは本当です
      でも、戦時売春婦にカネを払っただけの事
      ソレでさえ、反省する程ナイーブな国民なのに
      性奴隷とか捏造されて怒らない方がオカシイでしょ

    2. ショゴスライム より:

      カニ太郎様

      戦争において戦争犯罪を根絶する事は不可能だ、というのは同意します。ですがそれ以外は全く同意できません。私は人間とは欲望に理性という皮を一枚かぶせただけの存在だと思っています。ですがだからこそ欲望の満たし方にスマートさが必要なんだと思います。皮一枚しかない理性こそが人間の証明なんだと思っています。

      戦時中は理性が緩みやすい時代です。それでも欲望を剥き出しにするのを良しとせず、最後までルールを守り人間であろうとし続けた人が多かった、この事が誇りなのだと思います。自分の先祖はケダモノではなく人間であった、その名誉と尊厳を揺るがしたのが朝日新聞の慰安婦報道だったのだと思います。だからこそあれ程問題になったのだと思います。

      征服者、というか搾取する者である事を誇らない。これは日本の尊厳というより人間でありたいという願いなのだと思います。我々の先祖はケダモノではなく人間であって欲しい、ただこれだけなのだと思います。

      弱ければ食われます。ですが強くなるためにケダモノになるのも、それを誇るようになるのも私はイヤです。

      1. 鞍馬天狗 より:

        ショゴスライムさんへ

        いつもながら、素晴らしい正論力ですね

      2. みつみね より:

        「人間とは欲望に理性という皮を一枚かぶせただけの存在」、「皮一枚しかない理性こそが人間の証明」って、ちょっと文学的すぎる表現ですけど、読んでいてしびれました。たしかにそうだと思います。

    3. 匿名 より:

      「ヨーロッパの歴史ではこういうもの」「戦争とはこういうもの」という一般論で述べるのは非常に危険です。
      この問題は現在進行中の重要なことであり、「敵性国家」と「捏造メディア」が日本と日本人を貶めるための行動にどう対処するかの問題です。(左翼などは典型的で「理想の社会をつくる」(一般論)という理念のもと社会の破壊を行います)
      あなたは傷ついていなくても、海外でそのように思われ傷ついている人は子供達を含めてたくさんいるはずです。みんないろいろな社会的な関係の中で生きているのです。

  7. カニ太郎 より:

    別に怒らなくてもいいじゃないですか。
    確かに性奴隷を制度としては作っていないかもしれませんが、仮に制度として作っていたとしたって、それは戦勝国の特権ですし、どこの国だって昔はやってたことだし、そもそも戦争で勝てないとできないことだし、逆に自慢してもいいと思いますよ。

    ただし現代の国の政府が公式に認めるかどうかは別問題で、というか賠償金とか慰謝料とか言われるから可能な限りとぼけなければいけません。
    そこいくと日本の政府官僚は頭がいいので、昔から記録に残すようなへまはしません、それは今でも政治家の贈収賄事件や談合事件を見ればわかるでしょう。
    万事が頭のいい官吏の忖度によって、あうんの呼吸によって根回しされているのですから、後世の私たちが第二次世界中の記録を捜したって出てくるわけがありません。
    しかし、想像してください。前線では明日死ぬかもしれないという若い健康な男が何十万人も悶々とした日々を送っているのです。少々の無理をしてでもその性処理をさせなくては塀の軍の規律が保てません、市井に顔の効く官吏はそこを上手く民間と調整してこそ官僚システムで出世が約束されたわけですから、蛇の道は蛇、阿片から女、武器、ゲリラまで、なんでもある軍隊だったわけです。最近でも里見はじめ、とかいう電通の創設者みたいな人の本が「阿片王」とかいうタイトルで出回ってますけど、小佐野賢治とか児玉誉士夫とか、そこら辺の悪は逸話が絶えません。
    ただ、現代の私たちは、その事を恥ずかしいと思ってはいけないのです、逆にどこの国でも同じような悩みを軍隊は抱えていたはずで、英国のような騎士道精神やレディーファーストを誇りとするような国ではそれこそ、そこら辺の処理は軍や政府の関与はタブーちゅうのタブーでしょう。しかしながら、終戦直後の満州のロシア兵の蛮行を見てわかるように欧州の方がそこら辺の処理は大変だったはずです、だから日本人は恥ずかしがる必要はないのです。
    さらに、現代になって、いくら韓国が慰安婦像を作ったところで、本当に恥ずかしいのは征服した方ですか?された方ですか?という究極の問いになると思います。
    私は当然征服された方がみっともないと思いますし、世界の本音もそうでしょう。
    ゆえに、慰安婦像すら、我々は別にむきになる必要はないのです。
    ただ、我々日本人の気持ちは出来ればそうは思いたくない。その気持ちはわかります。
    ただ、気持ちの持ちよう次第では、あの慰安婦像だって、日本軍の征服記念のモニュメントに見えなくもないのです。

    さらにそのプレートにsex slavesとか書かれていると、欧州の男なんかは逆に「昔の日本人は朝鮮半島の女性を性奴隷にしてしまうほど強かったのか」などと感心してくれるかもしれません。彼らは強い男が好きで、臆病者と呼ばれるのを何よりも嫌う人種ですから。
    だから、占領地でsex slavesを国家単位で作った国という誤解が生まれたとしても、別に日本人を臆病者といっている訳じゃないので、悪いことではないと解釈できないこともないのです。

    ゲルマン民族やノルマン人は狩猟民族ですから遺伝子的に占領したら女は戦利品という発想がでてくるはずだから、だからこそサッカーでもフーリガンとなり気が狂うように騒ぐのでしょう。
    阪神タイガースのファンはただ騒いで欲求不満の捌け口にしてるだけですが、欧州フーリガンは気合いのは入方が違います(笑)

    1. 鞍馬天狗 より:

      カニ太郎さんへ

      >ゲルマン民族やノルマン人は狩猟民族ですから遺伝子的に占領したら女は戦利品という発想がでてくるはず
      それは、カニ太郎さんの御説の通りだと思いますが
      何も、そんなトコまで欧米に合わせなくっても良いでしょ
      日本人の感覚で”嫌なもんは嫌だ”って言って何が悪いんです?

    2. 鞍馬天狗 より:

      カニ太郎さんへ

      欧米ルールを推奨するのなら、
      反論しない方が負けですよ

    3. りちゃ より:

      >> 確かに性奴隷を制度としては作っていないかもしれませんが、仮に制度として作っていたとしたって

      仮にも報道機関なら事実は事実として、妄想は妄想として扱え。

      それだけですよ。

      そして、あまりにも不公平な報道とかはダメなんです。報道として。
      慰安婦の話を出すなら、アメリカの兵隊売春の話とかも出さないといけない。
      そうしないと読者に伝わるのは歪んだイメージですから。

      報道機関の価値って何なのか、そういう話です。

      正しい理解。正しいイメージ
      それが報道の価値であり、

      嘘の記事書かれた、それが自慢できるとか自慢できないとか、どうでもいいんです。

      新聞に嘘書いている時点でだめだろ。そんだけです。
      新聞読んで間違ったイメージを持ってしまった。そんな新聞に価値はあるのか

      そういう話です。

      1. 鞍馬天狗 より:

        りちゃさんへ

        >正しい理解。正しいイメージ
        難しい、問題ですよね
        でも、朝日新聞のは明確な意図を持った
        情報操作な訳で、
        完全に、犯罪行為だと思います

  8. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    いつもポイントを外したコメントばかりして、申し訳ありません。此の期に及んでまだ日本を侮辱する韓国の文喜相国会議長の発言、私も到底許すまじです。ありもしない事、また事実というなら証拠の一つでも出せばいいんです。

    若い女 20万人ですからね(笑)。一枚の召集、徴用票或いは命令書が無いのは何故でしょうか。韓国人男性は誰一人抵抗せずですか。我が妻、恋人、娘、姉妹、知人が連れ去られるのを見て見ぬふりでしょうかね。

    金を払って遊ばしてくれる人は、戦時も平時もナンボでもいます。当時、特に赤貧で教養も無く、識字率の低い朝鮮なら、身体を張って稼ぐのは当然でしょう。兵隊達で明日死ぬかも分からん若い人は、女性相手で慰め、明日の事は考えないようにした。勿論カネは払い、衛生班がゴムを皆に渡している。朝鮮・大陸では衛生観念無いからね。

    私の父は以前にも述べましたが、戦中、陸軍の師団自動車隊(トラック)に居ました。生前、私が小学生か中学生時に話してくれたが、『日本に来た朝鮮人売春婦を相手にした、お得意さんは朝鮮人の徴用工だった。言葉が通じるし話も弾むんやろ。造船所、製鉄所、機械工なんかやな』と言っていた。『日本人の男?そんな怖いとこ行くかいな。日本人は日本人同士だ』とも。

    ただ、最前線に近いところなら、日本兵も朝鮮売春婦を相手にしただろう。でもそれは恥ずかしい事でも侮辱される事でも無い。

    新宿会計士さんの『日本人の名誉と尊厳が傷つけられているのであり、その事が許せません』。仰る事に全面賛意です。今更天皇陛下に謝れとは、国交友誼を根底から破壊する談話だ。

    最後に日韓のマスゴミら、それぞれの本社の軒下借りて、相手国の報道機関支局を作ってます。毎日新聞ー朝鮮日報、朝日新聞ー東亜日報、読売新聞ー韓国日報、東京新聞ー大韓毎日、聯合ーTBS、NHKー韓国放送公社、フジーMBC。

    全部潰して欲しい。こういう持ちつ持たれつの関係も、対韓国とは決別すべきです。日本側が賃料を請求したら、すべて帰国するか、大使館内に移動するでしょうね(笑)。

  9. 心配性のおばさん より:

    カニ太郎様、鞍馬天狗様

    合意であるか、強要であるか、慰安婦問題は、世界中にあります。それらの国が責められていないのは、戦勝国だからです。敗戦国には、真実を訴える権利はありません。
    だけど、私が問題にしたいのは、戦後、真実を訴えることができなかった母国をねつ造という手段で傷つけた朝日新聞です。
    どのような立場に立って、どのような正義で、それを行ったのか、彼らに聞いてみたいです。

  10. 鞍馬天狗 より:

    朝日新聞の、ジャーナリスト宣言
    「言葉は感情的で、残酷で、ときに無力だ。それでも私たちは信じている、言葉のチカラを」
    を覚えている人も多いと思います

    ジャーナリスト宣言を聞いて、怒りを覚えるのは
    “チカラ”の悪用を許す気になれないのは
    感情的過ぎるのでしょうか?

    1. 心配性のおばさん より:

      鞍馬天狗様

      だから、私は彼らに聞きたいのです。

      あなた方は、その言葉のチカラを何に使っているのかと。

      自分たちが何をしたのかが分からないようでは、彼らにジャーナリストとしての権利はありません。

      農家の三男坊さんは、反対されていますが、ねつ造や改ざんは裁かれなくてはならない。と考えています。
      メディアは、言論の自由という強大なチカラを持っていますが、そのチカラの責任も取らなくてはならない。と思います。結果責任を取るという前提がなければ、言論の自由は、ただの暴力です。

      1. めがねのおやじ より:

        心配性のおばさん様

        コメントいつも拝見しております。

        だから新聞記者(テレビキャスター他もですが、敢えて特に)なんぞは、所詮実社会では何の役にも立たないゴロツキみたいなもんです。ヘンに一応有名大学卒が多く、いわゆる「インテリゲンチャ」で、頭のそういう部分の回転は良く、口も立つ。ペン以上重たいモノを持った事ないので、ペンだけはスラスラ(今ならキーボードか)書けるんです。

        自分達は比較的水準の高い家庭で生育しながら、何故自らは日本国を貶める発言、行動をするのか、まるで理解出来ません。

        ビンボーだから赤チームが多いとは思っていませんが、斜に構えたモノの見方をしたり、多数派の意見に必ず反論、異論或いは支離滅裂な論をするのは、親の教育の善し悪しと、育った環境(愛情、所得、資産、職業等)が影響している場合が多いです(私の知る範囲です)。

        でも、実際は新聞記者らは、汗水流して働いた事が無く、タバコ吸ってコーヒー飲んでボサボサの髪の毛で撚れたネクタイをしてる、世の中に必要とされない輩ばかりですよ。

        上記は私と同年代の記者連中、でも今はもっと社会での影響度が低いから、更にレベルは下がっていると思います。

      2. 鞍馬天狗 より:

        心配性のおばさん さんへ

        >結果責任を取るという前提がなければ、言論の自由は、ただの暴力です
        実に正鵠を得た、意見だと思います

        チカラには責任が伴う
        自衛隊を暴力装置と評した奴らに言いたいです
        “朝日新聞こそ、暴力装置だ”と

        学生の頃は、モノを知らなかったので
        自衛官の方に罵声を浴びせた事も有ります
        過去に戻って、謝罪したいです

  11. ぶきょう様 より:

    新聞人 という言葉がありますが、日本では完全な死語だと思います。
    誇りを失った新聞社の自滅により衰退し、マスコミは崩壊するでしょう。

  12. 匿名 より:

    朝日朝日と言うけれど、他紙も似たり寄ったりさ。ネットで情報が入る今どき、国内紙ばかりを問題視するのにはいささか違和感がある。周回遅れの認識だわな。世界にはユダヤ資本の誘導情報オンパレードさ。ローカルなアジアの片隅情報など誰が影響受けるのかい。

  13. 心配性のおばさん より:

    メディアの自浄を私たちは信じて、ずいぶん待ったと思います。それが期待できないと分かった今、私たちは彼らの犯罪を裁くため法整備をすべきでしょう。
    言論の自由を制限するのではない。その犯罪を裁くのです。問題はないはずです。

    法整備がされて、ねつ造や恣意的な改ざんが裁かれるようになれば、彼らは自分の仕事に責任を持つようになると思いますよ。悲しいですけど。

    1. 阿野煮鱒 より:

      > その犯罪を裁くのです。問題はないはずです。

      「その犯罪」が何であるかによっては、問題はあります。

      恐らく植村隆記者が行った一連の慰安婦報道などの捏造を想定して犯罪とおっしゃっているのでしょう。「KY珊瑚事件」もそうでしょう。

      では誤報はどうでしょうか? 取材対象側に作為があり、記者を事実とは異なる認識に誘導した結果、記者が事実とは異なる記事を書いたら? これは犯罪に問えるでしょうか? 現実には、記者が意図を持って事実を誤認しながら、取材対象者に騙されたと被害者面するケースが多いでしょうが、そうした場合に取材対象者と記者のどちらにどのような作為があったのかを誰がどうやって判定するのでしょう?

      報道ではなく、言論ならどうでしょうか? 「二大政党制の実現が日本の課題」「政権交代可能な政党を国民が育成すべき」と何年もかけて地ならしをして、「カップラーメンの値段を知らないボンボンが総理大臣をやっている政党に政権は任せられない」と攻撃し、「今や政権交代を実現すべき時が来た」とぶち上げて某政党を政権の座につかせ、国家と国民に多大な損害を与えた行為は、事実に反しているわけではありません。民間の営利団体が意見を述べたまでです。 これは犯罪に問えるでしょうか? 私の心情的には万死に値する犯罪ですが、それでも個人や法人が意見を言うことが犯罪になるような法律を作ることには反対します。

      我々国民は、報道の何を犯罪と定義して刑事罰を科すかを議論するよりも先に、報道を読み取るスキルを上げることに取り組んだ方がよいと思います。報道の犯罪性を問う行為は、一歩間違えると暗黒の言論統制に陥ります。1984状態、あるいは中国や南北朝鮮のような事実上の報道の自由がない社会になってしまいます。

      1. 心配性のおばさん より:

        阿野煮鱒様 おはようございます。

        >報道ではなく、言論ならどうでしょうか?

        報道は真実を伝えることであり、言論は意見を述べることですよね。読者はそれを前提に記事を読みます。
        ちょうど、ノンフィクションとフィクションを読み分けるように。それぞれに読者に影響を与えますが、フィクションをノンフィクションと取り違えるのは、読者の責任です。
        報道(ノンフィクション)と名乗られた記事を、虚構(フィクション)だと判断する力は、一般の読者にはありません。

        >では誤報はどうでしょうか?取材対象側に作為があり、記者を事実とは異なる認識に誘導した結果、記者が事実とは異なる記事を書いたら?

        これは、今回、取り上げた慰安婦問題も、それかもしれませんね。中国の南京事件報道もそうだと思います。
        記者が、取材対象側の作為で、間違った報道をする。では、それを行った記者に問題はないのでしょうか?取材対象側の取材だけで、それを真実として報道することは、読者に対して無罪でしょうか?作為のあった取材対象者と共犯ではありませんか?
        私の知る限りですが、取材内容を報道する際、”裏どり”という作業が必要だと聞いています。今回、取り上げた慰安婦問題も、中国の南京事件報道も、その”裏どり”を行ったのでしょうか?

        また、報道した内容が誤報だと分かった時点で、それを謝罪し、その誤報を周知する責任がメディアにはあります。既に政治利用されてしまった後では、それはとても困難な作業でしょうね。
        でも、それを怠った時点で、報道は誤報から、ねつ造になります。そこに故意があるからです。

        >我々国民は、報道の何を犯罪と定義して刑事罰を科すかを議論するよりも先に、報道を読み取るスキルを上げることに取り組んだ方がよいと思います。

        立場として、メディアは情報強者で、読者は情報弱者です。たとえ、読者が今日のようにネットなどから情報を取る努力をしたとしても、それは変わりません。
        メディアはそれを認識して、仕事に責任を持たなくてはならないと考えます。技術の世界にはPL法というのがあります。制作した技術の安全性に責任を持つといったものです。
        メディアの仕事には、責任は不要ですか?

        今回、私が提案しているのは、仕事の責任を果たしていないメディアに対して、最低限の責任を問う法整備です。言論に対してのものではありません。
        阿野煮鱒さんは、これが、暗黒の言論統制に至るとお考えですか?このまま、メディアの無法を放置しておいて、よいとお考えですか?

        1. 阿野煮鱒 より:

          > 仕事の責任を果たしていないメディアに対して、最低限の責任を問う法整備です。

          うーん、正直に申し上げて、おっしゃる法律のイメージが湧きません。
          私は何か違うものを想像しているようです。
          適当でよいので、条文のような物を書いていただけませんか。

        2. 心配性のおばさん より:

          わーん。阿野煮鱒さんを刺激するんじゃなかった(泣)

          一般のおばさんに条文なんか書けるわけないじゃないですか(怒)。でも、てきとーに書いちゃうと(こうやって、乗ってしまうところが悪いところなのにぃ~)

          1.A(個人、団体)から、報道内容(意見、評論は含まない)の誤りを、指摘されたB(報道機関)は、公的機関Cに検証を依頼する。
          2.検証を依頼された公的機関Cは、大学など第三者の研究機関に検証を依頼する。検証に係る費用は、検証内容が公平なものとするため、検証を依頼した報道機関Bと検証を依頼された公的機関Cが分担するものとする。
          3.検証を依頼された研究機関は、それに至る証左を添えて検証結果を報道機関Bを含む全紙に公開するものとする。

          頼んないなぁ。ほらね。やっぱり、ムリじゃん。阿野煮鱒さんのイジワル(怒)。

        3. 農家の三男坊 より:

          アゴラにこんな提案がありました。
           ”ジャーナリズム改革は国民の権利である”
           http://agora-web.jp/archives/2037189.html

          この様なジャーナル機能があれば、植村隆の言い訳を聞いて、彼の”戦時売春婦記事”を韓国人を除く多くの人が捏造と判断するでしょう。
          または、植村隆が書く文章は碌な裏取りをしていないので信用しない方が良いと判断するでしょう。
          (韓国人は金福童(キム・ボクドン)の証言の矛盾、レーダー照射事件での韓国政府の矛盾に気が付かない。又は、情報を自分に都合のよい様に再構成して信じ込む習性がある。)

          本多勝一といい、植村隆といい、朝日新聞の記者にジャーナリズムを冒涜する輩が多いのは何故でしょうか?

        4. りょうちん より:

          ネットで今や、病院で処方される薬の添付文書が一般人でも閲覧できます。

          http://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_tenpu_base.html

          このどれでもいいから、開いてみて欲しいですが、書いてある「事実」に関して簡潔に元データや根拠の論文などが示されていて、「報道」も「この程度」の様式が要求されて然るべきですね。

          紙面の新聞に記載する物理的余地がないなら電子版はそうすべきです。
          「電子版の優位性」にもなります。

          Wikipediaを例に引こうかとも思いましたが、あそこは結構嘘が平気でそのまま「根拠不明」で通ってしまうので、ちょっと報道の模範にはとてもなれません。

        5. りょうちん より:

          あと、簡単に

          「報道機関は報道された事実に関して求められたら挙証責任がある」

          なんてガイドラインだけでもいい様な気がします。
          そんなの当たり前じゃないか・・・と思われるかもしれませんが判例ではそうなっていません。

          「嘘でも本当らしいネタを集めればそれでオーケー」

          なんだそうで。だったらせめて一般国民が、報道内容に疑問を持ったときに

          「はい、適当に書きました」

          と報道に言わせる場が必要です。

        6. 鞍馬天狗 より:

          阿野煮鱒さんへ

          日本国民への誣告罪は適用できないでしょうか?

        7. ショゴスライム より:

          放送裁判所でも作れば良いんじゃないですかね?
          起訴と検事側は国民であれば誰でもできるようにし、訴えられた側は弁護人を用意する。裁判官は選挙でも何でも適当に。議論はネット上で公開されNHKでも国会中継みたいに放送するようにする。

          選挙は誰に投票するだけではなく、不信任票も導入して、得票からマイナスするのも面白いかも知れません。裁判を乱発されるのも問題なので供託金を幾らかと敗訴した場合のペナルティーもあった方が良いかも知れません。

          で、マスコミ側が敗訴した場合は重大性に応じて訂正CMを一定時間流す義務でも負わせましょう。CM枠が減る分広告収入も減りますし。

      2. 阿野煮鱒 より:

        心配性のおばさん様、農家の三男坊様、りょうちん様、コメントありがとうございます。

        報道の公正性に関して、第三者検証機関を設けて報道内容の妥当性を審査するという趣旨の法律・制度なら私も賛成します。BPOのように、本来なら放送において同様の機能を果たすべき存在が、我々の期待するような役割を発揮していない状況に鑑みて、新聞版BPOも骨抜きにされる懸念はありますが、そこは前例を反省材料に上手くやってくれるものと期待もできます。

        私が心配するのは、報道(の誤報)や言論に対して刑事罰を科すことです。刑事である以上、検察が事件性を判断し、裁判所に起訴します。検察庁は政府機関ですから、政府が報道・言論の犯罪性を審査することを可能にすることは、政府による言論統制を可能にします。何か記事を書いたら検察の判断次第で前科者にされる「かもしれない」となったら、怖くて誰も記事を書かなくなります。まともな記者の方が萎縮します。

        第三者機関が報道内容の妥当性を審査するなら、それは裁判所とは異なり刑罰を伴いませんので、報道機関は誤報や行き過ぎた言論と判断されても「名誉を失う」のみで言論を統制されません。その後も言いたければどんなデタラメでも言い続けられます。デタラメだと認定されてもデタラメを言えるのが言論の自由です。弱者である我々も安心してデタラメ報道・デタラメ言論をデタラメとして受け止めることができます。

  14. とゆら より:

    朝日新聞はようやってくれたよ。
    日本国含め、韓国など一国の運命をも左右するねつ造をやらかし
    数十年放置した。
    いかにメディアのチカラが凄いのか見せつけてくれた。

    ホントようやってくれたよ。

  15. 新宿会計士様のいちファン より:

     新宿会計士様 心の中でフムフムと頷きながら楽しく拝読し、勉強させていただいております。
     朝日新聞に関しては、綱領で「不偏不党の地に立って言論の自由を貫き、民主国家の完成と世界平和の確立に寄与す。」と掲げているにもかかわらず、反アベ原理主義の総本山のさながらに、報道しない自由を最大限行使する工作機関にしか最近見えなくなりました。赤旗や聖教新聞のように特定の立場に立って、特定の教義を伝えるという目的を明示して言論活動を行うというのであればそれも許されるのかもしれませんが、一般紙を装い、不偏不党などという笑えないブラックジョークのような綱領を堂々と掲げているのは、なんなのでしょう。事実とか真実に対する真摯な態度というものはないのでしょうか。
     新宿会計士様の「パヨク撃沈!アリの一穴を空けた『虎ノ門ニュース』」の評論にある「一般論ですが、民主主義は自由主義とセットで成り立つ考え方です。つまり、さまざまな立場の人が自由に意見を述べ、それについて議論し、政治を国民全体が納得する方向に誘導していくことが、民主主義の本質です。その意味で、言論の自由がなければ民主主義は成り立ちません。ただ、この「言論の自由」も、非常に危なっかしい考え方です。なぜなら、「歪められた事実」から出発すれば、結論も歪むからです。」という意見に深く同意します。残念なことですが、事実を公平に報道せず、自分の主張に都合のいい事実しか活字にしない朝日新聞は「民主国家の完成」という綱領とは正反対に、読者の自由な意見形成を阻んでいるという意味において、民主国家の敵にさえなっていると考えざるをえません。新宿会計士様が「朝日新聞とは、まさに「反社会勢力」そのものでしょう。」とまで言わざるをえないのも残念なことですが、同意せざるをえない状況です。本当に朝日新聞をはじめとするオールドメディアには深い反省をしてほしいと思います。(ここまでくるとしないでしょうけど・・・)

  16. 田舎の一読者 より:

    私は田舎住まいなのですが、地元地方紙の地方記事以外の部分は、朝日新聞から配信された情報を編集しているそうです。ということは、直接朝日新聞を購読しなくとも、少なからず影響を受けるということなんですよね。
    余談ですが、小学生の息子がよく読んでる本の◯◯のサバイバル、というシリーズは、朝日新聞出版という出版社の刊行で、様々なテーマのモノがでてるんですが、もし政治がテーマのシリーズが出たら、絶対買わないようにします。笑

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