ウェブ評論家が不適切動画に対する企業の対応を支持する理由

先日、大阪府守口市にある「くら寿司」で、アルバイト従業員がわざと捌く前の魚をゴミ箱に捨て、それを再びまな板に載せるという動画をインターネット上に投稿する、という事件が発生しました。(株)くらコーポレーションは当該従業員に対し法的措置を検討しているそうですが、企業のリスク管理として当然の対応であるだけでなく、私自身は「ウェブ評論家」の端くれとして、こうした対応を強く支持したいと思います。というのも、インターネットという「新テクノロジー」の過渡期だからこそ、「やって良いことと悪いことの区別」をしっかりと社会慣行として確立させる必要があるからです。

バカッター行為とは?

インターネット上に「バカッター」というネットスラング(俗語)がありますが、これは「バカな行為を行い、ツイッターやフェイスブックなどのインターネット上のサイトを通じて拡散すること」です。

あくまでも私の記憶によれば、「バカッター」行為が大きく社会問題となった最初の事例は、2013年7月にコンビニエンスストア「ローソン」の高知県のフランチャイズ加盟店「ローソン鴫部店」で、当時21歳だったアルバイトの従業員男性が売り場のアイスクリームケースに入ったという事件です。

当時の報道等によれば、問題の写真はこの店員が友人に撮影させ、フェイスブックに投稿されたことを契機に「不衛生ではないか」などと大騒ぎになったものですが、かくいう私自身もこの事件については当時、リアルタイムで閲覧していました。

食品が陳列されている冷凍庫に人間が入り込むのは、決して気持ちが良いものではありませんし、「ローソンというコンビニエンスストア」、いや、「世の中のありとあらゆるコンビニやスーパー」のアイスクリームケースで、同じようなことをやった人がいるのではないか、と思うと、どうも気分が悪くなってしまいます。

ただし、ローソンの名誉のために付言しておけば、この事件が発覚したのは三連休の途中であったにも関わらず、ローソン本社は迅速にプレス・リリースを公表し、世間に向けてお詫びを行っている、という事実については称賛に値すると思います(※もっとも、該当するリンクは現時点で削除されていますが…)。

なぜこんな事件が?

目立ちたい!みんなに注目されたい!!

この事件以降も、若者を中心に、たとえば、

▼飲食店の従業員が売り物の食品で遊ぶ、▼線路に立ち入る、▼未成年者であることを公言して飲酒・喫煙行為に及ぶ、▼パトカーの上に乗る、▼自転車を窃盗する、▼すし屋やお好み焼き屋で醤油入れに口づけしたり、鼻に入れたりする」…

といった不適切な行為を行い、その様子をツイッターやフェイスブックなどに投稿する者が相次ぎました。

これらの行為のなかには、社会的には絶対に許されないような、れっきとした「不法行為」も含まれています。というのも、その行為の非常識さもさることながら、最悪の場合、店舗がネット等で特定されてしまえば、店舗自体が廃業に追い込まれることもあるからです。

つまり、行為を行った本人だけでなく、勤務先に対しても、自分だけでは背負いきれないほどの大きな損害を与えることになりかねません。

では、なぜ彼らはこうした「やんちゃ行為」に及ぶのでしょうか?

おそらくその理由としては、「考えなしについうっかりやってしまった」、というケースもあるかもしれませんが、中には「インターネット上で人々から注目を浴びる」という一時的な快感を得るため、というケースもあると思います。

歌手だの俳優だの、あるいはタレント、お笑い芸人だのといった有名人の場合は、容姿端麗であったり、「歌や踊りが上手い」「喋る内容が面白い」といった「一芸」をもっていたりします。しかし、こうした「一芸」を持っていない人が社会的な注目を集めるためには、「何か奇抜なこと」をやるのが手っ取り早いです。

その意味で、こうした「やんちゃ行為」は、子供が大人に注目されるために、イタズラをやらかすような行為と似たような心理状態だと言えるかもしれません。

ただし、インターネットを通じてかなりたくさんの人に注目されるという点では、その影響力は「子供のイタズラ」というレベルでは済まされません。インターネット上で顔写真や実名が特定されれば、最悪の場合、本人、家族、友人等に一生残る社会的な傷を与えかねないからです。

産業革命以来のテクノロジー革命

ところで、このような「インターネット上のやんちゃ行為」が相次ぐ背景については、もう1つ、重要な側面があります。

それは、「誰でも簡単にインターネットに写真の投稿ができるようになったこと」、です。

インターネットが出現する以前であれば、「写真を撮影して全国の人に見てもらう」ためには、まずはカメラを買い、そのカメラを持ち歩きながら、「面白い写真」が撮れるような決定的なチャンスを狙うしかありませんでした。

そして、運よく「面白い写真」を撮影することに成功しても、それを全国の人に知ってもらうためには、新聞社やテレビ局などに持ち込むくらいしか方法がありませんでした。当然、それを持ち込んだとして、新聞社やテレビ局などによって没にされてしまえば、それでおしまい、です。

ところが、インターネット環境が出現し、2010年頃からスマートフォンが爆発的に普及しはじめました。

スマートフォンにはカメラ機能が付いていますし、撮影した写真をその場でインターネットに投稿することも可能です。必然的に、「偶然撮影した面白い写真」を全国、いや、全世界の人に見てもらえる確率は、飛躍的に上昇したのです。

このこと自体は、素晴らしいといえるでしょう。新聞社やテレビ局を経由しなくても、自分の「作品」を全世界に配信することができるようになったからです。その意味では、「産業革命以来のテクノロジー革命」だといえると思います。

新しいテクノロジーは「諸刃の剣」

ただし、こうした「新しいテクノロジー」には、必ず負の側面が伴います。

たとえば、自動車が大衆化し、爆発的に普及し始めたことで、たしかに人々の生活は便利になりました。しかし、多くの人々が自動車に乗るようになったことにより、交通事故が頻発するようになりましたし、交通渋滞や公害なども発生するようになりました。

現在の「インターネット革命」も、この自動車の普及とよく似ています。

インターネット環境が爆発的に普及したことによって、どこでも情報が得られるとともに、誰もが気軽に情報発信できるようになるなど、人々の生活が飛躍的に便利になったことは事実です。しかし、多くの人々がインターネットを使えば、中には事故、トラブルに巻き込まれる人も出現しているのです。

その意味で、新テクノロジーとは、生活が便利になる一方で、思わぬ事故やトラブルに巻き込まれることが増えるという、「諸刃の剣」でもあるのです。

事故を防ぐ仕組み

最近の自動車は凄い!

もちろん、自動車の登場から百年以上の年月が経過しているのに、交通事故は一向に撲滅できていません。しかし、運転免許制度により、運転者自身に技能を求める仕組みが確立していますし、また、熾烈な「交通戦争」や啓蒙活動などの莫大な社会的コストの成果は少しずつ出て来ています。

まず、悲惨な事故を受けて、道路交通法・刑事罰の厳格化という流れは少しずつ進んでいますし、自動車の運転マナーは年々向上し続けています。たとえば、飲酒運転ひとつとってみても、ひと昔前と比べると、現代では実に厳しい罰則が適用されるようになりました。

これに加え、最近になって、自動車に低公害化、IT化の流れが押し寄せています。

私自身は自動車を持っていませんが、ときどき、家族を連れてレンタカーで旅行に行くことがあります。その際、とくにここ1~2年の自動車は、車載カメラやセンサーで事故、衝突を防ぐような警告が出てくる仕組みが備わっていますし、また、低燃費のハイブリッド車も増えて来ています。

また、ドライブレコーダーも普及しているらしく、万が一の事故に巻き込まれたとしても、安全運転を心がけていれば、自分に非がないと証明することが容易になりつつあります。

インターネットの世界も、これと同じであり、「悲惨な交通事故」のような事故が頻発するなかで、人々が少しずつインターネットとの付き合い方を学んでいく必要があるのだと思います。

くら寿司「ゴミ箱食材」事件

さて、あくまでも私の印象ですが、こうした「バカッター事件」は2013年頃に頻発していましたが、その後は次第にあまり注目されなくなり、最近では「バカッター事件」が大ニュースになることも少なくなった気がします。

ただし、これはあくまでも「大ニュースになることが少なくなった」というだけの話であって、よく注目していると、やはり、時々はこの手の事件が発生しているのです。その一例が、「くら寿司」の「ごみ箱事件」です。

報道によれば、大阪府守口市にある「無添くら寿司守口店」で、アルバイトの従業員男性が捌く前の魚をわざとゴミ箱に捨てたあと、それを再びまな板に載せるという動画がSNSで拡散したという事件が発生したそうです。

寿司は生魚を使用するため、衛生は何よりも大切です。それなのに、よりにもよってゴミ箱に捨てた食材を再びまな板に載せるとは、言語道断です。

そして、この行為は「その当日、顧客に対して不衛生な食品を提供した」というだけのものではありません。

  • 「もしかして「くら寿司」に行くと、ゴミ箱に捨てた食材で作った寿司を提供されるのかもしれない」、という意味での社会的悪評という損害を株式会社くらコーポレーションに与えた
  • 「もしかして寿司屋に行くと、ゴミ箱に捨てた食材で作った寿司を提供されるのかもしれない」、という不安感を一般消費者に与えたという意味で、寿司業界全体に損害を与えた
  • 「もしかしてレストランに行くと、ごみ箱に捨てた食材で作った料理が提供されるのかもしれない」、という不安感を一般消費者に与えたとうい意味で、外食産業全体に損害を与えた

などといえるかもしれません。これこそまさにインターネットの恐ろしさです。

くら寿司の判断を歓迎する理由

ただ、私がある意味で感心したのは、株式会社くらコーポレーションの対応です。

当社従業員による不適切な行為とお詫びについて(2019/02/06付 (株)くらコーポレーションHPより)

同社は本件について、まずは消費者に謝罪するとともに、本件については問題の食材が廃棄され、客に提供されていないことを確認した、と述べています(※もっとも、この点については、同社の発表を鵜呑みにすべきではないと思いますが…)。

私が同社の対応について称賛したいのは、この問題を起こした従業員に対する「法的措置」を検討する、という下りです。といっても、私自身、別に同社の経営にはまったく興味も関心もありません。むしろ、「インターネットを不法の手段にする輩」に対する「一罰百戒」という意味で、同社の対応を歓迎したいのです。

「ゴミ箱に捨てた食材をまな板に載せる」という、消費者の信頼を裏切るような行為を行ったこともさることながら、それを面白半分にインターネットに投稿したことは、「ウェブ評論家」の端くれとして、私は絶対に許せないと思います。

なぜなら、そうした行為を放置していれば、やがて「素人がインターネットで情報発信すること自体、規制しよう」となる可能性があるからです。「インターネットに情報を投稿するには免許が必要」、となってしまえば、やがては日本国憲法に定める「表現の自由」が制限されることになりかねません。

それを防ぐためには、やはり、「企業に損害を与えるような行動を取れば、然るべきアクションを起こされる」という、当たり前の対応を企業が取ることであり、その意味で、私は(株)くらコーポレーションの対応を歓迎したいと思うのです。

過渡期だからこそ考えたい

いずれにせよ、「誰もが気軽に情報発信できる」というインターネットの特性に照らすと、この手の「バカッター行為」は、まだ相次ぐのだと思います。ただ、これによって「便利さが制限される」、ということになってしまっては、本末転倒です。

マスコミから、「インターネット上で素人が情報発信すると、ろくなことにならない」といった主張が出てくれば、やがて、「インターネットそのものを規制しよう」、という流れにつながりかねません。

ただ、私はあくまでも、「インターネットの利便性」を殺してはならないと考えていますし、「インターネット上で情報発信をするための免許制度」という考え方には反対です。

このように考えていくと、やはり、インターネットの特性を人々がちゃんと理解して、情報発信のガイドラインのようなものが社会的な慣行として確立することが急がれるのではないかと思います。

手前味噌ですが、当ウェブサイトでは最近、『ブログ講座』シリーズを始めました(最新記事は『【ブログ講座】第6回:ブログのマネタイズ(飯を食う)技法』です)。せっかくこの「シリーズ」を執筆しているのであれば、ウェブ評論家としては、「インターネットの怖さ」についても触れてみても良いかもしれません。

いずれにせよ、過渡期だからこそ、インターネットとの付き合い方については、まさに社会全体を挙げて、じっくり考える必要があるのです。今回の事件も、こうした問題意識に一石を投じたものだと言えるでしょう。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. 愚塵 より:

    バカッターは犯罪グループの末端。
    警察が本腰を入れて捜査し、犯罪の黒幕に迫らなければ、犯罪が下火になることなない。
    因みに、社会的影響が途轍もなく大きい事件を起こした犯人は、末端でも厳罰に処し、極貧になるまで損害賠償させるべきっ
    https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201902090000204.html

  2. 愚塵 より:

    〔参考:特殊詐欺師役割〕
    (名簿屋)合法,違法を問わず様々な手段を利用して,氏名・電話番号・住所・家族構成等で構成された個人情報リストを収集し,詐欺グループに売り渡す業者
    (道具屋)詐欺に使用する携帯電話回線を用意して,詐欺グループに貸し出す専門業者
    (代行屋)詐欺グループが実際に詐欺を行うための拠点を用意する業者
    (架け子)高齢者等のターゲットに直接電話をかけて,言葉巧みに騙す役割
    (番頭)架け子をはじめとする,詐欺グループの各役割を担う人間を管理する立場の者
    (出し子)を通じて銀行口座から引き出す役割
    (受け子)詐欺の被害者から騙し取ったカネを,被害者から直接受け取る役割
    (リクルーター)「出し子」や「受け子」をスカウトする役割
    (見張り役)「受け子」がカネを持ち逃げしないかを見張る役目

  3. ダルマさん より:

    バカッターって「バカ発見機」って事じゃなかった?
    ツイッターでバカが発見できるというw

    >「法的措置」を検討する
    これで評価する?
    個人的には「法的措置を実効する」でないと【行わない事も有る】ってことじゃない?
    事実、翌日のくらコーポレーションの株価は100円以上下げた。
    企業価値を下げられた挙句、株主にも損害を与えた訳だ。
    社会的経済損失を与えて検討では納得できない。

    実際には無理でも、主犯2人に対し、億単位の損害賠償請求訴訟を実行してこその
    社会的制裁措置として評価できるってもんでしょう?
    それが予防措置に繋がる。

    1. 未開土人大王艦長 より:

      お怒りはごもっともなんですが、億単位の訴訟になりますかね?バカッターに支払い能力があるようには思われませんし、両親や家族には原則支払い責任は生じません。犯罪行為と認定されれば自己破産しても賠償は免責されませんが、ない袖は振れません。確かに損害額は億単位でしょうが、使用者責任の観点からも全額はかなり厳しいのではありませんか?参考までに、徘徊老人が踏切事故を起こした裁判では、介護監視義務があった家族に多額の損害賠償支払いの判決が出ています。バカッターの教育、監視に手抜きのあった企業は自業自得と司法判断されてもおかしくはないと思われます。勿論、やってられんと感じる自営業の方も多いと思います。最後はやっぱり保険の出番ということになるでしょうね。

      1. ダルマさん より:

        コメントありがとうございます。
        よく読んでい頂くと分かると思いますが、
        >実際には無理でも、
        と前置きしております。
        無理だからとやらないのであれば、社会的現状は変わらない。
        行動することによって、予防・防波堤の役目となり、
        バカをすると社会的制裁を食らうぞ!
        と脅すことが大事。

        1. 未開土人大王艦長 より:

          よく読んでもらえたら分かるかと思いますが、実際には無理でもという貴方のコメントを補足する内容になっておりますよね。

          バカは一定の割合で発生するという現実を理解すれば、おバカなバイトを罰するだけでは同じことが繰り返されると思いますよ。

    2. 鞍馬天狗 より:

      ダルマさんさんへ

      大賛成です
      相手の支払い能力とか、ガン無視で巨額の訴訟を起こすべきです
      株価で100円上げ下げって事は、億単位で損失が出ている訳で
      空売りやって、バカッターをやれば必ず大儲け出来るって事ですし
      本当に裏で仕手筋が仕掛けた可能性が有ると思います
      もし、裏の仕掛が無かったとしても、甘い対応をすれば
      必ず、画策する奴が出てくる案件だと思います

  4. カズ より:

    アイスクリームのショーケースに入ったのは、店舗オーナーの息子だったんで、まだ自業自得と呼べなくもないんですけど・・。
    あの人たちは、その行為が、休職を余儀なくされた従業員の生活や、FCグループのイメージダウンに繋がってることなんて考えもしないんでしょうね。
    *****

    発生した事態に、素早く対処する姿勢は素晴らしいと思うのですが、それよりも問題を発生させないに越したことはありません。〔社内教育・個人の意識が大事ですね〕

    みんなが、「自分がされたくない事はしない」って、日本人らしいマナーを持ち続けるだけでいいと思うんですけどね。

    1. 未開土人大王艦長 より:

      あの事件でローソンのアイスの売り上げがどれくらい減少したんですかね?くら寿司の売り上げも気になりますね。

      でもね、皆さん、潔癖すぎるんじゃないかな。
      昨日、某中華飯屋チェーンで昼飯食ってると、ライスの中から鼻毛が出てきましたよ。今まで気がつかないで食ってたかもしれませんね。まあ、そんなこと一々気にしてたら外食はできないし、家メシでも髪の毛入ってることはたまにはあるしね。海外、特に韓国や中国には旅行できないでしょ。

      1. カズ より:

        あのローソンは、立地が良かったんで、直営店として絶賛営業中?ですね。

        私も外食時には、ごはんの中にネジが入ってたり、担々麺の肉つぶのひとつがハエ(泣)だったりしたことがあります。
        「だから死ぬ」って訳でもないので、これらは「コメ研ぎ時の異物排除」や「アミ戸の設置」など、きちんと対策を講じたうえでのことなら「仕方ないね・・。」と、納得できなくもないです。

        ですが、あの人たちは、愉快犯であり、確信犯でしかありません。
        「やってはいけないこと」って、解っててやってるところが許せないんですよね。

        1. 未開土人大王艦長 より:

          別の所に書いたんですが、バカは一定の確率で発生するんです。蝿やゴキブリと同じです。密室でバイトに調理させる、然も生ものを、そのこと自体が問題なんですよ。私の正直な感想は、ああ、やってるやってるです。一皿100円くらいで利潤を出すには人件費ケチるしかないんです。そのうち韓国人の短期労働者が握るようになるんじゃないですか?彼(彼女)らは大便しても監視カメラがないと手を洗いませんよ。

          バカッターに依存するビジネスモデルなんですよ。

  5. 匿名 より:

    くら寿司は善良な被害者なんでしょうか。
    個人的にこういった問題は、アルバイトのみの責任ではなく、企業としてのリスク管理、労務管理の問題でもあると思うのです。
    ですから、くら寿司がアルバイトに全責任を押し付けるだけで、企業としての責任を問われないという姿勢であれば、くら寿司を信頼することは出来ません。

    1. 未開土人大王艦長 より:

      その通りだと思います。残念ながらバカッターレベルの人たちが大騒ぎしているようですが。
      回転寿司もピンキリで、パックに詰められた韓国産赤貝や穴子を見えないところで握る店もあれば、オープンキッチンに拘るところもあります。
      私はバイトに生魚を扱わせるのは言語道断だと思います。バイト君は皿洗い、せいぜいウドンやラーメンどまりでしょう。

    2. 匿名 より:

      こういった意見表明の孫引きニュースだけでなく、実際に一次ソースや事件を報道しているニュースも読みなさいな。
      社員教育やアルバイト教育をきちんとやり、実際に被害事例も紹介しながらもこのような事件を起こされたと言っているから。
      加害者は自分から公表しているんだし、対策にも限界はあるよ。

    3. ROCK より:

      そもそも生鮮食品を素手で扱う仕事は細心の注意と技術が必要で、一定のレベルへの訓練が必要だと思います。(一流の寿司屋を考えるとわかる)
      それをバイトにやらせていた「くら寿司」の経営方針の方が問題だと思います。
      バイト主体のこうした店で私は食べない。

  6. 鞍馬天狗 より:

    株取引に詳しい方、教えて下さい

    良く行く店舗の顔見知りのバイトの子が、
    “今度、バカッターやってやる”と言っていたのを聞いて
    その店舗の株を空売りしたとします
    コレって、インサイダー取引に引っ掛かりますか?

    バイトの同僚がヤリそうなのを知って、
    空売りしてから、上に事案を報告しなさそうな店長に
    報告したらOUTですか?
    店長に報告した後に、空売りした場合はOUT?

    1. ダルマさん より:

      こういう事件は「風説の流布」といって株価に影響を与える行為は法律で禁止されています。
      詳細はwikiをご覧ください。
      >ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E8%AA%AC%E3%81%AE%E6%B5%81%E5%B8%83

      未然の通報は分かりませんが、実際に行われないと罪には問いづらいかもしれませんね。

      1. 鞍馬天狗 より:

        ダルマさん さんへ

        ありがとうございます

  7. 市民おっさん より:

    再発防止を目的とするなら、個人に責任を取らせるのは愚策です。
    インターネットの利便性を守るべきと主張される割には、臭いものに蓋、問題解決の先送り、な発想になっていませんか。

  8. 心配性のおばさん より:

    新宿会計士様

    >インターネットという「新テクノロジー」の過渡期だからこそ、「やって良いことと悪いことの区別」をしっかりと社会慣行として確立させる必要があるからです。

    とおっしゃていますが、”社会慣行として確立”では、このような行為はもう防ぐことはできない。と考えています。
    ネット上での個人攻撃(イジメ)やこのような不適切動画は、昔と違って簡単にできてしまうので、彼らには「やって悪いこと」というのは判っていても、それがどういう結果を招くのか、自分はどう責任が取れるのかまでは考えないのですから。

    ヨーロッパの国では、軽微な不法行為でも、社会喚起を促すため、写真などの彼らの個人情報を一定期間、晒す。という試みをしていて、一定の成果が挙がっているそうです。

    今回、彼らがやったことは、彼ら自身の自己完結では済まされない。彼らがクビになるだけでは済まない。
    彼らに支払い能力がないので企業は損害賠償を請求もできない。彼らは自分がやったことの責任がとれないのです。
    せめて、ヨーロッパの国で試みているように、2・3年、彼らの個人情報をネット上に晒して、彼らに続こうとするおバカさんへの注意喚起に使う。というのはいかがでしょうか。

    1. ショゴスライム より:

      心配性のおばさん様

      大丈夫です。この類の行為がネットの登場で急に増えた訳ではありません。30年前にも、50年前にも、100年前にも存在していました。単に問題にもならなかっただけです。というか昔はもっととんでもない事をやっていました。

      根絶するのは不可能でしょうが、問題視されるようになった事で確実に減ります。昔よりもキレイな世の中になるのですから喜ぶべきではないでしょうか?

      昔は良かった、というのはだいたい錯覚です。強いて言えば昔はいい加減だったとか我慢しなかったです。現代人は敏感ですし我慢のし過ぎです。以前は問題にもならなかった物が大問題になります。

      バカッター行為をするような人はだいたいこの感覚のアップデートが間に合わなかった人だと思います。はっきり言って捕まった人はごく普通の人です。バカですが。これからはバカッターで捕まる人は減るでしょうが、別の事をやって問題になるだけだと思います。

      ですが(だからこそ?)現代日本は歴史上最も道徳的で倫理観に溢れた時代であるのは間違いないと思います。

      1. 鞍馬天狗 より:

        ショゴスライムさんへ

        >現代日本は歴史上最も道徳的で倫理観に溢れた時代であるのは間違いないと思います
        理論的には、正しいと思います
        でも、時代によって倫理観は変化するので、
        現代が歴史上で最も高いと云うのはどうなんでしょう?
        江戸は、100万人の人口に対して、25人毎の与力で
        治安を維持していた訳で
        現代の倫理観から見て不道徳な社会では有っても
        治安コストの非常に低い社会で有ったのは間違いない
        と思うのです

        一人のバカッターを利用するだけで、大金を稼げる仕組みを
        放置してる社会の方が治安コストが高いと思います

        1. ショゴスライム より:

          鞍馬天狗様へ

          『現代日本は歴史上最も道徳的で倫理観に溢れた時代であるのは間違いないと思う』などとなぜ書いたのかと言うと、道徳や倫理があればある程良い物だと私は思っていないからです。完全に道徳的な社会なんて物は非人間的なディストピアに近いと思っています。バランスや多様性、寛容さこそが大事だと思うんです。

          他人に迷惑を掛けない≒道徳的であるというのはあまり異論はないと思います。そして技術の進歩に伴い、他人に迷惑を掛けなくても生きていけるようなってきています。要するに道徳的で倫理的過ぎるんじゃないか?と思っているんです。逆に言えば人に迷惑を掛ける事が当たり前だった江戸時代は道徳的であったとしても溢れてはいないと思うのでああいう表現になりました。

          もう一つ、私は名前が付く事で初めて問題になるのではないか?という仮説を持っています。セクハラはセクハラという言葉が出てくる前からあったと思います。ですがセクハラという名前が付いたからこそ対策されるようになったと思うんです。なので現代の観点から見ると道徳的ではない言動が問題にもならずに溢れていると思うんです。差別用語が昔は当たり前に使われていたというのと同じです。このように客観的な道徳度(?)では現代の方が勝っていると思うんです。

          また、制度が技術革新に追いついていないのは事実でしょうが、それは別問題で道徳や倫理に結びつけるのはとても遠回りなように思えるのです。現代というのは個人の影響力が社会全体に及びかねないのだと思います。分かりやすく言えば国民全員が昔の市議会議員や県議会議員並に発信力があるという事なのではないかと思います。ですが、政治家並みに言動に気をつけている人はあまりいないですよね?

          突然影響力を持たされた結果、失敗する人が出てくるのは当然だと思っています。むしろ適度に失敗してくれるから良いのだと思うのです。大事なのは小さな問題の内に対処する事です。バカッターはヒヤリハットの段階で問題になった事例だと思います。もし万が一、こういった問題が起きなかった場合、もっと取り返しのつかない事件事故、それこそ株価操作事件が大規模に発生した可能性が高いと思うんです。

          いろいろ書いたのですが、実はまだこの4倍ぐらい書いた物が残っていたりします。趣味に走りすぎていますし、さすがに全部書くのは違う気がするのですが、何が必要で何が必要でないのか分からなくなって来たのでとりあえずこれだけ出しておきます。江戸時代の治安に対する考察はともかくローマ人の道徳観とか脱線が過ぎますし。

  9. 鞍馬天狗 より:

    直接、バカッターをヤラせたら完全にOUTになるのは確実だけど
    大学生とかに、バカッターをヤリそうな奴の情報を集めさせて、
    ヤリそうな奴と同じ職場の奴に
    “バカッターをやったら、その情報”を買うと持ち掛けるのは
    セーフだよね

  10. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。少し現場を知ってますので、体験を交えてコメントします。

    くらコーポレーションの店舗での『動画バカッター事件』を視聴しますと、犯人のひとりは、魚の塊を捌いている。手慣れた様子です。彼は相当な熟練度ですね。片方の手に滑り防止の手袋をし、捌いている。で、ブロックをゴミ箱にポイッ。

    普通、回転寿司のバイトはホール係や、食器洗い、清掃、キャッシャー(レジ係)、などを経て冷凍で納品されたネタ(サーモン、イカ、タイ、アジ、ハマチ、ブリ、貝類の身など多種に渡るが透明のジップロックの様な袋に1魚種50個ぐらい綺麗に並べてパッケージされている)を冷水解凍します。この時点では原産国表示、或いは仕入れた港まで印字されてます。

    滅菌したバット(長方形薄型バケツ)には氷も浮かんでいるので、手がちぎれるほど冷たい作業です。何故温かいお湯を使わないか、その方が解凍が早いのに、と思われるでしょうが、湯ですると、ネタの鮮度が一気に失われます。

    シャリも冷凍で納品されますが、これは常温に(つまり作業場に)出して置けば数時間で、程よい米の柔らかさ、寿司シャリらしい温度に戻る。
    またチェーンによっては機械でシャリを型通りに作る『すしロボ』を導入しています。炊いたお米を入れるだけで自動的、衛生的(笑)。ちなみに正式名は『すしロボット』です。

    で、その犯人を庇うつもりは更々ないですが、魚一尾からネタ作りまで任せられている、という事はキャリアもあり、上手くなろうという向上心もあり、店長ら上の人からも信頼されてたんでしょう。

    何でそんな人が馬鹿げた事をしたか。①軽いノリでやった②投稿したら反応が一気に上がる③仕事に不満があった、、等ではないでしょうか。

    ③なら、例えば時給が低い、拘束時間が長い、休みが希望の日を貰えない等。

    私の経験から、飲食店や小売業、サービス業で従業員が最も不満に思う事は『労働量の割に報われることが少ない』です。報われないとは賃金、不規則なシフト、急な残業指示、頻発するお客とのトラブル。基本、立ち仕事が多い、、等です。

    その為、『使い捨て』と自ら思い、嫌ならスグ辞める。長続きしない。くら寿司の犯人もココまで社会に悪影響を与えるなんて、全く思考に無かった。今は反省してるでしょうが、罪は償ってもらいたい。ああいう投稿しても、愉快犯、便乗犯の阿呆が増えるだけだ。

    また、くらコーポレーションも、彼らだけを鎮火させたら終わりにせず、厨房まで任せれるバイト君には企業へのロイヤリティ、社会の見る目を求め、その見返りとして応分な給与、待遇に改めるべきでしょう。

  11. 鞍馬天狗 より:

    バカッターを使った株価操作が、インサイダー取引に
    引っ掛けるとしても
    他の犯罪に比べたら実に楽に大儲け出来る方法だよね

    地面師にしても、オレオレ詐欺にしても
    太い金主、複数階層の複雑で大きな組織が必要な訳で
    一人のバカッターを利用するだけで組織も金主も要らない
    架空口座が有れば足が付く恐れもない
    簡単に巨額な儲けが手に入る、実に効率のイイ方法だ

  12. より:

    この手の事件の元祖はローソンアイス事件でなく、07年か08年の吉野家テラ豚丼事件ですね。
    その時はどちらかというと、本人よりも企業の管理責任への避難が大きかったように記憶してます。
    王将で餃子のタレの入れ物の先を鼻に突っ込んだバカッター事件は、バックがいて組織的に評判落とすためにやったとかいう話も聞いたことがあります。
    ですので、この手のバカッター相手に見せしめの意味で徹底的にやって地獄をみせるというのも、効果はいまいちかなとは思います。

  13. りょうちん より:

    鉄道自殺への賠償金の話はこれが詳しかったです。

    https://business.nikkei.com/atcl/interview/15/238739/112200273/

    鉄道の場合、賠償義務が民法で明文化されているので、賠償請求するまでは機械的。
    自殺する人は大抵、「無敵の人」なので概ね無駄。
    遺族も相続放棄で逃げるまでが様式。

    だけど、「都市伝説」の抑制効果はあると思うという「意見」。

  14. 匿名 より:

    どうでもいい。
    表にあがって来ないだけで、食材の安全生が疑わしいのは、どの外食も変わらない。

    この記者は、インターネットをメディアと見てるけど、単なるチャンネルの一つでしかない。
    バカを放置したところで、なんの規制も起きはしない。
    そんな事は、政治を見れば明らか。
    国のレベルでも規制されないのに、たかだか一企業の従業員がやった内容で規制など失笑ものでしかない。

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