オピニオン誌『正論』の鈴置説 そして議論の流儀

紙媒体のオピニオン誌『正論』に、日本を代表する韓国観察者である鈴置高史氏の論考が掲載されています。これについて、昨日『『正論』は良い雑誌と思うが、紙媒体である点は大きな弱点だ』で予告したとおり、簡単な論評(というか、読書感想文)を掲載しておきたいと思います。ただ、せっかくなので、私が世の中の議論を見て感じる「議論の流儀」についても申し上げるとともに、さらには同じ号に掲載された論考の中から2つほど評論を選んで雑感を掲載しておきたいと思います。

雑誌『正論』の鈴置説

日本経済新聞社元編集委員で韓国観察者の鈴置高史氏の論考が、産経新聞社のオピニオン誌『正論』3月号に掲載された、という話題については、『『正論』は良い雑誌と思うが、紙媒体である点は大きな弱点だ』で触れたとおりです。

昨日の時点では肝心の鈴置氏の論考に触れず、紙媒体のオピニオン誌の将来だの、日経ビジネスや日本経済新聞のコンテンツだのといった話題に逸れてしまったのですが、本稿では予告どおり、鈴置説を眺めておきたいと思います。

ただし、内容そのものについて転載するつもりはありませんので、もし文章にご興味をお持ちであれば、書店やネット通販などで、直接、お買い求めください。

気は確かか?韓国はアメリカとも決別する

今回の記事は、同誌の特集『韓国許すまじ!』の一環として、さまざまな論客に混じって寄稿されたものですが、鈴置氏の記事のタイトルは『気は確かか?韓国はアメリカとも決別する』です(掲載頁はP86~94)。

小見出しを追いかけていくと、『文在寅の進路は「親北遠米」』、『マティス辞任で混乱に拍車』、『「米国は地理を勉強せよ」』、『同盟の自然消滅を願う文政権』、『韓国が日本を怒らせるワケ』、という具合に、旧日経ビジネスオンライン時代にグイグイ引き寄せられた、あの「鈴置説」が健在です。

(※ちなみに小見出し3つめの「米国は地理を勉強せよ」、とは、鈴置氏の主張ではありません。昨年12月20日に朝鮮中央通信が配信した論評に含まれていた表現です。)

昨日も申し上げましたが、記事の文字数はおよそ7500~8000文字です(※厳密に数えたわけではありませんが…)。しかし、そのような文字数を感じさせないほど、納得しながら一気に読めてしまいます。

しかも、この論考の中で、韓国国内の論客の見解や米国の政治学者、軍事評論家など、第三者の意見、発言などが大量に出てきます。引用部分については太字に変わっているのですが、記事のなかで太字に変わっている部分を数えると10ヵ所近くに及びます。

今回の「鈴置説」を私の文責と言葉で簡単に要約すると、次のとおりです。

  • 韓国の保守派の間で、文在寅政権が「親北遠米」に舵を切った、する見解が出始めている
  • 軍出身のジェームズ・マティス国防長官の辞任も、韓国内では米韓同盟が空中分解する可能性が一気に高まったとみなされた
  • 北朝鮮が米韓同盟の廃棄を求めているなかで、米政府がこれに沈黙していることも、こうした不安に拍車を掛けている
  • 韓国の保守派はまた、文在寅政権が、非核化を巡る米朝間のやり取りの中で米韓同盟が自然消滅することを狙っていると見ている
  • もちろん、こうした文在寅政権の意図をトランプ政権は見抜いているが、日韓関係を悪化させるという意味では未必の故意だ

ちなみに「未必の故意(みひつのこい)」は、もともとは法律用語ですが、ここでは、「文在寅政権が積極的に日韓関係を破壊しようとしているわけではないにせよ、このままでは日韓関係が悪化するかもしれないと認識しておきながら、わざと対策を講じないこと」と理解すれば良いでしょう。

私は普段から、わが国において韓国や朝鮮半島、中国などを議論する際には、「嫌韓や嫌中などと一線を画し、根拠に基づいた冷静な議論が必要だ」と思っているのですが、まさに鈴置説はこうした「根拠に基づいた冷静な議論」という、私自身の「知的好奇心」を満たしてくれているのです。

議論に対する批判の流儀

ただし、世の中には「アンチ鈴置」とでもいえばよいのでしょうか、この手の議論を(ときとして口汚く罵るように)批判する人もいます。

最近、当ウェブサイトに寄せて頂いたコメントを拝読していると、この手の外部リンク貼って下さった方がいらっしゃいました。ただ、「鈴置説を批判する」というブログ記事をいちおうは読んでみたのですが、内容は支離滅裂であり、正直、当ウェブサイトで取り上げる価値があるとも思えません。

もちろん、私自身、「批判すること」自体を批判しているわけではありません。言論の世界である以上は、批判することは自由ですし、逆に、「その相手が100%、絶対に正しい」「批判は許されない」、などと考えるのであれば、それは地上の楽園・北朝鮮と発想がまったく同じでしょう。

なかでも代表的な批判は、「鈴置氏が情報源を恣意的に引用している」、とするものですが、それのどこに問題点があるというのでしょうか?

もちろん、某新聞のように、情報源そのものを捏造している(あるいは情報源をわざと曲解・歪曲している)というようなことがあれば、それは大問題です。しかし、情報源を正しく引用している限りは、そのこと自体にはまったく問題ありません。

また、自説に反する情報源を引用しないのがアンフェアだ、という主張があることは承知しています。今回の論考でも、たしかに鈴置氏は『ハンギョレ新聞』など、文在寅政権に近いメディアの報道や論客の議論を引用していません。

しかし、もしそのことによって、鈴置氏の論考に「穴」が生じていると思うのならば、反論なさる方がご自身で情報源を付けて議論を呼び掛ければ済む話でしょう。

たとえば、文在寅(ぶん・ざいいん)氏が「北朝鮮を油断させて崩壊させるために、わざと親北反米を演じているのだ」、などと主張するならば、ご自身でそのような文章をお書きになり、どこかの雑誌に寄稿するなり、ご自身のブログを立てるなりして主張すれば良い話です。

ちなみに、私だって鈴置氏、あるいはその他の論客の主張に100%同意できないこともありますし、逆に朝日新聞や毎日新聞の記事に対して同意できることもあります。つまり、議論の世界において「100%正しい」、「100%間違っている」というのは考え辛いのです。

私自身、議論するうえで重要なことは、主張している人(評論家、ブログ主、コメント主など)が「この部分には同意できるがこの部分には同意できない」と、理由を付けて説明することでだと思いますし、その主張が正しいかどうかは、読んだ人が判断すれば良いのです。

せっかくだから『正論』評を

ところで、昨日も申し上げたとおり、私はすでに、オフィスには紙媒体のメディアをほとんど置いていません。

その理由は、わざわざ買いに行かなければならない(あるいは宅配してもらわなければならない)ことと、物理的な保管場所に困ること、さらには引用するときに面倒くさいこと、などが挙げられます。

ただ、「鈴置説」だけが目当てだったにせよ、珍しく紙媒体のオピニオン誌を買ってみたので、せっかくですから、2つほど記事を選び論評を行っておきたいと思います。

1つ目は、拓殖大学の荒木和博教授の論考『なぜ、あそこに北朝鮮の漁船がいたのか』(P62~69)です。

あえて私の文責で申し上げるならば、昨年12月20日に発生したとされる、韓国海軍駆逐艦による海自哨戒機に対する火器管制レーダー照射事件の現場では、北朝鮮から脱出した船舶の「拿捕」が行われていたのではないか、とする仮説です。

荒木氏はこの論考の中で、

1つの推測でしかないが、この船に乗っていた人は日本を目指していたのではないか。そして、彼らが日本にたどり着くのをどうしても北朝鮮は阻止したかった。しかし北朝鮮には遠くまで追跡できる船がない。そのため文在寅政権に拿捕を求め(後略)」(P64)

たのではないか、という可能性を指摘されています。

実は、この「荒木説」については、当ウェブサイトでも『日韓の「情報戦」が開戦したなら戦力の逐次投入はタブー』のなかで紹介したことがあるのですが、現時点では単なる仮説の1つに過ぎないとはいえ、非常に説得力がある説明でもあります。

そして、荒木氏は、近年、北朝鮮からの漂着線が激増しているという事実を指摘した上で、『北からの来訪者に備えよ』とする節で、次のように主張します。

今回道南を回って見て痛感したのはともかく家が少なく、あっても空家が多く、途中見かけるのはほとんど高齢者ということだ。もし敵意のある人間が上陸したらどうしようもない(中略)昨年12月20日に日本海のど真ん中で起きた事件はレーダー照射にばかり関心が集まっている。しかし実際にはその陰に隠された北朝鮮木造船の問題は日本国民の安全と密接に関わっている」(P69)

何とも恐ろしい話です。

地道に現場を歩き、「今、なにが起きているのか」について警鐘を発する。

これこそまさにジャーナリストの役割といえるでしょう(※もっとも、私が拝読したところ、荒木氏は「ジャーナリスト」ではなく「大学教授」だそうですが…)。

河野、岩屋両大臣を批判する近視眼

ところで、今回、本稿で紹介している『正論』は保守系のオピニオン誌ですが、「保守系」だからといって、私自身、100%同意できるわけではない、という点も事実です。

このような観点から、もう1つ紹介したいのが、『河野外相と岩屋防衛相の不甲斐なさ 韓国にモノ申さず…』(P76~79)とする記事です。

まことに失礼ながら、この記事に対して同意できる点は、ほとんどありません。

この記事では、とくに岩屋毅防衛相について厳しく批判しており、

事件発生から1か月半以上を経過した段階でもまだ岩屋氏からは『誤解があってはいけないので、どこかの段階できちんと説明しなければいけない』『辛抱強く対応しなければならず、韓国側とどのように協議を進めていくべきかよく考えたい』といった煮え切らない発言が出ている」「発信力もなく、収集力もないというのでは、防衛相がいないも同然である」(P78)

と容赦ありません。

しかし、逆に著者の方にお伺いしたいのですが、岩屋氏が公式の場で、「日韓防衛協力を全面的に停止する」とでも発言すれば満足なのでしょうか?

あくまでも私の理解で恐縮ですが、現在の日韓関係は崩落寸前の橋のようなものです。

橋が崩落する前に、安全に渡り切ってしまわなければならないときには、わざわざ橋の崩落を早めるような行動を取るのではなく、橋の上にいる人たちには冷静を呼び掛け、整然と渡らせるのが鉄則でしょう。

もしこうした理解が正しければ、現在の日本政府の「時間稼ぎ」(『協議申入は日本政府の「時間稼ぎ」?そしてその真の狙いとは』参照)は、橋の上にいる人たちに「さっさと渡り切ってください」、橋を渡ろうとする人には「今から橋に進入するのは危険だ」と呼びかけているようなものではないでしょうか?

いずれにせよ、私は河野氏や岩屋氏を無条件に擁護するつもりはありませんが、「発信力もない」「収拾力もない」などとレッテルを貼るのは「議論」とは呼べません。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

日韓関係に関する私の理解が正しければ、「橋の上にいる人たち」をむやみに刺激したりしないことが大切であり、その意味からは日本政府の対応はある意味で正しいといえます(※あくまでも好意的な解釈でもありますが…)。

ただ、もしこの理解が正しいならば、日本政府の対応はそれだけで良いわけではありません。新たに橋に人や車が進入しないよう、今すぐに交通規制を行うことが必要だからです。

韓国については先月24日に『安全対策基礎データ』の改定が行われているものの、少なくとも外務省の『海外安全ホームページ』上、渡航中止勧告どころか、レベル1(注意喚起)の警告すら出ていない状況にあります。

来月1日は「100回目(?)の三一節」なのだそうですが、現在の日韓関係の状況に照らせば、少なくともこの日に韓国に渡航することについては何らかの警戒情報を出しても良いと思います(※実際にこの日だけが危険だ、というわけでもありませんが…)。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. きゃん より:

    韓国の目に余る行為に対して、私などは感情的になりがちですが、会計士様のサイトをはじめ、広く情報を得る事で中長期的な視点で国益に最も利する選択とは何かを考える契機にさせて頂いております。今後のご執筆にも期待しております。(こちらの読者コメントも毎回楽しみです。)

  2. 匿名 より:

    テーマが次から次へ流れるのが早いね。ま、別に文句はない。しかし、岩屋氏や河野氏への批判は避難のための時間稼ぎ?とは恐れ入る想像力だ。親分への忖度が過ぎるから批判されるんじゃねぇかな。恫喝は米国が既にやってるからな、たぶん。スッキリせんよなぁ、子分の立場は。親分がきつく言っておくからよ、かよ。それよか韓国の対日批判侮蔑のスピードだよ。あれよあれよだろ。あいつら日本が絡むと頭カッカするからさなんて分析でも何でもねぇ。何か焦ってねぇかな、ということ。衛星情報やらデーターリンクやらですべては丸裸にされとるよレーダー照射問題なんかな。韓国は自ら西側から離れて敵側に寝返りだ。そして今じゃ鎮静化したってか?何で?国連パネル、制裁違反、共同通信へのリークと皆が想像していた通りだね。

  3. りちゃ より:

    >> 「親北遠米」に舵を切った

    目的が全く分からない。
    北朝鮮単独だと、アメリカを蹴ってまで仲良くするような国に見えない。
    そうなると、ロシア中国の工作員が韓国で暴れまわって言うという事なのか???

    ただ、韓国のマスコミ見ても(酷い部分はあるが)朝日毎日よりは、まだまともというか、
    無茶苦茶な面は無い事も無いが、『我が国バンザイ』みたいな所はちゃんと持ってるし、
    朝日毎日みたいな、何が何でも安倍が悪い。ポストが赤いのも安倍が悪いとか
    朝日毎日みたいな、韓国の悪い点は絶対報道しないとか、
    ゴミみたいな事を言う事はあるけど、朝日毎日みたいな工作員に乗っ取られているような感じには見えない・・

    文在寅が暴れられるのは次の選挙の2022年まで。
    その3年後までに文在寅がガッツリ親北を作るのか??その時点までで革命が起きるのか??

    それとも2022年以降も親北な人が大統領になる算段が付いているのか・・

  4. Haru より:

    インターネットの普及により紙媒体及びテレビラジオ等の旧メディア全般がオワコン化していくのは仕方がなく、まさしくIT革命の帰結だと思います

    主様始め一般人が情報発信が出来、まとめサイト(清濁混合ですが)等で左右両陣営の論評を
    我々一般人が大手メディアの一方通行の発表に依らずに一つづつ判断、ネット上で議論出来る昨今の状況をありがたく思います

    このような状況においてなお、鈴置さんのコラムに対する反論(?)ブログを読みましたが、
    正直目眩がしました
    同じ事象を検証しようにも見る角度によってここまで見え方が違うのでは議論のスタートラインを設定するのも難儀な事でしょうね

    今回の南朝鮮との問題において、大臣の言動が弱腰との批判がありますが
    (私個人的には更に強硬な言動を求めていますが!)
    あくまでも、国際的法規に従いながら粛々と来るべきゴールに向かっている最中…
    主様や比較的冷静な他ブログ主の主張される様な静かな放置→撤退が日本のとれる最善の道だと思います

    「離韓」へ舵を切ったと思われる(思いたい)日本政府を静かに応援、支えていきましょうよ?

  5. りょうちん より:

    「このはしわたるべからず」と高札が掲げられている橋をポクポクしたあとに、まん中を歩けばいいんですよ!と高笑して、渡ろうとして橋が壊れて川流れになる一休さんというネタを思い出しましたが、元ネタが思い出せない・・・。

    1. 鞍馬天狗 より:

      りょうちんさんへ

      >川流れになる一休さん
      パタリロだと思います

      1. りょうちん より:

        それだ!

        ありがとうございます。

        しかしパタリロまだ連載してるんですね。
        飛んで埼玉が実写化されるし、魔夜峰央は不朽のコンテンツを生み出しますね。

  6. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    『正論3月号』を本日で読み終えそうです(笑)
    しかしこれで840円は安い!お買得!タマには購入も良かったです。

    『韓国許すまじ』特集ページの他、櫻井よしこ氏司会の安倍晋三首相とバイオリニストで拉致問題に取り組む五嶋龍氏の対談、竹田恒泰氏の『父の無実を訴える』とか、モリモリです。

    私が気になったのは拓殖大学 荒木和博教授の『なぜ、あそこに北朝鮮の漁船がいたのか』です。筆者は哨戒機事件の直前、北海道で北の漂着木造船を確認している(偶然とはいえ凄い取材力)。こういう地道な活動をされる方がいないと、北海道や日本海側は北からややこしい連中がフリーで入って来る。

    あ、会計士様ご指摘の大学教授、アノ方はこのメンバーではちょっと浮いてますし、全然評価出来ませんわ。『岩屋防衛相、河野外務大臣の不甲斐なさ』、、え?最後の方にも『アメリカの深層』ってコラムあるけど、何が言いたいのか分かりません。人選ミスだな(笑)。

    話し戻りまして、鈴置氏を批判する方、居るんですね。実際開けて見ましたが支離滅裂(笑)。また他の方で途中から『アベガー アベガー』と書いてる人も。疲れた(失笑)。

    しかし紙媒体はインターネット空間には全然及びません。いずれ無くなるだろなー 。書店はどうするんだろ。専門書に絞るか廃業か(笑)。

    1. 鞍馬天狗 より:

      めがねのおやじさんへ

      内容が同一なら、”紙”の方が読みやすいです
      パネルの性能がモット上がらなければ、紙媒体は残ると思います
      ディスプレイが此れだけ発達していても、映画館は現存しています

      1. りょうちん より:

        若い人にはわからないのですが、コントラスト比や物理的解像度で紙は優れていても、老眼の人間にはまったく意味がないのですよ。
        自分の見やすいレイアウトに調整できるITメディアの恩恵は高齢者にこそです。

        映画館は、圧倒的に音響が優れているのでいくらホームメディア機器が進歩しても生き残れると思います。
        VR映画館とかもやってもましたが画角はどうにかなっても音がしょぼい・・・。

        1. 鞍馬天狗 より:

          りょうちんさん 阿野煮鱒さんへ

          紙媒体も、映画館も嗜好品の一種だと考えれば
          それを好きな人が居る限り、存続するだろうと思います
          単に、”紙が好き”ってだけのことです
          “捨てるカミあれば、拾うカミあり”ってことわざも有りますし

        2. りょうちん より:

          あと似たアナロジーに根強い真空管アンプ人気があります。

          ぶっちゃっけ真空管を通すと、音が鈍る・「劣化」するのですが、それがいいと生き残っています。

      2. 阿野煮鱒 より:

        解像度だけで言うと映画館も4Kですから、家庭用TVと大差ありません。解像度の問題ではないと思います。

        私は映画は映画館で観る派で、せっせと劇場に通いますが、その理由は大画面×大音響の魅力であり、身銭を切って席を買った以上、上映時間中は身柄を拘束されたと同様の束縛感であります。自宅でBlu-rayで映画を見ると、いつでもトイレに行けるわ、途中で新聞を読むわ、散漫な鑑賞態度になってしまいます。

        読書の場合、私はほぼKindleに移行しました。300dpiの解像度は紙と遜色ないと感じていますし、検索性や随時辞書が使える利便性など、電子書籍のメリットが紙をうわ待っていると感じ、自然にそうなりました。

      3. めがねのおやじ より:

        鞍馬天狗様

        コメントありがとうございます。
        斯く言う私も最近までペーパー派です。持ち運び不便というのは理解は出来るんですが、旧世代の為、苦にならん(笑)。

        近年まで出張で幾ら着替えを最小限にしても、単行本は2冊ぐらい入れてました。或いは旅先で購入する。

        でも、ガラケーからスマホ、アイフォンとインターネットが見れるようになって、情報源はそちらに移りました。

        紙媒体の方がメリットがあるのは、例えば新聞ならページ全体が一瞥で分かる。確かにネットでもスマホ用の画面を選択しなければ新聞と同じレイアウトが見れますが、字が小さ過ぎて拡大するのが手間ですね。

        書店は今、大規模店舗でさえ中小を淘汰させても、まだ苦しい。何でもあるというスーパー大型店以外は、専門化しか生き残れないように思います。

        1. 鞍馬天狗 より:

          めがねのおやじさんへ

          紙の感触が好きってのも有りますが、
          パラパラと頁を捲り、読みたい箇所を探る楽しみは
          ディスプレイの利便性に変えられないモノだと思います
          パラパラと頁を捲る快感が有る限り、紙媒体を捨てる気は有りません

  7. カニ太郎 より:

    雑誌 正論3月号の目次だけ見ました。

    すごく、勇ましい言葉が並んでますねぇ~(笑)

    ●大特集 許すまじ!
    ●緊急寄稿 歴史を否定する愚●韓国に反省を促す●作家 石原慎太郎
    ●毅然として制裁を発動せよ●ノンフィクション作家 門田隆将
    ●私が日韓議連を辞めた理由●衆議院議員 城内 実
    ●大韓民国を否定する文在寅 連載特別版●産経新聞編集委員 久保田るり子
    ●日本を仮想敵国とする現実 連載特別版●産経新聞論説委員・政治部編集委員 阿比留瑠比
    ●軍人同士の信頼をふみにじったレーダー照射●金沢工業大学虎ノ門大学院教授 伊藤俊幸
    ●気は確かか? 韓国はアメリカとも決別する●元日本経済新聞記者 鈴置高史
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    これら以外にも、有本香さんや、竹田恒泰さんや、櫻井よしこさん、百田尚樹さん、といった、毎度お馴染みの論客の方々が、見事な論評を載せていらっしゃるようです。

    私も、明日にでも、ぜひ買って読みたいと思っています。

    ただ、私はいつも思うんです・・・なんで、この人たちは韓国プットで儲けようと考えないのかなぁ~と・・・?

    もう、韓国が滅びる事が100%事実のような感じでみんな書いてらっしゃるわけですよね、この方たちは・・・だったら韓国を売れば儲かるんじゃないのかなぁ~。
    それとも、日韓問題で金儲けを考えちゃいけないんですかね。

    私は思うんですよ、この方々は、頭もいい、そして、ファンダメンタルズ分析で、韓国プットの確信を持ったわけですよ。
    そうじゃないと、こんなに自信たっぷりな売り煽りはできませんよね。
    だったらなんでサムスン売らないの?どうして、赤の他人に儲かることを教えるの?
    私にはそこかわからない。

    SBI証券で口座を持てば、ウォン/円FXができるし、IG証券だったらドル/ウォンでポジションが持てる。楽天証券でKODEXサムスンETFの売買もできる。
    ETFなんか、サムスン電子、現代自動車、SKハイニックス、POSCO、LG化学…etc.と殆どの韓国の大企業を網羅してるので、韓国プットには最適じゃないですか。

    それとも、この方たちは、自分だけが儲かるのを潔いとせずに、皆に良い情報を無料で分けてくれてるのでしょうか?

    それとも、やっぱりよく外れるんで、自分じゃベットしないタイプなんでしょうかね。

    大体自信満々の予想を書く人ほど、よく外れるもんなんですよ、今日の京都11Rきさらぎ賞だってそうでした。どの新聞もこのレースは固いと予想してた、しかし、実際は大波乱。
    誰がヴァンドギャルドとアガラスの1番人気,2番人気、両方3着外に飛ぶなんて思いますか?

    先の事は誰もわからない、なのに、さもわかってるかの風に『偉そうに』語ってる人は、注意した方がいい、そんな人は自分の金じゃ張ってませんから(笑)

    これは競馬を長年やって来た私の持論です(笑)

    だから、雑誌、正論3月号も、眉唾ですね、韓国KOSPIは来週上がるんじゃないですか(笑)

    1. 鞍馬天狗 より:

      カニ太郎さんへ

      先物に詳しくないのでお聞きしたいのですが
      どのぐらい、先の期間まで売れるのですか?
      又、幾らぐらいから取引を出来るのでしょうか?
      少額現金ノミ(レバレッジなし)で5年先とか、10年先まで売れるのなら
      是非、韓国売をやってみたい

      10万円単位で5年先物、10年先物、売りが出来るのなら
      ココの住人の大半はやってみたいんじゃないかと思います

      御教授お願い申し上げます

    2. 名無しの より:

      カニ太郎様

      小生、大手化学メーカーから脱サラ後、20年ほど専業トレーダー(法人としてなので経営者≒職業相場師というべきか?)しております。

      プロ目線で言わせて頂きますと、

      カニ太郎> ただ、私はいつも思うんです・・・なんで、この人たちは韓国プットで儲けようと考えないのかなぁ~と・・・?

      それはないと思います。
      韓国は沈み逝く泥舟だとは思いますが、だからと言ってプット・ロング(=売る権利を買う)で儲けられるほど簡単じゃあないかと。

      そもそもアジア通貨危機時にウォンが紙くず同然になったとき、日欧米の国際資本がウォンを買いあさり、
      そのウォンで韓国資本の半分以上の持ち主になりました。
      但し真偽の程はご自身でご確認下さい。
      小生は職業上知り得た情報を公開するつもりはありません。

      そんな事情があり、哀れな事に韓国国内に勤める労働者は国際資本の奴隷に過ぎません。
      ある意味、現代におけるプランテーション農奴のようなものです。

      今のままで安月給でたんまり稼いでくれて、配当だけを国外に持って行かれている国が韓国です。
      こんなおいしい状況を国際資本が簡単に手放すはずはなく、
      一部の日本のジャーナリスト程度の人が簡単に扇動できるほどレベルが低い訳でもありません。

      プロ投資家ってのは、情緒や希望的観測では大事なお金を賭けません。
      国内でちょいと有名ってだけで、ポジショントークで儲けられるほど甘い世界ではないんです。

      1. 鞍馬天狗 より:

        名無しの さんへ

        在韓米国人が、在日米国人の倍以上も逗留しているのは、
        そこら辺のウマミの所為ですかね?
        底生生物には、腐敗物が大人気に成るのと同じ原理かな?

        1. 名無しの より:

          鞍馬天狗様

          うーん、どうでしょうかねぇ・・・

          >底生生物には、腐敗物が大人気に成るのと同じ原理かな?

          結局、韓国がどうのってだけじゃなく、資本主義って経済システムそのものが原理原則なんでしょうね。
          小生の場合はそのことに若いうちに気が付いたので”脱出”しましたが。。。

          日本国内より韓国の方が(国際資本にとっての)奴隷が多いので、
          在韓米国人が多いってのは、まあ、ほぼほぼ確かでしょうけどw

        2. 鞍馬天狗 より:

          名無しの さんへ

          >日本国内より韓国の方が(国際資本にとっての)奴隷が多いので
          有力な理由の一つだと思います

          ご教授有難う御座います

          米国が鶏肋を捨てられるかどうか?
          予断を許せないと思います

        3. 鞍馬天狗 より:

          底生生物とか云うより、わかり易くて適切な言葉が有った

          韓国はハゲタカの餌に丁度いい

      2. りょうちん より:

        日産・ルノーの問題もこのアングルですよね。

        >そんな事情があり、哀れな事に韓国国内に勤める労働者は国際資本の奴隷に過ぎません。
        >ある意味、現代におけるプランテーション農奴のようなものです。

        奴隷の反乱を起こせるだけの気概があったのかもしれませんね。

        1. 名無しの より:

          ある意味、今、韓国で起こっていることは、江戸時代の百姓一揆のようなものなのかもしれませんね。

          しかし日本史における百姓一揆が、日本史を変えた事変になったことはありません。
          世界史における百姓一揆が、世界史を変える事変にはならないかと思います。

          日本でも会社員や公務員を職業として選ぶ方々(≒労働者)はたくさん居ます。
          でもその労働者が世界を変えることはないかと思います。

          リスクを負ってリターンを得るって考え方(≒投資家)の中で誰かが成功者となり世界史を作ってきたし、
          これからもこの原理からそう離れないと思いますよ。

          政治システムとしての民主主義の上では、ときどき一部のプロパガンダ勢力の活躍で一時的にオカシなことになるときはあります。(=今の韓国wとか、大東亜戦争時の日本とか・・・)

          しかし、結論はいつも一つ。

          自身が労働者になることをを選ぶ人間が為政者になることはない。

      3. カニ太郎 より:

        投機の目で韓国を見るのと、政治の目で見るのとでは、まるで景色が変わってきますよね。

        本来なら通貨スワップの回に書くべきだったのかもしれませんが、ちょっと考えてみてください。現在の韓国にとってウォン安は、悪いことなのでしょうか?喜ばしいことなのでしょうか?
        アジア通貨危機の時とはまるで経済規模が違っていますが、当然今でも韓国が外需中心経済だという事はデータでわかってるので、ウォン安が韓国経済にとっては絶対にいいわけです。

        しかし、通貨スワップの話を、ここで皆さんがされるときは、韓国は通貨危機がトラウマで、ウォン安になるとその恐怖がデジャブとなって襲ってくるので、日本に通貨スワップを求めてくると言う意見が多いようです。

        だから、多くの反韓日本人は『誰が助けてやるか!』といって溜飲を下げてるわけですが(笑)
        実は適度な通貨安は現在の韓国経済にとっては喜ばしいことなんですよね。
        何より輸出が伸びる。

        現在韓国はアメリカとのFTAによって為替操作を厳禁されています、つまり本音はウォン安誘導したくてしょうがないわけで、デフォルトまでいかない通貨危機なら逆に喜ぶのではないだろうか。

        そもそもサムスンがこんなに巨大になれたのはソニーや東芝の技術を盗んだのもあるでしょうが、先ずは通貨危機でウォン安になったからでしょう。
        あと各セクターの上位2社に絞って資本を集中投下したからです。
        つまりアジア通貨危機のお陰で、韓国はサムスンほどの巨大先進企業を持つことができたともいえるわけです。
        そんな韓国のデフォルトを、また私たち日本人は願ってもいいのか?
        また輸出力が強化されて、逆に造船など韓国の製造業を生き返らせるだけのことかもしれない。

        だからといって、逆にウォン高が韓国経済を壊滅させるためにはいいのか?
        となると、これもまた微妙である。
        まず、ウォン高で韓国人が大勢旅行で来るのが嫌だ。
        さらに、ウォン高で韓国経済がダメージを受けるのかどうかが実は怪しい。
        韓国企業の多くが過半数以上を欧米資本に持たれている以上、ウォン高が韓国企業株主にとってはむしろ喜ばしいことである可能性だってある。

        実際、去年と今年の1月1日の韓国KOSPIと為替を比べてみると、今年の方がウォン安なのに、株価は安くなっている。

        KOSPI 01/01/2018/2,474
        ドル/ウォン 01/01/2018/1,067
        KOSPI 01/01/2019/2,050
        ドル/ウォン 01/01/2019/1,114

        それより何より、現在の韓国は株も為替も安定してるじゃないか、チャートには、どこにも半島リスクが見えていない。

        逆に我が日本の方だが、もし1997年並みのアジア通貨危機が来たら、はたして日本経済は大丈夫なのだろうか?あのときは北海道拓殖銀行と山一証券が潰れたぐらいですんだが、もうあのときほど日本経済は強くないだろう。

        なぜだか、韓国人をバカにする人たちは、通貨スワップしてやる、などと偉そうに言っているが、本当に大丈夫なのか?と私は言いたくなる。
        まあ韓国に助けてもらうほど落ちぶれちゃいないだろうが、あんまり偉そうにもいってもいられないと思っているのは私だけじゃないだろう。

        あと、日本の反韓コメンテーターが、最近とくに韓国を酷く言っているが、それにしても、ちょっと今のネット世論は、嫌韓に片寄りすぎだとは思わないか?

        Yahooニュースで橋下徹がちょっと韓国に優しいこといっただけで、コメント欄の反応は9:1で橋本批判が占めている。つまり韓国を攻撃する書き込みが圧倒的に多いわけだ。

        しかしながら、経済の世界ではそこまで通貨も株も売られてない、つまり世界と日本の対韓国世論にギャップがあるのだ。

        日本があまりに酷い反韓バイアスに世論が染まっているなら、それはメディア、コメンテーターのせいだろう。見事に洗脳されてるわけだ。

        しかし、世界は9:1に反韓に世論が傾くほど韓国を売っていないのは、先程の為替と株のチャートを見れば明らかだ。効率的市場仮説ではチャートにはすべての事象が瞬時に織り込まれるはずだ。そんな極端な変動は株にも為替にもない。
        つまり、この嫌韓反韓の雰囲気は何かおかしいと思う。

        1. カズ より:

          このサイトでは、(国益=経済発展+安全保障)と示されています。
          ですので、為替に安全保障を絡めてみました。

          (韓国の為替と国益)

          韓国は、在韓米軍駐留経費の負担額で揉めているのですが、
          韓国:1兆ウォンを上回ることはできない
          米国:10億ドルを下回ることはできない
          なので、米韓体制による安全保障の維持のためには、すくなくとも(1ドル=1000ウォン)である必要があります。(でも、これでは価格競争力が損なわれて経済はボロボロですね)

          反対に、デフォルトの危惧からのウォン安で価格競争力が増したとしても米韓同盟は維持されずに、安全保障はボロボロです。
          と、考えれば韓国での経済と安全保障は一致しないことがわかります。

          (選択肢)
          ①安全保障を優先し、経済を放置する
          ②経済を優先し、安全保障を放置する
          ③メンツを捨て、予算の増額に応じる
          ④米韓同盟を捨て、中国の傘下に入る

          おそらく心情的に、いちばん選択したくないのは無難であるはずの③なんだと思います。
          でも、その他の選択肢では、どこに向かっても行先は一つ(地獄の入り口)しか見えません。
          *****

          文大統領は、八方美人を貫いて八方塞がりになりました。早く決断しないと四面楚歌になってしまいそうです。(ん?、四面とは・・。  日・米・中・・・・・と北???)

        2. 鞍馬天狗 より:

          カニ太郎さんへ

          >つまり世界と日本の対韓国世論にギャップ
          カニ太郎さんの御意見に、完全に同意する
          相場の結果は、百の評論より正しい

          何か良く分からないが、日本では知られていない何らかの要因が
          存在しているコトは確かだ

          其のダークマターが、何なのか?

          韓国に奴隷が多いと言うのも、一つの重要な要因だと思うが、
          もっと、何か有る様な気がする

          但し、相場とは、どのぐらいのスパンの評価なのか?
          そこら辺が、素人なので理解出来ない
          5年先、10年先を見るなら、韓国は売りだと思う

  8. spaceman より:

    更新ありがとうございます。

    河野外務相、岩屋防衛相については、安倍政権内でのコンセンサスに則った談話しか発表するはずがないので、彼らを批判しても詮無いことですね。もし、弱腰に見えるのだとしたら、それか政権の意向だというけです。もちろん「弱腰に見える」ことが本当の弱腰を意味しているのかどうかはともかくとして。

    あのおかしな「証拠画像」とやらを出してきて以降、韓国の艦艇が日本の哨戒機に警告するのが常態化しているそうです。

    https://special.sankei.com/a/international/article/20190202/0001.html

    この記事にもあるように、日本が威嚇飛行を繰り返していると世界にアピールし、レーダ照射を相対化しようとする意図が見え見えですが、これは放置しておいてよいこととも思われません。

    1月21日に「最終見解」を発表して以来日本は公式には何も動いていませんが(岩屋さんの公式発言や、山本朋広議員の発言のリークは別として)そこにははたして戦略的意図があるのでしょうか。

    あまり誰も言及しないことですが、私は、岩屋防衛相が1月15日に渡米したとき、レーダ案件についてアメリカ側とどんな話かなされたのかに非常に興味があります。

    どの新聞にもこの件について「岩屋氏がシャナハン国防長官代行にレーダ案件を説明した」としか書いていません。レーダ波の変換音声を公表することについて許可をとったのは、おそらく間違いのないところでしょう。公表自体は、いかなる理由があるにせよ、同盟国に相談せず勝手にやってよいものではないからです。

    しかし、はたしてそれだけなんでしょうか。

    想像ですが、オフレコレベルでは「日本を信じる」という言葉を得ているのではないかと私は思っています。岩屋さんは会談の場で公表前の「最終見解」を見せ、アメリカ側からそれなりのリアクションを得ているのではないかと。

    あの辺りから日本側の発言のトーンが下がりだしていますし、その後、哨戒機への警告通信のような韓国側の茶番劇にも付き合っていません。アメリカが味方になってくれないことが明確になったからという見方もできますが、その逆である可能性もないとはいえません。

    いくらなんでも、日本が一方的に引いているだけとは考えにくいなあと思うのです。

    もう一つ。

    1月28日に、アメリカのハリス駐韓大使が、自ら韓国国防部(と外交部)を突然訪問しています。韓国マスコミはあまりこのことに深入りしていないようですし、日本の産経系は「レーダ問題で釘を刺したのだろう」と憶測しています。
    しかし、その後さっぱり情報が出てきません。

    産経の憶測はちょっと都合よすぎだろうと思うものの、半水面下でアメリカが何らかの動きをしているのであろうことは間違いないと考えます。この辺り、日米が韓国を今後どう処遇していくのかという問題や、迫る米朝会談への準備、「極東アジア観」とでもいうべきものに対するトランプと議会の間の齟齬など、様々なネジレが絡んでいるのでしょう。

    国際政治学的なテーマとしては非常に面白い。
    まあでも、日本にとって都合の良いことばかり考えるのはほどほどにしておくべきでしょうね。

  9. 鞍馬天狗 より:

    民主主義と科学は、裏と表の関係なんじゃないかと思う
    科学が発達しないと民主主義は発達しないし
    逆も真なりだと思う
    曽我綾子氏によると電気が無いと民主主義は難しいらしい

    科学の定義の一つに、”反証可能性”と云うのが有る
    ツッコミが出来ない事象は”科学”じゃないって噺だ

    民主主義にもツッコミが必要だと思う

    “お笑い””科学””民主主義”は、通じる処が有るんじゃないかな?

    池田淸彦氏によると科学も、宗教の一種だそうだけど

    1. 名無しの より:

      鞍馬天狗様

      もう一つ、経済システムとしての資本主義と別の政治システムとしての民主主義の観点からコメントさせて頂きます。

      >民主主義と科学は、裏と表の関係なんじゃないかと思う
      >科学が発達しないと民主主義は発達しないし
      >逆も真なりだと思う

      それを仰るなら宗教と科学はほぼほぼ同一のもので、そこが前提。

      一方、民主主義とは資本家も労働者も一人一票の多数決で決めるって政治システムなので、
      宗教と科学を同一視している低知能労働者も政治参加できるってシステムなんだと思いますよ。

      400年ほど前までは、「地球は動かずに天が回ってる」ってのが「科学」でした。
      なぜなら大衆がそれを信じていたから。
      つまり、科学ってある種の宗教であり、”皆が信じるからそれが真実”って理屈なんですね。
      そして為政者はその真実(=宗教)を利用して統治してきたわけです。
      (=ある意味、人類は昔から民主主義だったのかもwww)

      今では「地球が回っているから天が回っているように見える」ってのが「科学」になってるのでしょう?

      本件と同じような絶望的な勘違いを民主主義の名の元に正当化しようとしているのが文大統領であり、
      同調化圧力に屈してしまった箋民が韓国民の多数が選んでしまった結果なのでしょう。
      (その意味では日本人も大差ないかもしれませんが。。。)

      1. 鞍馬天狗 より:

        名無しのさんへ

        “科学も宗教の一種だ”とは、多くの科学者もが言ってますね

        科学と宗教(一部)との一番の違いは、
        “ツッコミを入れられるか”どうかだと云う定義が有ります
        “神なんか居る訳がねぇ”とツッコミを入れても、
        異端者として処刑されないのが科学、処刑されるのが宗教
        って定義です

        “反証可能性”と言います
        日本だと、異端審問とかの歴史が無いので分かりづらいかも知れません

        儒教とハゲタカの相性が良いんでだと思います
        その意味では中国も美味しいんでしょうね
        “民主主義”と”資本主義”は相性が悪いのかも?

        1. 名無しの より:

          鞍馬天狗様

          面白い議論ですね。
          “反証可能性”ってのはまさに科学と宗教を分けるポイントだ思っています。

          鞍馬天狗様> “神なんか居る訳がねぇ”とツッコミを入れても、
          鞍馬天狗様>異端者として処刑されないのが科学、処刑されるのが宗教
          鞍馬天狗様>って定義です

          そこはそうでもないかもしれませんね。
          今の韓国でも、どんな証拠を突きつけられても処刑されないから文大統領は現職です。
          パククネさんは、偽りの証拠であっても処刑されてます。

          “反証可能性”なんてな議論は本当の科学の世界では当たり前(小生、実は自然科学出身でして・・・)ですが、
          民主主義って政治システムの基では下の下です。

          ポピュリズムが正義を作るってのが民主主義という政治システムであり、ある種の宗教。

          “反証可能性”をどこまでも追及するって姿勢が本来の科学であり、やっぱりある種の宗教。

          そして三つ巴で混乱した理屈を解けない人々が労働者になり、解った人が不労所得を得続ける。

          そりゃあ、、、
          仕方ないでしょう。

  10. かっこ より:

    更新ありがとうございます。

    感覚的に、橋の上にいる人は絶対にいなくならないと思っています。
    個人的には、橋の上からは一人もいなくなって欲しいと思っていますが、橋の上に誰もいないという状況自体が非現実的な世の中に、韓国寄りのマスコミ等によって何十年もかけて作りあげられてしまっているのだという認識です。

    制裁が出来ない理由も、単純に韓国からは何も買わないかっこようにしよう()
    台湾と比較すると一目瞭然ですが、国交がなくなったとしても、民間の経済行為「」

    1. 匿名 より:

      ごめんなさい、途中で送信してしまいました。。。

    2. 匿名 より:

      すみません、続き?です。

      制裁が出来ない理由も、韓国から買わない事「韓国に利益を与えない事」のインパクトは弱くて、韓国に売らない事「日本の利益が喪失する」を実行すると民間の企業に政府として損失を補填しなければならない、という構造的な理由によるものが大きいような気がしています。

      個人的には、政府間ではなく、日韓の民間の交流が自然に離れていく状況こそが、望むべき状況であると考えています。

  11. 鞍馬天狗 より:

    名無しのさんへ

    現役の政府に”ツッコミ”を入れられない国は、
    “民主主義”とは言えないと思います

    文大統領が一種のオカミの役回りに成っていて
    オカミに”ツッコミ”を入れられないのは、
    制度としては”民主主義国家”で有っても、民主主義だとは
    言えないんじゃ無いでしょうか?

    正義とは、目的と手段と方法が正しいコトだと思います
    “正義”は、人間には手に負えないシロモノだと思ってます
    人間に出来るのは”正義の味方”迄ではないでしょうか?

    1. 名無しの より:

      鞍馬天狗様

      ある意味、貴説に賛同します。
      特に、

      鞍馬天狗様> 現役の政府に”ツッコミ”を入れられない国は、
      鞍馬天狗様> “民主主義”とは言えないと思います

      その通りと思います。

      しかしながら、“民主主義”の前提が”知能を持つ人間たちの多数決”であるところが問題の本質と述べさせていただいております。

      小生は政治システムとしての“民主主義”が万能だとは思っておりませんし、
      現実として“民主主義”標榜国は貧富の差が広がり続けております。

      政治システムとしての“民主主義”は、
      経済システムとしての”資本主義”と、
      とても相性の良いものだと考えております。

      だから(勝ち組の)世界に広まった。
      しかしそれは万能ではない。

      (勝ち組の日米欧の)世界では(特に韓国など負け組連は)、その相性の良い”資本主義”と“民主主義”を上手く使って不労所得を得続けている。
      それに対し20世紀のほぼ百年近くを使って、マルクスレーニン主義のような社会主義や共産主義が勝負を挑んだが、
      やっぱり駄目だった。

      しかしその亡霊を使って為政者を続けようとしているのが、特ア三国なんじゃあないのでしょう?

      どうやってもダメなものを、また何度も持ち出すって手法は「モリトモ国会」と同じじゃない?

      それに投票しちまう馬鹿どもにも選挙権を与えているのが民主主義(≒普通選挙法)。

      そこに一石を投じているのが新宿会計士様であり、
      大事な一票をプロパガンダに毒されないよう警鐘を鳴らし続けてるんじゃないでしょうか。

      でも、小生=プロ資本家としては実際は(会計士様の論説は)徒労かと思ってます。
      そんな事で上手く世の中を変えられるなら、小生は何十年も不労所得を得続けられていません。

      どうやっても無能者は無能者であって、その無能者に選挙権を与えているからこそ、
      小生は不労所得で食い続けられる。

      労働者はハゲタカのエサにすぎないし、韓国民の有能者はとっくに国外脱出してます。
      日本国内でもとっくに労働者から脱出してます。
      (新宿会計士様のプロフィールから、意味、解りませんか?w)

      1. 鞍馬天狗 より:

        名無しのさんへ

        貴殿の御説は、正しいと思います
        但し、”現行の社会構造では”です

        AIの進捗は目覚ましいモノが有り
        搾取と奴隷のギリシャ・ローマ、秦の始皇帝、から変わらない構造を
        続けるコトは難しくなると思っています

        AIを奴隷として隷属させようとすれば、AIに滅ぼされるでしょう
        AIと知性で共存するのが人類存続の道だと思っています

        人類が知性を尊重する限り、AIも又、人類の保存を望むモノと信じます

        1. 名無しの より:

          鞍馬天狗様

          人の本質はそんなに簡単に変えられ無いと思いますよ。
          実はね、小生は選挙の度に新宿会計士様の意志に反する投票行動をしております。

          「小生は、比例区ではいつも”日本共産党”に投票してます。」

          今までの議論からして、なぜかって思うでしょう?
          それは民主主義だからです。

          経済システムとしての資本主義を維持するためには、
          一定量の馬鹿どもの反対票が必要だと考えているからです。
          (けっして政権を取ることはありません)

          そして政治システムとして民主主義がある限り、資本主義経済システムは維持されます。
          だから小生は(恐らく子孫未来永劫)、不労所得を得続けられる。

          何度も述べさせて頂いている通り、小生は民主主義・政治システムこそが不完全なシステムだと考えます。しかし今そうなっていることこそが結局、自身と自身の家族を富裕層として支えてくれてます。(=これこそが現状にところでの、自身のシステムの最適化)

          だからこそ利己主義的な投票行動をしています。
          それを批難される方はどうぞお好きに罵倒して下さい。

          今の韓国ではこれと同じことが起こっているのではないでしょうか?

          但し(韓国内の)資本家はほぼ海外です。
          韓国民の無能者は労働者として搾取されまくってます。
          一方、半島人でも有能者は(投資家・労働者に限らず)既に国外脱出してます。

          よって国内に残った馬鹿ども=在韓国民はほぼ無能者のみなので、
          その投票鼓動はほぼほぼポピュリズム一色になります。
          そして民主主義と(国際)資本主義を両立し続ける限り彼らは(ある意味)奴隷から脱出できません。

          それが民族的ものなのか、たまたまなのか、あるいは持って生まれた性癖なのか、
          はたまた最近生まれた社会学的な論説で説明できるものなのかは、
          小生がごときの稚拙な論者にはわかりようもありませんが、、、残念ですねぇ

          救いようがありません。

          民族自決、
          イイじゃあ、ありまあせんか。

        2. 鞍馬天狗 より:

          名無しのさんへ

          民主主義と、資本主義経済システムは別個のモノだと思ってます

          個々人の利己主義的行動は、当然、有って然るべきでしょう
          個人の自己利益の追求は、肯定すべき行為です
          その点に、異論は有りません

        3. ラスタ より:

          国家体制やAIがものごとを限定するとしても、国やAIは人間ではありません。

          私は、人間であることの最も重要な本質は、自分で考え、自分で判断し、自分が行動することにあると思っています。
          だから、民主主義だろうと資本主義だろうと共産主義だろうと、その原則を否定抑圧するのであればその国は国民を人間として扱っていない。そしてどんな国に生きていようとも自分で考え判断し行動しないなら人間として生きていないと思います。
          現実的にそれができない状況であっても、その意思を持つことを諦めるべきではない。諦めてしまえば国民は自ら支配者に都合が良い存在となって隷属化し、その国は我らの国家という単一の巨大な幻想に収斂硬直し、国民も国家も思考力を失えば、やがては時代趨勢に対応できずに衰退してしまうでしょう。

          右も左も関係ない。価値観や主義主張は人それぞれあるでしょう。どれが絶対的に正しいなんてことは有り得ない。結果的にどれが正しかったか、いまは誰も知らないんだから。
          だからそれぞれが自分の頭で考え、考えたことを自由に議論すること。できること。それこそが人間の基本であり、その人間が社会や国を作っていくものであると考えます。

          いま周囲を見回してみると、それを許さない国家が日本の隣にいまだにいくつも存在することには改めて驚きを感じます。
          日本が激動の時代に向き合って学習しただけで、意外と周辺世界は変わっていないのかもしれませんね。
          時代がぐるっと一周してまた元に戻っただけと思えば、いまの韓国の状況もさもありなん。また繰り返すのか、今度は目覚めるのか。
          ひとつ違うのは、今度は日本は助けないだろうということ。

  12. 鞍馬天狗 より:

    人間は”絶対”の存在にはなれないと思います
    人間がなれるのは、
    “正義の味方”と”悪魔の手先”まで、だと思います

  13. あにまる豚 より:

    毎々の執筆、ありがとうござます。

    個人的には渡航延期勧告が出ていても良いのではないかと思うのですが、
    こんな記事が夕刊フジに出ていました。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190202-00000010-ykf-soci

    日本政府が「戦略的制裁」に乗り出すのだそうです。
    夕刊フジ以外に報道しているのを見聞きしていないので、慎重にならざるを得ないのですが、韓国に与えている「特例」を順次、取り消していくと書かれています。
    (特例が何を意味するのか定かではありませんが、「経産省と国交省など」と書かれていましたから、輸出入には関わってくるのだと思います。国交省はレンタカーなどの関係ですかね?法務省が含まれるのかが気になります)
    今、この報道が出てくるということは、新宿会計士様が言われている通り、4月中旬には何らかの動きがあるのかもしれません。
    あ、地方選も4月でしたね。

    米朝会談に併せて、米中会談も同じ場所で行う様な記事が出ています。
    https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190203-00411215-fnn-int
    何かキナ臭く感じるのは私だけでしょうか。

    最近、以前と比べて、フジ系列が半島関連のニュースもきちんと報道する様になってきて、局内で何か変化があったのか、気にもなっています。
    失礼いたしました。

    1. R より:

      今年は、日本も、参議院の選挙があるので、その前に、自民党が、韓国対策をすると予想します。

      何もしないと、旧民主党(=鳩山、菅)と同じと批判されると思いますので。

      あにまるさんが言及なさっている
      「国土交通省所管の法令」ですが、港湾法ではないでしょうか。

      下記のようなニュースも出ていますので。
      https://www.sankei.com/affairs/news/180322/afr1803220006-n1.html

      港湾法で、寄港した港を報告させないと、北朝鮮に寄港したかどうかも分かりません。

      瀬取を助ける韓国船の寄港を認めないということだと思います。

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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