月間180万PVの御礼 ウェブ評論の可能性に賭けたい
早いもので、本日で1月もお終いです。昨日の時点で当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』の月間ページビュー(PV)数が180万件弱に達しました。読者の皆さまには深く御礼申し上げたいのですが、ただ、これだけたくさんのPV数を頂いた理由は、当ウェブサイトの見識が優れているからではないと思います。それはさておき、本稿では「ウェブ評論で生活が成り立つほど稼げるようになれば、新聞社はどうなるか」について考察してみたいと思います。
目次
月末の現状報告
月間PV数が200万件近くに?
早いもので、本日で1月もお終いです。
私の感覚だと、新年を迎えたのがつい先日だった気がしていたのですが、あっという間に1月が終わってしまったということに、軽い衝撃を受けています。
ところで、今月を通じた当ウェブサイトへの月間アクセス数は、ページビュー(PV)ベースで前月の114万件からさらに増大し、なんと、180万件に達しようとしています。こんなサイトでも読んで下さる皆さまには、心の底からの感謝しかありません。本当にありがとうございます。
PVが伸びた要因として無視できないのは、今月、旧『日経ビジネスオンライン』(現『日経ビジネス電子版』)に連載されていた大人気シリーズ『早読み深読み朝鮮半島』の最終回『韓国はレミングの群れだ』で、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』を紹介して頂いた、という点です。
韓国はレミングの群れだ(2019/01/08付 日経ビジネスオンラインより)
なお、著者の鈴置高史先生は、「韓国観察者」としてだけでなく、ジャーナリストとして、本当の意味での優れた見識をお持ちです。このため、連載が終わってしまったことは、返す返すも非常に残念です。無理のない形でも結構なので、他メディア等で継続的に拝読したいと感じているのは、私だけではないでしょう。
ただ、私の考えですが、ここまでのアクセスを頂くようになったことは嬉しいのですが、べつに当ウェブサイトを通じて展開している私自身の見識なり、議論なりが優れているとは思いません。むしろ、当ウェブサイトの存在意義は、人々がニュースを読んで感じる「もやもや」を「ぶつける場」にあると思うのです。
何より、当ウェブサイトにおける議論は「鈴置説」と比べるとまだまだ読みが浅いですし、また、私自身、偉そうに「政治経済を議論する」と言っておきながら、最近になって、本当にさまざまな知識が不足していると痛感するようになってしまいました。
コメントが大切なわけ
そんな私自身の知識不足、見識不足を補って余りあるのが、当ウェブサイトの読者コメント欄に、さまざまな読者の方からお寄せいただいているコメントです。これらのコメントのおかげで、当ウェブサイトの議論に一気に深みが出ているのです。
また、ときどきメールで、「自分には文章力や知識がないのでコメントをする資格はない」といったメッセージを頂くこともあるのですが、そんなことはありません。大切なことは、当ウェブサイトの記事について、むしろ主観的な分析なり、感想なりを寄せて頂くことにあるからです。
学生、会社員、公務員、自営業、主夫・主婦、退職者など、社会のさまざまな人々が、ご自身の立場をもとに、「この記事を読んでこう思った」、「ふとこんなことを考えた」、などと自由にコメントを打ち込んで下さることで、議論は深く有意義なものになっていくのです。
さらに、当ウェブサイトに記事を投稿しているのは、現在のところ私1人ですが、私自身の主張に対して「それはおかしいだろう!」といった観点から批判をしていただくことも、まったく問題ありません。将来的には、記事本文ではなく読者コメント欄の方が、はるかに多くの支持を集める、とういこともあるはずです。
その意味で、当ウェブサイトの「主役」は、私ではなく、むしろ読者の皆さまなのです。
ちなみに、当ウェブサイトのコメント欄が使い辛いということであれば、ご自身でブログなどを立ち上げ、当ウェブサイトを批判していただいても構いません。また、その場合は、当ウェブサイトに宣伝目的でURLを貼っていただいても構いません。
この「双方向性」こそが、マスコミ、つまり新聞・テレビを中心としたオールドメディアとの最大の違いであり、将来的な言論プラットフォームはさまざまなウェブサイトが緩やかに連携するような形になっていくのではないかと思います。
ウェブ評論サイトのビジネスモデル
ただ、私自身が当ウェブサイトを運営していて、悩みがないわけではありません。
私が当ウェブサイトを運営している最大の目的は「読んで下さる方の知的好奇心を刺激すること」にありますが、それ以外にももう1つ、隠れた目的があります。それは、「ウェブ評論だけでも生活が成り立つためには、何が必要か」を実証し、探究することです。
当ウェブサイトの場合は、読者の皆さまが記事を読むに当たって課金していませんし、「有料会員限定記事」というものも設けていません。
その理由は、当ウェブサイトの記事を「カネを払ってまでも読む価値がある」とは私自身が考えていないからでもありますが、事実上、個人で運営しているウェブサイトでもあるため、課金するウェブ技術がないからでもあります。必然的に、収入は広告を貼って稼ぐしかありません。
前述のとおり、最近、当ウェブサイトには毎月100万件を超えるPVを頂いているのですが、その割に稼いでいる広告料売上高は微々たるものです。実額については申し上げられませんが、当ウェブサイトだけでは「生活が成り立たつほどの収入」ではありません。
ただ、私自身は当ウェブサイトとは別に本業を持っていますし、当ウェブサイトの場合、レンタルサーバ代やドメイン取得手数料などの経費さえ稼げれば良しとしているため、この状態でもまったく困りません。
(※余談ですが、当ウェブサイトは「広告収入でボロ儲けすること」を目的としていません。どこかのまとめサイト、アンテナサイトにありがちな、「目的の記事を読もうとしたら強引に広告が表示され、誤クリックを誘発する」といった悪質な広告システムを使うつもりはありません。)
しかし、私自身はそれで良いかもしれませんが、もっと多くの社会人の皆さんに私のような「社会人ウェブ評論家」としてウェブ評論の世界に参入して頂くためには、やはり、「ウェブ評論だけでもきちんと生活が成り立つ程度には儲かる仕組み」が必須です。
「どうやって生活するか」
ウェブ評論、商業出版モデルの悩み
ところで、「文章を書くことで儲ける」ためには、大きく①商業出版モデル、②テレビモデル、③新聞モデル、という3つのモデルがあります。
このうち「①商業出版モデル」とは、自分自身で書籍を執筆して単行本として出版し、その印税収入で儲ける、という発想ですが、このモデルは紙媒体だと、ほとんどの場合、まず儲かりません。
私自身の経験で申し上げれば、今までの人生のなかで、共著を含めて8冊の書籍を出版しましたが、どれも書籍執筆にかかる時間と労力に比べて印税収入は微々たるものでした。
もちろん、ベストセラー作家などになり、1冊1000円の書籍を100万冊売れば、印税10%とすれば、収入は1億円です。しかし、私自身、いままで関わった8冊のうち、出版部数が1万部近くに達したのは2冊だけであり、他の6冊は1000~2000部でお終いでした。
つまり、紙媒体での出版は、とうてい儲かるビジネスモデルではないのです。「普通の社会人が気軽に商業出版する」というのもかなりハードルが高い話ですし、出版にこぎつけたとしても、ほとんどの場合、得られる印税収入は生活が成り立つ水準ではありません。
ところが、これがウェブ媒体の場合だと、生活が成り立つ可能性が出てきます。気軽に課金できるシステムが開発され、普及していけば、「1記事2円」、あるいは「気に入った人は記事の著者に好きな金額を寄付をする」、といった形での課金も可能になるかもしれません(※1記事2円には根拠がありますが、後述します)。
「1PVあたり2円」と仮定すれば、月間10万PVもあれば売上高が20万円であり、また、当ウェブサイトのように月間100万PVのサイトだと、200万円(!)というベラボーな売上が得られる計算です。あまりにぶっ飛んでいるので、思わず苦笑が出てしまいますね(笑)。
現状ではテレビモデルしかないが…
次に、「②テレビモデル」とは、民放テレビ局のように、視聴者は無料で番組を視聴することができ、放送局側はスポンサーや広告代理店から広告料を受け取る、というシステムです。
個人がテレビ局を開業して広告代理店と契約するというのは非現実的な話ですが、これがウェブ評論の場合だと、グーグル・アドセンスやアマゾン・アフィリエイトなどのシステムを使えば、とても簡単に広告配信をすることができてしまいます。
その意味で、当ウェブサイトの場合は現在のところ、読者の皆さまからおカネを頂いていませんので、「①商業出版モデル」ではなく、「②テレビモデル」だという言い方ができます。
ただ、課金システムが開発されれば、将来的に当ウェブサイトも「①商業出版モデル」への転換が可能になりますし、場合によっては、「③新聞モデル」、つまり①と②のハイブリッド型のビジネスモデルも可能になるかもしれません。
私が考えているウェブサイトは、
- 基本的にウェブ広告配信システムを使うことで、広告のPVやクリック等に応じて収入が得られるようにする(ただし強引な誤クリックを誘発する広告システムは使わない)。
- ただし、記事の末尾に「気に入った人は寄付」というボタンを設置し、記事を気に入ってくれた人からの寄付(いわゆる「投げ銭」)機能を実装する。
といった形ですが、場合によっては「広告を一切貼らず、その代わり、1記事あたり数円を支払うことで記事を読むことができる」、という形態も良いかもしれません。
記事あたり1~2円が妥当?
ところで、ときどき私の会社に「見本紙」と称するゴミが投函されることがあるのですが(『毎日新聞さん、ゴミを不法投棄しないでくれますか?』参照)、大手全国紙の場合、朝刊のページ数が40ページだったり、36ページだったりするそうです(要するに4の倍数、ということ)。
この36ページの中に、政治面あり、国際面あり、経済面あり、社会面あり、読者投稿面あり、全面広告あり、という具合に、さまざまなジャンルの情報が詰め込まれています。
ITメディアの調査によると、日経朝刊の場合、1部あたりで最大約50万字の情報が入るのだそうですが(※36ページを前提としており、現実には写真や太見出しなどを考慮すれば文字数はもっと減ります)、1ヵ月分、つまり約1500万文字で購読料が月額税込み4000円(※)です。
(※といっても、この購読料は夕刊のない地域の場合だそうです。)
ということは、1円で読める文字数は3750文字、ということです。
単純に文字数だけで議論するなら、当ウェブサイトの場合、1記事あたりの平均文字数は、長い記事で6000~7000文字、短い記事で2000~4000文字程度です。よって、「日経基準」だと、1記事あたり1~2円で売れる、という言い方をしても良いかもしれません(これが先ほどの「1PV2円」の根拠です)。
ただ、新聞を読む人にとっても、「社会面、政治面、経済面、企業面、株価面、金利面」などのすべてを必要としているわけではないでしょう。私のように、「仕事がら、金融ニュースと会計ニュースだけ読んでいれば良い」、という人間もいるはずです。
そう考えていけば、日経などの新聞にまとまって掲載されている記事について、それぞれの記事の書き手が独立開業し、1記事あたり1PV1~2円で売却すれば、月間30~50万PVもあれば十分に生活が成り立つ、ということでもあります。
ということは、こうした「ウェブサイト課金」の仕組みを使うことで、記事の書き手が新聞社から独立しても生活が成り立つ(あるいは最初から新聞社と無関係な人気コラムニストが出現する)、という可能性が出てくるのです。
ウェブ言論主義
この手のサイト、爆発的に増えるべき
もっとも、現状では、ウェブ評論だけで生活していくことは難しく、当ウェブサイトの場合も、仮に私が本業を持っていなかったとしたら、私自身の生活が成り立つだけの収入は得られません(※ちなみに、「新宿会計士の生活を助けるため」などと言いながら、興味のない広告をわざとクリックする必要はありません)。
ただ、将来的に「ミニ評論サイト」であってもサイト主の生活が成り立つ程度の売上が発生するような課金システムが開発され、普及していけば、この手のウェブ評論サイトが爆発的に増える可能性もあります。
先日の『新聞衰退は自業自得 これからはウェブ言論繚乱の時代だ』とも重なるのですが、新聞の場合はこれまで全国紙の数が非常に限られていて、しかも「記者クラブ制度」などの特権に守られていたため、新聞社同士の健全な競争が働き辛い状況にありました。
しかし、新聞社の存在を前提としないウェブ評論サイトが乱立し、爆発的に増え始めれば、なかには新聞の解説記事や社説などのクオリティを凌駕するウェブ評論サイトが出現するかもしれません。
また、こうしたウェブ評論サイトが乱立していけば、新着記事を一覧にして表示する「ウェブ評論サイトを紹介する『まとめサイト』」のようなものが出現するかもしれませんし、そうなれば、朝起きて一番に新聞を読むのではなく、「ウェブ評論の紹介まとめサイト」にアクセスするのが人々の日課になるかもしれません。
このように考えていくと、ウェブ評論の世界には無限の可能性が広がっているのです。
「ATM」の苦境は当然
ところで、産経新聞などを除く大手新聞や地方紙は、政権批判をすることが「新聞の役割」だと勘違いしているふしがあります。
もちろん、言論の自由と健全なジャーナリズムに基づく政権批判は民主主義社会において必要不可欠なものですが、「もりかけ問題」のように、あきらかに事実関係を歪めた報道を行うことは、「健全なジャーナリズム」ではありません。単なる「報道テロ」であり、「クーデター」です。
インターネット上でアクセス数が多いウェブサイトを眺めていると、当ウェブサイトも含め、たいていの場合は、「政権支持」あるいは「どちらかというと政権支持」というスタンスに立っています。こうした状況を見て、「ATM」(朝日、東京、毎日)や地方紙などは、
「ネトウヨ」
という言葉を好むようですが、こうした「ネトウヨ」というレッテルを貼ってしまうと、インターネット上で愛国的、保守的な論調のウェブサイトが増えている本当の理由が見えなくなります。
当ウェブサイトの場合で申し上げるならば、「客観的事実と主観的意見を混同せず、冷静に考察していけば、結果的に現在の政権の政策に支持できるものが多い」と述べているだけの話です(実際、私はときどき安倍政権や産経新聞などを批判することもあります)。
これに対してATMの部数が落ちている本当の理由は、「新聞の役割は政権批判にある」という決めつけが高じて、「結論ありき」で思考が硬直化しているためではないでしょうか?
いずれにせよ、今後、ウェブ評論サイトの数は、増えることはあっても減ることはありません。そして、ATMを含めた新聞各紙は、これらのウェブ評論サイトとの容赦ない競争に晒されていくことでしょう。
私の主観ですが、ウェブ評論サイトと互角に戦っていける大手新聞社は産経新聞くらいであり(※)、その他のメディアは、現在の経営を続ける限り、日経、読売も含めて紙媒体の部数の激減などの苦境に陥っていくでしょう(※といっても、私はべつに産経新聞を無条件にほめるつもりもありませんが…)。
この予言が当たるかどうかについては、是非、読者の皆さまも考察してみていただきたいと思います。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
朝鮮景気でなによりです。売れるに乗じて「撃ちてし止まぬ」と書き、有卦に入ってた朝日新聞というものもかつてはありました。何はともあれおめでとうございます。
新聞報道にも、評論サイトの「ネタの宝箱」としての存在意義があります。
それに、おじいちゃんおばあちゃんやネット環境がない世帯の方にとっては貴重な情報源なんです。
見本紙も、余った食用油を吸い取らせたり、キャンプファイヤーや、お風呂(五右衛門風呂)の焚き付けにも便利なんですよね。(非常時には、毛布の間に挟み込むと、優れた保温効果が期待できます)
*****
新聞で気になってるのは、共同通信社の影響力です。地方紙の社説なんかは、その配信記事の内容がそのまんまだったりするので、少しでも執筆者の主観による偏向が入ってると、地方のおじいちゃんおばあちゃんは、コロッと影響されちゃうんですよね。
月間180万PV達成おめでとうございます。
今月は多分半分が朝鮮絡みではないでしょうか。読者の興味のある話題ですから、偏っても仕方ないですね。2月も同じ傾向になると思います(笑)。無理せず発信をお願いします。
まさに鈴置氏の紹介でこちらのサイトを拝読させて頂くようになりました。初コメです。日本のマスコミの報道がどういう基準でされているのか、疑問に思うことが多く、常日頃、ウェブサイトをあちこち覗いている次第です。速報、韓国の国連制裁違反という記事が流れ、詳報が読みたくて検索したら、1月23日付けでロイター、その他で報道済(NYタイムズ、Wポストには不掲載でした)。349トン余りの石油製品を国連に知らせることなく北に送り、23日の記事では、韓国は質問に一切答えていないそうで。それを7日もたって速報とは。他のサイトでもテレ朝とごく一部だけの報道、一体どうなっているのかという趣旨の記事がありました。本当に日本のマスコミだけでは何も分かりません。ロシアがウクライナ艦船を拿捕した際、第三次大戦はクリミア半島からかとドキリとしたのですが、今回のレーダー事件等、朝鮮半島と中露と日本を巡る情勢、現在の米中の状況などもあり、第三次大戦、起こるとすれば朝鮮半島からかも?それも近い将来?こんな事態にも関わらず、実は私はドイツ在住、ドイツでは、日韓の確執等は全く報道されておりません。昨日のNYタイムズなぞは亡くなった自称慰安婦さんの死亡記事を大きく載せている始末。日本のマスコミだけでなく、どこもダメとは言いませんが、ウェブサイトで自身で色々な情報を得ることが出来るようになったというのは本当に有難いことです。新宿会計士様のような記事を読ませて頂けるのは幸いです。これからもどうぞご健筆を奮って下さいませ。そして会計士様とご家族のご健康とご多幸をお祈りいたします
追伸。昨夏、チベット旅行をしました。どんなことがあっても、絶対に母国日本があんな風になって欲しくないと心から念じました。自由にウェブサイトを見れる、これがどれほど素晴らしいことか、涙が出そうです。ちなみに私は父が在日韓国人、母が日本人です。私の出生時は日本の国籍法は父系優先だったため、父母は婚姻届けを出さずに私は婚外子として母の国籍、日本国籍を取りました。その後、1965年の日韓条約後に婚姻届提出、私、妹、弟は父母との間の嫡出子に格上げ?されたのでした。会計士様もいわゆるハーフ、複雑な思いもあったかと思います。でも私も、日本国籍を取らせ、日本人として育ててくれた父母に感謝、迷うことなく、私は日本人ですと、以前住んでいたアメリカでも、現在のドイツでも胸を張っています。大和は国のまほろば。たたなずく青垣、山ごもれる大和しうるわし。
>昨日のNYタイムズなぞは亡くなった自称慰安婦さんの死亡記事を大きく載せている始末。
この告別式を日本大使館前で行ったというのですから、死体になってまで、どこまで自称慰安婦の老人を酷使するのか。
もしかしなくても就業時よりヒドイ扱いじゃ無いのかと思いましたw
そういう話を聞くと 、当時の日本人女性の事を思い出します。
水子の譜(うた)―ドキュメント引揚孤児と女たち
忘却の引揚げ史《泉靖一と二日市保養所》
福岡療養所や二日市保養所、中原療養所
当時、違法な中絶手術をなぜしなければいけなかったのかを考えると、胸が痛みます。
180万PVおめでとうございます。本日の記事、面白かったです。私の世代は、太平の世を謳歌した世代ですが、大きく時代が変わり、国際関係、国内経済などの現実が厳しくなっていることをひしひし感じます。特に、防衛ラインは、韓半島や台湾の帰趨を含めてリアルに考え、投票行動に結びつけ、次世代に禍根を残さないようにしないとならないと考えるようになりました。さて、この数日だけでも、韓国関連はかなり動きがあり、驚いています。国内外から、現政権への不信感が形を成したアクションにつながりはじめているようにも見えます—大統領の娘夫婦の、大統領から贈与された不動産処分と東南アジア移住。腹心の部下である知事が世論操作で実刑判決。大統領夫人の親友である女性議員が「日帝」文化財指定前に25箇所の不動産買いあさりで離党、検察の捜査開始。安保理、韓国の北への制裁違反指摘。さらに米国が北朝鮮に核関連ノルマ達成ごとに日韓含むサイフから報酬金提案も(中央日報)。反日非米対応、国内経済対策の悪手を除いてもこれだけ出てきています。さらなるご活躍と評論を期待しています。実は、三一から天皇退即位まで、日本国内は大丈夫なのかも心配しています。
当方も鈴置氏の紹介で貴ブログを読み始めました。
たいていの記事は読ませていただいておりますが、コメントの時間はなかなかとれず申し訳ありません。
当方のような遅筆なものには、主さんの速筆は驚くばかりで、記事をフォローするのもやっとというところですが、いろいろ考えさせられ自分の考えの整理をさせられる記事ばかりのように思います。持続可能なペースでできるだけ末永くお願いしたいです。
いつぞや主さんも書いておられたように思いますが、政治的な意見というのは主観であり、そこには正しさというのはないと常々考えています。政治とは利害の調整であり、誰の田圃にどのように水を引くかの延長線上にあるものだと考えています。一番多く水が欲しいが用水路の維持に一番骨を折っているのもAさん、Bさんは特殊な品種を作っていて他の田圃より早く水がほしい、そもそも用水路はCさんのお祖父さんが私財を使って作られたもの、という個別の事情が必ずあります。ただ平等に配分するのか、それともできるだけ皆が納得できるような落としどころを探るのか、どちらが公平といえるのでしょうか(後者のやり方も行き過ぎると意思決定過程が見えなくなり腐敗の原因となりかねないですが、その点安倍さんはうまくバランスをとってやられているように思います)。問題は、複雑化した現代社会でこのような背景が見えにくくなっていることで、専門分野を持つ人がさまざまな背景をそれぞれの視点から説明することは重要と思います。
ということで今後も記事を楽しみにしております。特に会計士の視点から日産のカルロスゴーン問題の解説とか聞いてみたいです。
180万ものPV、誠におめでとうございます。この様なサイトが数多く、出現し、新しい形での情報発信が次々に展開されて行くことを心から願います。
人間の行動は、素材と道具を使って目的を達成していく事の様に私には思えます。例えば、料理では様々な素材や調味料を使い、道具によって温度管理をして、料理を完成する。それらにより、様々なレシピが出来ますよね。記者であれば、ニュースの素材を取材し、カメラやペンを使って記事という形にして、各種の媒体に発信していくという具合に。
私の場合、世界各国の木という素材を、様々な加工道具を使って作品にして販売という事を道楽にしていますが、収入を得るという観点で見た場合、個人で素材の選択から販売までを行う事が可能です。
ネット発信など、私の若い頃は存在せず、会計士さんの様に、双方向での情報のやりとりが楽しめる様な時代の中で更に新しい形を追求される事を誠に喜ばしく思う者です。
アメリカに8年ほど在住して、仕事をしていた頃に、毎年、仕事をする者の義務として確定申告をしていましたが、その中の所得控除の項目に寄付というものがあります。領収書が必要ですが、ネット情報への寄付という形での金額がなんらかの形で証明できる様になれば、現在より多くの方々が参加できる様にならないでしょうか。
アメリカでは社会保障番号、SSNと称するものが、働く時に必ず必要になり、私も渡米して直ちに社会保険庁に行って取得した覚えがあります。日本ではマイナンバーなのでしょうが、全く普及しているとは言えない状況で、この辺の整理とネットへの寄付の把握、証明などを紐付けするシステムの整備が望まれます。
会計士さん同様、この双方向での情報発信が発展し、誰でも参加できる様になり、かつ優れたサイトが生き残り収入を得ていく事を願ってペンを置きます。長文、失礼しました。
「評論サイト」で評論する議題はどこから出てくるのですか?
結局「マスゴミ」からでしょう
情報提供者なくしてどう「評論」が成り立つと思いますか?
恣意的な情報の取捨選択や偏った論評がマスコミ不信を招きました。
偏向報道や報道しない自由という既存メディア批判は、裏を返せば中立的な情報の媒介者を求めているという事です。
評論で互角に戦えなくなる新聞はWeb評論の不得意な一次情報の媒介という面で勝負すれば良いのではないでしょうか。
お金を出しても買いたくなる記事があれば、新聞でも買います(笑)
私の例で申し上げますと、去年まで日刊スポーツを毎週(土)(日)は必ず買っていました、理由は競馬欄のある一つのコラムが読みたいがためでした。
そのコラムの題名は『崖っぷちブルース』というのですが、毎週(土)(日)の最終レースのみ予想していて、根拠とエピソードが添えてありました。
私は、いつの間にかこの記事の中毒になり、どうしても毎週これを読まなければ、一週間が終わらないし始まらないと思うようになってしまいました。
人に中毒だと思わせる、そんな見事なコラムでした。
もう一つあげれば、故清水成駿さんが書いていた東京スポーツのG1予想です。
氏の予想は野原の一本杉といわれ、他に誰も印をつけない馬に一人だけ◎を打つスタイルで、その推理過程が美しくて、当たるかなんて超越していました。
氏がお亡くなりになって、東スポはかわなくなりました。
ご存じのように、現代のネット時代、競馬情報なんてスマホの方が断然便利で情報も沢山集まるに決まっています。
正直、競馬に関しては新聞なんて全く必要ありません。
にもかかわらず、私が日刊スポーツや東スポを一時期だけですけど、わざわざコンビニまで買いに行ってたのは、ひとえに読みたい予想やコラムがあったからです。
ここで大事なのは、その予想が当たるか外れるかというのは、問題ではないということです。
その予想過程が美しく、かつ面白ければ、140円くらいの新聞代は惜しくはないのです。
政治・経済でも同じです。ネットで月/5,000円程度で、相場予想を提供しているアナリストが大勢いますが、はっきりいって、みんなカスです。その10分の1の価値すらもないものばかり。
それでも、中にはいい人もいて、マネックスでアナリストをやってらっしゃる広木隆さんのように『アナリストの予想が当たるなら、アナリストなどやってない』と見事に自らの立場を看破なさった上で、相場分析を書いてらっしゃる方の予想分析は、お金を払ってでも聞く価値があるほど素晴らしい。
私の感想ですが、分析力が優れている人ほど、自分の分析がよくハズレる事も知っていて、それを隠そうとはしません。それは逆に御自分の分析力に自信があるからだろうと思います。
正直いって、政治・経済のブログで大切なのは、分析力ではないと思っております。
分析などは政治であろうと経済であろうと、結局は権威者の意見に片寄りがちです、つまりは権威あるアカデミーのボスの意見に流れるわけです。
正直、その道のプロが分析してしまえば、素人が判断できる領域ではなくなります。
でも、そのようなプロでも、分析はかなり外れるものだと言うことです。
相場分析の笑い話に『マルキールの猿』という話があります。これは猿にダーツを投げさせて選んだ銘柄でポートフォリオを組んでも、プロのファンドマネージャーと収支は変わらなかった(笑)という話なんですが、専門家の分析というものなんて当てにならないものなのです。
ゆえに、専門家は分析したならば、その分析結果に常に謙虚にならねばならないし、当然ハズレるリスクも説明せねばならない、さらに外れた場合は潔く認めなければならないわけです(大学の先生たちはここが一番苦手です)
それらをクリアした上で書かれている政治・経済のブログには、なんとも言えない味があるし、お金を払う値打ちもあるのだと思います。
思い付くまま駄文を書いてしまいました、失礼いたしました。
いつも楽しく拝見させていただいています。
某掲示板など、悪質な広告収入を狙ったものではなく、参加者が投げ銭などで寄付?でき、素人でも気軽に参加できる言論空間の構築には賛同します。
webサイトもいいですが、そういうアプリが欲しいですね!
ただ、プラットフォーマーにあふれている情報は玉石混交で、正しいソースからの一次情報の取得、公表というコストのかかる作業を軽視していると思います。
自由で稼ぐことのできる言論空間にファクトチェックも出来たら理想だと思います。