第4次安倍内閣・改造内閣の発足と「史上最長政権」の可能性

本日、「第4次安倍内閣 第1次改造内閣」が発足します。実に長ったらしい呼称ですが、この「第4次安倍内閣 第1次改造内閣」(あるいは「第4次安倍内閣 改造内閣」)という呼び方は、官邸の正式な呼び方だそうです。改造内閣の発足に先立ち、本日は少し客観的なデータをベースに、「平成期の政権」について考えてみたいと思います。

2018/10/03 16:40付 追記

本文中に誤植がありました。「桂太郎」という人名でスペース記号を入れる場所を誤り、「桂太 郎」と表記してしまいましたが、正しくはもちろん、「桂 太郎」です。ご指摘を下さった謎田謎也様、大変ありがとうございました。最近、この手の誤植が多く、読者のみなさまにもご迷惑をおかけしています。

改造内閣の呼称

「第4次安倍内閣第1次改造内閣」

本日、安倍改造内閣が発足します。首相官邸の名づけルールに従い、この内閣の名称を正確に表現すれば、「第4次安倍内閣 第1次改造内閣」です。なんだかややこしいですね。この際のルールは、次の3つです。

内閣名称の基本は「苗字」+「内閣」

まず、歴代内閣は、内閣総理大臣の苗字を付して「XX内閣」と表現されます。たとえば麻生太郎総理だった場合「麻生内閣」です。また、鈴木善幸元首相、鈴木貫太郎元首相のように、同じ苗字の人物が存在したら、「鈴木(善)」「鈴木(貫)」のように、カッコ内に名前を入れることが通常です。

改造すれば「苗字」+「内閣」+「第●次改造内閣」

次に、その内閣が改造(閣僚の入れ替えなど)を行った場合は、その回数に応じて「第2次改造内閣」、「第3次改造内閣」という文字が付きます(ただし1回目の改造の際は、単に「改造内閣」と呼ぶこともあります)。たとえば、野田佳彦元首相はわずか482日の在任中、3回の内閣改造を行ったため、

  • 野田内閣 (2011.9.2~12.1.13)
  • 野田内閣 改造内閣 (2012.1.13~12.6.4)
  • 野田内閣 第2次改造内閣(2012.6.4~12.10.1)
  • 野田内閣 第3次改造内閣(2012.10.1~12.12.26)

と、内閣名称が4つ存在している形です。

首班指名を受ければ「第●次」+「苗字」+「内閣」

さらに、衆議院の解散総選挙などを受けて首班指名選挙が行われ、同一人物が連続して総理大臣を務める場合には、頭に「第2次」、「第3次」という言葉が付きます。たとえば、小泉純一郎元首相は3回連続して首班指名を受け、何度か内閣も改造しているため、次のとおり、7つの内閣があります。

  • 第1次小泉内閣 (2001.4.26~02.9.30)
  • 第1次小泉内閣 改造内閣(2002.9.30~03.9.22)
  • 第1次小泉内閣 第2次改造内閣(2003.9.22~03.11.19)
  • 第2次小泉内閣 (2003.11.19~04.9.27)
  • 第2次小泉内閣 改造内閣(2004.9.27~05.9.21)
  • 第3次小泉内閣 (2005.9.21~05.10.31)
  • 第3次小泉内閣 改造内閣(2005.10.31~06.9.26)

…。いやぁ、本当にややこしいですね(笑)

また、「第1次小泉内閣 第2次改造内閣」と表現すると、文字列が長くなり過ぎるので、これを「第1次小泉第2次改造内閣」と略すこともありますが、略したところであまり文字列として短くなっていないような気がするのは私だけでしょうか?

平成期の内閣はいくつ?

さて、もうすぐ平成も終わりますが、平成年間(つまり1989年1月8日~2019年4月30日)の内閣は、いったいいくつ存在していたのでしょうか?

ここでは、本日発足する「第4次安倍内閣・第1次改造内閣」が少なくとも平成31年4月30日まで続くと仮定して、平成元年6月3日に発足した宇野宗佑内閣以来の内閣の数と、平均在任日数を計算してみると、次のとおりでした。

  • 内閣の数…47個
  • 内閣総理大臣の人数…16人
  • 平均在任日数…233日
  • 最長の内閣…(改造前の)第2次安倍内閣(2012.12.26~14.9.3、在任616日間)
  • 最短の内閣…第1次安倍内閣 第1次改造内閣(2007.8.27~07.9.26、在任31日間)

233日という平均在任日数を、長いと見るべきでしょうか、それとも短いと見るべきでしょうか。

正直、国務大臣がコロコロ変わると、官僚の中には、某文部科学省元事務次官のように、「面従腹背」などとふざけたことを言いだす小役人が出現してくるおそれもあります。ただ、それと同時に、国務大臣に任官してみて、本人にその適性がない場合は、さっさと交代すべきでもあります。

このため、一概にこの233日という日数が長い、短いとは言えません。ここで重要な事実は、平成期の日本では、内閣が発足しても1年以内に総辞職か内閣改造のいずれかが行われていたという点であり、大臣もそれだけ早く交代していた、という点でしょう。

なお、平成期の内閣は、最長も最短も安倍政権だったという点は、自分自身でも調べていて意外に感じたことはここだけの話です。

「誰がやっても同じ」説

「誰がやっても同じ」?細川護煕政権の思い出

ところで、私自身、大学生時代は新聞配達をして生計を立てていたのですが、私が働いていた都内某所の朝日新聞専売所では、「俺は頭がいいんだぞ!」と自慢するオジサンたちが働いていました。そのなかでもとくに強烈だったのが、「政治なんて誰がやったって一緒だよ」と言い張るTという人物です。

当時、私自身は大学生で若かったことにくわえ、変な人とは積極的に関わり合いになりたくなかったという事情もあり、このTという人物と徹底的に話し合ったことはありません。したがって、どうしてTという人物が「政治なんて誰がやったって一緒だ」と思っていたのかについては存じ上げません。

ただ、このTという人物が「政治なんて誰がやったって一緒だ」という持論を持っていたことは事実でしょうが、似たような考え方を持っていた人も多かったのではないでしょうか?

というのも、私が学生だった昭和末期から平成初期にかけての時期は、「日本の政治の腐敗が酷い」といううんざり感が日本国民に蔓延していたことは事実でしょう。一例を挙げれば、消費税を導入し、リクルート事件などで金権政治を見せつけた竹下登政権などは、とくに酷かったと思います。

ただ、平成期の政治を見ていると、金権腐敗もさることながら、首相にスキャンダルが発覚したり、やる気がなかったり、指導力がなかったりして、やたら短命な政権が続出したことも事実です。平成期を通じて、改造内閣も含めて通算在任期間が1年未満の首相は5人いました。

このうち、総選挙で敗北して下野した麻生太郎総理(2008.9.24~09.9.16の358日間)を除く次の4内閣は、いずれも、政権を途中で投げ出してしまっています。

  • 宇野内閣(1989.6.3~89.8.10の69日間)
  • 羽田内閣(1994.4.28~94.6.30の64日間)
  • 細川内閣(1993.8.9~94.4.28の263日間)
  • 鳩山内閣(2009.9.16~10.6.8の266日間)

とくにこの4つの政権については、リアルタイムで見ていると、どうしても「首相なんて誰がやったって一緒だ」、と言いたくなる気持ちも理解できます。

誰がやっても同じ、ではない!

このうち、細川護煕政権については、「自民党の金権腐敗政治を一掃してくれるのではないか」との国民からの高い期待が、日本新党を設立したばかりでまだ50代だった若い細川護煕氏を首相に押し上げたのかもしれません。

しかし、「非自民連立政権」を売り物にしていた細川護煕元首相は、「国民福祉税」構想でケチをつけ、在任263日で政権を投げ出してしまいました。確かにこれだと、新聞配達屋のオジサンが「政治なんて誰がやったって同じだよ」と言いたくなる気持ちも、わからなくはありません。

また、他の3人にしたって、女性スキャンダルで下野した宇野宗佑元首相、そもそも政権が持たなかった羽田孜元首相、さらには「戦後最悪のルーピー」こと鳩山由紀夫元首相などを見ていると、本当に平成期には首相に恵まれなかったように思えてならないのです。

ただ、いつもTという人物が、「政治なんて誰がやったって一緒だよ、首相なんて俺にもできるよ」と喋っていたことについては、明らかに間違った発想です。

実際、鳩山由紀夫政権から3代続く民主党政権で、日本はボロボロになったではないですか。株価は7000円台にまで下落し、輸出企業は際限のない円高に苦悩し、製造拠点は日本から逃げ、エルピーダメモリなど、日本経済にとってきわめて重要な企業が経営破綻しました。

原発事故も発生し、東京は節電モードで真っ暗。中国による尖閣諸島への侵略行為が表面化しましたし、日米関係も日韓関係も悪化し、まさに日本は「どん詰まり」になったのです。

安倍政権への期待

急に安倍政権が何でもかんでもできるわけではない

さて、本日の内閣改造により、「安倍内閣」と名が付く歴代内閣は、10個目となりました。

  • 第1次安倍内閣 (2006.9.26~07.8.27)
  • 第1次安倍内閣 改造内閣(2007.8.27~07.9.26)
  • 第2次安倍内閣 (2012.12.26~14.9.3)
  • 第2次安倍内閣 改造内閣(2014.9.3~14.12.24)
  • 第3次安倍内閣 (2014.12.24~15.10.7)
  • 第3次安倍内閣 改造内閣(2015.10.7~16.8.3)
  • 第3次安倍内閣 第2次改造内閣(2016.8.3~17.8.3)
  • 第3次安倍内閣 第3次改造内閣(2017.8.3~17.11.1)
  • 第4次安倍内閣 (2017.11.1~18.10.2)
  • 第4次安倍内閣 改造内閣(2018.10.2~)

第1次安倍内閣(とその改造内閣)の在任期間は、合計してもわずか366日間(つまり約1年間)に過ぎませんでしたが、それでも憲法改正のための手続法を制定したことを含め、その後の日本に多大な遺産を残した、「仕事のできる内閣」だったと思います。

第1次安倍内閣を倒すきっかけになった「消えた年金問題」にしたって、もともとは旧社会党系の支持母体だった自治労所属の職員などが発生させたサボタージュによるスキャンダルであり、安倍政権を攻撃するのは明らかに筋違いでもあります。

もちろん、第2次安倍内閣発足後は、明らかに安倍政権も賢くなったのでしょう、数々の危機を乗り越え、歴代最長政権を伺う勢いでもあります。ただ、いかに安倍政権といえども、うかうかしているとすぐに足元を掬われてしまいます。

つまり、たとえ安倍政権といえども何でもできるわけではありません。私が普段から申し上げているとおり、安倍政権にはくれぐれも、「政策の優先順位」を意識した改革を強く意識して頂きたいと思います。

歴代最長政権へ?政権の長さ自体を目的にしないでほしいが…

ところで、歴代内閣総理大臣のうち、現時点で安倍総理よりも通算在任日数が長いのは4内閣ありますが、私の計算だと、安倍政権の通算在任日数がそれぞれの在任日数に到達する日付は、次のとおりです。

  • 歴代1位:桂 太郎(2886日)…2019/11/19(火)
  • 歴代2位:佐藤榮作(2798日)…2019/08/23(金)
  • 歴代3位:伊藤博文(2720日)…2019/06/06(木)
  • 歴代4位:吉田 茂(2616日)…2019/02/22(金)

もちろん、安倍政権には「歴代最長政権」を目指すことを目的にしてほしいとは思いません。しかし、もし参議院議員通常選挙を乗り切れば、安倍総理はその気になれば、自民党総裁の任期が満了する2021年9月まで政権を維持することが可能です。

ただし、現在の衆議院は2021年10月に任期満了を迎えるため、それまでに解散総選挙を実施しなければならない可能性もありますが、私個人的には来年、新元号元年の7月に消費増税の凍結と消費税法の廃止を争点にして衆議院を解散し、衆参同日選に持ち込むのも一手だと思います。

あるいは、衆議院で憲法改正議論が妨害されたときに、それを争点化して解散総選挙というのも面白いでしょう。その意味で、次の政治イベントの山場は、来年7月までにやってくると考えて良いでしょう。

安倍総理のリーダーシップには強く期待したいと思います。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. 匿名 より:

    小野寺防衛相を交代させて自民党離党歴もある人物を防衛省に就けるってのはどうなのかな?後、野田聖子、ガクトコインが更迭なのは良かったし小泉進次郎も、入閣しなかったらしいが残当。石破茂は引き続き無任所かな。

  2. めがねのおやじ より:

    < 更新ありがとうございます。

    < 第4次安倍内閣第1次改造内閣(舌もつれそう)に二階が留年です。石破の子分も入閣。派閥の力学から言って、仕方ないのでしょうね。

    < 特に親韓、媚中の二階は鬱陶しい爺さんです。でも、さすがに小泉進次郎は入りませんでしたね。元の筆頭副幹事長は入閣しているのに、現役は、ざま、、辞めとこ。品位落とす。まあ、これは快哉(笑)。冷や飯チンして食べとけ。

    < 平成の歴代内閣の平均寿命が233日とは、なんと短い事か!これでは事務方の官僚は内心見下してただろうし、1年以内に変わるなら、この人の為に、、、なぁんて、誰が思いますか(笑)。

    < 平成時代が日本の経済も世情もあらゆる世界ランクでも、もひとつパッとしなかったのは、与党と野党と有能な政治家に恵まれなかった事も影響していると思います。

    < つまりそれを選んだ『誰がなっても一緒』『選挙など行っても変わらない』の国民に責任があります。

    < その中で、一番末期に現れた安倍首相は、殊更光を放ってます。歴代最長首相候補とか関係なく、内容で2009〜2012年のドツボ首相らや、女性関係でスグ降りた宇野から大衆劇場型の小泉、スグキレて何処でも煙草スパスパの橋本、英語だけ異常に出来る通詞の宮澤、、平成時代に相応しいダメ首相が多いです。

    < 課題山積ですが、改憲までやりきって欲しいです。ポスト安倍なんて、誰がやっても重荷でしょう。体調さえ良ければ更にあと3年。は無いか(笑)。

  3. 右派 より:

    フランスもそうですが、日本という国は首相のクビがポンポン飛んで、腰の座った政策が取りづらい国です。これは戦前も同様で、ソ連の脅威を朝鮮に駐留する陸軍がひしひしと感じていた頃、政治家達はひたすら政争に明け暮れ、指導力のある首相が出る事がなく、陸軍からの必死の忠告も無視し、そんな政治家を国民は嘲笑い、軍人は絶望してついに政治家に相談するのをやめてしまいました。

    首相の力が構造的に弱く、引き摺り下ろされ易いと言うのは独裁を防ぐ意味では効果的なのでしょうしある意味民主主義的なのでしょうが、ポンポン変わる首相と各省庁の官僚や軍人、国民にキチンとしたコミュニケーションが取れるかと言うとそんなわけないわけで、政治家、官僚、軍部、国民が相互にディスコミュニケーション状態に陥った大日本帝国はついに滅亡してしまいました。色々と理由はあると思いますが、私はこれが一番大きいと確信しています。

    長期政権それ自体が目的でないのは勿論その通りですが、長きに渡って政権を維持できる首相は、国家の潤滑油足り得ます。まじめに日本の総理をやれば相当老け込むそうで、健康が然程優れるとも言い難い安倍総理には日々苦労をかけると思いますが、既に実績を出してきた首相を変えるリスクを冒す必要を、今は感じません。

    できる事なら最後まで務め切って、かつ、次の首相の教育と根回しを終えてもらえればと思います。

  4. 謎田謎也 より:

    公爵・元帥でもある首相・桂太郎閣下のお名前ですが
    単なる誤字と思われます。

    歴代1位:桂太 郎

    歴代1位:桂 太郎

    が正しいと思います。
    修正後はこのコメントを削除しておいていただけますと幸いです。

    1. 謎田謎也 より:

      wikipediaで念のため調べたら、元帥府に列せられたけど、辞退した、というのが正しいようです。
      ですので、桂 太郎公爵は、元帥ではありません。↑訂正しておきます。

    2. 謎田謎也 様

      いつもコメントありがとうございます。また、ご指摘大変ありがとうございました。
      今後ともご愛読並びにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告