配信日時:2024/05/02 12:00 新宿会計士 金融日本で「韓国型通貨危機」が発生する可能性が低い理由 円安で日本でも通貨危機が発生するのか――。結論からいえば、その可能性は極めて低いです。ただ、「通貨安」からの「通貨危機」というのは、一般的によく発生する現象でもあります。そのような現象が発生するには条件があり、そのひとつ […]
配信日時:2024/04/17 05:00 新宿会計士 金融「日銀は円安止めるために金融緩和やめよ」論の間違い 国際収支のトリレンマを理解していない人が多いのは困りものです。というのも、「日銀は円安を止めるために金融緩和をやめるべきだ」、などとする記載を見かけることも多いからです。ただ、改めて指摘しておきますが、日銀の金融緩和は円 […]
配信日時:2024/04/16 05:00 新宿会計士 金融また出た「悪い円安論」…どうしてTVは悲観的なのか またぞろ、「悪い円安論」が出て来たようです。外為市場で円安がさらに進んでいることを受け、とあるテレビ局が配信した記事では、米国産の牛肉を使ったステーキ店で仕入値が高騰していること、ゴールデンウィークにハワイ旅行を予定して […]
配信日時:2024/04/07 05:00 新宿会計士 経済全般【総論】円安が「現在の日本にとっては」望ましい理由 とある読者の方のご指摘によると、当ウェブサイトは「円安教の総本山」なのだそうです。それはべつに構わないのですが、何といわれようが、「現在の日本経済にとって、総合的に見て円安は好ましい」とする結論が揺らぐことはありません。 […]
配信日時:2024/02/28 12:00 新宿会計士 経済全般日経が「悪い円安論」から「良い円安論」に軌道修正か いわゆる「悪い円安論」の誤りについては当ウェブサイトでもこれまで指摘して来たつもりですが、ここにきて株価の上昇、企業業績の向上に加え、過去最高の第一次所得収支黒字など、「悪い円安論」の誤りを示す兆候がこれでもかというほど […]
配信日時:2024/02/15 05:00 新宿会計士 金融名目GDPの日独逆転でも日本経済はまったく心配ない ドル建て名目GDPが4位に…だからどうした? 予定では本日8時50分に、2023年10-12月期のGDPが発表されます。市場参加者の大方の事前予想では実質GDPが+0.3%(年率+1.2%)の成長が見込まれているそうです […]
配信日時:2023/11/29 05:00 新宿会計士 金融「円安で日本が通貨危機に」?そうならない3つの理由 「日本で通貨危機は発生するのか」――。正直、そんな設問自体思いつかなかったのですが、いちおう真面目に答えておくと、「その可能性は極めて低い」、です。ただ、大手ウェブ評論サイトに「日本の通貨危機」について論じた記事が掲載さ […]
配信日時:2023/11/03 05:00 新宿会計士 金融「円はアルゼンチン、トルコと同類」=欧州銀レポート これだけ前提条件が異なるものをよく同列に置けるものだ 悪い円安論の次に出てきたのは、「日本円はアルゼンチンペソやトルコリラと同類だ」、などという主張です。ブルームバーグの報道によると、これはドイツ銀行の顧客向けレポートで […]
配信日時:2023/10/24 12:00 新宿会計士 経済全般円安スパイラルで日本経済崩壊?単純ではない円安効果 円安が日本に対してもたらす影響は、総合的に見れば、ポジティブなものです。理論的に見れば、輸出競争力の上昇と輸入代替効果の発動、資産効果などを通じ、日本経済には良い影響がもたらされる、というのが理論的な評価ですが、現実問題 […]
配信日時:2023/07/08 05:00 新宿会計士 金融円建て資産の円換算額は円高でも円安でも変わりません 「1ドル=50円という超円高になれば、2000兆円の円建ての家計資産は6000兆円になる」――。なりません。円建て資産はあくまでも「円建て」であり、円高になろうが円安になろうが、2000兆円は2000兆円のままです。この […]
配信日時:2023/06/24 09:00 新宿会計士 金融円高と円安が日本経済にもたらすメリットとデメリット 最近、また「悪い円安」論が出ているようですが、こうした主張を読む前提条件として、円安と円高のメリット、デメリットについて、改めてまとめておきたいと思います。本稿の議論が正しいかどうかについては、別稿にて議論している輸出入 […]
配信日時:2023/03/31 11:30 新宿会計士 日韓スワップ韓国からやっぱり出てきた「日韓通貨スワップ再開論」 日本にとってメリットは皆無どころかむしろ有害 日韓通貨スワップを含めた日韓経済協力は、多くの場合、日本には何ひとつとしてメリットをもたらさないばかりか、韓国通貨当局による為替操縦を通じた日本の輸出競争力低下、先端技術の流 […]
配信日時:2022/12/02 12:00 新宿会計士 経済全般円安の影響?韓国でアジア危機以来初の2年連続赤字か 円安の影響でしょうか、韓国の貿易収支が悪化しているようです。韓国メディアの報道によると韓国の貿易収支は今年、来年と2年連続して赤字になるかもしれない、といった予測も出ているのだそうです。ただ、それ以上に重要な点があるとし […]
配信日時:2022/11/22 12:00 新宿会計士 金融メディアの「悪い円安論」の正体は「悪いウォン安論」 一時期、日本のメディアがさかんに喧伝していた「悪い円安論」の正体は、じつは「悪いウォン安論」だったのではないかと思うようになりました。円安が日本経済に対し、大したデメリットをもたらさないばかりか、じつはメリットだらけであ […]
配信日時:2022/11/17 15:00 新宿会計士 経済全般「円安の影響で韓国の輸出急減」=韓国経済研究院試算 円安で日本経済が強く復活し始める兆しがある一方で、円安で苦しんでいる国が日本の近隣にあるようです。韓国メディア『中央日報』(日本語版)に本日掲載された記事によれば、ドルに対して円高が1%進めば、韓国の輸出が0.4%減少す […]
配信日時:2022/10/27 12:00 新宿会計士 経済全般隠し切れない円安メリット:悪い円安論もトーンダウン 円安のメリットを隠し切れなくなってきたためでしょうか、「悪い円安論」というメディアの報道にも、若干のトーンダウンが見られます。ただ、円安に資源価格の高騰とあいまって、エネルギー価格が上昇している点については、日本経済に悪 […]
配信日時:2022/10/25 12:00 新宿会計士 経済全般円安+技術流出リスクで中国からの撤退は加速するのか 富士フイルム子会社が中国製造拠点の閉鎖を決定 富士フイルムの子会社が中国の製造拠点を中国企業に売却するのを注視し、工場を閉鎖することを決定したようです。表向きの理由は「希望退職者が予想よりも増えたため」、ということですが […]
配信日時:2022/10/21 11:00 新宿会計士 経済全般1ドル=150円突破:電力不安解消で日本経済復活へ 円安が進行し、ついに1ドル=150円台を突破しました。BISデータによると、これは32年ぶりの水準です。10月に入って以来、日本円はBISデータ上、ルーブル、豪ドルに続き3番目に大きく下げていることもわかります。こうした […]
配信日時:2022/10/19 10:00 新宿会計士 経済全般円安が進行する一方、これだけある「原発稼働の利点」 円安の進行にともない、気が付いたら1ドル=149円を突破していました。149円の大台を超えるのは、1ドル=149.93円となった1990年8月14日以来、じつに32年ぶりのことです。こうしたなか、西村康稔経産相は昨日、興 […]
配信日時:2022/10/15 05:00 新宿会計士 金融円安の本当の意味:たった3ヵ月で30兆円超す利益か 1ドル=150円台をうかがう円安水準となっています。ただ、この状態は、日本経済にとっては間違いなく良い影響を与えます。外国人観光客の「爆買い」が期待できるほか、輸出競争力が大きく伸び、輸入品物価が上昇することで「輸入代替 […]
配信日時:2022/09/07 08:00 新宿会計士 経済全般これぞ円安の恩恵?全産業の経常利益が過去最大を記録 円安のおかげでしょうか、日本企業の2022年第2四半期(4-6月期)における経常利益が過去最大を記録したようです。金融・保険業を含めた全産業だと32兆円にも達しています。電力供給が不安定であるという状況については早急な改 […]
配信日時:2022/07/15 12:00 新宿会計士 RMB円安局面は元高局面:「中国の輸出競争力」はどうなる 円安・ドル高局面とは、言い換えれば、円安・元高局面でもあります。国際決済銀行のデータをもとに「人民元・日本円」の為替相場を合成してみると、円は対人民元でも7年ぶりの安値水準にあります。日本は中国からスマートフォン、PC、 […]
配信日時:2022/06/21 12:00 新宿会計士 金融今年に入り韓国の「トリプル安」が明らかに増えてきた 今年に入り、韓国で「トリプル安」の回数が増えてきました。2022年第1四半期(1-3月期)で13回、第2四半期(4-6月期、ただし昨日まで)で11回であり、これは2017年第3四半期(7-9月期)の11回と並ぶものです。 […]
配信日時:2022/06/09 05:00 新宿会計士 経済全般「20年ぶり円安」の好機生かすには原発再稼働が必要 昨夜、20年4か月ぶりの円安水準となる「1ドル=134円台」を記録しました。本来ならば、日本の製造業、観光業にとっては大変に歓迎すべき現象です。ただ、ここで立ちはだかるのが電力の安定供給という課題であり、鉱物性燃料の輸入 […]
配信日時:2022/06/08 10:00 新宿会計士 金融20年ぶりの円安水準のメリットと、円安を恐れる韓国 20年ぶりの円安水準です。エネルギーや最終製品などの輸入が多い日本にとっては、急激な円安の進行は短期的に経済に大きな悪影響を与えかねませんが、それだけではありません。対外債権国である日本にとっては外貨建て資産の価値を押し […]
配信日時:2022/04/26 08:00 新宿会計士 日韓スワップ日米のメリットは皆無…韓国紙「日米韓三角スワップ」 政権交代間近の韓国から、やっぱり出てきたのが「日韓通貨スワップ再開論」です。しかも、今度の議論は「日米韓三角スワップ」だそうです。これを掲載したのは韓国紙『朝鮮日報』(日本語版)の社説ですが、この「日米韓三角スワップ」と […]
配信日時:2022/04/20 10:30 新宿会計士 経済全般20年ぶりの円安という好機:原発再稼働が必要な理由 本来、円安は日本経済にとって多大な恩恵をもたらします。対外純債権国である日本にとって、外貨建ての対外債権の円換算額が上昇しますし、輸出競争力も増え、輸入代替効果が生じて国内産業も息を吹き返すはずだからです。もっとも、貿易 […]
配信日時:2022/03/29 08:00 新宿会計士 経済全般せっかくの円安なのに日本経済の復活を邪魔するのは? 日銀の連続指値オペの影響もあり、円安がさらに進行しました。日本のように巨額の外貨準備や対外債権を抱える国にとって、円安は国富の上昇を意味しますし、また、円安の進行は日本の輸出産業にとって非常に良い影響をもたらします。ただ […]