配信日時:2023/10/30 11:00 新宿会計士 金融ロシア経済の苦境深まるなかロシア中銀がさらに利上げ トリレンマ理論の正しさを巡っては、ロシアも無縁ではいられないようです。ウクライナ戦争開始直後は1ドル=120ルーブル程度までに下落していたルーブルも一時は持ち直していたのですが、最近は再び1ドル=100ルーブル前後にまで […]
配信日時:2023/07/14 11:30 新宿会計士 RMB外貨準備の世界では意外と広まっていない人民元の利用 外貨準備に関していえば、人民元の国際化は「足踏み状態」です。国際通貨基金(IMF)が四半期に1度公表する『COFER』と呼ばれる統計データによれば、世界の外貨準備に占める人民元の割合は2.58%で、金額は2881億ドルで […]
配信日時:2023/06/17 05:00 新宿会計士 RMB中国デタラメ記事「人民元重宝する動きが国際的拡大」 中国共産党の機関紙『人民日報』が先日、中国の通貨・人民元を巡って、「人民元を『重宝』する国際的動きが拡大中」だとする記事を配信したようです。アルゼンチンやブラジルなどで人民元決済などの動きが広がっており、一部では人民元建 […]
配信日時:2023/02/17 12:00 新宿会計士 金融やっぱり生じた韓国「利下げ圧力」:通貨危機再来も? 予想通り、「利下げ圧力」が生じているようです。韓国で家計債務の延滞率がジワリと拡大するなかで、尹錫悦(いん・しゃくえつ)政権側から韓国銀行側に対し、利下げ圧力を強めているとの報道がありました。ただ、米国で今月発表された各 […]
配信日時:2023/01/26 12:00 新宿会計士 金融ロシアが提示の「BRICS共通通貨」構想の非現実性 アルゼンチン、ブラジルに続き、今度はロシアです。タス通信によると、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は25日、今年8月に南アフリカで開催されるBRICSサミットで、「BRICS・ラテンアメリカ・カリブ海共通通貨」が話し合われ […]
配信日時:2022/12/03 05:00 新宿会計士 金融中立国スイスすら資産凍結:金融面で見たロシアの苦境 ウクライナ戦争を受けたロシアに対する金融制裁の異例さの証拠は、永世中立国であるスイスが制裁に参加したという点でしょう。こうしたなか、スイス当局は先日、ロシア関連で75億フランの資産が凍結されているほか、461億フラン相当 […]
配信日時:2022/11/18 15:00 新宿会計士 金融為替安定に「日本とのスワップが有効」=韓国大学教授 韓国メディアによると、金融機関などに対する資金注入や資本注入を可能にするための法律改正が議員立法により推進されているのだそうですが、正直、「焼け石に水」感は否めません。こうしたなか、とある大学教授がフォーラムで、「日本の […]
配信日時:2022/11/12 05:00 新宿会計士 金融韓国は為替介入を「例外的な場合」に限定すべき=米国 国際収支のトリレンマはどの国にも等しく発動する法則であり、為替相場を安定させようと思えば、香港にしろ、スイスにしろ、ロシアにしろ、それぞれこの法則との関係が問題となってきます。こうしたなか、トリレンマに部分的に逆らいなが […]
配信日時:2022/10/14 05:00 新宿会計士 金融【総論】具体的な事例でみる「国際収支のトリレンマ」 本稿では以前から何度か説明してきた「国際収支のトリレンマ」について、おもに金融政策と為替相場という2つのデータを用いつつ、その具体的事例を確認しておきます。このトリレンマとは、3つの政策目標をすべて同時に達成することがで […]
配信日時:2022/10/11 10:30 新宿会計士 金融最近のウォン安は「悲観的な報道」のせいだったのか? 利上げをすれば金融危機、利上げをしなければ通貨危機――。そんなジレンマに直面しているのが韓国でしょう。ある国では製造業者の70%が最近のウォン安のためにコスト負担上昇に直面しているとする調査結果の一方、38万の「高リスク […]
配信日時:2022/09/29 12:00 新宿会計士 金融韓国で信用収縮の兆候:「優良企業も倒産する恐れも」 韓国メディア『朝鮮日報』によると、韓国国内で企業が資金調達難に陥り始めているのだそうです。社債市場、銀行融資などが目詰まりを起こし、「不良企業だけでなく優良企業までもが倒産」した1990年代の通貨危機、あるいは2008年 […]
配信日時:2022/09/21 05:00 新宿会計士 金融韓国主要紙が相次いで「米韓通貨スワップ」締結を要求 韓国の主要紙が「5月の米国との約束に基づき、韓米通貨スワップを推進せよ」、などといっせいに騒ぎ出しました。このあたりはまったく予想どおりなのですが、その一方で韓国メディア『中央日報』には逆に、「脈絡のない通貨スワップ締結 […]
配信日時:2022/08/25 12:00 新宿会計士 金融苦しい立場に置かれた韓国銀行の「焼け石に水」利上げ 韓国銀行が本日、政策金利を0.25%ポイント引き上げる決定を行い、韓国ウォン(USDKRW)も小幅で買い戻されているようです。ただ、正直、通貨安を食い止めるという視点からは、0.25%の利上げだと「焼け石に水」かもしれま […]
配信日時:2022/08/08 12:00 新宿会計士 日韓スワップ韓国「家計金融不均衡」、すでにリーマン時水準を超過 家計債務膨張と外貨準備急減:韓国経済の「ジレンマ」 どうも隣国の金融状況がきな臭くなってきました。韓国メディアの報道によると、「家計金融不均衡」という指標がリーマンショック時の水準を超えたのだそうです。こうしたなか、朝鮮 […]
配信日時:2022/08/01 15:00 新宿会計士 経済全般西側諸国の制裁がロシア経済に「壊滅的打撃」=米教授 米イェール大学のソンネンフェルド教授らのグループは、西側諸国による一致団結した経済制裁がロシア経済に「壊滅的な打撃」を与えているとする研究結果を発表したそうです。クレムリン側は「ロシア経済には打撃はない」と強調しています […]
配信日時:2022/06/20 05:00 新宿会計士 日韓スワップ韓国紙の「円安でアジア通貨危機が再来か」という珍説 「アジア通貨危機では長兄・中国が面目を保った」 円安がアジア通貨危機のようなリスクをもたらしているとする珍説が出てきました。韓国メディア『中央日報』(日本語版)に昨日掲載された記事によれば、日銀の政策は「金融緩和と円安で […]
配信日時:2022/06/08 10:00 新宿会計士 金融20年ぶりの円安水準のメリットと、円安を恐れる韓国 20年ぶりの円安水準です。エネルギーや最終製品などの輸入が多い日本にとっては、急激な円安の進行は短期的に経済に大きな悪影響を与えかねませんが、それだけではありません。対外債権国である日本にとっては外貨建て資産の価値を押し […]
配信日時:2022/04/15 12:00 新宿会計士 金融「ポンコツ」鈴木俊一財相、今度は「悪い円安」と失言 20年ぶりの円安水準で日本経済にも復活の希望が見えてきました。現在の日本にとっては、輸出競争力の上昇、輸入代替効果の促進を通じ、円安は日本に良い影響をもたらすからです。それだけではありません。日本は世界最大の債権国であり […]
配信日時:2022/04/10 09:00 新宿会計士 経済全般韓国メディアの報道記事から読み解く「円安メリット」 実際のところ、円安は日本経済にとって良い影響をもたらすのか、悪い影響をもたらすのか。この点を巡っては、世の中で大きな誤解があるようですので、改めて指摘しておくならば、「円安のメリットを生かすも殺すも日本次第」、というわけ […]
配信日時:2022/04/02 05:00 新宿会計士 金融人民元ブロック経済圏が対ロシア制裁の穴となる可能性 デジタル人民元がロシアに対する経済制裁の「穴」になるかもしれない、といった議論を発見しました。正直、執筆された方は金融市場の専門家というわけではなく、人民元自体、オフショア債券市場やデリバティブ市場が未成熟であるという点 […]
配信日時:2021/12/21 10:45 新宿会計士 金融トルコリラ「預金補償」で乱高下 トルコの通貨が乱高下したようです。「外貨ベースでリラ預金に損失が発生したら、その分を政府が補償する」というエルドアン大統領の発表でリラが買い戻されたそうですが、冷静に考えると、これもなかなか強烈な政策です。エルドアン大統 […]
配信日時:2019/11/19 05:00 新宿会計士 数字で読む日本経済「国際収支のトリレンマ」に逆らった国・スイスの末路 連日掲載している『数字で読む日本経済』シリーズ、そろそろ終盤に近付いています。昨日はユーロ圏の問題について触れてみたのですが、本稿ではもうひとつ、「国際収支のトリレンマ」の議論についても触れておきたいと思います。本稿では […]