毎日新聞英語版「日中韓とASEANが新たなスワップ検討」
昨日、毎日新聞の英語版に、共同通信が配信した、何やら不穏当な記事が掲載されていました。タイの財務省高官がASEAN諸国や日中韓に対し、「ローカル通貨建て通貨スワップ」を締結するように持ちかけた、とする話題です。ただ、私自身、国際的に通用しないローカル通貨同士の通貨スワップに意味はないばかりか、有害ですらあると考えています。さらに、「チェンマイ・イニシアティブ(CMI)」をお題目に、日本に対してあれだけの不法行為を仕掛けて来ている韓国が、今度こそ日韓通貨スワップ協定の復活を目論んでくる可能性すらあります。
毎日英語版の気になる記事
通貨スワップを巡って、『毎日新聞デジタル』の英語版に、何やら気になる記事が掲載されています。
ASEAN, China, Japan, S. Korea eye more local currency swaps(2019/04/04付 毎日新聞デジタル英語版より)
といっても、クレジットを見ると共同通信の配信記事の模様です。
簡単に内容を要約すると、「ASEANプラス日中韓の13ヵ国の財相・中央銀行関係者の間で、米ドルに対する依存度を引き下げるために、現地通貨建てのスワップ協定網を拡充しようとする意見が出ている」、とするものです。
どうしてこの重要な記事を、毎日新聞をはじめとする主要メディアが「日本語版で」配信していないのかはわかりませんが、韓国との間で新たな通貨スワップを復活させようとする動きがあれば、日本の国民感情が激高することを見越しているのでしょうか?
毎日新聞によると、この発言を行ったのはタイ財務省の高官Lavaron Sangsnit氏で、通貨危機などに対応するうえで、米ドルへの依存度を低減させる必要性から、「現地通貨建ての通貨スワップを推進すべき」などと言及したのだとか。
CMIはドル建てBSAの網
ここで事実関係をおさらいしておきましょう。
『通貨・為替スワップに関する雑学:人民元建てスワップの伸長』でも申し上げましたが、そもそも論として、アジア諸国の通貨スワップを推進した国は、日本です。
日本が主導する形で2000年5月、タイ・チェンマイの「ASEAN+3」会合で成立した「チェンマイ・イニシアティブ(CMI)」は、1997年のアジア通貨危機の再来を防ぐための、「外貨を保有している国が、外貨不足に悩む国に対し、その国の通貨を担保に米ドルを貸し出す」という安全網です。
その後、CMIは多国間での協定「CMIM(CMIマルチ化協定)」となり、CMI自体は発展的に解消し、現在に至るわけですが、考えてみれば、CMIM自体も引き出し可能通貨は米ドルです(図表1)。
図表1 CMIM
国 | 拠出額 | 引出可能額 |
---|---|---|
日本 | 768億ドル | 384億ドル |
中国(※) | 768億ドル | 405億ドル |
韓国 | 384億ドル | 384億ドル |
インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピン | 各 91.04億ドル | 各 227.6億ドル |
ベトナム | 20億ドル | 100億ドル |
カンボジア | 2.4億ドル | 12億ドル |
ミャンマー | 1.2億ドル | 6億ドル |
ブルネイ、ラオス | 各0.6億ドル | 各3億ドル |
合計 | 2400億ドル | 2400億ドル |
(【出所】財務省・2014年7月17日付ウェブサイト「別添2」。ただし、中国については香港との合算値。また、香港はIMFに加盟していないため、中国の引出可能額に占める「IMFデリンク」の額は他の国と異なる)
一方、CMIMが成立した現時点においても、日本は一部のアジア諸国(インドネシア、フィリピン、シンガポール、タイ)との間で通貨スワップ(BSA)を締結していますが、これらはつい最近まで、「米ドル建て」でした(図表2)
図表2 日本が外国と締結する通貨スワップ(BSA)
相手国 | 日本から相手国へ | 相手国から日本へ |
---|---|---|
インドネシア | 227.6億ドル | なし |
フィリピン | 120億ドル | 5億ドル |
シンガポール | 30億ドル | 10億ドル |
タイ | 30億ドル | 30億ドル |
インド | 750億ドル | 750億ドル |
合計額 | 1157.6億ドル | 795億ドル |
(【出所】財務省『アジア諸国との二国間通貨スワップ取極』および日本銀行HPより著者作成。なお、最近になって、インドを除く各国とのスワップについては、相手国の引き出し可能通貨には、米ドルだけでなく日本円も加わった)
タイ財相高官の発言は、現在はドル建てのCMIMと日本、中国などからの通貨スワップしか存在していないなかで、もっと各国が現地通貨同士の通貨スワップを締結することで、「米ドルへの過度な依存度」を減らそうとする提言だと考えて良いでしょう。
安易なローカル通貨建て通貨スワップの落とし穴
もちろん、アジア通貨危機のような事態が再来しては困りますし、そうならないよう、日本は日本として、国際通貨基金(IMF)やアジア開発銀行(ADB)などと協同し、できる貢献をしていかなければならないことは間違いありません。
しかし、正直、米ドルかそれに準じるハード・カレンシー(日本円を含む)以外との通貨スワップが、金融危機に際して役に立つとも思えません。
たとえば、マレーシアとタイが、「危機の際にはリンギットとバーツを交換する」という協定を締結したとしても、どちらの国も米ドル不足に陥っていれば、共倒れになることは間違いありません。
また、中国や韓国は、それぞれ、インドネシアとの巨額の通貨スワップを締結していますが、考え様によっては、中国、韓国、インドネシアいずれかの国が通貨危機に陥れば、それに引きずられて他の国も通貨危機に陥る可能性がある、ということでもあります。
毎日新聞によれば、タイ財務省高官の「ローカル通貨建て通貨スワップ」構想については、今年の「ASEANプラス3」財相会合で議論されるとのことですが、どのように機能するのかというグランドデザインもないなかで、唐突に降ってわいた論点を議論して、何か生産性があるとも思えません。
しれっと日韓通貨スワップ復活論も!?
何より、この「CMI現地通貨スワップ構想」が実現しそうになれば、さりげなくお隣の国が、「CMI構想」をお題目にして、「日韓通貨スワップ構想」を推進して来ることは、火を見るより明らかです。
日本は韓国との間で、徴用工判決問題を筆頭に、「韓国による日本に対する不法行為」問題を多数抱えています。
日本は昨年12月20日のレーダー照射事件について、しかるべき反省も謝罪も責任者の処罰もなされていないうえに、国会議長が天皇陛下を「日王」「戦犯の息子」などと呼んで侮辱した件についての申し開きも受けていません。
あるいは、「日韓慰安婦合意」(2015年12月)に基づいて設立された慰安婦財団の解散を、韓国政府が一方的に決定してしまったことについても、韓国側からのきちんとした説明はありませんし、おそらく慰安婦合意についても守るつもりがないのでしょう。
そんな国とは、いかなる名目があろうが、通貨スワップを締結してはなりません。
ちなみに、ひと昔前であれば、日本側にも「韓国との通貨スワップは日本にもメリットがある」などと主張する勢力が存在していたことは事実です(『やっぱり出た!通貨スワップを結んでくれない日本への逆ギレ』などでも紹介したとおり、その典型例は、財務省の山崎達雄元国際局長でしょう)。
繰り返しになりますが、カントリー・リスクもろくに管理できないのに韓国に進出した日本企業を、なぜ日本国民の税金で救済しなければならないのでしょうか?
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
突っ込みを受けるかもしれないので付言しておきますが、日中為替スワップにも、「カントリー・リスクもろくに管理できないのにパンダ債を発行するなど、中国本土で銀行業務を営んでいる日本の銀行を救済するため」という性格があります。
「なぜ通貨スワップはダメで為替スワップは仕方がないのか」と尋ねられることがありますが、それは、金融機関がデフォルトすれば、仮にそれが「テクニカル・デフォルト」であっても、日本の金融システムの信頼全部を揺るがすことになるためです。
このあたりについては『日中スワップと日印スワップ、性質も目的もまったくの別物』などで解説していますので、詳しく知りたい方は、ぜひ、ご参照ください。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
ジャーナリスト気取りの活動家が発行している新聞は、報道しない自由を駆使して不作為により国益を損なわせるようなことを進んでしますね。英語版だけに載せるというのも実に悪質です。見つけづらい記事をご紹介くださり、ウェブ主さんには本当に感謝いたします。
デマを唱えて他国に難癖をつけ、強請りタカりで経済的利益を奪おうとする韓国とはスワップなど決して結んではなりません。彼らを存続させることこそ自らの首を絞めることです。だから、徹底してその芽を摘んでいかないといけない。今回のような多国間を装った提案にも注意が必要ですね。
オレオレ詐欺も振り込め詐欺となり、還付金詐欺となり、日々手口が巧妙化しています。スワップ詐欺もどんどん手口が込んでくるのではないでしょうか?バカな役人が話を進めないように用心せねばなりませんね。
「チョッパリ、ウリだウリ! 国債のロールオーバーがきつくて払えないとデフォルトでアジアが大変になるの!すぐドルを送って欲しいニダ」
とか電話している北朝鮮の掛け子の姿を幻視w
山田君、座布団、1枚もってきて。
韓国を入れるんだったらお断り!と国際的な場で明言する機会にできるんだったら、かえっていいんじゃありませんか?通貨の世界では円のポジションはさほど高くないものの、実質的価値は高い。日本が入らないと言えば、CMIもどきの構想の価値は激減するから、アジア諸国の対韓国感に相当の影響が出るかも。
> 韓国を入れるんだったらお断り!
そういう露骨な物言いは、心情的には100%同意いたしますが、外交表現としては好ましくないので、例えば「日本としてはCPTPPの円滑な推進のため、加盟国間での現地通貨スワップの提案を検討したい」とか何とかでいかがでしょうか。
阿野煮鱒さんへ
外交的には、仰る通りなんだけど
ハッキリ言わないと通じない相手なんだよな
ハッキリ言っても、
秘技”聞こえないニダ”が有るし
別に韓国に対して何か言う必要はないのです。どんな言い方をしたって彼らには通じません。具体的な制裁を行使できない現段階で、口先だけでイケズを言っても他の国からドン引きされます。本気で潰し来かかる段階になったら「逝ねや、おんどれ」と優しく言ってあげればいいのです。
「CMI現地通貨スワップ構想」なるものをぶち上げたタイ財務省のLavaron Sangsnit氏なる人物と、それに乗っかりかねないASEANの人々に、CMIの中核国である日本が乗り気でないことが分かればいいのです。CPTPPなんてただの口実です。偉い人にそれがわかればいいんです。
阿野煮鱒 様へ
同意します。
外交的にはあくまで「紳士」であるべきで、テーブルの下で蹴る分には遠慮は入りません。
こういう外交は英国にやらせると上手いんですがねww
「なぜパンダ債なるものを日本の銀行が発行したのか、できるのか、やっちゃったらどんなペナルティがあるのか」
というところも論点整理しておいた方が良いかもしれません。
仮に毎日の記事が事実だとしたら、逆に、タイ当局がこのような提案をする必然性が本当にあるのかという疑問が湧いてきます、金融・経済にも疎い全くの素人ですのでこれ以上のことは書けませんが。またまた穿った見方をお許しいただけるのなら、仕掛け人が別のところにいるのではないか、ということです。我が国とのスワップを切実に望んでいるのは、コメ主様が何度も取り上げておられるように、何もかもが八方塞がり、特に経済ガタガタの隣国ですよね。隣国は、昔から他国への工作・仕掛けはお手のものだったと思うのですが。
これ意味あるんでしょうか?
スワップを機能させるとなると、日本以外の国は、日本円をスワップで得た後、結局、米ドルに換えることになるけど・・・
米ドルへの依存度を減らすという目的と、日本とスワップを結ぶという手段が合わないと思うんだけど、どうなんだろう?
ただ日本に集っているだけ?
それとも韓国がアジア諸国を巻き込んだ策略?
ASEANnoさん:
> これ意味あるんでしょうか?
> スワップを機能させるとなると、日本以外の国は、日本円をスワップで得た後、結局、米ドルに換えることになるけど・・・
少なくとも日本円が米ドルに対し売り圧力が掛かることだけは確かでしょうね。
日本円は日銀が輪転機回しまくればいくらでも作れます。
でも、普通はそういうことやるとアメリカ様が怒ります。
為替操作国だって。
でもスワップで貸し出してそれを市場で売ってくれれば、円の価値が下がります。
正当な行為として円安誘導できるって寸法ですかね。
与太郎01さんへ
通貨は安定が一番
無理に円安誘導する必要が有るんですか?
与太郎01さんへ
問題は、多国間スワップで日本の負担が増えることそのものよりも、アジア諸国が韓国のように日本にたかり始めることです。
たかるのが当然となると、よってたかって次々に理由をでっちげられて払わされます。
通貨危機をほっとくのか、戦争の償いをしろとか、理由はいくらでも創作できます。
>問題は、多国間スワップで…、アジア諸国が韓国のように日本にたかり始めることです。
大分以前のことになるが、麻生財務相が国会で日韓スワップについて質問された際に、「貸したはいいが、本当に返ってくるんでしょうかね」といった趣旨の答弁をしたことがあったと記憶している。ものすごく相手を馬鹿にした話だと思ったものだが、あまり激烈なリアクションを惹起しなかったところを見ると、案外図星だったのかも。しかしまあ、ほかのアジア諸国まで十把一絡げというのは、相手に対して失礼。スワップはあくまで等価交換。普通の国なら多少のタイムラグがあってもきちんと返します。額面はそうでも、受け取ったときの実質価値が相当に減価してるってことはあるかもしれないが。
>日本円は日銀が輪転機回しまくればいくらでも作れます
これは誤解。これやったらそれこそ輪転機経済。かつてのジンバブエ、アルゼンチン、今のベネズエラみたいになっちゃう。発行した通貨は、信用供与を担保としたいわば日銀の負債。取引相手は銀行などの金融機関に限られるから、そこで必要とされる通貨の量、つまりその時点での経済活動の総体が日銀の通貨発行量となり、適切な管理が行われている=輪転機の回転量がコントロールされている。今の量的緩和政策は、民間での貨幣流通が冷え込んで経済成長が止まっているのを、無理にでも銀行に日銀券=お札を受け取らせ、貸出量を増やさせることで経済活性化を図ろうというもの。これをやると日銀の負債が増加することになるから、その分は国債や株式の買い付けで保有資産を増やし、信用の低下を防いでいるんです。だから、自ずと上限がある。
MMTへの批判は多いね。しかし日本にやれやれと促したFRBのOBが批判するというのはブラックジョークだな。日本すでに輪転機経済だよ。為替ほ相対価格の世界だが通貨が減価、いや暴落したらすれば信用など吹っ飛んでしまうね。株、国債を買っても意味はない。
こちらの記事だと、微妙にニュアンスが違います。
https://www.nationmultimedia.com/detail/asean-plus/30367091
現在拠出も引出しも米ドルで行うことになっていますが、これを拠出に関しては自国通貨で行う事も出来るようにしたい、という話のような気がします。
アセアン諸国にとっては拠出額より引出し額が数倍の制度ではありますが、それでもいざという時になけなしの米ドルを使いたく無い、という思惑では無いでしょうか。
これ、もしかしたら、韓国が提案した話じゃないかと疑いたくなりますね。
つまり、日本以外がガラクタを拠出して、日本から米ドルを引き出す仕組み?
日本の負担が増えてるじゃん!!
なんかよくわからんが、アジアが通貨で何をやったところで、ドルには勝てないよ。
唯一、ドルに対抗できるとしたら、認めたくはないだろうけど、元だけだよ。
スワップ協定だとか、なんだとか、いくら日本がアジアに向かって言ったとて、しょせんは米国の走狗、タイにしろインドにしろベトナムにしろ、本当に助けてくれるのか、信じていないと思うな。
日本が本当にアジア諸国に貢献したいと思うなら、まずは日本から、米国支配を脱しないと、何を言っても通じない。
やってることは、韓国と五十歩百歩、目くそ鼻くそを笑うの次元、中国の方がよっぽど骨があるんじゃないか?
カニ太郎さんへ
>日本が本当にアジア諸国に貢献したいと思うなら
何で、そんなコトしなければならんのだ?
前提がオカシイだろ
鞍馬天狗の小父さんへ
仰る通り。
貢献する必要など有りません。
但し、貢献する「振り」は必要かもしれませんね。
アジア通貨危機って覚えてる?
勿論、わかって言ってますよ。
そちらこそ、アジア通貨危機の本質、わかってるのかな?
IMFはどこの国が支配してる組織なのかな?
アジア通貨危機のあと、日本が作ろうとしたAMF構想を潰したのは、アメリカだよね。
IMFでやりたいことは、新興国の救済なのかな。
IMFプログラムは、アジア的なビジネスモデルを壊し、自由化という名のグローバル化だよ。
裏にはユダヤ資本があるのは予想つくよね。
日本がアジア諸国でいくら通貨スワップ締結したところで、結局、日本は米国の許可なくアジアの諸国を助けることはできないのだよ。
そもそも、新興国通貨が弱くなるのは、ヘッジファンドが投資資金を引き上げられるからだよ。
投資資金はドルがほとんど。
しかも運用総額は総額1京6,000兆円
日本の外貨準備高が1兆ドル
米ブラックロックの運用資産が10兆ドル
米バンガード・グループも10兆ドル
どうやって守るの?
蟷螂の斧だよね。
カニ太郎さんへ
何で、日本が他国を守る必要が有るんだ?
カニ太郎さんへ
>日本が本当にアジア諸国に貢献したいと思うなら
誰も、そんなコトを望んでいない
アジア諸国に貢献して、どんな得が有る?
はい、わかりました。
私の失言でした。
日本が、わざわざ米国ユダヤ資本に背いてまで、アジア諸国の経済システムを、守らなければいけない理由は、確かに、ありませんでした。
でも、もしかしたら、アジアに投資してる三菱三井系の資産を引き上げる時間稼ぎに、アジアの経済システムの急変を押さえようとするための、通貨スワップなのかもしれない・・・
こんな仮説は成り立たないかな?
円を融通することで、為替相場の急落は防げる。
最終的にはダメだろうけど、時間稼ぎにはなるよね。
その間に、日本の機関投資家を、新興国から逃がす(笑)
ちょっと酷すぎるかな(笑)
カニ太郎さんへ
ウン、酷すぎる
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
韓国がタイから、このような提案をしてもらうのが第一段階で、本命は
次の米韓首脳会談で、(事実上の)日韓通貨スワップを結ぶように、日本
に圧力をかけてもらうことだと考えるのは、考えすぎでしょうか。
露骨に日韓通貨スワップと言えば、(日本側の)反発が大きいので、取
り繕ったのでしょうが、もしそうだとすれば、アメリカに何のメリットが
あるのでしょうか。(尤も、韓国のことだからと考えれば、その通りなの
でしょうが)
駄文にて失礼しました。
すみません。追加です。
次の米韓首脳会談で、(韓国のことですから)北朝鮮制裁を守る代わり
に、日本に「タイからの提案の(実質的な)日韓通貨スワップを結ぶよう
に」との圧力をかけてもらうという、妄想をしていると考えてみました。
妄想にて失礼いたしました。
ドルに対する依存度を下げるとは・・・・それも現地通貨で??
シロートの私でもこの2か所でバツを付けられます。
多国間スワップを自国通貨で拠出して、一番得する国はどこ?
*****
①多国間スワップでハードカレンシーの国は?
*日本
②多国間スワップで実質的な原資負担をしている国は?
*日本、中国
③多国間スワップで恩恵を期待できる国は?
*ASEAN諸国
多国間スワップを構成する国々の中に、上記の①②③に該当しない国があります。
つまり、自国通貨がハードカレンシーではなく、実質的な組織の原資負担者でもなく、相当の拠出負担は求められるにもかかわらず恩恵が期待できない国のことですね。
言い出しっぺは、ここだと思います。
*****
すでに、ドル建てでの共助システムは存在するのですから、日本が実質的な一人負担となる仕組みには参加不要です。
どうしても必要な場合には、個別に二国間スワップを締結すればいいことです。
カズさんへ
日本が、割食ってまでやる必要ないよね
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
本日のプライムニュースは、韓国経済がテーマで、その中で
「日本企業になかには、グローバル展開の拠点として、韓国を組み込ん
でいる社がある。そして、韓国の代わりは直ぐには用意できない」との
話がありました。しかし、(中国に)レアメタル禁輸された時の経験から
常に代用品(?)の準備だけは、しておくべきではなかったかと思いまし
た。(余計ですが、今回は鈴置貴史さんも出演して、大変の面白かったで
す)
駄文にて失礼しました。
金(ドル)が欲しいなら国連本部なりIMF なりトランプタワーなりのエントランスで文在寅が筵を引いて割れ茶碗を置いては正座していればいいのでは?
安保理が韓国の背取り関与疑惑に対して本腰を入れ始めたようです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190403-00000037-yonh-kr
セカンダリーサンクションの可能性も高まってきました。
それを理由にして、この手の多国間スワップには韓国の参加は丁重にお断りすればよいと思います。
すみません、こちらの記事の方がよいですね。
http://japanese.donga.com/Home/3/all/27/1691312/1
ポイントは安保理が韓国政府の頭越しに直接海運会社に警告した、ってところですね。
韓国政府、完全に相手にされていません(笑
弱者国の通貨危機回避目的でローカルスワップが本当に必要なら、韓国抜きの枠組みのグループを日本が独自に作れば良いだけでしょう。 相手国は困っているなら、贅沢言わず入ってくれるでしょうし、実質的に入らないとか言いそうなのは中国だけなんだし、それはそれで日本は困らないと思います。
ドルに依存してるとなにか問題があるんでしょうか? まずここから分からないです。
匿名さんへ
簡便化の為、日本と他国の二国間の場合だけ説明するね
①為替手数料が、二回掛かる
円=>ドル=>他国通貨
②通貨の変動リスク
③円はハードカレンシーなので、
米国が容認する範囲で多く流通させた方が日本の利益
まだ有ると思うけど、取り敢えず
CMI参加国のうち日本を除けば、経済の急激な破綻が起きる契機となるのは外資が一斉に逃げ出す事態。外資系企業は大体は現地の自国系ないし米銀などのグローバルな銀行にドル建てで資産を預けておいて、一朝ことあればいつでも逃げ出せるように備えている(中国ではこれをやらせないように、とてもじゃないが経済大国とはいえないさまざまな外資規制を設けているが、それが逆に人民元の国際化を妨げている)。だから危機が発生したとき、最初に起きるのが、国内のドルが払底して貿易、資本決済の機能が麻痺すること。CMIはこうした緊急事態に参加国の間でドルを融通し合う仕組みだが、困ったときはお互い様というお人好しの集まりではない。一国の経済危機は周辺にも波及するから、巻き添えになっては迷惑というのが本音。それに日中韓は言わずもがな、ASEAN諸国だって内部にいろんな対立、葛藤を抱えている。他人の不幸は蜜の味で、こういうときには新興国通貨は皆つられて下落してるだろうから、いま貴重なドルを手放すのはどうもと、要請に応じないことも十分あり得る。そこで出てきたのがローカルカレンシーによるスワップというアイデアなんだろうが、これは借りたドルはドルで返すというCMIとは、実質的には別物。とくに、直ちにドルに交換できる日本円を持つわが国にとっては、食い逃げされるリスクもさることながら、ドルへの依存を低下させて円決済可能な貿易圏をアジア地域に広げるという、国家戦略上もまず役に立たないから、まあお付き合いしないのが至当といえるんじゃないかな?