【昼刊】鈴置さん、韓国はお嫌いですか?
日経ビジネスオンラインの大人気シリーズ『早読み深読み朝鮮半島』の最新記事が更新されているようです。この記事自体、非常に読みごたえがある良記事ですが、少し違った角度から読むと、また違う興味深いことがらが浮かび上がります。
目次
一見すると北朝鮮論だが…
日経ビジネスオンライン(NBO)の大人気シリーズといえば、日本経済新聞社の元編集委員である鈴置高史氏(今年3月に日本経済新聞社を退職)が執筆する『早読み深読み朝鮮半島』です。その最新版が、本日、NBOに掲載されています。
米中貿易戦争のゴングに乗じた北朝鮮の「強気」/北朝鮮は誰の核の傘に入るのか(2018年7月10日付 日経ビジネスオンラインより)
今回も非常に興味深い内容です。リンク先記事を閲覧するためには日経IDの取得などが必要ですが、その手間を掛けてでも読む価値はあります。是非、ご興味があれば、リンク先記事を直接、読んで下されば幸いです。
要するに、北朝鮮は米国の傘の下に入るのか、中国の傘の下に入るのか、北朝鮮自ら核武装するのか、それとも半島全体が中立化するのか、といったシナリオに分けて、北朝鮮の非核化の行方を見る、というものです。
まことに僭越ながら、私が『【朝刊】北朝鮮のペースに絶対に乗るな』で述べた内容と、部分的に重なっている部分もありますが、さすがにプロフェッショナルのジャーナリストの手にかかれば、同じ材料をベースに議論していても、本当にわかりやすくて有益な記事になります。
余談ですが、鈴置氏の記事を読むと、私もまだまだ文章力が足りないと痛感せざるを得ません。
日本経済新聞社退社の影響?
ちくちくと韓国を刺す鈴置氏
ところで、今回の鈴置氏の記事を読んでいると、主題は「北朝鮮」ですが、記事の文章のなかで、韓国のことをちくちくと刺した記載が、やたらと目につきます。鈴置氏が日本経済新聞社を退社したことにより、より自由にのびのびと記事を執筆されているからでしょうか?
私が気になったのは、たとえば、次のようなくだりです。
「トランプ大統領は、金正恩(キム・ジョンウン)委員長を信頼できる人と評価しました。/鈴置:米朝首脳会談後の会見で「talented man(才能ある人)」「very smart. very good negotiator(賢く、優秀な交渉者)」と述べました。/彼一流のおだてです。この会見で、トランプ大統領は文在寅大統領のことだって「very, very fine gentleman(とても立派な紳士)」と評しているのです。」
北朝鮮の独裁者である金正恩(きん・しょうおん)を、ドナルド・J・トランプ米大統領が「信頼できる」などと述べたことを、鈴置氏は「トランプ氏一流のおだて」だと述べたうえで、文在寅(ぶん・ざいいん)大統領のことだって誉めた、としています。
ということは、鈴置氏は暗黙の裡に、文在寅氏のことを、「本来は誉めるに値しない人材」と評価している、ということでしょうか?(笑)もしそうだとしたら、私は鈴置氏の考え方に、心の底から賛同したいと思います。
韓国は米国を通じて、間接的には日本の同盟国ですし、また、自由主義、民主主義、法治主義などの価値観を日本と共有しているはずの国です。ところが、その韓国が日本に対してやっていることを考えると、私には韓国が日本の友好国となる資格がないと考えています。
このあたり、当ウェブサイトをご愛読いただいていれば、私が普段から、「今すぐ日韓断交をすることは難しいかもしれないが、将来的には日本は韓国との関係を清算しなければならない」と主張している点を思い出していただけると思います。
「論理ではなくムードが決定する国」
次に、米韓同盟の先行きを巡り、鈴置氏がかなり早い段階で、「在韓米軍は撤収する」とする予想を提示していた人物であることについても、忘れてはなりません。鈴置氏は、今回の論考のなかでも、「韓国では理論ではなくムードが物事を決定する」と述べています。
「本音はともかく、文在寅(ムン・ジェイン)政権を含む左派は大いに賛成するでしょう。「米韓同盟こそが諸悪の根源」と主張している人たちですから。/普通の人や保守派は米国との同盟を失うことに恐怖を感じると思います。ただ、韓国では論理ではなくムードが物事を決定します。」(※下線部は引用者による加工)
なかなか容赦ない発言です。ですが、このくだりは正鵠を射ています。当ウェブサイトでもこれまでさんざん眺めてきたとおり、韓国においては、重要な決断の数々が、論理ではなく国民情緒に基づいて下されていることは間違いありません。
余談ですが、私自身、韓国との関係についてはただちに終わらせることが難しいという事情も理解しているつもりですが、それと同時に、「無能な味方は有能な敵を上回る脅威」でもあります。日本は少なくとも韓国を「信頼できる友邦」とみなすべきではないと私は考えています。
「韓国は同盟国としての価値がない」
鈴置氏の文章には、次のようなくだりも出て来ます。
「そもそも米国にとって、戦略的な要衝ではない韓国との同盟は価値がありません。それどころかカネがかかるし、余計な紛争に巻き込まれるリスクもある。/朝鮮戦争で韓国を助けたために米国はこの半島にはまり込んでしまった。もともと朝鮮半島は米国の防衛線の外にあるのです。/2010年頃から米軍関係者は「米韓同盟は長続きしない」と日本の安保関係者に非公式に通告してきています。」
この点については、必ずしも全面的に同意するものではありません。確かに韓国は「戦略的な要衝」ではないかもしれませんが、それと同時に、ユーラシア大陸の南端に拠点を持っておくことは、米国にとっては悪い話ではない、という側面もあるからです。
ただ、「カネもかかるし紛争のリスクもある」という点については、そのとおりでしょう。韓国という国自体が、「敵・味方」を正確に認識する能力を欠いていて、本来ならば全面的な味方であるはずの日本をやたらと敵視する一方、中国や北朝鮮に不用意に近付くという危うさを持っているからです。
米国が折りに触れ、韓国を防衛線の外に押し出そうとしているのは、ある意味で当然のことでしょう。
日本への軍事的脅威にさりげなく「南」朝鮮を含めた鈴置氏
私が思わず笑ってしまったのが、次の指摘です。
「日本は米国に対し、ICBMだけでなく短・中距離の弾道弾も放棄させるべきだと死に物狂いで訴えている……。/鈴置:その通りです。「米国に届く核」がなくなっても「日本に届く核」が残る限り、北朝鮮や南北朝鮮から脅され続けるからです。」(※下線部は引用者による加工)
これは、米国に対して日本が米韓同盟の破棄や北朝鮮の核武装容認をしないよう、強く求めているという下りで出て来た発言です。鈴置氏の発言のなかで、北朝鮮が「日本には届く核」を持った場合、日本が「南北朝鮮から」脅され続ける、とあります。
さりげなく、北朝鮮だけでなく「南」朝鮮(すなわち韓国)を含めた格好ですね。この文章が、日経BP社の審査を通ってしまったということ自体も驚きですが、鈴置さんは日本経済新聞社を退社して、気が大きくなったのでしょうか?(笑)
いずれにせよ、私は1人の読者として、「よくぞ私たち読者の気持ちを代弁してくれた」と喝采を挙げたい気分です。
価値も利益も共有しない
ところで、私自身は、「日韓断交」といったシンプルなお題目には賛成できません。日本は韓国に対して大きな貿易黒字を得ていますし、また、日韓間の人の往来も近年、急増しています(といっても、主に韓国側から日本に来る人が増えているだけですが…)。
これに加えて米韓同盟が存在しているがために、日韓両国で今すぐ軍事紛争が発生する可能性は低く、また、北朝鮮と韓国が結託して日本に攻め込んでくるという可能性も、今のところは考える必要がないからです。
ただ、それと同時に指摘しなければならない点は、少なくとも現時点において、安倍総理、河野外相らは、韓国を「基本的価値」も「戦略的利益」も共有する国であるとは位置付けておらず、「関係がこれ以上悪化しないようにマネージする相手」と見ている、という点です。
また、少し古いアンケート調査ですが、日本人のビジネスマンの8割が「ビジネス上、韓国は必要ではない」と述べたという調査結果もありますし(『【再】日本人ビジネスマンの8割「韓国不要」ほか』参照)、インターネット上では日々、「嫌韓」、「日韓断交」などを唱えるページが人気を集めています。
ただし、私が今すぐ日韓断交すべきではないと考える大きな理由は、日本の国内法の整備が間に合っていないからです。もっといえば、憲法第9条第2項の無効化、つまり「戦争できる日本」を実現してからでなければ、韓国との関係の清算には向かえないのです。
逆に申し上げれば、日本が本気で日韓断交を目指すのであれば、それに向けた準備をしなければなりません。国民の力で、立憲民主党や日本共産党などの「国民の敵」を国会から追放し、朝日新聞社という「国民の敵」を倒産させなければならないのです。
私が次の3つのお願いをするのは、日本がより良い方向に変わるために必要だからです。
- 変な報道を続ける新聞を読んでいる人は、その新聞を解約しましょう。
- 変な報道を続けるテレビを見ている人は、そのテレビを見ないようにしましょう。
- 選挙にはきちんといきましょう。
ご賛同いただける方には、是非、ご協力を賜りたいと思います。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
< 更新ありがとうございます。
< 鈴置氏のコラム(インタビュー形式)を拝読しました。なるほど鋭い切り込みです。読んでてページが惜しいぐらい、あっという間に読み終えました。しかし、『北朝鮮の非核化のゆくえ』に腹に収まらない感がします。不確定要素が多いので、何でも言えますが、ポンペオ長官の再三の訪朝でも合意は見られず、米国はシンガポール会談通り、一歩も引かずCVIDによる非核化を求めているようです。北は茶番の何か核施設に関する破棄のジェスチャーをしたようですが、そんなものに米国は騙されていません。
< この現在の状況からして、米朝の綱引きはかなり長期化するものと見ます。といっても米国もサージカルアタックや、タイムリミットによる奇襲など行わず、『恫喝に近い言葉を浴びせる』程度でしょうが。正直言って、米国は韓半島にできるだけ関わりたくない、というのが本音ではないですか。極東は最前線基地であり最重要拠点の日本があれば十分と見ていると思います。要は経費対効果で半島は護る値打ちが無い。東シナ海か日本海に空母を遊弋させれば、対中でも事足りるのも事実です。
< 鈴置氏の「北朝鮮の非核化のゆくえ」には4つのパターンが掲載されていますが、私はⅠとⅡは『米韓同盟維持して』との事なので、無いと見て消します。またⅠは北が中国の核の傘の下?これも有りえないでしょう。中国は北朝鮮の三代目金正恩を信用してません。長い間挨拶にも来ず、金日成や正日の時代とは異なります。蜜月ではない。またⅡに至っては米国と北が同盟関係になるというストーリー。コレやると、米国政府はもたないです。反対派が多過ぎます。
< Ⅳは北がIRBM等短中距離核を持つ事を米国が了承するという事ですが、東南アジア諸国、環太平洋の島嶼国をすべて失い、果てはグアム、サイパン、ハワイ、アラスカまで脅威に晒される事になる。考えにくいと思います。
< となると、Ⅲの『半島全体が中立化し、国連や周辺大国がその国体を保証する』が残ります。しかし厳しい言い方ですが、金正恩に『中立化』なんて選択肢が頭の隅にでもあるでしょうか?それならとっととスイスあたりに亡命して、国はほったらかしにする人物だと思います。
<私は、朝鮮民族の性から言って、南北統一しても上手くいかないと思う。韓国はなるほど世界10位ぐらいの国力はあるが、超ビンボー北朝鮮を養う力など無い。いくら日本、中国、米国が経済的に援助しようが、金王朝体制ならドブにカネを捨てるようなもんだ。更に南北間対立でほぼ100%の確率で内輪もめか脚の引っ張り合いをする(笑)。ということで、金体制除去後しか、北朝鮮の非核化の話はできないと思います。 以上。
>ということは、鈴置氏は暗黙の裡に、文在寅氏のことを、「本来は誉めるに値しない人材」と評価している、ということでしょうか?(笑)
外交の場では、北朝鮮の様な直接的な非難は三流のすることで、実際のホンネはノンバーバルコミュニケーションにあるというのが実際ではないでしょうか。
今回ポンペオ国務長官がソウルを素通りしたのとか、引用記事の「ポンペオ米国務長官と河野太郎外相、康京和韓国外相」の三者の記念写真をわざわざ河野太郎外相が腕を交差させて握手するというのは、交錯する米韓関係をなんとかつなぎ止めてるのは日本だよという状態を表しているというのはうがち過ぎでしょうか。
リアルに文在寅大統領が訪米したときと安倍首相が訪米したときの「サービス」の差はいうまでもありませんが、この前の文在寅大統領の訪米時の合同記者会見時の文在寅にしゃべらせようとしなかったのには笑いました。
文在寅大統領の心の師である盧武鉉大統領への酋長棒贈呈並に、ヒドイ扱いでした。
めがねのおやじ 様
りょうちん 様
いつもコメントありがとうございます。
拝領したコメント自体、非常に重要なご指摘が多々含まれており、つきましては、これらのコメントをベースに、また小稿を作成してみたいと思います。
引き続きご愛読を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
ネタ帳代わりに思いついたリンクを張っておきますね。
晩餐会の赤ワインは“血”の匂い? 英王室は皮肉たっぷり…天安門事件と同じ1989年もの
https://www.sankei.com/world/news/151027/wor1510270037-n1.html
陰険さでは英国にも負けないフランスはエリゼ宮のシェフのインタビュー。
「大統領の料理人」が語るエリゼ宮饗宴の内幕
フランス大統領官邸エリゼ宮料理長のギヨーム・ゴメズ氏に聞く
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20131029/255215/
この記事中でずばり、料理の格付けはあるのかという質問に対して、うまくはぐらかしています。
「文在寅 トランプ」でGoogle画像検索をかけるのも面白いです。トランプの顔にAI認識かけたくなりますねw。
韓国が米国側にやらかした、外交非礼は、この記事にまとめられています。
https://www.mag2.com/p/money/334523
トランプ「あいつは何を考えてるんだ?」文在寅の失態で韓国経済が大ピンチに
平昌五輪では、トランプ代理の人々にも細かいを攻撃したので、
ペンス米副大統領の非礼…キム常任委員長を除いて握手し歓迎式場を後に
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/29751.html
とか反撃された。それでもめげずに、閉会式に出席してくれたイヴァンカ・トランプ氏には、
https://www.asahi.com/articles/ASL2T4Q32L2TUHBI00R.html
北朝鮮の金英哲氏、イバンカ氏らとVIP席 五輪閉会式
>イバンカ氏は文氏と同じ列、金氏は後ろの列に座り
北朝鮮のエラい人より、下座に座らせてやったとか
前の投稿で書いた文在寅大統領訪米時の惨憺たる事象も韓国系の人の目にはこう映るようです。
https://www.newsweekjapan.jp/kim/2017/07/post-5.php
トランプをうならせた文在寅の話術
いや、
「これだけ血を流して韓国という国を西側に留めたんだから、今更”損切り”しないよね」
という脅しにしか聞こえないのですがねえ。「血盟」ネタは北朝鮮と中国も好きですが。
北朝鮮と韓国は双子の兄弟です。兄は北朝鮮、弟は韓国です。国名にもよく表れており、地名は「朝鮮半島」、言語名は「朝鮮語」(言語学者に「韓国語」というと怪訝な顔をされます)、民族名(エスニック・グループ)は「朝鮮人・朝鮮民族」。英語のKoreaの語源は「高麗」のようで、これも北朝鮮。「韓」のほうは「馬韓、弁韓」等の半島南の国家を指すらしい。ところで、日本にとって、朝鮮は自らを映す鏡だと思います。部材はまったく違うのに構成方法が気味悪いほど似ている。特に、①論理でなく、ムードで決定しやすい、②同調圧力に弱い、③外圧に弱い、④初期に方針を決定すると変更が難しい、⑤面子を重視する。④と⑤は中国にも言えそうですし、これらのことは程度の問題で「国民性」と総括しうるのかどうか疑問もありますが。