元新聞記者らが「新聞社による記者への言論規制」指摘

前提条件がおかしい議論は、結論もおかしくなるものです。こうしたなかで、個人的に強い違和感を覚える記事があるとしたら、「新聞社が新聞記者に対する言論規制を強めている」、などとする、元新聞記者による主張です。株式会社朝日新聞社が自社の記者(や元記者)に対し、出版を認めないなどの事例が相次いでいる、とする指摘ですが、正直、記事を読む限りでは朝日新聞側の考え方の方が社会通念に照らして正当ではないかと思えてなりません。

株式会社朝日新聞社の収益構造は盤石

当ウェブサイトを訪れてくださる方のなかで、「朝日新聞」と聞いて、正直、良い印象を持っている人は少数派ではないでしょうか。ネットで調べても、一連の慰安婦報道、福島第一原発報道などもさることながら、前世紀の「珊瑚KY事件」も含め、「報道不祥事をとくに多く発生させているメディア」、などとされることも多いようです。

ただ、株式会社朝日新聞社という会社組織に関しては、経営学的にはひとつのモデルケースでもあります。

そもそも今朝の『紙の新聞が消えてもネットに居場所を変えることはない』などでも議論したとおり、新聞社、あるいは「紙媒体の新聞」にとって、このネット時代は「冬の時代」どころか「氷河期」です。

そんな「氷河期」において、生き延びる可能性が非常に高い新聞社のひとつが、株式会社朝日新聞社です。

その理由は、株式会社朝日新聞社の収益構造にあります。

1年前の2022年3月期決算のデータで恐縮ですが、同社の連結ベースでの利益は、新聞を中心とする「メディア・コンテンツ事業」が45億円であるのに対し、不動産事業が51億円で、すでに不動産の方が新聞事業よりも儲かっている、という状況にあるのです。

これに加えて同社は株式会社テレビ朝日ホールディングスや朝日放送グループホールディングスといったテレビ局の株式を所有しており、連結ベースでは75億円の持分法投資利益が計上されていて、結果的に200億円近い経常利益を叩き出しています。

ただし従業員数は減少が続く

もちろん、昨今のウクライナ戦争などを受けた物価上昇の影響もあり、また、新聞部数減の影響もあり、おそらく今期はメディア・コンテンツ事業がかなりの損失に陥っているものと思われます(※詳細については、来週にも公表されるであろう同社の2023年3月期有報を待ちたいと思います)。

しかし、自己資本比率も60%少々と高く、安定した不動産事業を有し、関連会社が営むテレビ事業も(まだ)そこそこ儲かっているという事情を踏まえるならば、同社が短期間に経営危機に陥る可能性は高くありません。

ただし、そうはいってもメディア・コンテンツ事業から大きな赤字が垂れ流される、という状況については、防がねばなりません。

次の図表は、株式会社朝日新聞社の過年度有価証券報告書をもとに、同社(単体)の従業員数と平均給与の推移をグラフ化したものです。

図表 株式会社朝日新聞社 従業員数と平均給与

(【出所】株式会社朝日新聞社・過年度有報をもとに著者作成)

これによると、同社の従業員は2022年3月期で3,619人と、ピークの2006年3月期(4,956人)と比べ1,337人減少しました。減少率では27%ほどです。また、平均年収も06年3月期の1365万円と比べ、22年3月期には1113万円と、251万円下がっています。

比較のベースは異なりますが、1人あたり単純計算で1600万円近い人件費が計上されているNHK職員の事例と比べると、ずいぶんと低いです(※ただし、NHKの場合は福利厚生費や退職給付費用も含まれている、という事情もありますが…)。

フリーランスの記者が増えている理由は?

世間と比べればまだまだ給与水準は高いといえるかもしれませんが、それでも近年、同社を含めたメディア各社は割増退職金付きで早期退職を進めて来たという事情もあってか、「フリーのジャーナリスト」のなかには、かつての大手新聞社・大手テレビ局の従業員だった、といった事例が増えているようにも思えます。

たとえば『「中国が最も恐れた政治家」を失った日本外交の行き先』では、峯村健司氏が執筆した、安倍外交の「対中関係」に焦点を当てた秀逸な論考を紹介したことがあります。

峯村氏自身は最近、さまざまな場で活躍し、極めて高い評価を得ているジャーナリストですが、じつはこの峯村氏自身、なんと朝日新聞の元編集委員でもあるのです。個人的に峯村氏は株式会社朝日新聞社という「組織」を離れたことで、活躍する場が広まったのではないかと推察しています。

ただ、峯村氏のような「良い事例」ばかりではありません。

最近有名になった、岸田首相に向けて「逃げるんですか」という暴言を吐いた事例(『首相記者会見で「逃げるんですか」発言記者に批判殺到』等参照)で出て来た「例の記者」の方も、じつは朝日新聞のご出身なのだそうです。

当ウェブサイトでも岸田首相を批判的に取り上げることはありますが、そんな岸田首相に対してであっても、「逃げるんですか」はさすがに無礼です。岸田首相は当日、G7広島サミット議長国の首相として極めて多忙なスケジュールを縫うようにして記者会見に応じてくれたわけですから。

言論弾圧と安倍政権は無関係

ただ、とくに新聞社出身の「ジャーナリスト」の方々のおかしな点は、それだけではありません。

以前、『新聞記者の皆さま、会社に不満があるなら独立しては?』のなかで、「最近、大手新聞社に所属する記者を中心に、社外での言論活動を制限されている」とするアンケート調査結果がとあるシンポジウムで紹介された、などとする話題を取り上げました。

なかでも印象的なのが、シンポジウム参加者のひとりが述べた、こんな内容です。

新聞社も部数減でセコくなったものです。安倍政権からの言論弾圧の延長線上にあるのでしょうが、新聞社が萎縮すれば権力の思うツボ。これでは21世紀の大政翼賛会になってしまいます」(2023/06/05 13:40付 日刊ゲンダイ『堕落した大新聞ついに自ら“言論統制”の自殺行為 朝日新聞が社員の書籍出版を「不許可」』より)。

そもそも「安倍政権からの言論弾圧」のくだりが意味不明です。2017年の「もりかけ」問題を含め、新聞社はそれこそ自由に安倍政権を批判し続けていたからです。安倍政権は最近の新聞部数の急減と何も関係ありませんし、そもそも安倍政権が終了してから、すでに3年近くが経過しています。

想像するに、これらの「ジャーナリスト」さんたちの不満の正体は、「政権からの圧力」ではありません。

「インターネットの普及により、これまで通りに国民世論を動かすことができなくなってきていること」に対する不満であり、また、「政権を批判する立場であるはずの自分たちが、ネット上で人々から冷笑を浴び、批判されていること」に対する不満なのでしょう。ようするに自業自得です。

「朝日新聞が記者に対し言論規制」

こうしたなかで、先日の日刊ゲンダイ記事でも取り上げた、「ジャーナリストらの新聞社に対する不満」というテーマに、こんな「続報」が出ていました。

ガーシー本、原発本…朝日新聞が社員・元社員の書籍出版を認めず。新聞社の強まる言論規制に元朝日記者が危機感「管理職がジャーナリズムを捨てようとしている」

―――2023/06/22 08:00付 Yahoo!ニュースより【集英社オンライン配信】

記事を配信したのは『集英社オンライン』ですが、記事の見出しにあるとおり、「新聞記者の『言論の自由』が脅かされている」、などと主張するものです。

記事では元朝日新聞記者でもある著者の方が、最近、株式会社朝日新聞社の社内で「自主規制」が強まり、従業員や元従業員による書籍出版を認めようとしないなど「言論規制」が強まっている、などと危機感を示しています。

最初に取り上げる事例が、これです。

朝日新聞の記事審査室に所属する記者が、休日に自腹で取材して『なぜ日本は原発をやめられないのか』という本を大手出版社から出そうとしたら、会社が認めなかったのだ」。

新聞記事を書籍化する際、著作権をめぐるいざこざは私も朝日新聞の記者時代に経験してきたが、休日に個人的に取材した記事の発表を阻止される例は、私の周囲では聞いたことがなかった」。

…。

これに関しては正直、株式会社朝日新聞社の肩を持つわけではありませんが、同社の対応に特段の問題があるとは思えません。通常、「休日の自腹での取材」であったとしても、「朝日新聞記者」という肩書を持っているだけで、一般人と比べてかなり深度のある取材ができるなど、社会的な優遇が得られるからです。

これに関連し、ちなみに記事では「1980年代まで、新聞記者は社外メディアで比較的自由に(記事を)書いていた」などとしつつ、そうしたルールが90年代以降、次第に厳格化され、「記者個人の言論の自由の幅は狭められてきていた」、などと指摘します。

前提条件がおかしい

ただ、「比較的自由に社外でも記事を書いてよい」ということが当然とは思うべきではありません。

あたりまえですが、休日・自腹での取材であっても、その人物は「朝日新聞記者」なのですから、何らかのトラブルを発生させた場合、株式会社朝日新聞社がその責任を問われることもあるからです。

正直、前提条件が間違っている記事は、そのあとの議論をいくら読んでもあまり意味はありません。

たとえば、「新聞連載を出版する際の著作権は新聞社に帰属するか、記者個人に帰属するか」などに関する議論もあるのですが、一般社会通念に照らせば、新聞記者が新聞社の職務として記事を執筆しているなら、その記事は新聞社に帰属するのは当然のことでしょう。

また、記事の中では朝日新聞の元記者が記者時代に執筆し、ボツになった記事を出版した際、株式会社朝日新聞社はこの元記者と版元である株式会社講談社への抗議文を公表した、とするくだりもありますが、その際の朝日側の言い分はこうです。

退職者が在職時に職務として執筆した記事などの著作物は、就業規則により、新聞などに掲載されたか未掲載かを問わず、本社に著作権が帰属する職務著作物となり、無断利用は認めていません。(中略)就業規則により、本社従業員は業務上知り得た秘密を、在職中はもとより、退職後といえども正当な理由なく他に漏らしてはならないと定められています」。

正直、株式会社朝日新聞社のこの声明文、おかしなところはなにもありません。一般社会通念に照らし、ごく当たり前の話です。

いずれにせよ、新聞社を辞めた人が新聞社と対立するというのも興味深いところではありますが、この記事を読むと、株式会社朝日新聞社の社内規則の方が合理的です。

国家権力が朝日新聞というメディアに対し、特定の記事を掲載しないように命じるなどしていたとしたら、それは言論の自由に対する侵害ですが、株式会社朝日新聞社が自社の記者に対し、特定記事を書かないように命じたとしても、それは言論の自由とは関係ありません。

その意味では、この記事も、社会通念から逸脱しているのは新聞社の側なのか、それとも記者の側なのかについては、なかなかに興味深い論点といえるかもしれません。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. 農民 より:

    東京新聞 「はえ~」
    望月衣塑子「はえ~」

  2. レッドバロン より:

    東京新聞って本当にいい会社だったんですね。
    (棒)

  3. めがねのおやじ より:

    「1980年代まで、新聞記者は社外メディアで比較的自由に(記事を)書いていた」「そうしたルールが90年代以降、次第に厳格化された」(嘲笑)。

    なるほど分かりやすいです。捏造でも嘘でも「体制側が悪い」「与党は大政翼賛会だ」「中国の発展は素晴らしい。我々は贖罪も込めて援助せねばならない」と言った記事を書いても、読者は何も真実を知らずに従っていた。そのお先棒を担いでいたのが朝日新聞!(ATMNら)。

    賢くなった現代人相手は、さぞかしオモロく無いでしょう。「朝日記者だ」と言えば、皆ひれ伏すような時代が過去にあったとして、今なら「エッ?しんぶんきしゃサン?しんぶんは要らんデ」と言われるのが関の山(笑)。

  4. KN より:

    ゲンダイさんは、社員が会社の肩書と内部情報を使って勝手に副業をしていても文句をいわないのでしょうか?
    ジャーナリズムと言えばなんでも正当化できるわけではない。

  5. 匿名 より:

    一般的に、在籍中の職務に関することは、会社に権利・裁量権があるのは当たり前のことです。こんな事、子供でも分かる理屈です。
    そもそも、そんな本は職務中に知り得た事の暴露的な価値?しかないもので、ジャーナリズムとも言えないシロモノ。
    いや、本当に出来の悪いガキのまんまですなあ。

  6. KY より:

     特亜やロシア、関生やジャニーズに忖度して「報道しない自由」ばかり発動させてきたマスゴミが被害者面。
     面の皮の厚さはガンダリウム合金並み・それとも超合金Z並み?

    1. オタク歴40年の会社員です、よろしくお願いいたします より:

      そんな良いものでは、
      せいぜいF91の鉄仮面てところですね。

    2. レッドバロン より:

      テコンVもわすれないでーw

  7. 雪だんご より:

    いくら朝日新聞といえども全く世論の空気を無視し続けている訳ではないし、
    最近はすっかり弱気になってきました。こんな炎上確率の高そうな本を出版したくないのも、
    「朝日新聞記者の肩書を持っている以上何でも自由にはやらせられない」のも、
    妥当な判断と言えるでしょう。

    どうしてもこういう本を出版したかったら、ゲンダイなりリテラなり
    「炎上が大前提かつ大歓迎!」の様なスタンスの所に行くのが良いでしょうね。
    ああいう所は「朝日や毎日では物足りなくなった」ライターや読者が行く所なのでは?
    と個人的に推測しています。

  8. 7shi より:

    「1980年代まで新聞記者は社外メディアで比較的自由に書いていた」 の例として名前が出てくるのが、朝日新聞の本多勝一と共同通信の辺見庸って (笑)。本多勝一が書いたのは 「南京大虐殺」 のトンデモ本で、辺見庸が書いたのは 「旧日本軍兵士の人肉食」 というトンデモ本。

    でも考えてみたら、昔の新聞社は、こういう記者を 「名物記者」 として、自社の宣伝に使っていたんですよね。一般人が反論するのは難しい時代だったから、今なら炎上するようなトンデモな主張でも、「名物記者」 が書けば 「尖った意見」 「刺激的な意見」 などと言われました。

    本多勝一も辺見庸も、いわば 「時代の徒花」 ですね。東京新聞の望月衣塑子記者も、もう少し生まれるのが早かったら、2人のようになれたんだろうな (笑)。

  9. ほぎゃー より:

    どうしても書籍という形で発表したいのなら、自費で出版してコミックマーケットに参加すればいいじゃないですか。「評論・情報」というジャンルもあることだし、古くからの参加者として歓迎しますよ。
    法に触れるものや法人が制作に関与したものでなければ、どんなモノでも発表できます。「缶コーヒー飲み比べ番付」や「『白い粉』写真集」なんてのもあるところなので。
    どのくらい売れるかはわかりませんが、面白がって買っていく人はいると思いますよ。

  10. はにわファクトリー より:

    こんな幻聴が聴こえた気がします。いつもの幻覚作文(ハルシネーション)でしょうか。

    「赤城の山も今宵限り
     縄張りを捨て 国を捨て
     可愛いこぶんのてめえたちとも
     別れ別れになるかどでだ
    「留吉よ
     かつては社旗を翻して赤信号御免の急送トラックを
     走らせたものだった
     夜討ち 朝駆け 茶碗飯
     電柱と一体化して気配を消す忍術は編集部秘伝だったねえ
    「だが われらはライバルを間違えていた
     本当のテキは通信料金の低廉化だったのだ
     より早く ボリューム感・納得感を得るために
     ネットユーザたちの要求は新聞産業の能力限界を超えてしまったのだ
    「悔い改めました 狼少年の誹りは甘んじます 明日からは
     真人間になるますなどと改悛の情を新聞記者が訴えたところで
     いまさらどうなるというだろう 失われた信頼は戻って来ないのだ」
    「アニキ あっしゃあいつまでもついてきますぜ」
    「すまねえなあ 留吉 苦労ばかりさせて ついにはこんな夜が来るなどと」
    「アニキ(よよよよよよよ」

  11. クロワッサン より:

    世の中が副業を認める流れの中で、副業を認める際のルールを一定程度知れば、外部メディアへの記者の投稿について「して良い事してはいけない事」が分かりそうなものですが。

    その朝日新聞記者はまだ過去に居るんですね。。。

    1. 匿名 より:

      現役のその新聞社の記者であることを売りにする前提になると、確実にアウトですよねぇ・・・

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告