マスメディアが「ゴミ」呼ばわりされるには理由がある

ご両親に突撃取材かましたフジテレビは今すぐ謝罪せよ!

「マスゴミ」という用語は決して上品なものではありませんが、思わず「マスゴミ」と言いたくなってしまう事例が一気にいくつも出てきています。いきなりご両親の自宅に突撃して無許可で撮影を開始してしまうフジテレビ。韓国の路上喫煙禁止区域で電子タバコを吸った読売テレビの番組のMC。Xで取材を申し込んで断られるTBSの番組スタッフ。そういえば大谷翔平選手の奥様の話題でも話題になった通り、最近だと「情報の中間流通業者」であるマスメディアをわざわざ経由する必要性も低くなっているのかもしれません。

なぜマス「ゴミ」と呼ばれるのか

個人的に、あまり他人のことを舌鋒鋭く批判するのは好きではありませんし、ましてや他人の職業を「ゴミ」よばわりすることについては、やはり抵抗があります。

ただ、客観的事実だけお知らせしておくならば、新聞、テレビ、週刊誌などを含めたマスメディア・マスコミのことを、いつしか「マスゴミ」と呼ぶ人が増えて来ていることに注意する必要があるかもしれません。

「マスゴミ」とは、「マスコミ」と「ゴミ」を掛け合わせた用語であり、著者自身の理解に基づけば、「ゴミのような情報を垂れ流すこと」に対する人々の怒りを込め、ネット上で自然発生したものですが、意味合いはそれだけではありません。

とりわけ最近だと、その垂れ流す情報のみならず、「取材手法」、あるいはその態度自体が大変に酷い、というケースもあります。

この点、当ウェブサイトでは積極的に「マスゴミ」などの用語を使わないように努力して来たつもりですし、今後も可能な限り、そのような言葉を使わないでおきたいと思っているのですが、さすがに「こんなことをしていたらゴミ呼ばわりされても仕方がない」、といった事例が、最近、あまりにも目に付くのです。

(おそらく無許可で)突撃・撮影するフジテレビの取材班

そのひとつが、これではないでしょうか。

当ウェブサイトではあまり積極的に取り上げてきませんでしたが、ドジャーズの大谷翔平選手の通訳が賭博疑惑で球団を解雇されたとの話題があるのですが、これに関してフジテレビの取材班が通訳の両親の自宅に「突撃」して取材をかましたようなのです。

正直、賭博疑惑で解雇されたのはご本人であり、基本的に成人している以上、ご両親は本件に関係ありません。

取材班が自宅を訪問した時間帯自体はよくわかりませんが、一般人のご家庭にいきなりアポイントなしで取材に訪れ、無断で撮影しているという時点で、私たちの一般社会常識に照らし、かなりの違和感があります。

私たちが知らないだけで、テレビ局を含めたマス「ゴミ」は、もしかして、こうした無断撮影をしても許されるという「法律」でもあるのでしょうか。

まずは、本件についてのフジテレビによる謝罪を待ちたいと思います(あまり期待していませんが)。

宮根誠司氏が路上で喫煙:態度の悪い謝罪

ただ、「取材態度が悪い」という意味では、事例は他にもいくらでもみつかります。

読売テレビの番組『情報ライブミヤネ屋』の司会進行を務める宮根誠司氏が20日、韓国で開幕したドジャーズの試合を取材した際、路上喫煙禁止区域で電子タバコを吸う姿が一般人らにより撮影され、これに関連し、21日の放送で謝罪をした、というものです。

しかもXにポストされた動画で見る限りだと、謝罪の仕方もテーブルの上に手をついて軽く頭を下げている、というもので、これについても「感じが悪い」、といったコメントがついているようですが、(あくまでも主観ですが)嫌々謝罪しているかに見えてしまうのは気のせいでしょうか。

取材を断られたTBSの番組

極めつけは、これかもしれません。

とあるXのユーザーが地震での「被害状況」についてポストしたところ、これに対し、テレビ局(TBS『Nスタ』)の取材班の公式アカウントから取材の申し込みがあり、これに対しポスト主本人から速攻で断られた、というものです。

ところが、番組アカウントの運営者はこのポストを無視するかのように、放送時間になって「該当コーナーの放送が終了したため、上記の依頼を取り下げます」とする趣旨の内容をポストしました。

ポスト主が速攻で「お断り」しているのに、それをガン無視し、あたかもポスト主が依頼に応じなかったがために、やむなく依頼を取り下げたかのような言い方です。大変に無礼と言わざるを得ません。

Xに慣れている人が前後のポストを見れば、ポスト主から取材を断られているのがわかるわけですから、どうして彼らはここまで横柄なのでしょうか。

不要になりつつある「情報の中間業者」

この点、当ウェブサイトは本来、「金融評論サイト」であって、「マスコミ評論サイト」ではないつもりなのですが、ここ最近、マスメディアの「ゴミのような取材態度」、「ゴミのようなコンテンツ」に関する話題が特に増えている気がしてなりません。

先日の『立憲民主党不祥事の話題避けるテレビこそ自民党応援団』でも指摘したとおり、一部の社は政治的公平性の原則をかなぐり捨て、自民党の不祥事は針小棒大に報じる一方、立憲民主党など野党の不祥事は頑なに報じない、といったダブルスタンダードを隠そうとしなくもなりました。

ただ、このインターネット時代、情報発信者としては、新聞やテレビといったマスコミ(あるいはマス「ゴミ」)を通さずに、直接、情報を発表することができるようになりました。

たとえば『大谷選手の「奥様公開」にみるメディアのポンコツぶり』でも取り上げましたが、大谷選手の奥様を巡り、一生懸命にその話題を追いかける日本のテレビや週刊誌などを嘲笑するかのように、大谷選手が自身で奥様との写真を公開したことが話題となりました。

冷静に考えてみたら、自民党も企業もスポーツ選手も、わざわざメディアに取材・報道させなくても、自身で広報すれば済む、という時代になってきたわけです。

そういえば、山手線駅名を冠した怪しい自称会計士のように、官庁などから一次統計データなどを引っ張って来るなどの手口で、メディアが報じない話題を取り上る例もあります(もっとも、『再エネ賦課金制度自体、電力の安定供給に「有害無益」』等でも指摘したとおり、初歩的な計算を間違えることもありますが…)。

こうしたなかで、メディア関係者の不祥事に関する話題がインターネットで毎日のように炎上するようになったのも、結局、「情報の中間業者」に過ぎないマスメディア産業関係者の横暴ぶりが、社会のインターネット化によってあっという間に広がるようになったという社会的事情の変化などの要因もあるはずです。

この点、最近になって「マスゴミ」などと批判されても仕方がない事例が頻発しているのはマスメディアが情報の中間業者としての社会的役割を終えつつあるからなのか、それとも「マスゴミ」と批判されても仕方がない不祥事が頻発するからマスメディアの社会的役割が消滅しつつあるのかについては、よくわかりません。

ただ、終焉に向かう業界が腐敗するのは人類社会の常ですし、腐敗し切った業界が終焉に向かうのも同様である、などと思う次第です。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 駅田 より:

    身内の不祥事はだんまり
    叩いてもいい相手ならマウント取って殴り続ける
    仲間を助け弱きを挫くスタンス

    散々視聴率の種にしてきた題材も
    不祥事を起こせば待ってましたと報道をし続ける様は見ていて気持ちが悪いです。
    そしてマスコミ内の不祥事を掘り下げる事は一切しません。
    インターネットが無ければマスコミ不祥事知る術は無い状態です。
    あまりにもヒドいダブスタ具合を見てると
    日本は堕落が進む事でしょう。

    健全な民主主義は健全な報道があってこそであり
    不健全な報道が続けば民主主義は終わるでしょう

    1. 星のおーじ より:

      立憲共産のことかと思いました。。。

  2. はにわファクトリー より:

    「遠い目ざめ、新聞 TV 産業 にだけ来ない春
     老人頼みのぽんこつサブスクビジネス
     周回遅れ職業に未来はあるのか、逃げ切り転職の趨勢や如何に」

    というアジテーションが幻聴しました。

  3. 引きこもり中年 より:

    情報の信頼性を判断する「情報の中間業者」なら必要ではないでしょうか。ただし、その役目を今のマスゴミが担えるとは思いません。(もちろん、今後、マスゴミが中間業者に業務を変える可能性もゼロではありません)
    しかし、一つの情報の信頼性を確認するには、膨大な時間と人手が必要になります。今のマスゴミに、それが出来る予算と人材はいるのでしょうか。
    そもそも人は、自分の信じたいものしか信じられない生き物です。(もちろん、外聞があるので、それを口外するかは別の話です)
    そのため、自分の信じたくないものは、その情報を誤報として拒否するかもしれません。

    1. 引きこもり中年 より:

      昨日のプライムニュースから「昔は、マスゴミが報道したことが事実だと信じられてきた(意訳)」とのことですが、「今は、マスゴミが報道しても、事実かどうかは分からないと、ばれてしまった」と言うことではないでしょうか。

    2. 引きこもり中年 より:

      テレビ局経営陣やベテラン正社員、王様出演者の頭のなかは、今でも「テレビが王様」時代のままではないでしょうか。

  4. 農民 より:

     太田垣氏の連載(サンダーボルト)を追いかけています。氏は以前腱鞘炎のため一時休載、劇画調の精緻な画風を維持できなくなるも、画風・画法の工夫で、その賛否も含め乗り越えられた方です。安定したとはいえ、頼むから邪魔すんなや、という感想しか出てきません。

     オールドメディアに於いて、二昔前まではマスコミこそが情報の支配者であり漫画家など賤業だとでも言わんばかりの物言いでしたが。昔のコミケにおしかけ彼らが宣った(と噂される)”10万人の宮崎勤”の中からは数多の現役クリエイターが生まれたことでしょう。今となっては太田垣氏のような作家から様々な感動や情報を受けることが多いのに反し、マスコミからは反感や嫌悪感くらいしか受けるものがありません。この宮根氏などは、一体何を生み出しもたらしてくれるというのか。氏のフィルターを通過した情報や見解など、無料でも要らない。

  5. 匿名 より:

    情報も産地直売の方が鮮度も高いし
    信用できますね
    中に他者の手が入ると汚れるし金も取られる

  6. Masuo より:

    > 自民党も企業もスポーツ選手も、わざわざメディアに取材・報道させなくても、
    > 自身で広報すれば済む、という時代になってきたわけです

    まさにそういう時代になってきたように思います。
    そうすると、電波オークションを早々に実施してもらいたいですね。国民の財産である電波を「ゴミ」と呼ばれるような人たちに破格値で利用させる必要は全くありません。総務省は早々に対応してほしいです。

  7. nanashi より:

    「マスゴミ」という言葉は意外にも歴史が長く、昭和41年に公開された「犬シリーズ」の第7作目である「野良犬」で、田宮二郎氏演じるガンマニアの鴨井大介が「お前らマスコミやないわい、マスゴミじゃ!」と激怒する場面が存在しています。
    テレビ放送では、平成4年の第16回参議院議員通常選挙の際にNHKで放送された政見放送で、同選挙の立候補者である東郷健氏が「ソ連が崩壊したことをマスコミじゃなしにマスゴミは資本主義の勝利で社会主義の敗北だと、バカなことを言っていますが…」と演説をしていました。
    インターネットスラングとしては、21世紀に入ってからであり、恐らくは日韓共催のワールドカップ辺りからだと思われます。
    インターネットなどで情報が可視化されたことで、放送利権、メディアスクラム、メディア・リンチ、虚偽報道、偏向報道、報道被害、報道しない自由、報道におけるタブーなどが庶民の前に曝され、その事によって「マスゴミ」という用語が一気に広まったのだと思います。
    「マスゴミ」表現は一般的には侮蔑語に該当しますが、マスメディアが自己改革を怠った事から、自業自得とも言えます。

  8. コメントを送信 より:

    マスコミに実家の住所を教えた人がいると思うとそっちの方が恐ろしいわ!

  9. 雪だんご より:

    悪貨は良貨を駆逐する。もはやマスコミ内ではゴミと評されてしまう様な
    人材が大半なのでしょう。まともな人もゼロではないのでしょうが、
    あまりにも無力すぎるし危険すぎるので改革などできっこない。

    逆に言えば、彼らはとっくのとうに開き直っているのだと思います。
    こういう「ゴミっぷり」でも文句を言わない人達と、むしろ「ゴミだからこそ得られる」
    こういった情報を欲しがる人達の二種類だけを客としている。
    嫌々形ばかりの謝罪をする事はあっても、自分達を改革するのなんて絶対に嫌なのでしょう。

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