ウクライナの抵抗は想定以上?ロシアに3つの落とし所

ロシアによるウクライナ侵攻から5日が経過するなか、ロシアはキーウを掌握しておらず、ゼレンスキー政権も倒れていません。西側諸国の報道やウクライナからのツイッター投稿などによれば、ウクライナ軍の士気も相応に高く、また、市民レベルで火炎瓶を戦車に投げつけるなどの抗戦も報告されているようです。では、ウクライナ戦が予想より長引いた場合、ロシアはどう決着をつけるのでしょうか?

ウクライナの抵抗は想定以上?

首都・キーウは陥落せず

ロシアによるウクライナ侵攻から、もうすぐ5日が経過します。

当初、いくつかのメディアの報道によれば、「ウクライナの首都・キーウ(※)は1日やそこらで陥落する」、「ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はロシアにより排除され、ただちに親露の傀儡政権が発足する」、などとされていました。なかには、ゼレンスキー大統領自身が国外逃亡する、といった観測もあったようです。

※ウクライナの首都を巡っては、「キエフ(Kyev)」とする表記が一般的でしたが、これは「ロシア語由来だ」とする指摘があるためか、欧米メディアは最近、ウクライナ語に由来する「キーウ(Kyiv)」と綴るケースが増えているようです。本稿でもあえて「キエフ」ではなく「キーウ」と称してみたいと思います。

ところが、本稿執筆時点において、キーウが陥落した、という報道はありません。

次のロイターの記事によれば、ロシア軍の部隊がロシアとの国境から30キロほどの地点にある、ウクライナ第2の都市・ハリコフに侵入したものの、依然としてキーウは陥落しておらず、また、ゼレンスキー大統領も陣頭指揮を取り、全面的な抵抗の意思を示しているそうです。

Russian forces enter Ukraine’s second city, gas pipelines explode

―――2022/02/27 19:56付 ロイターより

このあたり、NATO軍も米軍も介入していないなかで、よく持ちこたえている、という言い方もできるかもしれません。

西側の支援、反露感情、そして火炎瓶

もちろん、ウクライナに対しては、ドイツを含めた西側諸国が武器供与などの支援を行っている、といった報道もあります。

German Ukraine arm supplies debate reignites as pledged helmets still not delivered

―――2022/02/25付 EURACTIVEより

これに加えて(あくまでもウクライナ政府の発表によれば、ですが)、土曜日の時点で3人の子供を含めた200人近い民間人に犠牲者が出ている、などの情報もありました。

Ukraine Says 198 Civilians, Including 3 Children, Killed In Russia Attack

―――2022/02/26 15:56 IST付 NDTVより

一般的に、侵略を受ける側の国では一般国民の国防意欲は高まる傾向にありますが(※例外もあります)、これに加えて今回のロシアの侵攻により「民間にも大きな被害が出ている」との報道もあることから、ウクライナでは一般国民レベルでロシアに対する敵愾心がかなり高まっている可能性はあるでしょう。

さらには、ウクライナで火炎瓶(molotov cocktail)の作り方が広まっている、といった報道もあります。

Ukrainians Google ‘how to make a molotov cocktail’ after defense minister’s call to arms

―――2022/02/26 10:17 EST付 the Washington Postより

戦車が火炎瓶で足止め?

これについて、ツイッターには「キーウ市内で市民がロシアの戦車2台を火炎瓶により破壊した」とする動画も投稿されているようです。

たしかに、戦車らしき車両に無数の火炎瓶が投げつけられ、それで戦車が炎上し、立ち往生している様子が映っています。ちなみに、「市民が火炎瓶を製作している現場」という映像も、ツイッター上では見ることができます。

これらの「一般市民の火炎瓶で炎上するロシアの戦車」という動画が真実なのかどうかについてはよくわかりませんが、現実に、日本時間の昨晩の時点でロシアがキーウを制圧していないようだ、という点を踏まえるならば、無碍に「フェイクニューズだ」と否定するには忍びないところです。

これに関連するのでしょうか。AFPBBニュースは昨日、「ロシア軍はウクライナ軍から激しい抵抗を受けている」として、キーウ市内での破壊されたロシア軍武器や焼け焦げた車両などの動画を公開しています。

字幕:破壊されたロシア軍武器や焼け焦げた車両 ウクライナ・キエフ

―――2022年2月27日 18:10付 AFPBBニュースより

これらの「破壊されたロシア軍武器や焼け焦げた車両」と「火炎瓶」の関係は定かではありませんが、いずれにせよ、ロシア軍が苦戦していることは間違いなさそうです。

今後の落としどころ

ウクライナの徹底抗戦:ロシアの3つのシナリオ

いずれにせよ、ウクライナ戦争を巡る現地の戦況に関しては、現時点では断片的な情報しか存在していませんが、それらをつなぎ合わせて考えるならば、戦闘開始から5日近くが経過するにも関わらず、ロシア軍がウクライナ全土を掌握できていない理由としては、次のような仮説も成り立つと思います。

  • 米軍やNATO軍が公然と介入できない分、ウクライナに対するさまざまな物資の補給を行っている
  • ウクライナの一般市民の国防意欲は総じて高く、火炎瓶などを使ったゲリラ戦も行われている

…。

なにより、ゼレンスキー大統領自身が(報道を信頼するならば)キーウから離れておらず、指揮を執っていることから、少なくともロシアがゼレンスキー政権の打倒に(今のところは)成功していないことは間違いないと考えて良いでしょう。

それでは今後、いったいどう展開するのでしょうか。

著者自身は軍事の専門家ではありませんので、両国の軍事情報などに基づく詳細な分析という作業は手に負えないのですが、あくまでも仮定の議論としては、大きく3つの可能性が考えられるとは思います。

ひとつ目は、ロシア軍が頑張ってゼレンスキー政権の排除に成功する、という可能性。

ふたつ目は、休戦協定が結ばれ、ロシア軍が早期に撤退する、という可能性。

そしてみっつ目は、戦線が膠着し、ウクライナが「アフガン化」する、という可能性です。

どのみちロシアは厳しい状況へ

この3つの選択肢、どれをとってもロシアには厳しい状況となりそうです。

まずはひとつ目の可能性です。

たとえば、ロシアがゼレンスキー政権の排除に成功したとしても、それでお終い、とは限りません。ウクライナ国民の反露感情が強まり、ウクライナで親露傀儡政権を樹立したとしても、そのような政権はウクライナ国民の支持が得られない可能性があるからです。

これに加え、国際社会はロシアに対する経済制裁、あるいは経済封鎖を強化するかもしれませんし、そうなれば、ロシアは「ウクライナのNATO加盟・ゼレンスキー政権排除」などの局地的な勝利と引き換えに、一国の経済全部を疲弊させてしまうという意味で、大いなる敗北を喫するかもしれません。

次に、ふたつ目の可能性「休戦協定」も、その休戦協定の条件、あるいはロシア軍の損害いかんによっては、プーチン政権の求心力の低下は避けられないでしょうし、国際社会の経済制裁・経済封鎖も続くかもしれず、さらにはウクライナのNATO加盟が一気に実現してしまう可能性があります。

最後に、「ウクライナのアフガン化」は、ロシアにとっては悪夢のシナリオでしょう。

このあたり、国土の4分の3が山岳地帯であるアフガニスタンと異なり、ウクライナは国土の半分が平野であるとされ、ゲリラ戦には不向きな国でもあります。しかし、西側諸国からの武器の補給が続き、一般市民がロシアに対するレジスタンス運動を繰り広げれば、さすがにロシアもさまざまな点で疲弊するでしょう。

国際秩序そのものの見直しにつながるか?

一方のゼレンスキー政権から見れば、G7を含めた国際社会がウクライナを支持していること、(おそらく今のところは)ウクライナ国民も政権の「徹底抗戦」方針を支持していることから、軍事侵攻から1週間近く持ちこたえたこと自体が大きな成功です。

この点、そのゼレンスキー政権が自国の「アフガン化」を望んでいるかどうかについては、よくわかりません。しかし、ロシア自身、今回の戦役を短期決戦で終わらせるつもりだったのかもしれませんが、正直、現在のところは落としどころを見極めることができず、戦役が長期化する可能性も十分にあります。

そして、国際社会もロシアに対する「SWIFTからの除外」などの経済制裁(『欧米、共同声明で「ロシアのSWIFT排除」など発表』)等を発表したものの、正直、これ以上に強力な経済制裁措置を講じるのは難しいでしょう。

なぜなら、欧州にとってはロシアへのエネルギー依存などの「諸般の事情」もありますし、これに加えてロシア自身が核保有国であり、国連安保理の常任理事国でもあるため、安保理を巻き込んだ厳格な経済制裁を決議することができないからです。

このように考えていくと、まさに今回のウクライナ戦争は、第二次世界大戦終了後の国際秩序――核保有国が国連常任理事国として拒否権を持つ、という構造―――自体の限界を突き付けたものだといえるかもしれません。

日本にとっては?

この点、日本にとっては、北方領土を占領したまま日本に返還しようとしないロシアが、国際社会から「国際法秩序を破る国」として認識されることは、決して悪い話ではありません。

また、これに加えて憲法第9条では外国からの侵略を防ぐことなどできないという国際政治の現実を日本国民に見せつけたという側面があることも事実です。

したがって、今回のウクライナ戦争を契機に、わが国でも憲法を議論し、場合によっては憲法を「変える」という勇気を持たねばならないでしょうし、国防費の大幅増額という問題にも、そろそろ真摯に向き合わねばならないでしょう。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. バシラス・アンシラシスは土壌常在菌 より:

    まだ侵攻から一週間経ってないのにロシアが苦戦していると判断するのは早計な上に
    激しい抵抗はキエフに限られている可能性もある
    田舎や地方都市の人は「今までがキエフの下僕だったわけだし、これからモスクワの下僕になっても生活変わらんだろ」という気持ちで中立派を決め込んでいるかもしれん
    「下僕でなく奴隷になった」と後で後悔するか、生活が変わらなくて安心するかは知らんけど
    戦争終わる前に、ロシア軍による略奪や徴発で反ロシア感情芽生える展開もあるが

  2. 七味 より:

    >火炎瓶などを使ったゲリラ戦も行われている

    ロシア軍に抵抗するウクライナの人を批難するわけじゃないけど、ゲリラ戦を仕掛けて大丈夫なのかな?
    一般市民を虐殺する口実に使われたりしないのかな??って思うのです♪

    1. 元ジェネラリスト より:

      その点は心配ですよね。
      ウクライナの新聞が、ロシアの攻撃が民間施設に及び始めていることを懸念する記事をだしています。

      https://grandfleet.info/european-region/russia-is-shocked-by-fierce-resistance-and-loss-of-its-own-army-ukraine-is-ready-for-a-thorough-fight/

      >プラウダ紙は「今後も民間人を標的にした攻撃は増え続け、ロシアは特にハリコフが最初に白旗を上げることに期待している」と予想している。

      ただ、ロシアの広報は軍事施設しか攻撃してないって建前のようなので、あまり派手にはできないかもです。

      1. 七味 より:

        元ジェネラリスト様

        返信ありがとなのです♪

        あたしは戦争経験もないから、ゲリラ戦をする人の気持ちとか、そうせざるを得ない切迫感とかが、わかってるわけじゃないけど・・・・

        ゲリラ戦を仕掛けちゃうと非戦闘員の被害も拡大しちゃうような気がするのです♪
        だから、国防意識は、ゲリラ戦をすることでじゃなくて、正規軍に参加することで示したほうが良いんじゃないかって思うのです♪

        戦地にいない綺麗事と言われれば、それまでなんだけど・・・・

  3. 愛知県東部在住 より:

    今回の事態でプーチンにとって誤算だったのは(少なくとも私にとってそう感じられるのは)、以下の四点ではないかと考えています。

    1.自国内における反戦運動、あるいは反戦意識の高まりが、これほど激しいものだとは  想定し得ていなかったという点。

    2.EUの反発(殊に早期にSWIFTなど国際金融機構からの遮断決定など)が想定を  上回っていたという点。

    3.ウクライナの反撃能力(というよりも反ロシアの意志の強さの過小評価)を明らか見  誤っていたとしか思えないほどのインテリジェンス能力の低下という点。

    4.ロシア軍内部の厭戦気分、あるいは自軍の軍事行動の正当性への懐疑を、兵士たちが  抱くかもしれないという想像力の欠如という点。

    細かい事を挙げればまだ他にもいろいろあろうか思いますが、ここ一日二日のプーチンの表情からは、侵攻前と比べて明らかに自信を喪失しつつあるようにも見えます。96時間以内に首都キエフを陥落させると豪語していた自信はいったいどこに行ったのでしょうか。本日早朝を以て約束の刻限を過ぎてしまいました。プーチンのこうした錯誤を指摘する声は、今後ロシア国内でも、ますます大きくなっていく可能性があります。となれば、ロシア国内ではプーチンのカリスマ性は今後更に評価が下がっていくことでしょう。

    またロシア国内で1800人を超える逮捕者が出ても、ロシア国内で反戦の機運が退潮する様子は未だないように見受けられます。今後もこれらの動きから目が離せないでしょう。

    昨日、ネット上にロシア兵にひまわりの種を与え、ウクライナからの退去を促す現地の女性の動画が拡散されました。全世界からこの女性の勇気を称える声が上がっていますが、それと同時に女性に対応したロシア兵の姿勢にもそれなりの評価がされていた事に注目したいと思います。彼はウクライナに派遣され、戦闘に駆り出されたこと自体をどこか恥じていたようにも思えました。

    ひょっとすると、今回のウクライナ侵攻についてロシア軍内部の士気はかなり低下しているのではないでしょうか。

    戦争によって国内の政治的支持率を維持しようとするプーチン流の手法は、もはや通用しなくなりつつあるのかもしれません。

    以上は、むろんあくまでも私の個人的な希望的観測かもしれませんが、今はただそう信じたい、そんな気分です。

  4. 匿名 より:

    ウクライナは米軍の支配下にあったわけではないし内戦ではなく侵略なんだからアフガン化なんて言い方はやめたほうがいいですよ。あまりに失礼。

    1. はにわファクトリー より:

      匿名さま

      それこそアフガニスタンの大地にすんでいるひとたちを貶めることにはなりませんか。

    2. 閑居小人 より:

      匿名さま

      ロシアがソ連のころ、アフガニスタンに進攻し10年ほどムジャヒディンと泥沼の争いをしたことがアフガン化では。

  5. 匿名 より:

    火炎瓶を作っている動画を見たのですが、なぜ発泡スチロールを詰めてるのだろう…

  6. はにわファクトリー より:

    プーチンのロシア軍はもはや狂犬としかいいようがありません。
    顔をゆがめてウクライナをネオナチと罵っていますけれど、そうゆうあなたはネオスターリンと称号されて仕方ない状況です。今般 TOS-1 兵器が使用されたと聞きました。

    1. 伊江太 より:

      はにわファクトリー様

      「ネオスターリン」、言い得て妙ですね。

      ネオイワン雷帝なんてのもありかも。

    2. はにわファクトリー より:

      ロシアが承認した人民共和国をしてアルジャジーラは記事においてネオスターリストと呼んでいます。情報が出て来ないでしょう。取材を拒否する排外的全体主義者らしいのです。

    3. 匿名 より:

      はにわファクトリー様
      >プーチンのロシア軍はもはや狂犬
      ロシアのやり方はいつも同じですよ
      「占守島の戦い」も終戦後にロシア(ソ連)がいきなり攻撃してきた非道極まりないものでした
      「士魂部隊」の奮戦むなしく日本は不当に領土を奪われ人々は不当にシベリアに抑留されました
      北海道出身のわたしはどうしてもウクライナのひとびとの「士魂」にシンパシーを感じざるをえません

  7. 元ジェネラリスト より:

    長引けば長引くほど、ロシアの失敗確率が上がると思いますが、大統領と非常時に代行する権限を持つ首相が、常にキエフで頑張っているようです。素人見立てですが、別ロケなら大統領が拘束されても首相があとを率いて法的な正当性をもって戦闘を継続できると思います。
    政権は、キエフが陥落すればそれ以上の戦闘はしないつもりなのかもしれないです。市民が自発的に戦闘を続けることはあり得ると思いますけど。

    SWIFTの解説はニーズがあると思います。その筋の人が誰か解説してくれないかなぁ。(棒)

  8. ムッシュ林 より:

    ロシア側に4000人以上の死者が出ているとの報道があります。プーチンは指導者としてこの死が無駄死でないことを説明しなければなりません。ある程度の成果なしに引けなくなったプーチン、ロシアに従属せず徹底抗戦することを選択したウクライナ、行きつくところまでいかないと停戦すらできないのではないかと思います。両者の交渉での落とし所はもはやないのではないでしょうか。

  9. 同業者 より:

    火炎瓶では、ディーゼル車の戦車は破壊できませんからね。
    できることは、立往生させている間にキャタピラを破壊するくらいでしょうか。
    米国が供与した対戦車ミサイルの威力を遺憾なく発揮しているのではないでしょうか。

    ロシアにとって、もっとも嫌なのは占領統治することなのかもしれません。
    少数の占領軍に対し、多勢のウクライナ国民、しかも戦意満々。
    国民皆兵の恐ろしさを味わうことになるでしょう。

    1. りょうちん より:

      「戦車のガソリンタンクに角砂糖を放り込むんじゃ!」

      1. 同業者 より:

        手っ取り早いのは、建物の上層階から装甲の薄い戦車の上面にロケットランチャーで対戦車ロケット弾をたたき込むことでしょうね。
        そもそも、歩兵との協働なしに裸戦車で市街地に突入することがアホなんですけど。
        超大国の慢心でしょうか。

      2. はにわファクトリー より:

        SAAB 社の NLAW はウクライナ軍にたくさん手渡っています。供与したのはイギリスです。

  10. 門外漢 より:

    権威主義国って言い方、何とかなりませんかね。
    国家の統治に何らかの権威を使わない国は無いと思うんです。皇室・王室を戴く国は勿論ですが、米大統領だってかなりの権威を作り上げています。勿論宗教の権威を利用するのも賞味期限切れじゃありません。
    ソ連が崩壊したので、共産主義国だからで一括りには出来ませんね。
    軍事国家だと言うなら、世界最強の軍事国家は米国だし。国防予算のGDP比で決めるのもヘンですわねエ。
    反資本主義だからケシカランとは言えません。中露とも市場経済には参加してるんですから。
    地球は丸いから東側・西側もピンと来ない。
    形の上では民意を組み上げる仕組みは有るので独裁とも言えない。形だけじゃダメなんだって言っても、民主主義国を標榜してても風通しの悪い国もある。
    支配層が変わらないのがイカンのかというと、悪夢の3年間を除けば日本だって政権交代は無い。
    格差が大きいのが悪いと言っても、彼の国だけじゃなく世界的に問題になってることで、イーロンマスクやビルゲイツから異議申し立てを喰らうでしょう。
    侵略国と言う定義で纏められるなら国連はもっと機能してるってもんで。

    何か良い呼び方がありませんかね?

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