マクロン仏大統領の「介入発言」にロシア高官らが動揺

前線がキーウ・オデーサ方面に伸びるなら軍事介入も!?

フランスのエマニュエル・マクロン大統領のウクライナ戦争介入を巡る「戦略的曖昧さ」が、現実にロシアを動揺させているようです。マクロン大統領は先月、現時点でNATO首脳の合意を得ているわけではないとしつつも、ウクライナ戦争に地上部隊を派遣するなどし、戦争に介入する可能性を「排除すべきでない」と述べたところ、今月に入りロシア軍・ロシア政府高官などから「全面戦争」を警告する声も出て来たそうです。ロシアとは、本当にわかりやすい国です。

マクロン氏「介入」発言とその余波

長期化するウクライナ戦争:東方拡大続けるNATO

2022年2月にロシアの違法な軍事侵攻で始まったウクライナ戦争は、長期戦と化しています。

さまざまな状況証拠に照らすと、ロシア側の当初の目論見では、非常に短い期間(たとえば開戦から48時間程度)で首都・キーウを制圧し、ウォロディミル・ゼレンシキー大統領を排除して、ウクライナに親露政権を打ち立てるつもりだったと見て良いでしょう。

また、ロシアとしてはソ連崩壊以降、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が徐々に「東進」していることに危機感を募らせていたことは間違いなく、想像するに、ウクライナに戦争を仕掛けることで、ウクライナのNATO入りを防ぐだけでなく、現在NATOに入っていない諸国への牽制も兼ねていたのではないでしょうか。

しかし、こうしたロシアの当初目的とは裏腹に、ウラジミル・プーチン政権はウクライナ戦争の短期決戦に失敗し、キーウ近郊からは、開戦後のわりと早いタイミングで撤退を余儀なくされ、ロシアご自慢の黒海艦隊の旗艦『モスクワ』も撃沈されるという醜態をさらしました。

話はそれだけにとどまりません。

NATOにはすでにロシアの隣国であるフィンランドが加盟したほか、『スウェーデンNATO加盟で着実に内陸国と化すロシア』などでも触れたとおり、今月はスウェーデンもNATOへの加盟が認められたことで、ロシアは着実に生存空間を狭めています。

ウクライナ支援が必要である理由

もちろん、最近だと、一部報道等によれば欧米諸国でもウクライナへの支援疲れが出ているほか、ウクライナでは弾薬不足などもあり、ウクライナ軍がロシア軍に対し、劣勢に立たされている戦線もあると伝えられています。

ウクライナが敗戦する、あるいは部分的にせよ、ロシアがウクライナ領を獲得する、といった結果に終わることは、私たち日本人を含めた世界の自由・民主主義諸国全体にとっての脅威でもあり、ウクライナ戦争を巡る情勢は、決して予断を許すものではありません。

しかし、ロシアの側もまた、決して余裕がある状況ではありません。とりわけ『一見好調なロシアの現状の正体は「典型的な戦時経済」』でも指摘したとおり、経済という側面で見れば、現在のロシアが典型的な「戦時経済」の罠に嵌っていることもまた間違いありません。

いずれにせよ、台湾海峡問題を抱えるわが国にとっては、無法国家に現在進行形で侵略されているウクライナは決して他人事ではなく、ウクライナが敗北することは何としてでも避けねばなりません。多少の負担が生じてでも、日本がウクライナ支援を継続しなければならないゆえんです。

マクロン大統領「ウクライナ派兵」に言及

さて、こうしたなか、西側諸国の首脳に関して興味深い動きが出てきました。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領が先月27日、「欧州の安全保障のためにはウクライナ戦争でのロシアの敗北が必要だ」としたうえで、西側軍のウクライナへの派兵の可能性を示唆したのです。

これについては、英メディア『BBC』が報じた次の記事などでも、詳しく触れられています。

Macron says Russian defeat in Ukraine vital for security in Europe

―――2024/02/27付 BBCより

マクロン氏はパリでの講演で、最近、欧州諸国の首脳がウクライナに対し、協調して中・長距離ミサイルや砲弾などを提供することで合意したと指摘。これに関連し、「合意は得られていない」との前提を置きつつも、西側諸国の部隊派遣については「何も排除すべきではない」と述べた、というのです。

BBCはロシア軍が最近、武器不足に直面するウクライナに対し、戦況で優位に立ちつつあるとしており、ウクライナの防衛当局者らは西側諸国の支援不足のため、「人命と領土が失われた」とする声明を出しているとも指摘します。

NATO首脳らは即時否定も…マクロン氏は「戦略的曖昧さ」

ただ、米議会ではウクライナ支援パッケージの承認が難航しているほか、英国、ドイツ、スウェーデン、ポーランド、チェコなどの各国も、ウクライナへの地上部隊の派遣には後ろ向きであるとされています。

同じくBBCが報じた次の記事によれば、NATO諸国の首脳らはマクロン氏の発言を受け、ただちにウクライナへの地上部隊派遣の可能性を否定したそうです。

Nato allies reject Emmanuel Macron idea of troops to Ukraine

―――2024/02/27付 BBCより

もっとも、記事をよく読むとわかるとおり、べつにマクロン氏は直ちにウクライナに地上部隊を派遣すべきと述べたわけではありません。

BBCによると、マクロン氏の立場は、こうです。

“I’ve told you very clearly what France maintains as its position, which is a strategic ambiguity that I stand by.”(下線は引用後の加工)

マクロン氏の発言に出て来る “a strategic ambiguity” 、すなわち「戦略的な曖昧さ」とは、この場合、「派遣すると決めたわけではないが、絶対に派遣しないというわけでもない」、という、どっちともとれる曖昧さの余地を残す、という意味合いでしょう。

ロシアの反応と仏軍の状況

仏野党党首らの反発とロシアの反応

こうしたなかで、その後もフランス大統領による「介入の可能性」という話題はいくつか出て来ています。その一例が、仏『ランデパンダン』が3月7日付で報じた、こんな記事でしょう。

Guerre en Ukraine : “Une avancée du front vers Odessa ou vers Kiev”, Emmanuel Macron annonce ce scénario “qui pourrait engager une intervention” de la France

―――2024/03/07 16:07付 L’INDÉPENDANTより

『ランデパンダン』によると、マクロン大統領は現地時間7日正午、野党指導者らを招いて会議を開催。

(極右政党とされる)「国民連合」の党首のジョルダン・バルデラ氏や(極左政党とされる)「不服従のフランス」の党首のマミュエル・ボンパール氏、共産党書記のファビアン・ルーセル氏らが、マクロン大統領がウクライナに派兵しようとしているのではないかと指摘した、などとするものです。

とりわけルーセル氏は、会議のなかでマクロン氏が野党指導者らに対し、「前線がオデーサまたはキーウに向けて前進する場合」には、フランス軍が「介入を開始する可能性がある」、とするシナリオをそれを裏付けた地図とともに示した、と明らかにしたのだとか。

一方、これに対してロシアは神経を尖らせているフシがあります。たとえば同じくランデパンダンの次の記事によると、ロシア軍高官がウクライナ戦争を巡って、「欧州での全面戦争」に発展する可能性があるとして、西側諸国の介入を牽制した、と伝えています。

Guerre en Ukraine : le conflit pourrait dégénérer en une guerre continentale, un officier supérieur de l’armée russe donne l’alerte

―――2024/03/07 15:47付 L’INDÉPENDANTより

記事によると、ロシアのRIA通信は木曜日、ロシア連邦軍参謀本部陸軍士官学校長のウラジミール・ザルドニツキー大佐が国防省報告書に寄稿した記事のなかで、次のように警告したと報じたのだそうです。

ロシアとの軍事衝突に際し、『代理部隊』という形式で参加者が拡大する場合、それが欧州での全面戦争に至る可能性は排除できない」。

表現はわかり辛いですが、要するに、もしも欧州諸国がウクライナ戦争に介入した場合は、戦線は欧州全域に拡大するぞ、という警告でしょう。

なんともわかりやすい

これに加えてランデパンダンは他のロシア紙の報道を引用する形で、ウラジミル・プーチン大統領の盟友であるニコライ・パトルシェフロシア連邦安全保障会議書記が木曜日、現在行われているNATOの軍事演習を巡り、「ロシアとの武力衝突のリハーサルのようだ」と述べた、とも伝えます。

ちなみにこの軍事演習は現在、NATOが3月14日までの予定で、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの北部を中心に、13ヵ国・総勢2万人が参加しているものだそうです。

さらにランデパンダンは「リトアニアの情報機関による情報」として、西側諸国によるロシア制裁にも関わらず、ロシアは現在の状況下でも、ウクライナで少なくともあと2年間は戦闘を継続するのに十分な能力を持っている、とする分析を紹介します。

国際的な原油価格が高騰していることに加え、西側諸国の経済制裁にはさまざまな穴があること、さらには現在のロシアが戦争遂行のための国家予算投入を惜しまない姿勢を示していることなどがその戦争遂行能力の要因だそうです。

そのうえドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、「マクロン氏はわが国に戦略的敗北をもたらそうとする自身の政策に確信を持っている」としつつ、「フランスは戦争への直接の関与度合いを高め続けている」と批判した、ともあります。

ロシアとは、なんともわかりやすい国と言わざるを得ません。

全力で、「ウクライナ戦争に地上部隊を派遣されたら困る」というメッセージを送り込んでいるからです。

こうしたロシア側の反応を見るだけでも、マクロン氏の「戦略的曖昧さ」が正鵠を射たものであることは明らかでしょう。

ポリティコが報じた仏軍の演習

では、実際のところ、フランス軍は現実に、どう動いているのでしょうか。

米国の政治系ニューズ・メディア『ポリティコ』は8日、仏軍が現在、「対等な火力を持つ敵対国との地上での激しい戦闘」に備えた訓練を行っていると報じました。

French soldiers train for the killing fields of Europe

―――2024/03/08 04:00 AM CET付 POLITICOより

ポリティコは、仏軍は伝統的に、マリやアフガンなどの地域でのゲリラ軍との戦いに力を入れて来たとしつつ、自軍と対等な火力を持つ敵対勢力との戦闘は、この数十年単位で見て大きな変化だと指摘します。

そのうえで、仏東部のマイイ・ル・キャンプの戦闘訓練センター(CENTAC)のアクセル・ドゥニ大佐はポリティコの取材に対し、次のように発言したのだそうです。

世界は不安定で危険であり、誰もが友達ではないという本当の性質が明らかになった。我々は警戒し、急な変化にも備えられるよう、準備を整えている」。

ポリティコによると、CENTACの面積はパリ市よりも広い120平方キロメートルで、砲撃の音や熱、光が再現され、模擬地雷もいたるところに散乱し、無線通信が突然中断されるなどの環境で、そこでの軍事訓練は「実際の戦場に可能な限り近いもの」だとしています。

そのうえで、仏軍高官らは「具体的な敵の名前を明らかにしていない」としつつも、訓練は明らかに「ロシアのような敵と戦うため」、などと指摘しているのです。

そのうえでポリティコは、陸軍司令官のピエール・シル将軍が今年1月に述べたとされる、「フランスは数十年に及ぶアフリカでの軍事作戦を経て、現在は欧州東側面に重点を置くように変化している」とする発言を引用。

現在の仏軍が2027年までに2.5万人規模の1個師団を30日間で展開できるようにすることを目指している、などと指摘しています。

仏軍が把握しているウクライナ戦争の教訓とは?

ちなみにポリティコの記事の興味深いところは、CENTACの将校らがまとめたウクライナ戦争における教訓について詳述している点でしょう。

記事によるとCENTACの将校らは、今回のウクライナ戦争ではウクライナ、ロシアの双方において、戦車、砲兵、歩兵などが連携せず、それぞれ単独で動いていたことで、結果的に甚大な損害が生じたとみているのだそうです。

そのうえで、ウクライナ戦争からの主な教訓は、「膨大な死傷者を出し、敵を押し戻すこともできない」という正面からの攻撃を避けつつ、情報を適時に軍隊に提供し、ドローンなどの新技術と組み合わせることで、歩兵、装甲兵、工兵、砲兵などが隙間なく連携することが必要だということだそうです。

ということは、各部隊間の調整が、なによりも重要だ、ということです。これに関連し、ポリティコは米陸軍協会のこんな指摘を紹介します。

ロシア軍は諸兵器を統合するための訓練も資源も不十分だ。そのためロシア政府は急速な戦果を上げるよりも無駄な人海攻撃に頼らざるを得なくなっている」。

ただ、こうした調整能力の欠如についてはウクライナも同様であり、このことが双方の1000㎞を超える戦線の膠着の要因ともなっている、というのがポリティコの分析、ということでしょう。

この点、あくまでも個人感想ですが、仮にフランス軍(やその他の国の軍隊)がもし本当にウクライナの地上戦に参加したとして、戦局がウクライナに有利になるという保証があるかは微妙だと思いますし、むしろ「欧州全面戦争」のリスクが見えてくることは、欧州諸国にとっても耐え難いものであることは間違いありません。

アプローチとして悪い話ではなさそう

ただ、マクロン氏が「戦略的曖昧さ」と述べたうえ、こうやって実際の訓練の模様をポリティコなどのメディアに紹介するというのは、アプローチとしては悪い話ではありません。

この点、ポリティコが報じたCENTAC幹部らの発言が正鵠を射ていたとして、今からウクライナ軍が「高度な調整能力」を身に着けられるというものでもなさそうですが、それでもロシアを牽制するという観点からは、ロシア国内、およびウラジミル・プーチン体制を動揺させるくらいの効果は得られるからです。

その意味では、フランスなどの動きについては注視する価値があるかもしれない、などと思う次第です。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. クロワッサン より:

    マキロン大統領は、アジアでの中国の横暴には眼をつむる事が出来ても、東欧でのロシアの横暴には眼をつむる事が出来なかったんですね。

    1. 円周率 より:

       それ、とても重要なポイントですね。ずいぶんと昔、シドニーに住んでいました。イングランドvsアルゼンチンの、フォークランド紛争が勃発したときのことです。ボクのフラットがあった目の前のシドニー湾に、兵員輸送用の改装された大型客船「QEⅡ(クイーンエリザベスⅡ号)」が入港しました。
       
       移民の国オーストラリアでは、国中が大混乱でした。友人でイングランドからの移民一世のマークと、その奥さん(リディア:アルゼンチンからの移民一世)は、ボクのフラットにきて、2人とも頭をかかえていました。2人とも、母国から両親をよびよせて、同居をはじめたところだったんです。1度だけ 両家の夕食に招待されたので、行きましたが、とても家族のREUNION-PARTYと呼べる状態ではなく、みんなうなだれていました。

       それから数日して、ボクは仕事の関係で一時帰国しました。新聞・テレビでの「フォークランド紛争」などは、もう完全に他国の出来事でした。それは当然のことでしょうね。しかたがないです。

       ウクライナ戦争にかんしても、やはり「遠いところの出来事」なのかもしれません。

       
       

  2. 匿名 より:

    実際にNATO加盟国が軍を派遣する可能性は非常に低いでしょうが、可能性をちらつかせるのは
    対ロシアにおいて有効だと思います。
    ロシアの侵攻早々にバイデンがアメリカの派兵はないと言い切ったのは酷い悪手でロシアを楽にしただけでしたね。その気がなくとも曖昧にしておくべきでした。

    1. ムッシュ林 より:

      さらに言えば、バイデンがロシアの核の脅しに抑止されてしまったということでしょう。だから、ロシアに遠慮して派兵はないなどと言って抑止力を自ら低下させ、武器も出し惜しみするからウクライナ軍は反転攻勢に失敗して犠牲が増えて泥沼化したわけです。

      1. 匿名 より:

        その前に、ウクライナが弱過ぎるのが問題。戦争中でも、汚職に勤しむ高級官僚が後を絶たないらしいし。
        ライフル銃で、アメリカに勝ったベトコンの爪の垢ほどでも、自我の強さがあれば、世界からこれだけの支援をして貰っていれば、今頃、勝利していてもいいはず。
        ゼ大統領の姿勢にも、西側の為に俺達は、防護壁になってやっているんだから、援助するのは当然という姿勢が見える。
        銃後のキーウでは、日常の穏やかな生活があり、若者達がカップルでデートを楽しんでいるとか。
        これ、対ロシア防衛戦は、前線の戦場の兵士だけが行うものという認識なのか?
        国民がこんな認識では、世界が幾ら援助しても、いつまでも勝てる訳がない。

        1. HY より:

           いや、ウクライナはかなり健闘している方だよ。もともと物量ではロシアに叶わないから侵攻開始当初は誰もがすぐに堕ちると思っていた(プーチンも思っていた)。
           軍の汚職なんて攻め込んでいるロシア軍にもあるし、中国の人民解放軍にもある。言い訳にならない。
           ベトナムと比較するには政治体制が違うし、中ソから絶え間なく支援を受けていたし、10年もの長い時間をかけて抵抗してきたからちょっと無理がある。
           それこそタリバンのように人道度外視な戦い方をすれば少ないリソースで戦えるけど、それだと西側の支持を得られなくなる(徴兵にも不満の声が上がっている)。
           現代戦で民主的に戦うには純粋に弾薬が足りないというのが今の状況。弾も人材も無駄遣いしまくっているロシアを押し返せないのは当然である。
           というかこの問題を深刻に受け止めないといけないのは日本の方。弾もなければ人材もない。士気もない。起こるのは台湾有事や尖閣占領くらいと思っているけど、アメリカに見放されたらあっという間に全土占領されちゃうんじゃないの?

    2. 匿名 より:

      アメリカのことはアメリカが決める。第三者・第三国が参戦の可能性を残すあいまい戦術をとっておくべきだったなどと一体何様なのだろう。なにゆえアメリカが自国兵士をウクライナのために犠牲にせねばならぬのか?「米国人兵士を危険にさらすつもりはない(トマス・グリーンフィールド米国連大使)」に反論してみるといい、できるものなら。

      1. 特命 より:

        戦後の世界秩序の中心に位置し、その世界秩序の基に最大の利益を享受してきたのがアメリカ。
        アメリカには、世界警察と称してに世界中の紛争に首を突っ込み、時には軍を投入してその地位を保持してきた歴史が有る。
        割に合わなくなったから その役割を放棄する事は、アメリカが超大国の座から転げ落ちて ただの大国になるのが加速するだけの事。
        それもアメリカが決める事ですけどね。
        立場をあいまいにする事と米国人兵士の血を流す事はイコールでは無いのですが?
        為替の口先介入と同じで、実弾を投入しなくても牽制の効果は有ると思いますけど。

  3. はにわファクトリー より:

    「フランスを困らせるために」アフリカのどこかで厄介ごとが噴出するのであれば事態はホンモノなのかも知れません。

  4. 引きこもり中年 より:

    このマクロン大統領の介入発言をうけて、日本国内のロシア大好き人間が「ロシアがパリを核攻撃するかもしれない」と発言するのでしょうか。(日本では、ある国の専門家(?)になると、「その国の気分を害することは許さない」になるのは、どうしてでしょうか)

  5. 攻撃型原潜 より:

    米大統領選挙運動の結果より日本でも「もしトラ」が流行っています。大衆を煽りいつも無茶苦茶な発言をするトランプ氏ですが、実際の政策はより即物的です。どうなるんやろ。
    マクロン仏大統領も「もしトラ」に備えて、ロシア牽制しながらもどちらとも付き合えるように戦略的曖昧さを残しつつ、フランスの存在感(つまりウクライナ戦後の利権)を維持したい発言のように見えます。

    1. はにわファクトリー より:

      >政策はより即物的です。どうなるんやろ

      当方は大いに期待しています(埴輪目)
      認知症は決して治ったりしませんから。

    2. 匿名 より:

      >フランスの存在感

      って?
      フランスは、戦争に弱い印象がある。フランスは、経済も軍事力も中途半端。いわゆる、存在の軽さがある。
      マクロン氏も、自分の存在の軽さを自認しているから、軽い言動が出来ると分かっている。ウクライナ侵攻前に、プーチン氏に侵攻しないように言う為にロシアに行ったり、その後中国に行ったり。
      その言動、何の効果も影響力も無いことは、自他共に分かっている。
      「戦略的曖昧さ」と言っても、フランスの場合、曖昧さも戦略性もない、つまり、何の影響力も無いことは、これまた、自他ともに明瞭。
      多分、NATOの中でも何の影響力も無いはず。だから、気楽にものが言えるし、行動が出来る。

      1. HY より:

        >フランスは、戦争に弱い

         そう、だからこそフランスはアメリカやNATOだけを頼みにせずに独自の核保有に踏み切った(ド・ゴール主義)。つまり依存しすぎないからこそのフットワークの軽さが外交に表れているんだよ。もしアメリカ頼みNATO頼みならあんな発言できない。ただでさえ経済はEUでドイツに事実上支配されている状態なのに外交まで制限されたら主権国家じゃなくなってしまう。
         軽い存在っていうけど、要は自由度が高いこと。日本はアメリカに依存しまくっているから自由度はない。ウクライナ戦争開始時に「日本は中立を」とか、「露宇の仲裁を」とか言っていた人がいるけどアホかと思う。

  6. ムッシュ林 より:

    元々フランスはロシアと関係が深く、また東欧と違ってロシアの脅威は直接フランスには及ばないため、ウクライナ戦争開始当初はウクライナ支援についてはロシアにかなり遠慮してた国でした。中途半端なプーチンとの首脳外交もしてましたし。なのでマクロンからこんな踏み込んだ発言が出るとは予想外でした。確かにもしトラを念頭に置いたのかもしれませんね。

    1. 匿名 より:

      もしトラが、ほぼトラになりつつあり、アメリカにNATOから手を引かれる事態に現実味か出て来たから、NATO内部で話し合って、取り敢えず、差し障りの薄いマ氏に言わせたということもあるのか?

  7. ミナミ より:

    どこか欧米のシンクタンクだったか、発信元は忘れましたが、「NATO軍をウクライナ西部へ駐留させよ」という提案がありました。検討する価値のある話だと思いました。ロシアはそれに対して簡単に手を出せないでしょう。キーウやオデッサに駐留すれば、民間施設への攻撃も中々難しくなるでしょう。そうなったら自衛隊も憲法上難しいでしょうが、是非参加すれば良いのです。日本は戦後レジーム(敗戦国レジーム)脱却の為に、ウクライナ戦争を精力的な支援の形で良い意味で大いに利用すべきです。日本の理想の形、「坂の上の雲」はWW1直後だと思っています。戦勝国、常任理事国、英米と協調し、世界の自由民主主義を全体主義から守る重要な大国。100年ぶりに在るべき地位に回帰するべく注力すべきです。

    1. はにわファクトリー より:

      ポーランドの本気度が試されているのだと思っていました。ロシアを跳ね返したあとウクライナとロシアの境界線を平穏に維持し続けることはさぞ大変であるはず。荒廃したウクライナを再興する事業はポーランド主導で行ってほしいものです。K兵器を買ったり共同生産に乗り出すと発表したり、おいおい気は確かかと感じてしましたが、新しい首相が現実的な選択をする人物のようで一安心しています。

  8. アオキ より:

    もうロシアの勝ちが確定しているのがまぁわからないのですか?

    ビクトリア・ヌーランドが更迭された時点で勝敗は決しました。

    いい加減に現実を見たらいかがですか?

    1. 匿名 より:

      じゃあロシアに行って戦勝をお祝いしてきたら?
      さぞかし戦勝ムードで景気もいいでしょうよ♪

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