岸田政権「北京に政府代表を派遣しない」とやっと表明
やっと、決断したようです。すでに報じられているとおり、松野官房長官は会見で、北京オリパラに政府代表団の派遣を「予定していない」と述べました。この決定が正しいか間違っているかはともかくとして、まずは「決断したこと」自体は評価に値します。ただ、問題がひとつあるとしたら、この決定を下すまでに、かなりの時間を要したことです。
松野長官「政府代表団派遣を予定せず」
松野博一官房長官は本日午前の記者会見で、2022年北京オリンピック・パラリンピックに対し、政府代表団を派遣しないと述べました。
冒頭発言で、北京オリンピックには山下泰裕・日本五輪委員会(JOC)会長と橋本聖子・東京2020組織委員会会長の両名が、北京パラリンピックには森和之・日本パラスポーツ協会(JPSA)会長が、それぞれ出席すると言明。
その後のNHK記者とのやりとりで、「橋本会長は東京2020の会長として、IOCの招待を受けて出席するものだ」、「山下会長と森会長はそれぞれIOC、IPCの招待を受け、JOC、JPC代表として出席するもの」と述べたうえで、あわせて「政府代表団派遣については予定していない」と明らかにしたものです。
また、松野氏は「中国において人権侵害がなされているかどうか」そのものには言及しませんでしたが、「わが国としては国際社会における普遍的価値である自由、基本的人権の尊重、法の支配が、中国においても保証されることが重要であると考えている」などと述べました。
(※余談ですが、個人的に、松野長官のこの嫌味な言い方、嫌いではありません。「自由」も「基本的人権」も「法の支配」も、まさに中国が最も嫌うたぐいの用語だからです。また、「民主主義」の用語を出さなかったあたりも、中国に対する強烈な当てこすりでしょう。)
いずれにせよ、この松野長官の発言から考えるに、日本政府が事実上、米国流の「外交ボイコット」に日本としても参加すると表明したようなものだと考えても良いでしょう。
(※なお、『米国が北京冬季オリパラ「外交ボイコット」を正式表明』でも述べたとおり、米国政府は公式には「外交ボイコット」という用語を使用していませんが、本稿では敢えて「外交ボイコット」ないし「事実上の外交ボイコット」と称することにしたいと思います。)
「決断したこと」自体が評価に値する
さて、松野長官が会見で述べた内容を、どう評価すれば良いでしょうか。
この点、当ウェブサイトとしては、日本が「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)を重視する立場から、米国が提唱し、英国、豪州、カナダなどが賛同する「外交ボイコット」に参加することは、国益に照らして必要だ、などと考えて来ました。
ただし、このいわゆる「外交ボイコット」を巡っては、各メディアが実施する調査によれば、日本国内で世論は割れていると考えられますし、当ウェブサイトにおける「日本は外交ボイコットに参加すべきだ」とする主張が絶対的に正しい、というものではありません。
すなわち、今回の決定自体は、「日本が外交ボイコットに参加するか、しないか」という議論のある政策命題に対し、岸田文雄内閣が政権としてリスクを取り、「(事実上)日本として参加する」、と決断したものと考えることができます。
当然、本件に限らず、政府の方針や政策は、限られた情報をもとに、政権としてのリスクを取り、そのときどきの選択肢のなかから果敢に選択して行かねばなりませんし、結果としてその選択が正しかったという場合もあれば、間違っていたという場合もあるでしょう。
そして、こうした個々の決断が結果的に正しかったのかどうかについては、それこそ国政選挙のたびに、私たち有権者が投票行動を通じ、総意として判断していくべき筋合いのものでもあります。
その意味では、現在の限られた情報のなかから、事実上の「外交ボイコット」を選んだことについては、個人的には岸田政権の判断を評価し、尊重したいと思います。
ただし、ここで「岸田政権の判断を評価する」ポイントは、(当ウェブサイトが「正しい」と主張してきた)「外交ボイコット」に、政権が事実上賛同したことに対して、ではありません。
「結果的に外交ボイコットが誤った選択肢である可能性を踏まえたうえで、敢えて外交ボイコットという選択をしたこと」に対して、です。
メディア調査では世論が割れている論点について、片方の選択肢を選んだことは、結果的に世論を敵に回すことにつながるかもしれませんが、敢えてそれをやることこそが、リーダーとしての本当の役割です。
その意味では、松野長官が逆に「北京オリパラに政府代表団を派遣する方針だ」と発表したとしても、「政治的決断を下した」という観点からは、評価することができていたでしょう(※ただし、その場合は、当ウェブサイトとしては「その決定が間違っている」という視点から政府を批判する議論を展開していたと思います)。
問題は、「遅すぎる」こと
問題は、ここに至るまでの決定が、じつに遅かったことです。
米国政府が事実上の「外交ボイコット」を表明したのは12月上旬であり、豪州、英国、カナダは、数日以内にこれに賛同しました。
また、『外交ボイコット巡り優柔不断な首相に保守系議員が不満』でも述べましたが、日本国内でも自民党の保守派議員らは、やはり12月上旬ごろから、「日本もこの外交ボイコットに賛同すべきである」とする意見を表明し続けています。
ちなみに当ウェブサイトでは12月中旬の『首相、外交ボイコット決断「適切な時期」は今ですよ!』のなかで、「外交ボイコットを決断する時期は今をおいてほかにない」と申し上げてしまいましたが、正直、その時点でも決断するには遅すぎたのではないでしょうか。
もっとも、『外交ボイコット:米国は岸田首相を信頼していないのか』でも述べたとおり、個人的な懸念ではありますが、ジョー・バイデン米大統領自身が岸田首相をどこまで信頼しているのか、やや疑問でもあります。
その意味では、岸田首相の決断の遅さは、やはり気になるところです。
一時が万事、「岸田首相が優柔不断な人物であり、さまざまな決断を先送りする癖がある」のだとしたら、この先の政権運営には不安も多々あると思う次第です。
もっとも、本件についてはまだ政府から発表されたばかりというタイミングでもあるため、もう少し深い事情(たとえば、岸田首相とバイデン大統領の確執など)でもあるのかどうかについては、今後出て来るであろう情報にも注目してみる価値はあるかもしれません。
本文は以上です。
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更新おつかれさまです。
年内には表明しないだろうと思っていたので少し安心しました。
が、その一方で元日韓友好議連の河村氏が副総裁特別補佐に?などと言うニュースを目にして眩暈がしております。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021122200398&g=pol
本当なら嘆かわしいことです。
そもそも「決断」などする必要が無い事案だったと思います。
夏の東京五輪に来ていた中国の要人は五輪組織委員会の人でしたから、外交慣例上も同クラスの人を派遣するだけで良かった。
アメリカや他の国がボイコットを表明し始めた早い段階で、
「東京五輪に中国から来ていただいた方を念頭に人選している」
「岸田首相や林外相が訪中する予定はない」
とだけ言っておけば、それで済んだのですが。
無意味に引っ張ったことで、政治問題化してしまいましたね。
決断ができないというより、単にセンスが無いのかも。
お世話になります 様
賛成ですね。
どうせ大した話でもないわけですので、国益などと大義名分を振りかざして政治問題化せず、米国、豪国に続くくらいのタイミングで「スポーツの祭典である東京五輪にお越しいただいた方を踏まえて検討することになる」、「感染症対応、予算審議もあるので閣僚の訪中予定はない」とサラッと流せば良かったと思います。
あまり早くすると、他のボイコット国と異なり、中国と地理的に近い日本がターゲットとなるというご意見もあるでしょうが、逆に日本が時間をかけてしまって目立ってしまった感もあります。また、来年は日中国交正常化50周年ですし、国賓としての招聘もオアズケになっているわけですから、中国もこんな瑣末な問題で事を大きくする必要はないでしょう。サラッと流せばよかったと思います。
「実があるなら今月今宵、一夜明くれば誰も来る」
高杉晋作の言葉を思い出しました。
もし、遅らせた理由がこれなら、「わかりやすぅ」。
12/21
第7回日中企業家及び元政府高官対話(日中CEO等サミット)における岸田総理ビデオメッセージ
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/discourse/20211221message.html
第7回日中企業家及び元政府高官対話 共同声明(経団連)
https://www.keidanren.or.jp/policy/2021/118.html
掌返しということにならないように、先方と「うまく」話したのでしょうかね。
それが理由の可能性はありそうです。私は、そもそも「外交ボイコット」に対して、アメリカが日本に即決を迫っていたとは思いません。即決できないことでアメリカから信用を失っているとも思いません。
余談ですが、日米首脳会談が遅れているといっても、外務省のホームページをみたら、安倍元総理の初訪米は就任3か月後で、8年弱の期間に4回しか訪米していません。菅前首相がこの4月に訪米しているのに、岸田総理が先方の都合を考えずすぐに訪米できるわけありません。岸田総理の政策が気に入らない一部の保守系言論人が勝手な解釈を広めているだけです。(これらの言論人は茂木幹事長や林外相に対してもあらぬ噂を広めています。)
話を元に戻しますが、アメリカから即決を求められていないのだから、日本は日本の都合で、外交ボイコットの表明時期や表明方法を決めるのは自由だと思います。日本としては、「外交ボイコットを明言せずに、閣僚の派遣見送り」というのは最初から決まっていたはずで、中国側も上層部はそれは承知していたはずです。ただ、末端を怒らせないために、日中経済対話終了まで待ってほしかったのかもしれません。
日中間のそういうプロレスも許さずに、アメリカの言うことだけ聞けというのは、それこそ媚米だと思います。そもそも、インテルがウイグル製品不使用で中国に謝罪しているぐらいです。アメリカこそ自国企業の媚中姿勢を正してほしいです。
他の記事でもコメントは何度か書いてますが、主要国とは外交レベルではきちんと会話をしていたと思います。
トルドー首相もボイコット表明時に、長い時間をかけて同盟国と協議を続けていた、と言っていました。
対中も会話をしていたからこそ、延ばしたということでしょう。
この短期のことで主要国の信頼を失ったとは思いません。この件は大した話じゃないと思います。
私の関心はどちらかと言うと、国内にボイコット推進派が声を発している中での、岸田氏の捌き方ですかね。
岸田氏は「人権外交をやる」と宣言していますが、そこを期待する向きには色々と疑念を抱かせるものだったと思います。
私自身は米国の圧力とは関係なしに、5eyes-NZが揃ったあたりでさっさと宣言すれば良かったと思っています。
「適切な時期を見計らって」
この時期を、オミクロン株の市中感染が確認されたら、と仮定する。
すると中国政府に対して、「オミクロン株を中国に持ち込んだら大変なので五輪関係の者だけ少数派遣しますね。」と言い訳が出来る。
もしも、この命題が真ならば岸田さんは策士だな(錯乱)
日本共産党がHPで日本政府に対して外交的ボイコットを求める声明を発表したのが13日でした。
日本共産党にも得点を与えちゃいましたね。
この後は、赤旗とかで岸田政権の判断の遅さを批判しそうですね。
こんな下らない事で共産党が得点?
またまたご冗談を。ただのポーズでしょ。
KY さん
「くだらない得点」でも「得点」ですから。
で、こんな「くだらない得点」を日本共産党に与えるのは「くだらないミス」だと受け止めてます。
安部元首相と会談したというのが、事後報告というか、やっときましたよ通知だったりすると、現政権の今後にマイナスに作用するのでないですかね。永田町パワーバランス的にも、国民意識的にも。それとも凡人には理解できない斜め上の尺度が隠されているんですかね。そう疑われるようになるだけで問題と思えますが。
“問われて語るも烏滸がましいが問われりゃ応えてしまいやしょう”
オミクロン株市中感染確認待ちだったスかねぇ?
市場影響を嫌気なら今日このタイミングではなさそうだしハテ??
NHKだけに仕込み???
外交ボイコットはすると決めていたが、一応中国や親中派議員のメンツをたてて、出来るだけ発表を遅らせた。というのが、普通の解釈ではないかと思いますが、なんかグダグダですね。安倍さん、菅さんの決断が早かったので余計に、モヤモヤした感情が残ります。
「政府代表団の派遣を予定していない」ことだけを言っているだけで、中国での人権状況問題うんうんにはだんまりっぽいですね。
まさか、まさかウイグルの人権状況がどんなものか知らない日本人はいないと思いますが、リンクを貼っておきましょう、
●私の身に起きたこと ~とある在日ウイグル人女性の証言~
https://note.com/tomomishimizu/m/me68470f9ccfa
↑この人の漫画に限らず、チベットやウイグルで行われることは、昔からよく漫画にして知らせていました。ネットを使っていて、まさか、まさか知らない人はいないと思いますが。
漫画にはなっていませんが、内モンゴル自治区の状況を小冊子にまとめた日本語版があります。こうした「人種洗浄」に日本人ならはっきりNOを言いま種。1919年、国連で「人種差別反対」の提案をした国、それが日本です。
ところが、逆に財界の中には「日本は将来、中華社会の一員になって生きていくことになる」なんておっしゃる御仁がいたりします。
自分から北京の奴隷になりたがる奇特な人種ですが、意味するところはウイグルやチベットと同じ目に遭わされるということだとは、多分分かっていないのでしょう。最近の財界人を見ていると、自社の儲けだけで世間にモノを言う輩が多くて、ゲンナリですね。
>宇宙戦士バルディオス様
サラリーマン社長が経営しているのが問題なんですかね、目先の利益に左右されてしまうという。メディアなんかも「中国との貿易が大事」といった論調が危険ですよね。
アメリカなんかも中華といろいろズブズブでどこまで反中国史てくれるかが疑問ですが。
かつての日中戦争(正しくは中華事変?)~太平洋戦争は、騙されるからやめろというのに民間人が中華の中に入って行って、その民間人を守るために軍が中華に足を踏み込まざるを得なくなって、中華との争いに巻き込まれた、といえるのでは。つまり、戦中の体験から学んでいないかと。
安全保障は経済の上に優先されるべきですが、どうも逆になってしまうんですよね。
その手の人権外交を否定するのがGHQ史観だと思われる
ある程度の所で決断するなら決断をずっとしないより百倍良い事と思いますけどね。
個人的には岸田さんを正当な保守政治家と見るゆえに
保守であれば決断ありきではない慎重さもあって然るべきと考えます。
間違っていたらごめんなさい。
つい最近 阿部元首相と岸田首相で面談がおこなわれていたような・・
その後でこのような発表が行われるといるとなると、
自民党内にも「アベガー」勢力はいるのかなと考えてしまいます。
内容的にもタイミング的にも、おおむね予想通りでした。
あとは中国の反応待ちですが、IOC/IPCからの招待と明言した以上、「招待状なんか送ってないもん!」という負け惜しみを中国は言い出せなくなりました。うまい手だったと思います。
ですね。このあたりの時期と文言が妥当なところでしょう。クリスマス前後の表明になると思っていましたが、まさにドンピシャのタイミングでした。
一応、中国の反応は出ましたね。
あの「強烈な不満」を連発することで名高い異様に眼付きの悪い報道官が、特に遺憾の意すら示すことなく、原則論に終始していたあたり、さしあたり「報復」が集中することは避けられそうな感じです。
もっとも、中国のことなので、後々陰湿な嫌がらせを仕掛けてくることは十分予想されますが、今に始まったことでもないので。
中国の反応は思った以上に薄かったですね。ほとんどスルーと言ってよい内容かと思います。対中配慮的には満点に近いのではないでしょうか。
日本の外交ボイコット表明がもっと早く強硬な内容であれば、溜飲は下がりますが、それは外交の目的ではないですからね。
外交の目的は国益を最大化することで、残念ながら今の日本の現状では中国の圧力をそれなりに避けることが必要です。
中国の酷い人権状況を、いずれは厳しく糾弾すべきですが、今はまだそれを表に出すのは得策ではありません。我慢しところかと思います。
「日本として独自の判断をした」事実上の外交ボイコット、とのことですが2つ心配なことがあります。
一つは、日本が独自路線をとるには国力が足りません。古来、対立する大国の間に立たされ独自路線をとって成功した例は少なく、大抵は滅んでしまいます。
二つ目は、形の上では米中双方の顔を立てたと思っているでしょうが、まだ態度を明確にしていないEUや諸国が「こりゃ、えーわ」と真似をする国が続出した場合、「明確な外交ボイコット」を望んだバイデン大統領の面目に傷がつきかねないことになり「Mr.Kishidaは余計なことをするわい」と恨まれます。
そういうことに ならないことを祈ってます。
私は、決断はすぐしたけど発表はわざと遅らせたのではないかと思っています。
日本のオリンピックに協力した、と自称する中国に「来るよね、来るよね?」という期待をなるべく長く引きずらせるためです。
韓国人が言うところの「希望拷問」ってやつです。
(個人的な予感ですが)今回の岸田総理の決断でも、欧米から「日本は、また遅すぎるし、すくなすぎる」と言われるのではないでしょうか。また、中国も「朝日新聞を使って圧力をかければ、岸田総理は、代わりの要人を送ってくる」と考えているのではないでしょうか。(立憲共産党が「政府の代わりに北京に行く」と言い出しそうです)
蛇足ですが、明日の朝日新聞の社説で、何と書くのでしょうか。
駄文にて失礼しました。
「欧米」ってどこのことですか?
あの左巻き外相を擁するドイツですらまだ明確な意思表示をしていませんが。
龍さま
>あの左巻き外相を擁するドイツですらまだ明確な意思表示をしていませんが。
「我がドイツは、戦略をもって曖昧にしている。そこが、決められない岸田総理とは違う」と開き直るでしょう。
> 決められない岸田総理
と決めつける理由は何ですか?
どうも、何らかの先入観に毒されているようにしか見えませんが。
ドイツ国民に、ドイツ政府が北京冬季オリンピック外交ボイコット問題での結論を出さないことへの言い訳が出来ればよいのです。(所詮、ドイツ国民は岸田総理のことは詳しく知らないですし、日本の総理のイメージが先行します)
引きこもり中年様
すいませんが、何を言わんとされているのかわかりません。
ドイツ政府がドイツ国民に言い訳することと、「欧米から決断が遅いと言われる」ことにどのような関連があるのでしょうか?
「欧米」が日本を非難するために自国民向けに言い訳しなければならない? なんですか、それ?
最近、この手の書き込みが多いのですが、偏った動画しか見ていないのでは?
欧米といっても、明言しているのは英米豪加だけですよ。しかも英豪加はウイグル問題がなくても別件で外交ボイコットをする動機があります。一方、次期開催国のフランスは外交参加、ドイツ・イタリアはおそらく日本と同じ玉虫色ボイコットになるでしょう。欧米外では保守系動画チャンネルが好きなクワッドのインドは、外交参加に前向き。
あの界隈の動画は反岸田色が強すぎて最近情報の解釈にバイアスがかかりまくりです。その独自解釈をツイッターで拡散しているのですから、本当にたちが悪いです。
KY 様
日本にも外交ボイコットをする理由は十分ありますよ。
・日本人の不当逮捕拘留
・尖閣諸島領海侵犯
他の方のコメントで参照されていた
>第7回日中企業家及び元政府高官対話(日中CEO等サミット)における岸田総理ビデオメッセージ
は、形式的に当たり障りのない事しか言っていませんが、この裏で、何を進めているかが重要だと思います。
岸田さんのメッセージが成り立つのはパクスアメリカーナがあればこそで、
それが崩れつつある中で、どう対応するか、岸田さんが進める安全保障政策、特に経済安全保障の中身に注目です。
・人権重視と言いながら、マグニツキー法一つ成立させられない
・分配を掲げながら、それを阻む”技能実習生制度、留学生流入促進制度を変え様としない
等を見ると、ジェスチャーだけであまり期待できない気もします。
欧米というより、FOIPグループからは遅く見られますかね。
ニュージーランドもインドも12月上旬には決断してましたから。
(インドはボイコット非参加の判断ですが)
それでも、年内に判断したのでいいんじゃないでしょうか。
表明の時期としてはこんなものではないでしょうか。岸田さんの決断力のなさもありますが、与野党に多数の親中派を抱え、国民ですら半数近くが対中配慮すべきと考えている状況では、米国から数週間遅れの表明は妥当なところではないでしょうか。
ただし、決断が遅ければ遅いほど中国は日本を侮り、今後ますます圧力を強めるでしょうね。
国民だって米国覇権の犬みたいは振る舞いはしてほしくないと思ってるんじゃないですかね。
中国覇権の犬になるのはもっと嫌がるでしょうね。
仮定の話をしても仕方ないが、、、
仮に総理が安部、菅氏であったとしても、決断に同じくらいの時間はかかったと思いますよ。
親中派の議員にt重鎮がいますからね。
そのあたりをどうやって黙らせるかを考えれば、岸田氏だから遅すぎるということはないと思いますね。
一方で、これが旧民主党であれば、絶対に決まってないと言い切れます。
まず、鳩山氏ならば周囲の反対を押し切ってでも、独断で訪問したでしょう。
価値観外交を標榜していながら、表向き人権問題としての外交ボイコットに、国益というそろばん勘定を前面に出したところが、いかがかなと思います。
本件をめぐる岸田首相の対応は、良く言えば、世論や党内の意見の落ち着きどころを見計らって決断したということでしょうが、悪く言えば、安倍元首相や佐藤外交部会長にせっつかれて押し切られたということかと思います。やはり心配ですね。高度成長時代なら、そういう「足して2で割る」待ちの政治でも、大過なくやれたかもしれませんが、もはやそうではない。安倍晋三がアベノミクスを唱えたとき、財界は大反対しましたよ。小泉純一郎が郵政改革を唱えたときは、解散総選挙にまでなりましたよ。総理になったら、強い覚悟を持って自らの考える政策を実行して頂きたい。岸田首相の唱える「新しい資本主義」って具体的には何をするんですか。国民一人当たりGDPで韓国、台湾に逆転されるという日本経済研究センターの予測もあるのに、あっちにいい顔、こっちにもいい顔したいでは、ジリ貧から抜け出せません。
JOC関係者だけ送るってのはとっくに決まってて、言い出すタイミングだけ計ってただけだと思いますよ。その過程で米国とは調整済みでしょうし、中国には招待状送るなよと念波を送ってたと思う。
それを言い出すのを遅らせるメリットはありませんよ.
アメリカと調整済というのは貴兄の勝手な推測に過ぎず何の根拠も状況証拠もありません.
遅らせればアメリカからの同盟国としての信頼を損なう危険性が増えるだけ.
また遅らせれば遅らせるほど共産チャイナからは招待状が届いてしまう可能性が増えるだけ.
ということで論理的に考察すれば発表を遅らせるメリットは何もなく,失礼を承知で申し上げると貴兄の読みは合理性や状況証拠に欠けており単なる岸田さん好きの人の個人的願望に過ぎないとしか見えません.
お世話になりますさんも指摘しておられますが,今日の発表内容ならばアメリカが外交ボイコットを宣言して日本もするか否かが問題になった時点で「北京五輪に総理・外相が参加する予定はない.東京五輪の際に北京政府が参加させた人物のカウンターパートを北京五輪に送る」という最も当たり障りのない方針を総理か官房長官が発表すればそこで終わった問題です.
しかし,実際にはその時点でこの結論を発表せず今まで引き延ばしてしまった.
ということは,何故,その当たり前で当たり障りのない結論に至るまで,アメリカやイギリスやオーストラリア等からの信頼を毀損してまで,これほど多くの日数を浪費したかという疑問が沸きます.
そこで,以下に今回の岸田政権が同盟国からの信頼を毀損してまで行った日数浪費に関する疑問に対する私なりの推測を述べます.
1.日数を浪費した理由に関する推理は以下の通りです.
アメリカが外交ボイコットを宣言した(というよりもその前にアメリカから日本に外交ボイコットを相談して来た)時点では,岸田自民党政権(つまり岸田ー茂木ー林の親中トリオ)は何とか岸田総理や林外相が北京五輪に参加したいと考えていたが,漸く今日の時点で,それは外交的に無理だという結論に至り,東京五輪の組織委員会会長である橋本聖子氏を北京に送ると発表する羽目に追い詰められたと推測するのが妥当でしょう.
2.何故,今日,発表したのかの理由に関する推理
恐らくですが,外務省(か林外相)あるいは岸田総理自身に対して,アメリカ側からクリスマスプレゼントの代わりに「日本は北京五輪にどう対応するんだい?」という問い合わせ(というよりも実質上は恫喝)があり,その結果,岸田総理や林外相が直々に参加したくて画策していた親中トリオ(別名3バカ)も馬鹿な目論見を遂に諦めざるを得ず,降参宣言として慌てて今回の発表をしたのだ,私はそのように推測しています.
岸田さんの無能さの証明がまた1件.
「岸田はダメ」フィルターに相当毒されてますね。
「発表を遅らせたことで英米豪からの信頼を毀損した」と決めつけていますが、その可能性が皆無であるとまでは言いませんけれども、どう頑張っても「その可能性もある」程度です。「毀損した」と言い切るまでの根拠は、私には無いようにしか見えませんし、特に説明もされてないようです。なので、「信頼棄損」が確定事実であることを前提とした立論には全く説得力を感じません。
何人かの方も言っておられましたが、そもそもこの「外交的ボイコット」がそれほどまでに致命的な問題であるとは考えていません。何らかの意思表示はした方が良いだろうとは思ってましたが、早からず遅からずで十分であると思っています。そのことで、特にメリットがあるとは思いませんが、デメリットがあるとも思っていません。
岸田総理に満足しているわけでは決してありませんし、「大丈夫か?」と思うことも度々ですが、現時点で「岸田は無能だからすぐ辞めろ」という決めつけには賛成できません。以前もちょっとコメントしましたが、「100点でなければ0点だ」という評価法には与しようとは思わないからです。
まあ、今後の岸田総理の動きによっては、来年春頃には私もボロカスに言ってるかもしれませんけどね。今のところは、まだもう少し様子を見ようと思ってます。
龍さま
もう少し岸田首相の様子を見たいというお考えは、それでよろしいのではないでしょうか(世論の支持率も高いようですし)。ただ私の考えを申し上げれば、”敵のいない政治家”なる人物は、潤滑油としては必要でも、トップにすべきでない、と考えています。岸田首相については、当初よりその心配があったのですが、その後の歩みはそれを裏付けていると思っています。子育て支援10万円は公明党への配慮(?)、現金・クーポン半額づつ→全額現金容認は世論・自治体への配慮(?)、北京オリンピックに「政府関係者を派遣しない」のは米国への配慮、外交ボイコットという用語を使わないのは中国への配慮(?)、どちらにもいい顔をしたいという風に見えてしまいます。折角総理になられたのだから、自分の思うところを、誰が何を言おうと断行していただきたい。そうでないと日本の発展はありません。ところで、岸田首相の唱える「新しい資本主義」って何をやりたいのですか?総花的で具体策がさっぱり見えません。
なんでですかね。
棄損したという思い込みを事実であるかのような前提にしながら、一方で他者には、
「アメリカと調整済というのは貴兄の勝手な推測に過ぎず」
と批判。
事実と願望の区別がつかなくなってるのでしょうかね。
>「毀損した」と言い切るまでの根拠は、私には無いようにしか見えませんし、特に説明もされてないようです。
アメリカ国務省の担当者が韓国紙記者の電話取材に対して「宣言に先立ち同盟国と相談した」と述べているのをお忘れですか?
相談するアメリカが同盟国に対して何も期待しないとでも思っているのならば相当なお花畑だと思いますが.
特に日本の場合,アメリカの他の同盟国とは根本的に異なり,憲法で交戦権を否定し軍事的に自立していない上に弾薬備蓄量が少なく継戦能力も乏しいとか普通科の装備が貧弱で戦闘での負傷を想定していないとか現実に本格的な戦闘を行うための軍としては様々な欠陥(それも大きな)を抱えており,尖閣への侵略行為に対処するには自衛隊だけではどうにもならず最低でも弾薬の補給は米軍に頼らざるを得ない現実があり,アメリカ側も日本が自国防衛に関して米軍に頼り切った体制のまま放置している現状を十二分に承知しているのは確実です.
しかもアメリカが自国の兵士に命を賭けさせてまで日本を守る際の相手(つまり日米共同の敵国)として最も可能性が高いのは今回の外交ボイコット対象の共産チャイナですよ.
そのアメリカがよりによって日本にとって最大の潜在的脅威である共産チャイナに関するボイコット問題で日本に対してアメリカと歩調を合わせて欲しいといった期待は全くしていない可能性は現実にある,と考える人間とは,率直に言って議論しても無意味ですね.
そもそも,今回の内容ならばアメリカから相談を受けた際に「東京五輪で北京政府から閣僚ではないが人が来日してくれている.従って,誰も北京に送らないという完全な外交ボイコットは出来ない.北京五輪には答礼として東京五輪の組織委員会の長を送る.但し,総理も含め閣僚は北京には行かない」と答えれば済む(アメリカとしても文句が付けられない)話であって,今まで引き延ばす理由がない.
そもそも今回の問題は徒に答えを先延ばしするメリットは何もありません.少なくともG7の大半の国々が対応を宣言した時点で日本もどうするかを宣言すれば良かった話であって,それ以上,先延ばしすることはアメリカに不信感を持たれる危険性を増やす以外の何の意味もない.
事実,以前にも龍さんのコメントへの批判コメントで質問した際も無しの礫でしたが,今回も龍さん自身は先延ばしによるメリットの例を具体的に何一つ示せていないではありませんか.
私は,一般にどの国も自国が軍事同盟を結んでいる同盟国に対しては外交面で歩調を合わせて欲しいと期待するという自然な命題が成立していると仮定して議論しています.
特に憲法9条を放置したままで実際にも軍事的に自立出来ていない日本は実際上はアメリカの属国であるという現実(つまり状況証拠)に基づき,その現実から導かれる最も成立の可能性の高い命題(宗主国は属国に外交面で歩調を合わせることを求め期待する,という命題)が正しいと仮定して岸田内閣の外交ボイコット問題への対応の当否の議論をしています.
つまり,「宗主国は属国に対して外交面で歩調を合わせることを求め期待する」という命題が正しいならば,必然的に「岸田さんが無能だ」という命題の正しさが導かれるということです.
龍さんは御自身の主張を導く上で使った推論の根拠(状況証拠)やその状況証拠の下で成り立つ可能性が極めて高い命題に関して,何一つ具体的には示していませんよ.単に「外交はそんな単純なものでない」という極めて漠然とした命題を以前に主張しただけでね.もう一人は更に悪く根拠も全く示さず願望を述べていただけ.
龍さんや匿名氏には,もう少し論理的にきちんと具体的な状況証拠や正しさを仮定している命題を具体的に示して議論して頂けるようお願いしたい.
貴方達のは実質的に示したい結論を仮定して結論を論証したと主張しているのと同レベルで,根拠や仮定に関して具体性ゼロで論証としていい加減過ぎて議論になっていません.
迷王星の無能さの証明がまた1件
私は遅いどころかもっとギリギリまで先延ばしすべきだと思っていました。
直前になって「やっぱり閣僚は送りません」って表明してやった方が、
中共をもっとイラつかせることができると思うからです。
優柔不断がどうとか間抜けな声に押されて中途半端なことになってしまいました。
岸田氏はバイデン大統領が外交ボイコットを宣言後の早い段階から閣僚は送らないと回答していました。従って中国は日本の行動を凡そ予測できていたと思います。よって、日本を更に窮地に追い込んで外交ボイコット宣言をさせる「北京オリンピック招待」のカードを切らなかったのだと思います。
>先延ばし
まあアメリカはもっとイラついちゃうから。
バイデン大統領もそんなに支持率高くないみたいだし、
外交で点数稼ぎたい思惑もあるでしょうし。
日本が外交ボイコット宣言するか否かについて、こちらのサイトにも様々なコメント・意見が寄せられて、それを見てゆくと肯定派、否定派、追認派と色々あって興味深く読みました。諸手を挙げて賛成派には明らかに岸田政権支持者と思われる投稿が多かったのは、菅政権時のコメントにはなかったことだと思います。また、そうした方々は否定派のコメントにしつこく反論したり、関係のない話題で皮肉ってコメントを潰そうとする手口が散見され、次第に読むのがしんどくなり面白みが薄れてきました(個人の感想でいえば、「またコイツか」というもの)。
ひと様のブログであり、とやかく言う権利もないし去ればよいだけなので、暫しおさらばです。
(お前がいなくなって、せいせいした、と思う方も結構いるかもね)
新宿会計士様のサイトは、読み応えのある長文の投稿が多いですね。
他人に読ませる長文の投稿は、それを書くだけでも大変な労力ですので、文章を書くのが苦手な私はいつも感心して見ておりました。
投稿者それぞれの意見が違うのは当然で、違うからこそ議論の意味があるのだと思います。また、自分には意味のない意見でも、他の方には参考になる事もあるでしょう。
出来るならば自分とは違う意見に対しても、敬意を持って接してほしいです。その方も自らの大切な時間を使って投稿してくれたのですから。
このようなことで、読み応えのある投稿が減るのはとても残念です。
>出来るならば自分とは違う意見に対しても、敬意を持って接してほしいです。
ここがその様なことになってしまった原因と改善方法ついて、考えるべきだと思うけどね。
個人的には、対象への敬意に欠く過激な表現で記事を投稿し、また個人攻撃のコメントを削除してこなかったブログ主の責任が大きいと思いますが。
各のコメントを書く人にも、もちろん責任あるけど。
そんな環境では、そりゃあどんどん相手に敬意を払わない人達の声が大きくなって、意見も先鋭化するし、表現も過激になるわと。
内輪の理屈で総括を繰り返してきた赤軍や、異なる意見を認めないオールドメディアの体質と、構造が同じ。
例えば上のコメ返信にある「迷王星の無能さの証明がまた1件」は人格攻撃に該当するのに、まる一日以上経っても削除されてない。
管理人として仕事してないよ、ここのブログ主。
個人的には、上の迷王星さんのコメントには賛同も共感も出来ない。「岸田さんの無能さの証明がまた1件」も、わざわざ書かなくてもいい表現だと思う。
しかし、それとは別の問題として、こんな人格攻撃をするのも、黙認するかのように放置するのもダメでしょうがと思う。
こういう事の積み重ねの結果が、現状なのでは?
匿名 様
コメント文と下記の2記事の語句マッチングで約7割の一致が見られました。
これは筆者を推定する技術の一で、少ないサンプル、しかもその他の方はバラバラなことからも異常な高率がお分かりいただけるでしょうか。
よもや一昨日議論を交わしたURC様が今一度の自爆芸を咲かせているものとも思えませんが、この感動をお伝えしたく筆を執った次第です。
URC その他 語句
03 02 改善
01 00 先鋭
01 01 過激
21 07 理屈
01 01 オールドメディア
08 03 構造
02 03 人格攻撃
04 02 個人的
05 01 ダメ
05 02 現状
外交ボイコット:米国は岸田首相を信頼していないのか
不勉強すぎる岸田首相「株主は賃上げ必要性理解せよ」
放火犯は現場に戻るそうです。
岸田はダメというバイアスの方が圧倒的だと思いますけどね。
安倍さんが同じような決断をしても、ここまでボロカスには批判しないでしょ。
>岸田はダメというバイアスの方が圧倒的だと思いますけどね。
違うでしょ,根拠(状況証拠)や状況証拠として示した現在の状況において成立している(つまり,正しい)可能性が非常に高い命題を何も示さず,岸田さんの(私のような公平に批判する人間には)間違って見える判断を正しいと主張する人々こそ,岸田が良いバイアスに罹患しているのでは?
無論,そういう岸田が良いバイアスな人々からは,フェアな批判者が「岸田はダメ」バイアスに罹っていると見えるでしょうね.
>安倍さんが同じような決断をしても、ここまでボロカスには批判しないでしょ。
少なくとも私は安倍総理に関して「最近の安倍総理は対韓外交を除いて全部ダメだと感じる」ぐらいの批判は書いた覚えがありますし,それ以外にも個々の政策でも安倍批判は何度も書いたと思いますよ.
総理時代の菅さんに関しても「二階氏を気にし過ぎだ」とか「GOTOで批判が浴びたら撤回するような真似は右顧左眄だ」といった批判を何度も書きましたしね.
岸田さんの最大の問題は,総理に就任してからというもの,口先(つまり言葉だけ)は別にして,実際に行った決定に関して,プラスとして評価できる事柄が何一つなくマイナス評価すべき事柄が続いている点です.
そこが安倍さんや菅さんの総理時代とは決定的に違う.
だから私は「岸田さんの無能さの証明がまた一つ」と書くのです.岸田嫌いとか岸田憎しといった感情的なバイアスではありません.
岸田総理自身が下した決定や選択それぞれが日本の国益(外交でも経済政策でも)彼の無能さを証明し続けていてプラスに評価できる点が何一つないからこそ私は批判している.
私は、政治ボイコットに対する様々な意見があるのは当然だと思います。
意見が一つの方向に偏ったサイトには、私としては一種の気持ち悪さを感じますし、このような同調圧力を感じるサイトを読んでも為になるとも思えません。
私は、自分が表明した意見に対して、賛同であれ異論であれ、色々な考え方を聞ける事を大変有難く思っています。
異論を説き伏せる必要も無いかと思います。
岸田さんの今回の対応に関しては、日本はアングロサクソン諸国と歩調を合わせるべきだと思っていますので、少し遅かったのでは無いかと思っています。
特に、中国の反発が意外に穏やかでしたので、何か裏で妥協か取引があったのでは無いかと勘繰っています。
山下JOC会長や橋本東京2020組織委員会会長なんかの参加は、札幌五輪招致活動の一環みたいな意味もあるのかな?
やっぱり五輪招致したいのかな〜ぁ?
札幌市も市民との対話とかしても招致そのものの判断には影響させないってことみたいだし・・・・・
なんだか既成事実を積み重ねて外堀を埋めていってるみたいで、ちょっとイヤな感じなのです♪
あたし自身、招致そのものには反対じゃないけど、今の計画案の開催経費にちゃんと施設利用料を入れてもらったり、計画案ほどの収入がなかったり計画案より支出が増えたりしても、市や道・国から追加の支出をしないでいいような契約にしてもらいたいとは思うのです♪
今回のボイコット騒ぎ、日本のメディアはおとなしいね。
東京オリンピック中止はあれだけ熱心だったのに。
反日親中がミエミエ、バラバレ。
中国からの反発が少なかったことで胸を撫でおろしているむきもあるでしょうけれど、ありていに言って顔色を伺いながらの政権運営とのソシリは免れ得ない。その調子その調子と海の向こうではほくそ笑んでいるようにしか当方には思えません。言い訳を先にほのめかしておいて時間を稼ぐ政治手法は通用するのでしょうか。
連投すみません。
近藤大介氏、当方は彼を高く評価していますが、は中国は新首相をバイデン政権のようなものと見なしていると書き記していました。同じように思っているひともいるのだなと感じました。メディアが社会工作して支える内閣になりやしまいか。
はにわファクトリー様
中国からしてみたら、選手団のボイコットは本当に困るけれど、外交ボイコットなど大した痛みでもないでしょうし、実際、悔し紛れにそう言っていたと記憶しています。中国が逆に得たものの方が大きかったように感じます。
日本が中国の顔色を慎重に窺う理由もわかりますが、中国としては五輪寸前まで長期化して騒ぎが大きくなるよりも、適当な理由をつけて早めに鎮静化してくれた方がありがたかったのではないでしょうか。ここで下手に揉めて、来年の日中国交正常化50周年、周主席の国賓招聘に影響する方が嫌だったと思います。
逆に、米国が外交ボイコットを言い出したことで、人権問題を訴える諸国に加え、自民党内の足並みの不一致具合を把握できたことは、中国としてメリットが大きいかったと思われます。さらに、QUAD提唱国の日本が微妙な態度を表明したことで、目に見えにくい形で安倍、菅前政権の姿勢との方向性の違いが米豪に伝わった可能性も否定できません。ここでも信用を失う、失わないという議論がございましたが、私が他国の外交担当者であったら、日本が何を言おうと、今まで以上に、それも相当長期間、日本の本気度を確かめると思います。
だからこそ、岸田政権は国益だのと大義名分を振りかざして重要案件化することなく、早急にサラッとこの問題を片付けて欲しかったと思います。
今回のことで中共は「岸田政権、与し易し」と捉えたと思います。
官房長官記者会見では人権のことに触れていませんので、中国から怒られなくても不思議はないです。