鈴置氏が読む、アフガン問題「明日は我が身」の韓国論

今月、アフガニスタンの正規軍がタリバンに対し、実質的に「ほとんど戦うことなしに」降伏したこと自体、全世界にある種の衝撃を与えたことは間違いありません。そして、いまひとつアフガン情勢に関心が高くない日本と比べ、韓国ではアフガン問題に対し、熱い視線が注がれている楊なのです。もちろん、それは「明日は我が身」、という視点です。こうした現状をスッキリ整理する秀逸な記事が出てきました。優れた韓国観察者・鈴置高史氏の最新論考です。

アフガン陥落の衝撃

アフガニスタンから米軍が撤退するやいなや、米国が支援したはずのアフガニスタン正規軍が装備品で劣っているはずのタリバンに対し敗北し、アシュラフ・ガニ大統領が現金を持っていの一番に逃げ出した――。

アフガン情勢は、ある意味で私たちに対し、衝撃的な教訓をいろいろと与えてくれたと思います。

ことに、ジョー・バイデン米大統領に対しては、「なぜあのタイミングで、あのような形での撤退を決めたのか」という点への批判があったことはたしかでしょう。それらのなかには、「せめて在アフガン米人に加え、米軍に協力してくれたアフガン人の脱出まで、時間的猶予が欲しかったところだ」、といったものも含まれています。

ただ、ここでもうひとつ知っておかねばならないのは、アフガンで政府軍とタリバンの間では、戦闘らしい戦闘がほとんど報告されていない、という点でしょう。

いや、もちろんあったのかもしれませんが、それよりも衝撃的なのが、ガニ大統領が「逃亡」するときの「言い訳」です。

翻訳エンジンを参考に意訳すると、ガニ氏はこんなことを述べたようです。

  • 武装したタリバンがカブール市内に侵攻すると、無数の愛国者が殉教し、市が荒廃し、600万人の都市で大規模な人道的大惨事が発生します。流血の事態を防ぐために、私は去ることにしました。
  • タリバンは剣と銃で勝利を勝ち取りましたが、心の正当性では彼らは勝利していません。乾燥した力は、歴史上、誰にも正当性を与えません。彼らは今、新しい歴史的試練に直面しています。

なにが、「心の正当性」ですか。まさに「負け犬の遠吠え」そのものでしょう。

アフガン≒韓国論

アフガンと韓国の類似性の数々

ところで、日本から遠く離れたアフガンの話を、当ウェブサイトでやたらと取り上げる点をいぶかしむ方もいらっしゃるでしょう。

しかし、当ウェブサイトでは、アフガン政府崩壊直後から、本件についてはかなりの関心を払ってきたつもりです。

というのも、今回のアフガンの事例、調べれば調べるほど、朝鮮戦争当時の韓国とさまざまな条件があまりにもそっくりだからです。

これについては『次に陥落するのが「ソウルではない」という保証はない』などでもまとめて議論したのですが、やはりその際に参考にさせていただいたのが、優れた韓国観察者である鈴置高史氏の韓国論です。

鈴置氏は常々、韓国論に「米国」「中国」という重要な2つのファクターを導入し、韓国が「米国側の国」ではなくなりつつあるという議論を展開しています。

こうした知見を踏まえるならば、ジョー・バイデン米大統領の「アフガニスタンと韓国は違う」などの発言も、正直、大変空虚に響きます(『「アフガンと韓国は違う」」:空虚に響くバイデン発言』等参照)。

そして、当ウェブサイトの『韓国とアフガンの「本質的違い」』では、アフガンと韓国の「似ている点」と「異なっている点」を当ウェブサイトなりに整理したのですが、このなかで「韓国は米国の同盟国でありながら米国を裏切ろうとしている」という点が、アフガンと韓国の本質的な違いだと申し上げたつもりです。

最新の鈴置論考:韓国保守の思考

じつは、この考え方自体、ひそかに「鈴置氏ならそのような視点を導入するのではないか」と予想しながら書いたという側面もあるのですが、その「本家本元」の論考が昨日、ウェブ評論サイト『デイリー新潮』に掲載されました。

「韓国のアフガン化」を恐れる保守 左派は「自主国防の強化」を訴えて米軍撤収を画策

同盟を強化して米軍を引き留めよう、と主張する保守。自主国防を唱え、同盟弱体化を狙う左派。アフガニスタン陥落は韓国の左右対立をさらに鮮明にした。韓国観察者の鈴置高史氏が展開を読む。<<…続きを読む>>
―――2021/08/27付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より

結論から申し上げるならば、やはり「本家本元」の深みはまったく別次元でした。

本文は7000文字を超える長文ですが、いつもながらの豊富な証拠に加え、徹底して読みやすい文体のせいで、分量の負担をほとんど感じることなく一気に引き込まれてしまい、あっというまに読了してしまいます。そして、とくに今回は従来の主張との首尾一貫性を見せつけられる思いがしました。

詳しくは、リンク先記事を直接読んでいただきたいと思うのですが、当ウェブサイトで「おそらく鈴置氏ならこう書くだろう」と思っていた内容を遥かに超える読みごたえです。

鈴置氏「韓国はアフガン以上の裏切り者」

ここで、個人的に特に共感するポイントをいくつか挙げておきましょう。

まずは、軽いジャブからです。

米軍のアフガンからの撤収は韓国の保守に大きな衝撃を与えました。米国がいとも簡単にアフガンを見捨てたからです」。

このあたりは前回の『鈴置論考「韓国大統領選への米中介入と韓国核武装論」』などとも密接にかかわる論点ですが、要するに、「左派政権のままだと米国が韓国から撤退するかもね」という主張が、保守派から出てきた、というのが鈴置氏の最初の指摘です。

このあたりはまったく予想どおりであり、長年の「鈴置ファン」であれば、なにもわざわざ鈴置氏に指摘されるまでもなく、「そりゃそうだよね」と共感しておしまい、といったところでしょう。

ところが、やはり鈴置氏の慧眼は、「その先」にあります。

韓国は米国に守ってもらっている。というのに、中国包囲網には加わらない。米国からすれば『ギブばかり』。韓国はアフガンと同じ『恩知らず』、あるいはアフガン以上の『裏切り者』です。アフガンは韓国とは異なって、中国にすり寄ってはいませんでしたからね」。

…。

この短い文章を敷衍していけば、そこから出て来る推論は、「米韓同盟が未来永劫安泰ではない」、でしょう。

韓国「保守本流」の動きは?

なかなか興味深い韓国の保守派の思考

では、そのあたりの危機感が、韓国にどの程度あるのでしょうか。

鈴置氏は、こんなことを述べます。

朝鮮半島は海洋勢力にとって戦略的に重要な地域。米国や日本にわがままを言っても通る、と韓国人は考えてきました。実際、これまでは通用してきましたし」。

この文章、切り取って、とくに歴代の日本政府関係者あたりに100回は聞かせてさしあげたいほど含みがあります。「これまで通用してきた」、イコール、「米国や日本は韓国のわがままを通してきた」、ということです。

もっとも、アフガンでの米軍撤退は、韓国に対し、「米韓同盟終了と米軍の韓国からの撤退」というリスクが、夢物語などではなく、まぎれもなく現実のものであるということを突き付けたのではないでしょうか。

そうなって来ると気になるのが、「保守本流」の動きです。

鈴置氏によれば、『朝鮮日報』は8月17日付の記事で、米韓の識者コメントなどを取りまぜて、「反米左派政権が続けば在韓米軍撤退もあり得る」とする解説記事を掲載したのだそうです。

筆者は同紙のエース記者というべき金真明(キム・ジンミョン)ワシントン特派員と、ファン・ジユン記者です。これを読んだ韓国人の多くは、来年春の大統領選挙では反米左派候補に投票すまい、と思ったことでしょう」。

そのうえ、朝鮮日報の主張は、まだ続きます。

鈴置氏によると、同紙はこの金真明(きん・しんめい)氏の記事のさらに翌日の社説で、「対中包囲網である『QUAD』に加わろうと主張」したと指摘するのです。

なんだか、驚きますね。

(※なお、今回の鈴置論考では左派メディアである『ハンギョレ新聞』が「自主国防の強化」などを主張したことなどについても取り上げられています。本稿では敢えて省略しますが、この部分についても大変に面白いので、是非とも読んでみてください。)

論拠のある「米韓同盟消滅」論

こうしたなか、次に気になるのが、アフガン陥落が、必ずしも「保守」の側での米韓同盟維持論の追い風になるとは限らない、という趣旨の、次の指摘でしょう。

保守も含め韓国人が心の底から米国側に留まりたがっているかは怪しいのです。『米国との同盟は必要か』と聞けば、ほとんどの人が『必要だ』と答えます。しかし、韓国が米国を離れ中国圏入りしたら、多くの韓国人がそれを受け入れていくと思います」。

「何を根拠なくそんなことをおっしゃるのですか」、と言いたくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、この鈴置氏の指摘には、ちゃんとした論拠があります。

その典型例が、「『親米』談話を朝鮮日報に寄せた崔剛氏」です。

鈴置氏によると、この調査自体は(いまから7年も前の)2014年3月に実施されたもので、「韓米同盟が弱化しても中国との関係を強化すべきだ」(つまり「米国より中国との関係が大事だ」)と答えた韓国人が31.7%もいたことが、日米に衝撃を与えたのだそうです。

話しはそれにとどまりません。

『3割』という数字以上に衝撃的だったのは、報告書をまとめた崔剛氏が<中略>米国に対し『米韓関係の不平等性の解消』や『日韓対立の際には韓国側に立つこと』を要求したからです。<中略>要求を通すために『敵方に寝返るぞ』と威嚇するのは同盟国のすることではありません」。

鈴置氏に言わせれば、これなども「韓国の親米派の底の浅さを示す証拠」、というわけです。

当時から一貫して、韓国が米韓同盟に守ってもらいながら、米国を裏切って中国につこうとしていると指摘してきた鈴置氏だけに、本当に説得力があります。

IPSじゃなくてFOIPですよ!

さて、今回の鈴置論考を読んでいて、やはり一番驚くのは「クアッド入り」云々の主張でしょう。

あくまでも個人的理解に基づいて、ではありますが、当ウェブサイトではこれまでに何度も申し上げてきたとおり、「クアッド」とは単なる「数字の4」に過ぎません。「4」が重要なのではなく、重要派のはむしろ「理念」でしょう。

こうしたなか、先月の『文在寅氏訪日に冷淡な日本、米大統領夫人には「歓迎」』や『噴飯物:「文在寅氏歓迎しクアッド・プラスに入れよ」』では、「IPS」という用語を紹介しました。

「IPS」というのは、多くの人にとって聞きなれない用語だと思いますが、これは韓国メディア『中央日報』(日本語版)に7月14日付で掲載された、次の記事で出てきたものです。

【コラム】韓半島が米中対決の弱点にならないようにしなければ(1)

―――2021.07.14 11:15付 中央日報日本語版より

この記事の冒頭には、こんな表現が出てきます。

米中戦略競争の最前線が東南アジアから東北アジアに北上中だ。中国のユーラシア一帯一路構想(BRI)と米国のインド太平洋戦略(IPS)が重なるところが東南アジアの陸地と海だ。

つまり、「IPS」とは、「米国のインド太平洋戦略」のことなのだそうです。

不肖ながら、この「IPS」という用語、ほとんど見た記憶がありませんし、そもそも米国が「IPS」なる戦略を進めている、などとする話題も聞いたことがありません。

お気づきの方も多いと思いますが、この「IPS」、おそらくは日本が提唱した「FOIP」、すなわち「自由で開かれたインド太平洋」(英語で “Free and Open Indo-Pacific” )のことを意味するつもりで、このように記載したのではないでしょうか。

この点、本来ならば「FOIP」と表現しなければならないところ、その用語をわざと頑なに使用しない、あるいは「IPS」などと本来は存在しない用語を勝手に捏造する、というのも、なんだか不可解です。

(※余談ですが、長年、ウェブ評論を通じてコリア・ウォッチングを続けてきた感覚からすれば、この手の「用語の捏造」を見かけることは、珍しいことではありません。)

韓国が理念同盟に入れるのか?

いずれにせよ、「クアッド」はたんなる「4ヵ国」であり、重要なのはむしろ「理念」「価値観」です。

「鈴置氏」つながりですが、同じ鈴置氏が今年7月の論考で主張した、こんな内容は、非常に参考になります(『鈴置論考、「日韓の」ではなく「韓国の」特殊性に言及』等参照)。

平気で約束を破り、堂々と他人を裏切る韓国と首脳会談を開こうとする国はまず出てこない。何を取りきめようが、すぐに反故にされるからです。日本と韓国がうまくいかない原因は『日韓関係の特殊性』ではなく『韓国の特殊性』にあるのです」。

国際法や国同士の条約・約束を平気でないがしろにするような国が、FOIPに入って来ることができるものなのでしょうか。

疑問は尽きないところです。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. 迷王星 より:

    お早うございます.鈴置論説の紹介,有難うございます.

    率直に言って,韓国が現状のままでQUADというかFOIPに参加するというのは日本に非常に迷惑だと考えます.
    何故,迷惑かと言えば,(他の反日活動や嘘は仮に措いておくとしても)海自機に対して韓国海軍駆逐艦による射撃管制レーダー照射の件があるからです.

    韓国がFOIPに参加するとすれば,それに関する韓国での主な活動主体は当然ながら韓国海軍になります.勿論,日本の場合は海上自衛隊です.

    現時点で日韓の間に直接の同盟関係はないにしてもアメリカと言う共通の同盟国を有するという間接的同盟国とでも呼ぶべき関係にありながら,絶対にやってはならない(場合によっては戦争の切っ掛けにさえなり得る)射撃管制レーダー照射をその間接的同盟国の軍用機相手に行い,更にその件で謝罪するどころか次々と前言を翻し嘘を並べて,挙句の果てには海自機のほうが悪いとまで言ってのけたのです.

    背中から撃ちかねない相手を合同軍事活動の仲間に入れたりすれば,いざという時に危険極まりありません.

    従って,仮に次期大統領選で保守派候補が勝ち韓国がQUAD/FOIPに参加したいと言い出した場合には,アメリカに対して,海自機に対する射撃管制レーダー照射を実際に韓国軍艦が行ったことを韓国側が公式に認め謝罪を行わねば,背中から味方を撃つような真似を平気でする韓国と合同作戦を展開するのは有事の際に日本としては危険過ぎる,従ってそんな韓国海軍とは今のままでは単なる演習ならまだしも合同作戦を展開できないので,アメリカの責任において仲介し韓国海軍からの公式謝罪を引き出して欲しいと強く要求すべきです.

    1. PONPON より:

      迷王星様

      >アメリカの責任において仲介し韓国海軍からの公式謝罪を引き出して欲しいと強く要求すべきです.

      同意ですが、アメリカがその要求を呑むわけがありません。
      従来通り、日本に「泣いてくれ」とたしなめるだけです。

      要は、アメリカ頼りでなく、日本が韓国、究極的にはアメリカと主体的にどう向き合っていくか、ということだと思います。
      韓国に親米保守政権が誕生するということ、それは日本が対韓関係において、危機的な不利状況に追いやられる可能性が高いということです。
      従って日本政府は、それを機会に、長期的視点に立ち、安保だけでなく経済関係等においても、戦後外交戦略の抜本的な練り直しをする必要がある、と認識すべきと考えております。

      余談ながら、安倍前総理はその長期戦略に沿った外交をまさに行おうとしたところだった、と私は考えております。

      1. 迷王星 より:

        PONPON様

        アメリカが呑もうと呑むまいと,日本がきちんとアメリカに要求することが重要なのです.日本の外務省や政治家の体質からして,恐らくは従来の日本だとアメリカに要求することさえしていなかったと推察します.

        ですが,日本は韓国に関する要求をアメリカに全くせず,他方,韓国は日本に関する要求をアメリカに山のようにしていれば,アメリカの立場としては日本に対して一方的に譲歩させれば良いと判断するのは極めて当然のことです.

        特に今回,取り上げた射撃管制レーダー照射の件は,同士討ちを意図した行動であり,共同で軍事活動をする上で不可欠となる互いに背中を預け合える絶対的な信頼関係を根底から破壊する行為で,アメリカ側でも国務省はいざ知らず,アメリカ海軍や国防総省ならば事の重要性をその件が起こった際に既に理解済の筈です.

        ですから,韓国のQUAD入りに関する重大な懸念として,防衛大臣から在日米軍あるいは第七艦隊(つまり同盟の現場として共同作戦を行う軍同士の信頼関係が文字通り自分達の命に直結することを肌感覚で理解している現場)から国防総省経由でアメリカ政府に強く要求すれば,アメリカも日本の抗議・要求を無碍には出来ないと思うのです.

        とにかく,日本も韓国に関する苦情や要求をきちんと保護国であるアメリカ側に伝えて,日本ばかりに譲歩をさせないようにすることが重要です.

        アメリカの立場で見れば,グアムも含めて西太平洋の全てを放棄する覚悟がない限り,日韓の何れかを選べという究極の選択を迫られたら日本を選ぶ以外に道はないのですから.

        ワガママ韓国とは異なり,事を荒立てるのが嫌いで我慢強い日本は要求をしないから,日本だけが一方的に譲歩させられて来たのです.

        1. PONPON より:

          迷王星様

          おっしゃる通りですね。
          アメリカが呑もうと呑むまいと、日本がきちんとアメリカに、「はじめて」、要求してもらいたいものです。
          かつ、過去さんざん韓国に譲歩してきたことも、アメリカの過去の不当な圧力に対する不満をにじませながら。。

  2. ある歯医者の父 より:

    更新ありがとうございます。ひとつ気になるのは、左派政権の文大統領下で米国の説得を受け入れてしまい、GSOMIA破棄を停止した点について、韓国は踏み止まった何か理由があったはずですが、これはどう理解するのでしょう。理由によっては、左派政権でも米国から寝返れない根本的な理由があるかもしれないと思う次第です。

    1. 迷王星 より:

      あくまでもGSOMIA破棄を主張するならば,アメリカとしては

      1.速やかに米韓同盟を解消して米軍は撤収する
      2.米韓FTAを破棄して韓国からの輸入に対しては懲罰的関税を課す(WTO違反であろうと知ったことではない,文句があればWTOに訴えて何年間も耐えて見ろ)

      とアメリカ政府から恫喝されれば,文政権としてはGSOMIA破棄撤回という全面降伏以外に道はありません.

      1によって,鈴置氏が何度も指摘している通り,保守派に限らず米韓同盟が必要だと考えている大半の韓国民は不安になるのは確実です.

      また2によって,アメリカへの輸出が止まることとなれば輸出依存度が日本とは比較にならないほど高い韓国経済は一発で破綻しますし,1と2とで韓国に対する世界的不安が一気に広がり韓国ウォンは一気に下落して韓国内の物価は急騰することになるでしょう.

      その結果,与党などの従北左翼が国会でどう胡麻化そうとしても,安保と経済との両面での強烈な不安から文字通り国民的デモが発生して文大統領は吊るし上げられて監獄へ直行ですよ.恐らく,その場合は従北左派が誘導して起こした朴槿恵引きずり降ろしのロウソクデモよりも激しい文降ろしの国民運動が起こってしまうでしょうし,文大統領が辞職せず米韓同盟打ち切りと言われたら韓国軍によるクーデターが発生しても私は全く驚きません.

    2. 欧州某国駐在 より:

      シンプルに彼らが考えるところの「機はまだ熟していない」・・・ということではないでしょうか。寝返る気持ちは満々ではあるが、さすがにいろいろ総合的に考えて「まだその時期ではない」との判断が働いたのでは?と、考えてます。

    3. カズ より:

      単に、得られるものは無く(日本の残念だ発言)失うものの多い(米国の警告)選択をしなかっただけのような気がしています。
      韓国が同盟解消のトリガーを引けば、血盟も欠盟に変わることでしょう。
      裏切者は北諸共に空爆されても仕方なかったりするのかと・・。

      日韓秘密軍事情報保護協定の象徴的意味 ジェトロ
      https://www.ide.go.jp/Japanese/IDEsquare/Overseas/2020/ISQ202030_002.html
      ↑こちらの記事の注釈によると、韓国はロシアを含む35か国+1国際機構とGSOMIAを締結済。「GSOMIA大国(無節操)」みたいですね。

      *集められた情報は、北京に飛んでたりするのかな・・??

  3. 愛読者 より:

    > アフガンで政府軍とタリバンの間では、戦闘らしい戦闘がほとんど報告されていない
    タリバンの統治方針が,アフガニンスタン各地の地域社会の伝統と,かなり一致していたので,抵抗なく,すんなり受け入れられたということです。ロシアやアメリカのほうが,現地の実情を無視した制度を導入しようとして,地域社会と軋轢を生んでいます。首都カブールは別として。旧アフガニスタン政府や政府軍は,傭兵部隊で,正義感ではなく「お金」が目的で行動してしていたので,金の切れ目が縁の切れ目だったわけです。
    同様な考察を中国に適用してみると,欧米で教育を受けたインテリ中国人などを除くと,一般大衆は専制政治に対する拒絶反応を,あまり示していません。アフガニスタンがタリバンをすんなり受け入れたように,多くの中国人は中国共産党を受け入れています。
    韓国人は,長い中国による支配の間につちかわれた価値観と,戦後にわかに導入されたアメリカ型民主主義が,つぎはぎ状態で存在しています。米中どちらでも許容できる基盤があります。アメリカが撤退すれば中国の核の下に入るでしょうが,米中対立が続く限り考えにくいです。やはり「コウモリ外交」が韓国の本来の姿でしょう。

  4. sqsq より:

    逆説的な言い方だが、最近のアフガニスタンにおける米軍の振る舞いによって、韓国は、少なくとも短期的には利益を得るのではないだろうか。
    アメリカは世界中に基地を置き、地域の安全保障の重しになっている。アフガニスタンから軍を撤撤退するのは「特異な事情」であり他の同盟は万全だというところを見せなければならない。
    韓国はそこを突いてきそうな気がする。

  5. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    結局、鈴置氏の語る通り、韓国はアフガニスタン以下でしょう。米国に貰うものは徹底的に貰い、逆に米国には何も与えない。米中で二股外交をする。「未来永劫の同盟は無い」、、それはそうですが、「未来永劫に韓国の友邦国は無い」とも言えるでしょう。日本はより関知を弱めますね。

    韓国保守層がアフガニスタンを見て右往左往しているのは分かりますが。現状、韓国は民主党とか言う反日党親北媚中政権が取り、来年もこのままなら、国体は持たないです。貧困層が増え、富裕層は海外へ脱出、民主主義、自由主義の国からドロップアウトするのは確実です。GDPベスト10とか言う虚構の数字も、一気に先進国から新興国・貧困国に落ちますね。

  6. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (そう自分に言い聞かせてないと、素人が舞い上がってしまうので)
     今回、日本政府はアフガニスタンのカブールに、自衛隊機を派遣しました。これは、ソウル陥落の時に、韓国にいるアメリカ人なども自衛隊機で運ぶための前例つくりでもある、と考えるのは考えすぎでしょうか。(アメリカ人も運ぶためとなれば、アメリカが韓国の空港を管理するでしょう)
     蛇足ですが、今回のアフガニスタン情勢は、韓国にいる日本人に、「いざという時に、どうやって自分で空港にたどり着くのか」を考えろ、という再びのメッセージになるのではないでしょうか。(今回、実際には自衛隊機でアフガニスタン国民は、運びませんでしたが、これは、いざという時に韓国国民を運ぶことを避けるためでは、ないでしょうか)
     駄文にて失礼しました。

    1. ちょろんぼ より:

      引きこもり中年様

      日本がアフガンに自衛隊機を派遣したのは、自国民である日本人を帰還させる
      為であり、日本関連の仕事を請負していたアフガン人も他国に移送する為です。
      こういう場合、米軍といえど他国民(現地人以外)を乗りこませるのはしません。
      湾岸戦争前、人間の盾としていた人達を帰還させる時も米国は日本人を一緒に
      乗り込ませんでした。 日航が本来の役目をすっぽかし、自衛隊機派遣は野党に
      禁じられておりました。 その時、トルコ政府が自国民より日本人を優先的に
      帰還させてくれたのです。 トルコ政府に感謝です。
      尚、他国がカブール市内等に軍隊を派遣し、自国民を捜索しておりますが、日本の
      自衛隊はできません。 軍隊じゃないから、銃器不使用な為です。
      その為、避難したい人が根性で空港に辿りつくのを神に祈るばかりです。
      では、予想される南国から米国が撤退したら? 北国が南国に侵攻します。
      北国が南国に侵攻時、日本人を帰還させるのは日本政府の役割であり、米国政府の
      責任ではありません。
      この場合自衛隊機を使用しますが、南国市民感情として、北国が南国に侵攻した
      場合、日本と戦うとの世論(約30%)があり、自衛隊機の派遣はできません。
      自衛隊機を破壊すると英雄になるからです。
      釜山からフェリーもありますが、僅かの人数しか帰還させられません。
      その為、南国に居る日本人は殆どそのままとなります。
      これは、現在の南国の市民感情からしても、現地に居る事自体が間違っているのです。
      尚、前回米国は南国政府を守る為、努力しましたが、米国が内戦国に肩入れした挙句
      敗戦になった例(ベトナム・アフガン・イラン・イラク)があり、又南国が米国に南国
      から出て行って欲しいと願っているので、次回は高見の見物化するでしょう。

      1. 引きこもり中年 より:

        ちょろんぼ様
        もしソウル陥落があるとして、その時
        ①韓国国内は、どうなっていると思いますか。
        ②韓国軍、北朝鮮軍、米軍の3軍の関係は、どうなっていると思いますか。(いよいよとなれば、アメリカから日本に韓国を無視した参戦命令がくることも、あるのかも)
        ③日本国内で、野党や朝日新聞が、「自衛隊は、超法規的に動くべきだ」と叫ぶこともあるのでは。(仲間うちの一部過激意見に引きずられて、「ソウルに邦人救出に行け」か、「韓国軍の代わりの戦え」か、まさかの「米軍と戦え」になるかは、分かりませんが)

      2. りょうちん より:

        >こういう場合、米軍といえど他国民(現地人以外)を乗りこませるのはしません。

        あれそうだったかなと思って調べましたが、たしかに米国はしないんですね。
        フランス・ドイツ・イエメン・イタリアには助けて貰っていました。

        あと
        >日航が本来の役目をすっぽかし、

        これは、日航への誹謗です。
        https://kokkai.ndl.go.jp/simple/detail?minId=110213968X00419850403&spkNum=177#s80

        政府の動きが遅かったのを日航のせいにするのは気の毒です。

  7. だんな より:

    アフガンと韓国、タリバンと北朝鮮という関係で比較すると、韓国はタリバン政権が乗っ取っていて、内側から変えようとしている状態では?

  8. マイナンバー より:

    朝鮮半島の方々は、生きるための(浅)知恵というか、ある意味可哀想なのですが、半島民族として大国と陸続きでかつ海側にも強大な島国や海洋大国に囲まれた地政の中で生き残るためには(ずる)賢く大国と付き合う、すなわちブログ主様が言うコウモリ外交やウソつき外交、告げ口外交、瀬戸際外交を政体にかかわらず駆使し続けるという、ある意味民族的遺伝子とも言えるものを千年以上に渡って受け継いで来たので、そう簡単にその遺伝子が変異することはないでしょう。不幸なのは、そういう国が我が国の隣国ということ。我が国は引っ越しできない以上、そういう厄介な隣人(国)から適度な距離をおきつつ、冷静沈着に時には力を見せながら図に乗らせないようお付き合いするしかないかと。朝鮮半島に限りませんが、他国が我々と同じ価値観を共有、すなわち真の友邦となる、というのは幻想であり、あくまであるのは国益、ということを改めて認識すべき、と強く感じました。

  9. 匿名2 より:

    ですよね。韓国保守の思考とか紹介されていますが、私は、本当のそれは少数であり、大多数の人たちは現左翼政権的な考えを根底に持っているものと思います。そして韓国人(特に左翼)のマインドの肝は、〝なぜ朝鮮民族が分断されなければならないんだ!戦勝国なのに!” なんだと思います。(多分、金王朝などどうでもよく。)だから心の底では、自由主義陣営の前線基地国である状態がいやで、アメリカは嫌いなのだと思います。朝鮮戦争→韓国戦争 と歴史の捏造をしたり、アメリカ軍に評価された韓国軍の優秀な将軍を貶めたり、いかにもやりそうな行為です。今までこんな風な我がままがまかり通ってもアメリカからあまり文句を受けなかったのは、北東アジア情勢がそれなりに安定していたこともありますが、軍事を除いて、日本の懇切丁寧な援助、庇護があったからだと思います。つまり韓国をアフガンに例えれば、日本は微力ながら軍事を除いてのアメリカの役割を果たしていたことになりそうな気がしています。しかし、あれだけ反日をやれば、もう日本との誼は無くなるでしょう。もう韓国は、有事になったら頼れる国はアメリカしかありません。日本は助けないだろうし(日本人が今の朝鮮人のために血を流す姿が想像できますか?)、アメリカが韓国の援助を要請してきても日本国民が絶対許しません。これ重要ポイントですよ。アメリカは言うことを聞かない国のリーダーをすぐに暗殺して首をすげ替えますが、大多数の国民感情はすげ替え不可能ですから。まあ、アメリカも最近それがわかってきたような気もしますが。

    1. PONPON より:

      匿名2様

      >そして韓国人(特に左翼)のマインドの肝は、〝なぜ朝鮮民族が分断されなければならないんだ!戦勝国なのに!” なんだと思います。(多分、金王朝などどうでもよく。)だから心の底では、自由主義陣営の前線基地国である状態がいやで、アメリカは嫌いなのだと思います。

      基本そうなんでしょうね。
      但し、朝鮮民族が分断されたのは日本に責任がある、というのが左右問わず韓国人の共通認識、日本とアメリカに責任がある、というのは主として左翼のような気がします。

      自由主義よりも朝鮮民族主義の方が、はるかに韓国人の心に響くのでしょう。
      民族主義意識が低い日本人には想像できないほどに。
      ある意味凄いと思います、その強烈な民族意識があるがゆえに、大国が跋扈した極東で生き残ることができたのかもしれません。

      1. 匿名2 より:

        PONPON 様

        確かにそうですね。それシナにも言えますよね。

  10. taku より:

    どんな国も自国の国益のために行動するので、米国があれだけ対中包囲網を築こうとしている最中に、過去多大なる援助を受けたにもかかわらず、コウモリ外交を続けようとする韓国が、米国に見捨てられる懸念が、それなりに高いのは、ご指摘の通りかと思います。しかしながら、GDPランキングでは世界12位(2020年)、半導体生産能力では台湾に次ぐ世界2位の国を、米国としてもそう簡単に手放しはしないでしょう。それはそうと、何が日本の国益に最も良いかの判断はとても難しいのですが、長期的な日韓関係に絞ると、保守政権や中途半端な”親日派”(イナギョン)はかえって良くないと考えています。米軍のアフガン撤退が、まだ先のかの国の大統領選挙に影響を与えるとは思いませんが、そうならないことを願っております。それよりも、日本のアフガン退避作戦がうまくいかなかった理由はきちんと分析してほしい(自衛隊法による制限のせいなのかしらん)。

    1. 匿名29号 より:

      >日本のアフガン退避作戦がうまくいかなかった理由はきちんと分析してほしい

      理由はひとつ、派遣が遅すぎたのです。ドイツ・カナダ他の軍が作戦を終えて撤収しようとしている時期にやっとカブールに到着した頃には、空港への道路はすべてタリバンによって閉鎖されていました。

    2. 福岡在住者 より:

      自衛隊法による制限は確かにあると思います。 空港外に出ることもできない自衛隊では、やれることは限られます。
      なぜか自衛隊の名前が上がっていますが、本来ですと外務省がこの作戦の中心にいなければならなかったと私は思っています。 前面に出るべきは外務省。 今回は韓国外交部の方がマシですね。

      違った見方としては、邦人は既に国外退避しており 自衛隊派遣は海外諸国へのポーズが目的だった?  追加派遣の政府専用機B-777が小牧を離陸し何故か北海道へ向かったという報道はありましたが、その後の情報が全く出てきません。 この時点で現地スタッフ救出を断念していたのではないかと疑ってしまいます。
      それか、次に備えてパキスタン・イスラマバードの作戦基地で待機しているのですかね。  

      いずにせよ米軍の協力無しでは、今のところ手も足も出せません。 韓国勢は現地スタッフを持って帰り今回で「お役御免」です。 「自衛隊さん! も少しここにいて下さいよ」と誰かに頼まれているのですかね。    

    3. PONPON より:

      taku様

      >それよりも、日本のアフガン退避作戦がうまくいかなかった理由はきちんと分析してほしい

      そもそも本当に、うまくいかなかったんでしょうかね?
      自らの意思でアフガンに残ろうとした日本人も結構いたのではないかと思います、アフガンの国土復興とアフガン人の手助けのために、たとえタリバン政権になったとしても。

      見方によってタリバン政権へのサポートとも言えるので、アメリカの手前「脱出ができなかった」ということにしている可能性もあるように思います。
      日本政府も、戦略的にそれを黙認しているのかもしれません。

      1. 匿名 より:

        ペシャワール会とかですかね?

        1. PONPON より:

          おっしゃる通りです、ペシャワール会以外の人もいるかもしれませんが。。
          なお夕方のTBSのニュースで、数人は本人の強い希望でアフガンに残ることになった、と日本政府は発表したようなので、推測通りだったのかもしれません。

          なお隣国パキスタンに逃避した日本人も数十人いるようですが、なぜパキスタンなのか?
          機をみてアフガンに舞い戻るためにパキスタンを選んだのではないかとも思えます。

          なお、アフガンの復興やアフガン人の手助け等考慮せずさっさと逃げた韓国よりは、ずっと胸が張れる対応だと私は考えています。

        2. 福岡在住者 より:

          ペシャワール会は極最近、医療分野での事業再開を宣言しました(福岡のニュースで見ました) さすがに水事業は危険すぎるので、まだのようです。

          いろいろ意見の分かれる分野ですが、私は公園でネコやハトに餌をやるな!の側です。 

          1. 匿名 より:

            PONPON様、福岡在住者様
            先ほどの匿名です。
            コメントありがとうございました。

            >私は公園でネコやハトに餌をやるな!の側です。
            すごく分かりやすい表現かと思います。目から鱗です。

      2. ムッシュ林 より:

        自衛隊機派遣前にほとんどの日本人は待避済みで、国際機関職員などごく一部の日本人がいるだけなので、自衛隊機で運ぶのは「日本人ら」の「ら」がメインでしょう。日本人の退避という名目でないと自衛隊機は出せないから日本人を運ぶと言っているだけです。流石に大使館現地職員など日本に協力してきたアフガン人を見捨てたら日本の評価を下げることになりますから、日本に協力したアフガン人を運ぶためと思います。でも、空港までたどり着けない人がほとんどなのでどうなるんでしょうね。

        1. 門外漢 より:

          ムッシュ林 様
          バス輸送作戦はISの自爆テロのお陰で失敗に終わったようですから、今後のタリバンとの協議しだいでしょう。
          といっても外務省職員は撤退済ですから、なかなか難しいですね。
          タリバンもISよりはマシみたいで、かつISとは敵対してるようですから、その辺の機微を突いてなんとかして欲しいと思ってますが・・・

  11. 愛知県東部在住 より:

    アフガニスタンと韓国、この2国に共通するものはなんだろうか、と考えてみたら、真っ先に脳裏に浮かんだのが、8月15日に突如国外亡命したアシュラフ・ガニー氏と1960年5月29日にアメリカ・ハワイに亡命した李承晩でした。

    いずれも政治的にはあまりにも無能で、国家統治能力等全くと云っていいほどなかったと云えるでしょう。それでもガニー氏には世界銀行勤務の実績に加え、国内でも財務大臣を勤め、またかりそめにも民主的選挙によって選出された大統領ではありましたが、李承晩にはこうした政治的正当性はあまり認められなかったという点には、留意する必要性があるとは考えています。

    またガニー氏には、李承晩が行った保導連盟事件や済州四.三事件のような、自国民に対する残忍な弾圧やジェノサイドのような凄惨な苛政は行ってはおりません。この点も留意しておくべきでしょう。

    唐突ではありますが、次に国民の教育レベルについて調べて見ると、現在のアフガニスタンの識字率についての調査結果にたどり着くことができました。調査機関は2010年4月26日から2018年1月31にちとあります。独立行政法人国際協力機構による調査です。

    それに依りますと「アフガニスタン国の15歳以上の識字率は34%(男性50%、女性18%、「アフガニスタンMDGレポート2005」)で、世界的にみて低い数値であり、 男女の格差も他国と比べて非常に大きい」とあります。

    また「学齢期の子供の就学は増えているものの、就学しても貧困や治安等の理由により退学することが多いために、今後も非識字者は増加していくとみられている』ともあります。

    https://www.jica.go.jp/project/afghanistan/004/outline/index.html

    このような国と韓国とを並べて比較するというのは、韓国に対して些か礼を失するものではないか、とお叱りを受けそうではありますが、私にはけっしてあり得ない比較ではないようにも思えるのです。

    韓国が漢字を捨てて早数十年以上経過しています。韓国人の多くは自分の名前以外の漢字を読めなくなっているとも伝えられています。また読めたとしてもその文字の意味するところを充分理解しておらず、従って自分たちが普段使っている熟語でさえ、その意味を知っている人は極少数にとどまっているとも云われています。

    つまり言葉は悪いのですが、韓国人の多くは、文字は読めてもその意味を理解することが困難な、いわゆる機能性文盲とされる人々が多くいるというわけです。

    我々日本人からすると、何故このような前提からこのような結論が導き出せるのか、理解に苦しむような社説等が韓国を代表するようなメディアに登場することはしばしばあります。

    私は以前より、何故このような非論理的な結論に至るのか不思議に思ってきましたが、最近ではこれは彼らが機能性文盲故のことなのだと結論づけることとしました。嘘か誠か、ハングルでは防水と放水は同じ文字とのことです。戦車と電車も同様のようです。

    それゆえ実話かどうか出所もはっきりしない小咄かもしれませんが、韓国鉄道公社の工事企画書に「防水仕様」とされていた筈の部品を、工事担当者が「放水仕様」と勝手に誤解して発注施工したため、後々大問題になったことがあったとかまことしやかに伝わっています。

    そしてこのような漢字文化を破棄してしまったが故の凡ミスやトラブルは、今日でも多く起こっているという事もしばしば漏れ伝わってきております。韓国発の工事ミスや手抜きのための大惨事のニュースに触れる事は今日でもたびたびありますが、そうした事件事故の背後には、韓国人特有のパリパリ(急げ急げというような意味らしいです)文化がその理由のひとつとされることが多いようです。

    無論そうしたこともあるでしょうが、私にはむしろ漢字文化を排してしまったことの反動として影響しているように思えてなりません。

    我が国の識字率は江戸時代後期には、4割から6割ぐらいには達していました。無論地域差の格差はありました。同時期の近江と薩摩では、前者が7割以上を示したのに対して後者では2割前後に過ぎなかった、という史料もあります。前者は読み書き算盤が必須な近江商人を育んだ土地柄でしたし、農民層が主であった薩摩とは単純比較はできません。

    しかしそのような地域差を考慮しても、当時の日本人が全体としては5割~6割以上の識字率を達成していたのは、アフガニスタンの数字と比較してみても、大いに驚くべき事と云えそうです。

    同時期の李氏朝鮮のそれはわずか数%、即ち一桁台であったと云われています。識字層の殆どは両班階級に限定されていましたし、その階層の中でも女性の識字率は低かったようです。両班階級自体が全人口の数%に過ぎなかったので、全体としてはそのような数字になってしまうのは仕方のないことでしょう。

    日本による併合後は、飛躍的に識字率は改善されました。ほぼ国民皆教育制度が取り入れられ、ハングルの整備なども行われ、日本に追随する形で漢字ハングル併記方式の表記方式が樹立されたのです。これらの教育改革によって朝鮮半島の人々に漸く文明開化の時代が到来したのです。

    しかし愚かしいことに、日本に対する反感という誠にどうしようもない理由で、北も南も漢字文化を廃してしまいました。今や彼らの中に漢字で書かれた自らの族譜を読み解ける人たちは殆どいないでしょう。族譜どころか戦前の自国の新聞ですら読めないのですから、その新聞の中にある「慰安婦募集広告」に目が行かないのは当然といえば当然です。

    つまり、戦前には漢字ハングル混じりの記事が読み書きできるほどに識字率が向上したのに較べ、現在の韓国人の文章認識能力は、日本による併合以前のレベルにまで低下しつつあるのではないかという一つの仮説を提唱するものです。

    国身の知的レベルの高低は、必ずやその国のあらゆる事象に反映されるものと考えます。勿論識字率の高かったはずの日本でも、過去に於いては誠に手痛い間違いを犯してしまった時期もありました。しかし一端その間違いに気づけば、いち早く軌道を修正しほぞ全国民が一定の目標に向けて前進してきたとも考えています。

    翻ってアフガニスタン並びに韓国はどうだったでしょうか。
    ここではアフガニスタン関してこれ以上言及しませんが、ただ韓国に付いて云えば一度として自力で独立を勝ち取った国ではありません。これはルトワック氏も云っているとおり、文字通り彼らの精神の根底に潜むルサンチマンの源泉と云えるでしょう。

    李承晩もアメリカの後ろ盾で傀儡政権を打ち立てることはできましたが、その内政はあまりにも無残でアメリカからの経済援助があっても世界最貧国の域からとうとう脱することができませんでした。挙げ句の果てに北から侵攻されるといち早くソウルを逃げだし、アメリカに北への核攻撃を要請したかと思えば、露骨に反米感情を剥き出しにしたりと、やることなすこと支離滅裂な人物でもありました。

    これは李承晩個人の個性というよりも、韓国歴代大統領を始め、多くの政治家たちも似たような人物ばかりであったような気がします。そして現在の文大統領には特にその傾向が更に強いように思えます。要するに自分1人(韓国単独)ではなにもできず、甘ったれ弛緩した精神で海外からの援助に頼り、しかもその恩には仇で報いるという韓国独自の戦略(?)ではいずれ遠からず米国どころか北や中国からも見捨てられるであろう事は、過去に於ける李承晩の行動とその末路を知れば、自ずと韓国の将来像が見えてくるでしょう。

    歴史を忘れた民族、とはこういう民族のことを謂うのではないでしょうか。

    1. 門外漢 より:

      愛知県東部在住 様
      大いに同意します。

  12. 匿名29号 より:

    韓国は「クアッドにはいりたーい」と手を挙げさえすればすんなりと加盟できると考えているフシがありますね。

  13. 元ジェネラリスト より:

    少しピントズレです。
    戦わずして降伏したと言われるアフガン軍ですが、彼らのハシゴの外され方も気の毒には思います。

    軍産複合体の闇、最後まで戦い抜いたアフガン軍の将軍が明かしたタリバンに負けた理由
    https://grandfleet.info/indo-pacific-related/the-reason-for-losing-to-the-taliban-revealed-by-the-afghan-general-who-fought-to-the-end/

    トランプ政権とタリバンとの和平交渉から、アフガン政府は外されていました。
    結局、米国がアフガンを損切りしたのも、政権の腐敗をどうにもできなかったことが根っこだとは思います。
    こうなることは、米国もある程度わかってたんじゃないですかね。

    1. 元ジェネラリスト より:

      少しピントズレです。

      少しピントズレなことを書きます。

      記事をピントズレと言っているわけではありません。
      小心者につき修正します。

  14. パーヨクのエ作員 より:

    いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。

    >IPS

    アメリカはいわゆる合縦策である「FOIP」を前面に押し出してローカルパワーである中国の封じ込め政策を推進していますが、これに「オール・イン(ギャンブル用語でいわゆる全賭け)」しているのではなく、封じ込め政策が破綻してアメリカがアジアよりから叩き出されるケースいわばアジア手仕舞い戦略をウラで計画しているのではないでしょうか。
    と言うかアメリカの場合、計画がないとおかしい。
    日本のようにその場凌ぎでやっつけ対応ではなく戦略的見解で計画を事前に「用意」するからです。

    日本人はアメリカが「世界で最も秀逸な軍国主義国家」である事を忘れてはいけません。

    韓国やインドネシア等の連衡国家の助けによってもし「アメリカが中国によってアジアより叩き出される」場合、アメリカがどうするか、日本がどうなるかを思考する必要性があると思います。

    迷王星様もご指摘の通り日本は「アメリカ、ロシア、中国の何れか」と手を組まないとローカルパワーとして存在できないと思うからです。

    もしアメリカがアジアより叩き出される場合、アフガニスタンの兵士や朝鮮戦争の韓国人兵士のように最新のモノをアジアに残してアメリカはアジアから逃げ出すでしょうか(笑)。

    きっと違います。

    中国に残して良いもの、中国に残してはいけないもの、ドウデモ良いものの3つに区別して対応すると思います。

    残して良いものは韓国です。味方にすると頼りなく裏切りに注意がいる国ですが、敵にすれば敵が今の日米のように気を使う事になります。

    天然で味方の足を引っ張るイタリア共々中国に「ぜひとも進呈したい」と考えていると思います。

    多くの国はどうでも良い存在ですが、アメリカの立場で中国に渡してはいけない国もあります。

    日本と台湾です。アメリカとしては民事、軍事を1段飛びで改善出来る国民は日本と台湾ではないかと思います。

    この両国は国民を中国に渡さないようにすると思います。

    つまり核兵器の徹底的な使用で中国に死体だけ渡すと思います。

    故にアメリカの負けは日本の破滅と思います。
    この認識はATMを始めとするクズゴミ共は「絶対に」認識していません。
    だから中国から金を貰って反日記事をノー天気で書いています。

    今日のアフガニスタンはノー天気に外交をしたら「明日の日本」です。
    韓国ではないと思います。
    以上です。駄文失礼しました。

    1. りょうちん より:

      >日本人はアメリカが「世界で最も秀逸な軍国主義国家」である事を忘れてはいけません。

      米軍は世界最強であることは議論を待ちませんけど、最優秀だとは思えませんねえ。
      米国も軍事力をこの半世紀以上まともに使えていないと思っています。

      1. パーヨクのエ作員 より:

        りょうちん様

        当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。

        りょうちん様>米軍は世界最強であることは議論を待ちませんけど、最優秀だとは思えませんねえ。
        米国も軍事力をこの半世紀以上まともに使えていないと思っています。

        初っ端と後半の文章は当方も異論はございません。
        何でも切れるからと言ってガ○ダムのビームサーベルでは鰯を三枚におろしたお造りはできません。
        アメリカの場合、ビームサーベルの代わりの切れるモノがチェーンソーみたいな国ですから(笑)。

        さて、残るところは「軍国主義として何が最優秀」かです。
        当方は一度りょうちん様に「軍国主義」というモノの評価基準についてご意見を賜りたかったのです。

        先ずは当方なりの基準です。

        ①戦争の本質をどの様に掴んでいるか
        当方はアメリカは戦争遂行を以下の様に掴んでいると思います。(アメリカの行動からの当方の解釈です。)
        ・戦争には目的限定戦争と総力戦があり後者は相手システムの破壊と自国システムの改善、維持、向上である。
        ・戦争には「政治に奉仕する存在のため」戦力の行使で解決しても良い戦争と「解決してはならない」戦争がある。
        対テロ戦争は「後者です。」
        アメリカ国民への統合効果があるのです。
        解決すると「次の」統合させる為に敵が必要になるのです。

        ②現在発生していないタイプの戦争に「準備を実施」しているか

        当方がアメリカを評価するのはここです。
        アメリカのファストフードチェーンの戦力促成プログラム作成には国防予算を得た企業が関わっているそうです。

        ファイブアイズによるネットワーク内容の監視等の情報の監視などは国防の準備は「やっつけ仕事で良い」と考える我が国とアメリカの準備は月とスッポンです。
        日本は脱北者全員から日本人拉致被害者情報取得の為にヒアリング調査をしていません。

        自衛隊が北朝鮮に入れたら拉致被害者を救出することが当然の副目的になりますが、これって予め準備いる事案と思いませんか?

        日本の中国への併合を願う害務省ならともあれ防衛省は予算を取って北朝鮮の日本人動静把握を準備するべきと思いますが。。。

        日本はこういった準備はする気が無いのです。

        とりとめない内容となりましたが、当方は上記①、②の基準でアメリカを世界で最も秀逸な軍国主義国家と考えています。

        以上です。駄文失礼しました。

    2. PONPON より:

      パーヨクのエ作員様

      >つまり核兵器の徹底的な使用で中国に死体だけ渡すと思います。

      これはアメリカがアジアから撤退する場合、日本と台湾が国力を維持したまま中国陣営に行かないよう、日本と台湾を焦土化する、という意味でしょうか?

      1. パーヨクのエ作員 より:

        PONPON様
        当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。

        PONPON様>日本と台湾を焦土化する、という意味でしょうか。

        はい。その通りです。
        当方は外交等案件で思考実験する場合、最悪の状況を想定します。

        中国側に日本人を無傷で渡し、故郷を人質に取って日本人を侵略の尖兵としては使用した場合、同等の武器装備の場合大抵の民族より軍事組織としては優秀かと。

        アメリカは対独戦争で欧州戦線での日系人部隊の優秀さを憶えていると思います。

        これが二千万の死兵
        としてアメリカに向かって来ればどれだけアメリカ国民の命が消えるかわかりません。

        そのリスクを考慮すると1億数千万人を殺すのは「アメリカの立場では」妥当かと思います。

        台湾が免除はあっても日本が焦土化は免れないと想定すれば、日本の対米協力がどれほど重要か理解出来ると言うものです。

        以上です。駄文失礼しました。

        1. PONPON より:

          パーヨクのエ作員 様

          >当方は外交等案件で思考実験する場合、最悪の状況を想定します。

          おっしゃる通りですね。
          戦慄のシミュレーションかと思いすが、政府が最悪リスクを踏まえた対策を講じるのは当然かと思います。

          ですが、日本人の殆どはアメリカをそんな冷血な国だとは思っていないでしょうね、完全に懐柔されていますので。

  15. はぐれ鳥 より:

    韓国から米軍が撤退し中国の覇権下に入ったとして、鈴置氏は、韓国人は中国人の支配にもすぐ慣れるだろうと言いますが、この時北朝鮮が韓国を呑み込み統一政権を打ち立てたらどうなるでしょうか?そうなった場合、韓国人は諾々と北朝鮮の支配を受け入れるのでしょうか?ですから、そこを少し考えてみるのも無益ではない気がします。

    仮に韓国が、アフガンがタリバンに制圧された様に、北朝鮮に併呑された場合、韓国の指導層や富裕層は、親米・親日派として「一掃」される可能性が大きいです。あるいは一掃されないまでも、下層階級として社会の下積みにさせられ、子孫含め貧しく抑圧された暮らしを強いられるでしょう。これは、北朝鮮において共産革命以前の「出身成分(3大階層51個分類)」に基づく身分差別があることで容易に予想できます。中国でも共産政権成立時に、以前の指導層や富裕層が「黒五類」として差別され過酷な扱いを受けましたし、北朝鮮に較べ原理主義思考が弱いと思われる韓国ですら、今なお親日派狩りが盛んなことでも傍証できると思います。

    さらに、経済的には、新政権は北の生活レベル向上を最優先するはずで、そのためには、南の資源を北に送るしかなく、その分南の住民は現在よりも貧しくなります。それでなくとも、この時の半島は、政治・経済的に日米をはじめとする西側諸国から縁遠くなり、頼りになるのは中国くらいです。そのため相当の経済困難を経験するはずで、特に南の住民には大きは生活条件悪化として感じられるはずです。

    これらを総合して考えると、現韓国で自分を指導層や富裕層(中流層以上)と考える人は、アフガンのような事態が発生すれば、その殆どが国外脱出、いわゆる難民となることを望むでしょう。現在でも海外移住志向が強いそうですが、その不安を先取りしているのかも知れません。さらに出生率が極端に低いのも、将来の北朝鮮による過酷な支配を本能的に予見している可能性がないとは言い切れません。ということで、人口5,000万の韓国が崩壊ともなれば、数百万~最悪1,000万に近い膨大な数の難民が発生しかねません(参考まで、南ベトナム崩壊時のインドシナ難民は140万人、日本受入れ1.1万人とのこと;(財)アジア・太平洋人権情報センターより)。

    で、そのような人たちが目指す先ですが、先ずは我国日本でしょう。日本が、彼らか見て最適の避難先であることは、コロナ以前の訪日観光客数からみても分かります。勿論、日本一国で最悪1,000万もの受入れは不可能ですが、最初に目指すのは海を挟むとはいえ至近距離にある日本であるのは確実です。そしてその時の混乱は予測不能なほどです。従って我々日本人は、このリスクをもっと真剣に考える必要があるでしょう。機雷封鎖や機銃掃射で追っ払える時代ではないのですから。

    それには、いかなる形であれ、南北統一を阻止するのが一番かも、です。それにより、現在の韓国の国体と生活スタイル・レベルを激変させず、政治的抑圧・経済難に起因する難民の発生を最小限に食い止めることが可能でしょう。多分、中国も、本音では統一を許さず分割統治することを望んでいるはず、米軍が半島から去っても、口実を設け統一を許さない可能性が大きいと思います。ですからその点では、日米と中国は利害が一致するでしょう。ですから中国と話を付け、時間をかけ南北の経済格差を徐々に解消(下方平均化)させて行けばいいでしょう。無論、そのための資金は韓国に出させるのです。日本にとっての理想は、南北が中国によって政治的に統禦され、生活レベルが中国の平均レベル程度に落ち着いてくれることでしょう。甘いかな?(笑)

    1. sqsq より:

      朝鮮戦争前後の済州島の騒乱で一説には20万人の韓国人が日本に密航して在日韓国人として主に大阪で暮らしているとのこと。
      北の南に対する粛清が始まれば、そんな数では済まないのでは。

      1. はぐれ鳥 より:

        済州島の騒乱程度で仮に20万人とすれば、韓国全体で今似たようなことが起きれば軽くその10倍は越えるでしょう。あの広大な国土・15億の人口を有する中国ですら、半島の争乱で発生する難民の流入を恐れていると聞いたことがあります。ですから日本も、もっともっと危機感をもたねばならないと感じます。

      2. パーヨクのエ作員 より:

        仮に200万人の韓国人が大阪に流入すると

        「世界一優秀な200万人が大阪を統治するニダ」という意見とアメリカの圧力で大阪民国が成立するかもしれません(笑)

        そうなると当方は以下の通知を受けると思います(笑)

        パーヨクのエ作員 殿

        我が大阪民国は「祖国解放作戦」実施にあたり貴殿を釜山戦線への出征を命ずる。

        祖国解放の為に死ねや
        broke for break!

        最後の一文は日系人部隊である米国第442連隊戦闘団のモットーですが、韓国解放の為に使われるのは嫌ですね(笑)。

        1. パーヨクのエ作員 より:

          モットーが違っていました

          Go for broke!が正解ですね。

        2. はぐれ鳥 より:

          ナルホド、大阪(ダイハン)民国ですか・・・・(笑)
          実際、過疎の町である当市に万人単位で棲みつかれ選挙権でも与えようものなら、のっとられることは確実です。これが、奈良時代とかで、東国に未開地が広くある時代ならなんとかなるのでしょうが、現代ではね。

    2. 匿名2 より:

      >機雷封鎖や機銃掃射で追っ払える時代ではないのですから。

      いや、わかりませんよ。これからはそれも重要な選択肢として準備しておく必要があります。私は、正直、シナに対しては難しいと思いますが、朝鮮人に対しては可能だと思います。今はまだ自由とか基本的人権とか、うるさいですが、そのように守られる価値のある民族かどうか、値踏みされる時代がこれからは来るような気がします。世の中、キレイごとがいつまでも続くようには思えませんし、続かせてはいけないと思います。そして世の中、変わるときはドラスティックに変わると思います。

      1. はぐれ鳥 より:

        私も、窮余策としては機雷封鎖や機銃掃射も辞さない覚悟が必要だとは思います。ただ覚悟だけでは空回りしてしまうので、今からそれを可能とする具体的手段(国家戦略立案、憲法改正、体制整備、世論戦など)を考え実行すべきだと思っています。しかし現状はその動きが余りにも鈍いのでもどかしいです。

        1. iwamrasta より:

          半島民が、多数密流入することになれば、日本にとっては悪夢以外の何ものでもないですね。台湾人やフィリピン人を受け入れるのとは、根本的に異なります。流入後、日本の治安は急速に悪化するでしょう。同じく、そのような最悪の事態も想定して、早め早めに対策を講じておく必要があると考えます。

  16. 徳明 より:

    お昼ころに投稿した「2014~15年がターニングポイントだった」という書き込みが消えているようですが、何か問題ありましたかね?

    1. 匿名 より:

      いつもの用日用米用世界論に持っていきたい南鮮保守がダシに使っているだけで、アフガンそのものに関心を持ってるわけではないですよね。

      今回の撤退劇からアメリカの向かう先が奈辺にあるのか見出すことが死活的に重要だというのに、鈴置論考に限らずほとんど全ての論者がその辺ぼんやりしたまましゃべっていることに、私は強い違和感を覚えています。
      まさかバイデンお爺ちゃんのプロンプターを真に受けてるわけでもあるまいに、分析の前提をあいまいにしたままでまともな結論が出るとは思えません。武器600000車両75000航空機200のタリバンへの贈呈が「ミス」?ありえない。

      とか言いつつ私もアメリカの目標がわかりませんw シンプルな行動原理のトランプたんと違い、バイデン陣営はアメリカの国益に興味がないから狙いが見えないんですよね……。兵器献上ネタだけ見ると中共とのコンビ打ちの疑いが濃厚になるんですけど、しっくりこないので保留。

      鈴置論考で採用されている「対中包囲網の強化」論も散見しますが、説得力がありません。
      単純な話、中国の西端に接するアフガニスタンの放棄はイコール包囲網の解除です。まして明け渡す相手は中共からの全面支援を取りつけたタリバンですから。アフガニスタンが中共の勢力圏に入った結果、反米MAXのイランと中共とを実質地続きにさせてしまいました。

      じゃあバイデン陣営と中共はお友達なのかっていうとそうとも言い切れなくて、撤兵の理由が「包囲」ではなく「戦力の集中」であれば話の筋が通るのです。
      何が違うのか。攻めるのか守るのか、という違いです。
      アフガン撤退は中長期的に見れば中共を利する行為ですが、急戦を仕掛けるのであれば駒損してでも盤面整理することには一定の合理性があります。東側に戦力を集中させて一気に攻める。戦争大好き民主党ならありえない話でもないです。
      そう仮定した場合、一発殴らせて徹底反撃を好む米軍様がどんな段取りを組むか。バイデンお爺ちゃんのプロンプターはただのおためごかしではなく「南鮮はワシらのシマじゃけぇ、絶対守るけぇ(チラッチラッ」というこうどなじょうほうせんまであるw いや、ネタではなく流れとしてありうる。中共もわかった上でグローブを合わせる気持ちで撃ち込んでくるまである。

      「クアッド入ろうかなニダ」って何年前の寝言だよ!(いま入ってないお前らはもう切られてんだよ)って教えてやる義理すらねえんだよこっちには。日本も!南鮮切った以上エブリタイム自称難民ヤバいっていい加減わかれ!
      さらに言うなら、中共が(朝鮮焼くついでに日本も焼いとくか)って考える可能性は十分にあります。先手を取るならできる限りリードを広げておきたいですからね。宣戦布告?なんかまた寝言が聞こえた。

      アフガン撤退で米軍が見せた異常な動きを軽く見てる人ばかりで本当にイギイギするんですよ。尋常なことではないですよ。それでいて真意が汲み取れないのでさらにイギイギ。
      我々一般人が何もわからないうちから騒いでもしょうがないですけど、論者くらいはもうちょっと先々まで考えてしゃべって欲しいですわ……。正解をとまでは言わんからネタが欲しいですわ……。

      あともう一つ考えられるのは内戦ですね。攻撃対象が中共ではなくアメリカ内部。バイデン陣営は連邦軍をグリップできてないように感じる(個人の感想です)のでどうなることやら。たぶん内戦って言うほどのドンパチではなく極左■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■感じになるんじゃないかなーとは思うんですけどぶっちゃけよくわかりません。
      アメリカ国内を武力で再統一しなければならないほどの事態といったら、まあ、中共との全面戦争でしょうね。段取りにヤマが一つ増えるだけという結論です。

      まとめると、アフガン撤退は
      ①米中内通(やや薄)
      ②対中開戦準備(やや濃)
      ③米内戦準備(?)
      のどれかじゃねーの、という予測で、どの道ろくでもないですね。①だと日本は臓器牧場ルートですからね。
      兵隊が引っ込んで平和平和ピースピース?だったらいいですよねピースピース。

      南鮮そのものの動向にはあまり価値がなくて(もちろん趣味でヲチるのを止めはしませんが)、アメリカが南鮮をどう遇するのか、そこに中共がどうリアクションをとるのか、という観点で監視することが安保の上では重要だろうと愚考する次第であります。

      1. 匿名 より:

        コメント記入箇所を間違えてました!
        長々と失礼しました……。

  17. 匿名 より:

    ips・・ああ、アレだろアレ
    京大の山中伸也教授が作ってノーベル賞取ったやつ!
     
    ボケたつもりで書いたけど
    まさかと思うがアイツら意図的にかぶせてきたんじゃないの?

  18. 田舎のおばさん より:

    鈴置氏の記事もうちょっと掲載回数を増やしていただきたい。
    鈴置氏ならどう反応されるかなて、よく思うものですから。

    ちょっと飛躍しますが、こんどの自民党総裁選、高市早苗氏に決まってほしいです。9条二項の撤廃なんて、安倍さんより踏み込んでよくぞ言ってくれました。
    今、岸田さんを選ぶ時間的猶予はあるのか。岸田さんは幹事長として、二階氏排除に徹してほしい。日本は生存の道を必死で探る時です。

    1. PONPON より:

      田舎のおばさん 様

      秋の総選挙で自民党がダメージを最小限にとどめるためには、保守で左寄りの無党派層を取り込むしかありません。
      高市氏では、右派自民党支持者の中では人気があっても、無党派層を取り込めないどころか、逆効果になる危険性もあるかと思います。

      河野太郎氏であれば、無党派層、かつ野党支持者の中でも人気がありますので、ほぼ確実にダメージを最小限にとどめることができるのでしょうが、おそらく立候補することはないでしょう。

      よって消去法として、
      菅首相続投か、岸田氏しか選択肢は無いと思われます(下村氏はそもそも総裁選で勝てない)。

      1. 田舎のおばさん より:

        うーん,そうか、そうなんですね。
        太郎ちゃんなら、支持はひろがりそうですね。今日の報道で菅首相支持明言せずとありました。
        可能性はありますね。本命は最後に明らかにといけばいいですね。
        高市早苗氏が以前は口にさえできなかったことを堂々と訴えられたことは、総裁選を明らかに変質させたと思います。
        すべて未来の日本の国益につながれば結果オーライです。

        1. 赤ずきん より:

          高市早苗氏が以前は口にさえできなかったことを堂々と訴えられたことは、総裁選を明らかに変質させたと思います。
          すべて未来の日本の国益につながれば結果オーライです。・・・この視点に気づきませんでした。ご指摘のとおりと思います。

  19. 墺を見倣え より:

    > そこから出て来る推論は、「米韓同盟が未来永劫安泰ではない」、でしょう。

    ん? こういう「今日は雨降る天気じゃない」といった感じの多義文はブログ主殿らしくないですね。

    「米韓同盟が、未来のどこかの時点で安泰ではなくなる。」という意味なら、どこの同盟関係にも当てはまる、当たり前の話。
    「米韓同盟が、安泰ではない状況が未来永劫続く。」と仰りたいのですか?

    多義文は、一部の専門家に御任せして、ブログ主殿や他の方に蔓延しないことを望みます。

    1. 墺を見倣え より:

      何かの手違いで、古い記事にコメントしてしまいました。

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