コロナウィルス蔓延の結果、インフル患者が激減した!
コロナウィルス騒動については、先月末ごろから当ウェブサイトでもさまざまな局面から取り上げて来ました。当ウェブサイトはもともと経済・金融系の評論サイトですので、『コロナウィルス蔓延で見えた、日本の入管法制の問題点』や『コロナウィルス問題の日本経済の影響をどう見るべきか』でわが国の法制面や経済面の影響を検討したのですが、『【読者投稿】新型肺炎、日本は「いつもどおり」で良い』や『【読者投稿】コロナウィルス、まだ慌てる時間じゃない』では現役の医師からの論考をご投稿いただき、手前味噌ですが、世の中のウェブ評論サイトのなかではかなり冷静な視点からの情報を提供したのではないかと考えています。
目次
コロナウィルス騒動
コロナウィルス大流行、ついに21例目の患者が!!
コロナウィルスの感染者が増えていて、水曜日にはついにわが国で21例目となる患者が発生しました。
新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(21例目)
本日(2月5日)17時頃に、京都府内の地方衛生研究所より、今般の新型コロナウイルスに関連した感染症の症例の報告がありました。<<…続きを読む>>
―――2020/02/05付 厚生労働省HPより
厚労省によるとこの方は京都府在住の20代男性で、勤務先で中国からの観光客(1日300人程度)に接客していらっしゃったそうですが、1日も早いご快癒を心のそこからお祈りせざるを得ません。
ただ、厚労省HPによれば、チャーター便やクルーズ船を除けば、この21例目の患者さんを最後に、少なくとも現時点までに22例目は発生していませんし、また、現在のところ、この新型コロナウィルスに関連した感染症により、日本国内で亡くなった方はいらっしゃいません。
もちろん、厚労省『新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年2月7日版)』によれば、2月3日にクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で41名の方の陽性反応が出るなどしており、これから症例はさらに増えるかもしれないため、警戒は必要でしょう。
コロナウィルス、過度に恐れるべきなのか?
ただ、だからといって、このコロナウィルスに関しては過度におそれるべきものなのでしょうか。
コロナウィルスを巡っては、世の中のメディア、ウェブ評論サイトなどでは、それこそさまざまな説が流れていました。
武漢を含む湖北省出身者の入国を拒否するまでの日本政府の対応に時間が掛かったことを批判する意見もあった一方で、野党議員が国会で「桜を見る会」ばかり追及しているのを揶揄するコメントもあり、さまざまな立場の違いを感じ取ることができたと思います。
さらには、コロナウィルスを巡っては「中国政府が開発した生物兵器だ」、「殺人ウィルスだ」、「中国政府は本当のことを隠している」、といった言説なども蔓延しており、実際、当ウェブサイトにも「コロナウィルスにはHIVウィルスの遺伝子配列が見られる」といったリンクも投稿されています。
ただ、さまざまな議論を差し置いて、個人的に一番納得ができた記事は、「りょうちん」というペンネームをお使いの、現役のお医者さんが当ウェブサイトのために執筆して下さった、次の2つの論考です。
【読者投稿】新型肺炎、日本は「いつもどおり」で良い(2020/01/31 10:30付 当ウェブサイトより)
【読者投稿】コロナウィルス、まだ慌てる時間じゃない(2020/02/06 05:00付 当ウェブサイトより)
詳しい主張内容についてはリンク先を読んでいただきたいと思うのですが、この2つの論考を読んだ感想を申し上げるならば、コロナウィルスを過度におそれるべきではなく、むしろこの機会に正しい科学的知見に基づき、うがい、手洗いの励行など、平素から風邪に備えるのが良い、ということだと思います。
要するに、現時点においてコロナウィルスが中国政府による生物兵器という可能性は排除できないけれども(※というか「生物兵器ではない」と断定することなどできません)、それよりも可能性が高いのは、単純にコロナウィルス蔓延の理由は、単純に中国の衛生状態が悪いからだ、ということだと思います。
また、死亡率に関する統計を中国政府が粉飾しているとの主張もあるのですが、中国国外での発症事例を調べると、死亡率は極めて低く、中国武漢出身の男性が数日前にフィリピンで亡くなったのが初めての事例だそうです。
普段の中国政府の態度から判断して、彼らが重要な事実関係を隠しているのではないかとの疑いを抱くのは当然ではありますが、だからといってわけのわからない陰謀論に加担するのは、さすがに行き過ぎではないでしょうか。
最大の「影響」とは?
コロナウィルス騒動の最大の「影響」は、インフル患者の激減
こうしたなか、コロナウィルス騒動による日本国民の健康状態に対する最大の影響といえば、これかもしれません。
インフルエンザ患者低調 新型コロナウイルス対策が影響か(2020.2.6 19:59付 産経ニュースより)
産経ニュースが報じた厚労省の発表によると、2020年第4週(1月20日~26日)における「全国約5千カ所の医療機関から定点報告を受けたインフル患者数」が1医療機関当たり18.00人と、同週では2011年以降最も少なかったそうです。
そのうえで産経ニュースによると、今年のインフルエンザ患者数は昨年と比べて激減しているのだそうであり、これについて産経は「新型コロナウィルス対策として、マスク、手洗い、消毒をする人が増えていることが、結果的にインフルエンザに感染する人を抑制するという効果を生んでいる」と分析しています。
なかなか興味深い話ですね。
インフルのピークは例年第4~5週にやってくる?
ちなみに気になって厚労省や国立感染症研究所のウェブサイトから実際の数値を調べてみたのですが、たとえば一昨年(2018年)の状況は、図表1のとおりでした。
図表1 インフルエンザの定点当たり報告数と患者報告数(2018年)
時点 | 定点当たり報告数 | 患者報告数 |
---|---|---|
2018年第1週 | 16.31 | 79,930 |
2018年第2週 | 26.44 | 130,682 |
2018年第3週 | 51.93 | 256,833 |
2018年第4週 | 52.35 | 259,063 |
2018年第5週 | 54.33 | 268,811 |
2018年第6週 | 45.38 | 223,928 |
2018年第7週 | 29.65 | 146,774 |
2018年第8週 | 22.64 | 112,070 |
(【出所】国立感染症研究所『インフルエンザ流行レベルマップ2017年~2018年』の各マップを1つずつクリックして確認)
つまり、一昨年の実績でいえば、「定点当たり報告数」と「患者報告数」は、いずれも第5週がピークであり、定点当たり報告数は54.33人、患者報告数も268,811人で、その週までに患者数が増える、という推移が確認できます。
また、昨年(2019年)に関しても似たような状況で(図表2)、ピークは第4週、ピークの定点当たり報告者数と患者報告数が2018年のピーク時と比べて若干高いという違いがあるものの、やはりだいたいこの時期にピークが来るという傾向は同じです。
図表2 インフルエンザの定点当たり報告数と患者報告数(2019年)
時点 | 定点当たり報告数 | 患者報告数 |
---|---|---|
2019年第1週 | 16.30 | 78,116 |
2019年第2週 | 38.54 | 190,527 |
2019年第3週 | 53.91 | 267,596 |
2019年第4週 | 57.09 | 283,388 |
2019年第5週 | 43.24 | 214,592 |
2019年第6週 | 26.28 | 129,989 |
2019年第7週 | 12.49 | 61,992 |
2019年第8週 | 8.99 | 44,601 |
(【出所】国立感染症研究所『インフルエンザ流行レベルマップ2018年~2019年』の各マップを1つずつクリックして確認)
今年は明らかな異常値!
ところが、2020年に関しては、昨日までで第5週までのデータが出て来ているのですが、これに明らかな異常値が出ています(図表3)。
図表3 2020年第5週までのインフルエンザ定点当たり報告数と患者報告数
時点 | 定点当たり報告数 | 患者報告数 |
---|---|---|
2020年第1週 | 13.93 | 64,553 |
2020年第2週 | 18.33 | 90,811 |
2020年第3週 | 16.73 | 83,037 |
2020年第4週 | 18.00 | 89,436 |
2020年第5週 | 14.11 | 70,076 |
(【出所】厚生労働省『インフルエンザに関する報道発表資料 2019/2020シーズン』より、PDFファイルを1つずつクリックして確認)
…。
いかがでしょう。
2018年、2019年の状況に照らすなら、そろそろ定点当たり報告数は50人を超え、患者報告数も30万人近くに達しているような気がするのですが、現実にはざっと見ただけでも昨年、一昨年と比べて3分の1以下で推移しています。
これをグラフ化しておきましょう(図表4)。
図表4-1 直近3年の年初来のインフルエンザ定点当たり報告数
図表4-2 直近3年の年初来のインフルエンザ患者報告数
(【出所】国立感染症研究所および厚生労働省HPより著者作成)
科学的思考態度を大切に!
コロナウィルス騒動がもたらしたもの
さて、念のためにお断りしておきますが、当ウェブサイトは「政治経済評論」を標榜するサイトであり、「医療専門サイト」ではありません。冒頭でも申しあげたとおり、先日当ウェブサイトに掲載した『【読者投稿】新型肺炎、日本は「いつもどおり」で良い』などは、医療関係者からの寄稿です。
ただ、「医療専門家ではない」という点を敢えて踏み越えて申し上げるならば、コロナウィルス騒動がもたらしたものとは、
人々がコロナウィルスに感染することを警戒するあまり、自衛手段としてうがい、手洗いなどを励行したところ、そのことが結果的にインフルエンザの大々的な予防に寄与した
というものではないか、という仮説が成り立ちます。もしその仮説が正しければ、それはそれで非常に面白いですね。
いや、もっと個人的な期待を込めたことを申し上げれば、人々がコロナウィルスを恐れるあまり、うがい、手洗い、マスク着用などの基本的な風邪予防措置を実践したことで、結果的に冬を健康に過ごせたという人が増えれば、コロナウィルス騒動という「わざわい」を転じて福となす、という結果になるかもしれません。
いや、もっといえば、単純に「うがい、手洗い、インフルエンザ予防接種」といった基本動作に加え、そもそも論として普段から規則正しい生活を心がけ、残業し過ぎず、よく運動し、よく食べ、よく寝るということを続けていれば、基礎体力がついて風邪をひきにくくなるのかもしれません。
(※りょうちん様、および医療関係者の皆さま、もし上記認識に間違いがあればご指摘ください。)
数値に基づく科学的思考態度の重要性は同じ
さて、当ウェブサイトを以前からご愛読いただいている方であればご存知だと思いますが、私自身は会計士であると同時に金融専門家であり、日本や世界の実情について、おもに経済・金融の数字をベースにした議論を好んでいます。
そして、私自身は金融専門家であり、りょうちん様は医療専門家ですが、「数値に基づく現状把握」、「科学的な思考態度」が大事であるという意味では、金融専門家であれ医療専門家であれ、まったく同じではないかと思います。
このあたり、基礎的な数値(そもそもどのような疾病で何人が亡くなっているのか、それにともなう医療費はどうなっているのか)といった視点を無視して、「あぁ、コロナウィルス怖い!」、「中国人の入国お断り!」などと感情的に叫ぶのは、科学的な思考態度とはいえません。
ちなみに当ウェブサイトも、観光統計や貿易統計をベースに、「観光産業における特定国への過度な依存は減らすべきだ」、「サプライチェーンにおけるリスク管理を見直す契機とすべきだ」と申し上げています(※下記記事などをご参照ください)。
訪日外国人は過去最大だが、観光目標は立て直すべき(2020/01/18 08:00付 当ウェブサイトより)
コロナウィルス問題の日本経済の影響をどう見るべきか(2020/02/05 12:00付 当ウェブサイトより)
しかし、それと同時に、数字による裏付けなどがないにも関わらず、「すべての中国人を入国拒否すべきだ」、などと申し上げたつもりはありませんし、今後もそう申し上げるつもりはありません。(自戒も込めて)あくまでも客観的で冷静な議論を心掛けたいと申し上げておきたいと思います。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
大衆の衛生意識向上によるインフルエンザの罹患者数の変化はとても興味深いです。
個人的に注目したいのは、「人混みを避ける」事によるレジャー及び観光産業への影響ですね。
医師の李文亮氏の死亡報告がありましたが,これは健康で若い(33歳)の方の始めて報告された死亡例です。今までの17+2+1+1=21件の死亡例は,高齢者や基礎疾患のある方が大半(残りは詳細不明)でしたが,その後,中国から死亡症例報告が上がってこないことを併せて考えると,中国が意図的に若い健康な患者の死亡例を隠蔽しているのではないか,という疑念が生じます。アメリカが中国人の入国を基本的に禁止している裏には,もしかするとCIA等を通じて,そういう情報を持っているからなのかもしれません。
以前は2019-nCoVはインフルエンザ程度と考えていましたが,日本での25+61=86例の今後の経過観察など,中国情報に依存しない確かな情報がないと,楽観的なことは言えないのではないか,とい気もします。WHOもあてにならないようですし。
私の書き込みより,下記を読んで頂くほうがいいみたいです。
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/2019ncov_sinryo_200203.pdf
やっぱりプロの書く文章は説得力が違いますねえ。
「禿げしく同意」という表現がピッタリ。
李医師は支那共産党に粛清された、事実を言った者は殺されている支那…とのことですから
な
お、支那人を受け入れ続けている日本は武漢ウィルス蔓延国と認定されますね。うがい手洗いがインフルエンザや武漢ウィルスに効果的などと言えるのは我が国だけ、我が国以外世界中どこの国でも夢物語、。
水
洗トイレ便器に流す水も手洗いの水も一流ホテル調理場や家庭の台所と同じ清らかな水、日本中どこの水道でもトイレの水道でも綺麗な水でうがいができる。
と
いう恵まれた国は日本だけでしょ。だから我が国も世界中にあわせて支那人入国禁止にする。そうしないと武漢ウィルス国認定されますよ。
「中国本土からの入国禁止措置」は感情的な反応では
ないと思います。米国や豪州はすでに踏み切ってますよね。
それは今後の中国本土での感染拡大を予想したからでしょう。
数字の裏付けが出てから禁止しても手遅れですよ。
他方、水際防御は無理というご意見もあり、自分も内心
「そうだろうな」と思ってますが、それなら検査要件を
見直すべきでしょう。湖北省絡みでないと検査しないんじゃ、
感染者があまり増えないのは当然。疑われる患者は湖北省
関係なくても検査しないといけないでしょう。
◆重症化しそうな患者に検査を 基準の必要性指摘 感染研センター長
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200207-00000141-jij-soci
危険度はさほど高くなくきちんと治療を受ければ大丈夫と
いうのは、入院した25人経過発表からもその通りと思います。
自分も手洗いとアルコール除菌を心がけるつもりです。
日本感染症学会が下記のように「既に国内にウイルスが入り込み街の中で散発的な流行が起きていてもおかしくない」と報告していまず。水際対策の強化は,既にあまり意味がないかもしれません。クルーズ船の皆様にも,必要以上の負担をおかけしているかもしれません。
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/2019ncov_ippan_200203.pdf
愛読者様
>水際対策の強化は,既にあまり意味がないかもしれません。
⇒ 「科学的」には多分そうでしょう。
しかし「政治的」には必要なんじゃないですかね。
「政治的」というのは、
1.国内世論向け(パニック防止)
2.海外世論向け(日本に対する渡航、入国制限を避ける)
という意味合いです。ただ、今回のクルーズ船での集団感染
で、2はもうダメかもしれません。
「政治的判断」で入国拒否をするという主張が出てくる時点で、
今回の新型コロナウィルス騒動は「不確かな情報こそが一番の被害を与えた」事が
よく分かりますね。
任天堂は、中国のサプライチェーンの停止により、
スイッチや、リングフィットアドベンチャーについて「生産が大幅に遅れる」事を発表しました。
今後、中国のサプライチェーンが正常稼働していないことにより、
「春節のために多めに確保していた中国製製品や材料」が徐々に枯渇し、
日常生活に支障も出てくることでしょう。
(実際、マスクの品薄も、中国製造品が入荷しなくなった影響も大きいようです)
「たいした影響が無いことが分かっている」なかで「日常生活に支障が出てきている」のに、「何の意味も無いけど精神的安定のために中国との渡航を制限する」
このことの、なんとバカらしいことか。
2009年の新型インフルエンザの時に比べて、スマホなどで情報が発信しやすくなり、
その分マスコミが使いやすい「ショッキングな映像や情報」が手に入りやすくなりました。
それらをマスコミが、なんの精査をすることもなく垂れ流すとどうなるのか
今回の新型コロナウィルスの教訓は、まさにその点に合ったように思います。
名無しA さん
「中国本土からの入国禁止措置」を実施している米国ですが、
インフルエンザに関してはかなり大変な状況になっておりますね。
(特に低所得者層の衛生及び医療水準が影響しているのでは)
米国は、このような状況を考慮して早期に入国禁止としたのではないかと。
(インフルエンザが流行している層に入り込んだら手が着けられなくなる)
ボーンズ様
>米国は、このような状況を考慮して早期に入国禁止としたの
ではないかと。
⇒ 当然それはあるでしょうね。
しかし米国に続いて豪州、ニュージーランドと続き、
台湾も入国禁止にした模様です。
http://mjapan.cna.com.tw/news/apol/202002060001.aspx
中国本土の流行が収まるまで、この動きは拡大していく
と思われます。
名無しA さん
台湾の場合大陸との政治的な理由が大きいですが、
一般大衆を含めた衛生水準と医療防疫体制を
考慮した結果とも言えますね。
これで新型コロナで貧困層の死者が増えると、やっぱりオバマケア復活だ~の声が怖いかもしれませんね。与党としては
なんでエイズの薬が効くのか 不思議に思っていたらこれだった
https://indeep.jp/found-hiv-in-wuhan-coronavirus/
新型コロナウイルスに「HIV (エイズウイルス)」のタンパク質が挿入されていることをインド工科大学の科学者たちが発見。さらに「感染しても免疫を獲得できない示唆」を中国当局が示し、事態は新たな局面に – In Deep
下記の論文の話ですね。
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.01.30.927871v1.full.pdf
上記論文に関する意見は,私が何か言うより,下記のサイトの専門家の方々のコメントを読んで頂くといいと思います。
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.01.30.927871v1
本件に関しては、我らがエース、りょうちんさまが、投稿記事(2020/02/06)の中でちゃんと有意義な解説サイトを示してくれていますよ。
そもそも In Deep って言うだけで香ばしい臭いが立ち込めちゃいます。
それは感心するほど良くできたオカルトサイトで、読み物としては面白いけど、事実とウソを実に上手くないまぜにして記事を書くのは奴ら常套手段。
ちゃんと1次情報を追いかければ、このサイトの執筆者が意図的に情報をオカルト化していることが判ります。
まぁ、かく言うワタシも一時期このサイトにハマって(騙されて)おりましたが。
WHOのガバナンスの酷さは、ヒドい会計基準作ってから後付けでガバナンス整備するIFRS並みですね。
国際機関だからと盲従することから目覚めるときが来ました。
その話面白そうなので、ぜひ投稿でもw。
よっぽど会計士業界ではIFRSに恨みがあるようですね。新宿会計士殿も時々、闇を覗かせますが。
これは面白い視点ですね。
コロナウィルス関連では明るい話は探すのも難しいぐらいですが、これは特別でない普段の対策がいかに感染症に有効かという証左に見えますし、気分が軽くなりますね。
また、専門外でありながらも数字を元に議論を進めようとする姿勢は、これも読んでいて気持ちがいいです。自分で何かを考えるときは手間を惜しんで何となくでやってしまうことが多いので、見習いたいところです。法律も良く読まないことが多いですし(汗)。
キーワードとして科学的思考方法がありますが、これは「無知の知」を意識することであるとも思います。確定情報が少ない時ほど冷静に「まだわかってないことだ」と受け止める必要があります。これを科学の限界と表現する人も見かけますが、科学と関係なく「まだ誰も知らない」のですから冷静になったほうがいいと思います。
感染症の流行と同様、扇動する(エチケットが不足する)側の比率が少ないほど騒ぎ(大流行)になる確率が減っていきますので。
季節性インフルエンザの流行は、気温や湿度の影響を受けます。
以下のHPに「健康予報 インフルエンザ」が有ります。
https://www.bioweather.net/health/influenza
インフルエンザウイルスの空気中での「生存率」を左右する気象条件を基に、予報を行っています。この気象条件は、気温、湿度などから算出し、それを基にインフルエンザにかかりやすい気象条件かどうかを予報しています。
今年の暖冬・雪不足でカラッカラという気象条件のファクターは無視できないですね。
幸いと言って良いのか、春の水不足がどうなるか経済に与える影響は不明ですけど。
私感ですが、私も今年は温度・湿度的に例年とは条件が異なっており、比較対象としては変動要素のファクターが大きすぎるようには感じます。
勿論、マスコミの新型コロナ過剰報道による防疫意識の向上も(唯一の功績かもw)、通常インフルの感染防止に充分な影響を与えたかとは思いますが、感想としては気候変動要素のほうが大きかったかなと感じます
手洗い、うがいだけじゃなくて、お茶をこまめに飲むのもいいそうですよ♪ 喉のウイルスを胃に流し込むんだそうです ホントカナー?(¬з¬)
あと、
>残業し過ぎず
ってのは、難しいのです♪ 年度末で、いろいろあるのです(T_T)
そういえば、会計年度って、なんで4月から始めるのかな? 単に1月からじゃダメなのかな? 年度内で事業とか完結させること考えると、契約とか発注とかの事務仕事を気候の良い春〜夏にやって、工場での製造を秋にかけてってのまだいいけど、設置とか調整の屋外作業を冬にやるのは辛いのです 雪がふるとあっという間に遅延なのです♪
せめて9月スタートにして欲しいのです (ㅅ˙˙)
インフルエンザの時期でもマスクをせずに診察するお医者さんがおりまして。
でも病気にもならず業務をこなしているそうで。
不思議に思って予防の秘訣を訊ねたところ。
こまめに”紅茶”を飲むようにするとのこと
そのお医者さんは紅茶が一番効果があると仰った、との話を聞いたことがあります。
信じるか信じないかはアナタ次第。
マスクというのがN95サージカルマスクなのか市販されている一般的なマスクのことなのかで話は違います。
まず,一般国民が通常使うマスクのほうは,ウイルスを遮断する効果はほとんどなくて,自分が感染していた場合に飛沫感染で他人を感染させる確率を下げる,という程度の意味しかありません。つまり,自分の感染予防としては,あまり役に立ちません。
N95のほうは95~99%ウイルスを遮断して効果は高いのですが,30分もN95マスクをしているとかなり息苦しくなってくるので,長時間装着できる基礎体力のない人も多いと思います。正しく装着するにも,専門的な訓練が必要です。
インフルエンザの感染に慣れていて,いつも軽症で済む人なら,感染したらちょっと休んでいればいいかな,という感覚でしょう。
時々お会いする小児科の先生は「何十年とウイルスまみれの子供達を診てきたから、あらゆる抗体ができてインフルエンザにかからなくなった」とすごい事を言ってました。本当かな?と思うのですが、もう何十年とインフルエンザにかかってないそうです。
N95マスクについては愛読者様のおっしゃる通りです。結核病棟を回る時には必ず装着するのですが、あれってずっと付けてると息苦しくなって頭がぼーっとしてくるんですよ。これを高いからといって使い捨てにせず、記名して壁に吊るしてる病院がありましたが、今振り返るとどうなん?って思いますね。
N95マスクを付けても息苦しくないという人がいますが、それだと装着不十分で意味がない、という事になりますね。
> インフルエンザの感染に慣れていて,いつも軽症で済む人なら,感染したらちょっと休んでいればいいかな,という感覚でしょう。
日本の会社はその「ちょっと休む」がなかなかできないのが辛いところですね。最近はインフルエンザと発熱から最低5日(かつ解熱した日を0日として2日目まで)の出勤・登校停止をしないと職場にウイルスがまき散らされる、という事が広まってきた事で休めやすくなってきました。
医師(だけではありませんが)は非常に忙しく、インフルエンザにかかっていても休めない人が少なくありません。ただ、人手がそれなりにあるところはインフルエンザになると休ませてもらえます。
……「移されるのヤダから近寄るな」とばい菌扱いされながら、ではありますけどね(泣)
> 会計年度って、なんで4月から始めるのかな?
日本の会計年度が4月-3月になった理由について調べてみました。1886年(明治19年)からですが、それにはいくつかの説があるようです。
1、イギリスの会計年度が4月5日から翌年4月4日であり、これに倣った。
2、稲の栽培時期や四半期との絡みを考慮して4月-3月にした
3、物入りであり、忙しい7月(盆)と12月(暮)、その直後の1月と8月、を避け、消去法で選ばれた
4、予算編成を3ヶ月程かけて行う際、洪水のある6月、暑すぎる7月と8月(クーラーのない時代です)、台風被害の出る秋9月と10月、あわただしい12月を避けた結果、1月〜3月に予算編成を行う事になったから
5、明治政府の財政問題の都合で酒造税の納期(第1期が4月)に合わせて4月-3月にした
一番納得いきそうな説は5ですが、これには朝鮮問題が絡んでいます。
1875〜85年(明治8〜18年)は7月-6月でした。当時最大の税収だった地租(固定資産税の前身)の納期(第1期が8月)に合わせたというのが有力です。
1882年(明治15年)7月に朝鮮で壬午事変が起こり、暴徒と化した朝鮮人により朝鮮政府や日本公使館が襲撃されます。日本は14人が殺害され、明治政府は朝鮮政府に謝罪と賠償を要求するも拒否され、交渉が決裂した事から漢城に派兵します。しかし清も軍を派兵したため、まだ清と戦える力がなかった日本側はやむなく朝鮮との再交渉に応じます。その結果、清は朝鮮を経済、軍事両面から属国化する事に成功。日本は朝鮮から謝罪と賠償を得たものの、賠償金は踏み倒されてほとんどもらえませんでした。被害者遺族は泣き寝入りです。
余談ですが、朝鮮王妃・閔妃はこの頃からとある巫女の言いなりになり、巨額の金を使って巫女の指示通りの祭司を行うようになったとされます。朴槿恵そっくりですね。
日本国内の世論は朝鮮や清に激昂し、明治政府も清に対抗するために増税と陸海軍両方の軍拡を進めます。この時期は西南戦争後のインフレを引き締めるための政策「松方デフレ」が行われていましたので、デフレ下の増税は貧しい農民にはきつかったでしょうね。そしてデフレで税収が減少している最中の軍拡ですから予算が足りなくなり、本来翌年度に組み込むべき酒造税第2期(7月)、第3期(9月)を前年度に組み込んでしまいました。大蔵省の予算管理が破綻したのですね。これを解決するため、大蔵卿松方正義は会計年度を4月-3月に変更しました。酒造税第1期が4月ですので、酒造税の納期を基準に予算を組んだ方が帳尻を合わせやすかったのです。
酒造税(酒税の前身)の税収は結構大きくて、1899年(明治32年)からは地租を抜いて税収第1位となりますから、税収が大きなものに予算編成を合わせるのも自然な事と思われます。余談ですが、日露戦争の軍事費は第1に高橋是清がロンドンで交渉してヤコブ・シフやロスチャイルド家が購入した日本公債、第2に酒造税が貢献していました。
そして中央政府が会計年度を4月-3月に決めた事で府県、市郡、町村が揃えるようになります。政府は民間にもなるべく4月-3月に揃えるよう指導しましたので、少しずつ定着していきます。新卒入社や学校の入学にも影響を与え、終戦後にはあらゆる場所で4月-3月が定着しました。
ただ、北海道東北の土木関係者にとっては、雪の降る間は工事とそれに伴う予算執行ができない事から4月-3月はあまり都合が良くないようです。他の理由においても7月-6月の方が都合がいいという意見が明治期からあり、何度も会計年度を7月-6月に戻すよう提案がなされた事がありました。しかし国会の予算編成日程の都合や、すでに定着した4月-3月を変える際にかかるコストが大きい事から変えられる事はなく、今に至ります。
とある福岡市民様
いろいろな説があるのですね♪丁寧な説明ありがとなのです
m(_ _)m
定着したものを変えるのは大変なのはよくわかるのです♪
だから、グチを言いつつ、来週も頑張るのです♪
(p`・ω・´q)ガッツ!
七味様
すみません。英国の会計年度の日付間違えてました。英国の会計年度は4月6日〜翌年4月5日だそうです。
なんでこんな中途半端な日かと言いますと、ユリウス暦3月25日は天使ガブリエルが処女のマリアの下へ神の子を身ごもった事を伝えた「受胎告知」の日とされ、カトリック教会では新年の始まりと扱われてました。中世イングランド王国もカトリック国でして、その習慣を受け入れ、3月25日のLady day(聖母マリアの日)、7月24日のMidsummer Day(夏至祭)、9月29日のMichaelmas(天使ミカエルの日)、12月25日のクリスマスを四半期の始めとしてたそうです。そして会計年度もユリウス暦3月25日〜翌年3月24日となりました。
1752年、ジョージ2世王の在位中に英国はグレゴリオ暦を導入し、1月1日を1年の始まりとします。この時、ユリウス暦はグレゴリオ暦より12日遅れていたため、会計年度はグレゴリオ暦4月6日〜翌年4月5日となりました。ただ、四半期の開始日は日付を変えずに12日遅らせたまま、現代でも学校などで使っているそうです。会計年度の基準日から微妙にずれますが、英国人は伝統を村長して変えていないようです。変えるのもコストがかかるという理由もあるでしょうけど。
英国が植民地とした地域では伝統より合理性を重視したためか、会計年度に1/1〜12/31、4/1〜翌年3/31、前年7/1〜6/30を採用するところが多いようです。アメリカ連邦政府も前年7/1〜6/30を採用していましたが、1976年、フォード大統領の時に前年10/1〜9/30に変わりました。
間違えました。訂正します。
伝統を村長して→伝統を尊重して
私の勝手な想像ですが、支那で何故感染が広がり続けるのか、マスク買い占めにより感染者にマスクが行き渡らない為。又支那で死亡例が何故増えているのか、軽度な患者が病院に押し寄せる為重症者に医療が行き渡らない為。そして医師の死亡例が出たのは、医師が極度なストレスにさらされた為ではなかろうかと思います
なかなか面白い視点ですね。
私はこの冬が終わった後の「武漢肺炎による死者数+インフルエンザによる死者数」がどうなるかに、関心を持っていました。
ただ、いずれにせよ、因果関係を立証するのは容易ではありません。
今年は、これまで例年にない暖冬でしたし。
現状での渡航制限等が科学的に意味がなくても政治的には正しいのでやるべき、という意見を界隈でちらほら見ますが、それってハンセン病への対応を肯定するのと一緒になってしまわないかという気がちょっとします。
あるいは、そういう行為が政治的に肯定されるのであれば、福島県を未だに放射能云々で隔離したり生産物を制限したりすることや、豊洲移転を一旦止めたことも肯定されて然るべきという事になってしまうのでは?
つまり「安全より安心」をとれということですし。
もちろん規模や、現状でわかっていることの差などもあるので、科学的に意味があるからやるべきだと言う主張もあるでしょう。それはまだわかります。正しいかどうかは別にして。
ですが、科学的に意味がなくても政治的にやるべきという意見を一部保守界隈の方などがしているのを見ると、どうにもダブルスタンダードの匂いを感じてしまいます。
水谷 様
この場合の政治的に、というのは、国益が損なわれないため、と読み解くのが正解だと思います。
民意に反した政策は執りにくいという面はあるにはありますが、既に世界が巻き込まれてますので、政治的に必要な手を打っておかないと実害が発生する懸念があります。例えば、もし2019-nCoVが重大な疫病という懸念が晴れない内に、現時点で日本国内で蔓延してしまったら、他国から渡航禁止に指定されて経済的に孤立することになりかねません。
一部地域からの渡航禁止処置を春節後にやるなら、春節前にできていたらなぁ、とIFを考えてしまうのはそういうことです。WHOぇ。まあ、これも実際にやっていたら予約の大量キャンセル等の別の経済的問題があっただろうと思いますが。
尚、例に挙げられていることは、政治を優先して国益を損なった事例(または、そうなり得る事例)、あるいは法律を無視することの危険性を表すものだと考えます。逆に国益に沿ったものなら正しいと言わないとDSになるとも思います。
ピークを過ぎたソフトエンジニア様
>この場合の政治的に、というのは、国益が損なわれないため、
と読み解くのが正解だと思います。
⇒ そうです、そうです。
代弁していただき、ありがとうございます。
まあこうした問題はどこでバランスをとるか難しいし、
様々な意見があるでしょう。
水谷様
ご指名があったようなので。
>ハンセン病への対応を肯定するのと一緒になってしまわないか
⇒ 一時的に入国禁止にして流行が収まったら解除すれば、
ご指摘は当たらないと思います。今回の件を理由に終息後も
だらだらと入国禁止継続だとダメだと思います。
諸外国の対応を見ても、この程度の政治的判断は許容される
のではないかと個人的には思っています。
香港のクルーズ船の入港拒否だって感染が確認されたわけでなく、
疑いのあるものがいるだけで入港拒否です。ダイヤモンド
プリンセスは感染者が乗っていた履歴があるが入港させたのに。
それは、後者で集団感染が発覚したからでしょう。
これも政治的判断の1つだと思います。
日本が早期の段階から中国本土からの渡航禁止策を取った場合、都道府県別に規定している豚コレラの輸出禁止を日本全体に広げるかもしれませんね。
日本では新型コロナウイルスは流行していない。
新型コロナウイルスのニュースが流行している。
誰もまだ感染者を見たことが無い。
実際に流行ると誰も騒がなくなる。
新型インフルエンザは今でも毎年流行している。
毎年死者も出ている。でもニュースにならない。
本当のことを言う人は本当のことを言う。
日本人は頭が悪い。
〉本当のことを言う人は本当のことを言う。
はいはい、その通りです。異論ございません。
〉日本人は頭が悪い。
どこの国にも、頭の悪い方はいらっしゃいます。誰が判定するかは問題ですな。
>日本では新型コロナウイルスは流行していない。
新型コロナウイルスのニュースが流行している。
ニュースを作って流しているのは一部のマスコミですよね?
結論として、日本人全体が頭が悪いというのは論理的帰結にはならず論理の飛躍があると思います
日本のマスコミは頭が悪い。なら納得はしますがw
※まぁそれすらも、何らかの意図を持って作っているわけだから単純に上から頭が悪いと結論づけるのは無理があると思いますけどね。
更新ありがとうございます。
コロナウイルスの件、武漢の惨状と、特に豪華クルーズ客船(と私には見えないが。むしろワンルームか?)での客が缶詰めになっているのは気の毒ですが、それ以外、日本には今のところ大した被害が直接にはありませんでした。
2週間、3週間前のドタバタニュースで、手洗い・うがいの励行、疲れたら早めに休む、マスクを大量に買い込み、使用する等が行き渡った事は、さすが良い意味で日本人だな〜と思いました。都心は確かに先週、人出減っていたと思います。
また、怖いインフルエンザの患者数が減ったのは良い意味で副作用ですね(笑)。2018年、2019年の状況に照らすなら、現実にはざっと昨年、一昨年と比べて3分の1以下で推移とか。
中国の隠蔽体質は相変わらずだし、衛生上疑問の残る掘っ建て小屋病院は終息したら潰してまともな病院を作るべきでしょう。*私は当初、新幹線と同じく埋めるのかと思ったヨ!
京都のケースに興味を持っています。店員だったとの記事は目にしましたが、続報を探しています。誰とも分からない街頭接触で感染しているのなら、事態は潜在的に重大です。長期閉鎖空間だったクルーズ船が疫病に弱いのは当然で、貴重な緊急医療リソースをあれに割かれ続けるのは社会問題と感じます。
インフルエンザとコロナウイルスの因果関係はよくわかりませんが、コロナウイルス対策で衛生意識が高まった結果、インフルエンザの感染者が激減した、という点については医学的にも妥当と思われます。
インフルエンザは感染症法に基づいて指定された医療機関からのみ、都道府県知事(実際は保健所)に対して週単位で報告が義務付けられてます。逆に言えば他の医療機関は届け出ておらず、その必要性も薄いからです。だからサンプル調査にはなりますが、仕事柄把握しておく必要がありますので、インフルエンザの発生動向をチェックしてました。
毎年11〜12月頃にインフルエンザの注意喚起がなされる事が多かったのですが(予防接種もその時期)、今年度はインフルエンザの流行時期が2〜3週間程度早く始まり、10月にはもう注意喚起がなされてました。年末のピークも少し早く、報告数も4年ぶりに多かったですね。だから昨年一昨年の冬のような大流行が2〜3週間早くやってくる事が容易に予想できました。
それが年明けになると10年ぶりの少なさ。昨年一昨年の1/3に減少してます。暖冬の影響やウイルスの周期の影響もあるでしょうが、やはり国民全体の衛生意識が高まった事によるものでと考えられるでしょう。
困った事があるとすればマスクが品薄になり、医療機関の供給に支障が出ている事ですね。予防のためとしてマスクをつけている方が少なくありませんが、今回を機にやめてもらいたいです。マスクに予防効果はあまりありませんし、感染拡大防止効果でさえ正しく着用しなければ意味がなくなります。多くの人が気休めに過ぎないマスクの使い方でマスクを無駄遣いしてます。
マスクが品薄になれば本当にマスクを使わなければならない医療従事者や患者さんが困ります。医療従事者は濃厚接触(半径1メートル以内で20分以上話したり接触したりする状態)が多く、飛沫避けにマスクが必要です。サージカルマスクがなければ手術ができませんし、サージカルでない使い捨てマスクもこれがないとベッドサイドで必要な穿刺や挿管など、感染リスクの高い処置を行う医療従事者があらゆる感染症に感染しやすくなってしまいます。医療従事者が感染すると患者さんへの影響が深刻になりますし、逆に患者さんに移してしまうと患者さんが死亡してしまう事もあります。
その他、屋外、工事、廃棄物処理、食品加工のように粉塵が多い所で働く方々の分、花粉症で苦しんでいる人の分のマスクも確保しなければなりません。
マスクの効果は「飛沫の飛散防止効果」「濃厚接触者の飛沫避け」です。だから基本的には「感染症や花粉症などの何らかの病気になってる人」「医療、介護(身内の自宅介護も含む)に関わる人」「業務において健康、衛生上の理由で必要な人」が使うもの、であって、「健康な人が予防のために使うものではない」という正しい認識が広がって欲しいものです。
今シーズンインフルエンザの流行が早くも下火になってきているように見えることと,世間の新型コロナ感染症への警戒と予防策?の普及との間に,おそらく関係はないと思います.あの2009年の新型インフルエンザ流行の際には,多数の人が出入りする公共,商業施設などにはどこでも入り口に消毒液が用意されており,学校では休み時間ごとに手洗い,うがいが励行されたように,今回よりはるかに徹底した対策が取られたのですが,結局流行を防ぐほどの効果は得られませんでした.まあその冬のノロウイルスの流行がほとんどなかったという目的外の効果はあったんですが.インフルエンザについては,マスク,手洗いは個人レベルの感染予防としてはやった方がいい程度のものだと思います.
1月末の時点でインフルエンザの報告数が減少しつつあるのは,多分インフルエンザ流行株の問題と気候の影響で説明できるのではないかと考えています.ここ数年A型インフルエンザの流行状況を見ると,シーズンの早期には2009新型インフルエンザウイルスの感染が主体で,1月から2月になると香港型ウイルスの流行に置き換わっていく傾向が見られます.今シーズンは例年より早くから2009新型インフルエンザの流行が始まり,これはかなり大きな流行になるのかなと思っていたら,昨年末にはもうピークアウトしたようです.そして例年ならこの時期から増えてくるはずのこのタイプのウイルスがほとんど検出されていません.多分昨シーズンの流行がほとんど香港型ウイルスによるものだったせいでしょう.これに対する抗体を保っている人が割合が十分高く,流行を阻んでいるのだと思います.
それに加えて,今年の異常とも言えるほどの暖冬と太平洋側の多雨現象.飛沫感染で伝播する呼吸器疾患を低減する上で,まさに天からの恵みと言ってもいいのではないでしょうか.このファクターについては,新型コロナウイルス感染症に対してもかなり有効に働いてくれているのではないかと密かに考えています.今回の騒動で普段から日本と武漢の間でどれほど多くの人の往来があるのか初めて知りましたが,武漢市中でこのウイルスの流行が拡がっていることが相当の期間隠蔽されていたことを考えるなら,検疫の強化が図られるより以前に何人もの感染者が国内に入っていたことは十分考えられることだと思います.そしてそれが国内流行の発生に結びついた形跡が今のところ見られない理由として,年末年初の気候条件が大きな助けになっていたと言えるかも知れません.
>このタイプのウイルスがほとんど検出されていません
すみません.文章の入れ替えをやったために意味の通じない箇所が生じてしまいました.
このタイプの→香港型の,としてください.
伊江太様
分かりやすくて納得のいくご説明ありがとうございます。私は衛生対策の効果を否定したくはありませんが、おっしゃる通り、それよりは今季の暖冬やウイルスのタイプの方が影響が大きそうですね。
一つわからない事があるのですが、アメリカはインフルエンザが大分流行しているようですが、今季のアメリカは日本と逆で寒過ぎる、または例年と違う型のウイルスが流行してる、という事でしょうか?
とある福岡市民様
すみません,今年のアメリカの気温の傾向については,私にはなんとも言えません.2年前の冬でしたか,全米が猛烈な寒波に襲われ,フロリダでまで氷が張ったことがあり,地球温暖化なんて嘘っぱちとトランプ大統領がドヤ顔で言ってたことがありましたが,少なくとも今年はそんなに寒い冬ではないのかなと思いますが.
何か最近アメリカでインフルエンザが猛威を振るってるというニュアンスのニュースがしばしば流れてるようなのですが,CDCのインフルエンザの情報ページで見る限り,警報的なアナウンスは見当たらないんですよね,活動性こそ高いが,症状の激しさ,要入院症例の頻度,死亡率はやや低めくらいのコメントが付いています.ただ今年に入って第3週目の死亡数の見積もりが8.200名だったのが,第5週現在では12,000名と,何気に4,000人近くも増えているんですよね.2週間でそれだけ死者が出たら大変じゃないかとも思えるんですが,日本の3倍の人口を持つ国であることや,インフルエンザに罹患した後,最終的に細菌性の肺炎で亡くなるケースを,インフルエンザによる死とするか,肺炎死とするかなど,日米で決め方に違いがありそうなことを勘定に入れれば,それほどのことはないのかなと,とりあえず納得しています.
今シーズン流行しているインフルエンザウイルスについては,今のところ日米でかなり大きな違いがあります.日本ではA型の2009新型インフルエンザが検出されるウイルスのほとんどですが,アメリカではこれとB型(ヴィクトリア株)がほぼ半々の割合で出ています.B型の方が病原性が低いという評価になっているようですが,日本では春先にB型の流行がよく起きるので,一旦流行が終息した後になってこれが第二の流行を起こすというようなパターンになるかも知れません.
伊江太様
ありがとうございました。よく分かりました。感染届出のルールや診断の違いもありそうですから、数字だけでは判断できなさそうですね。報道の伝え方、伝わり方にも問題がありそうです。
加えて、ワクチンと実際に流行ったウィルスとの相性もあるでしょう。これらの要素をすべて定量化(数値化-これは難しい)して、多重回帰分析をして、その結果から今年のフル患者を予想し、実際のフルの患者数と比較すれば、新コロナの影響かわかりそうです。こんな検証もせず、思いついたことポンと言うマスコミは困ったものです。(個人ならまあいいけど。)
せめて、例年の武漢市のフルの流行と死者数がわかれば、本当にコロナとフルが同じ程度かわかるのですけど。結局の所、情報不足で何もわからんというのが実態と思ってます。ドクターが、
>いずれにせよ、中国以外の世界の医学者は、ホンネでは「本物の重症患者をよこせ!」
>と思っているのではないでしょうか(※現時点では中国は重症患者の出国を禁止しています)。
というくらいですので。
中国はかつて、ノーベル賞受賞者を獄死させ、遺体はすぐ荼毘に。髪の毛一本でも流出すれば、有象無象の発がん物質が検出されることを恐れたから、証拠を「焼却処分した」と私は思っています。今回も、秘密主義が生物兵器との憶測を呼ぶ。現に1000万都市が麻痺する破壊力があるウィルスなのですから。
一つ、専門家にお伺いしたいのですが、フルのウィルスが温度湿度が上がると元気なくなり、流行が収束するのは常識でしょう。コロナウィルスも、一般にそうなのでしようか。であれば、移動制限、隔離などで、1-2週間、ピークを遅延させるのも、暖かくなるのを待つという点で意味ありです。あと2ヶ月我慢すればと思えば気楽ですし。
(あと「コロナウィルス、まだ慌てる時間じゃない」の「まだ」というのも、気になりますが。)
還暦過ぎたエンジニア様
武漢では全くお粗末な対応を取ってしまいましたね.住民にとって流行が相当程度以上に拡がるまで情報を徹底的に伏せられていたところに,突如知らされたと思ったら都市ぐるみ封鎖されてしまった.これでパニックにならなかったら不思議というもの.武漢肺炎どころか,インフルエンザも,寝てれば自然に治る風邪の患者すらも殺気だって病院に押しかけたのが,あの医療崩壊状態を招いたに違いありません.元々呼吸器疾患に罹患していた上に,廊下まで一杯になるほど密度で同じ場所に長時間,本物の武漢肺炎患者と一緒に居れば,はじめから重症化した感染者が続出したって不思議はありません.あんな有様を見せられれば,本来冷静に対応していれば,さほどひどいことにならなかったかも知れない感染が及んだ他の都市だって,初めから混乱状態に放り込まれたってこともありそうです.今更政府が何を言ったって,国民の信用を得るのは難しいでしょうしね.
その意味では,現在隔離状態に置かれているチャーター便で武漢から帰国された方々,プリンセスダイアモンド号に缶詰状態になっている方々.その不自由と心労に対しては全くお気の毒というしかありませんが,現在のところ中国以外では唯一,このウイルスの感染・伝播力や危険度について客観的で信頼できる評価ができる機会を日本にもたらしてくれたとも言えるでしょう,その結論が出るにはまだ2週間程度待たなければいけないでしょうが,これがさほど怖い感染症ではないという結論に落ち着けば,中国にとっても世界にとっても大きな安心材料にはなるでしょうし,そうなることを期待したいところです.
ところで,インフルエンザなどの呼吸器感染を起こすウイルスが冬に流行することに関して,低温・低湿がウイルスの感染力に必要な要素かというご質問ですが,私の個人的意見でいいのなら,そうではなかろうとお答えします.2009年の新型インフルエンザがゴールデンウィーク明けくらいから流行し始め,真夏に流行のピークが来たなんてのが典型例ですが,ウイルスの抗原としての性質が大きく変化すると季節外れの流行が起きることはこれまで何度も経験されています.沖縄では8月にインフルエンザの小流行が毎年のように起こるし,熱帯地方では蒸し暑い雨期がインフルエンザの流行期になることが多いことは,ウイルスが多少気温が高かろうが湿度が高かろうが,一定時間体外で十分な感染力を保っている証拠でしょう.じゃなぜ季節性インフルエンザや種々の風邪ウイルスの流行が冬に起きるかというと,私は最大のファクターは鼻・喉の粘膜のバリア機能の低下だと思っています.粘膜上皮細胞から分泌される粘液は,ウイルス,細菌などを絡め取り,繊毛運動で食道の方向に送り,唾液と一緒に飲み込んで胃で処理します.粘液にはさらに抗体や,抗菌物質,界面活性物質などが含まれ,これも感染の防止にはたらきます.冬の寒さ,乾燥は粘膜上皮細胞の活動を低下させ,その結果さまざまな飛沫感染性の病原への抵抗力を低下させているというストーリーです.こういう誰もが備えている,ただし個人差も結構大きそうな自前の防御力が,武漢肺炎のウイルスにどの程度有効なのか,本当のところはなんとも言えません.そういう点も含めて,今日本が手にしている多数の感染者を研究できる,この絶好の機会を是非とも逃さずに活用してもらいたいですね.
伊江太 様
ありがとうございました。
インフルエンザさえそうであるなら、この新型コロナによる感染も、
暖かくなったら収束するかはわからない、ということですね。
となると、いつまで続くかもわからない、ということかな。
やれやれですなぁ。
武漢から帰国した方々、船上の方々には、ぜひウィルス非検出の方
でもポランティアとして、2週間の連続した徹底観察とサンプリング
に応じてもらいたいものです。どうせ外出できないし、血を取るのが
少し痛いだけ。前に書いたとおり、私なら下心を持って喜んで応じます。
優雅にクルーズしているリッチなリタイア組なら、こんな合理的な思考
をする理系人間もいて、手を上げてくれると思うのですが。
中国からの情報が信用できない以上、自前で調べるしかありません。
還暦過ぎたエンジニア様
採血はしないと思います.喉の奥の粘膜をへらでこすり取るか,喀痰が取れればそれを使うか.まあ痛いというほどの思いをしないで済むサンプル採取のはずです.
話は違いますが,外国船って日本の港に停泊していても,日本側の検疫,医療関係の係官が勝手に立ち入ることはできないそうですね.乗船客の中に熱を出して診療を求める人とか,常備薬が切れそうになってる人とか,いろいろ問題が出ているそうですが,3,000人もの数に対応するのは大変そうです.
『きちんと手洗い、うがい、マスクをしましょう。』
『万が一罹っても、ちゃんと治療できれば死亡率は低いです。』
↑
これは凄く分かります。
じゃあきちんと治療できなかったら?
つまり、日本で流行した時に、中国のように医療キャパを超えて崩壊しないか?と言えば、正直、一抹の不安がよぎるのですよね…。
感染症指定医療機関の指定状況(平成31年4月1日現在)によると
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou15/02-02.html
○特定感染症指定医療機関 : 4医療機関(10床)
○第一種感染症指定医療機関 : 55医療機関(103床)
○第二種感染症指定医療機関(平成31年4月1日現在)
・感染症病床を有する指定医療機関 351医療機関(1,758床)
ですので、日本は1,871床で入院が必要な新型肺炎患者に対応することとなっています。
肺炎なった人って大抵入院してますよね?ぶっちゃけ本当にこれで足りるんですかね?(汗)
本格的に流行る前に気温と湿度が上がってくれればよいのですが。
今年に限ってはジメジメした梅雨も大歓迎ですわ。
指定感染症の法的位置付けは、「ここまで法律上可能になる」という線引きであって、現実に対応できなければ、通常の医療機関でも対応するような「通達」が出されるだけだと思いますよ。
りょうちんさん直々にレスを頂けるとはw
嬉しい限りです。
なるほど、対処できなければ稼働率の低い結核病床、それでもダメなら最悪の事態ですが、一般病床を使うわけですか。納得です。
しかしそうなると、現場の医療従事者の負担が増えそうで、それはそれで何とも言えない気持ちになりますね。新型肺炎が終息せず、毎年流行るようになり、お医者さんたちの仕事の総量が増えるようなら、制度設計自体を見直さなきゃいけないかもしれませんね。
匿名様
> 制度設計自体を見直さなきゃいけない
見直す必要はありません。感染症法はそうなった時も想定してかなり弾力的に、柔軟に富んだ運用ができるようになってます。融通の効かないものが少なくない日本の法律では珍しい方ではないかと思います。今は1年間だけ「指定感染症」に指定し、ウイルスの特性に応じた柔軟な対応を取れるようにしてます。やろうと思えばエボラ出血熱やペストのような1類感染症と同じく、出入国禁止等の移動制限をかける事もできます。
今回はSARSと同じコロナウイルスであり、不必要な移動制限をかける必要性は乏しいと考えられてますので、2類感染症と同じ扱いです。さらに湖北省からの渡航者や感染者の入国拒否という、SARSの時はやらなかった措置が追加でできてますので、融通を効かせてますね。使い勝手が良くてむしろ怖い位です。
そして2021年2月、遅くとも2022年2月までに改めてウイルスの評価を行い、1〜5類のどれかに指定して相応の対応に変えるでしょう。分類や指定内容の見直しは既に適宜行われており、今回の件で枠組みを変える理由が見当たりません。
> 新型肺炎が終息せず、毎年流行るようになり
そうなりますと2009年型インフルエンザH1N1と同じ状態になりますから、感染症法に基づき、武漢肺炎ウイルスを5類感染症に指定した上で一部の医療機関だけが都道府県知事、実際は保健所に提出してサンプル調査を行うようになります。発熱を伴う人畜共通感染症なので4類に指定して全数調査になる可能性もあります。
覚えていただきたいのは、「感染力の強い病原体は毒性や致死率が低く、毒性や致死率が高い病原体は感染力が低い」という傾向です。日本での感染者が指定医療機関に収まらない程増えれば「毒性や致死性は低い」と判断できますので、4類か5類感染症に指定して市中病院やクリニックで診察・治療が可能となります。感染者数を届け出る等、医師の仕事は増えるでしょうが、法律で定められたものですので仕方ありません。
というか、既に忙し過ぎるのですから、ちょっと増えた位ではあまり変わらないかと……
今のところ日本国内での持続感染は2例しかなく(ダイヤモンドプリンセスの件は公海上での感染、そして船内という特殊環境下での感染ですので、日本での発生には数えてません)、中国以外では感染者の割には致死性や毒性が低いようです。このまま終息すれば2類、拡大すれば4、5類のどれかに指定されそうです。
とある福岡市民さん、詳しい解説ありがとうございます。
今後の流れが頭に入りました。
>というか、既に忙し過ぎるのですから、ちょっと増えた位ではあまり変わらないかと……
ちょっとで済みますかね?
というのも2009年インフルエンザH1N1の例を出していただいたので、少し調べてみると、
>2010(平成22)年第4週における国内におけるインフルエンザ定点からの報告患者数は200万人に達し、受診患者数は推計約2,059万人超となった。これは過去10年間でインフルエンザ(季節性インフルエンザ)の流行が最大であった2004/05シーズンの報告患者数148万人(推計1,770万人)を超えたが、ピークの高さは季節性インフルエンザのそれを下回った。一方、流行期間を定点当たり報告数が1.0を超えた週数としてみると、これまでの通常13~19週間、最長25週間(2008/09シーズン)を大きく上回った29週間となった。
http://idsc.nih.go.jp/iasr/31/367/dj3671.html
ということだそうですので、書類作成のみならず、現場は大忙しだったんじゃなかろうかと(汗)
幸いにして2010年で終息しましたが、これが毎年常態化するようであれば見過ごせないと思いますよ。
匿名様
2009年型インフルエンザH1N1の事、よく調べましたね。では、もう少し補足します。
確かに当時、2009年型インフルエンザH1N1で受診される方は多かったようで、現場は大忙しだったようです。その代わり、季節性インフルエンザの人が少なかったのです。言わば、「本来、季節性インフルエンザで受診してきたであろう人が新型インフルエンザにかかって来院した」という感じです。
そもそも新型インフルエンザがなかったとしても医師は普段から過重労働してます。勤務先にもよりけりですが、普段の仕事量が多く、36時間連続労働(←36時間で帰らせてくれる医療機関はかなり良心的です!)や週6日勤務は当たり前。同期には月31日勤務の人もざらにいます。大学病院の医局員なんて助手の枠に入れなかったら無給です。
もう一度書きます。月31日勤務の人もざらにいますが、助手になれなかったら「無給」です!
しつこいですが大事なのでもう一度。「月31日勤務なのに無給」です!
これは入院患者さんを受け持つ場合、主治医が毎日様子を見にいかなければならない、という不文律が病院によっては存在するからです。休日でもバイト帰りでも自分が体調悪くてもです。それが体力的に難しい人は外来や研究を中心に働きますが、研究者がこれまた無給で、稼いだバイト代をつぎ込んで研究成果を出さなければならない有様です。
そのバイト代が下がりつつありますが、まだ高めですから救いがあります。でも今後の働き方改革により、バイトにも制限がかかる方針ですので、医局員の医師の月収は大手企業の新卒を下回るでしょう。時給換算ですとバイト代込みでも100円を切る人がたくさんいますし、今後も増えそうです。民間病院なら給料は高いですが、過重労働から逃れられる人は多くありません。
こういった感覚が前提にあると、新型インフルエンザや新型コロナウイルスも「ちょっと」になってしまうのです。まだやってきてもないコロナウイルスよりも目の前にいる患者さんと向き合う事、そして書かなければいけない書類と報告書の山でキャパオーバーになってますので、自分の感情にフタをして自分を騙しながら淡々とこなしてる、と言いますか……
> 幸いにして2010年で終息しましたが、これが毎年常態化するようであれば見過ごせないと思いますよ。
それはパンデミックが終息しただけです。ウイルスの流行は終息せず、毎年日本を含む世界各国で大流行してます。というか、2010年以降は常態化してます。かつてのAソ連型にとって変わり、季節性インフルエンザの仲間入りを果たしたからです。でも大騒ぎしてる方は誰もいないでしょう?
それは2009年型インフルエンザH1N1が「感染力は強いけど毒性は弱い」病原体だと分かったからです。
5月9日に日本国内で初の感染者が出てからは感染症法に基づいて「新型インフルエンザ等感染症」に指定し、1〜4類感染症のように全数を保健所へ報告させてました。しかし「感染力は強いけど毒性は弱い」と分かると7月中旬に全数報告を中止し、季節性インフルエンザ同様のサンプル調査に切り替えました。感染しても十分な休養と本人の免疫力で回復するならば全員を調査する意味も必要もないからです。そして感染防止よりも重症化防止に目的を変更し、高齢者や基礎疾患のある人のケアに努めました。その結果、このインフルエンザ流行における致死率を100万人当たり1.8人未満に抑えた世界唯一の国(0.2人)となりました。
サンプル調査は今でも続いており、指定された医療機関だけが患者数を保健所に報告してます。
感染症法の「新型インフルエンザ等感染症」や「指定感染症」は鳥インフルエンザH5N1のように「毒性は高いが感染力は低い」感染症を封じ込める事を想定し、道路封鎖、都市封鎖もいざという時は行えるよう相当準備してきました。しかし「感染力は強いが毒性は弱い」ウイルスにそれをやってしまったので、多くの無駄、医療現場の混乱、風評被害を招いてしまいました。
今回の武漢肺炎ウイルスの対応は2009年の経験を踏まえているであろう事が伺えます。
医療関係者が今回至って冷静なのは、過重労働の話も含めて、以上に述べた事が背景にあるからなのです。「エボラウイルス並みの毒性を持つウイルスが空気感染する」というのでしたら、遅くとも春節前には誰かがそう警告してます。それがないなら、季節性インフルエンザと化して毎年流行している2009年型インフルエンザH1N1のようになるんだろうな、という程度の受け止め方になってます。武漢肺炎ウイルスの情報もだんだん増えてきましたからなおの事です。
とある福岡市民さん、重ね重ねありがとうございます。
過酷な医療現場の声を聞き、何だか別の側面から医療制度の脆弱性を見てしまったような思いもありますが(汗)茹でガエルにならないようご自愛ください。
ご指摘をいただき、2000年代以降のインフルエンザ患者数の推移をちょっと調べてみました。2009年インフルエンザH1N1以降もインフルエンザの感染者数って、年によって差こそあれ、長いスパンで見ると、増加している訳ではないのですね。しかし、1つの疑問が浮かんできます。「インフルエンザの増加数をある程度コントロールできているのは、ひとえにH1N1型のワクチンが早期に完成されたからではないの?」という疑問が。すみません、ひねくれ者で。(その一方で、ウイルスが限られたパイを椅子取りゲームしてるだけとおっしゃるのも理解できる気がしますが。)
そこで改めて質問させてください。
実際のところ、新型肺炎のワクチンは治験を通して数年後になるにしても、完成できるものなのでしょうか? ワクチン開発に関して調べていると、抗体依存性増強(ADE)なんて物騒な単語もチラホラと散見されますので、宜しければそちらも踏まえて展望を教えてください。
P.S. すごく勉強になります。長文で丁寧な解説は作成する労力を考えると、心苦しくもありますので、面倒でしたらテキトウに参考になるリンクでも貼ってください。ウンウン唸りながら解読しますw
匿名様
> インフルエンザの増加数をある程度コントロールできているのは、ひとえにH1N1型のワクチンが早期に完成されたからではないの?
断定的な事は言えませんが、それはあり得ると思います。
また、2009年の流行は誰も抗体を持っていなかったからであり、その時になんらかの形で感染して抗体ができた人(発病した人もしなかった人も)は2010年以降かかりにくくなった、という事もあり得ます。
スペイン風邪の時は主に若い人が発症して中年〜高齢者の発症者が相対的に少なかったそうです。それはかからなかった人が19世期末にあったと思われるインフルエンザの流行で抗体を獲得していたから、と考察している研究結果がありますので。
> 新型肺炎のワクチンは治験を通して数年後になるにしても、完成できるものなのでしょうか? ワクチン開発に関して調べていると、抗体依存性増強(ADE)なんて物騒な単語もチラホラと散見されますので、宜しければそちらも踏まえて展望を教えてください。
すみません。専門が感染症ではないので、これについてはわかりません。
武漢肺炎ウイルスのワクチンについても、そのうちできたらいいな、程度しか考えてません。SARSだって治療薬はありますけどワクチンはありませんから。
ただ、大正期と昭和期には治療薬がなかったインフルエンザも、今では5種類の薬ができてますから、いずれ武漢肺炎ウイルスのワクチンや治療薬はできると思われます。
>とある福岡市民さま
>大学病院の医局員なんて助手の枠に入れなかったら無給です。
もしかすると、国立大学と私立病院では違うのかもしれませんが、有給の研修医終了後には有給の「ヒラの医員」というのが存在しましたよ。
医員の枠が足りない場合、昔は、刑務所の矯正医官の兼務が許されており、週に2,3日刑務所に行くことで、大学で研究を続けながら、刑務所から給料をもらっていました。しかし、コンプラがどうとか名義貸しだとか騒ぐ馬鹿のせいで、それが禁止され、各地の刑務所で医師不足で受刑者が受診できなくなり死亡する例が続出しました。
同様に、僻地の病院にも同様の勤務形態で、健保を出してもらったり、月数回の当直でそれなりの給与を出してもらったりしたのですが、これも「名義貸し」だと騒いだ馬鹿がいて、無くなりました。
最初に騒いだ自治体には、誰も行かなくなり、医師不足に拍車がかかったようですw
りょうちん先生
教えていただきありがとうございます。
刑務所の矯正医官の兼務ができてた時代があったんですね。初めて聞きました。今でしたら寝当直か献血のバイトに応募させてもらえる、といったところでしょうか。
私が住んでいるのが九州の田舎だから、というのもあるでしょうけど、初期研修後の進路は概ねこうでした。
1、後期研修医として民間病院へ就職
2、後期研修医として大学病院に入局し、大学病院の助手になる
3、後期研修医として大学病院に入局し、関連病院の非常勤になる
4、後期研修医として大学病院に入局するも、助手になれずにヒラの医局員になる
1〜3はちゃんと給料が出る上、バイトにも行けます。
4のヒラの医局員にも大学から給料が出る所もありますが、枠が決まってますので大所帯の医局ですと無給の人がいます。さすがに無給はかわいそう、という事で大学の勤務を1日減らしてバイトをもう1つ増やしてもらったり、大学院に入ったら助手にさせてくれたりといった配慮はされてます。温情と言いますか、配慮してもらえるだけまだ救いがありますね。ただ、働き方改革で主な勤務先の病院がバイト制限をかけるようになるとどうなるかわかりません。特に4の人は死活問題ですね。
最近の傾向としては、技術を習得して早く独り立ちしたい人は給料もそこそこ保証されている1を目指し、実家の医院を継ぐ人は2か4を選ぶようです。自分が継いだ後にバイトを派遣してもらうためには、今の自分が無給医になったとしても医局とのコネが必要ですから。
もっとも、どのパターンであっても入院患者さんを持つと月31日勤務にはなります。大学院に行くと授業料も取られますし。若手の辛いところです。
私は最初3でしたが、諸々の事情で辞め、今はいろんな所で働いてます。休みが取れるようになりましたので良かったです。
> コンプラがどうとか名義貸しだとか騒ぐ馬鹿のせいで、それが禁止
製薬会社からもらえる弁当や筆記具にしょうもない規制がかかるようになった件もそうですね。製薬会社や先輩達のおごりがあったから無給医の不満のガス抜きが出来てたように思えるのですが……時代の流れですので仕方ありませんね。
> 僻地の病院にも同様の勤務形態で、健保を出してもらったり、月数回の当直でそれなりの給与を出してもらったりした
確かに違法かグレーですが、過重労働や安月給のバーター取引のような性格がありますね。病院だって健康保険料程度のお金で大学から医師を派遣してもらえるなら安いものですし。
そういった事の全体を見る事なく、かと言って医師の労働環境全体の改善策を提案する事もせず、細かい事を杓子定規に捉えて「違法だ、違法だ」と騒ぐ人がいるのは困ったものです。そのせいで困るのは地元の病院と患者さんだというのに。
大学院大学化の直後は、猫も杓子も大学院にぶち込まれました。
研究が好きかどうかなんて適正をガン無視です。
大学院生は無休医局員よりヒドイ待遇でしたね。
授業料を払って労働するのですからw
しかも大学院生に大学病院の当直をするのはまかりならんという事で裏帳簿ならぬ裏当直日誌が存在しました。
エライ先生に割り当てられた当直を大学院生に替わりにやらせるんですね。
数千円の当直料は直接現金払いですが、このやりとりがあったが故に理不尽感が増幅されました。
こんな医局には結局なじめず、転科しました。学位だけもらいましたがw
「足りるようにする」んですよ。
「入院が必要な患者さんを1800人くらいまでに抑える」と言いかえることもできます。
さらにいえば、仮に20人に1人くらいの割合で重症化するなら1800×20=36000人程度の患者数に抑える(50人に1人が重症なら90000人の患者に…)。
そして、重症化しないように対処するのも大事です。重症化する割合が低下させられれば、もっと多くの感染者にも対処できるわけですので。
武漢からのチャーター機引き上げの人たちの経過観察で、軽症の患者さんのデータは蓄積してきているところです。無発症感染率とか、軽症ですむ割合とか、重症化リスク要因とかがより正確に分析できるでしょう。
当面は個々人が、手洗いマスク、不要な人混みへの外出を避ける、栄養休息をとる…などなど健康維持に気をつける。これで時間を稼いで、治療法とかワクチンとかができるまで医療崩壊せずに持ちこたえればいいわけですから、過度に悲観的になる必要はないと思いますよ。
中国があんな事になったのは、基本的な感染予防策が徹底される前に感染が広がったことが第一。第二に情報統制により政府への不信からパニックになり一気に病院のキャパをオーバーする外来患者が押し寄せた。多分そこで未感染者も病院に押しかけて感染してしまったりしてるのもあるでしょう。そして混乱している間に重症者の治療が追いつかないで死亡者が増えて、重症者に手を取られてる間に軽症者が増えて重症化するという悪循環に陥っているのでしょう。
ケロおさん、返信ありがとうございます。
>「足りるようにする」んですよ。
>「入院が必要な患者さんを1800人くらいまでに抑える」と言いかえることもできます。
うーん、できますかね…?
個人の努力も限界がありますからね…。
日本では移動の制限や都市閉鎖なんて人権無視なマネできませんしねぇ。
今後の感染者数の増減をアンダーコントロールに置けるかというと、やはり楽観視できないです、すみません。
少し中国の医療事情について調べてみたのですが、中国は大病院しかないのだそうです。日本でも大きな病院は、長時間待たされる訳ですが、中国では元々が病院行くのは1日仕事で、病院が人でごった返すのは平常運転なのだそうです。結果、よっぽど悪くならないと行かない、重篤化してから行くから、死亡率が高いということも言えると思います。(イギリスの研究チームだったかな?受診率5%って見積もってましたよね)
あと、下記で指摘されてるインフルエンザと新型肺炎の関係に関する考察は、めっちゃ同意です。
武漢の急造された「医療施設」の写真です。
https://www.epochtimes.jp/p/2020/02/51541.html
https://www.afpbb.com/articles/-/3266753
まさに「蟲毒」。
似たような施設は災害の時に、日本でもつくられますが、その時にはいつも流行病の蔓延の予防に留意され、段ボールのパーティションとか、自衛隊の入浴サポートなど衛生面で気配りされています。
はたして人民解放軍にそんなノウハウが存在しているのでしょうか。
りょうちん先生
先生がご紹介いただいた記事の写真を見て、スペイン風邪の話でよく出てくる写真を思い出しました。Wikipediaの「スペインかぜ」の記事に出てくる「スペインかぜの患者でごった返すアメリカの野戦病院」の画像です。
↓ ↓ ↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/スペインかぜ
なんでカーテンやつい立てでベッドの間を仕切らないのでしょうね。ポールの間にロープをつないでシーツをかけるだけでも大分違うと思うのですけど。次の記事のワシントンの病院みたいに。
↓ ↓ ↓
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9190/
コロナウイルスって、分散してたら先生のおっしゃるように「コロナウィルスは市中肺炎ウィルス「四天王」のなかでも最弱」なんですが、1ヶ所に集まるとアウトブレイクを起こす可能性ありますよね?個室で隔離されてるダイヤモンドプリンセスですら起きかけてるのに、こんな野戦病院みたいな仕切りゼロの臨時施設にいたら逆に肺炎をこじらせそうで怖いです。
この臨時施設で患者さんが不幸にも亡くなられたらこの後どうするのでしょうね。
10日間の突貫工事で完成させた病院はウイルスを飛散させないため、「一旦部屋に入ると中から出られない」「患者が死亡したら特設の焼却室に送る」工夫をしてるそうで、「病院じゃなくて強制収容所だ」「患者が死亡したら独自の焼却室に送る→×、患者は特設の焼却室に送られて死亡→◯」という声が上がってましたけれど……
ダイヤモンドプリンセスについてですが、現在隔離中の乗客の中に整形外科の先生がいらっしゃって、船内の様子をMedpeerのFORUMで報告してくれてます。その先生がダイヤモンドプリンセスのtwitterアカウントのリンクを貼って個室に運ばれてくる食事を紹介してました。
↓ ↓ ↓
https://mobile.twitter.com/qkrwyu1agmto7t5
さすが豪華客船。ごはんがとってもおいしそうです。
「死んだ豚は熱湯を怖がらない」とは、確か毛沢東の言葉だったように記憶します。その伝でいえば、この急造医療施設も、まさに「死んだ豚はウィルスに感染しない」の実践形のような気がします。日本人的にはタダタダ呆然とするばかりですが、中国のような、地大く、人多く、価値観多様の国では、このくらいの神経でないとやっていけないということなのでしょう・・・・
個人による感染防止策の徹底もインフル少ない要因ではあると思うけど、それは副要因です。だって、2020年1-2週目って日本じゃまだ新型コロナウイルスはあまり注目あびてなかったですから。3週目は日本国内で感染者が確認されて、武漢が封鎖されて、やっと話題としてホットになってきたけど、大多数の人にとってまだ対岸の火事だったでしょ。マスクが品薄になったのが、中国人観光客の爆買がSNSやメディアで拡散されたあとの4週目。
つまり、「まだ慌てる時間じゃない」時期からインフルは少なかったのです。
きちんと、ファクト確認をするべきではないでしょうか?
新宿会計士さんが「新型肺炎」「コロナウイルス」の記事をはじめて書いたのはいつでしょうか、読者の皆様がコメントに書き始めたのはいつでしょうか?1月15日以降(第3週)ではないでしょうか?ひょっとしたら第4週1月22日以降かもしれませんよね。記事タイトルでは1月24日が初出です。記事のなかで軽く触れているだけのものがあればそれがいつかはちょっとわからないのですが、このころ以前から新型コロナウイルス対策をしていた日本人は極めて少数派だったと思いますよ。
インフル低調のもっとも説得力のある要因は、1月の気象経過です。
http://www.jma.go.jp/jma/press/2002/03b/tenko2001.html
気象庁発表の1月の気象ですが、記録的な高温と、人口の多い本州太平洋側の降水量がやや多かったことが確認できます。
2月も人口の多い本州太平洋側は高温多雨傾向の予報です。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/pdf/pdf1/001.pdf
気象要因と現状の流行状況から考えると、インフルも新型コロナも低調に推移する可能性が高めです。
油断は禁物ですが、多少は安心できるかもしれませんね。
もし可能であれば、「肺炎」「コロナ」というワードが新宿会計士さんのブログのコメントで出てきた回数を、日付ごとのグラフにしてみたら面白いかもしれませんね。
ちなみに「グーグールトレンド」では、「コロナ」は1月19~25日に急上昇です。「肺炎」「武漢」も同じです。興味深いことに「海鮮市場」は12月29日~1月4日に少し上がって、次週は下がってから、再上昇します。「12月に武漢市の海鮮市場関係者に謎の肺炎が流行していたことを中国当局が隠していた」という第1報がでたときに「海鮮市場」を検索した人がいたということですね。わたしも、「第2のSARSか?でも魚やエビカニから肺炎のウイルスは人にうつらないよな?」と疑問に感じて検索しました。野生動物も扱われていると言うことで納得しつつ、「春節時期直前だしSARSのときと同じような対応を中国当局はしようとしていたのか」と呆れ果てたのをよく覚えています。
グーグールトレンドでなく、グーグルトレンドです、ごめんなさい。
「マスク」の検索は1週遅れの1月26日~2月1日に急上昇しています。
https://trends.google.co.jp/trends/explore?q=%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF&geo=JP
「手洗い」「感染防止」も同様ですが、「マスク」が一番顕著に急上昇しています。
この週から日本人の大多数が「マスク」と「手洗い」で「感染防止」をし始めたと、ほぼ断定できると思います。
一般のひとたちの行動というのはなかなか追跡しにくく数値化も難しいのですが、インターネットをうまく使うとはそういう分野でも、数字に基づく分析が可能になるという一例です。従来はドラッグストアなどのマスク小売数量などが数値データとしては有効だったのだと思いますが、即時性を考えると行動データの数値化としてはネットの検索数は良い指標になると思います。
コロナウイルスに過剰反応した結果インフルエンザが激減とか面白いです。
田舎に住んでますが先ほど買い物に行った所、先週末には山積みになっていたマスクが売り切れになってました、田舎は関係無いのかと思ってましたが甘かったですね…花粉症の人は大変かも
科学的思考の第一歩は、分からないことを分からないとして、そのまま認めることだと思います。その未知・無知の自覚が創造性を刺激し、この記事で会計士さんが試みているような、新発見・新発明につながります。ただ数値に基づけばそれだけで科学的かといえばそうでもなく、世の中には数値で誘導し嘘をつく人がゴマンといますので用心が肝心です。
それはともかく、一方では、今回の新型コロナウィルスのような、人に恐怖をもたらすものの場合、未知・無知を認めると不安が生じます。殊に、科学的思考に不慣れな人・情報から疎外されている人はそのような不安を抱きやすいでしょう。未知・無知の段階で、そのまま情報公開すれば大衆の不安を煽りかねません。ですから、危機時の情報公開は難しいです。とはいっても、あらためて実感するのは、一般大衆の情報に対するリテラシーが向上している現代にあっては、とにかく迅速かつ、ありのままに情報公開するしかないということですね。特に悪い情報であればあるほど、です。
極論です。
人が死ぬのは当たり前です。
冬場の寒い時期、夏場の暑い時期に、大体年寄りは、死にます。
ある意味、自然なことだと思います。
これから、医学の進歩で、死なない方法が増えるでしょう。
その上、健康な状態が長くもなるでしょう。
自然に人間が死ぬのは、段々と難しくなります。
あなたが、簡単に死ななくなります。
長生きしたい人も居れば、もういいやという人もいるでしょう。
今から考えておいたほうが、いいと思います。
私は死ぬ間際に、人工呼吸器をつけられるのは、いやです。
インフルエンザにかかる国民が少ないことは、実に喜ばしいことです。
自分は『マスゴミ陰謀論』の病にかかっていますので、マスゴミが採るであろう最悪の手段を常に考えてしまいます。
つまり、『インフルエンザをこじらせて肺炎で死亡』という患者まで、『武漢肺炎で死亡した!』とマスゴミが喧伝したとなれば、日本はどうなるでしょう?
『アベガー』を連呼する勢力はここぞとばかり、安倍政権を責め立てるでしょう。世界のメディアも、日本をシナと同列視して日本を閉鎖対象にしようとするでしょう。
こうなれば、日本は中共と肩を並べて沈没する運命でしょう…
(何か、パヨクに悪知恵を与えているような気がしますが…)
市販のマスクは確かに、インフルエンザや他の疾病から防御する能力は薄いでしょう。
ですが潜伏期間で、これといった疾病の自覚がない時に、周囲の人々に感染症をうつす危険性はそれだけ減ることになります。
自分はマスクの有用性を否定するものではありません。
久しぶりに投稿します。
「コロナウイルス」情勢について、私は「一刻も早い中国との隔離」をすべき、との意見でしたし、今もその考えに変わりありません。理由は以下のとおりです。
まず、ウイルスによる致死率はともかく、新型との情報であったこと、武漢の医師の方々からの「現場からの、生の、逼迫した、パンデミックを窺わせる」SNS発信があったこと、さらにそれに対する中国共産党独裁政権による言論封殺、発生源である武漢近郊に軍関連のウイルス関連の研究施設が存在すること等の情報は今年初めには把握されていました。すなわち、その時点で少なくとも「国内に持ち込まれたらどんな悪影響を及ぼすか全く予測が不可能なウイルス」だったわけであり、国民の命の保護を最優先に考えれば、1月初めには「最近の武漢渡航・滞在歴のある外国人の入国禁止」、さらに1月下旬には「中国全土に渡航・滞在歴のある外国人の入国禁止及び在中日本人の帰国支援」という措置をすべきだったと思われます。
これは中国人差別でもないし、経済活動への過度の悪影響をもたらす愚策でもない(とはいっても、勿論、経済的に中国べったりな現時点では甚大な悪影響があります)と思います。他の諸国では実際に中国全土を対象として入国制限を課すところが複数存在しており、距離的に近く、かつ人的往来が活発な日中関係を鑑みると、寧ろわが国が率先して上記の対応を取るべきだったことを裏づけるものと思われます。
国際的な疾病予防対策で鉄則とすべきは「疑わしきは罰する」ではないでしょうか。まして相手は中国共産党独裁政権です。これを契機にわが国にどんな謀略を仕掛けてくるかわかったものではありません。日本政府が考えるべきことは国民の安全が最優先であり、次に中国から経済的に(政治的にも)距離を取っていくことではないでしょうか。今回の新型コロナウイルス問題は、そのことを考え、推進していく良い契機ではないか、と思う次第です。勿論、習近平国賓招待など益々言語道断です。
うーん。思うんですが、そういう意見をお持ちなら、ぜひとも野党の国会議員の先生に
「あんな桜を見る会なんてものの追及なんてくだらないものをやってる暇があったら、安倍政権の新型肺炎に対する対応を国会で追及してください!!なんで中国人や中国への全面渡航制限をもっと早く行わなかったとか!」
陳情してみてはいかががでしょうかw
サクラサク、その前に桜で散る。
「新型コロナ」はとても怖いです。
インフルエンザは罹って1週間、熱が下がってから3日で治癒、と言われています。
受験はそのリスクを踏まえ、私立または国立の2,3の大学学部を受けられないことは有り得ると思っていましたが、
新型コロナは「2週間」隔離になり、
後半の私立受験は全て、国立前期もだめ、とかの可能性が出てきます。
或いは国立前期後期両方、とか。
「健康観察」の「濃厚接触者」も受験できないんですよね?
高校受験だと、私立及び公立が受験できなくなる可能性もありますよ。
受験生(とその親)には、インフルより怖いです。
受験生の親様
今受験シーズンに限ってのはなしですが,ご心配は全くの杞憂と言えるでしょう.ダイアモンド・プリンセス号の状況を見ておわかりかと思いますが,このウイルスの感染を確定するためには今のところPCR反応による検査に頼るしかなく,この検査に余力を割ける施設が全力を挙げても1日に100件程度しかこなせないようです.他にも武漢からチャーター機で戻られた方々の検査もありますしね.したがって,市中で疑わしい肺炎患者が続出するというような事態にでもならない限り,各都道府県の検査施設にも必要な検査材料を配布して,これをやりましょうということには当面なりません.つまり,仮にこのウイルスに感染したとして,受験不能になるほどの重体でないにもかかわらず,指定感染症患者として隔離されるとか,外出制限されるといったことは,この受験シーズンの間には起こりえないということです.
ただ.一般常識として,受験を控えて人混みに行くなんてことは避けたいし,家人も外から帰れば手を洗う,呼吸器症状があれば屋内でもマスクを装着し,できるだけ受験生と距離を取る等の気遣いは必要でしょうね.
結局、新型コロナウイルスの本邦での流行は認められないのですよね?そこら辺の病院で何のウイルスか判別できない肺炎(新型コロナの疑い)が多発しているという報道も無いし。潜伏期間がと言っても随分前から中国では発生していたし中国人さんも多くの方が来日してるわけだし。都合よく症状の軽い人だけで表に出てこないってのも無いだろうし。コロナウイルスより花粉症の方が自分には問題なので騒ぎ収まらないとマスク入手できないので困る。
毎年毎年、周りがインフルエンザにかかり超迷惑。
さっさと予防注射して、手を洗い、免疫あげる生活にせよ!
日本人ならば、幼少の頃から啓蒙されてることなのに。
日本のTVでは「毒性の強いウイルスは感染力が弱い。毒性の弱いウイルスは感染力が強い。」とかの常識論が繰り返し報じられています。でも、この常識は自然発生のウイルスであるということが前提じゃございません?このウイルスが人工的なものだとすれば、この常識には拠れません。私以外の方の不安も、そこじゃございません?
WHOのごたくは横に置いて、彼らのスポンサーである中国でも、共産党政権の危機すら顧みず都市封鎖を次々と行っています。フランス、アメリカ、イギリスの逃げ足の速さは、この疑惑を裏打ちしているように私には見えます。(彼らは情報を持っているのじゃありません?)
これが人工的なものとして、武漢のウイルス研究所?が意図的に流出させたとは考えられない。が民族の衛生意識からの行動がウイルスを流出させたことは充分考えられます。
なので、習近平さんはこの報を聞くや否や、武漢市の閉鎖を決定したと私は思っておりますの。
人工的なウイルスが開発途中のものであるとすれば、毒性、感染力とも開発者にとっても未知のものであるはずです。ワクチンや治療薬が準備できてるとは思えません。
たしかに、パニックには意味がない。がしかし、未知のものには、それが既知のものになるまでの警戒は必要だと思いますのよ。
さて、私ね、今回の事で一番腹を立てているのは、日本政府の対応です。準備不足はしかたないにしても、この危機感のなさや覚悟不足は、憲法改正以前の問題だと思っておりますのよ。
安倍総理個人に全てを期待するのはムリにしても、担当大臣である加藤氏については顔も見たくありません。
>WHOのごたくは横に置いて、彼らのスポンサーである中国
WHOの予算の予算の多くがチャイナマネーで賄われているような事実は存在しません。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hakusyo/04_hakusho/ODA2004/html/siryo/sr3320012.htm
>WHOの予算は2年制であるが、活動の財源は、加盟国の義務的分担金(各国の分担率は国民所得等に基づいて算定される国連分担率に準拠)により賄われる通常予算(Regular Budget)と、加盟国及びUNDP、世界銀行等の他の国際機関からの任意拠出に基づく予算外拠出(External-Budgetary Contribution)からなっている。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/un.html
順位 国名 分担率(%)分担金額(米ドル)
1 アメリカ合衆国(米国) 22.000 6億7,860万
2 中華人民共和国(中国) 12.005 3億3,680万
3 日本 8.564 2億4,020万
これだけだと一見、チャイナパワーは無視できないという印象をお持ちになるかも知れませんが、
>加盟国及びUNDP、世界銀行等の他の国際機関からの任意拠出に基づく予算外拠出(External-Budgetary Contribution)
これについては、
https://www.who.int/about/finances-accountability/reports/A72_INF5-en.pdf?ua=1
>Voluntary contributions, by fund and by contributor
China 6,315,132 $ (カナダより低い)
Japan 86,516,036 $
USA 281,063,159 $
UK 205,262,406 $
ROK 28,062,789 $
と、いかに中国はWHOに貢献していないかがわかります。
さて、それなのになぜ中国がWHOに影響力を持ち得るのかと言えば、「トップをねらえ」だからですw。
国際機関の長は、慣習的に先進国の人間が就かないことになっています。潘なんとかみたいに。
テドロス事務局長(エチオピア人)はまずエチオピア自体がチャイナマネーにやられており、更には個人的にもやられているかどうか捜査すべきでしょうね。
辞任を要求する声が出ているようですが、今回の不手際で、UN、WHOが自浄努力を発揮できるかどうかw
まあ今までの例では前国連総長が任期を全うしたことから望み薄なんですが。
悪し様に言われてWHOの末端で命をかけて頑張っている人たちがかわいそうな気がします。