訪韓日本人と訪日韓国人の逆転と「大停滞時代」の予感
昨日、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、『訪韓日本人観光客数が訪日韓国人観光客数上回る』という記事が掲載されました。一瞬、「何をいまさら記事に仕立てているのかな?」とも思ったのですが、確かに切り口としては面白いと思います。そこで、本稿では中央日報の記事に着想を得て、日韓双方の観光統計が手に入る2003年以降のデータを合算して分析したところ、2019年8月に訪日韓国人がガクンと落ち込んでいることが、あらためて確認できます。ちなみにこの落ち込みはリーマン・ショックや東日本大震災などのショックをはるかに凌駕するものですが、これをもって日韓は「大停滞時代」に入った可能性があるといえます。
2019/12/30 10:40追記
本文中、「(A)-(B)」のプラスマイナスの説明が逆転していましたので訂正しています。匿名のコメント主様、ご指摘大変ありがとうございました。
目次
観光客動向
「2020年4000万人目標」を撤回すべき理由
当ウェブサイトでは、日本政府が掲げている「2020年4000万人目標」(2020年までにインバウンド外国人観光客を4000万人にする、という目標)に対しては、かなり以前から否定的です。
実際、日韓関係が現在ほど悪化していなかった2017年8月18日付で掲載した、『日本政府は「訪日客4000万人目標」を撤回せよ!』という記事のなかで、この趣旨のことを主張したのですが、これはおもに、
- 特定国に観光収入を依存することのリスク
- 4000万人という「数字」が独り歩きするリスク
という2点から、「4000万人という数字ありき」ではなく、無理のない目標を建てるべきだと述べたものです。また、あわせて観光政策を優先するあまり、入国管理がおざなりになってしまっては本末転倒である、とも申し上げました。
ただ、残念ながら日本政府は現時点においても、「2020年4000万人」目標を撤回しておらず、それどころか、ますますビザの緩和などの措置を講じています。
実際、一部の国の出身者は、日本に観光ビザなどで入国して来て難民申請をし、そこから日本国内で就労し、事実上、日本国内に拠点を作ってしまうという事例もあったようです。
『最新版・2018年5月の観光統計を読む』で触れた話題ですが、民主党政権下にあった2010年3月以降、わが国では「難民申請を行った6ヵ月後から認定手続きが完了するまでの間、就労を認める」という措置が取られていました。
これについては安倍政権下でやっと2018年12月になって廃止されたのですが(下記記事参照)、逆にいえば、「とりあえず観光ビザでも何でもよいから日本に入国し、そのまま難民申請して半年間働いて帰国する」、といった事実上の不法就労が可能だったのです。
法務省、難民申請6カ月後の就労許可を廃止 申請者の6割は収容施設へ?(2018年1月12日(金)18時23分付 ニューズウィーク日本版より)
いずれにせよ、観光客の誘致という目標は非常に良いのですが、「人数」が独り歩きすると、入国管理上、好ましからざる入国者が増えるというリスクをはらんでいることを忘れてはならないでしょう。
韓国人入国者の急減により、リスクは顕在化した
さて、当ウェブサイトですでに2年以上前の時点で報告していたのが、
「特定国からの入国者が増え過ぎると、その国との関係が悪化したら、その国が『ノージャパン運動』などを仕掛けることで、日本政府を揺さぶってくる可能性がある」
というリスクです。
(※といっても、当時、当ウェブサイトはまだ月間のページビュー(PV)数が10万件程度に過ぎませんでしたし、こうした提言がどの程度、社会に受け入れられたのかはわかりませんが…。)
このリスクは、2010年にレアアース禁輸を打ち出すことで日本の産業を揺さぶった中国を念頭に置いたものですが、現実には思わぬ形でこうしたリスクが顕在化しました。といっても、減少したのは中国人観光客ではなく、韓国人観光客でしたが。
このため、『訪日外国人・韓国人だけが激減も、現状の影響は限定的』などでも報告したとおり、日本政府観光局(JNTO)が発表する『訪日外国人統計データ』によると、韓国人の入国者数が2019年8月以降、前年同月比で大きく減少するという現象が続いています(図表1)。
図表1 訪日韓国人数・4年分の月次推移
(【出所】日本政府観光局(JNTO)『訪日外国人統計データ』より著者作成)
いちおう、実数でも示しておくと、次のとおりです。
- 7月…561,675人(▲-46,278人、▲7.61%)
- 8月…308,730人(▲-285,211人、▲48.02%)
- 9月…201,252人(▲-278,481人、▲58.05%)
- 10月…197,300人(▲-373,876人、▲65.46%)
- 11月…205,000人(▲-383,213人、▲65.15%)
(※ただし、10月と11月については速報値です。)
これについて、非常に幸い(?)なことがひとつあるとしたら、もともと韓国人観光客の1人あたり旅行支出がほかの外国人と比べて際立って低いため、日本の旅行収支に与える影響がさほど大きくない、という点にあります。
観光庁が10月16日付けで公表した『訪日外国人消費動向調査』(※PDFファイル)によると、「訪日外国人1人当たり旅行支出」(2019年7-9月期・速報値)は、次のとおりです。
訪日外国人1人当たり旅行支出(2019年7-9月期・速報値)
- 韓国…85,421円
- 台湾…116,876円
- 香港…155,690円
- 中国…209,168円
- 英国…177,330円
- フランス…252,117円
- 米国…197,979円
- オーストラリア…215,419円
(【出所】観光庁『訪日外国人消費動向調査』P3)
しかも、これを「レジャー支出」に限定すれば、韓国人の支出額は65,749円にまで下がります(同レポートP5)。すなわち、韓国人ビジネス客などの支出が韓国人入国者全体の旅行支出額を押し上げていると想定されます。
ただし、韓国人観光客の1人あたり旅行支出額が(65,749円ではなく)85,421円だったとしても、昨年の入国実績に近い750万人を掛ければ支出額全体は年間6407億円であり、決して少額ではないにせよ、外国人の国内消費額全体(4~5兆円)に対して10%少々に過ぎません。
このため、先日当ウェブサイトで報告したとおり、韓国人入国者の急減は、結果的にはわが国の経済に対し、現在のところ、見た目ほどの影響は与えていないとの仮説を立てて良いでしょう。
相互訪問の「日韓逆転」現象
「日韓の訪日者数逆転」を取り上げた中央日報
さて、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に日曜日、こんな記事が出ていました。
訪韓日本人観光客数が訪日韓国人観光客数上回る(2019.12.29 08:51付 中央日報日本語版より)
中央日報は、
「8月以降に韓国を訪問する日本人観光客数が日本を訪れる韓国人観光客数を上回ったことがわかった」
と、さも新しい事実が判明したかに見えますが、実際には、訪日韓国人数は日本政府観光局から、訪韓日本人数は韓国観光公社から、それぞれすでに公表されているものであり、個人的にこの記事を読んだ瞬間の第一印象は、「何を今さらこんなことを記事にしているのか」、でした。
ただし、冷静になって思い返してみると、中央日報の「日韓の相互往来の逆転」という視点は、なかなか興味深いと思います。
幸い、当ウェブサイトでは訪日韓国人、訪韓日本人いずれのデータについても『訪日外国人・韓国人だけが激減も、現状の影響は限定的』と『韓国訪問日本人の急減は「セルフ経済制裁」の可能性』で相次いで取り上げていますので、データ自体は存在しています。
そこで、さっそく「(A)日本を訪れた韓国人(韓→日)」、「(B)韓国を訪れた日本人(日→韓)」、「(A)-(B)」、「(A)+(B)」を計算し、グラフ化してみたものが、次の図表2です。
図表2 日韓往来の状況(2003年1月以降)
(【出所】日本政府観光局『訪日外国人統計データ』および韓国観光公社『韓国観光統計』より著者作成)
ここで「(A)+(B)」は、日韓の相互往来の合計値ですが、「(A)-(B)」については少々解説が必要かもしれません。
「(A)-(B)」がプラスマイナスになっていたら、「韓国を訪問する日本人の人数が、日本を訪問する韓国人の人数を上回っている」という意味であり、マイナスプラスならば「日本を訪問する韓国人の人数が、が韓国を訪問する日本人の人数を上回っている」という意味です。
こうやって改めて調べてみると、なかなか面白いですね。個人的には、「昔は日本が先進国で韓国が発展途上国だったから、韓国に観光で訪れる日本人が圧倒的に多かったはずだ」と思い込んでいたのですが、実際にグラフ化してみると、また違う姿がみえるからです。
とくに2000年代前半までは日韓の往来人数、つまり「(A)+(B)」のトレンドはさほど変わらず、その反面、「(A)-(B)」の値はプラスになったり、マイナスになったりしています。
「観光ビザ免除措置恒久化」は2006年3月以降
さて、日韓の相互往来を考えるうえで、ひとつの要素は、2006年3月に日本政府が韓国人に対する観光ビザ免除制度を恒久措置化させたことがあります。
韓国人に対する短期滞在査証免除措置について(2006年2月6日付 外務省HPより)
素人考えだと、「2006年以降、日本を訪れる韓国人が急増し、(A)-(B)がプラスに転じたに違いない」と思ってしまいそうなものです。
しかし、先ほどの図表2にあるとおり、現実のデータを見てみると、意外なことに、この2006年3月の「韓国人に対する観光ビザ免除措置」導入にも関わらず、日本を訪問する韓国人の人数が顕著に増加した事実は確認できません。
「(A)+(B)」の値はジリジリと増え続けている一方で、むしろ(訪日韓国人ではなく)「訪韓日本人が」急増しているのであり、それにともない(A)-(B)の値が(プラスではなく)大幅なマイナスに転じているのです。
「韓流ブーム」の影響でしょうか、この時期は多くの日本人が韓国観光を楽しんでいたようであり、実際、訪韓日本人は2009年から4年連続して300万人の大台を超え続けていました。
訪韓日本人(2009年からの4年間)
- 2009年…3,053,311人
- 2010年…3,023,009人
- 2011年…3,289,051人
- 2012年…3,518,792人
(【出所】韓国観光公社『韓国観光統計』より著者作成)
これに対し、訪日韓国人は2010年と2012年に200万人を超えているものの、2009年と2011年は200万人を割り込んでいます。日本政府がビザ免除措置を恒久化したため、韓国人が日本を訪問しやすくなったにも関わらず、です。
訪日韓国人(2009年からの4年間)
- 2009年…1,586,772人
- 2010年…2,439,816人
- 2011年…1,658,073人
- 2012年…2,042,775人
(【出所】日本政府観光局『訪日外国人統計データ』より著者作成)
※もっとも、2009年はリーマン・ブラザーズの経営破綻(2008年9月)に端を発する世界的な金融危機の翌年で、2011年は東日本大震災があったときであるという、それぞれ特殊事情があるため、その点については割引く必要がありますが…。
トレンドは逆転する
ただ、このトレンドが明確に逆転したのは、李明博(り・めいはく)韓国大統領(=当時)による日本に対する侮辱事件が発生した2012年8月です。
李明博元大統領は2012年8月、わが国固有の領土である島根県竹島に不法上陸したうえ、天皇陛下(現在の上皇陛下)を公然と侮辱するという事件が発生し、野田佳彦首相(当時)が送った親書を郵便で送り返すという無礼を働きました。
韓国、野田首相親書を書留で郵送 返却拒否受け(2012/8/23 20:27付 日本経済新聞電子版より)
日本人は温厚な民族ですが、やはり、公然と無礼を働かれた場合には、「スイッチ」が入るようです。
実際、日本人の対韓感情は2012年以降、急激に悪化していることが確認できますし(『【速報】「韓国に親しみ感じない」が初めて7割を超過』)、また、訪韓日本人の人数が2012年9月以降、顕著に減少していることが確認できるからです(図表3)。
図表3 訪韓日本人・月次推移(2011年からの3年分)
(【出所】韓国観光公社『韓国観光統計』より著者作成)
つまり、訪韓日本人は2012年8月の「李明博事件」によって大きく減少したといえるのですが、その後、訪韓日本人数は2018年(つまり昨年)まで、300万人を超えることはありませんでした。
(※もっとも、今年、つまり2019年に関しては、訪韓日本人数は11月までの速報値ベースで300万人を超えていることが確認できますが…。)
輸出「規制」後の日韓関係
「輸出『規制』」はトレンドの変曲点だった?
さて、先ほどの図表2は対象期間が少し長すぎるので、ここで野田佳彦前首相が退陣し、安倍晋三総理が再登板する前後の2012年11月以降に絞ってグラフを書き直したものが、次の図表4です。
図表4 日韓往来の差分(2012年11月以降)
(【出所】日本政府観光局『訪日外国人統計データ』および韓国観光公社『韓国観光統計』より著者作成)
いかがでしょうか。
第二次安倍政権の発足(2012年12月以降)後、しばらくは訪韓日本人(A)と訪日韓国人(B)の人数が均衡していたのですが、2014年末頃から、両者の差分(A-B)が顕著に大きくなり始めたことが確認できると思います。
そして、先ほども紹介したとおり、この「A-B」が、2019年8月に入り、突如マイナスに転じました。
日韓の相互往来の合計値、つまり「(A)+(B)」が、2019年8月にガクンと不自然な落ち込みをしていることが確認できると思います。ちなみに先ほどの図表2でも、東日本大震災の翌月である2011年4月にガクンと落ち込んでいることが確認できますが、2019年8月の落ち込みはそれ以上です。
理由はもちろん、日本政府が7月1日に発表した、韓国向け輸出管理の適正化措置にあります。
具体的には、韓国側が日本政府による対韓輸出管理適正化措置(『総論 対韓輸出管理適正化と韓国の異常な反応のまとめ』等参照)を巡り、勝手に自称元徴用工問題と結びつけ、「輸出規制」だの、「貿易報復」だのと大騒ぎしているのです。
(※もっとも、日本政府の措置が「報復措置」だと勘違いしている人たちが韓国側だけでなく日本側にもいますが、日本の措置が経済制裁でも対抗措置でもないことについては、『輸出管理の「緩和」を「対韓譲歩」と勘違いする人たち』などでしつこく注意喚起したとおりですので、本稿では繰り返しません。)
いずれにせよ、韓国が「輸出『規制』」だ、「貿易報復」だと大騒ぎしている措置が導入されたことは、2012年8月の「李明博事件」により日本人が韓国旅行からそっぽを向くという「トレンドの変曲点」に続く、もうひとつの「トレンドの変曲点」なのかもしれませんね。
日韓交流は「1000万人時代」から「大停滞時代」へ?
はなしをまとめましょう。
日韓双方の交流に関するデータが整っている2003年以降で眺めると、日韓交流は大きく4つの局面に分けられれます。
第1期:日韓交流がさほど活発でなかった時期(~2007年頃まで)
日韓相互往来は400万人前後(訪日韓国人は200万人未満、訪韓日本人は300万人未満)
第2期:日本で韓流ブームが発生していた時期(2008年~2012年8月)
日韓相互往来は500万人前後(訪日韓国人は200万人前後、訪韓日本人は300万人超)
第3期:安倍政権「ビジットジャパン」以降(2014年1月~2019年7月)
日韓相互往来は500万人からいっきに1000万人に(訪日韓国人は200万人台から一気に700万人超へ、その一方で訪韓日本人は200~300万人で安定)
第4期:輸出「規制」以降(2019年8月~)
日韓相互往来は、再び400万人~500万人時代へ?(訪日韓国人は一気に第1期並みの200万人前後に減少か?)
もちろん、2019年8月以降の「ノージャパン」運動による訪日韓国人の減少がいつまで続くのかについては、現時点で断定することはできませんし、これから再び訪日韓国人が増えるという可能性は否定できません。
しかし、むしろ「第3期」の訪日韓国人の急増自体が一種のバブルのようなものである、という考え方もあり得ますし、また、『韓国のLCCの大幅減便と「発着枠のU/Lルール」』でも報告したとおり、減便が続けば、韓国の航空会社が発着枠を再び増やすことは困難です。
このように考えていくならば、韓国LCCの経営状態次第でもありますが、韓国人観光客がある程度回復するにしても、さすがに2018年の7,538,952人という状況にまで戻す可能性がどこまであるのかは疑問です。
最悪の場合、日本の観光業は、「大停滞時代」の到来を覚悟しなければならないかもしれません。
むしろ好都合でしょう?
ただし、冷静に考えていけば、日韓の「大停滞時代」の到来は、地政学的見地からはむしろ好都合です。というのも、ごく近い将来、朝鮮半島が大混乱に陥る可能性は、かなり高いからです。
その「諸悪の根源」は、いうまでもなく文在寅(ぶん・ざいいん)氏という「韓国版・鳩山由紀夫」(あるいは「北朝鮮のエージェント」)の存在です。
文在寅政権がこのまま任期を全うするのか、それともどこかで韓国人ご自慢の「第二次ろうそく革命」が発生して文在寅氏が政権から引きずりおろされるのかは知りません。
しかし、文在寅政権が継続すれば、(ドナルド・J・トランプ大統領が続投するかどうかにもよるものの)米韓同盟はかなり弱体化するであろうことは間違いないと思いますし、とくに2022年までに戦時作戦統制権が韓国に返還されれば、それによって米韓同盟解体は加速されるでしょう。
一方、何らかの事情(「ろうそく革命」や軍事クーデターなど)により文在寅政権が倒れた場合には、韓国でさらに大きな混乱が生じ、終戦直後に多くの韓国人が日本に不法入国したように、大量の韓国人が就労・永住等を目的に日本にやってくる可能性があります。
こうしたなか、韓国人観光客需要が年間200~300万人程度に低迷すれば、日本政府内でも「韓国国民に対する観光ビザ免除の恒久化措置の撤回」あるいは「観光ビザ免除措置の厳格化」を決断しやすくなります。
その意味では、来年以降も韓国側で「ノージャパン運動」が継続するのかどうかについては、朝鮮半島情勢と並んで慎重に見極めていく価値はあるでしょう。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
ツイート @新宿会計士をフォロー
読者コメント一覧
※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。
やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。
※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。
※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。
当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。
コメントを残す
【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
この記事でまず頭に浮かんだのは「トランジット」
新宿会計士さまのブログは過去記事チェックが重要というのはスワップ関係で痛感しましたので、早速確認しました。今年4月に記事ありましたね
https://shinjukuacc.com/20190402-01/
このところの訪韓日本人減でトランジット客はどうなってるのでしょう。
トランジットのお客さんには、日本の都会在住で安くて便利な(一応)仁川トランジットを選ぶという人ももちろんいるのでしょうが、それ以上に日本の地方空港から韓国を経由して目的地の第3国へというのが多いんじゃないかと推測します。
そう言った地方在住海外旅行客にとって、不買運動からくるLCC減便はもろに影響あるのではないでしょうか。
不買運動の始まりは今年7月。それで韓国人客の日本来訪が減り出したのは8月、日本人訪韓観光客が減少しているのは10月から11月。。。
もちろん日本の韓国渡航不買が遅れ馳せながら本格化してきたという一面もあるでしょう。ただ、それより単純に日本環境客のトランジットの足が奪われた可能性も考慮したいです。
トランジット客の合間観光を推進するという韓国の政策によってトランジット客と観光客の区別がほぼできなくなって実態が掴めないのはきついですね。
個人的選択なので統計とは異なると思いますが,格安航空券で旅行する人達(私を含めて)は結構いると思います。検索すると,最安のほうに出てくるのは,アシアナ航空とか,中国東方航空のような中国系LCCが多いと思います。それより2割くらい高い価格帯に,大韓航空とか,キャセイパシフィックとか,アエロフロートとか,中東系航空会社などが出てくるでしょうか。時期と方面によっては東南アジア系とかジェットスターとかも。
かなり先の韓国旅行を予約する気は,今はしませんが,トランジットだけならアシアナでもいいかな,と思ったりもします。実際,使う人もそれなりにいると思います。個人的には「アシアナ潰れないで頑張ってね」と,内心応援しています。
貧乏人の意見ですいません。大阪に行くのに成田発のLCC(新幹線の半額くらい)を使うくらい貧乏なので。
日本の地域特性として弧を描く地形とその弧の内側は日本海側で、特に冬季はドカ雪に閉されると言うウィークポイントがある。従って朝鮮半島南端ぐらいに(あちらは降雪がほとんどない)空港のハブがあって日本全土の(やや過大に作り過ぎてしまった地方空港からの)トランジットを受け入れて貰えるならばそれは理想的な海外と日本、日本の南←→北交通の結節点となり得る可能性がある。
このモデルに従うならば、韓国は地の利を活かして朝鮮半島南端(の東端辺り)に日本人用国際ハブ空港を作って、チマチマと「トランジット観光」などを当て込まずに、空港使用料と発着時の給油と整備、機内食などの供給をしてればそれだけで(韓国人の何かとは全く別の)「駐車場の地主」の様な格好だけでも巨万の富が勝手に入ってくる。機内食調理や急病人の病院、給油も自国民向けや自国の用向きとは全く別個にニーズを掘り起こせる。むしろそんな便利過ぎるハブ空港に凡ゆる日本の飛行機利用のお客の大半が行く「乗り換え駅」に成ればあまりにも影響が大き過ぎて日本の国家戦略上安全保障上「頼り過ぎ」に陥るほど。
だが韓国はその潜在ニーズを掘り起こすよりも仁川空港と言うソウル近郊(朝鮮半島中央部で西端)の自国にとってだけ好都合な空港を「使え使え」と呼び込んでいる。そしてみみっちく「トランジット観光」を訪韓外国人観光客」とカウントして「増えた増えた」と言っている。しかも仁川はソウルより更に北部であり、それだけ北朝鮮軍事境界線とも近い危険な地域でもある。
「どうすれば商機を掴めるか、どう言う潜在ニーズを掘り起こすか」と言う視点が無い朝鮮半島なので日本は余り航空機需要が高いとは言えない。その間に新幹線やリニアモーターカーなどの技術が余り国外への売り込みも成果を上げていないのに着々と進化して来た。また安全保障上のリスクになる程朝鮮半島の「ハブ空港」に頼る現状になっていない。
半島関係者が自発的に日本に近寄らないのはたいへん好ましいことです。世界人口の3分の2は極東から南アジアに集まっています。製品であれサービスであれ、メインターゲット市場を北米でも欧州でもなくアジアに絞ることは企業戦略として自然でしょう。アジアの新興国には雪は降り積もりません。雪はキラーコンテンツですよ、何年も昔当方の友人はさらりと言ってのけていました。北海道が外国人で溢れるようになるまえの話です。他に替えようがのない観光資源として雪国のみなさまは台頭するアジアの中間層に不便でなく快適かつエキゾチックな雪のある生活をもっとアピールするべきと自分は思います。注=温泉は一般的にどの国のひとにも受けません。水着着用式温水プールを併設するのは効果がありそうです。
更新ありがとうございます。
韓国からの訪日客が減る、、嬉しい事じゃないですか(笑)。昨年度の750万人をピークに、今年500万人、来年度250万人ぐらいに減ってくれたら、万々歳です。
訪日中の消費金額が6万円程度なら、他の仏、米、豪等に「ジャパン ビジット キャンペーン」で増やせば良い。来年訪日4,000万人も要らない。2025年大阪万博なら可能性は大です。期間が長いので。
また韓国へのビザ免除プログラムも、客数激減なら、丁度良い。15日に短縮し、更に1年後ゼロまで持って行きましょう。
韓国の「日本人向けのトランジット専門空港」という意見は初耳ですが、その日本人客は何処に行かれるのでしょうか?中東、米国・カナダ、欧州、南米かな?
途中で着陸するだけで、使用料取られ、補給する燃料も純正品なのかどうか怪しい(笑)韓国に、着陸するメリットは無いです。
1回航路から外れると、およそ1時間のロスは最低あります。商魂逞しい韓国なら何か買えとばかり、2時間ぐらい平気かもしれない。
確かに日本出発時に、燃料を半タン(満タンの半分)にしておけば、機体は軽くなり、燃費の節約になります。しかしそれは日本の国交省や世界の民間航空協会が、トラブルによる代替空港までの飛行できる燃量を勘案し、認められない。二重も三重も安全性第一です。最悪の事態に備えて、許しません。
韓国のLCCが大ピンチですが、日本の地方空港も、この際国際線を撤去されてはいかがか。韓国便無くなったら国際線ゼロ、なんてもともと需要が低過ぎるわけで、出入国業務や保健疾病等の職員も無駄ですね。
私は日本のハブ空港は成田、羽田、関空だけで良いと思う。次いで札幌、中部、福岡、那覇が中距離を、残りの地方空港はアジアの短距離専門で尚且つ年間200万人以上の利用者がある(国内便含む)空港だけで良いと思います。
200万人とはいい加減な数字ですが、1日で割ると5,000人強。失礼ながらその程度ならわざわざ「ウチにも国際線が欲しい」では無く、ハブか中規模に行って貰う方が選択肢が増えて良いと思います。
日韓の政府間はギクシャクしているが「一般日本国民は韓国が大好きだ」って信じたい願望の表れに過ぎないのではないでしょうか?
匿名さま
まこと仰せのとおり、韓国が日本産業と日本経済の庇護失くしては2020年代世界から脱落することを心から恐るるあまりに「日本ラブ」を繰り返し「ユスリ・タカリ」にいそしむ韓国国民願望といくらかの違いがありこそすれ。
新宿会計士さん、もしかしてこの部分記載が逆ではないでしょうか?
>「(A)-(B)」がプラスになっていたら、「韓国を訪問する日本人の人数が、日本を訪問する韓国人の人数を上回っている」という意味であり、マイナスならば「日本を訪問する韓国人の人数が、が韓国を訪問する日本人の人数を上回っている」という意味です。
A:韓国人
B:日本人
A>B (韓国人の方が多い)の時はプラス
A<B (日本人の方が多い)の時はマイナス
匿名のコメント主様
>新宿会計士さん、もしかしてこの部分記載が逆ではないでしょうか?
ご指摘のとおり、誤っていました。さっそく修正いたします。貴重なご指摘、本当にありがとうございます。
引き続き当ウェブサイトのご愛読とお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
29日の関西国際空港はASIANAカウンターがかなり混んでました。見るとほとんどが日本人です。たまに韓国語が聞こえてきますが、日本で暮らしているような話をしていました。
小生のようにクリスマス休暇を挟んで日本に旅行に来る韓国人は今年はあまり見当たらないようです。
しかし、今年の韓国は暖かい。今朝は4℃でした。いつもなら氷点下なので体調を崩しそうです。
駄文にて失礼します。
韓国も暖かいのですね。この冬は日本も暖かいです。九州なら厚手のジャンバーと長袖シャツ・レギンスで過ごせます。
年明けから寒くなるかもしれませんが、このまま春が来て欲しいです。
日本に帰られてたのですね。体を大事にして、よいお年をお過ごし下さい。
確かに興味深い切り口、視点でした。
特に急減したといわれる現状があくまで5年前と同程度というあたりは意外です。
こうして見ると、2015初頭以降なぜ韓国側が急増しているのか気になりますね。
ざっと見たところ2014/12以降のイベントとしては、第三次安倍内閣成立、ギリシャ問題、ISISなどが話題だった時期ですが、いまいちきっかけがわかりません。
4月の落ち込みはMARSの影響かなというのは思いつきますが。成田の第三旅客ターミナルの稼働開始なども4月ですが影響してたりするんでしょうかね。
単純にドル円が円安に大きく振れた時期ってだけかもしれませんが、それだと右肩上がりで続いた理由がわからないんですよね。
「2020年4000万人目標」は、3000万人の目標達成が予定より早かったため、出て来た目標です。
私は、達成出来なくても良いので、目標を撤回する必要は無いと思います。観光日本の看板と言う事で良いのでは。
日韓の渡航者については、今くらいの数字で落ち着くんではないかと思います。単純に人口比で言えば、韓国人の方が2倍日本に来ている事になります。
日本から韓国に行く人の多くに、里帰りを目的とする人がいます。在日朝鮮人が46万人、帰化した韓国人が36万人で、合計80万人くらいいますので、これがベースになると思います。ビジネスや観光で行く人は、少しずつ減るでしょう。
東京オリンピックを控えて、ボイコットしてもらって、見に来ないで貰えると良いですね。北も含めてね。
「ノージャパン運動」で訪日韓国人が減り、それにより韓国LCCが大幅減便、当然韓国LCCの営業利益が減りU/Lルールのためしぶしぶ飛ばしていた便も返上となり ますます日韓往来が減少。
「願ったりかなったり」の実に素晴らしいスパイラルです(笑)
もし、日本人が300万人訪韓するのならば それぞれの人口(日本:1億2千6百万人 韓国:5千1百万人)比率から見て訪日韓国人は120万人でよろしいのでは? (できれば それ以下が望ましいですが)
明博時代に訪韓日本人が減り始めた主な原因は円安にふれたからでしょう。JYPKRWのグラフもあったらいいと思います。