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常識を疑え 「朝鮮半島は日本の生命線」、本当か?

ここ数日、当ウェブサイトでは「詭弁」について取り上げることが増えていて、『韓国、財務省、NHK、共産党の共通点は議論の拒否』や『鈴置論考の重要な指摘は「文在寅の問題ではない」』などについては、読者の皆さまからはかなり好意的に読んでいただいたようです。こうしたなか、昨日は議論し切れなかった論点のひとつが、「常識を疑うことの必要性」です。わが国で見られる「常識」のひとつが、「韓国は日本の安全にとって死活的な生命線である」、とする議論ですが、果たしてこれは本当にそうなのでしょうか?

詭弁論の続き

「エビデンス?ねーよそんなもん」

数日前から、当ウェブサイトでは『韓国、財務省、NHK、共産党の共通点は議論の拒否』などの議論を通じて、「結論を決めつけている人たちの主張の仕方」の特徴について考察しています。

簡単に特徴を申し上げると、彼らの特徴は、「結論が決まっているから議論を受け付けない」、というものです。

たとえば韓国だったら「日本が過去に悪いことをした」「反省も謝罪もしていない」ですし、財務省だったら「財政再建は必要」「増税は不可避」です。さらにNHKなら「受信料制度は必要」、朝日新聞を含めたオールドメディアや日本共産党などの野党は「憲法第9条死守」です。

そして、得てして彼らは、「あらかじめ決まった結論」に合うような材料だけを探し出してきて、自分たちの結論と矛盾する材料は無視します。だからこそ、議論は穴だらけですし、矛盾だらけ、ツッコミどころだらけなのです。

そういえば、かつて某大手新聞社の政治部長という要職にある人物が、

エビデンス?ねーよそんなもん

という名言(あるいは迷言?)を放った、というエピソードがありました(『朝日新聞は「トイレットペーパー以下」なのか?』参照)。

大手新聞の政治部長という立場でこれを言い放つというのは素直に凄いと思いますが、問題の人物はほかにも「新聞紙でお尻を拭いてトイレに流せ」などと発言した人物でもあるようです。

批判の声は自然発生した!

ただ、インターネットが出現する前だと、私たち一般国民は、「この人たち、何かおかしいぞ?」と思っても、それを表現して人々と共有する手段を持っていませんでした。「自分はこう思うんだけど…」という気持ちを持っていても、それを伝える手段もなければ、共感を得る手段もなかったのです。

ところが、インターネット環境が普及したことを契機に、オールドメディアが力を持つという状況は、現在、ガラガラと音を立てて崩れ始めています。なぜなら、誰もが広く社会全体に対して、気軽に情報発信できるようになったからです。

そうなると、日本国内では官僚組織、マスコミ各社、野党議員などの主張のダブルスタンダードぶり、支離滅裂さに気付き、声を上げる人が自然発生的に出現し始め、また、そうした声が多くの人々の支持を得るようになり始めたのです。

また、オールドメディアが忖度(そんたく)して、あまり取り上げなかった韓国という国の反日も、韓国メディアが直接、日本語版のウェブサイトを開設するようになるなど、インターネットを通じて日本社会にダイレクトに伝わるようになると、韓国を批判する声が、日本社会ではネット経由で自然発生的に出て来たのです。

最初は匿名掲示板、次はまとめサイト、そしてウェブ評論サイト

こうした批判の声が最初に上がり始めたのは、『2ちゃんねる』(現在の『5ちゃんねる』)を含めた匿名掲示板が中心だったのではないかと思いますが、やがてはこれらの匿名掲示板の議論を転載する「まとめサイト」が出現し始めたのです。

こうした「まとめサイト」には、重要な効用があります。

それは、一般国民が韓国やオールドメディア、野党議員や官僚機構などに対して抱いている「ホンネ」が、オールドメディア(とくに新聞やテレビ)を経由しないで共有され始める、というものです。あるいは、「国民の生の声」が可視化された、という言い方をしても良いかもしれません。

そうなると、いったん出現した「国民のホンネを可視化する場」を消し去ることはできなくなります。

コンクリートのダムであっても、アリの一穴が開けば、やがてはダムを崩落させる原動力になり得るのと同じで、社会のインターネット化はオールドメディアが守ってきた既得権益を崩壊させるきっかけになりつつあるのです。

もっとも、これらまとめサイトなどで展開される批判は、必ずしも理論的なものばかりとは限りません。

たとえば韓国に関していえば、なかには「韓国憎し」のあまり、議論が暴走し、ありもしないフェイクニューズをでっち上げ、単なる嫌韓サイトのようになってしまっているケースもあるようです(すべてのサイトがそうだと申し上げるつもりはありませんが…)。

ただ、日本社会は感情に流されてしまうほど未熟ではありませんし、また、一般の日本国民の知的水準は非常に高いため、当ウェブサイト自身も含め、今後はそれなりに説得力があるサイトでなければ生き延びて行けないはずです。

当ウェブサイトもオールドメディア各社からは独立した立場から「読んで下さった方々の知的好奇心を刺激すること」を最大の目的に運営しているものであり、また、読者コメント欄では基本的に自由に意見交換をしていただくことを推奨しています。

(ちなみに当ウェブサイトで提示する論考のレベルが高いのか低いのかは読者の皆さまのご判断に委ねたいと思いますが、少なくとも当ウェブサイトに集う読者の方々のコメントについては、そんじょそこらの掲示板などと比べると遥かにレベルが高いことは間違いないと思います。)

常識を疑え!

極端に批判に弱い人たち

さて、一般国民の意見がオールドメディアと無関係に情報発信されるようになり始めたことで判明したのは、今まで批判にさらされたことがない人たちが、議論に極端に弱い、という事実です。

朝日新聞による慰安婦捏造報道事件についても、櫻井よしこさんなどのジャーナリストの献身的な努力もさることながら、結局はインターネット上で名もなき人々が力を合わせたことがその真相を暴く原動力となったのではないかと思います。

また、インターネットの影響力は近年、高まることはあっても下がることはありません。経産省が今年7月1日に韓国に対する輸出管理体制の運用適正化措置を発表して以来、オールドメディアを中心に、次のような主張が散見されました。

  • 日本にとって韓国とは、きわめて重要な相手国である。
  • 韓国からは昨年、750万人を超える人々が入国したほか、日本は韓国に対し毎年数兆円の貿易黒字を計上している「上顧客」である。
  • また、韓国との関係を損ねたら、安全保障に支障を来すほか、北朝鮮の非核化や日本人拉致事件の解決などが進まなくなってしまう。
  • さらには、日韓関係が悪化すれば、結局は中国や北朝鮮、ロシアなどを喜ばせる結果になるし、中・長期的に見て日本にとってはマイナスだ。
  • よって、これ以上の日韓関係の悪化はなにがあっても防がねばならないし、日本は感情的な報復措置を控えなければならない。

分かりやすく言えば、「対韓輸出規制(※)を撤回せよ」、という主張ですね(※ただし、何度も何度も口を酸っぱくして申し上げて来たとおり、これは「輸出規制の強化」ではなく「輸出管理の適正化」ですので、お間違えのないようご注意ください)。

では、国民はこの論陣を、どう受け止めたのでしょうか。

この措置に対して寄せられた4万件を超えるパブコメのうち、じつに95%が賛同意見だったそうです。

輸出貿易管理令の一部を改正する政令案に関する意見公募の結果について(令和元年8月2日付 電子政府の総合窓口より【PDF】)

このことがすべての答えでしょう。

いくつかのオールドメディアが一生懸命、「日韓関係は大事だ」、「韓国を(旧)ホワイト国から除外したら日韓関係は取り返しがつかないことになる」、といった論陣を張っていたにも関わらず、日本国民はこれらのオールドメディアの誘導に乗っからなかったのです。

保守、革新の問題ではない!

さて、詭弁を主張する人たちは、たいていの場合、結論が決まっています。

結論が決まっている以上は、その結論に合うように、自説にとって都合が良い証拠ばかりが採用され、自説に合わない証拠は無視されるか、歪曲されます。だからこそ、彼らの主張を聞いていても、知的好奇心も満たされませんし、面白くないのです。

ただ、「結論が決まっている人たち」の説明を読んでいると、勉強になることもあります。

それは、「結論ありきの議論がどんなにつまらないか」、「結論ありきの議論がいかに間違っているか」という点を、改めて認識することができる、という点です。また、「結論ありきの議論」のどこがどう間違っているのかを丁寧に解きほぐす作業自体が、実は、知的好奇心の刺激にもつながります。

つまり、「結論ありきの議論」も、「反面教師」として捉えるならば、ときとして有益ではないのでしょうか。

こうしたなか、「結論ありきの議論」を仕掛ける常習犯といえば、日本では「左派」だの、「リベラル」だのと呼ばれる人たちが中心ですが、それ以外の立場に立つ人々の議論を読んでいても、ときどき首をかしげてしまうような議論に出会うことがあります。

先ほども少し触れたのですが、「日韓関係が悪化すれば中国や北朝鮮を喜ばせることになる」、「文在寅(ぶん・ざいいん)政権こそが諸悪の根源であって、文在寅政権を除去すれば日韓問題は解決する」、といった議論をする人がいます。

この議論の間違いについては、当ウェブサイトでも8月末に『「日韓関係悪化は中国を利する」、その何が問題なのですか?』という文章で問題提起をさせていただきました。

もちろん、日韓関係が悪化すれば、それによって日米韓3ヵ国連携の結束にゆるみが出てきますし、せっかくの北朝鮮包囲網についても弱体化することは間違いありません。

そして、日本の韓国に対する輸出管理の強化が日韓関係悪化の要因の1つであることを踏まえると、日本が輸出管理体制を7月1日以前に戻せば、韓国が日本に対して示している怒りを鎮めることができるであろうことは想像に難くないのです。

そもそもそんな国と連携できますか?

さて、なぜこんなことを延々申し上げたのかといえば、昨日、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、こんな記事を発見したからです。

チョ・グク法務長官、次期韓国大統領候補選好度6位から3位に浮上(2019年09月14日10時06分付 中央日報日本語版より)

タイトルにある「チョ・グク」とは、今月9日、韓国の新しい法務部長官(法相に相当)に就任したばかりの曺国(そう・こく)氏のことです。

中央日報によると、曺国氏は「次期大統領候補選好度調査」で、李洛淵(り・らくえん)首相と黄教安(こう・きょうあん)自由韓国党代表(前首相)に続いて3位に浮上したのだとか。

曺国氏といえば、『タマネギ男の法相就任:混乱する韓国からは距離を置け』でも報告したとおり、「タマネギのように、剥いても剥いてもスキャンダルが出てくる」という人物です。

その曺国氏に対しては、法務部長官就任を巡っても、韓国国内でも保守派と文在寅政権支持層のあいだで、賛否が分かれていたのではないかと思います。そんな人物が、次期大統領の有力候補に浮上したという事実を見ると、素直に驚きます。

ちなみに中央日報によれば、その順序と支持率は次のとおりです。

  • 1位:李洛淵(15.9%)
  • 2位:黄教安(14.4%)
  • 3位:曺国(7.0%)
  • 4位:劉承旼(5.3%)
  • 5位:李在明(5.0%)

もちろん、しょせんは外国のことですので、誰が閣僚になろうが、首相になろうが、あるいは大統領になろうが、本来であれば「知ったこっちゃない」話です。

ただ、「文在寅氏こそが日韓関係を悪化させている原因であり、文在寅政権を取り除けば韓国が改心(?)して日本(や米国)との関係を改善させるに違いない」と考えるのは、あまりにも認識が甘すぎるのではないか、と申し上げたいのです。

日本のあるべき道

民主主義の本質とは?

さて、民主主義の本質とは、「その国の最高権力者を民意で選ぶ仕組み」のことです。

法形式として中国や北朝鮮には選挙制度があるようですが、事実上、中華人民共和国の人民が習近平(しゅう・きんぺい)国家主席を、北朝鮮の人民が金正恩(きん・しょうおん)を、民意で権力の座から追放することはできませんので、両国は民主主義国家ではありません。

しかし、日本の場合は国民が一丸となって「アベはやめろ!」と思えば、衆議院議員総選挙で自民党を敗北させることができるはずですので、日本はれっきとした民主主義国家です。

(ちなみにオールドメディアがあれほど一生懸命、「もりかけ問題」を繰り返しておきながら、安倍政権が一向に倒れないのは、日本国民がすでにオールドメディアの支配を脱している証拠でしょう。)

では、韓国はどうでしょうか。

韓国の場合は、明らかに根拠や整合性を欠いた反日に国民が支配されています。

といっても、本稿では、「なぜ韓国国民が反日なのか」という理由を突き詰めることはしません。ここで重要なのは、文在寅氏は紛れもなく、韓国国民が正当な選挙の結果として大韓民国大統領に選んだ人物である、という事実です。

もちろん、「韓国の個人」と「韓国という国全体」を同一視してはなりません。韓国国民のなかには、親日的な人もいますし、物事を公平・客観的に見ようとする人もいます(※余談ですが、韓国人のなかには、私自身もビジネスマンの1人として、個人的に深く信頼しているビジネスパーソンの知り合いもいます)。

ただし、韓国は紛れもない民主主義国家ですので、そのような人物が大統領に選ばれるという時点で、韓国国民の世論全体が反日である、と評価せざるを得ません。

つまり、韓国政府の反日は、中国政府の反日や、北朝鮮政府の反日とは、まるで意味が異なるのです。

日韓断交は本当に「悪」なのか?

さて、改めて申し上げたいのですが、日韓断交は果たして本当に日本にとって脅威なのでしょうか?

地政学の専門家と称する人たちは、「とにかく絶対に韓国を中国側に行かせてはならない」と力説するのですが、たしかに、朝鮮半島全域が日本の敵対地域になると、対馬が国防の最前線になりますし、自衛隊の体制転換が間に合うかどうかもわかりませんし、防衛費負担も確実に跳ね上がるでしょう。

また、韓国を無理してでも日米陣営に留めておくのは、中国の首都・北京からほど近い朝鮮半島南部に米軍駐留地域が存在することの価値が高いからだ、という言い方もできます。

しかし、それと同時にもう1つ考えねばならないのは、そもそも日本は中国や朝鮮半島と距離を置いていた時期に大きく発展し、中国や朝鮮半島と関わった時期にさまざまな国難に見舞われてきたという歴史的事実です(※)。

(※このあたりの詳しい説明については、石平氏の名著『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』がもっとも適切に表現していると思います。)

これに加え、「地政学の専門家」と称する人たちが見落としがちなのは、「パワーは均衡する」という法則です。たとえば、朝鮮半島全体が中国、ロシア、日本、いずれかの勢力圏に入ったとすれば、それを前提に日中露3ヵ国はこの地域でパワーを均衡させます。

また、朝鮮半島全体がグダグダな状態になってしまったとしても、日本が対馬・竹島を防衛ラインと決める一方で朝鮮半島情勢には絶対に介入しないとうい強い意思を示せば、朝鮮半島の混迷に収拾を付けるのは中国とロシアの役割に変化するのです。

あるいは、以前、『日本に「ドーバートンネル」がないのは僥倖』のなかで、日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏がBSフジの『プライムニュース』に出演され、「日本は英国を見倣うべきだ」とする趣旨の発言をされたという話題を紹介しました。

そろそろ日本も英国のように、自国は大陸情勢には直接関わらないように気を付けつつも、大陸には過度に強い国が生じないようにコントロールするだけの老獪さがあっても良いのかもしれませんね。

新宿会計士:

View Comments (42)

  • >常識を疑え 「朝鮮半島は日本の生命線」、本当か?

    現実的には、日本の存在が米国から朝鮮半島への圧力を緩衝してるようにさえ思える。

    >韓国からは昨年、750万人を超える人々が入国したほか、日本は韓国に対し毎年数兆円の貿易黒字を計上している「上顧客」である。

    他の国・地域で代替できるため喪失しても致命傷ではない。

    >また、韓国との関係を損ねたら、安全保障に支障を来すほか、北朝鮮の非核化や日本人拉致事件の解決などが進まなくなってしまう。

    安全保障の連携には非協力的だし、拉致問題の進展に寄与した実績も聞かない。

    >日韓断交は本当に「悪」なのか?

    関係維持のメリットよりもコスト(あらゆる負担)が上回れば、進路再考は当然の選択肢。
    *****

    玉ねぎは、皮をむき続けると無くなってしまうんですよね。
    存在を消そうと動くほどに傷口が広がる様は「カサブタ男」の例えの方が似合ってる気がします。(膿も出るし)

    新しい法務長官は大統領が選びました。
    文在寅大統領は大韓国民が選びました。

    民主主義なんですから起こり得るすべての事象の責任は、大統領を選んだ国民にあります。

    • 玉ねぎは、剥き続けると、何ものこりません。芯はないのです。
      曹国の人間性も然り。

  • おはようございます。

    >日本の韓国に対する輸出管理の強化が日韓関係悪化の要因の1つ
    >であることを踏まえると、日本が輸出管理体制を7月1日以前に
    >戻せば、韓国が日本に対して示している怒りを鎮めることができる

    この点について会計士さんの見方に少し疑問を感じました。以下その理由を書いてみますね。

    昨年来、韓国はレーダー照射、えせ徴用工判決、天皇侮辱発言、慰安婦合意破棄など、次々と日本相手に喧嘩を仕掛けてきました。ところが、せっかく?韓国が喧嘩を売ってきたのに、日本は戦略的無視などと唱えて喧嘩に余り応じようとはしませんでした。実はそのようなことでは韓国にとって都合が悪かったのです。

    ですから、日本が輸出管理の強化をしたところ、待ってましたとばかり大喜びで日本を非難し始めました。韓国としては反日を行う必要性を感じており、そのためには日本からのアクションが必要で喧嘩を売ってきていたのです。GSOMIAの破棄についても、実は日本から報復を期待していたのですが、韓国としては残念なことに日本からのリアクションを引き出せていません。

    つまり、文在寅大統領の目的は国民の反日感情を大いに盛り上げることであって(場合によっては反米感情でもいい)、日韓関係が平穏になっては困るのです。国民の反日感情が盛り上がれば、市民活動家のプロである文在寅大統領は、選挙などにおいしく利用できるのでしょう。

    ということで、日本が韓国と仲良くしようとして輸出管理体制を戻すなどのことは、文在寅大統領にしてみれば残念なことであり、むしろ日本にもっと韓国民が怒るような報復をしてほしいというのが希望でしょう。

    というのが私の見方ですが、いかがでしょうか。

    • >ということで、日本が韓国と仲良くしようとして輸出管理体制を戻すなどのことは、文在寅大統領にしてみれば残念なことであり、むしろ日本にもっと韓国民が怒るような報復をしてほしいというのが希望でしょう。
      >というのが私の見方ですが、いかがでしょうか。

      輸出管理体制を戻せば「けしからん日本を懲らしめてやったぞ!」とヒャッハーすると思います(;^_^A

      • クロワッサン さま

        >輸出管理体制を戻せば「けしからん日本を懲らしめてやったぞ!」
        >とヒャッハーすると思います

        ええ、一時的にはそうなるでしょうが、問題はその後です。また、反日ネタを得ようとして喧嘩を売ってくるでしょう。

        文在寅大統領は元市民活動家であり、言葉を変えれば扇動家です。煽って煽って韓国民の不満を高め、そのエネルギーを自分の目指す方向へと向けていくのが得意です。

        その、韓国民のエネルギーを高めるのに、日本が韓国に報復等をするのは大変に都合のいいことであり、逆に友好状態では緊張状態が緩和されてエネルギーが下がってしまいます。そのため文在寅政権が続く限り、日本に仕掛けてくると思っていたほうがいいような気がします。

  • ある時、仇敵のギャンブラー四人(日ノ本氏、ステーツ氏、皆殺しの熊氏、虐殺パンダ氏)が美酒(それなりの平和と繁栄)を賭けてババ抜きをしていました。🐧

    形勢はずっと日ノ本氏が不利でババを持って他に廻せませんでした。🐧
    この不思議で厄介なババはトランプのカードの癖に何故か勝手に「無い事、無い事」騒ぎ立て、他のギャンブラーに簡単にババだと見抜かれていたのです。🐧
    ところが、余りに五月蝿いババに日ノ本氏が躾の為、指パッチンを何回かすると、ババは更に騒ぎ出し、なんと日ノ本氏の掌から勝手に飛び出しステーツ氏の掌に飛び込み「日ノ本氏の悪口や他のあらゆる戯言」をステーツ氏の掌の中で騒ぎ出しました。🐧
    ステーツ氏は日ノ本氏にババを返そうと試みますが、日ノ本氏の丁重な無視により失敗、ゲーム終盤戦でなんとか皆殺しの熊氏か虐殺パンダ氏にババを押し付けるか、それがダメならババを躾て「カードの分際」で喋らない様にさせるか「燃やしてしまう」しかありません。🐧
    不思議なババは何故か虐殺パンダ氏の掌を目指してますが、ゲームの敗者争いは不透明で、ステーツ氏か如何にして不思議なババを躾け他のギャンブラーに押し付けるか、「燃やしてしまう」タイミングが勝負の分かれ目です。🐧

    ゲームの結果はまだ予測出来ません、ところが皆さん「忌まわしく呪われた不思議なババ」はどんな図柄なんでしょうか?🐧

    • ハゲ親爺 さま

      また面白い設定をされましたね。

      >「忌まわしく呪われた不思議なババ」はどんな図柄なんでしょうか?

      それはもう、「黒い山葡萄原人」か「トンスル」ではないかと思いますが。
      このメンバーでカードをやるときは、壁に旭日旗を掲げて魔除けにしておく必要がありそうです。

      • 老害様
        残念、漢字で「朝鮮半島国家郡」と書いてあったとさ。🐧

    • ハゲ親爺様へ

      指パッチンですか?でこパッチンじゃないんですか?

  • アジアのパワーバランスが崩れない限り北方領土の返還も拉致被害者の救出もままならず、逆にこれが変化するときこそ、そのチャンスが訪れると考えています。

    米軍撤退後についていくつか妄想を走らせてみました。

    まず半島にどこも手を出さなかった場合です。
    南朝鮮は最初のうちこそ日本へちょっかいを出してくるかもしれませんが、中長期的には内輪揉めで落ち着かない状態が続くでしょう。内戦が頻発するかもしれませんが放っておけばいいと思います。我が国への影響は比較的小さいと考えられます。

    また、北朝鮮は手を出しません。傍観します。この点について疑問を持たれる方もいるでしょうが、出兵した兵はいずれ帰国します。大多数の洗脳が解けているはずで、反乱分子が増加することは容易に想像できます。出兵はいずれ自身の首を絞めることになるのです。北朝鮮の南下はありえません。北朝鮮ができるのは核による恫喝だけで戦争はできないのです。

    では、日本が取るのか。私はNOです。議論すらしたくありません。関わりたくもないです。

    次に中国が取った場合、ロシアが弱体化します。
    日中露3カ国はお互いに牽制しあい軍拡に走らざるを得ないでしょう。
    日本は場当たり的に憲法改正をおこない大規模な軍事予算で事態に対処します。トランプは大喜びかもしれません。
    中露とも陸海空の3軍を極東に集中させますが、まずロシアの体力がもちません。
    陸軍を持ってくるのはいいとして、海軍はどうするのでしょう? 軍拡競争にもついて行けず極東での影響力を急速に失っていくでしょう。北朝鮮と同じような核で睨むだけの国となり、日本海は半分中国の海になります。
    日中の軍拡競争は延々と続いていきます。その後、どうなるかはわかりません。この状況下ならばアメリカがその気になれば中国は戦略的に倒せるのですが(実は現状でも十分です)、どうなるのでしょう?

    ここで南北を中国に挟まれる北朝鮮は米軍駐留を認めるかもしれません。米国と直接対峙することになり中露にとっては大問題となるでしょう。なんとしても避けるべき事態です。
    北朝鮮はこの「米軍駐留」をカードとしてちらつかせ中露の半島進出を牽制するかもしれません。実現するかしないかはどうでもいいのです。その可能性さえ臭わせておけば恫喝のネタとなります。一度カードを切ってしまえば米朝会談のたびに無言の圧力を与えることができます。今後米朝会談、日朝会談が開くことによってこのカードは現実味を増してきます。日本が担当するのはもちろん駐留経費です。会談を重ねるうちに何人か拉致被害者が帰ってくるでしょう。交渉が順調にすすんでいることを装って、一度にではなく何人かずつバラバラで帰ってくると思います。

    次にロシアが取った場合です。
    金欠ロシアが半島経営できるでしょうか? できます。日本が資金を出すのです。何のために今まで日ロ会談を重ねてきたのでしょう。
    ※アメリカが中国の半島進出を強固に拒んだ場合可能な選択肢となります。
    半島経営とシベリア開発をセットに技術と資金を提供します。もちろん稼げるところはしっかり儲けます。手短な迂回貿易先まで確保できます。安全と安定のためにアメリカからも出資してもらいましょう。
    ここで北方領土を返してもらえるといいのですが、どうでしょうか? 半島にはシベリア開発に必要な労働者もたくさんいますし、空いたところへ四島の住人に移住してもえばいいでしょう。

    おそらくですが日中よりも半島経営は安定するのではないかと思います。まず支配者と被支配者の人種が明らかに違います。半島人は支配者に化けることができません。優劣(?)関係が明確なのです。少し優勢になると調子に乗って他者を猿だなんだと言って馬鹿にしていますが、今度は一体どうやって罵るのでしょう。またロシアの政治体制も支配者向きです。軍事的、政治的、資本的に、そして人種的(なんだこれ?)に圧倒的な相手がご主人様です。きっと気に入ってもらえるではずです。

    それとこの場合、アメリカ側から北朝鮮へ積極的なアプローチがあるかもしれません。この場合も拉致被害者は帰ってくると思います。

    長文御免

    • 菅楠真紅様へ

      >北朝鮮は米軍駐留を認めるかもしれません。

      北は歴史的には反中です。その反動として近代ではロシアに傾くことが多いように思います。現在の共和国もロシアが造った傀儡政権から始まっています。
      なので韓国が従中(これも歴史的なもの)に走ると、北はバランス上ロシアに接近するでしょう。しかしロシアに中国と対峙して半島に基地を置く体力は無いと思います。
      ただ米中の摩擦が収まらなければ米露が接近して、結果として米露(実質は米)が北に進駐して来る可能性はあると思います。

      >米国と直接対峙することになり中露にとっては大問題となるでしょう

      従って、中国にとっては大問題ですが、ロシアは案外うまく立ち回りそうな気がします。中国と違い、ロシアは今や資本主義国なのですから。
      この場合だと日露も良い方に回るんじゃないでしょうか?

  • 地政学的に半島が重要だ、とか言う意見がありますが、そもそも周辺国と信頼関係を築けない国が味方をフリをしている方がリスクとしては大きいと思います。中国には逆らえないみたいだし、中国に組み込まれるのが自然かと思います。しかし中国も北というきかん坊に加えて、ゲスの極みの韓国を本気で取り入れることはしないでしょうね。下手に統一されたら、嘘つき我が侭、幼児的思考の核保有国の誕生に中国が加担したことになるし、言うことを聞かなくなるから手を焼くことになるでしょうし。

    • その通りです。もう何十年も前から、韓国の敵国は北朝鮮ではなく日本です。軍隊レベルは知りませんが、韓国政府、および韓国民レベルでは、韓国軍備の増強理由は北朝鮮ではなく、日本の軍備増強に対応したものです。彼らにとって北朝鮮は同胞であり、日本が常識として考えてきた敵国という思いを持ったことはありません。逆に、常に日本の軍備は韓国侵略のためにであり、それに備えるために軍備を増強させて来ました。
      それなのに、日本もアメリカも韓国を同盟国として重要視し、いろいろな特典を与え続けて来たんですから、私から言わせれば、敵を手厚く育ててきたという状態です。

      文政権の存在はある意味、日本やアメリカに本当の韓国の姿を見せてくれたので、ラッキーだったかもしれません。

  • 韓国という国を見ていると「ダチョウ症候群」をいつも思い出します。
    ダチョウは敵に襲われて自分の身に危険が差し迫ると、頭だけ砂の中に埋めて、何も見えない聞こえない、という状態にしさも安全な場所に隠れたということにする。
    これがダチョウ症候群ですが、上記の文章のうち「ダチョウ」を「韓国」、「敵」を「国難」、「頭だけ砂の中に埋めて」を「反日活動をして」にそれぞれ言い換えればかの国の現状にそのまま当てはまります。

  • 日本は真の防衛線はどこに設定すべきなのか?
    自分の持論なのですが、38度線に見きりをつけたのはもう5年以上も前のことだと思います。

    日本はその歴史上、結果において朝鮮半島方面からの大陸勢力はすべて撃退しております。
    日本が唯一敗戦した第二次世界大戦の推移なのですが、日本はフィリピン=台湾=沖縄ルートの侵攻方法で陥落しています。また、日本本土も戦略爆撃によって焦土化されましたが、これもサイパン=硫黄島方面からです。その間、朝鮮半島は空襲を受けることなく無傷の状態でありました。
    結果から言いますと、朝鮮半島は日本本土防衛のために、なんの役にも立っていません。地政学の上では、朝鮮半島が日本の喉元に突きつけられた短刀のように見えますが、どうやらそうではないようです。

    日本はあくまでも海洋国家なのであって、離島の防衛こそ本土防衛の要なのだと思います。半島そのものに拘泥する必要はないでしょう。その点では、対馬が陥落するようなことがあると、極めて手痛いことになるでしょう。
    まあ、アチソンラインの再設定は、現在の状況としてやむを得ないところでもありますが…

    • >日本はフィリピン=台湾=沖縄ルートの侵攻方法で陥落しています。

      ちょっと誤認があります。
      米国が飛び石戦略で日本本土への侵攻を進めた時に台湾はほぼスルーされています。
      フィリピン奪還は戦略的には意味のないマッカーサーの私怨であり、海軍はまったくいい顔をしなかったといいます。
      グアム陥落がキーポイントで、これによりB-29による戦略爆撃が可能になり、敗戦に転げ落ちますが、西側の戦線は消化試合ですね。

  • 更新ありがとうございます。

    良く聞かれるのは、半島を巡る支配の件ですが、「朝鮮半島は日本にとっての生命線、赤化したら釜山と対馬で睨み合い、日本が受ける脅威が格段に増える」「しかるに半島が赤化するのは絶対阻止だ」という考えです。

    私もそう思っていました。少しはまだ緩衝材の役割として、日本は我慢するか、と思う部分はあります。

    しかし、近年は南朝鮮が日本を挑発し、世界に嘘を告げ口し、WTOに日本を提訴し、とてもじゃないが友好国ではありません。

    韓国政府の反日は、文大統領になってからエスカレートしましたが、それ以前も皆、同根です。韓国の民主化はイコール反日、用日、侮日が基本。マトを日本に絞っておいて、都合悪くなれば日本を出してくる。

    どこまで日本から甘い汁を吸うのか。また殴りながら握手求めて「お互い悪かった。道徳的にアンタは反省して、未来志向で協議しよう」なんて分厚いツラの皮で言われた日にゃ、唖然とし、更に怒りが込み上げます。

    こうなると、経済的に南朝鮮がグダグダになった今、政権支持も砂上の楼閣で、在韓米軍の撤退前後に、日本が対馬・竹島を防衛ラインと決める一方で朝鮮半島情勢には絶対に介入しないという強い意思を示せば、朝鮮は中国や露国が介入するでしょう。

    私は時間的には厳しいが、釜山に統一朝鮮国の旗が立っても、紅旗属国旗になっても一切関知しないことが日本の国益になると思います。

    もちろん防衛ラインには日本巡視船、海自護衛艦が張り付かねばならないし、GDP1%なんて言ってないで最低2%の防衛予算が必要です。それ以上でも構いません。半島とは縁を切る事です。

    • 私も同感です。確かに地理だけで見れば、重要な地域ではあるのでしょうが、そこに住む人びと、文化を含んで考えるとこちらが望む友好は無理だと思います。没交渉とはいかないでしょうが、集団レベル(会社や団体、国)で関わることはリスクがあると考えて付き合う必要があると思います。楽観的にもいかないですが、方針は行き来を厳しくしてこちらからは関わらない。中国、朝鮮半島、ロシアが互いに不協和音で疲弊するように仕向けていくのがいいですね。国防、外交と共に諜報に多くの予算が必要になるでしょう。
      ただ日本の世論も一枚岩になれない部分が一番の問
      題。自国を貶める勢力も一定割合いるからですね。言論の自由と言いますが、報道のあり方、政党のあり方がほんとに問われています。少なくとも国益を損わないことが前提条件でしょう。報道の「プロ」のラルが問われています。

      • >確かに地理だけで見れば、重要な地域ではあるのでしょうが、そこに住む人びと、文化を含んで考えるとこちらが望む友好は無理だと思います。

        同感です。

        コンプラとかを無視して率直に書くと、朝鮮半島は押さえれるなら欲しいけど絶対に必要な訳では無いし、押さえる時は朝鮮人は居ないのが最善。

        ちなみに、チベット人は元々は中国の西方に居た羌族で、漢民族の攻撃から逃れ続けた結果今のチベットに落ち着いたそうです。

        世界史を見れば、ある民族がその故郷から追いやられる事って多いですね。

      • オブ様

        コメントありがとうございます。おっしゃる点、同意します。

  • >本稿では、「なぜ韓国国民が反日なのか」という理由を
    >突き詰めることはしません。

    小生のブログで、この点についてごく簡単に触れています。ちょっとツッコミ不足で、いずれもう少し深く考えてみたいと思っているのですが、とりあえずご紹介させて下さい。

    <韓国の自立:助さん格さん、もういいでしょう>
    https://ameblo.jp/fuchi-902/entry-12521472052.html

  • 韓国が日本の生命線というのは、韓国人の考えそのもので、リスカブスの考え。
    菅官房長官の「日本は困らない」が、近年の日本政府の考え。
    日本の知識人などが、韓国の考え方の発言をしているのは、工作員か国際社会の変化についていけない、頭の固い古い知識人だと思います。
    会計士さんの意見やコメントに有る通り、個別の根拠は論理的に破綻していますので、騙されることのないように。

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