ついに韓国メディアが「コウモリ外交の破綻」を認めてしまう

先ほどの『韓国への経済制裁あれこれ、そして日本が持つべき覚悟とは?』と似たような話題になってしまい恐縮ですが、本日、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、興味深い話題をいくつか発見しました。そこで、本稿では最初に、為替市場の状況について確認し、その後、「サイレント型経済制裁」、そして韓国の「米中コウモリ外交」の破綻に関する話題を、相次いで取り上げてみたいと思います。

USDCNH/USDKRW、とりあえず小康状態に?

アジア2ヵ国の通貨(オフショア人民元と韓国ウォン)の対米ドル相場(USDCNH、USDKRW)の動きについては、以前から当ウェブサイトで高い関心を持って触れてきたところです。

中韓通貨は「大台」目指す?「通貨暴落」の意味を考える』で説明したとおり、先週末の時点では、この両国の通貨は「心理的大台」(1ドル=7.00人民元、1ドル=1200ウォン)を目指す展開に見受けられました。

中韓通貨は「大台」目指す?「通貨暴落」の意味を考える

しかし、今週初の時点では、両通貨ともに小康状態にあり、

  • 1ドル=6.90元
  • 1ドル=1180.00ウォン

を目指す水準にまで、通貨が買い戻されている状況にあります。

これだけを見ると、中韓の通貨安にブレーキが掛かったように見えます。

ただ、米中貿易戦争の余波で、華為(ファーウェイ)が次世代通信規格(5G)から追放されようとしていますし、また、わが国でも同社の製品が各国で販売停止になろうとしている、との報道もあります。

特別リポート:ファーウェイ排除の内幕、激化する米中5G戦争(2019年5月24日 10:46付 ロイターより)
ファーウェイ、SDカードやWi-Fiの標準化団体から追放か 今後のスマホ開発に暗雲(2019年5月25日 11:45付 engadget日本版より)
主力のスマホ、窮地に=販売停止各国で-ファーウェイ(2019年05月26日07時38分付 時事通信より)

このように考えると、現在の中韓通貨の上昇(※)は、トレンドの反転というよりも、通貨当局などによる為替介入という可能性も否定できません。

(※ただし、中韓通貨の対米ドルレートは「コンチネンタルターム」で表示されるため、数値が上昇すれば「通貨下落」、数値が下落すれば「通貨上昇」を意味していますので、ご注意ください。)

実際、通貨統制を行っている中国はともかく、過去に何度か通貨危機に見舞われた韓国の場合は、本格的な通貨安の前に、いったん買い戻されるという展開が見られたこともあります。

何より、前回の韓国の通貨危機(リーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発する世界的金融危機局面)時の李明博(り・めいはく)政権とは異なり、少なくとも現在の文在寅(ぶん・ざいいん)政権は「親米政権」ではありません。

「日米両国は韓国を助けない」と懸念されている状況での通貨安が何をもたらすのか。

やはり「11年目のアノマリー」仮説は気になるところでもあります。

放置すれば韓国が困るのも事実

さて、今朝の『韓国への経済制裁あれこれ、そして日本が持つべき覚悟とは?』では、日本が韓国に対して何らかの経済制裁を実施するとしても、それは必ずしも「積極的な経済制裁」パッケージに限られるものではない、と申し上げました。

韓国への経済制裁あれこれ、そして日本が持つべき覚悟とは?

実際、昨年10月の「徴用工判決」以来、もうすぐ半年が経過しようとしているにも関わらず、日本は韓国に対し、何ら明示的な経済制裁を行っていませんが、これに対し、物事を表面しか見ていない人は、得てして

  • 日本政府は何をしているのか?
  • どうせアベ(※安倍総理のこと)は何もできない弱腰だ!

などと批判したりするようです(あるいは「保守」のふりをしたサヨクさん、という可能性もありますが…)。

ただ、私自身、日本政府の対応は腰が重く、やるべきことを十分に尽くしているとは言い難い、という側面があることは否定しませんが、それと同時に、日本は焦って「伝家の宝刀」を抜くべき局面ではないというのもまた間違いないでしょう。

なぜなら、日本政府が時間稼ぎをすればするほど、日本企業には「韓国という国の異常性」を周知することができますし、また、韓国が自爆して、結果的にどんどんと自国を不利な状況に追い込んでいく、ということも考えられるからです。

実際、『徴用工と瀬戸際外交:放置すれば日本の選択肢が増えるのも事実』でも報告しましたが、時間が経過すればするほど韓国側に選択肢がなくなり、日本側に選択肢が増える、という側面もあります。

徴用工と瀬戸際外交:放置すれば日本の選択肢が増えるのも事実

こうしたなか、日本政府は先週、韓国政府に対し、自称元徴用工問題での日韓請求権協定に基づく仲裁手続の付託を通告しましたが、韓国側は「あえてこれを受けて立つ」という姿勢を示せず、来月19日に「時間切れ」となる、という可能性が非常に高い気がしてならないのです。

サイレント経済制裁の進捗

さて、今朝の記事から連続して似たような話題を提供するのはどうかと思ったのですが、せっかくなので、次の記事を紹介しておきたいと思います。

韓経:日本進出韓国企業の53%「韓日関係悪化で経営環境悪化」(2019年05月27日08時21分付 中央日報日本語版より)

リンク先は、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に今朝掲載された記事で、日本に進出した韓国企業の半分以上が「韓日関係(※日韓関係)悪化で困難を経験している」ことが、韓国の経済団体の調査で明らかになった、という話題です。

韓国の「全国経済人連合会」が26日に発表した調査によれば、日本に進出した韓国企業202社を対象にアンケートを実施したところ、回答した64社のうち53.1%が「最近の韓日関係悪化により事業環境に否定的影響を受けている」と答えたのだとか。

ただし、これを「日本による韓国に対するサイレント型経済制裁の強化の証拠」と見るのは尚早です。

というのも、日本進出韓国企業のあいだでは、事業環境が悪化した分野として挙げたのは「新規取引先と新事業発掘困難」が37.3%と最も多く、「証拠書類強化など日本政府の裁量権限厳格化」を挙げた意見は15.3%に過ぎなかったからです。

この手の調査に全幅の信頼を置くのは行き過ぎですが、現時点で日本政府による韓国に対する「サイレント型制裁」が着実に進んでいると見るには、まだ材料が不足しているように思えてなりません。

今さらそれに気づいたのですか?

さて、先ほど「日本は焦って伝家の宝刀を抜くべき局面ではない」、と申し上げたのには、もう1つ、根本的な理由があります。

それは、「米国との関係」です。

米国は現在、米中貿易戦争やインド太平洋戦略で、どの国を仮想敵国とし、どの国を同盟国とするかという選別の過程にあると考えられるのですが、それは韓国であっても例外ではありません。

こうしたなか、同じく中央日報にはこんな記事も出ていました。

安保・経済・北朝鮮…米国か中国かの選択を迫られる韓国(2019年05月27日08時11分付 中央日報日本語版より)

記事の文字数は2000文字を少し超えていて、中央日報にしては珍しく(?)長文ですが、まことに失礼ながら、相変わらず切れ味の悪い文章です。要約すると、

韓国は中国を選んだら米国に叱られ、米国の言うことを聞いたら中国から報復される。困った!

というものですが、正直、そこは「悩むべき局面」なのでしょうか。

冷静に考えてみれば、もし韓国が自由で民主的な社会を実現して経済的繁栄を謳歌し続けたいと思うのならば、ここで中国と組むという選択肢はあり得ません。現在の日本のように、徐々に中国と距離を置き、米国との同盟に軸足を置くことが、最も現実的な選択肢だと気付くはずです。

しかし、長年、韓国の振る舞いを見ていると、どうも韓国は自国が独立国であるという気概を持っていませんし、中国に対しては言うべきことを主張しないどころか、どうも本能的な恐怖心を抱いているふしもあります。韓国が長年、中国の属国だったという歴史的事情でもあるのでしょうか?

(※余談ですが、「中国に敢然と立ち向かう」という意味では、北朝鮮のほうがよっぽど優れています。)

また、韓国の中国に対する輸出高は1421億ドルで、これはGDP(2017年で約1.5兆ドル)の10%近くにも達していますが、言い換えれば、それだけ韓国経済に占める中国の重要性が高い、という意味でもあります。

中央日報は

インド太平洋戦略は日本・米国・インドなどが安保・経済で連携するという大きな枠組みの構想で、中国はこれを中国封鎖戦略と見なしている

としたうえで、

インド太平洋戦略の登場はこれまで韓国が米中間で駆使してきた戦略的曖昧性が限界を迎えていることを示している」(※下線部は引用者による加工)

と述べ、韓国が米中両国間でコウモリ外交を繰り広げて来たことを自ら認めてしまっているのですが、「コウモリ外交」が国としての不誠実さそのものであるという点に気付かないことこそが、韓国の国家としての限界なのかもしれませんね。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ところで、中央日報は「韓国の仲裁者」としての役割が「米中綱引きの中で色褪せた」と述べているのですが、そもそも論として韓国が米中問題、米朝問題などにおいて、「仲裁者」として機能したことは、過去に1度もありません。

韓国の「仲裁者」という自意識過剰ぶりもおかしな話ですが、それと同時に、現在のわが国が一番気を付けなければならないのは、進退窮まった韓国が再び日本に擦り寄ってくることではないかと思います。

このように考えるならば、「日韓関係の改善」を目指して下手に経済制裁を打つよりも、日韓関係の諸問題の出現を奇貨として、日韓関係改善については急がず、あえて先送りする(さらにいえば、将来的な日韓関係清算を視野に入れる)というのも、ある意味では賢い選択といえるのかもしれません。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. TDN学生 より:

    まぁあれだけのことをやらかして関係悪化して影響無かったらそれはそれで怖いですよね。

    将来を俯瞰的に考えるのであればこの状況は日本が「負けにならない」選択肢を政府は好んでいるように感じますし、それを歓迎したいとは思っております。消極的、セルフ経済制裁→悪影響が出た、となると日本もかの国もお互い対策しますからね。

    結果的に日本内での韓国に対する信用が落ちて「距離が離れる」ことが出来れば日本としては目的は達成ですからね。諸外国の韓国に対する信用が落ち、セカンダリーサンクションのタイミングで制裁し、国が大幅に弱体化すれば日本の今後の脅威が無くなる、という意味で「勝ち」です。今の状況では「距離を離す」という点では十分な仕事をしてると思います。日韓断交は日本の損失という意味で「負け」の可能性も少なからずはありますから個人的には賛成は難しいです。

    1. 心配性のおばさん より:

      TDN学生様

      >日韓断交は日本の損失という意味で「負け」の可能性も少なからずはありますから

      国際状況というのは、どう変わるか判らず、とりあえずの保険と言う意味で日韓断交という形は外して置くということでしたら、深く賛成いたします。
      ただ、国内におりあらば、用日、用韓で私腹を肥やそうとする人間を抱えている状況を考えれば、友好国という関係ではなく、限りなく他人に近い隣国という関係に持って行きたい。
      文在寅政権の働きで、間断なく日本に加えられた攻撃で、ようやく、日本人の意識は、韓国を準敵国に認識するに至りました。TV番組は芸能ニュースとお笑いしか見ない人を除いてですが(笑)。
      この機会に、日本は平和ボケから脱し、国際状況というのは四方敵ばかりの認識で国家運営を行う普通の国家になって欲しいと思います。

  2. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    日本は米国、豪、加、台、印、尼、英らを同盟もしくは重要友邦として、交際している。敵はというか、日本に逆らう勢力は中、露、韓国、北である。

    硬直した社会に希望は無い。独裁国家、フラフラ国家はまるっきり信用出来ない。ただし、自由主義連合といえども格差は大きい。名もない小国なら、いつ甘言で中国側に寝返るかは、分からない。

    結局、富・技術・名誉というストックをたくさん持てば、愚連隊のような振る舞いもせずに他国から評価され、厚遇を受ける。つまり国民の創造力、企画力、独創性、地勢でその国のポジションがほぼ決まってしまいそうな気がします。

    資源無い、知恵も無い、指導者が狂っている国は消滅か他国に支配されるだろう。

  3. 韓国在住日本人 より:

     蝙蝠外交に関して言えば、これが間違った選択だったと考える韓国人は1%にも満たないでしょう。なぜなら、一般的な韓国人はそんなことを考える人はいないからです。一般的な韓国人は今日明日の生活で手一杯なので、自ら学習することもなくメディアが垂れ流す情報に一喜一憂しているだけです。自らの生活に深刻な問題が生じるまでは、何ら動きもないでしょう。現にこれだけ経済が悪化しているにも関わらず、未だに文在寅大統領に対し、具体的な行動は何一つ起きていません。朴槿恵大統領や廬武鉉大統領の時とは大違いです。

     韓国人は自ら責任を取る事をしません。責任は他人に押し付け、自分は常に上位者でなければ生きていけないからです。韓国を現在の状態に追い込んだのは韓国右派から見れば文在寅大統領とその仲間達であり、逆に韓国左派から見れば、現在の状態は朴槿恵政権や李明博政権の後遺症だと言います。日本人からするとそんなことはどっちでもよく、現状を打破するためには何が必要かを考えるべきであり、責任の所在云々よりも重要だと思いますが・・・。

     このような責任転嫁論は生産現場でもよく見られ、不良が出ても現場の作業者に責任を押し付けて、自分はのうのうと生き残るのが韓国流です。「今度不良を出した現場からは罰金を取る」と平気で宣う製造担当役員の横で働いたことがあります。そんなこと言われたら誰も仕事なんかしないでしょう。とは言え、現場担当者が不良を確認できる状態にあるにも関わらず、生産ノルマをこなしてさっさと帰宅する現場にも問題があることは確かです。日本の生産現場に関わったことのある人にとっては、中国(最近の中国は分かりませんが・・・)や韓国は理解に苦しむと思います。

     日本から品質管理のエキスパートをスカウトしても、1~2年で耐え切れず辞めていく現実に韓国の製造業はもう少し真剣に考えるべきです。

     駄文にて失礼します

    1. 心配性のおばさん より:

      韓国在住日本人様 お疲れ様です。

      お疲れ溜まっていませんか?

      >一般的な韓国人は今日明日の生活で手一杯なので、自ら学習することもなくメディアが垂れ流す情報に一喜一憂しているだけです。

      残念ながら、一般的な日本人も似たようなものです。ただ国民性でしょうか、社会システムのせいでしょうか、起こしてしまったことは自分が何とかするしか道がありません。
      韓国在住日本人様は、幼い頃、転んでワーンと泣き叫んだ時、親御さんは助け起こしてくれましたでしょうか、2歳児の私は放っておかれました。いえ声は懸けてもらえました。「自分で立ちなさい。」と。
      自分のことは自分でやりなさい。と、労せずして得られるものはない。は、日本が農耕民族であるがゆえの教えですかね。
      おやぁ、たしか、南朝鮮(韓国)も農耕民族でしたよね。どうゆうこと???

      1. 韓国在住日本人 より:

         心配性のおばさん 様

         韓国が農耕民族かどうかは分かりませんが、半島内で生息していた動物は殆ど食べてしまったみたいです。はるか昔は熊、鹿(大きい奴)、馬等もいたらしいのですが皆食べつくしてしまったそうです(骨が出てくるみたいですね)。主食物もコーリャン等の雑穀であり、とても農耕民族とは思えません。

         話は変わりますが、韓国ではよくトウモロコシを道端で売ってます。殆ど皮つきで蒸して、そのまま売ってます。それを韓国人はバリバリと食べているのですが、韓国のトウモロコシは全然美味しくないです。甘味が日本のトウモロコシに比べ遥かに劣っており、家畜の飼料レベルではないかと思います。このように、日本と同じようなものを食べていても、食べ方や食物自体の味がかなり変わります。例えば栗は韓国では生のまま皮をむいて食べます。触感は柿のような感じで、甘さはあまりありません。また、松茸も生で食べます。生のままでは香りが立たないので、それなら「エリンギでも食っとけ」と言いたくなります。隣の国とは言え、食べ方が異なるのは面白いですね。

         駄文にて失礼します

        1. 鞍馬天狗 より:

          韓国在住日本人さんへ

          いつも、面白い情報をありがとうございます

          >栗は韓国では生のまま皮をむいて食べます
          え?
          縄文文化とも、弥生文化とも
          異質なコトの証明じゃないですか

          日本の縄文文化では、栗が栽培されていた
          といたコトが、発掘されていますし
          煮炊きされていたことも判明しています

          キット、栗の種類も違うのでしょう

    2. 陰謀論者 より:

       そこは日本にもパチンカスがたくさんいるのであまり叩けないところですね、韓国の政策で唯一評価できるのはパチンコを追放したことですね。そうでなければとっくに滅んでいたろうにまことに残念です。

    3. 心配性のおばさん より:

      たった今、韓国在住日本人様が嘆かれていたような記事を見つけました。

      < (朝鮮日報日本語版) 【コラム】うまくいけば青瓦台のおかげ、失敗すれば官庁のせい>
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190524-00080148-chosun-kr

      韓国の人々は、この記事を読んで、「俺も同じ」とは、考えないのでしょうかね。

      1. ムイ より:

         まぁ一般的な韓国人の価値観からして微塵も思わないでしょうね。簡単に言ってしまえばこれに賛同した韓国人も書いた本人も「そのとおりだ。だから他の韓国人はこれを真摯に受け止めなければならない」てな感じで自分は出来ている「つもり」となることが殆どでしょうからね。

         結局、政権が変わろうと保守派だろうとなんだろうと日本への態度対応に全く変化がないのはほぼすべての韓国人がこういう考えに行き着くからに他ならないんですよね。

    4. 路傍の石 より:

       まるでブッダの『毒矢の教え』みたい(笑)
      日本とは違った仏教が伝わったみたいですね(笑)
      まあ、盗品(仏像)を自分のものにする僧侶が居り
      国を挙げて賛同しているのですから当然でしょうね(笑)

    5. 自転車の修理ばかりしている より:

      韓国在住日本人 様

      中国へ製品検査に行ったことがあります。そりゃあ合格率はひどいものでした。あんなに目を皿のようにして検査したのは初めてでした。日本の工場における製品検査がほとんどセレモニーと化していることに比べると、原点回帰とでもいうのでしょうか。

      閑話休題。その時に合格率以上に衝撃的だったのが、完成製品の取り扱いです。ガラス製品だったのですが、平置きにされたその完成品の上を工具を投げ渡すことが平然と行われていました。

      発注者の前でその扱いか!こっちはガラスに寸毫も傷がないかチェックに来てるってのに!

      モノづくりに対する意識の差に愕然としたことを覚えています。

  4. 一読者 より:

    なんか、いつの間にか、先週韓国議員団が日本来てたらしいですね。

    https://www.sankei.com/smp/politics/news/190521/plt1905210057-s1.html

    > 「日韓請求権協定を尊重する。国と国との約束だ」としながらも
    > 「韓国大法院(最高裁)の判決も尊重しなければならない」と答えた。

    という、相変わらずの支離滅裂ぶりだったとか。

    まあ、石原さんが「おいでになった目的は何ですか?」と言って、終わりだったみたいですが。

  5. カニ太郎 より:

    う~ん、困ったですね。

    何が困ったかと言えば、主さまの文章の、この部分です

    >物事を表面しか見ていない人は、得てして
    「日本政府は何をしているのか?」
    「どうせアベ(※安倍総理のこと)は何もできない弱腰だ!」
    などと批判したりするようです(あるいは「保守」のふりをしたサヨクさん、という可能性もありますが…)。<

    まさか、安倍政権を批判しただけで、サヨクかもと疑われるとは思わなかった・・・トホホ(笑)

    まあ、それならそれでいいんですが、安倍さんが嫌いな人は、嫌韓でも、相容れないものなのですかね(笑)

    逆に安倍さん大好き人間だったら、韓国好きでも受け入れられたりして(笑)(笑)(笑)

    私は、日本は韓国との縁を切った方がいいと思ってるんですが・・・

    日韓分離主義者に、安倍支持も不支持も、関係ないと思うんですけどね(笑)

    例えば、なんで菅官房長官じゃ、いけないんですかね。

    安倍さんより、韓国と離れてくれるかもしれませんよ。

    安倍さんは7年もやっていて、もう十分でしょ。

    岸田さんは弱腰だし、

    二階さんは韓国配慮派だし、

    麻生さんは・・・正直、岸信介、佐藤栄作、吉田茂ラインなんで嫌です。

    権力を田布施一族で回す事はやめてください。

    だから残念ながら対韓国の姿勢は好きなんですが、麻生さんは論外です(笑)

    で、ここからが重要なんですが、共産党、公明党は大嫌いですし、

    立憲民主は節操ないから論外、

    小沢はさっさと引退しろって思ってますし、

    で・・・橋下徹でもいいかなぁ(笑)なんて・・・

    そんな風に思ってます。

    1.   より:

      批判しか出来ない奴はパヨクと同レベルってことだよ。
      なんでわからないのかね、この基地外女。

      1. カニ太郎 より:

        えっ、それ私に返信されてます?

        相手、間違えてませんか?

        それと『基地外女』という言葉は良くないですよ。

        あと、念のため、私は男です(笑)

        基地外のような言葉はここでは禁止されてますから、

        プライベートポリシーを読むことをお薦めします。

        最後に、このまま終わったのでは、読者に申し訳ありませんので、昨日の競馬について、少し評論を書いておきましょう、私の競馬分析はたいへん高度なものですから、ただで読めるのはたいへんラッキーですよ。

        さて、ご存じのように昨日、競馬の祭典ダービーが行われました。

        単勝12番人気①ロジャーバローズが逃げ切るとは、馬券を外した方も多かったでしょうが、買えない馬券じゃありませんでした。

        実は私は①を買っておりました。
        でも、まあ、馬券は⑥サートゥルナーリア軸一頭3連単流しだったので外しました。
        しかしながら⑦ダノンキングリー(3番人気)も
        ⑬ヴェロックス(2番人気)も買ってたので実に惜しかった(涙)

        まさか1番人気⑥サートゥルナーリアが4着に沈むとは・・・

        しかしながら、①ロジャーバローズは角居厩舎、そして⑥サートゥルナーリアも角居厩舎で、怪しいと思っていたんです・・・本当です。

        それは『2頭出しは人気薄を狙え』という格言もさることながら、
        昨日のダービーはどうも冠名馬が来そうな気がしていたのです。

        昨日の出走表を見ればわかると思いますが、令和最初のダービーだということだけあって、JRAに長年貢献してきている個人オーナーの馬が、大集合していたわけです。

        冠名サトノの④サトノルークスは株式会社サミーの社長、里見さんの持ち馬。
        冠名アドマイヤの⑫アドマイヤジャスタは大阪の土建屋、近藤さんの持ち馬。
        冠名タガノはタガノファームの八木さん。
        冠名メイショウは松本さん、冠名ダノンの馬主はダノックス社長の野田さん。
        冠名レッドはパチンコフィールズ社長の山本さん。
        あと冠名ニシノの西山さんの馬に、冠名マイネルの岡田さんの馬。

        どうですか、同じレースにこれだけの個人馬主が揃うことはまずあり得ません。
        つまり、JRAの意向が働いていたというわけです。

        こんな分析、どの競馬ブログを見たって出てきませんよ。

        近年の社台グループ一辺倒でつまらなくなった競馬を令和は盛り上げようと、個人馬主に勝たせた可能性があるわけです。

        どうですか?私の読み、素晴らしいでしょ(笑)

        それではまた、バイバイ(笑)

        1. りょうちん より:

          馬主と言えば、馬主のパチンコ関係者の多さにはビックリですね。

          たしか馬主資格って暴力団員はダメだとか、厳しい審査があったんじゃ無かったっけ?
          なんて、調べてみたら、ひたすら「カネ・カネ・カネ」で品位も何もあったもんじゃなく、これじゃあ不況になったらパチンコ屋の社長くらいしか馬主にならんわいと思いました。

          馬主がいなければ競馬文化もなくなるので、閉め出せとは言いませんがなんだかなあという気はします。

          1. 新宿会計士 より:

            りょうちん 様
            カニ太郎 様

            いつもコメントありがとうございます。
            当ウェブサイトのコメント設定で「パチンコ」が禁止ワードになってしまっていたので、先ほど解除いたしました。
            これでコメントがゴミ箱に落ちるということはないと思います。
            (ただし、パチンコ屋の宣伝コメントについては自動的に削除される仕組みは維持しています。)

            引き続き当ウェブサイトのご愛読並びにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

      2. カニ太郎 より:

        あれ?

        昨日の私の返信投稿が削除されてる。

        力作だったのに・・・

        しかし、このプライベート・ポリシー違反してるとしか思えない投稿は、

        削除されてない・・・

        なんでだろ。

        1. 新宿会計士 より:

          カニ太郎様

          いつもコメントありがとうございます。
          いただいたコメントがゴミ箱に入ってしまっていたので手動で承認しております。

          引き続き当ウェブサイトのご愛読ならびにお気軽なコメントを賜わりますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

  6. BlobFish より:

    韓国の抱えている問題とは政府とか政治とか企業とかの社会機構・集団としての欠陥と言うよりも、もっと根本的・基本的な個人としての資質に重大な齟齬がある事では無いでしょうか?

    それは一個人の各々が「自分は常に正しく、優れた道徳に沿って行動しているから、過ちをするなんて有り得ない」と言う根拠の無い思い込みを大前提としている事です。

    だから韓国人は過ちを犯しても(大前提が崩れた時には)、それを無視するか、思考停止に陥るか、崩壊してしまって否定された大前提に沿うような辻褄の合う妄想を作り上げて責任回避するので、「自分の過去の過ちから学ぶ事が出来ない」のみならず、自分ででっち上げた妄想の世界から脱出出来ないのです。

    極端な言い方をすれば、日本はこのような個々の構成員が妄想世界に住んでいる嘘吐きで、約束を守らない、かつ自分の言動に対して責任をとらない国家を友好国家とするのは、長い目で見て世界から信用を失う結果となってしまうと思います。

    個人の交友関係と同じで、嘘吐きで約束を守らない無責任な国家と付き合い続けると「類は友を呼ぶ」と看做されかねません。

    1. 自転車の修理ばかりしている より:

      BlobFish様

      まさに韓国の問題点は、その宗教的ともいえる自己正当化だと思います。そしてそれは彼らの行動原理であって、今後も治るものでは無いでしょう。韓国と同じ穴の狢とみられることは絶対にイヤですので、適度に論争しつつ距離を保つのは賛成です。

      ただ残念なことに、隣国です。引っ越せるものでもないので、おつきあい謝絶とはなかなかできません。

      断交が現実的でない以上、韓国には順調に国際的評価を落としてもらい、陰から国力を削っていくことが日本の国益にかないます。

      彼らの行動が教条主義的であること=行動が読みやすいこと、でもあります。ここはそれを利用して、韓国を日本の都合の良い方向へ(衰亡?滅亡?)導くのがよろしいのではないでしょうか。(そんなことをしなくても自滅してくれそうですが)

      それにしても「戦略的曖昧性」ですか・・・日本軍の「転進」と同じ臭いがします。韓国の戦略って「漁夫の利」「濡れ手で粟」「虎の威を借る狐」なんてところですか?

    2. りょうちん より:

      大口さんのところの解説をオススメします。
      https://ch.nicovideo.jp/ooguchib

      しかし、ローマ教皇フランシスコ猊下の

      「韓国国民がこのセウォル号の悲劇を道徳的(倫理的)、霊的(精神的)に生まれ変わるための機会としてとらえることを望む」

      というのは、実にここまで品がよくディスることができるものだと感心したものですが、この元発言がどんなものだったのか、公的な記録が見つからないんですよね。

      >2014年8月に韓国大田(テジョン)市で開催される「アジア・ユースデイ」への出席が決まっている。これを前に、14年4月24日にカトリック大田教区の兪興植(ユ・フンシク)司教がバチカンを訪れ、法王と謁見した。

      この時の発言だったそうなのですが、韓国メディアしかソースがなく、もしかするとこれですら韓国に配慮した表現であった可能性がありますw

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