南北鉄道着工式をやってしまった韓国と「チキンレース」仮説

以前、『米韓チキンレース仮説の正しさ裏付ける南北鉄道連結工事』のなかで、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』のようなウェブ評論サイトには、日韓関係などの不可思議なニュースに接したときに生じる「もやもや」感を解消するという役割がある、と申し上げました。そして、多くの人が「もやもや感」を持つであろう領域といえば、なんといっても軍事・安全保障の分野であり、とりわけその中でも謎が大きいのが、「なぜ日本政府はそこまで韓国にコケにされながら反論しないのか?」という点ではないかと思います。

「さようなら、韓国」

不思議な高揚感漂う南北連結工事の着工式

なんだか、不思議な高揚感に満ち溢れています。

何の話かといえば、「南北鉄道・道路連結事業」のことです。昨日の夕方、韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)に掲載された次の記事によると、昨日、北朝鮮の開城(かいじょう)市にある板門(はんもん)駅で、南北鉄道・道路連結工事の着工式が行われたのだそうです。

南北の鉄道・道路連結事業が始動 北朝鮮側で着工式開催(2018.12.26 17:12付 聯合ニュース日本語版より)

聯合ニュースの説明によると、この着工式自体、北朝鮮側からは祖国平和統一委員会委員長や鉄道省次官、韓国側からは国土交通部長官や統一部長官らが参加したそうです。

また、リンク先動画には動画のリンクも掲載されているのですが、それを眺めてみると、南北双方から高官や一般人などが参加し、バンド演奏が流れ、人々が楽しそうに踊りながら着工式に臨んでいる様子が伺えます(※べつに見る価値はないと思いますが、いちおう、リンクだけは貼っておきます)。

この記事を読み、動画を視聴すれば、着工式に臨む人たちが共有する「南北朝鮮の宥和と将来の統一」への期待が見て取れるでしょう。

前途はあまりにも多難

先ほどの聯合ニュースの記事によれば、今回、着工式が行われた工事プロジェクトの最終目標は、①南北の鉄道と道路を連結すること、②それらを近代化すること、という2つの要素から構成されています。といっても、ここで注意しなければならない点が、2つあります。

1つ目は、『このタイミングでなぜ米国が北朝鮮への人道支援を見直すのか』などでも触れたとおり、現時点で米国が韓国に対して認めたのは「着工式」までであり、実際に南北鉄道・道路の連結工事そのものに取り掛かることについては、許されていません。

このタイミングでなぜ米国が北朝鮮への人道支援を見直すのか

これについて聯合ニュースも

実際に工事に着手するためには北朝鮮の非核化が進展し、国際社会の対北朝鮮制裁が緩和されなければならない

と述べています。

(※もっとも、韓国のことですから、なし崩し的に工事を始めてしまう可能性もかなり高いと思います。先日の繰り返しですが、どうしてそもそも米国が韓国に対して着工式自体を認めてしまったのかに関して、結局、年内に謎を払拭しきることはできなそうです。)

一方、2つ目は、仮に南北の鉄道や道路の連結工事が行われ、連結が完成したとしても、北朝鮮側の区間については道路も鉄道もかなり状態が悪く、まともに機能させるためには相当の補修作業が必要である、という点です(『米韓チキンレース仮説の正しさ裏付ける南北鉄道連結工事』参照)。

米韓チキンレース仮説の正しさ裏付ける南北鉄道連結工事

つまり、せっかく着工式に踏み切ったものの、韓国は米国の顔色をうかがい、今後、工事自体が停滞する可能性もあるのです。

そもそもつなげて良いんですか?

ただ、私などの外国人の立場からすれば、それら以前に、根源的な疑問がわきます。

果たして、本当にその鉄道と道路、つなげて良いのでしょうか?

先ほどの聯合ニュースの記事によれば、着工式のなかで北朝鮮高官が

北東アジア、ユーラシアの共同繁栄、ひいては世界の共同繁栄をもたらす新しい動力が出現する歴史的な時間だ

と述べると、韓国側の高官らが、相次いで

物流コストを削減し、世界市場で競争力をさらに高めることで受けられる経済的な利益は南北が共に享受することになる/分断して対立する時代は私たちの世代で終わらせなければならない

着工式を機に中断されず南北の鉄道・道路連結が進められ、鉄道・道路で平壌や中国、モンゴル、ロシア、欧州まで行ける日が来るよう努力する

などと応じたそうです。

これらの韓国側高官は、考えが浅すぎます。なぜなら、日本政府が現在に引き続きマトモな判断を下すならば、南北の鉄道・道路がつながった瞬間、北からの工作員が今以上に流入してくる可能性を懸念する日本政府は、日韓間の往来に規制の網を掛けようとするはずだからです。

韓国にとってはやや余計なおせっかいかもしれませんが、最悪の場合、韓国は北朝鮮との分断状態を解消することで、日本からヒト、モノ、カネの流れを遮断される可能性を覚悟しておくべきではないかと思います。

(どうでも良いですが、この高官も鉄道連結によって行ける先が「中国、モンゴル、ロシア、欧州」だと述べていますが、決して「日本」と言わないあたり、さすが反日国家だと思います。もっとも、「日本」という名前を出されても困りますが…。)

赤化統一に向けて進む韓国

米韓チキンレース

ところで、以前、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』の『米韓チキンレース仮説の正しさ裏付ける南北鉄道連結工事』でも紹介したとおり、現在の韓国の文在寅(ぶん・ざいいん)政権は、むしろ米国側から断交を言わせようとしているふしがあります。

といっても、これは私のオリジナルの考え方ではありません。日本経済新聞社の元編集委員で日本を代表する「コリア・ウォッチャー」でもある鈴置高史氏が、今月上旬に日経ビジネスオンライン上で発表した、次の論考で提示した仮説です。

「米韓同盟消滅」にようやく気づいた韓国人/文在寅は米国に「縁切り」を言わせたい(2018年12月7日付 日経ビジネスオンラインより)

「鈴置説」によれば、文在寅氏ら現在の政権幹部は米韓同盟の破棄を狙っているものの、現在の韓国国内には「米国に守ってもらいたい」と考えている人が(左派も含めて)非常に多く、文在寅氏自らが米韓同盟破棄を言い出すのは困難です。

そこで、韓国は積極的に米国側を苛立たせることで、米国側から同盟破棄を言わせるように仕向けているのだ、というのが、「鈴置説」の要諦です。私もこの考え方には非常に高い説得力があると思います。

チキンレースは日韓関係にも?

いや、もっと正確に言えば、別に文在寅氏が「終わらせよう」としているのは、米韓関係だけではなく、日韓関係も同様かもしれません。

そして、「文在寅氏は日米両国をわざと苛立たせ、両国からの国交断絶を通告させようとしているのだ」、と考えるならば、最近の徴用工判決問題や慰安婦財団解散問題、火器レーダー照射事件などはについても、非常にすっきりと説明が付きます。

つまり、いずれの事件も「文在寅政権が日韓関係を破壊することを目的に、日本に対して仕掛けている攻撃だ」と考えると、一見すると不可解な韓国側のこれらの行動にも、がぜん、合理性が出てくるのです。

この「チキンレース仮説」を前提に置くと、徴用工判決に対しても、慰安婦財団解散についても、日本政府が今すぐ韓国に対する対抗措置を講じるのではなく、「韓国政府の姿勢を待つ」という姿勢を(今のとこは)守っていることについても、また同様に合理的な説明が付きます。

いわば、日本側としては韓国に対して何らかの制裁、対抗措置を取ったときに、韓国側に揚げ足を取られ、「日本側から日韓関係を破壊した」と全世界で喧伝されることを懸念している――、という仮説です。

もちろん、この「チキンレース仮説」が正しいという保証はありません。しかし、少なくとも日米両国は韓国の動きを緊密に監視していると考えて良さそうですし、韓国に対して何らかの制裁措置を課すならば、日米両国は一致団結して対処するように思えてなりません。

このように考えた結果、徴用工判決などを巡って日本政府が現時点で韓国への対抗措置・制裁措置を発動していないことは、合理的に説明が付きます。

それはずばり、「日本政府が韓国に対する経済制裁では米国と歩調を合わせることを考えており、現時点においては米国の対応を待っているから」、ではないでしょうか?

もちろん、くどいようですが、この仮説は「絶対に正しい事実である」、という自信を裏付けとして提示しているものではありません。あくまでも、韓国(と日米両国政府)の現在の動きを説明するうえで、一番説明が付きやすい仮説として提示しているものです。

もっとも、上記に示したものは単なる仮説に過ぎませんが、こうした仮説が正しいかどうかについては、案外早いタイミング(たとえば、年明け早々のタイミング)で判明するかもしれません。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 名無しの権兵衛 より:

    一つの国家が消滅する瞬間を自分の僅かな人生の中で観れるってのは、
    なかなか無いアミューズメントですね。

    ぜひ見てみたい。
    その後に何が起こるかも、大変興味あり。

    所属するアリの巣が滅びたとき、その構成員はどう行動するのか?
    周りの蟻の巣はどう対処するのか・・・

    うわー、楽しみです!
    わくわくドキドキの2019年です

    1. より:

      >所属するアリの巣が滅びたとき、その構成員はどう行動するのか?
      所属するアリの巣が滅びたとき、そこのアリが日本にざっと押し寄せてきた時・・・うわー、大変だぁ!ガクフルじゃありませんか?

  2. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    『南北鉄道道路締結着工式』が行われましたが、コレも悪く言えば北のインフラを整備してあげるだけです。恐らく、今年は北は現状の図面提出ぐらいで、残りは予算をどれだけ韓国かり出さすだけぐらい。と

    とにかく北側の今の道路鉄道は、少し手を入れるだけではありません。基本、80年以上前に日本が残していったばかりのスクラップです。これは新規に作るよりたちが悪い。まさか、単線非電化という事は無いにしても、画像を見ればそのとおり。

    1. めがねのおやじ より:

      すみません続きです。

      これを西アジア、ユーラシア、欧州まで繋げる(笑)。道路網もやるそうですが、ちょっと頭の中ネジ緩んでます、ぐらいの計画ですね。

      米国は今はダンマリをきめこんでいるが、腹のなかは煮えくり返っているでしょう。日米豪加英などの制裁、いよいよ年初遅くとも1月中に発動という光景が浮かびます。

  3. 愚塵 より:

    チキンレースは日韓関係にも?
    https://shinjukuacc.com/20181227-01/#i-7
    の5行目、
    「などはについても」は
    「などについても」の方がよろしいかと存じます。
    些細な点が気になって…

  4. 阿野煮鱒 より:

    連日の更新ありがとうございます。

    私も「チキンレース仮説」の正しさを願う者ですが、トランプ大統領個人の資質を踏まえると一抹の不安があります。既に韓国の状態は信頼に値せず、何らかの制裁を科すにふさわしい状況にあります。にも関わらず米国が動かないのは、果たして韓国が一線を超えるのを待っているのかどうか疑わしく思います。

    いつもの嘆き節・悲観論ではあるのですが、最悪のシナリオも想定しておかなければならないと思います。たとえば、米国の朝鮮半島情勢に関する優先度の低さと、日本の与党内親韓勢力や経団連の親韓性向によって政権中枢の意思決定が攪乱されることで、本来ならば一線を超えたところの制裁を日米連携でおこなわれるところ、足並みが乱れて、有効な制裁の機会を逸する可能性です。その場合、日米が朝鮮半島の処遇に関して相互不信に陥る可能性すらあります。

    私は、米国がどこまで朝鮮半島にコミットする意思があるのか、そのためにどれだけの対価を払う覚悟があるのかについて、日本政府が確証を得るまで話し合う必要があると思います。この辺り、日米共に腹をくくり切れていないのではないかと危惧しています。

    1. とゆら より:

      世界の警察アメリカ、アジア支署は日本国におまかせという危惧はわたしも感じています。
      アメリカの本気度がいまいちわからない。

      1. りょうちん より:

        トランプの行動原理は、「アメリカの国益=経済的繁栄」というシンプルなものでしかないと考えます。
        ビジネスマン出身の限界というか単純故の行動力の強さか。
        世の中の全ては金ではありませんが、大部分は金で解決する問題なので景気が良ければどうにでもなる。
        しかし、米国という国は経済的合理性では測れない価値観を多数持っている国なので、絶対的にトランプと合わない層が出ますわな。
        安全保障関係や軍人さんなんかはそうでしょう。トランプ政権から脱落しているのがこの分野の人材なのは必然です。
        経済的合理性を求めるなら、「世界の警察」なんてやめて新モンロー主義(だけどジャイアン貿易だけはするぜ)に徹した方がいいですから。
        ただドルの信用を維持しているのは軍事力を背景とした米国の覇権であるということをちゃんと理解しているのかどうか・・・。
        どうも米中戦争の現状を見ると、ドルの信用を背景にした自分の理解できる範囲の経済戦争に留めようとしている様に見えます。「航行の自由」作戦などは軍が精一杯自分の裁量でできることをやろうとしているのではないか。
        モンロー主義がナチスドイツを育てた様に、短期的利益に目がくらんだり、お金をケチって大損する歴史を米国は繰り返してきたのですが、4回も破産を経験したトランプは、アメリカが破産することを軽く考えていそうです。

  5. とゆら より:

    韓国による北朝鮮の制裁緩和戦略は失敗に終わり
    国際社会との乖離は線路のようにいつまでも平行線。
    北朝鮮からも梯子を外されつつある。
    特に日米とは歩んでいく道のりも目的地も違う。

    機関車の運転台には文在寅大統領が乗っているのかもしれませんが
    後ろを振り返っても連結器は外され、客車にはもはや誰もいない。

    韓国の終点は近い。
    終着駅には何が待っているのか。
    地上の楽園か、はたまた崖か。

    1. 匿名 より:

      弾劾裁判か断崖絶壁か、好きな方が選べるのか
      これは胸熱お腹は腹圧

  6. 匿名 より:

    韓国の経済は今ガタガタ。なので安い労働力を入れて立て直そうというロジックで北との統一をさらに推進する様な気がする。日米の制裁なんかがあったら尚更。

  7. 韓国在住日本人 より:

     文在寅大統領が統一を急ぐ理由は二つあると思います。一つはソウルへの脅威を小さくすることです。媚びようが何をしようが、少なくとも2017年に比べればソウルへの脅威は小さくなっているのが現実です。無論、今後どう転ぶかは分かりません。もう一つは北朝鮮人民の労働力を搾取することです。北朝鮮人民は統一後もまともな人権は与えられず、単なる労働力としか見ていません。国連であれだけ言われても北朝鮮人民の人権に対し文在寅大統領が一言も言わないのはそのためだと思います。

     今朝の韓国の気温は氷点下11℃です。こんな中で路上生活者は生きているのですが、この間不思議な光景を目にしました。路上生活者は道端で座り、自分の前に籠を置いてお金を恵んでもらいます。人通りが少なくなり小生がたまたま脇道からその人の前を通り過ぎたとき、その方はスマホを持っていたんです。連絡しているのか何をしているのか分かりませんが、どうしたら契約や通信料の支払いが出来るのか非常に不思議です。wi-fiが使えればある程度のことは出来るでしょうが、アプリ等を利用するには電話番号が必要なはずですからどう考えても不思議です。韓国では路上生活者もスマホは必需品のようです。

     駄文にて失礼します

     

    1. りょうちん より:

      おそらくご帰国されたのですね。よいお年を。

      携帯電話ですが、日本でもホームレス手前のネットカフェ難民などでは、糊口を凌ぐ日雇い仕事や非合法の仕事をするための最後のライフラインとして食費を削ってでも維持するという話です。

  8. 中年SE より:

    鉄道で日韓を行き来するにはトンネルが必要なので言及しなかったのでは、と思います。
    まぁ、電車一本で気軽に来られても困りますがw

    さておき、鈴置氏の新着記事でレーダー照射に関する動きと韓国の反日活動についてそれぞれ表にまとめられていました。
    前者は韓国がマトモな組織じゃないことがよくわかりますし、後者は韓国が日本の敵対国であるのがよくわかる良い表です。
    会計士さんは既にご覧かと思いますが、あれは拡散の価値ありと思うのでコメントさせていただきました。

    1. りょうちん より:

      鈴置氏の最新記事を読んできました。

      そういえば、北朝鮮が北極星1号というSLBMを開発したという話が昔あったなあと思い出しましたが、実射実験ではプラットホームになる潜水艦の絵がフェイクで、実際には発射筒だけ水に沈めた艀で実験したのではないかと推測されていました。
      そこに韓国のVLS搭載大型潜水艦が夢のコラボレーションでフュージョンすれば、民族精気を集めたSSBN?が!
      とか考えているんでしょうね。
      もうなんか面倒くさくなってきたので、朝鮮半島はあいつひとり(金正恩)だけでいいんじゃないかな・・・とか思う様になってきた今日この頃。
      来年はトンイルにむけて確実な一歩を踏み出してほしいものです。

    2. あにまる豚 より:

      毎々の執筆、ありがとうございます。

      日韓トンネル…ロシアはロシアでサハリンと稚内を海底トンネルで繋ごう!とか言ってますよね。
      なんでしょう、日本の周辺各国では、陣取り合戦(日本の取り合い?)が流行なんでしょうか。

      正直、周辺国家と陸続きになって、日本に利益のある国が無いと思われるのですが、
      単純に経済力だけを狙っているのかもしれません。
      しかしながら、その経済力も人口減少であまり楽観出来る状況ではないと推察していますが、
      国として何か対策でもあるんでしょうか。(移民や昨今の入管法ではなく)

      人口が減れば国防も怪しくなりますので、その点が不安でなりません。

      失礼いたしました。

  9. 匿名 より:

    こっちのレースではないのですが、「韓国」「チキン」と聞くと、例の「チキン屋」の話に連想がつながる。文系、理系の大学を卒業して様々に人生を選択し、最後にたどり着くのが「餓死かチキン屋か」という、ある意味これも人生レース。自虐的に、韓国人の人生は「起承転結」ではなく「起承転鶏」だと揶揄までしてる。
    聞くところによれば、韓国内にあるチキン屋さんは3.5万店舗以上で、日本のラーメン屋さんくらいの数。ちなみに全世界のマクドナルドのお店が3万店舗ですから、人口に比べていかに多いかがわかる。
    55歳で定年、1千万円の退職金と800万円の借金でお店を始め、3年で行き詰るというのがありがちなパターンらしい。その後北の工作員になってスマホを持って路上生活?でしょうか・・・

  10. a4 より:

    米軍駐留費費交渉、アメリカの態度は金次第なのか韓国に決断させたいのか解らない処があります(交渉は良い線まで行っていた様子)。
    今、韓国はアノミー状態、文もソロソロ危ないのでは無いでしょうか?アメリカは少し様子見だと思います。

  11. 本家権兵衛 より:

    >この高官も鉄道連結によって行ける先が「中国、モンゴル、ロシア、欧州」だと述べていますが、決して「日本」と言わないあたり

    他の方も書かれていますが、反日的なスタンスは無論あるでしょうけど、単純に南北鉄道連結だけでは、日本まで行くことはできないからでは?

    しかし、南北間の道路整備などすれば、動乱時に北がなだれ込んでくるリスクを考慮しないんでしょうかね?
    米軍が去れば、そのリスクは増すと思うんですけど。

    1. りょうちん より:

      シベリア鉄道支線で中国の標準軌とモンゴル・ロシア側の広軌って、車台を載せ替えるという荒技で結んでいるんだそうですね。
      いわゆる南北縦貫鉄道というのは、全部標準軌(日帝残滓!)なんですが、どうするんでしょうか。

  12. 新宿会計士 より:

    自己コメントです。

    東亜日報社説『南北鉄道連結「着工イベント」、非核化がなければここまでだ』( http://japanese.donga.com/Home/3/all/27/1591292/1
    がぶっ飛んでいます。

    「南北が途絶えた鉄道をつなぐことになれば、韓半島縦断鉄道(TKR)の完成と共に、北朝鮮を通って大陸を経由し、欧州まで続く「鉄のシルクロード」が可視化される。韓国の技術と資本が投入され、北朝鮮の老朽した交通インフラが改善されれば、北朝鮮経済が最悪の窮乏と孤立から抜け出すうえで決定的な力になるだろう。」

    老朽化し過ぎた鉄道をまともに走れる状態に変えるためのコストを考えると、あまりにも非現実的な気がするのですが、どうでしょうかね?

    それに、どうせ韓国のことですから、非核化を先延ばしにしながら実質的な工事に取り掛かり、国際社会から制裁を喰らい、南北鉄道連結と引き換えに朝鮮半島が世界から孤立(ないし中華属国化)、というパターンがいちばんわかりやすい気がします。

    1. りょうちん より:

      >韓半島縦断鉄道(TKR)の完成と共に、北朝鮮を通って大陸を経由し、欧州まで続く「鉄のシルクロード」が可視化される。韓国の技術と資本が投入され、北朝鮮の老朽した交通インフラが改善されれば、北朝鮮経済が最悪の窮乏と孤立から抜け出すうえで決定的な力になるだろう。

      なにを勘違いしているのかわかりませんが、韓国とシベリア鉄道を連結させたいなら、韓国の標準軌を広軌に改軌しなくてはなりませんw。三軌線方式にするのかもしれませんが。
      逆に北朝鮮とロシアを結んでいるバラノフスキー・ハサン鉄道は最初から広軌なんですよ。
      北朝鮮も平壌-北京間(よく将軍様がつかうやつ)は標準軌と節操がありませんが、ネットワークではないのでいいやってことなんでしょう。
      まあ、鉄道を敷くのは土地取得が大変なので広軌作業はそこまででは無いにしろ距離が距離ですから、まあ韓国頑張ってとしか。今度は防水と放水を間違えるなよとしかw

  13. gommer より:

    些細な事かもしれませんが

    評論の内容には同意するのですが、「チキンレース仮説」という命名にもやもやします。
    「徴用工判決」という通称と同様の違和感といいましょうか。

    チキンレースとは、勝利するためにどこまで破局に近づけるかを競うゲームです。破局を恐れて勝ちを諦めたら負けです。やりすぎた場合は両者ともに望まない結末でなければいけません。

    「チキンレース仮設」では文在寅の狙いが米韓同盟の破壊なのですから、破局ではなく目標です。
    ただ単に自分では踏み越えにくい一線を相手に越えさせようと挑発しているにすぎません。

    日米開戦ではアメリカは欧州に参戦する口実を求めており、そのきっかけとして日本を利用して参戦反対の国内世論を誘導しました。日本を挑発して望み通りに宣戦布告させ、日本は破滅しました。

    力関係は全く異なりますが、今の米韓関係はそれと変わりません。
    文在寅は国内世論を気にして自分では直接米韓関係を破壊できないので、アメリカにさせようと挑発している。
    これはチキンレースとは呼びません。

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