ユーロ圏の矛盾が噴出 フランスは民主主義を捨てたのか?
ろうそく片手に民主主義を壊した韓国。黄色い服を着て暴力を振るい、増税を阻止したフランス。究極的に、やっていることは「民主主義によって選ばれた政権が実施しようとした政策を、民主主義によらずに止めた」という意味では、まったく同じなのです。これに対し、わが国では今年4月、日本共産党が「5万人参加」とウソをついたデモが発生しましたが、単発で終了しました。民主主義が機能するためには、日本共産党に騙されないだけの賢さに加え、国民が安心して暮らしていける経済状態が必要だということが、よくおわかり頂けると思います。
目次
ろうそく片手に民主主義を壊した国
数年前、韓国の首都・ソウルで、朴槿恵(ぼく・きんけい)大統領(当時)の退任を求める市民団体による抗議デモが、土曜日ごとに発生。ロウソク片手に毎週、多いときでは200万人を超える人々(※主催者発表)がデモに参加するという、不気味な現象が発生しました(図表)。
図表 朴槿恵政権打倒の「ろうそくデモ」参加人数
日付 | 主催者発表 | 警察発表 |
---|---|---|
2016/10/29 | 3万人 | 12,000人 |
2016/11/05 | 20万人 | 45,000人 |
2016/11/12 | 100万人 | 26万人 |
2016/11/19 | 50万人 | 18万人 |
2016/11/26 | 150万人 | 27万人 |
2016/12/03 | 212万人 | 42万人 |
(【出所】当時の韓国メディアの報道等から著者作成)
このデモの結果、韓国の国会は、いまからちょうど2年前の2016年12月9日(金)に、朴槿恵氏の弾劾訴追を可決しました。
いわば、市民団体の「ろうそくデモ」が、国政を動かした格好です。韓国国内では「平和的なデモによって政治を動かした!」、あるいは「これは無血革命に等しい!」など、謎の自画自賛が行われているようですが、「韓国の民主主義の未熟さを示す、本当に恥ずべき話だ」、という認識はないようです。
ちなみに、韓国国内では「保守メディア」と呼ばれているらしい『中央日報』(日本語版)にも、こんな社説が掲載されたほどです。
【社説】朴大統領弾劾以後…憲法と協治で乗り越えよう(2016年12月10日12時46分付 中央日報日本語版より)
中央日報は朴槿恵氏が民間人である崔順実(さい・じゅんじつ)氏に国政機密を漏洩していたことなどを「神聖な国家権力を民間人に譲り渡した」「決して許されない反憲法的犯罪」だったと決めつけ、朴槿恵氏が弾劾されたことを「霧に覆われた政治も1つの峠を越えた」と評しています。
「民主主義発祥の国」が民主主義捨てる?
気に入らなければ暴力的に破壊して良いのか?
どうして急にこんな古い話を持ち出したのかといえば、数日前から出ている、フランスで増税が延期されたという話題を目にしたからです。
- マクロン政権、デモにまた譲歩 燃料増税19年は見送り(2018/12/6 5:47付 日本経済新聞電子版より)
- フランス燃料増税延期、マクロン大統領が譲歩 抗議デモ受け(2018 年 12 月 5 日 01:08 JST付 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版より)
- Macron Blinks in Fuel-Tax Dispute With Yellow Vests(米国東海岸時間2018/12/4 15:52付 WSJオンラインより)
- 仏首相、燃料税増税の延期を発表 抗議行動受け(2018年12月5日付 BBC日本語版より)
すでに複数の内外メディアが大きく取り上げていますが、フランスの首都・パリを初めとする各地で、燃料税の引き上げなどに反発する抗議デモが発生。黄色いチョッキ(gilets jaunes)を着用した者たちが3週間以上にわたり、ときとして過激な暴力を振るうなどして社会問題化しています。
(※余談ですが、黄色いチョッキで破壊活動をするとは、まさに「黄巾の乱」そのものではないでしょうか?)
これを受けて、今週、フランス政府は燃料税の増税を表明。いわば、マクロン氏が暴力的なデモ隊に屈した格好となっています。
ただ、これは非常に情けない話であるとともに、極めて深刻な話です。というのも、民主主義国において、大統領としていったん有権者の信任を得ている以上、法の手続きなしに、暴力に屈することがあってはならないからです。
これらの報道によると、マクロン氏は前任のオランド政権が残した富裕税などの負の遺産を撤廃するとともに、労働者に対する手当てを削減し、燃料税を引き上げるなど、「強者に配慮する一方、弱者に厳しい政策」を遂行したことが、今回のデモを招いたとされています。
経済が弱くなれば極論が強くなる!
ただし、私自身はフランスという国もユーロの欠陥の犠牲者であると考えています。
昨日の『日本国債の不都合な真実:ハゲタカは日本にとって格好のカモ』でも少しだけ触れましたが、ユーロという通貨には深刻な欠点がいくつもあります。
通常、産業競争力が強い国(たとえばドイツやルクセンブルクなど)では、貿易黒字を積み上げれば自国通貨の価値が上昇し、輸出競争力が低下することで、自動的に産業競争力が強くなり過ぎないような調整が働きます。
しかし、ユーロ圏に加盟している国どうしでは、為替レートの調整が働かないため、産業競争力が強い国は強いまま、永遠に貿易黒字を積み上げ続け、産業競争力が弱い南欧諸国などは、無限に貿易赤字を垂れ流し続けるのです。
それだけではありません。
ユーロ圏加盟国では、各国の中央銀行にユーロを発行する権限がありません。このため、国債を中央銀行に引き受けさせるということができませんし、自国がデフレ状況にあったとしても、金融緩和を行うこともできないのです(これを専門用語で「金融政策と財政政策の齟齬」と呼ぶこともあります)。
フランスは国連常任理事国であるとともに核武装国であり、農業大国であり、原発大国でもあります。ユーロ発足前のフランスの通貨・フランは、ドイツ・マルクとともに、「G10通貨」の一角を占めていたほどです。
ところが、欧州通貨統合の結果、マーストリヒト条約により国債発行残高はGDPの6割に抑えることが義務付けられてしまい、財政出動の手段を奪われてしまいました(※ちなみにこの「GDP債務比率6割」には、経済学的な根拠はいっさいありません)。
フランス経済が破壊されている要因は、ユーロという通貨自体の欠陥以外にも、移民政策の失敗や社会構造改革の失敗など、さまざまなものもあるのですが、経済がうまくいっていないことは確かです。
マリーヌ・ルペン氏が率いる国民連合(Rassemblement National、旧党名は「国民戦線」Front National)のような「極右政党」(?)が台頭しているのも、フランス経済がうまく機能していない証拠ではないかと思います。
だからといって暴力を使って良いわけではない
私自身、2008年のリーマン・ブラザーズの経営破綻以降、欧州や世界の金融市場をつぶさに眺めて来た人間でもありますし、欧州債務危機の最中には毎日のように、ギリシャだ、ポルトガルだ、キプロスだと危機が相次いでいるのをチェックして来ました。
この10年間、ドイツなどの経済強国と、南欧を中心とする周辺国での格差が無限に開き続けるというユーロ圏独特の問題は、根治されていません。それは、国債の発行主体である各国が通貨を発行する権限を持っていない、という問題です。
私なりに辿り着いた処方箋は、究極的には、
- ユーロ圏を解体し、ユーロ採用国19ヵ国はそれぞれの通貨を復活させる
- ユーロ圏の財政を統合し、「ユーロ国債」を発行する
のいずれかしかありません。
やはり諸悪の根源はユーロという通貨の欠陥にあるとしか思えませんし、ユーロ圏危機はどうせ再燃、再々燃、あるいは「再々々々々々々々々燃」するに違いない、と思っていました。それがこんな形で噴出するとは、予想どおりとはいえ、なんともやりきれない思いがします。
ユーロ圏の話はともかくとして、フランスを「近代民主主義発祥の国」と呼ぶ人もいるようです(※私個人的にはこの見解には賛同しませんが…)が、民主主義のプロセスにより成立した政府が実行しようとしている政策を、民主主義の手続きによらずに阻止するのは、民主主義国ではありません。
「近代民主主義発祥の国」とやらに対してこう申し上げるのは失礼かもしれませんが、フランスの民主主義は危機的な状況にあると言わざるを得ないのです。
日本ではどうなのか?
「国会前で5万人が抗議!」の続報は…?
ところで、政府がやること、国会がやることが気に入らないがために、人々が国会前などに出掛けてデモをするのは、共産主義国でもないかぎりは、先進国、発展途上国を問わず、一般に見られる現象です。
こうしたなか、フランスの暴力デモを眺めていて、私が思い出したのが、今年4月14日に日本の国会議事堂前で行われたデモのことです。
ただ、これについては『【夕刊】パヨクの暴走は自分たちに跳ね返る』でも述べたのですが、朝日新聞、毎日新聞、共同通信は「デモ参加者は主催者発表で3万人」と報道した割には、ツイッターなどに投稿された写真や動画で確認する限り、どうみても参加者数は多くて数千人に過ぎませんでした。
こうしたなか、もっとも「傑作」だったのが、日本共産党の機関紙『しんぶん赤旗』による、次の記事です。
「安倍退陣」5万人/怒りの声 国会包む/全国20カ所以上で行動(2018/4/15付 しんぶん赤旗より)
なんと、あの狭い国会議事堂前の広場に「5万人が集結した」のだとか(!)。
さすが、志位和夫委員長の独裁体制が20年近く続いている、民主主義を正面から否定する政党だけのことはあります。まさに、息を吐くようにウソをつくのもお家芸でしょう。日本共産党さん、いいかげん、ウソをつくのも大概にしてもらえませんかね?
韓国に倣って毎週開催するのかと思ったら
ただ、日本最大のウソツキ集団・日本共産党による「5万人」説は論外だったとしても、主催者発表の「3万人」という数値が盛り過ぎていたためでしょうか、結局、この「5万人抗議デモ」は、4月14日の1日限りで終わってしまいました。
あれ?
「ろうそく革命を日本でも起こす」って言っていませんでしたっけ、「日本市民」さん?(苦笑)
それはさておき、なぜ日本で日本共産党などが煽る暴力デモが成功しないのでしょうか?
その理由は非常に簡単で、何だかんだ言って、現在の日本の経済政策が、それなりに成果を挙げているからです。
もちろん、私自身は安倍政権の経済政策が100%、うまくいっているとは考えていません。2013年4月以降の大規模金融緩和はそれなりに日本経済に恩恵をもたらしていますが、2014年4月の消費増税や、財務省の緊縮財政主義は、日本経済の立ち直りを遅らせています。
ちなみに私が「国民の敵」と呼んでいるのは「正当な選挙で選ばれたわけでもないくせに、不当に大きな権力を握り、国益を破壊している勢力」のことですが、財務省と日本共産党は、私に言わせれば、いずれも「国民の敵」です。
こうした財務省の抵抗により、日本経済の浮揚が遅れていることは事実ですが、ただ、それと同時に失業率は史上最低水準、有効求人倍率は史上最高水準にありますし、雇用が確保されれば国民生活が徐々に安定していくことは自明の理でもあります。
したがって、いくら日本共産党や極左メディアなどが焚き付けても、日本では韓国やフランスのような暴力的でもは発生しないのだと思います。
日本はいつまでも安心、ではない!
ただし、現在の日本経済も、必ずしも盤石ではありません。
とくに、来年10月に消費税等の税率が引き上げられれば、国民が消費行動をするたびに巻き上げられる税額が上昇することになりますし、消費活動が委縮することは避けられません。そして、それによって経済成長が鈍化すれば、デフレ脱却が遅れ、さらには雇用が損なわれる懸念もあります。
民主主義も民度も未熟な韓国でヘンテコなデモや市民運動が発生するのは仕方がない話ですが、「民主主義が成熟している」(?)といわれているフランスでも、経済が悪化すれば、「黄色いベストを着たデモ隊による破壊活動」、といった変な運動が生じてしまうのです。
それを防ぐためには、民主主義とは非常に脆弱な仕組みであることを、まずはきちんと認識する必要があります。
民主主義が機能するためには、国民の知的水準が高いことと、国民の生活が安定していることの、2つの条件が必要です。日本はもともと国民の知的水準が高い国ですが、不況などによって国民生活が苦境におちいれば、容易に変な政権が誕生してしまいかねません。
2009年8月の悪夢を、私たちはよもや忘れてはなりません。
日本に変な政権が成立しないためには、やはり経済をしっかりと立て直さなければならないのであり、それを阻む財務省という組織を、何とか解体に追い込むことが必要なのです。
財務省を解体に追い込むためには、私たち有権者がマトモじゃない政治家(たとえば立憲民主党や日本共産党などの議員)を全員落選させ、しっかりとマトモな政治家を選んで国会に送り込むことが必要です。
マトモな政治家を選ぶためには、野党議員の不祥事を絶対に報じようとしないマスコミ各社(とくに朝日新聞)の影響力を削ぐために、私たち日本国民が賢くなり、変な報道を続ける新聞を購読せず、変な報道を続けるテレビを見ないようにする必要があるのです。
そして、変な報道を続けるメディアを見ないようにするためには、正論を主張し、それを地道に主張し続けるよりほかに方法はありません。
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そういうわけで、読者の皆さまにはどうか引き続き当ウェブサイトをご愛読頂きますとともに、コメント欄にお気軽にコメントを打ち込んで下さると嬉しいと思っているのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
〉これを受けて、今週、フランス政府は「燃料税の増税」を表明。いわば、マクロン氏が暴力的なデモ隊に屈した格好となっています。
これを受けて、今週、フランス政府は『燃料税増税の延期』を表明。
だと思います。
延期ではなく断念になっています。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&rct=j&url=http://news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/15698265/&ved=2ahUKEwiNyJvH9o7fAhXIVbwKHWwfBK0QqUMwAXoECAgQCQ&usg=AOvVaw3pUAKqRMk0GvDnTq2ERWPd&cf=1
毎々の執筆、ありがとうございます。
燃料税の増税はマクロン大統領の選挙公約だったと思うのですが、今回のデモは、言われてみれば確かに、蝋燭デモにソックリですね。ただ、全東京知事 舛添氏は「フランスは社会主義的な部分が多い」と何かで話していた様な覚えがあります。
(曖昧な記憶で申し訳ない)
増税の幅はガソリンの場合、0.065ユーロ/リットルだったと記憶しているのですが、
既に消費税相当額が20%で、ここ最近の燃料が15%程値上がりしている様なので、
運送業(黄色いベストを着る必要がある)中心にデモに発展したのでしょう。
「イヤなら電気自動車に乗れば良い」的な発言があったそうですが、
輸送業の方達にしてみれば、重い荷物を載せてどこまで走れるかわからない(=理解されていない)状況では、それもやむを得ない様な気もします。
小生、電気自動車を所有していますが、確かに維持費は安いです。
年間10万円でお釣りが来ます。(充電代含む)
俯瞰的に見れば、新宿会計士様のご指摘通り、ユーロ圏の矛盾がユーロ各国(除、独)を苦しめているのでしょう。
それもあって、ルノーが日産を統合しようとしたのかも。
この様子では、まだまだ離脱国家が増え、最終的には解体なのかなと思えてきます。
失礼致しました
フランスの暴動で車が燃えている写真とか見て
「フランスどうなってしまうん」と思ったけど
一人当たりGDP見ても暴動を起こすようなレベルに見えない・・・
39,869◆フランス
39,735◆イギリス
38,440◆日本
31,984◆イタリア
29,891◆韓国
28,359◆スペイン
一部に不満が溜まっているのは確実なんだろうけど
民主主義は優れたシステムではあるが、おかしな事が全く起きないわけでは無い。
6割の強者と4割の弱者がいたら4割の弱者を切り捨てる事も可能
フランスは労働人口の2割を占める高給取りの公務員がいて、正社員がいて、派遣などの労働者、移民などが身分制度的?だから、底辺的な人が怒っているのかと思ったらフランスの相対的貧困率は日本よりまともなんだよなぁ
「民主主義を捨てた」と言うよりは、「民主主義」からの~「衆愚政治」の始まりではないでしょうか
日本が同じ状況にならないためには、個々が以下のことわざが示す注意や予防を怠らないのも良いかもしれないですね。
盗人猛々しい
盗人に追い銭
盗人にも三分の理
盗人の昼寝
泥棒を捕らえて縄を綯う
盗人を捕らえて見れば我が子なり
・・・あれ? 一部の言葉を置き換えると、どこかの政党や国のパターンに似てるかも。。。
エマニュエル・トッドはフランスの状況を『グローバリズムが世界を滅ぼす』の中で、自由貿易の進行による社会格差の拡大と、エリートの劣化の二つの問題があると指摘しました。2014年の出版ですが、今日のフランスの惨状を予言していたと思います。この本の文脈から、2016年の大統領選挙でトランプ大統領が反グローバリズムと自由貿易の制限である「アメリカ・ファースト」を掲げて勝利したことも予見できるものでした。
ヨーロッパの場合は、英米型のグルーバリズムを押し付けられると同時に、自ら招いたEU(欧州連合)内の自由貿易による格差の拡大という二重苦を背負っている状態にあります。EUの中でドイツだけが一人勝ちし、フランスは負け組に追いやられてしまいました。フランスがEUに留まる限り、負け組から脱却する術はなく、格差は深刻化し続けるでしょう。結局、フランスはユーロ脱退を決意するに至り、それを以てEUは崩壊するでしょう。
イギリスがポンドを捨てなかったのは正しかったし、ブレグジットも正しい選択であると言えます。トランプの保護貿易路線も正しいと言えます。
TPPの場合はどうでしょうか。TPPは通貨統合するような強い連合体ではないので、EUほど深刻な問題は起こらないかもしれませんが、自由貿易の進行が各国内の経済格差を拡大する可能性があります。私の直感では、日本は既に小泉政権の頃からグローバリストによって自由化・規制緩和を進めてきており、それに伴って格差も拡大していて、いまさら米国抜きの自由貿易協定程度では大きな変化は起こらないだろうと思います。しかし、もっと経済規模が小さく経済基盤が脆弱な国々では問題が深刻化するかも知れません。
トランプ大統領は予測困難な変人ですが、ビジネスで大成した人ならではの、プロパーな政治家にはない破壊力と変革力があります。彼は、欺瞞と偽善に満ちたリベラル勢力を公然と愚弄し、ポリティカリー・コレクトネスを嘲笑します。ウォール街に媚びず、グローバリズムに反旗を翻します。国境の重要性を説き、移民を制限します。これまでどの先進国も阿り媚びへつらってきた中国を徹底的に攻撃しています。どれも正しいことです。
トランプが大統領の席にある限り、彼は世界を引っかき回すと思います。ですがそれは世界が再び保護貿易に戻り、それぞれの国の産業を大切に育成し、格差を是正し、社会を安定化させる方向での変化のきしみだと思っています。
リクエストをしてから短期間での取り上げありがとうございます。
私が思うにフランスは既に多人種国家になり旧来のフランス人のアイアンディティでは主権者を纏める事ができなくなったのでは無いかと思っております。
https://ovninavi.com/747apropos/
こちらの記事では生粋のフランス人は25%しか居ないと指摘されており記事通りであればフランス人の民族主義は既に破綻しています。※記事が間違っている可能性もあります注意してください。スペイン内戦の避難民のその後の数字は曖昧ですので。
今回の暴動は煽る人間や誹謗中傷も多々有ったでしょうが、暴動の首謀者が存在せず民衆が自発的に行っておりフランス政府も交渉相手が存在せず四苦八苦しています。この為フランス政府が増税の無期延期で民衆を宥めるのは私は間違ってはいないと思います。
※民主主義で選ばれた政権ですので軍隊投じて鎮圧しても文句は言えないでしょうが、フランス革命からジャコバン派による恐怖政治した御国ですから現政権が恐怖したのかもしれません。
まぁフランス人の民族主義が健在であればとっくの昔に反移民のルペンが政権を奪取されてたかもしれませんので今後のフランス政府の政策を注視していきたいと思います。
コラでしたがギロチン持ち出したイエローベスト運動の写真見た時は「ああやっぱりフランスはフランスのままだな」と思いました。どうせなら本当に持ち出してイエローベスト運動の象徴にしたら現政権は一瞬で野に下るのではと思いました。
壮大な社会実験であるEUが何時破綻するのか、フランスにはフランを、イタリアにはリラの復活を宣言して頂きたいものです。EU規制は2万件を超えるとのことで、ソースが不確かにて中には本当か?と都市伝説もあるようですが、次のようなオモシロ規制が言われています。
・靴用接着剤は2缶まで鍵付きのロッカーで管理せよ
・掃除機の吸引力が強力過ぎてはいけない
・ゴム手袋は洗剤を扱えなければならない
・スーパーで売られるキュウリとバナナは曲がっていてはいけない
・ミネラルウオーターに「脱水症状を防ぎます」と書いてはならない
どのような政体であっても、官僚の肥大化は碌でもないことですが、自己再生産を図るのは何も共産主義に限ったことでは有りません。所詮は、自我の欲望を拡大させる生き物である人間が作っている制度・組織ですから、と悲観的に論じることもできましょう。一方、それ故に、その拡大に歯止めを掛ける動きが出てきている、と現状を見ることもできます。トランプ大統領のアメリカ・ファーストは、EUへの不満噴出、そして最優先課題として、中共チャイナの覇権拡大叩きですね。
なお、マスコミは、米中貿易戦争とか、覇権争い、などとあたかも米中がライバルとして競争しているかのように報道しますが、小生にはアメリカによる「お仕置き」としか見えません。(前日の「事実」と「意見」は興味深い論述で、東北大学の哲学者で故村岡教授の「論証」は「実証」にまさる、との名言を思い出しました。)
サイト主様が述べられた「民主主義の脆弱性」について、プラトンの「国家」から2400年以上経過しても、全く問題点が変わらないことに気付かされます。トクヴィルの「想像上の平等」やら「多数派による圧迫」、オルテガの「大衆の反逆」、或いはハイエクの「合理主義批判」など、先人達の叡智に学ぶことが多いですね。
>> ちなみに私が「国民の敵」と呼んでいるのは「正当な選挙で選ばれたわけでもないくせに、
>> 不当に大きな権力を握り、国益を破壊している勢力」のことですが、財務省と
>> 日本共産党は、私に言わせれば、いずれも「国民の敵」です。
自民党の選挙公約に消費税も財政再建もしっかり明記してあるよね・・
【消費税】
19年10月に消費税率を10%に引き上げる。
19年10月の軽減税率制度の導入に当たっては、基礎的財政収支を黒字化するとの目標を堅持する中で、
【財政再建】
基礎的財政収支を黒字化するとの目標は堅持する。同時に債務残高対国内総生産(GDP)比の安定的な引き下げも目指す。
財務省が力があるのは認めるが、自民党は財務省よりの考え方に見えるから、
「全て財務省が悪いんだ」みたいなのは陰謀論とあまり変わらないような
共産党が日本の敵なのは100%正しいけど。
< 更新ありがとうございます。
< フランスのマクロン大統領は、燃料税増税を延長しました。黄色のベストを着た労働者、デモ参加者はパリの凱旋門や有名観光地などで、時には暴力的な行動をしているのを、動画で見ました。何処にでもいるんだな、あんな連中。
< ところでマクロン大統領は、就任後労働組合の改革や財政削減に取り組んで来たようですが、直近の支持率は26%、、、。たった1年半でここまで落ちるとは、政権維持が厳しいですね。
< ドイツのメルケルも失速中。その「次のエース」と思われていたマクロン大統領だけに、求心力が衰えれば、文字通りEUは危機(もう既にですが)です。
< ところで不勉強な為、マーストリヒト条約の詳細知らなかったんですが、国債の発行残高はGDPの6割に抑えられるとは、財政出動の手段、完全に奪われてますね。諸悪の根源はユーロ。ユーロ圏19国は独自の通貨復活しかないでしょう。ほぼドイツだけ美味しい思い、、。
< パリのデモは凄い動員ですが、また韓国のローソクや、文に対する保守系もデモ頑張ってます(頑張らなくていい)。で、日本の『安倍退陣』はわずか1回のみ。実数1500人ぐらいでしょう。写真繋ぎ合わせたのを見ましたが、端なんぞガラガラ(笑)。嘘つくな日本共産党!5万人発表で実数は30分の1、恥ずかしくないか?
やふー『ごまんといる』という言葉がありますが、漢字にすると『五万といる』ですか?
共産党 これは50000ではありません。
漢字で書くと「巨万といる」で、数が大変に多いことを あらわします。
「巨」という漢字の読みは、「キョ」が漢音で「ゴ」が呉音です。
フランスは革命の国だからね。フランス国家の「ラ・マルセイエーズ」の歌詞もかなり過激。パリのデモはもしかするとフランスの通常運行かもね。さすがにマクロンが断頭台の露と消えることはないだろうけど、権力を失うことはありえる。フランスといえば「自由・平等・博愛」だけど、ここに民主主義はないな~。
>フランスといえば「自由・平等・博愛」だけど、ここに民主主義はないな~。
いえ、革命の権利込みと考えるフランスの行動も立派な民主主義です。
法による主権国家内の秩序維持の保証を何の「権威」でもって行うか
日本:皇室
英国などの立憲君主国:王室
アメリカ:星条旗
北朝鮮(笑):金家血統
ですが、おフランスなどはその権威が明確でないので
革命等の抵抗権でぶっ壊す「権利」を正当化するし、ナポレオンのような権威を明示化する「帝政」というものが現れると思いますよ。
国の行動は各国の伝統に基づいてしか行えません。
日米英仏独伊露中すべてそう。
もちろん韓国もそう。
韓国は金家血統もないし、国家を自身の力で築いたこともない。なんの権威もないね。
非国民様
当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。
非国民様>韓国は金家血統もないし、国家を自身の力で築いたこともない。なんの権威もないね。
その通りと思います。
だからローソク革命してホルホルしているんですよね(笑)
フランスというと共和制と国民国家を創設した国と言えるでしょう。
共和制(大統領制)は私が日本人であるせいか胡散臭い制度だと思います。日本や英国、オランダ等王制の国のほうが安定していると思います。特に韓国は特に再選が出来ないせいか、大統領時代にやりたい放題で、退位したら逮捕されています。
また、国民国家はいままで傭兵どうしの戦争から国民相互の殲滅戦に変化させ世界中に大量殺戮をまき散らしました。
また、フランスはドイツから賠償を得やすくするため、ヨーロッパ共同体を画策し、いやがるドイツを無理やり説き伏せてEUを発足させた由来があります。
韓国はおかしいよね。大統領やめるとみんな逮捕。他の大統領制の国にはないな~。文ちゃんはどういう理由で逮捕されちゃうのかな。
就任したら先代の大統領を逮捕する
退任したら自分が逮捕される
そもそも、そういう制度なのでは?
鱒さんだったかな、『金枝編』の「王殺し」のレベルだと言ってたのは
要は王様は生贄要員なのですよ
天の災いに生贄を捧げて、神の怒りを鎮めるという
命改まり、ロウソク焚いてその革命祝う
それがわかってて大統領になるとはなんと不思議。そんなに大統領職はおいしいのか。
>王制の国のほうが安定していると思います。
タイ式クーデター式次第というのがありましてな・・・・。
「国民の敵」に日教組も加えていただきたく・・・
教育と報道が公正であることが民主主義の要だと思いますが、
日本の教員は政治的な主観が入った思想を子供に押し付け続けています。
たとえば、慰安婦について「事実なのか? 証拠は何か?」と、考察することも悪だと言います。
(旧日本軍は何もかも悪だと決めつけています)
私の祖父は教員でしたが、論理的な考証を否定する日教組を、物凄く嫌っていました。
「このまま教育現場が腐り続ければ、日本は衆愚政治の国家になる」と、よく言っていました。
面白い言葉、諺かな?がありまして、仏も南朝鮮も含めて言える事でw
【貧すれば鈍する】
意味では「人は貧乏になると、利口な人でも愚かになるということ」
孔子も「衣食足りて礼節を知る」を言ったように、ある程度の生活レベルが
保てないと人は屈折してしまうわけでw
心のゆとりを持たせられない政府・政権は滅ぶしかないと言う事でしょうなぁww
Q:「貧すればトンスル」とは?
A:貧しくなったらトンスルを飲むような劣悪な状況に陥るということ
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。
管理人様>民主主義とは非常に脆弱な仕組みであることを、まずはきちんと認識する必要があります。
当方は常日頃民主主義とは「特殊条件でのみ機能する非常に脆弱な仕組み」であると思っており、放置すれば早ければ今世紀半ばまで、遅くても今世紀中には「確実に存在しなくなる」ものと考えているのですが、
民主主義は空気や水のように普遍で永続する強固なシステムと思っている方が多すぎます。
民主主義とは「知性的で改善能力のある主権国家の国民による集合知に基づく国家運営が概ね他のシステムによる国家運営より有利である」条件下で機能するシステムです。
本当にそうであるか今を見渡し、歴史を紐解き、未来の予測を見つめれば、
民主主義とは脆弱なものであることに気づくと思います。
とはいえ、個々でできることは管理人様が記事内で主張する事しかできないのですが・・。
以上です。駄文失礼しました。
アメリカと言う超大国に影響されて民主主義のみ=国民の権利が存在すると言う風に理解されてしまって、現在の政治システムは少々歪んでいるのではないでしょうか?
具体的には政府と市民の関係が羊飼いと羊になっているのだと思います。用は市民が間違った判断を行わない様に政府や政治家は市民を誘導すると言うことです。
昨今の風潮は独裁=悪になっており私は如何かと思います。独裁者(主権者が一人)であっても国家国民の繁栄と安全の保証がなされて居れば別段問題ないと思います。
歴史を紐解けば民主政治で活躍した政治家よりも独裁や寡頭制の政治家の方が多いのですからこの違和感も当然だと思います。
てかどうしてフランスのジャコバン派による恐怖政治の事をマスメディアや民主主義を辛抱する連中が取り上げないのか不思議です。今回の首謀者が居ない暴動やデモなんて正に恐怖政治の下地じゃないですかね。
むるむる様
当方の駄文にコメント賜りありがとうございました。
>民主主義のみ=国民の権利が存在すると言う風に理解
塩野七生氏の「ローマ人の物語」でローマ市民権が国家への忠誠をはたした証明であったものを、
カラカラ勅令により誰でも得られる天与のモノにしたことからローマ市民の衰退がはじまったという記述は今の世の中にも通じるのではないかと思います。
総ての権利は何らかの義務の履行の報酬なのですが、それを天与のモノにしている今の風潮は・・・
正にローマのたどった道を今の人間が歩んでいる証拠ではないでしょうか?
>独裁者(主権者が一人)であっても国家国民の繁栄と安全の保証がなされて居れば別段問題ない
一人で世界帝国まで築いたアレクサンドロスやチンギスハン等が正にそれです。
しかし有能な独裁者が次世代への権力継承を失敗して滅んだり国家を衰退させるのも歴史上に多くあります。
「統治指導者の権力継承が比較的失敗しないこと」が民主主義の大きなメリットではありますが、
この条件は果たして今後も続くのでしょうか??
>フランスのジャコバン派による恐怖政治
「真理は一つ。それ以外は異物として排除する」こういった考えはある意味、一神教の魔女狩りや異端への弾圧に通じるものがあります。
一神教を基にした文化はこういった暗黒面を伴う行動に陥る危険性が常にありますね。
フランスのジャコバン派による恐怖政治もそうですし、アメリカのレッドパージもそう。
ロシア発端のマルクス・レーニンの共産主義など上記暗黒面に毒された典型と思います。
民主主義の定義とその用法について議論、検討する必要があるように思います。
民主主義の対義語は封建主義となるのでしょうか?
政体、社会体制等による分類等もあるかとは思うので、詳しい方ご教授下さい。
さて民主主義と聞いて真っ先に思うのが直接民主制と間接民主制です。
大統領を選ぶ、国民投票をする直接民主制と、代表議員を選挙で選び、議会で首相を選出し、法律を定める間接民主制、アメリカの大統領選の選挙人制度などややこしいもののありますが、概ねこの二つに分類されると考えていいと思います。
現在、世界の多くの民主主義国家では、概ね間接民主制で、大統領(国家元首)の選挙のみ直接民主の制度が取り入れられているように理解しています。
しかし、韓国ではインターネット上で一定の請願が寄せられると政府が対応する定めがあったり、台湾では先の地方議会統一選挙で多数の住民投票が実施されたりと、直接民主制度にかなり近いことが行われているようですし、日本でもいくつかの住民投票の実施例を耳にします。また、全てを国民投票で決定すると主張していた政党が国政に挑戦していた事を記憶しています。
そのような中で個人用情報通信端末の普及と、それらを結ぶ通信網の整備により、従前では考えられなかった形で、国民(住民)の直接投票を安価、迅速に実施できる可能性が高まっており、今後さらに強まっていくでしょう。
民主主義が広まる中で、間接民主制がスタンダードになったのは、直接民主制がコスト、スピードともに現実的でなかったからでしょうか?よって多くの民主主義制度の下で民衆は代議員選挙と世論調査等にその意思を委ね、反映させてきたと考えています。
だけれども、現在においては先に申し上げたとおり、直接民主制を行うシステム的な環境は整いつつあるように思います。
となると、次に問題となるのが仮に直接民主制度を導入するとした場合、どのようなシステムが考えられるのかですが、妄想を勝手に膨らませてゆきますと、間接・直接民主併用性というようなものはどうでしょうか?
国政選挙を行う際に小選挙区が前提になりますが、例えば得票数が45%を超えた場合は委任議員として国会本会議、各委員会での審議参加や投票を認めますが、45%以下の場合は選任議員となり委員会での審議参加は認めますが、各採決は都度選挙区民投票で決める、いっその事国際機関での分担金比率議決権よろしく、全ての議決権を住民数比率にすれば一票の格差問題なども概ね解決されるように思います。
チャーチルは、民主主義は最悪の制度である(ただし、それ以外の制度を除いて)と言ったそうですが、近現代の民主主義制度にはまだ改善、発展の余地があるように思います。
暴論を失礼しました。
epicurian様
当方の駄文にコメント賜りありがとうございました。
epicurian様>民主主義の対義語は封建主義となるのでしょうか?
所説あると思いますが、歴史を鑑として論理展開される保守論客である倉山満氏によると民主の対義語は
神権となるそうです。権威と権力が完全一致し、支配下からの異論を一切認めない政治となります。
古代エジプトのファラオによる統治やオスマン帝国のスルタンカリフ制とかカルヴァン派によるジュネーブ市政などが
あるようです。
ヨーロッパや鎌倉期の封建制は権威と土地支配者間で契約を結び、土地支配者が民衆を支配するので
民主制同様、権威と権力は分離されています。
当方は権力と権威が分離するか否かの論点で見ていますので倉山氏の分類は正しいと思いますが、異論はいろいろありそうです。
>現在においては先に申し上げたとおり、直接民主制を行うシステム的な環境は整いつつあるように思います。
当方としてはインターネットを介しての直接民主制を行うシステムは今の日本はともあれ、構造的に権力によってのフィルタや改ざんができる箇所がいくつもありますので「盲信は禁物」と思います。
>近現代の民主主義制度にはまだ改善、発展の余地があるように思います。
その通りと思います。そして主権者個々の資質を相当レベル上げしないと民主主義の維持はキビシイのではないかと思います。
epicurian様
当方の駄文にコメント賜りありがとうございました。
epicurian様>民主主義の対義語は封建主義となるのでしょうか?
所説あると思いますが、歴史を鑑として論理展開される保守論客である倉山満氏によると民主の対義語は神権となるそうです。権威と権力が完全一致し、支配下からの異論を一切認めない政治となります。
古代エジプトのファラオによる統治やオスマン帝国のスルタンカリフ制とかカルヴァン派によるジュネーブ市政などがあるようです。
ヨーロッパや鎌倉期の封建制は権威と土地支配者間で契約を結び、土地支配者が民衆を支配するので
民主制同様、権威と権力は分離されています。
当方は権力と権威が分離するか否かの論点で見ていますので倉山氏の分類は正しいと思いますが、異論はいろいろありそうです。
>現在においては先に申し上げたとおり、直接民主制を行うシステム的な環境は整いつつあるように思います。
当方としてはインターネットを介しての直接民主制を行うシステムは今の日本はともあれ、構造的に権力によってのフィルタや改ざんができる箇所がいくつもありますので「盲信は禁物」と思いますね。
パーヨクのエ作員 様
いつもコメントありがとうございます。
せっかくいただいたコメントが誤ってスパムに振り分けられていましたので、手動で回復しております。大変ご迷惑をおかけしました。
(最近、1日に1回はこういうことが発生してしまいます。大変申し訳ございません。)
引き続き当ウェブサイトのご愛読とお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
いつも勉強させて頂いてます。
民主主義が未来永劫続かないというのは説得力ありますね。
WW2終結から、場所によりますが、まあまあ平和な時代が70年少々
そろそろ次の大規模な波乱が世界を襲う頃かも知れませんね。
私はアホなんで、頭で考えてることを口にも出さずにコメント欄に書くと
散文的になっちゃう質なんで、具体的な事は何も書けませんが…。
未来永劫どころか、2101年には「AI大統領:HAL9001日本太郎」が出現。愚民民主主義などにはとっくに決別。日本国民の生活最適化計算を朝飯も食べずにやってのけてます。政策立案から金融、経済、外交、軍事まですべておまかせ。各国首脳AIどうしが衛星回線で計算会談。人間はAIの命ずるまま動作すればよし。反抗するヤカラはソイレントグリーンに。ロボットと「人民解放軍」との小競り合いが風物詩程度に繰り返されますが、これも人間の闘争本能のガス抜きにAIがプログラミングしたものにすぎず、世界の人口や食物や環境は適切に保たれ、太陽はまだ50億年は燃え、地球は明日も静かに回るのです。
https://www.youtube.com/watch?v=DeGkiItB9d8
ソレナンテ火の鳥未来編・・・。
そして、人間が介在しない場合に比べ多発するエラーの多さにAIは人間から仕事と報酬を取り上げ(働かざる者食うべからずですから)食うに困る人間が犯罪に手を出すたびに一人一人社会復帰できる見込みがない人間を処理していくのでした。
「24時間365日働けず、一人前になるのに20年以上掛かるくせに仕事の処理能力を継続的に1年半で倍のペースで能力増加ができないこいつらはなんと「不経済な存在」なのだろう」(by HAL9001日本太郎)
当方が予想する民主主義終了後の一例です(怖)
フランスのデモを暴力デモと言いきっちゃってるけど
5%くらいが暴走しただけじゃないのかなぁ。これ見るとそんな気がする
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Les_gilets_jaunes_%C3%A0_Verdun.webm
日本でもハロウィンで渋谷で車ひっくり返すような暴走した奴がでてくるから、
人数が多くなればごく一部に暴走する奴が出ても不思議でないが、
そのごく一部は全体に対する本質ではないと思う
今回のフランスのデモは暴動とするには被害の規模が少ないと思います。全体的には非暴力的なデモであり、一部が暴徒化しただけではないでしょうか。
デモが民主的かどうかという観点で言えば、私は表現方法の一つとしてあっても構わないと考えます。
あくまでも暴力を伴わない平和的なデモに限ってです。
デモ隊が暴徒化した時点で、自分たちの主張を通すために無関係な第三者の生命や財産を人質や見せしめにする訳です。これは明らかに民主的ではありませんし、政権には取り締まる義務が発生します。
デモが暴徒化しないなら、特段に被害は無いのですから、政策を変更するもしないも政権が判断する事です。
フランスのデモについては、暴動を臭わせる雰囲気があったものの十分に抑制されていたと思います。国旗が多く見られた事からデモ参加者の意識は破壊的なものとは思えませんし、全面的な暴動になる可能性は低かったのではないでしょうか。
つまり民主主義の否定ではなく、エリートのマクロンが有権者の割合からすれば少数のデモに怖気づいて、エリート優遇に挫折したというだけの話ではないでしょうか。
フランスと韓国のデモの違いは、対象となる政策が過去に行われたものかこれから実施されるものかの違いだと思います。
さらに言えば韓国のデモ参加者の意識なんて元大統領や占い師の娘への嫉妬に過ぎません。以前から言われるスプーン階級論です。デモの目的に民主的な要素がありません。
最後に、仮に選挙で選んだ大統領だとしても途中で牽制したり引きずりおろす必要があるというケースはあるでしょう。公約と違う政策や公約通りなのだがその悪影響が明らかになった政策などを進行させるというような場合などです。リコールの手段では間に合わない事が想定されます。
それを止めるためのデモは有権者にとっての一つの選択肢であるべきです。
例として、第二次大戦時についてルーズベルトは非参戦を公約して再選されたにも関わらず当初から参戦への工作を行いました。その工作に乗せられる形で日本は真珠湾攻撃を行い、ルーズベルトの思惑通りにアメリカ世論は誘導されました。
当時の民意、違憲性、国益への影響を考慮すると、もしもこの工作が途中で明るみに出ていたならデモをしてでも引きずり下ろすべき案件だったのではないかと思います。
昨日治安部隊に装甲車が配備されましたが
この車両にはフランス国旗ではなく
EU旗が貼られている、との事。
https://mobile.twitter.com/PrisonPlanet/status/1071476648120328192?
暴動者とされる側がフランス国旗を振りかざし
フランス政府側が他国旗を掲げてる、ですって。
因みにマクロン氏「真のEU軍を作ろう」ですって。
http://www.afpbb.com/articles/-/3196442?cx_amp=pic_next&act=all
プラハの春のフランス版?
EUは別名ドイツ第四帝国だから正しいですよね(笑)